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JP2010145649A - ガイドチューブ、ガイドチューブ装置および内視鏡システム - Google Patents

ガイドチューブ、ガイドチューブ装置および内視鏡システム Download PDF

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JP2010145649A JP2008321480A JP2008321480A JP2010145649A JP 2010145649 A JP2010145649 A JP 2010145649A JP 2008321480 A JP2008321480 A JP 2008321480A JP 2008321480 A JP2008321480 A JP 2008321480A JP 2010145649 A JP2010145649 A JP 2010145649A
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Abstract

【課題】内視鏡の挿入部8が挿入されるガイドチューブにおいて、繊毛への加振力の低減を抑制することのできるガイドチューブを提供する
【解決手段】ガイドチューブ10は、管体24と、管体24の外周部に設けられた、管体24の長手方向に傾斜した多数の繊毛31から構成された繊毛部30と、管体24の内側に挿入された内視鏡の挿入部8を押圧する押圧機構としての袋体41、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガイドチューブ、ガイドチューブ装置および内視鏡システムに関する。
内視鏡装置は、使用者が直接目視することができない狭い空間を介して外部とつながっている内部の目標を観察する目的等で広く用いられている。内視鏡装置は細長い挿入部を有し、挿入部の先端部にはCCD等の撮像部が配設されている。使用者は、その挿入部を目標位置まで挿入し、CCDによる先端部からの視野で目標を観察する。
内視鏡は、医療分野だけに限らず、工業分野においても利用され、さらに最近では災害現場等のレスキュー現場においても、被災者等の救出のためにも利用されている。
狭い空間を経由して、内部の目標位置まで、内視鏡の細長い挿入部の先端部を挿入することは、使用者にとって容易ではないことがある。これは、挿入部と周囲の壁等との接触抵抗により、挿入部を挿入することが困難となることがあるからである。
そこで、内視鏡の挿入部の外周部に繊毛テープを巻回した挿入部を振動モータにより振動すると、周囲との摩擦力により挿入部の長手方向に進む、いわゆる自走式内視鏡装置が提案されている。
伊崎和也、他、第11回ロボティクスシンポジア講演論文集(繊毛移動機構によって駆動する能動索状体の開発)、日本、2006年3月16日、 414頁−419頁。
しかし、内視鏡自体に繊毛テープ等が設けられるため、異なるタイプの内視鏡を利用して観察等をしたい場合には繊毛テープ等の付いた別の異なるタイプの内視鏡を別途用意しておき、ユーザは、再度目標位置まで挿入しなければならない。よって、タイプ別に複数の自走式内視鏡装置を事前に用意しておかなければならないというコスト増のおそれがあった。また、内視鏡を再度振動させながら挿入させなければならないという作業性の低下のおそれもあった。
そこで、内視鏡の挿入部等が挿入されるガイドチューブにおいて、繊毛への加振力の低減を抑制することのできるガイドチューブ、そのガイドチューブを有するガイドチューブ装置およびそのガイドチューブを有する内視鏡システムが望まれていた。
本実施態様にかかるガイドチューブは、管体と、前記管体の外周部に設けられた、前記管体の長手方向に傾斜した多数の繊毛から構成された繊毛部と、前記管体の内側に挿入された部材を押圧する押圧機構と、を有する。
本実施態様によれば、内視鏡の挿入部等が挿入されるガイドチューブにおいて、繊毛への加振力の低減を抑制することのできるガイドチューブ、そのガイドチューブを有するガイドチューブ装置およびそのガイドチューブを有する内視鏡システムを提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態の内視鏡システム1、第1の実施の形態のガイドチューブ10、および、第1の実施の形態のガイドチューブ装置20について説明する。なお、以下、内視鏡システム、ガイドチューブ、およびガイドチューブ装置を内視鏡システム等という。
図1は本実施の形態の、いわゆる自走式のガイドチューブ装置と組み合わせて使用される内視鏡装置の外観を示す外観図である。図2は本実施の形態のガイドチューブ装置の外観を示す外観図である。図3は本実施の形態の内視鏡システムの外観を示す外観図である。図4は本実施の形態の内視鏡システムの構成を表す構成図である。
図1は、本実施の形態のガイドチューブ装置20と組み合わせて使用される内視鏡装置2を示している。内視鏡装置2の基本構成は汎用の内視鏡装置と同様であり、本体部3と、内視鏡操作部7と、細長い挿入部8とを有する。挿入部8の先端部8Aには撮像部であるCCD9が配設されている。本体部3には電力を供給する電源部4と図示しない各種処理基板等から構成された処理部3A(図4参照)とが内蔵されている。そして、内視鏡画像等を表示する表示部であるLCD5は本体部3と着脱自在に配設されており、LCD5は本体部3の電源部4から電力の供給を受けて動作する。さらに、内視鏡装置2では電源部4はLCD5に電力を供給するだけでなく、ガイドチューブ装置20にも電力を供給するために送電コネクタであるコネクタ6を有する。コネクタ6は、電源部4からの送電線4Eを分岐する構造を有している。すなわち、内視鏡装置2は汎用の内視鏡装置のLCD5へ電力を供給する送電コネクタを、分岐構造を有するコネクタ6に取り替え、LCD5への送電線5Aをコネクタ6と接続したものである。
一方、図2に示すガイドチューブ装置20は、ガイドチューブ10とガイドチューブ操作部12とを有する。ガイドチューブ10は、内視鏡装置2の挿入部8が挿通可能な内径の挿通孔24Aを有する管体24を、いわゆる芯とする細長い形状であり、管体24の外周部には多数の繊毛31を有する繊毛部30が設けられている。繊毛部30は、繊毛テープを管体24の周囲に巻回することによって設けられる。なお、図面上では、繊毛31自体は図示されていない。
繊毛テープの繊毛31は、例えば、径0.01mm、繊毛長7〜10mmのナイロン製で、約2500本/cmの密度で形成されている。そして、所望の角度、例えば60度に傾斜した繊毛テープは、直立した繊毛31を有する繊毛テープを、繊毛が傾斜し変形した状態で、繊毛31の材料の熱可塑変形温度以上の温度での加熱処理および降温処理を行うことで得ることができる。なお、繊毛31は柱状構造体であれば、金属線、金属板等の無機物であってもよい。
そして、傾斜した繊毛31を有する繊毛テープを、管体24に巻回することで、管体24の長手方向に傾斜した繊毛31を有する繊毛部30が形成される。ここで、ガイドチューブ10を先端方向に自走するためには、繊毛31は基端部方向に傾斜していることが好ましい。なお、繊毛テープの長手方向に傾斜した繊毛31は、管体24に螺旋状に巻回されると、管体24の長手方向からは螺旋角分だけ傾きを有することになる。すなわち、繊毛31の傾斜方向は管体24の長手方向と完全に一致している必要はなく、長手方向成分を有していればよく、例えば管体24の長手方向から45度程度、傾斜していてもよい。
ガイドチューブ操作部12は電力を受電するための受電コネクタであるコネクタ15と電源線15Aを介して接続され、スイッチ部13の操作により信号線12Aを介して接続された振動部29の振動モータ21を駆動する。なお、ガイドチューブ操作部12には内視鏡操作部7に着脱するための固定治具12Bが配設されている。
さらに、ガイドチューブ10の基端側は、固定治具12Bに固定されている。固定治具12Bを、手元側から見るとガイドチューブ10の挿通孔24Aが露出しており、ユーザは、内視鏡の挿入部8を挿入できるようになっている。
さらにまた、後述するように、管体であるガイドチューブ10の内側に設けられた袋体に気体を供給するための管路12Cが、ガイドチューブ操作部12とガイドチューブ10間に設けられている。
ガイドチューブ操作部12内には、管路12Cに気体を供給するための電動ポンプ12D及び、電動ポンプ12Dの動作を制御する押圧制御部12Fを含む。そして、上述したスイッチ部13と共に、押圧制御用の操作スイッチ13Aが、ガイドチューブ操作部12に設けられている。スイッチ13Aは、押圧制御部12Eに接続されており、トグルスイッチ等であるスイッチ13Aの操作信号が、押圧制御部12Eに供給されるようになっている。
また、管路12Cには、管路12C内の圧力を計測するための圧力センサ12Fが設けられており、圧力センサ12Fの出力は、押圧制御部12Eに供給される。
図5は、ガイドチューブ10の内側に設けられた袋体を説明するための図である。図5に示すように、ガイドチューブ10の内側には、袋体41が接着剤等の固定手段により固定されている。その袋体41の一端には、電動ポンプ12Dからの気体の供給あるいは袋体41の内部からの気体の吸引のための管路12Cが固定されている。管路12Cの一端は、袋体41に接続され、他端は、電動ポンプ12Dに接続されている。袋体41は、摺動性の良いフッ素ゴム、又は表面がフッ素コートされたシリコンゴムからなる。
そして、図3に示すように、内視鏡システム1は、ガイドチューブ装置20と内視鏡装置2とを一体化することにより構成されている。すなわち、内視鏡装置2の挿入部8は固定治具12B側からガイドチューブ10の挿通孔24Aに挿通され、ガイドチューブ装置20のガイドチューブ操作部12は固定治具12Bにより内視鏡装置2の内視鏡操作部7に固定される。ガイドチューブ装置20の受電コネクタであるコネクタ15は内視鏡装置2の送電コネクタであるコネクタ6と接続されている。なお、送電コネクタは内視鏡操作部7に配設されるようにしてもよい。
次に、図4に示すように、ガイドチューブ操作部12は振動を制御する振動制御部14と、振動する振動モータ21を選択するスイッチ部13と、さらに上述したように、押圧制御部12Eと、電動ポンプ12Dと、スイッチ13Aとを有する。ガイドチューブ装置20は管体24の長手方向に間隔をおいて配設された複数の振動モータ21のうち、スイッチ部13により選択された一部の振動モータ21のみを駆動可能である。すなわち図4に例示したガイドチューブ10の振動モータ21は、基端部側の振動モータ群21Aと、中央部の振動モータ群21Bと、先端部側の振動モータ群21Cとに大別され、それぞれの振動モータ群毎に駆動することができる。それぞれの振動モータ群は、n個(n≧2の整数)の振動モータ、例えば、21A1〜21Anにより構成されている。このため、内視鏡システム1等では、使用者はガイドチューブ10の一部を選択的に振動することができる。
なお、振動制御部14と押圧制御部12Eは、両方の機能を有する1つの制御部で構成するようにしてもよい。
内視鏡システム1は、内視鏡の挿入部8の外径がガイドチューブ10の挿通孔24Aの内径よりも小さく、挿入部8がガイドチューブ10の挿通孔24Aに挿入できるように、構成されている。しかし、挿入部8が挿入された状態で、ガイドチューブ10を振動させて、ガイドチューブ10を自走させるとき、挿通孔24Aの内壁に挿入部8が接触等して、繊毛31への加振力が妨害され、所望の自走力が得られない場合がある。
そこで、本実施の形態によれば、ガイドチューブ10内に膨張可能な袋体41を設け、ガイドチューブ10を振動させて自走させるときには、袋体41を膨張させて挿入部8を押圧する。これにより、ガイドチューブ10の振動時に、ガイドチューブ10の内壁に挿入部8が不規則に継続的に接触等することが無くなる。袋体41が、管体24の内側に挿入された内視鏡の挿入部8を押圧する押圧機構を構成する。
図6は、ガイドチューブ10内において、袋体41が膨張していない状態を示す、内視鏡の挿入部8が挿通されたガイドチューブ10の断面図である。
外周部に繊毛部30を有する管体24の内周面に、袋体41が設けられている。袋体41は、管体24の軸方向に沿って接着剤等により、管体24の内周面に固定されている、内部に気体を導入可能な空間を有する。
袋体41の内部に気体が導入されていない状態では、図6に示すように、挿入部8は、管体24内に挿入可能なように、管体24の内壁に対して固定されていない。
図7は、ガイドチューブ10内において、袋体41が膨張した状態を示す、内視鏡の挿入部8が挿通されたガイドチューブ10の断面図である。
袋体41の内部に気体が導入されて膨張した状態では、図7に示すように、挿入部8は、袋体41によって管体24の内壁に向かって対して押圧され固定される。
従って、図6の状態で、内視鏡の挿入部8をガイドチューブ11内に挿通し、挿通し終わった後に、袋体41の内部に気体を導入して袋体41を膨張させて、挿入部8を押圧してガイドチューブ10の内壁に対して押圧して固定する。図7の状態ではガイドチューブ10が振動したときに挿入部8がガイドチューブ10の内部で固定されているので、挿通孔24A内で挿入部8が接触等することがない。よって、ガイドチューブ10を振動させると、繊毛31に加振力が十分に与えられて、ガイドチューブ10を目標に向かって適切に自走させることができる。
袋体41を膨張させるときは、ユーザは、スイッチ13Aをオン側にすることによって、電動ポンプ12Dが、空気等の気体を管路12Cを介して袋体41に供給するように動作する。管路12C内の圧力は、圧力センサ12Fにより測定されているので、所定の圧力になると、押圧制御部12Eは、電動ポンプ12Dの動作を停止する。
また、ユーザは、スイッチ13Aをオフ側あるいは吸引側にすることによって、気体を袋体41から吸引するように電動ポンプ12Dを動作させることができる。気体の吸引動作の停止も、圧力センサ12Fの検出値に基づいて、押圧制御部12Eが判定し、電動ポンプ12Dの動作を停止する。
以上のように、本実施の形態の内視鏡システムによれば、ガイドチューブが自走式の場合に、内部に内視鏡の挿入部が挿通されている状態であっても、所望の自走力を得ることができる。
なお、上述した例では、押圧機構を構成する袋体内には、気体が導入されたが、液体でもよい。
さらになお、災害現場等においてガイドチューブを目標位置まで挿入した後は、別の種類の内視鏡を用いて観察を行いたい場合は、上述したようにガイドチューブ内の袋体内の気体を吸引して、内視鏡挿入部を抜き取った後に、別の内視鏡の挿入部をガイドチューブ内に挿入する。ユーザは、このような簡単な作業で、別の内視鏡により観察等を行うことができる。
また、ガイドチューブ10の先端部において内視鏡の挿入部8を固定するために、ガイドチューブ10の先端部に締め付け機構を設けてもよい。図8と図9は、ガイドチューブ10の先端部に設けられた締め付け機構の例を説明するための断面図である。
図8は、ガイドチューブ10の先端部に設けられた締め付け機構が、挿入部8を締め付けていない状態を示す断面図である。図9は、ガイドチューブ10の先端部に設けられた締め付け機構が、挿入部8を締め付けている状態を示す断面図である。
ガイドチューブ10の先端部には、樹脂等からなる筒体51が取り付けられる。筒体51は、先端側の管壁の厚さが薄い筒状の形状であって、筒体51の軸に平行な方向に筒体の51の円周面上に先端側から複数の切り込み部(図示せず)言い換えると複数のスリットを有する。略円筒形の筒体51の先端側の外周部は、先端側が切り取られた円錐形状を有し、ガイドチューブ10が固定される基端側から中央部までの外周部には、螺子が切られている。
その筒体51の外周側には、筒体51の表面に形成された螺子山に螺合するように、内周側に螺子が切られた筒体52が設けられている。樹脂等からなる略円筒形の筒体52の先端側の外周部は、先端側が切り取られた円錐形状を有する。筒体52の先端側は、内径が先端側に向かって徐々に小さくなるように構成されている。筒体51と筒体52は、所謂ボルトとナットの関係を有する。筒体51と52が締め付け機構を構成する。
図8は、締め付け機構が、挿入部8を締め付けていない状態を示し、筒体51の先端部が、筒体52の先端部によって内径方向に押されていない。よって、筒体52は、挿入部8の外周部を押していない。
図9は、締め付け機構が、挿入部8を締め付けている状態を示す。ユーザは、筒体52を回すことにより、筒体51の先端部が、筒体52の先端部によって内径方向に徐々に押され、筒体51の先端側の内周部が、筒体52によって押圧されている。その結果、挿入部8は、筒体51に、すなわちガイドチューブ10に対して固定される。
従って、ユーザは、内視鏡の挿入部8を、ガイドチューブ10内に挿入した後、締め付け機構を用いて、挿入部8をガイドチューブ10の先端部においても固定することができる。
なお、この図8と図9を用いて説明したガイドチューブの先端部における締め付け機構は、以下に説明する他の実施の形態においても同様に適用することができる。
(第2の実施の形態)
図10と図11は、第2の実施の形態に係る押圧機構を説明するための断面図である。図10は、ガイドチューブ10内に挿入された内視鏡の挿入部8を押圧して固定する押圧機構としての螺子が内視鏡の挿入部を押圧していない状態を示す断面図である。図11は、螺子が内視鏡の挿入部を押圧している状態を示す断面図である。螺子61は、ガイドチューブ10の管体24の管壁部に対して直交する方向(すなわち管体24の軸)に向かって、管壁部に設けられた螺子孔(図示せず)に螺合するように設けられる。
管体24に設けられた押圧部材である螺子61は、ガイドチューブ10の軸方向に沿って、所定の間隔を置いて複数箇所に設けられる。螺子孔は、ガイドチューブ10の先端部、及び振動モータのある部分に設けられるのが好ましい。ユーザは、挿入部8をガイドチューブ10の挿通孔24Aに挿入した後、螺子61の管体24内側の先端部が、挿入部8に当たって押圧するまで各螺子61を回す。押圧部材である螺子61の先端部が十分な力で内視鏡の挿入部8の外周部を押圧することによって、挿入部8をガイドチューブ10に対して固定することができる。
本実施の形態の押圧部材は管体24に設けられた螺子61であり、ユーザは、ドライバだけで固定作業ができるので、挿入部8のガイドチューブ10に対する固定を簡単に行うことができる。
上記の例では、押圧部材として、螺子61の代わりに、バネ部材を用いてもよい。図12と図13は、押圧部材がバネ部材の例を示し、図12は、バネ部材が内視鏡の挿入部を押圧していない状態を示す断面図である。押圧部材としてバネ部材62の一端が、管体24に設けられた開口部10aの管壁部に固定され、他端は、可動端である。
バネ部材は、断面形状がコの字状の板状のバネ部材であり、弾性変形をする部材、例えば樹脂部材、金属部材からなる。図12に示すようなバネ部材62が、管体24に設けられた複数の開口部10aに、複数個設けられる。開口部10aは、ガイドチューブ10の先端部、及び振動モータのある部分に設けられるのが好ましい。
図13は、バネ部材が内視鏡の挿入部を押圧している状態を示す断面図である。バネ部材62の自由端部62Cを、管体24の内部へ、ユーザが指等で押し込むことにより、バネ部材62は、その中央部の一部62Aが管体24の内部で、挿入部8の外周部を押圧し、かつ他の一部が、管体24の内周部に係止される状態になる。その結果、挿入部8をガイドチューブ10に対して固定することができる。なお、固定状態を解除する場合は、ユーザは、自由端部62Cを指等で外側に引き出すことにより、バネ部材62は変形し図12の状態に戻すことができる。
本実施の形態の押圧部材は管体24に設けられたバネ部材であり、ユーザは、その一端を押し込むだけで固定作業ができるので、挿入部8のガイドチューブ10に対する固定を簡単に行うことができる。
さらに押圧部材の他の例として、回動部材を用いてもよい。図14から図16は、押圧部材が回動部材の例を示し、図14は、回動部材が内視鏡の挿入部を押圧していない状態を示す断面図である。図15は、回動部材が内視鏡の挿入部を押圧している状態を示す断面図である。図16は、回動部材を含むガイドチューブの平面図である。
押圧部材として回動部材63は、管体24に設けられた開口部10aにおいて、回動可能に設けられている。回動部材63は、くの字状に途中が折れ曲げられた硬い樹脂等からなる部材であり、一端側は、操作片部63Aであり、他端は、作用片部63Bを有する。回動部材63は、中央に、開口部10aに設けられた軸部材63Cを通すことによって、軸部材63Cの軸周りに回動可能になっている。図14に示すような回動部材63が、管体24に設けられた複数の開口部10aに、複数個設けられる。この場合も、開口部10aは、ガイドチューブ10の先端部、及び振動モータのある部分に設けられるのが好ましい。
ユーザは、内視鏡の挿入部8を管体24に挿入するときには、回動部材63を図14の状態にしておく。挿入部8の挿入が終了したら、回動部材63の操作片部63Aを開口部10a側に、指等で倒すことにより、回動部材63は、回動し、作用片部63Bが挿入部8の外周部を押圧して固定する状態になる。その結果、挿入部8をガイドチューブ10に対して固定することができる。なお、固定状態を解除する場合は、ユーザは、操作片部63Aを開口部10aから離すように指等で外側に引き出すことにより、回動部材63を回動させ図14の状態に戻すことができる。
本実施の形態の押圧部材は回動部材であり、ユーザは、その一端を回動させるだけで固定作業ができるので、挿入部8のガイドチューブ10に対する固定を簡単に行うことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、押圧機構としての押圧部材により、ユーザは、簡単に、内視鏡の挿入部をガイドチューブに対して押圧して固定することができる。
(第3の実施の形態)
図17と図18は、第3の実施の形態に係る押圧機構を説明するための断面図である。図17は、ガイドチューブ10A内に挿入された内視鏡の挿入部8を押圧して固定する押圧機構としての物理的に塑性変形する管体24の内壁部が、挿入部8を押圧していない状態を示す断面図である。図18は、物理的に塑性変形した管体24の内壁部が、挿入部8を押圧している状態を示す断面図である。ガイドチューブ10Aは、外周部に対する外力により、形状が塑性変形する材質の管体である。塑性変形する材質としては、アルミニウム、SUS(ステンレス)、黄銅等である。従って、ガイドチューブ10Aは、これらの材質の板材を加工して管状部材として形成されたものである。
ガイドチューブ10Aが部分的に外側から押圧されることによって塑性変形し、ガイドチューブ10Aの内周面が内視鏡の挿入部8の外周部を押圧することによって、挿入部8はガイドチューブ10Aに対して固定される。
ガイドチューブ10Aへの外力の与え方としては、ユーザが足で踏みつけることでもよし、ハンマー等で叩くことでもよい。
さらに、ポンチ等の工具を用いて、ガイドチューブ10Aを局所的に塑性変形させるようにしてもよい。図19は、ガイドチューブを局所的に塑性変形させた場合の例を説明するための断面図である。
図19に示すように、ポンチ等の工具を用いることによって、ユーザは、ガイドチューブ10Aの外周部に窪み71を形成することができる。
図18及び図19において、塑性変形される部分は、ガイドチューブ10の先端部、及び振動モータのある部分であるのが好ましい。
また、管体24の全体を塑性変形してもよりし、部分的に複数箇所を塑性変形してもよい。
ユーザは、足や工具等を用いて、ガイドチューブ10Aの外周部に複数箇所、外側から押圧した部分を形成すれば、挿入部8のガイドチューブ10に対する固定をすることができる。
なお、管体自体を全体にあるいは部分的に形状記憶合金で形成し、温度を利用して、塑性変形できるようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
第3の実施の形態では、ガイドチューブ自体が塑性変形する材質であったが、本実施の形態では、ガイドチューブ自体は物理的な塑性変形せずに、ガイドチューブが内径方向に収縮するように変形して内視鏡の挿入部を固定する。
図20から図22は、ガイドチューブの周囲に塑性変形する複数の塑性変形部材を設けた第1の例を説明するための図である。図20は、塑性変形部材が塑性変形する前の状態を示す断面図である。図21は、塑性変形部材が塑性変形した後の状態を示す断面図である。図22は、複数の塑性変形部材がガイドチューブの周りに設けられている状態を示す部分外観図である。
図22に示すように、所定の間隔をもって、ガイドチューブ10Bの複数箇所に、塑性変形部材としてのC型部材72が取り付けられる。ガイドチューブ10Bは、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等からなる。C型部材72は、ガイドチューブ10Bの周囲を囲むように、ガイドチューブ10Bに取り付けられる金属部材である。C型部材72は、ガイドチューブ10Bの先端部、及び振動モータのある部分に設けられるのが好ましい。
内視鏡の挿入部8を管体24に挿入するときは、C型部材72は、図20の状態である。挿入部8の挿入が終了すると、C型部材72の内径が小さくするような外力を、ペンチ等により加えて、C型部材72を図21の状態にする。図21の状態では、C型部材72は、その形状を維持するため、内側にあるガイドチューブ10Bは、C型部材72による押圧により、外周部から縮められる。その結果、挿入部8は、ガイドチューブ10Bの内周面により押圧されて、ガイドチューブ10Bに対して固定される。
以上のように、図20から図22に示したような、塑性変形する部材をガイドチューブの周囲に1又は複数設け、その部材を塑性変形させることによって、内視鏡の挿入部をガイドチューブに対して固定することができる。
なお、押圧機構としてのC型部材72に形状記憶合金を用いて、温度を利用して、C型部材72を塑性変形させるようにしてもよい。
図23と図24は、ガイドチューブの周囲にケーブルタイ等の締め付け部材を設けた例を説明するための図である。
図23は、押圧機構としての結束バンド73が、非結束状態にあるときの状態を説明するための部分外観図である。結束バンド73の一部が、ガイドチューブ10Bの周囲に巻かれており、挿入部8をガイドチューブ10Bに挿入するときは、図23に示す結束バンド73が非結束状態とする。結束バンド73は、例えばエラストマー製の紐状部材である。
挿入部8の挿入が終了すると、挿入部8をガイドチューブ10Bに固定するために、図24に示すように、結束バンド73を結束状態すなわちガイドチューブ10Bを締め付ける状態にする。
図24は、押圧機構としての結束バンド73が、結束状態にあるときの状態を説明するための部分外観図である。結束バンド73の先端部73aを引っ張ることによって、容易にガイドチューブ10Bを外周側から押圧して、挿入部8を、ガイドチューブ10Bに対して固定することができる。結束バンド73は、ガイドチューブ10Bの先端部、及び振動モータのある部分に設けられるのが好ましい。
図25と図26は、紐状部材を用いてガイドチューブ全体の内径を小さくすることによって、ガイドチューブの内周面によって挿入部を押圧する押圧機構を説明するための断面図である。図25と図26に示す押圧機構は、軸方向に沿って切られた筒状のガイドチューブのその切られた辺に沿って設けられた複数の孔に紐状部材により構成される。
図25は、ガイドチューブ10B内に挿入された内視鏡の挿入部8を押圧して固定する押圧機構としての紐状部材が弛緩した状態で、ガイドチューブ10Bの内周面が、挿入部8を押圧していない状態を示す図である。図26は、ガイドチューブ10B内に挿入された内視鏡の挿入部8を押圧して固定する押圧機構としての紐状部材が緊張した状態で、ガイドチューブ10Bの内周面が、挿入部8を押圧している状態を示す図である。ガイドチューブ10Bは、円周面上で軸方向に平行に、1ケ所が切られた部分を有する、すなわち貫通スリットを有する、略筒状の部材であり、切られた対向する2つ端面10cの近傍に、軸方向に沿って、複数の孔10dが設けられている。図25の状態では、2つの端面10c間には、所定の間隔がある。1本の紐状部材74が、2つの端面10cを交互にかつ複数の孔10dに通るように、設けられる。紐状部材74の一端には、結び目1eが形成されており、紐状部材74の一端が孔10dから抜けないようになっている。
ガイドチューブ10B内に内視鏡の挿入部8を挿入するときは、ガイドチューブ10Bと図25に示すように、紐状部材74が弛緩した状態である。
また、ガイドチューブ10Bに挿入部8を固定するときは、2つの端面10cが近接あるいは密着するように、紐状部材74の他端を引っ張って、ガイドチューブ10Bの内周面によって挿入部8を押圧する。紐状部材74の一端は、孔10dを通り抜けできないので、他端を引っ張るとガイドチューブ10Bが締め付けられ、図26に示すように、ガイドチューブ10Bの内径が小さくなる。その結果、挿入部8はガイドチューブ10Bに対して固定される。
ガイドチューブ10Bから内視鏡の挿入部8を抜き去るときは、紐状部材74を緩めることによって、ガイドチューブ10Bを、図25の状態に戻すことができる。
以上のように、図25と図26のガイドチューブによれば、紐状部材を緊張させ、ガイドチューブ10Bの内周面が内視鏡の挿入部8の外周部を押圧することによって、挿入部8はガイドチューブ10Bに対して固定される。
なお、ガイドチューブ10Bに設けられる複数の孔10dは、ガイドチューブ10Bの端面10cの全体に亘って設けてもよいし、部分的に、複数箇所に分散して設けてもよい。
さらに、紐状部材も、全ての複数の孔10dに通さなくてもよい。また、紐状部材も1本でなく、複数本用いて、それぞれを分散して孔10dに通すようにしてもよい。紐状部材によって締め付けられる箇所は、ガイドチューブ10Bの先端部、及び振動モータのある部分に設けられるのが好ましい。
図27と図28は、熱収縮を利用して、ガイドチューブ全体の内径を小さくすることによって、ガイドチューブの内周面によって挿入部を押圧する押圧機構を説明するための断面図である。ガイドチューブ10Dは、熱収縮可能な筒状のガイドチューブである。
図27は、熱を加える前の内径が、挿入部8の外径よりも大きい状態を示す断面図である。図28は、熱を加えた後に、ガイドチューブ10Dが収縮してその内径が小さくなり、結果として、挿入部8の外周部をガイドチューブ10Dの内周部が押圧している状態を示す断面図である。すなわち、ガイドチューブ10D自体が熱により収縮し、その収縮したガイドチューブ自体が内周面に挿入部を密着させる。熱収縮させる箇所は、ガイドチューブ10Dの先端部、及び振動モータのある部分に設けられるのが好ましい。
以上のように、本実施の形態のガイドチューブによれば、塑性変形、結束バンド、紐状部材、あるいは熱収縮性、を利用して、ガイドチューブの内径を小さくして、挿入部を押圧してガイドチューブに固定することができる。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態のガイドチューブは、吸引作用によりガイドチューブの内径を小さくすることによって、ガイドチューブの内周面を挿入部に押圧する押圧機構を有するガイドチューブである。
図29から図31は、ガイドチューブ内の空気を吸引して、ガイドチューブ全体の内径を小さくすることによって、ガイドチューブの内周面によって挿入部を押圧する押圧機構を説明するための断面図である。ガイドチューブ10Eの押圧機構は、軸方向に沿って切られて貫通スリットを有する略筒状のガイドチューブのその切られた貫通スリットに沿って設けられた伸縮性の膜部材を含んで構成される。
図29は、ガイドチューブ10E内に空気が入り込んでおり、ガイドチューブ10Eの内周面が、挿入部8を押圧していない状態を示す図である。図30は、ガイドチューブ10E内から空気が吸引されて、ガイドチューブ10Eの内周面が、挿入部8に密着して押圧している状態を示す図である。図31は、内部の空気が吸引されたガイドチューブ10Eの外観図である。ガイドチューブ10Eは、軸方向に沿って切られた部分を、すなわち貫通スリットを、有する筒状の部材であり、その切られた対向する2つ端面間には、伸縮性の膜部材75が設けられている。膜部材75は、フッ素ゴム、表面がフッ素コートされたシリコンゴム等である。また、図示しないが、ガイドチューブの先端部と基端部には、それぞれ図8と図9において説明した締め付け機構が設けられており、図8と図9に示す締め付け機構と、膜部材75とによって、ガイドチューブ10Eの内部を密閉状態に保つことができるようになっている。
ガイドチューブ10E内に内視鏡の挿入部8を挿入するときは、ガイドチューブ10Eの内部には空気が存在し、図29に示すようにガイドチューブ10Eの内径は、挿入部8の外径よりも大きい。
また、ガイドチューブ10E内に挿入部8を挿入し終わった後、ガイドチューブ10Eに挿入部8を固定するときは、図8と図9で示した締め付け機構の筒体52を回して筒体51を押圧するようにして、ガイドチューブ10E内を密閉空間にする。その内部空間が密閉された状態で、ガイドチューブ10Eの端部から電動ポンプ等により、内部空気を吸引して、ガイドチューブ10Eを図30のような状態にする。
なお、ガイドチューブ10E内の空気を吸引あるいはガイドチューブ10E内への空気の供給ための構成は、第1の実施の形態において説明したような電動ポンプ12D、押圧制御部12E等を用いることによって、実現することができる。内部の空気は、管路12Cを介して、電動ポンプ12Dによって吸引される。
以上のように、本実施の形態のガイドチューブによれば、ガイドチューブ内の空気を吸引することによって、ガイドチューブの内径を小さくして、挿入部をガイドチューブに固定することができる。
従って、上述した各実施の形態に係るガイドチューブによれば、内視鏡とは別に構成され、かつガイドチューブの振動時に、ガイドチューブが内視鏡の挿入部を押圧して、内視鏡の挿入部とガイドチューブを一体的にする。その結果、内視鏡の挿入部等が挿入されるガイドチューブにおいて、繊毛への加振力の低減を抑制することができる。
特に、ガイドチューブと内視鏡が別体であるので、ガイドチューブの押圧機構が故障等しても、ガイドチューブだけ交換し、内視鏡装置はそのまま使用できるので、経済的でもある。
本発明は、上述した実施の形態および変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
第1の実施の形態の、いわゆる自走式のガイドチューブ装置と組み合わせて使用される内視鏡装置の外観を示す外観図である。 第1の実施の形態のガイドチューブ装置の外観を示す外観図である。 第1の実施の形態の内視鏡システムの外観を示す外観図である。 第1の実施の形態の内視鏡システムの構成を表す構成図である。 第1の実施の形態のガイドチューブの内側に設けられた袋体を説明するための図である。 第1の実施の形態の、ガイドチューブ内において、袋体が膨張していない状態を示す、内視鏡の挿入部が挿通されたガイドチューブの断面図である。 第1の実施の形態の、ガイドチューブ内において、袋体が膨張した状態を示す、内視鏡の挿入部が挿通されたガイドチューブの断面図である。 第1の実施の形態の、ガイドチューブの先端部に設けられた締め付け機構が、挿入部8を締め付けていない状態を示す断面図である。 第1の実施の形態の、ガイドチューブの先端部に設けられた締め付け機構が、挿入部を締め付けている状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る、螺子が内視鏡の挿入部を押圧していない状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る、螺子が内視鏡の挿入部を押圧している状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る、バネ部材が内視鏡の挿入部を押圧していない状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る、バネ部材が内視鏡の挿入部を押圧している状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る、回動部材が内視鏡の挿入部を押圧していない状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る、回動部材が内視鏡の挿入部を押圧している状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る、回動部材を含むガイドチューブの平面図である。 第3の実施の形態に係る、ガイドチューブ内に挿入された内視鏡の挿入部を押圧して固定する押圧機構としての物理的に塑性変形する管体の内壁部が、挿入部を押圧していない状態を示す断面図である。 第3の実施の形態に係る、物理的に塑性変形した管体の内壁部が、挿入部を押圧している状態を示す断面図である。 第3の実施の形態に係る、ガイドチューブを局所的に塑性変形させた場合の例を説明するための断面図である。 第4の実施の形態に係る、塑性変形部材が塑性変形する前の状態を示す断面図である。 第4の実施の形態に係る、塑性変形部材が塑性変形した後の状態を示す断面図である。 第4の実施の形態に係る、複数の塑性変形部材がガイドチューブの周りに設けられている状態を示す部分外観図である。 第4の実施の形態に係る、押圧機構としての結束バンドが、非結束状態にあるときの状態を説明するための部分外観図である。 第4の実施の形態に係る、押圧機構としての結束バンドが、結束状態にあるときの状態を説明するための部分外観図である。 第4の実施の形態に係る、ガイドチューブB内に挿入された内視鏡の挿入部を押圧して固定する押圧機構としての紐状部材が弛緩した状態で、ガイドチューブの内周面が、挿入部を押圧していない状態を示す図である。 第4の実施の形態に係る、ガイドチューブB内に挿入された内視鏡の挿入部を押圧して固定する押圧機構としての紐状部材が緊張した状態で、ガイドチューブの内周面が、挿入部を押圧している状態を示す図である。 第4の実施の形態に係る、熱を加える前の内径が、挿入部の外径よりも大きい状態を示す断面図である。 第4の実施の形態に係る、熱を加えた後に、ガイドチューブが収縮してその内径が小さくなり、結果として、挿入部の外周部をガイドチューブの内周部が押圧している状態を示す断面図である。 第5の実施の形態に係る、ガイドチューブ内に空気が入り込んでおり、ガイドチューブの内周面が、挿入部を押圧していない状態を示す図である。 第5の実施の形態に係る、ガイドチューブ内から空気が吸引されて、ガイドチューブの内周面が、挿入部に密着して押圧している状態を示す図である。 第5の実施の形態に係る、内部の空気が吸引されたガイドチューブの外観図である。
符号の説明
1…内視鏡システム、2…内視鏡装置、3…本体部、4…電源部、6…コネクタ、7…内視鏡操作部、8…挿入部、10、10A、10B,10C,10D、10E…ガイドチューブ、10a…開口部、12…ガイドチューブ操作部、12D…電動ポンプ、12E…押圧制御部、12F…圧力センサ、13…スイッチ部、13A…スイッチ、14…振動制御部、15…コネクタ、20…ガイドチューブ装置、21…振動モータ、24…管体、24A…挿通孔、30…繊毛部、31…繊毛、41…袋体、51,52…筒体、61…螺子、62…バネ部材、71…窪み、72…C型部材、73…結束バンド、74…紐状部材、75…膜状部材

Claims (12)

  1. 管体と、
    前記管体の外周部に設けられた、前記管体の長手方向に傾斜した多数の繊毛から構成された繊毛部と、
    前記管体の内側に挿入された部材を押圧する押圧機構と、
    を有することを特徴とするガイドチューブ。
  2. 前記押圧機構は、前記管体の内側に設けられた膨張可能な袋体を有することを特徴とする請求項1に記載のガイドチューブ。
  3. 前記袋体は、フッ素ゴムあるいは表面がフッ素コートされたシリコンゴムであることを特徴とする請求項2に記載のガイドチューブ。
  4. 前記押圧機構は、前記管体に設けられ、前記挿入された部材を押圧する押圧部材を有することを特徴とする請求項1に記載のガイドチューブ。
  5. 前記押圧機構は、全体もしくは一部を塑性変形可能な前記管体を有することを特徴とする請求項1に記載のガイドチューブ。
  6. 前記押圧機構は、前記管体に設けられた1又は複数の塑性変形可能部材を有することを特徴とする請求項1に記載のガイドチューブ。
  7. 前記押圧機構は、熱収縮可能な前記管体を有することを特徴とする請求項1に記載のガイドチューブ。
  8. 前記押圧機構は、前記管体を紐状部材により締め付ける機構であることを特徴とする請求項1に記載のガイドチューブ。
  9. 前記押圧部材は、前記管体を吸引により収縮させる機構であることを特徴とする請求項1に記載のガイドチューブ。
  10. 管体と、前記管体の外周部に設けられ、前記管体の長手方向に傾斜した多数の繊毛から構成された繊毛部と、前記管体の内側に挿入された部材を前記管体の内側に設けられた膨張可能な袋体を膨張させることにより押圧する押圧機構と、を有するガイドチューブと、
    前記袋体の膨張及び収縮を制御する制御部と、
    を有することを特徴とするガイドチューブ装置。
  11. 気体又は液体の吐出及び吸引の可能な電動ポンプと、
    を有し、
    前記制御部は、所定の操作に応じて、前記気体又は液体の吐出及び吸引を行うように前記電動ポンプを制御することによって、前記袋体の膨張及び収縮を制御することを特徴とする請求項10に記載のガイドチューブ装置。
  12. 請求項1から9のいずれか1つのガイドチューブと、
    前記挿入部材としての挿入部を有する内視鏡と、
    を有する内視鏡システム。
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