JP2010140533A - コンテンツ再生装置 - Google Patents
コンテンツ再生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010140533A JP2010140533A JP2008313907A JP2008313907A JP2010140533A JP 2010140533 A JP2010140533 A JP 2010140533A JP 2008313907 A JP2008313907 A JP 2008313907A JP 2008313907 A JP2008313907 A JP 2008313907A JP 2010140533 A JP2010140533 A JP 2010140533A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- content
- reproduction
- file
- recording medium
- skip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 115
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 8
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 claims 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 abstract description 11
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 85
- 238000000034 method Methods 0.000 description 45
- 230000008569 process Effects 0.000 description 41
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 31
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 9
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/78—Television signal recording using magnetic recording
- H04N5/782—Television signal recording using magnetic recording on tape
- H04N5/783—Adaptations for reproducing at a rate different from the recording rate
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/005—Reproducing at a different information rate from the information rate of recording
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/10—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
- G11B27/19—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
- G11B27/28—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
- G11B27/32—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on separate auxiliary tracks of the same or an auxiliary record carrier
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/10—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
- G11B27/34—Indicating arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/84—Television signal recording using optical recording
- H04N5/85—Television signal recording using optical recording on discs or drums
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B2220/00—Record carriers by type
- G11B2220/20—Disc-shaped record carriers
- G11B2220/25—Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
- G11B2220/2537—Optical discs
- G11B2220/2541—Blu-ray discs; Blue laser DVR discs
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
- H04N9/8205—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only involving the multiplexing of an additional signal and the colour video signal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
【課題】再生順序が既定されている記録媒体内の複数のコンテンツデータの再生処理において、スキップ操作が行われた際の応答性に優れるコンテンツ再生装置を提供することを課題とする。
【解決手段】記録媒体に記録された映像および音声のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置1であって、コンテンツの再生開始前に行われる所定のユーザ操作を契機に、記録媒体にアクセスして各制御情報ファイルの再生順序情報からテーブルを生成し、テーブルが示す各コンテンツファイルの再生順序とスキップ操作の操作回数との関係から、次に再生するコンテンツファイルを決定し、コンテンツファイルを再生する。
【選択図】図9
【解決手段】記録媒体に記録された映像および音声のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置1であって、コンテンツの再生開始前に行われる所定のユーザ操作を契機に、記録媒体にアクセスして各制御情報ファイルの再生順序情報からテーブルを生成し、テーブルが示す各コンテンツファイルの再生順序とスキップ操作の操作回数との関係から、次に再生するコンテンツファイルを決定し、コンテンツファイルを再生する。
【選択図】図9
Description
本発明は、コンテンツ再生装置に関する。
近年、情報技術の発達に伴い、情報を記録した記録媒体の再生技術が高度化している。例えば、映画等のコンテンツを記録した光ディスクを再生するディスクプレーヤには、ディスクに記録されたコンテンツの再生位置を、チャプターやトラックといった分割単位で移動できる機能が設けられている。これにより、ユーザは、ボタン操作で任意の再生位置を選択できる。
例えば、特許文献1には、記録媒体の管理情報を読み込みが完了するまでスキップアップキーの操作回数を記憶し、管理情報の読み込みが完了するとその部分を再生する技術が開示されている。また、特許文献2には、DVD規格に違反することなく、再生中に操作が禁止されているスキップアップやスキップダウンのユーザ操作を可能にする技術が開示されている。また、特許文献3には、光ディスクに記録されているタイトル及びチャプター構成を矩形で表示する技術が開示されている。また、特許文献4には、再生するタイトルやチャプターの設定を容易にする技術が開示されている。
特開2000−90650号公報
特開2006−338833号公報
特開2005−92994号公報
特開平11−66826号公報
映像や音声のコンテンツを再生する再生装置に対して行われるチャプターやトラックのスキップ操作は、所望の再生位置が選択されるまで連続的に行われる。よって、操作性の観点から、このような連続的な操作に対する応答性は優れていることが好ましい。特に、車載式の再生装置の場合、車に乗っているユーザは、何らかの動作を行いながら再生装置の操作をすることが多い。このため、車載式の再生装置では、チャプターやトラックのスキップ操作について、操作に対する再生装置からの応答をユーザが確認しないで連続的に行われることが特に多い。
ここで、例えばCD(Compact Disc)のようにトラックが順に並んでいて再生位置の移動に関して何ら制約が無い場合、連続的なスキップ操作についてはトラック総数を越えない範囲で操作を受け付けて処理することにより、時間のかかるディスクアクセスを省いて操作に対する応答性を良くすることができる。
一方、DVDやブルーレイ(登録商標)といった映像コンテンツを扱う光ディスクには、ディスク内のチャプターの再生順序やユーザ操作の可否といった制御情報が、ディスク製作者の意図に従って盛り込まれている。よって、スキップ操作においては、このような制御情報に従うことになる。ここで、連続的なスキップ操作が行われた場合に、単純にチャプター総数を超えない範囲で操作を受け付けて処理するだけでは、制御情報が示す順番どおりにチャプターが再生されない虞や、禁止されていたスキップ操作を許可してしまう虞がある。しかし、スキップ操作が行われる度に各チャプターの制御情報を取得する場合、ハードウェアによる物理的なディスクアクセスが必要となるため、連続的なスキップ操作に対する応答性が極めて悪くなる。本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、再生順序が既定されている記録媒体内の複数のコンテンツデータの再生処理におい
て、スキップ操作が行われた際の応答性に優れるコンテンツ再生装置を提供することを課題とする。
て、スキップ操作が行われた際の応答性に優れるコンテンツ再生装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、記録媒体に記録されている再生順序の情報からテーブルを生成し、これに基づいてユーザ操作を処理する。
詳細には、記録媒体に記録された映像および音声のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、前記記録媒体にアクセスし、前記コンテンツの再生データを格納した複数のコンテンツファイルを、各コンテンツファイルの再生順序を示すテーブルに基づいて順に再生する再生処理部と、前記記録媒体内にコンテンツファイル毎に用意される複数のファイルであって、自身が対応するコンテンツファイルの次に再生するコンテンツファイルの情報を再生順序情報として各々有する複数の制御情報ファイルを参照し、各制御情報ファイルの再生順序情報から前記テーブルを生成するテーブル生成部と、ユーザによる、再生中のコンテンツファイルのスキップ操作を受け付ける操作処理部と、を備え、前記操作処理部は、前記スキップ操作を受け付けると、前記テーブル生成部が生成した前記テーブルが示す各コンテンツファイルの再生順序と該スキップ操作の操作回数との関係から、次に再生するコンテンツファイルを決定し、前記再生処理部は、次に再生するコンテンツファイルを前記操作処理部が決定したら前記記録媒体にアクセスし、該操作処理部が再生を決定したコンテンツファイルを再生する。
上記コンテンツ再生装置は、コンテンツが複数のファイルに格納された記録媒体にアクセスし、コンテンツの再生データを順次読み出す。そして、これを再生処理部が再生する。このとき再生処理部が再生するコンテンツファイルの再生順序は、記録媒体に記録されている複数の制御情報ファイルに定義されている。再生処理部は、各制御情報ファイルが定義する再生順序情報に則した順序で各コンテンツファイルを順次再生する。
ここで、上記コンテンツ再生装置では、記録媒体に記録されている各制御情報ファイルを参照して再生順序情報を抽出し、これらの情報を纏めたテーブルをテーブル生成部が生成する。そして、ユーザによるスキップ操作を受け付けた操作処理部は、スキップ操作の回数とテーブルが示す再生順序との関係から、再生すべきコンテンツファイルを決定する。これにより、ユーザ操作が行われても、記録媒体に記録されている制御情報ファイルへの物理的なアクセスが省略され、ユーザ操作に対する応答処理が迅速になされる。従って、スキップ操作が行われた際の応答性が向上する。
また、前記テーブル生成部は、前記再生順序情報をコンテンツファイル毎に示したものを前記テーブルとして生成し、前記操作処理部は、前記テーブルが示す各コンテンツファイルの再生順序情報に則ったスキップ操作を受け付け、該スキップ操作の操作回数分だけスキップした場合に再生することとなるコンテンツファイルを次に再生するコンテンツファイルとして決定するものであってもよい。このように構成されるコンテンツ再生装置によれば、各コンテンツファイルの再生順序情報が順に並んだテーブルが生成される。よって、テーブルの生成処理が迅速に実行されることになり、結果的にスキップ操作が行われた際の応答性が向上する。
また、前記操作処理部は、前記テーブル生成部が前記テーブルを生成している途中で前記スキップ操作を受け付けると、前記記録媒体にアクセスして前記制御情報ファイルの再生順序情報から次に再生するコンテンツファイルを決定するものであってもよい。テーブルを生成するには、全ての制御情報ファイルを参照する必要があり、テーブルが完成するまでに時間がかかる。よって、この間にスキップ操作が行われた場合に、記録媒体に記録されている制御情報ファイルの再生順序情報を読み出して操作処理を実行することにより
、ユーザによるスキップ操作を迅速に処理することが可能である。
、ユーザによるスキップ操作を迅速に処理することが可能である。
また、前記各制御情報ファイルは、ユーザによる操作の許否に関する情報を操作許否情報として各々更に有し、前記テーブル生成部は、前記再生順序情報及び前記操作許否情報をコンテンツファイル毎に示したものを前記テーブルとして生成し、前記操作処理部は、前記スキップ操作を受け付けると、前記テーブル生成部が生成した前記テーブルが示す各コンテンツファイルの再生順序と該スキップ操作の操作回数との関係、並びに各コンテンツファイルの操作許否の内容に基づいて、次に再生するコンテンツファイルを決定するものであってもよい。これによれば、テーブルの制御情報に基づく操作処理によりユーザ操作に対する応答性を向上させることが可能であり、且つ、コンテンツの制作者が設定した禁則事項に係るユーザ操作を実行してしまうことが無い。
また、前記テーブル生成部は、前記コンテンツの再生開始前に行われる所定のユーザ操作を契機に、前記記録媒体にアクセスして各制御情報ファイルの再生順序情報から前記テーブルを生成し、前記所定のユーザ操作とは、前記コンテンツ再生装置への前記記録媒体の挿入操作、前記記録媒体に記録された前記コンテンツの再生操作、前記記録媒体が挿入された状態の前記コンテンツ再生装置の電源をオンにする操作の少なくとも何れかであってもよい。このようなユーザ操作が実行された場合にテーブルの生成を開始すれば、より早くテーブルが完成する。よって、ユーザがスキップ操作を行うまでにテーブルが完成する可能性が高くなり、ユーザ操作に対する応答性の向上に寄与する。
また、前記操作処理部が決定した次に再生するコンテンツファイルの情報を表示する表示部を更に備えるものであってもよい。スキップ操作が行われると次に再生するコンテンツファイルの情報が表示されるため、ユーザは表示部の情報で操作に対する応答をただちに確認することができる。
再生順序が既定されている記録媒体内の複数のコンテンツデータの再生処理において、スキップ操作が行われた際の応答性に優れるコンテンツ再生装置を提供することが可能となる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を例示的に説明する。以下に示す実施形態は例示であり、本発明はこれらに限定されない。
<システム構成> 図1Aは、本発明に係るコンテンツ再生装置の一実施形態であるBDプレーヤ1(BDは、Blu-ray Disc(Blu-rayは登録商標)の略であり、以下、ブルー
レイディスクという)の概略構成図である。BDプレーヤ1は、自動車等の車両に搭載される車載式の電子機器であり、液晶表示装置であるディスプレイ2やオーディオのアンプ3に接続されている。BDプレーヤ1は、車両の電源に接続されており、乗員であるユーザが車両のキースイッチを操作してアクセサリー電源をオンにすると電力の供給を受けて作動する。なお、本実施形態では、BDプレーヤ1について、画面表示や音声出力を担うディスプレイ2やアンプ3を外部接続したものとして説明しているが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明は、ディスプレイおよびアンプの少なくとも何れかと一体の外観を成すコンテンツ再生装置としてもよい。また、本実施形態では、ブルーレイディスクを再生するプレーヤについて説明しているが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、コンテンツの制作者が意図した再生順序に従って各チャプターや各トラックの再生順序が定められているコンテンツを記録したあらゆる記録媒体(例えば、DVD等)を再生するものについて適用可能である。
レイディスクという)の概略構成図である。BDプレーヤ1は、自動車等の車両に搭載される車載式の電子機器であり、液晶表示装置であるディスプレイ2やオーディオのアンプ3に接続されている。BDプレーヤ1は、車両の電源に接続されており、乗員であるユーザが車両のキースイッチを操作してアクセサリー電源をオンにすると電力の供給を受けて作動する。なお、本実施形態では、BDプレーヤ1について、画面表示や音声出力を担うディスプレイ2やアンプ3を外部接続したものとして説明しているが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明は、ディスプレイおよびアンプの少なくとも何れかと一体の外観を成すコンテンツ再生装置としてもよい。また、本実施形態では、ブルーレイディスクを再生するプレーヤについて説明しているが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、コンテンツの制作者が意図した再生順序に従って各チャプターや各トラックの再生順序が定められているコンテンツを記録したあらゆる記録媒体(例えば、DVD等)を再生するものについて適用可能である。
BDプレーヤ1は、図1Aに示すように、CPU4(Central Processing Unit)、メ
モリ5、光ディスクドライブ6、表示装置7、操作ボタン8、及び信号出力回路9で構成されている。
モリ5、光ディスクドライブ6、表示装置7、操作ボタン8、及び信号出力回路9で構成されている。
CPU4は、メモリ5に記録されたコンピュータプログラムを実行することにより、光ディスクドライブ6や表示装置7、操作ボタン8、信号出力回路9といったBDプレーヤ1を構成する各デバイスを制御すると共に、光ディスクに記録されたデータの処理を司る電子回路である。CPU4は、ユーザが車両のキースイッチをオンにすると、メモリ5に記録された基本ソフトウェアであるOS(Operating System)のプログラムを読み込み、各デバイスの制御やデータの処理を実行するためのアプリケーションプログラムを実行する環境を構築する。メモリ5は、コンピュータプログラムや光ディスクのデータを記憶する。メモリ5は、書き込み可能な不揮発性メモリ、例えばフラッシュROM等で構成されている。
光ディスクドライブ6は、記録媒体であるBDやDVD、CD等の光ディスクに記録されたデータを読み取り可能な装置であり、光ディスクを回転させるスピンドルモータや光ピックアップを動かすアクチュエータ等の駆動機構類、光ピックアップで読み取った反射光を電気信号にするAFE(Analog Front End)、AFEのアナログ信号をデジタル信号に変換するDSP(Digital Signal Processor)等で構成される。光ディスクドライブ6は、CPU4によって制御される。CPU4が光ディスクドライブ6の制御を実行するためのミドルウェア等はメモリ5に予め格納されている。
表示装置7は、BDプレーヤ1の正面側に設けられる液晶パネルであり、BDプレーヤ1の動作状態を表示する。表示装置7が表示するBDプレーヤ1の動作状態としては、例えば、再生中のチャプター番号、再生中であったり停止中であったりすることを示すアイコン等がある。
操作ボタン8は、BDプレーヤ1の正面側に設けられるボタンであり、ユーザ操作を受け付ける。操作ボタン8としては、BDプレーヤ1に光ディスクを再生させる再生ボタンや、再生中のチャプターをスキップさせるスキップボタン、再生を停止させる停止ボタン等が配置されている。図1Bおよび図1Cは、BDプレーヤ1とディスプレイ2を一体にした場合の、操作ボタン8の配置例を示した図である。操作ボタン8は、例えば、図1Bに示すようにディスプレイ2の下側に配置したり、図1Cに示すようにディスプレイ2の上下左右に配置することが可能である。
信号出力回路9は、光ディスクドライブ6が再生したコンテンツの映像データおよび音声データを、外部に接続されたディスプレイ2とアンプ3へ出力する回路である。
次に、BDプレーヤ1で実現される機能ブロックについて説明する。図2は、BDプレーヤ1で実現される機能ブロックを示した図である。BDプレーヤ1の電源がオンになり、メモリ5に記憶されたコンピュータプログラムをCPU4が実行すると、図2に示すような操作処理機能部10(本発明でいう操作処理部に相当する)、再生処理機能部11(本発明でいう再生処理部に相当する)、及びテーブル生成機能部12(本発明でいうテーブル生成部に相当する)を実現する。
操作処理機能部10は、主にユーザ操作の処理を司る機能部である。すなわち、操作処理機能部10は、操作ボタン8へのユーザ操作を検知すると、これに対応する動作が実現されるように、再生処理機能部11やテーブル生成機能部12と協働してBDプレーヤ1の各デバイスの動作を制御する。
再生処理機能部11は、主に光ディスクのコンテンツの再生処理を司る機能部である。すなわち、操作処理機能部10は、ユーザ操作等を契機に光ディスクのコンテンツのデータを再生処理する。そして、再生したコンテンツの映像や音声のデータを信号出力回路9へ送る。
テーブル生成機能部12は、主に光ディスクに収められているコンテンツのデータを解析し、テーブルを生成する。テーブルは、光ディスクに記録されている多数のコンテンツファイルの再生制御情報をテーブル生成機能部12が読み出して纏めたものであり、メモリ5に格納される。
<ファイル構造> 図3は、ブルーレイディスクに記録されているファイルの構造を示す図である。ブルーレイディスクは、図3に示すように、多数のファイルがディレクトリを形成するように記録されている。ブルーレイディスクのディレクトリは、BDファイルルートディレクトリ13を最上位とし、BDファイルルートディレクトリ13の一つ下の階層にプレイリストファイル14が形成されている。プレイリストファイル14は、一つ下の階層にプレイリスト15、及びプレイリストマーク16を形成している。プレイリスト15は、多数のプレイアイテム17で構成されている。また、プレイリストマーク16は、プレイアイテム17とチャプターとの対応関係を定義している。
各プレイアイテム17は、コンテンツの再生データであるプレイアイテムの開始時間、終了時間の他、ユーザ操作の許否や前後に再生すべきチャプター番号といった再生制御情報を定義している(ユーザ操作の許否に関する情報は、本発明でいう操作許否情報に相当する。また前後に再生すべきチャプター番号の情報は、本発明でいう再生順序情報に相当する)。また、各プレイリストマーク16は、サムネイルに使う映像のタイムスタンプや対応プレイアイテムをチャプター毎に定義している。
<全体の処理フロー> 図4は、BDプレーヤ1の全体処理の流れを示すフロー図である。以下、図4のフロー図を参照しつつ、BDプレーヤ1の大まかな動作の流れについて説明する。
BDプレーヤ1に電力が供給されると、CPU4でコンピュータプログラムが実行される。これにより、CPU4が各種デバイスと協働して各種機能部を実現する。BDプレーヤ1の起動が完了すると、テーブル生成機能部12は、光ディスクドライブ6にブルーレイディスクが挿入されているかどうかを確認する(S101)。ブルーレイディスクが挿入されていなければ、挿入されるまで次の処理を待つ。
テーブル生成機能部12は、光ディスクドライブ6にブルーレイディスクが挿入されている場合、メモリ5を参照してテーブルが記憶されているか否かをチェックする(S102)。テーブル生成機能部12は、テーブルがメモリ5に記憶されていることを確認したら、操作処理機能部10の動作モードをバーチャル制御モードに設定する(S103)。また、テーブル生成機能部12は、テーブルがメモリ5に記憶されていないことを確認したら、操作処理機能部10の動作モードをリアル制御モードに設定する(S104)。なお、ステップS102の処理でテーブルがメモリ5に記憶されている場合とは、例えば、BDプレーヤ1が前回起動された際にテーブルが生成され、メモリ5から消去されずに残っている場合である。
ここで、バーチャル制御モードとは、操作処理機能部10の一制御状態を示すものであり、具体的には次のようなものである。すなわち、テーブル生成機能部12によって制御状態がバーチャル制御モードに設定された操作処理機能部10では、メモリ5に記憶されているテーブルに基づいて各種のユーザ操作を処理する。例えば、バーチャル制御モード
でユーザが操作ボタンでチャプターのスキップ操作等を行うと、操作処理機能部10は、メモリ5のテーブルを参照してスキップ操作等の可否判定を行った後、実際のディスクアクセスが行われるように光ディスクドライブ6等の制御を実行する。
でユーザが操作ボタンでチャプターのスキップ操作等を行うと、操作処理機能部10は、メモリ5のテーブルを参照してスキップ操作等の可否判定を行った後、実際のディスクアクセスが行われるように光ディスクドライブ6等の制御を実行する。
また、リアル制御モードとは、操作処理機能部10の一制御状態を示すものであり、具体的には次のようなものである。すなわち、テーブル生成機能部12によって制御状態がリアル制御モードに設定された操作処理機能部10では、ブルーレイディスクに記録されているプレイアイテム17の再生制御情報に基づいて各種のユーザ操作を処理する。例えば、リアル制御モードでユーザが操作ボタンでチャプターやトラックのスキップ操作等を行うと、操作処理機能部10は、光ディスクドライブ6を制御してブルーレイディスクにアクセスし、スキップ先のチャプター等、ユーザ操作に応じたプレイアイテム17の再生制御情報を読み出す。そして、操作処理機能部10は、読み出した再生制御情報に基づいてスキップ操作等の可否判定を行い、判定結果に応じた操作処理を行う。そして、再生するプレイアイテムが決定されたら、再生処理機能部11がこれに対応するコンテンツを再生する。
なお、バーチャル制御モードやリアル制御モードの際の詳細な処理内容については後述する。
テーブル生成機能部12は、操作処理機能部10をリアル制御モードに設定したら(S104)、テーブルの生成処理を開始する(S105)。すなわち、テーブル生成機能部12は、リアル制御モードへの設定完了後(S104)、ユーザ操作の有無に関わらず、光ディスクドライブ6を制御してブルーレイディスクにアクセスし、各プレイアイテム17の再生制御情報を順次読み出す。そして、操作処理機能部10は、読み出した再生制御情報に基づいてテーブルを作成し、メモリ5に格納する。なお、テーブル生成処理の詳細については後述する。なお、テーブルの生成処理(S105)は、BDプレーヤ1へのブルーレイディスクの挿入操作やBDプレーヤ1の電源オンを契機として開始する場合のみならず、例えば、再生ボタンが押されたことを契機にして開始するものであってもよい。更には、新たなテーブル作成スイッチを設け、そのスイッチ操作を契機にして開始するものであってもよい。
テーブル生成機能部12は、テーブルの生成処理(S105)が完了したら、操作処理機能部10をバーチャル制御モードに変更する(S106)。操作処理機能部10がバーチャル制御モードに変更されるまでは、換言すると、テーブルの生成処理(S105)が完了するまでは、操作処理機能部10がリアル制御モードに設定されているため、操作ボタン8でユーザ操作が行われる度にブルーレイディスクへのアクセスが行われる。しかし、本ステップ(S106)の実行によって操作処理機能部10がバーチャル制御モードに設定された後は、メモリ5に記憶されたテーブルに基づいてユーザ操作が処理される。
コンテンツの視聴を終えたユーザがディスクの取り出し操作を行うと(S107)、テーブル生成機能部12は、メモリ5に記憶されているテーブルを消去する(S108)。また、ディスクの取り出し操作が行われないまま車両のキースイッチが操作されて電源がオフになると、メモリ5にテーブルが記憶されたままBDプレーヤ1が停止する。
以上の動作フローが、BDプレーヤ1が起動されてから停止されるまでの間に行われる全体的な処理の流れである。次に、上述の説明で省略した動作フローの細部について説明する。
<テーブル生成フロー> 上述したテーブル生成処理(S105)の詳細について説明する。図5は、テーブル生成機能部12が実行するテーブル生成処理のフロー図である。
以下、図5のフロー図に沿ってテーブル生成処理のフローを説明する。
以下、図5のフロー図に沿ってテーブル生成処理のフローを説明する。
テーブル生成機能部12は、操作処理機能部10をリアル制御モードに設定したら(S104)、図5に示すように、光ディスクドライブ6を制御してブルーレイディスクにアクセスする(S201)。テーブル生成機能部12は、ブルーレイディスクにアクセスしたら、ディスクに記録されているプレイアイテム17の再生制御情報を順次読み込む(S202)。テーブル生成機能部12は、全てのプレイアイテム17について再生制御情報の読み込みが完了するまでこの処理を続ける(S203)。テーブル生成機能部12は、全てのプレイアイテム17について再生制御情報の読み込みが完了したら、読み込んだ再生制御情報に基づくテーブルを生成してメモリ5に格納する(S204)。
テーブル生成機能部12は、テーブル生成処理(S105)である上記一連の処理(S201〜S204)を完了したら、操作処理機能部10をバーチャル制御モードに変更する(S106)。このような処理が実行されることにより、光ディスクドライブ6に挿入されているブルーレイディスクの再生制御情報が、BDプレーヤ1内のメモリ5に格納される。
図6は、テーブル生成機能部12が生成してメモリ5に格納したテーブルを示す図である。テーブル生成機能部12は、図6に示すような、各プレイアイテム17に定義されている再生制御情報である対応チャプター番号、トラックアップの可否、トラックダウンの可否、ランダムアクセスの可否、次に再生すべきチャプターの番号、及び前に再生すべきチャプターの番号等の情報をテーブルにしたものをメモリ5に格納する。
図7は、テーブル生成機能部12がテーブルを生成したブルーレイディスクで操作することが可能な操作パターンを示す図である。図6のテーブルが示すように、このブルーレイディスクの場合、チャプター1とチャプター3でトラックダウン操作又はトラックアップ操作が禁止されており、その他の操作は許可されている。また、前後に再生すべきチャプターの番号も順に定義されている。よって、このブルーレイディスクは、図7に示すように、チャプター1からチャプター5まで順に再生される。また、チャプター1、チャプター2、チャプター4、及びチャプター5ではトラックアップ操作が許可され、チャプター3ではトラックアップ操作が禁止されている。また、チャプター2からチャプター5まではトラックダウン操作が許可され、チャプター1ではトラックダウン操作が禁止されている。
<バーチャル制御モードにおける操作処理フロー> 図8Aは、バーチャル制御モードにおける操作処理機能部10が実行する操作処理の一例を示すフロー図である。操作処理機能部10の動作モードがテーブル生成機能部12によってバーチャル制御モードに設定されており、ユーザからのトラックアップの指示を受けると、その都度操作処理機能部10は以下のような処理を実行する。
すなわち、バーチャル制御モードの状態にある操作処理機能部10は、ユーザからのトラックアップ操作を操作ボタン8が受け付けると、メモリ5に記憶されているテーブルの情報を取得する(S301)。そして、現在再生中のチャプターではトラックアップに係るユーザ操作が許可されているか否かを確認する(S302)。現在再生中のチャプターではトラックアップのユーザ操作が禁止されている場合、トラックアップの処理をすることはできないため、現在再生中のチャプターの番号を目標チャプター番号とし(S303)、ステップ306へ移る。また、現在再生中のチャプターではトラックアップのユーザ操作が許可されている場合、現在再生中のチャプターが最終チャプターで無いことを確認後(S304)、現在再生中のチャプター番号の値に1を加算する(S305)。そして、例えば500mS(ミリ秒)を計時する確定タイマーをスタートさせる(S306)。
また、現在再生中のチャプターが最終チャプターであった場合は最小値を目標チャプター番号の値とし(S307)、確定タイマーをスタートさせる(S306)。尚、前記の処理は、確定タイマーが停止状態からスタートさせる初回のトラックアップ指示がなされた場合の処理である。S306で確定タイマーが作動させられた後、500mSの掲示中に再びトラックアップ指示がなされた場合、S302の「現在のチャプター」はS305,S307,S303で設定された目標となるチャプターに置き換わり、S304,S305,S303における「現在値」は前回のS305,S307,S303で設定された目標チャプター番号に置き換えられて各ステップの処理がなされ、S306で確定タイマーがリスタートされる。以後、確定タイマーが作動している間にトラックアップ指示がなされる度に同様の処理が繰り返される。
また、現在再生中のチャプターが最終チャプターであった場合は最小値を目標チャプター番号の値とし(S307)、確定タイマーをスタートさせる(S306)。尚、前記の処理は、確定タイマーが停止状態からスタートさせる初回のトラックアップ指示がなされた場合の処理である。S306で確定タイマーが作動させられた後、500mSの掲示中に再びトラックアップ指示がなされた場合、S302の「現在のチャプター」はS305,S307,S303で設定された目標となるチャプターに置き換わり、S304,S305,S303における「現在値」は前回のS305,S307,S303で設定された目標チャプター番号に置き換えられて各ステップの処理がなされ、S306で確定タイマーがリスタートされる。以後、確定タイマーが作動している間にトラックアップ指示がなされる度に同様の処理が繰り返される。
図8Bは、確定タイマーの処理を示すフローチャートであり、所定時間毎に実行されるフローである。まず、確定タイマーが500mSの計時を完了したか判断し(S310)、確定タイマーが非作動、又はS306でスタートさせられ、500mSの計時中である場合は何もせず処理を終了する。S306でのスタート又はリスタートから500mS経過したときはS305,S307,S303で設定された目標チャプター番号を最終目標値として決定し、戻り値として再生処理機能部11へ返す(S311)。
上記S301からS307までの操作処理フローにより、目標チャプター番号を戻り値として返された再生処理機能部11は、それまで再生していたチャプターの再生を取りやめ、光ディスクドライブ6を介してブルーレイディスクにアクセスし、この戻り値に対応するチャプターの再生を開始する。なお、上述した確定タイマーは、ユーザの連続操作が終了したか否かを判定するためのタイマーである。ユーザのボタン操作が一定時間行われなかった場合、操作処理機能部10は、ユーザが操作を完了したと判断し、再生処理機能部11へ戻り値を渡す。これにより、ディスクアクセスが行われる。一方、ユーザのボタン操作が続いている場合、操作処理機能部10は、ユーザがまだ目標チャプターの番号の設定操作を完了していないと判断し、再生処理機能部11へ戻り値を渡すことなく保持する。これにより、ユーザが連続操作をしている途中でディスクアクセスが行われ、ハードウェアの動作に起因する処理の遅延がなくなる。すなわち、ユーザ操作に対して即座に応答することができる。また、予め生成してあるメモリ5のテーブルに則ってトラックアップ操作の可否が判定され、ユーザ操作が処理されているため、本来禁止されているユーザ操作を受け付けて処理してしまうことがない。
以下、バーチャル制御モードにおける操作処理の流れについて例示的に説明する。図9は、バーチャル制御モードにおいてユーザがトラックアップ操作を3回連続で行った場合の処理の流れを示す図である。ブルーレイディスクがBDプレーヤに挿入されると、テーブル生成機能部12がテーブルの生成を開始する。これと並行してユーザによりディスクの再生操作が行われると、チャプター1から順に再生が開始される。ここで、テーブル生成機能部12によるテーブルの生成が完了した状態で(換言すると、バーチャル制御モードに遷移した状態で)、ユーザがトラックアップの操作を連続して3回行った場合、操作処理機能部10では次のような処理が行われる。すなわち、トラックアップ操作を受け付けると、操作処理機能部10は、メモリ5のテーブルを参照してトラックアップの可否判定を行う。ここでは、トラックアップの操作が連続して3回行われると仮定しているため、操作処理機能部10は、トラックアップ操作の度にテーブルを参照する。そして、確定タイマーで一定時間が経過したことを確認したら、光ディスクドライブ6がブルーレイディスクにアクセスし、3トラック分だけスキップしたチャプターであるチャプター4のファイルを読み込む。そして、再生処理機能部11がチャプター4のファイルのコンテンツを再生する。
ここで、例えば、BDプレーヤ1に挿入されているブルーレイディスクの再生制御情報
が、チャプター1におけるトラックアップを禁止しており、メモリ5のテーブルもそのように生成されていた場合、バーチャル制御モードにおける操作処理機能部10では、次のような処理を実行する。図10は、バーチャル制御モードにおいて、禁止されているトラックアップ操作をユーザが3回連続で行った場合の処理の流れを示す図である。チャプター1を再生中にトラックアップ操作が行われると、操作処理機能部10は、メモリ5のテーブルを参照してトラックアップの可否判定を行う。そして、トラックアップの可否判定の結果、チャプター1ではトラックアップ操作が許可されていないことを検知する。ここでは、トラックアップの操作が連続して3回行われると仮定しているため、操作処理機能部10は、トラックアップ操作の度にテーブルを参照する。しかし、チャプター1におけるトラックアップ操作は禁止されているため、3回ともトラックアップ可否判定で否定判定される。結果的に、トラックアップの処理は実行されず、チャプター1の再生が続く。
が、チャプター1におけるトラックアップを禁止しており、メモリ5のテーブルもそのように生成されていた場合、バーチャル制御モードにおける操作処理機能部10では、次のような処理を実行する。図10は、バーチャル制御モードにおいて、禁止されているトラックアップ操作をユーザが3回連続で行った場合の処理の流れを示す図である。チャプター1を再生中にトラックアップ操作が行われると、操作処理機能部10は、メモリ5のテーブルを参照してトラックアップの可否判定を行う。そして、トラックアップの可否判定の結果、チャプター1ではトラックアップ操作が許可されていないことを検知する。ここでは、トラックアップの操作が連続して3回行われると仮定しているため、操作処理機能部10は、トラックアップ操作の度にテーブルを参照する。しかし、チャプター1におけるトラックアップ操作は禁止されているため、3回ともトラックアップ可否判定で否定判定される。結果的に、トラックアップの処理は実行されず、チャプター1の再生が続く。
<リアル制御モードにおける操作処理フロー> 図11は、リアル制御モードにおける操作処理機能部10が実行する操作処理の一例を示すフロー図である。操作処理機能部10の動作モードがテーブル生成機能部12によってリアル制御モードに設定されており、ユーザからのトラックアップの指示を受けると、操作処理機能部10は以下のような処理を実行する。
すなわち、リアル制御モードの状態にある操作処理機能部10は、ユーザからのトラックアップ操作を操作ボタン8が受け付けると、ブルーレイディスクに記録されているプレイアイテム17を参照する(S401)。そして、現在再生中のチャプターではトラックアップに係るユーザ操作が許可されているか否かを確認する(S402)。現在再生中のチャプターではトラックアップのユーザ操作が禁止されている場合、トラックアップの処理をすることはできないため、現在再生中のチャプターの番号を戻り値として再生処理機能部11へ返す(S403)。また、現在再生中のチャプターではトラックアップのユーザ操作が許可されている場合、現在再生中のチャプターが最終チャプターで無いことを確認後(S404)、現在再生中のチャプター番号の値に1を加算する(S405)。そして、加算結果を戻り値として再生処理機能部11へ返す。これにより、トラックアップによるディスクアクセスが直ちに実行される。なお、現在再生中のチャプターが最終チャプターであった場合は最小値を目標チャプター番号の値とし(S406)、この値を戻り値として再生処理機能部11へ返す。
上記S401からS406までの操作処理フローにより、目標チャプター番号を戻り値として返された再生処理機能部11は、それまで再生していたチャプターの再生を取りやめて新たなチャプターの再生を開始する。この処理では、ユーザ操作を受け付けると直ちにディスクアクセスが実行される。よって、ユーザがトラックアップ操作を連続して行う場合、トラックアップ操作が一回行われる毎にハードウェアの動作に起因する処理が実行される。従って、バーチャル制御モードの場合に比べ、連続的なユーザ操作に対して即座に応答することができない。
以上が、上記BDプレーヤ1で実行される処理の流れである。上記BDプレーヤ1では、ブルーレイディスクのコンテンツを製作した製作者が任意に設定することが可能な再生制御情報を、ユーザが操作を行う度に光ディスクにアクセスして読み出すのではなく、全ての再生制御情報について予めローカルのメモリにテーブルとして保持している。そして、このテーブルの情報に基づいてユーザの操作を処理している。よって、ユーザが操作を行うたびにハードウェアによるディスクアクセスが実行されることがない。従って、ブルーレイディスクのコンテンツを製作した製作者が設定した再生制御情報に反することなく、迅速なユーザ操作の処理を実現することが可能である。
図12は、上記BDプレーヤ1で実現される処理の流れの概要を示す図である。図12
が示すように、テーブルが予め生成されており(S501)、ユーザがトラックアップ操作を行って目標チャプターの番号が設定されると(S502)、確定タイマーで一定時間が経過するまで(S503)、目標チャプターの番号が保持される(S504)。そして、一定時間が経過したことを確定タイマーの経過時間で確認したら、再生するチャプターの変更処理(S505)とユーザへの操作の応答処理を行う(S506)。ユーザに対する操作の応答処理とは、例えば、操作反応音や表示装置7への目標チャプター番号の表示等、ユーザに対して操作が適正に処理される旨を知らせる処理である。再生するチャプターの変更処理が開始されると、実際のディスクアクセスが行われて目標チャプターの再生が行われる(S507)。
が示すように、テーブルが予め生成されており(S501)、ユーザがトラックアップ操作を行って目標チャプターの番号が設定されると(S502)、確定タイマーで一定時間が経過するまで(S503)、目標チャプターの番号が保持される(S504)。そして、一定時間が経過したことを確定タイマーの経過時間で確認したら、再生するチャプターの変更処理(S505)とユーザへの操作の応答処理を行う(S506)。ユーザに対する操作の応答処理とは、例えば、操作反応音や表示装置7への目標チャプター番号の表示等、ユーザに対して操作が適正に処理される旨を知らせる処理である。再生するチャプターの変更処理が開始されると、実際のディスクアクセスが行われて目標チャプターの再生が行われる(S507)。
上記BDプレーヤ1によれば、ブルーレイディスクのようにコンテンツのファイルが多数格納されており、これらの再生順序や操作に関する禁則事項等の再生制御情報がコンテンツの製作者によって任意にされている記録媒体を再生する場合に、再生制御情報が規定する事項に反することなく、ユーザの操作性を向上することが可能になる。特に、近年の電子機器ではコンピュータプログラムを実行することで動作を実現する機器が急速に発展しているが、この場合に懸念される処理時間の遅延についても十分に回避することが可能である。また、車両に搭載される電子機器は、屋内で用いられる電子機器よりも頻繁に操作されやすいが、上記BDプレーヤ1によれば操作時の即応性が高まる。なお、以上の実施例ではトラックアップについて説明したが、トラックダウンについても同様の考えに基づき適用できることはいうまでも無い。
1・・BDプレーヤ
2・・ディスプレイ
3・・アンプ
4・・CPU
5・・メモリ
6・・光ディスクドライブ
7・・表示装置
8・・操作ボタン
9・・信号出力回路
10・・操作処理機能部
11・・再生処理機能部
12・・テーブル生成機能部
13・・BDファイルルートディレクトリ
14・・プレイリストファイル
15・・プレイリスト
16・・プレイリストマーク
17・・プレイアイテム
2・・ディスプレイ
3・・アンプ
4・・CPU
5・・メモリ
6・・光ディスクドライブ
7・・表示装置
8・・操作ボタン
9・・信号出力回路
10・・操作処理機能部
11・・再生処理機能部
12・・テーブル生成機能部
13・・BDファイルルートディレクトリ
14・・プレイリストファイル
15・・プレイリスト
16・・プレイリストマーク
17・・プレイアイテム
Claims (5)
- 記録媒体に記録された映像および音声のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
前記記録媒体にアクセスし、前記コンテンツの再生データを格納した複数のコンテンツファイルを、各コンテンツファイルの再生順序を示すテーブルに基づいて順に再生する再生処理部と、
前記記録媒体内にコンテンツファイル毎に用意される複数のファイルであって、自身が対応するコンテンツファイルの次に再生するコンテンツファイルの情報を再生順序情報として各々有する複数の制御情報ファイルを参照し、各制御情報ファイルの再生順序情報から前記テーブルを生成するテーブル生成部と、
ユーザによる、再生中のコンテンツファイルのスキップ操作を受け付ける操作処理部と、を備え、
前記操作処理部は、前記スキップ操作を受け付けると、前記テーブル生成部が生成した前記テーブルが示す各コンテンツファイルの再生順序と該スキップ操作の操作回数との関係から、次に再生するコンテンツファイルを決定し、
前記再生処理部は、次に再生するコンテンツファイルを前記操作処理部が決定したら前記記録媒体にアクセスし、該操作処理部が再生を決定したコンテンツファイルを再生する、
コンテンツ再生装置。 - 前記テーブル生成部は、前記再生順序情報をコンテンツファイル毎に示したものを前記テーブルとして生成し、
前記操作処理部は、前記テーブルが示す各コンテンツファイルの再生順序情報に則ったスキップ操作を受け付け、該スキップ操作の操作回数分だけスキップした場合に再生することとなるコンテンツファイルを次に再生するコンテンツファイルとして決定する、
請求項1に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記操作処理部は、前記テーブル生成部が前記テーブルを生成している途中で前記スキップ操作を受け付けると、前記記録媒体にアクセスして前記制御情報ファイルの再生順序情報から次に再生するコンテンツファイルを決定する、
請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記各制御情報ファイルは、ユーザによる操作の許否に関する情報を操作許否情報として各々更に有し、
前記テーブル生成部は、前記再生順序情報及び前記操作許否情報をコンテンツファイル毎に示したものを前記テーブルとして生成し、
前記操作処理部は、前記スキップ操作を受け付けると、前記テーブル生成部が生成した前記テーブルが示す各コンテンツファイルの再生順序と該スキップ操作の操作回数との関係、並びに各コンテンツファイルの操作許否の内容に基づいて、次に再生するコンテンツファイルを決定する、
請求項1から3の何れ一項に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記テーブル生成部は、前記コンテンツの再生開始前に行われる所定のユーザ操作を契機に、前記記録媒体にアクセスして各制御情報ファイルの再生順序情報から前記テーブルを生成し、
前記所定のユーザ操作とは、前記コンテンツ再生装置への前記記録媒体の挿入操作、前記記録媒体に記録された前記コンテンツの再生操作、前記記録媒体が挿入された状態の前記コンテンツ再生装置の電源をオンにする操作の少なくとも何れかである、
請求項1から4の何れか一項に記載のコンテンツ再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008313907A JP2010140533A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | コンテンツ再生装置 |
US12/588,292 US20100142916A1 (en) | 2008-12-10 | 2009-10-09 | Content reproducing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008313907A JP2010140533A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | コンテンツ再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010140533A true JP2010140533A (ja) | 2010-06-24 |
Family
ID=42231175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008313907A Withdrawn JP2010140533A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | コンテンツ再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100142916A1 (ja) |
JP (1) | JP2010140533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019008181A (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 株式会社デンソーテン | コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103729364B (zh) * | 2012-10-12 | 2017-08-18 | 腾讯科技(北京)有限公司 | 可再现内容的录入系统及方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69520170T2 (de) * | 1994-05-25 | 2001-06-21 | Sony Corp., Tokio/Tokyo | Wiedergabegerät für ein Aufzeichnungsmedium und Kontrollgerät dafür |
US6288990B1 (en) * | 1997-10-21 | 2001-09-11 | Sony Corporation | Reproducing apparatus, recording apparatus, and recording medium |
EP2819123A1 (en) * | 2003-01-02 | 2014-12-31 | Samsung Electronics Co., Ltd | Multimedia apparatus with "slide-show" accompanied audio output |
CN1879169B (zh) * | 2004-08-23 | 2010-05-05 | 松下电器产业株式会社 | 再生装置和再生方法 |
JP4606868B2 (ja) * | 2004-12-24 | 2011-01-05 | 富士通株式会社 | 個人認証装置 |
JP4337774B2 (ja) * | 2005-06-06 | 2009-09-30 | 船井電機株式会社 | 光ディスク再生装置 |
JP4598627B2 (ja) * | 2005-08-24 | 2010-12-15 | 富士通株式会社 | コンテンツ編集装置及びその再生装置 |
JP5219501B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2013-06-26 | 三菱電機株式会社 | 画面生成装置および画面レイアウト共有システム |
-
2008
- 2008-12-10 JP JP2008313907A patent/JP2010140533A/ja not_active Withdrawn
-
2009
- 2009-10-09 US US12/588,292 patent/US20100142916A1/en not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019008181A (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 株式会社デンソーテン | コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100142916A1 (en) | 2010-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007208477A (ja) | 映像再生装置、ブックマークデータのデータ構造およびブックマークデータを記憶した記憶媒体並びにブックマークデータの生成方法 | |
JP2008204560A (ja) | 再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体 | |
JP2010140533A (ja) | コンテンツ再生装置 | |
JP4871839B2 (ja) | 動画再生装置 | |
JP2005135518A (ja) | 音楽再生装置 | |
JP4610175B2 (ja) | 情報記録再生装置 | |
JP2005093068A (ja) | 再生装置及び再生プログラム | |
JP2008112495A (ja) | 記録再生装置 | |
JP2005142610A (ja) | 動画・音声再生装置 | |
JP2006277852A (ja) | スライドショー・システム,ルール・サーバおよび音楽再生装置ならびにそれらの制御方法 | |
JP2010086641A (ja) | コンテンツ制御プログラムおよび可搬型記録媒体 | |
JP2009104199A (ja) | 車載用楽曲再生装置 | |
JP2009048717A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2004095019A (ja) | 情報再生装置および情報再生方法 | |
JP2008257792A (ja) | オーディオデータ再生装置 | |
JP2006196048A (ja) | 車載楽曲再生装置 | |
JP4379447B2 (ja) | 光ディスク再生装置 | |
JP2009026345A (ja) | 再生装置、再生方法 | |
KR100676253B1 (ko) | 디스크의 재생 리스트 생성방법 | |
JP2007048391A (ja) | 操作信号処理装置およびコンテンツ選択装置 | |
JP2008034001A (ja) | オーディオ装置 | |
JP2007109271A (ja) | 音楽再生装置 | |
JP2009252329A (ja) | オーディオ装置 | |
JP2006236546A (ja) | 車載情報端末 | |
JP2005310267A (ja) | ディスク装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111121 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20130326 |
|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130402 |