JP2010039689A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 アプリケーションを実行するための資源を備えた装置に、相互に関連するアプリケーションをインストールした際の資源確保量を削減可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 アプリケーションa 4001のプロパティ情報m 4003に、関連を有するアプリケーションの識別情報6003と、関連を有するアプリケーションと同時開始時の資源使用量6004を付加する。また、アプリケーションb 4004のプロパティ情報m4006に、関連を有するアプリケーションの識別情報6007と、関連を有するアプリケーションと同時開始時の資源使用量6008を付加する。こうして、アプリケーションが起動開始されたときに、識別情報6003と識別情報6007からアプリケーション間の関連を判別し、資源使用量6004と資源使用量6008から必要な資源量を確保する。
【選択図】 図1
【解決手段】 アプリケーションa 4001のプロパティ情報m 4003に、関連を有するアプリケーションの識別情報6003と、関連を有するアプリケーションと同時開始時の資源使用量6004を付加する。また、アプリケーションb 4004のプロパティ情報m4006に、関連を有するアプリケーションの識別情報6007と、関連を有するアプリケーションと同時開始時の資源使用量6008を付加する。こうして、アプリケーションが起動開始されたときに、識別情報6003と識別情報6007からアプリケーション間の関連を判別し、資源使用量6004と資源使用量6008から必要な資源量を確保する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アプリケーションをインストール可能な情報処理装置に関するものである。より詳細には、複数アプリケーションの同時動作性を考慮して、アプリケーションの開始に必要な資源使用量を決定する手法に関するものである。
複合機などの画像形成機能を持つ情報処理装置において、Java(登録商標)などの搭載により、PCなどに代表される情報処理装置と同様に、ネットワーク上の他の情報処理装置からアプリケーションがインストールできる環境が整ってきている。これにより、機能拡張の際には新しいアプリケーションをインストールするなどが行なわれている。具体的には、インストールされるアプリケーションは、情報処理装置の中に存在するハードディスクなどの不揮発性記憶媒体に保存される。またインストールされたアプリケーションは、情報処理装置内で開始・動作し、複写機などの画像形成機能を持つ情報処理装置に対して、さまざまな付加価値を提供する機能を実現するものである。これらのアプリケーションは、開始時に不揮発性記憶媒体に記録された情報をメモリ上に読み込む動作を要する。このとき、従来技術として、必要とする資源の使用量をアプリケーションと対となるプロパティファイルに記述して、これに基づいて開始時に必要なメモリを確保する方法が一般的にある(例えば、特許文献1)。
特開2004−30601号公報
このような従来の複合機では、メモリなどの限られた資源の範囲内でプリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各機能単位ですべてのアプリケーションプログラムが開始される。言い換えれば、従来の複合機では、すべてのアプリケーションプログラムを開始できる程度の資源を用意しており、アプリケーションプログラムが開始不可能になる状況が生じる場合は想定されていない。しかし、新規な複合機は、予めインストールされているアプリケーション以外に、複合機の出荷後にユーザもしくは第三者であるサードベンダが新規なアプリケーションを開発して複合機に搭載可能な構成となっている。これにより複数のアプリケーションの開始時には、共有可能なメモリ領域を個々のアプリケーションでそれぞれ確保している。このため、本発明は、表示部、印刷部および撮像部などの画像形成処理で使用されるハードウェア資源を有する装置を対象とする。そこで、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源を個々のアプリケーションに付随するプロパティ情報に記述し、各アプリケーションの実行時の資源使用量を計算することを備えた画像形成装置(複合機)を発明した。
前記課題を解決するための手段として、請求項1の発明は、アプリケーションを実行可能な資源を備えた情報処理装置である。さらに、前記情報処理装置は前記アプリケーションに付随する情報、前記アプリケーションと関係を有するアプリケーションの動作状態、前記付随情報に含まれる資源使用量情報が取得可能である。加えて、ネットワークを介して、前記アプリケーションの状態を表示するクライアント端末と前記クライアント端末の表示部を備え、前記資源使用量情報からアプリケーションの実行に必要な資源使用量を計算するよう構成したものである。
さらに、前記アプリケーションの付随情報には、アプリケーションの名前に関する情報と、前記アプリケーションの識別に関する情報と、前記関連するアプリケーションに関する識別情報と、前記アプリケーションの開始や停止を表す状態情報と、前記アプリケーションの所属するアプリケーショングループに関する情報のうち少なくとも1つ以上を含む。請求項2の発明は、請求項1の発明に対し、これらの各前記情報を取得するよう構成したものである。
さらに前記付随情報には、前記関連を有するアプリケーションに関する識別情報において、複数の関連を有するアプリケーションと、前記複数の関連を有するアプリケーションと対になる前記資源使用量情報を含む。ここで、請求項3の発明は、請求項2の発明に対し、前記関連を有するアプリケーションと対となる前期資源使用量情報を取得するように構成したものである。
さらに請求項4の発明は、請求項3の発明に対し、前記アプリケーションの識別に関する情報と、前記関連を有するアプリケーションに関する識別情報を比較して、一致しているかどうかを判定するように構成したものである。
さらに請求項5の発明は、請求項3の発明に対し前記アプリケーションの所属するグループに関する情報と前記関連を有するアプリケーションの所属するグループに関する情報を比較して、一致しているかどうかを判定するように構成したものである。
さらに請求項6の発明は、請求項4の発明に対し、前記アプリケーションの識別情報と前記関連を有するアプリケーションの識別情報には、判定結果が一致であれば、対になる前記資源使用量情報を取得する。このとき、不一致であれば、通常の前記資源使用量情報を取得するように構成したものである。
さらに請求項7の発明は、請求項4の発明に対し、前記アプリケーションの所属するグループと前記関連を有するアプリケーションの所属するグループの判定には、判定結果が一致であれば、対になる前記資源使用量情報を取得する。このとき、不一致であれば、通常の前記資源使用量情報を取得するように構成したものである。
さらに請求項8の発明は、請求項1の発明に対し、前記アプリケーションの状態の表示手段には、前記付随情報が含む情報のうち1つないし複数を表示する。このとき、前記アプリケーションと関係を有するアプリケーションが開始状態であれば、2つのアプリケーション間で共通して表示可能な項目を合わせて表示するよう構成したものである。
さらに請求項9の発明は、請求項1の発明に対し、前記アプリケーションの状態の表示手段には、前記付随情報が含む情報のうち1つないし複数を表示する。このとき、前記アプリケーションと関係を有するアプリケーションが開始状態であっても、2つのアプリケーションで表示する項目を個別に表示するよう構成したものである。
本発明によって、インストールされたアプリケーションの開始において、開始中のアプリケーションが備える付随情報と開始されるアプリケーションの付随情報から対となる必要な資源使用量情報を取得する。これにより、アプリケーション間の関係を考慮しないアプリケーションの開始と比べて、必要な資源使用量をより柔軟に変更できるため、限られた資源内での開始可能なアプリケーション数向上につながりやすくなる。また、ユーザは、アプリケーションの情報をWEBページ上に表示し、関連を有するアプリケーションによる資源使用量を把握できる。このため、ユーザは計画的にアプリケーションを開始および停止できるようになる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
第1の実施例は、画像形成装置とネットワークによるシステムに本発明を実施したものである。
図1は、実施例1における、画像形成装置システムが利用される一般的なシステム構成図である。
複合機1008は原稿の読み取り、印刷、または、さまざまな装置に送信する情報処理装置である。クライアントPC1004〜クライアントPC1006は、複合機1008に印刷指示を行なう、あるいは複合機1008で読み取られた原稿のデータを格納する。ネットワーク1007は、情報処理装置1001、クライアントPC1004〜クライアントPC1006、複合機1008が接続されるネットワークであり、相互にアクセス可能であるものとする。このときの接続媒体については双方向通信可能なものであればいずれでも構わず、その接続媒体上においてクライアントPC1004〜クライアントPC1006、複合機1008、の相互間においてデータ送受信に使用されるプロトコルもHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)など既存のプロトコルのいずれでも構わない。つまり、まったく独自のアプリケーションプロトコルであっても構わない。また、クライアントPCは、ネットワーク1007上にいくつ接続されていてもよい。
本実施例では、複合機1008には、Java(登録商標)の実行環境が組み込まれており、Java(登録商標)アプリケーションを実行することが可能であるものとする。
図2は、実施例1における複合機などの画像形成機能を持つ情報処理装置のシステムブロック図である。
実施例1におけるシステムブロック図であり、複合機1008に実装される。
Controller Unit 2000は画像入力デバイスであるScanner2070や画像出力デバイスであるPrinter2095と接続し画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。一方では、LAN2011や公衆回線(WAN)2051接続することでも同様な動作を可能とする。CPU2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002はCPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリ、または各種アプリケーションが実行されるワークメモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データ、各種アプリケーション、画像形成装置内で処理されるさまざまなジョブの履歴などを格納する。また、後述のNetwork I/F2010を介し所定のクライアントと記憶領域の共有が可能である。操作部I/F2006はタッチパネルを有した操作部(UI)2012とのインターフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network I/F2010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2050は公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。Image Bus I/F2005はシステムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。Removable Media Slot2100はメモリカード等の取り外し可能なデータ保存メディアが接続可能なスロットであり、画像データの格納や読み取りなどが可能である。暗号・復号処理部2110は所定の鍵等を用いてデータの暗号化・複合化処理を行うハードウェアアクセラレータボードである。
図3は、実施例1におけるシステムブロック図であり、クライアントPC1004〜1006に実装される。
クライアントPC1004〜1006は、CPU3001と、RAM3002と、CRT(陰極線管)3003と、キーボード3004と、ポインティングデバイス3005と、ROM3006と、DISK3007と、通信I/F(1)3008と、通信I/F(2)3009とを、システムバス3010を介して相互に接続して構成されている。
PCを制御するプログラムは、ROM3006若しくはDISK3007に格納されており、必要に応じてRAM3002に読み出され、CPU3001によって実行される。また、CPU3001がCRT3003を通して表示を行ない、キーボード3004及びポインティングデバイス3005からユーザの指示を受ける。また、CPU3001が通信I/F(1)3008、通信I/F(2)3009を通じて外部機器と通信を行なう。
本実施例では、特に断らない限り、図3のPCでは、CPU3001がシステムバス3010を介してキーボード3004やポインティングデバイス3005からユーザの入力を受け取る。さらに、RAM3002と、CRT3003と、ROM3006と、DISK3007と、通信I/F(1)3008と、通信I/F(2)3009とを制御して実施する。また、通信I/F(1)3008は、ネットワーク1007を介して複合機1008と接続されるものとする。
図4は、実施例1におけるアプリケーションa4001の構造を示したブロック図である。
アプリケーション4002は、アプリケーションa4001の実体であり、実際に複合機1008上で動作するプログラムそのものである。プロパティ情報m4003は、アプリケーションa4001自身のプロパティ情報であり、後述の図6の情報が格納される。
なお、本実施例ではアプリケーションb4004も同等の構造を持っているものとする。
図5は、実施例1におけるライセンスa5001の構造を示したブロック図である。
ライセンス5002は、ライセンスa5001の実体であり、アプリケーションa4002を複合機1008にインストールする際に参照される情報である。プロパティ情報n5003は、ライセンスa5002自身のプロパティ情報であり、後述の図6の情報が格納される。
なお、本実施例では、ライセンス5002とプロパティ情報n5003を異なるブロックで表現しているが、データフォーマットによっては物理的に異なるものである必要はない。また、ライセンスb5004も同等の構造を持っているものとする。
図6は、実施例1におけるプロパティ情報m4003の内容を示したものである。
情報6001は、アプリケーションa4001の動作に必要なハードウェア資源量を表す情報である。情報6002は、このアプリケーションを一意に識別する情報である。情報6003は、アプリケーションa4001と関連のあるアプリケーションを表す情報である。実施例1においては、アプリケーションa4001の情報6003とアプリケーションb4004の情報6006が等しく、アプリケーションb4004の情報6007とアプリケーションa4001の情報6002が等しいため、これらのアプリケーションは関連を有することを表す。情報6004は、関連アプリケーションと同時に動作したときの必要なハードウェア資源量である。なお、アプリケーションが関連アプリケーションを複数持つ場合、関連アプリケーション情報に、対応する関連アプリケーションと共有時最大資源使用量を複数列挙してもかまわない。また、関連アプリケーション情報に、複数のアプリケーション間をグループで識別するための情報を添加してもかまわない。ようするに、関連アプリケーション情報と共有時最大資源使用量との対応がとれていればその表記方法に制限はない。
情報6004と情報6008の関係については、後述する図9、図10、図11で説明する。
なお、本実施例のプロパティ情報ではテキスト形式を取っているが、マークアップ言語を使用したものでも良いし、バイナリ形式であっても良くデータの形式そのものについてなんら制限するものではない。
図7は、実施例1におけるプロパティ情報n5003の内容を示したものである。
情報7001は、インストールが許可されている複合機1008の固体を識別する情報であり、本実施例ではSN-abcd12345という識別情報を持った複合機1008にのみインストールできることを示している。情報7002は、ライセンスa5001と対になるアプリケーションを特定する情報であり、情報6002と同じ値であることでアプリケーションa4001と対であることを示す。プロパティ情報n5006についても、同様な構造をとり、アプリケーションb4004と対であることを示す。
なお、本実施例のプロパティ情報ではテキスト形式を取っているが、マークアップ言語を使用したものでも良いし、バイナリ形式であっても良くデータの形式そのものについてなんら制限するものではない。
図8は、実施例1における複合機1008のアプリケーションインストール画面である。
本実施例では、複合機1008にはHTTPサーバーが搭載されているものとし、本インストール画面はクライアントPC1004のWebブラウザからのリクエストにより、複合機1008のアプリケーションインストール部から送信される。そして、本インストール画面は、通信I/F(1)3008、およびネットワーク1007を介し、クライアントPC1004のCRT3003にWebブラウザにより表示されるものとする。
8001は、アプリケーションの入力フィールドであり、クライアントPC1004のDISK3007に格納されているアプリケーションを指定するものである。本実施例では、アプリケーションa4001のファイル名が入力されているものとする。8002は、ライセンスの入力フィールドであり、クライアントPC1004のDISK3007に格納されているライセンスを指定するものである。本実施例では、ライセンスa5001のファイル名が入力されているものとする。8003は、インストールの開始を指示するボタンであり、入力された情報を情報処理装置1001のアプリケーションインストール部に送信する機能を有する。8004は、本インストール画面の処理を中断し、図外の操作画面に戻ることを指示するボタンである。ここで、本インストール画面は、アプリケーションフィールド、ライセンスフィールド、インストールの開始を指示するボタン、インストール画面の処理を中断し、操作画面に戻ることを示すボタンを有している。しかし、アプリケーションの入力、ライセンスの入力、インストール開始および停止を表現可能ならばインストール画面そのものについてなんら制限するものではない。
図9は、実施例1における複合機1008のアプリケーション一覧画面である。本実施例では、複合機1008にはHTTPサーバーが搭載されているものとし、本アプリケーション一覧画面はクライアントPC1004のWebブラウザからのリクエストにより、複合機1008のアプリケーションインストール部から送信される。さらに、本アプリケーション欄画面は、通信I/F(1)3008、およびネットワーク1007を介し、クライアントPC1004のCRT3003にWebブラウザにより表示されるものとする。名前9001は、インストールされているアプリケーション名を表す項目名である。アプリケーションID9002は、インストールされているアプリケーションの識別情報を表す項目名である。アプリケーション状態9003は、アプリケーションの動作状態を表す項目名であり、取り得る値は、開始・停止である。資源使用状況9004は、対応するアプリケーションの使用しているハードウェア資源の使用量を表す項目名である。ここで、アプリケーションa4001とアプリケーションb4004は既にインストールされているものとする。情報9005、情報9006、情報9007および情報9008は、アプリケーションa4001に関する。情報9009、情報9010、情報9011および情報9012はアプリケーションb4004に関する。図9は、アプリケーションa4001の状態9007が開始を、アプリケーションb4004の状態9011が停止を表し、アプリケーションa4001によるハードウェア資源の使用状況20を表している。図10は、アプリケーションa4001の状態9007が停止を、アプリケーションb4004の状態9011が開始を表し、アプリケーションb4004によるハードウェア資源の使用状況20を表しているアプリケーション一覧画面である。
図11は、アプリケーションa4001とアプリケーションb4004の両方が開始している状態のアプリケーション一覧画面である。情報11001は、アプリケーションa4001の名前とアプリケーションb4004の名前の両方を表している。情報11002は、アプリケーションa4001のアプリケーション識別情報6002とアプリケーションb4004のアプリケーション識別情報6006の両方を表している。情報11003は、アプリケーションa4001とアプリケーションb4004の両方の状態が開始であることを表している。情報11004は、アプリケーションa4001のプロパティ情報m4003の共有時最大資源使用量6004とアプリケーションa4004のプロパティ情報m4006の共有時最大資源使用量6008を加算したハードウェア資源の使用状況35を表している。なお、本アプリケーション一覧画面は、名前、アプリケーションID、状態および資源使用状況を表しているが、表示項目はこれらに限定されず、アプリケーションIDの非表示、インストール日時や使用履歴などの表示が許される。さらに、複数アプリケーション同時開始時の表示方法において、これらのアプリケーションを結合して表示する必要もなく、共有時最大資源使用量の表示をアプリケーションごとにすることも可能である。それゆえ、本アプリケーション一覧画面が、アプリケーション一覧画面そのものについてなんら制限するものではない。
図12は、実施例1における複合機1008情報処理装置1001に既にインストール済みのアプリケーション起動インストール部のインストール時の処理の一部を示したフローチャートである。より具体的には、利用者がタッチパネルを有した操作部(UI)2012を通じて、Java(登録商標)アプリケーションを実行したときの開始要求に伴う処理である。
また、実行されたJava(登録商標)アプリケーションから別のJava(登録商標)アプリケーションが呼び出されたときなどのアプリケーションの開始要求に伴う処理である。アプリケーション図11のボタン11003が押下され、インストール指示と共にアプリケーションA4001とライセンスA4005が送信されてきた際の処理であり、インストール指示であることを認識した後の処理を示す。
ステップ12001は、既に開始中のアプリケーションの情報を保持するステップであり、各アプリケーションがどのアプリケーションと関連を有していたかを格納する。ステップ12001は、利用者や他のアプリケーションからの開始要求を受けたアプリケーションを開始状態に変更するステップである。ステップ12002は、アプリケーション間の関連情報を元に各アプリケーションの資源使用量を求めるステップであり、詳細は後述する図13で説明する。ステップ12003は、開始要求を受けたアプリケーションの開始に伴う前処理を行うステップであり、詳細は、後述する図14で説明する。
図13は、実施例1における複合機1008情報処理装置1001に対するアプリケーション開始要求に伴うアプリケーション間の関連情報から必要なハードウェア資源使用量を計算する処理の一部を示したステップ12002の詳細なフローチャートである。ステップ13001は、アプリケーションのプロパティ情報を有する一時領域としてTを確保する。ステップ13002は、Tを開始状態にあるアプリケーションのうちの一つとする。ステップ13003は、Tが関連アプリケーションを有するならば、ステップ13004に進み、そうでなければ、ステップ13006に進む。ステップ13004は、開始状態にあるアプリケーションの中で、Tの関連アプリケーションと等しいものがあれば、ステップ13005に進み、そうでなければ、ステップ13006に進む。ステップ13005は、Tの関連アプリケーション情報に対応する共有時最大資源使用量を保持する。ステップ13006は、Tの標準の最大資源使用量を保持する。ステップ13007は、Tによる開始状態のアプリケーション全ての巡回が未完であれば、ステップ13008に進み、そうでなければ、ステップ13009に進む。ステップ13008は、Tを今までとは異なる開始状態のアプリケーションとし、ステップ13003に戻る。ステップ13009は、ステップ13005およびステップ13006で保持した、各開始状態のアプリケーションの資源使用量を合計する。本ステップ終了後、本フローチャートの処理を終了する。
図14は、実施例1における複合機1008に対するアプリケーション開始要求を受けたアプリケーションの開始に伴う前処理を行うステップ12003の詳細を示したフローチャートである。ステップ14001は、ステップ13009で求めたハードウェア資源使用量の確保が可能であるかを判定し、可能であれば、ステップ14002に進み、そうでなければ、ステップ14003に進む。ステップ14002は、開始要求を受けたアプリケーションを開始する。このアプリケーションの開始方法は、開始されるアプリケーションに依存する。本ステップ終了後、本フローチャートの処理を終了する。ステップ14003は、ステップ12001で変更された開始要求を受けたアプリケーションの状態を停止に戻す。本ステップ終了後、本フローチャートの処理を終了する。
Claims (9)
- アプリケーションを実行させるための資源を備えた情報処理装置であって、
前記アプリケーションが開始される際に、前記情報処理装置における資源の状態を示す資源状態情報を取得し、取得した資源状態情報と、前記アプリケーションに付随する情報を取得する手段と、が使用する資源に関する資源使用情報を取得する手段と、前記アプリケーションと関係を有するアプリケーションの開始を確認する手段と、前記関係を有するアプリケーションの開始に応じた、前記付随情報資源使用情報に含まれる資源使用量情報を取得する手段と、前記アプリケーションの状態をネットワークに接続されたクライアント端末からWEBページを介して表示する手段と、前記資源使用量情報を取得する手段から得られた前記資源使用量情報に基づいて、前記アプリケーションを実行するための領域を計算する手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記付随情報資源使用情報には、アプリケーションの名前に関する情報とアプリケーションの識別に関する情報と関連を有するアプリケーションに関する情報とアプリケーションの状態に関する情報およびアプリケーションの所属するグループに関する情報のうち1つないし複数を有することを特徴とし、前記資源使用情報に含まれる各前記情報を取得する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記付随情報資源使用情報に含まれる前記関連を有するアプリケーションに関する情報において、複数の関連を有するアプリケーションを含み、前記付随情報に含まれる前記複数の関連するアプリケーションと対になる資源使用量情報を含み、前記複数の関連するアプリケーションと対になる資源使用量情報を取得する手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記付随資源使用情報の前記アプリケーションの名前に関する情報と前記付随情報の前期関連を有するアプリケーションに関する情報を比較して一致しているかどうかを判定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記付随情報の前記アプリケーションの所属するグループに関する情報と前記関連を有するアプリケーションの前記付随情報の前記アプリケーションの所属するグループに関する情報を比較して一致しているかどうかを判定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記アプリケーションと前記関連を有するアプリケーションの判定手段は、判定結果に基づいて前記付随情報の前記資源使用量情報の適応的な取得を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記アプリケーションの所属するグループと前記関連を有するアプリケーションの所属するグループの判定手段は、判定結果に基づいて前記付随情報の前記資源使用量情報の適応的な取得を特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記アプリケーションの状態の表示手段は、前記付随情報の1つないし複数を表示し、前記アプリケーションと前記関連を有するアプリケーションが開始状態であれば、合わせて表示することを特徴とした請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記アプリケーションの状態の表示手段は、前記付随情報の1つないし複数を表示し、前記アプリケーションと前記関連を有するアプリケーションの開始状態にかかわらず、個別に表示することを特徴とした請求項1に記載の情報処理装置。
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