JP2010039573A - Character decoration system and character decoration program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、操作画面に表示される文字をポインティングデバイスで引かれた線により装飾する文字装飾システム及び文字装飾プログラムに関する。 The present invention relates to a character decoration system and a character decoration program for decorating a character displayed on an operation screen with a line drawn by a pointing device.
従来、コンピュータの操作画面にマウスやペン等のポインティングデバイスを操作して、フリーハンドで線を引き、その操作にしたがって画面表示をしていた。 Conventionally, a pointing device such as a mouse or pen is operated on the operation screen of a computer, a line is drawn freehand, and the screen is displayed according to the operation.
また、電子書籍表示装置では、記録媒体に記録された書籍データを表示し、画面上をペンでクリックされるとクリックされた座標(開始位置)を検出し、このクリックされた座標が文字の「アセント範囲」に含まれるのか「デセント又はリーディング範囲」に含まれるのかを判定する。クリックされた位置が「アセント範囲」に含まれるときには文字をマーカ表示で装飾し、クリックされた位置が「デセント又はリーディング範囲」に含まれるときにはアンダーライン表示をする(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、画面にマウスやペンで線を書くときには、きれいな線が書きにくく、例えば、文字に対してアンダーラインを引くように操作しても、線がうまく引けず、文字に線が重なり見えづらくなることがあった。 However, when you draw a line with the mouse or pen on the screen, it is difficult to draw a beautiful line, for example, even if you operate to draw an underline on the character, the line does not draw well, and it is difficult to see the line overlapping the character There was a thing.
このような状態では、電子書籍表示装置のように、クリックされた位置(開始位置)によりマーカ表示やアンダーライン表示などを判断することにより、開始位置を正確に指定する必要があり、開始位置がずれると所望する表示ができなくなり、操作性に劣る。 In such a state, like the electronic book display device, it is necessary to accurately specify the start position by determining marker display, underline display, or the like based on the clicked position (start position). If it deviates, the desired display cannot be performed and the operability is poor.
本発明は、係る問題に鑑み、ユーザの意図に沿った装飾種別を決定し装飾線を表示することができ、操作性に優れた文字装飾システム及び文字装飾プログラムを提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a character decoration system and a character decoration program that are capable of determining a decoration type in accordance with a user's intention and displaying a decoration line and having excellent operability.
本発明に係る文字装飾システムは、操作画面に表示される文字をポインティングデバイスで引かれた線により装飾する文字装飾システムであって、前記線を特定する位置情報を含む操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記位置情報に基づいて、前記文字の装飾種別を判定する装飾判定手段と、前記装飾種別に従って前記文字の装飾線を前記操作画面に表示する装飾表示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る文字装飾プログラムは、操作画面に表示される文字をポインティングデバイスで引かれた線により装飾する文字装飾プログラムであって、コンピュータを、前記線を特定する位置情報を含む操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記位置情報に基づいて、前記文yの装飾種別を判定する装飾判定手段と、前記装飾種別に従って前記文字の装飾線を前記操作画面に表示する装飾表示手段として機能させることを特徴とする。
したがって、ポインティングデバイスで引かれた線の全体で装飾種別を決定することができ、ユーザ操作の意図に応じた装飾線を表示することができる。
The character decoration system according to the present invention is a character decoration system that decorates a character displayed on an operation screen with a line drawn by a pointing device, and obtains operation information including position information for specifying the line. It comprises: an acquisition unit; a decoration determination unit that determines a decoration type of the character based on the position information; and a decoration display unit that displays a decoration line of the character on the operation screen according to the decoration type. To do.
The character decoration program according to the present invention is a character decoration program for decorating a character displayed on an operation screen with a line drawn by a pointing device, and the operation information including position information for specifying the line. Operation information acquisition means for acquiring a decoration, a decoration determination means for determining a decoration type of the sentence y based on the position information, and a decoration display means for displaying a decoration line of the character on the operation screen according to the decoration type It is made to function.
Therefore, the decoration type can be determined based on the whole line drawn by the pointing device, and the decoration line according to the intention of the user operation can be displayed.
また、前記位置情報は、前記線の開始位置及び終了位置を含み、前記装飾判定手段は、前記位置情報から算出された前記開始位置及び前記終了位置の間の直線距離と、前記ポインティングデバイスで引かれた線の長さとに基づき、前記装飾種別を判定してもよい。 In addition, the position information includes a start position and an end position of the line, and the decoration determination unit calculates a linear distance between the start position and the end position calculated from the position information, and the pointing device. The decoration type may be determined based on the length of the drawn line.
また、前記操作情報は、前記ポインティングの操作の日時情報をさらに含み、前記装飾判定手段は、前記位置情報および前記日時情報から算出された操作速度に基づき、前記装飾種別を判定してもよい。 The operation information may further include date and time information of the pointing operation, and the decoration determination unit may determine the decoration type based on the operation speed calculated from the position information and the date and time information.
前記操作画面の一部又は全部の領域の文字領域情報を取得する文字領域情報取得手段と、前記文字領域情報及び前記位置情報から前記文字装飾の対象文字を特定する装飾文字特定手段とをさらに備え、前記装飾表示手段は、前記対象文字に対する前記装飾線を表示してもよい。 Character area information acquiring means for acquiring character area information of a part or all of the operation screen, and decoration character specifying means for specifying a target character of the character decoration from the character area information and the position information. The decoration display means may display the decoration line for the target character.
以上にしてなる本発明に係る、文字装飾システム及び文字装飾プログラムは、1つの操作工程で装飾線を領域だけでなく、装飾種別も決定できるため、操作性に優れる。また、ポインティングデバイスで引かれた線の全体で装飾種別を判断するので、ユーザ操作の意図に応じた装飾線を表示することができる。 The character decoration system and the character decoration program according to the present invention as described above are excellent in operability because not only the area of the decoration line but also the decoration type can be determined in one operation step. Further, since the decoration type is determined based on the whole line drawn by the pointing device, it is possible to display the decoration line according to the intention of the user operation.
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。 Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
まず、本発明の第1実施形態を説明する。 First, a first embodiment of the present invention will be described.
文字装飾システム1は、図4に示すように、ポインティングデバイス3による操作情報を取得する操作情報取得手段4と、操作情報からポインティングデバイス3で引かれた線を特定する位置情報を取得する位置情報取得手段5と、位置情報取得手段5により取得された位置情報に基づいて文字の装飾種別を判定する装飾判定手段6と、当該装飾判定手段6により判定された装飾種別に従って文字の装飾線を表示部10の操作画面に表示する装飾表示手段9を備える。文字装飾システム1は、文字装飾プログラム2を端末などのコンピュータCにインストールすることにより、各手段として機能する。コンピュータCは、ポインティングデバイス3、表示部10、及び図示しない処理部、記録部を備え、プログラムに従って演算を行う機械であって、たとえば1つまたは複数の端末で構成されていてもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバおよびクライアント端末で構成されていてもよい。なお、各手段は、ハードウエアで実現されてもよいし、ソフトウエアで実現されてもよい。
As shown in FIG. 4, the
上記処理部は、各装置の制御やデータの演算、加工を行うCPUなどであり、記録部は、情報やプログラムなどを記録する装置であって、ハードディスクなどの外部記録装置及び情報を一時的に記録する半導体記録装置などを含む。ポインティングデバイス3は、操作画面上でカーソルを移動させ位置を指定してコンピュータCを操作する入力機器であって、例えば、マウス、タッチスクリーン、ペンタブレット、トラックパッド、トラックボールである。表示部10は、操作画面を有し、文字やポインティングデバイス3で引かれた線13などを操作画面に表示するものである。
The processing unit is a CPU that controls each device, calculates and processes data, and the recording unit is a device that records information, a program, and the like, and temporarily stores an external recording device such as a hard disk and information. Includes a semiconductor recording device for recording. The
操作情報取得手段4は、操作情報の操作内容からポインティングデバイス3で線が引かれたか否かを監視し、ポインティングデバイスで引かれた線(以下、「引かれた線」と称す。)を特定する位置情報を含む操作情報を取得し、取得した操作情報を位置情報取得手段5に送信する。例えば、ボタン解放などの線が引かれたことを示す最終処理が操作内容に含まれていることを検知すると、引かれた線に係る操作情報、つまりボタン押下などの線の引き初めを示す開始処理からボタン開放などの線の引き終わりを示す終了処理までの引かれた線を特定する操作情報を取得し、位置情報取得手段5に送信する。
The operation
ここに操作情報とは、ポインティングデバイス3による操作で生成され、例えば、ポインティングデバイス3によるボタン押下、ボタン解放、移動などの位置指定操作で線を引いたことを示す操作内容、当該操作のカーソルの位置や座標などを示す座標情報、操作情報を生成した日時又は当該操作の開始から終了までのカウント時間等を示す日時情報を含む。さらに、操作情報は、例えば、操作が行われた端末を識別する端末識別情報、当該端末のログインユーザを識別するユーザ識別情報を含むことができる。
Here, the operation information is generated by an operation by the
位置情報取得手段5は、引かれた線に係る操作情報の座標情報から引かれた線13を特定する位置情報を取得するものであり、本例ではこの位置情報を装飾判定手段6に送信している。ここに引かれた線13は、軌跡線13a及び仮想線13bを含む。また軌跡線13aは、図1(a)に示すように、ポインティングデバイス3の位置指定操作の開始から終了までに移動したカーソルの軌跡であり、仮想線13bは、図2に示すように、ポインティングデバイスで指定された開始位置14a及び終了位置14bを直線で結んだ線である。
The position information acquisition means 5 acquires position information for specifying the drawn
ここで、引かれた線13を特定する位置情報とは、引かれた線13に係る操作情報の座標情報から引かれた線13を表す式を求め、その式又は式から算出される位置座標などである。なお、引かれた線13を特定する位置情報は式又は式から算出される位置座標に限定されず、式を求めずに引かれた線13に係る座標情報であってもよい。
Here, the position information for identifying the drawn
つまり、引かれた線が軌跡線13aの場合、軌跡線13aを特定する位置情報は、例えばカーソルが移動した座標情報の集合から近似式を求め、この近似式から軌跡線13aを表す位置座標を算出することにより取得される。ここで、座標情報は、軌跡線13aに係る全ての操作情報の座標情報であってもよいし、軌跡線13aに係る操作情報のうち所定間隔ごとに取得した操作情報の座標情報であってもよい。この所定間隔は、操作情報の座標情報を参照し、所定距離ごととすることもできるし、また、操作情報の日時情報を参照し、所定時間ごととすることもできる。また、引かれた線13が仮想線13bの場合、仮想線13bを特定する位置情報は、例えば開始位置及び終了位置を通る線の式を求め、この式から仮想線13bを表す位置座標を算出することにより取得される。
That is, when the drawn line is the
より具体的には、ポインティングデバイス3のボタンを押下(例えば、マウスにおけるクリック)し、その後ボタン解放(例えば、マウスにおけるリリース)をして線を引いた場合、操作内容がボタン押下である操作情報を特定し、その操作情報の座標情報を開始位置として取得する。また、操作内容がボタン解放ある操作情報を特定し、その操作情報の座標情報を終了位置として取得する。ここで、軌跡線13aの場合には、ボタン押下からボタン解放までの操作位置を操作情報の座標情報から取得する。そして、取得した座標情報から式を算出し、式から引かれた線13の位置情報を得る。この引かれた線を表す位置座標は、開始位置、終了位置、及び開始位置と終了位置との間の任意または所定の位置である。
More specifically, when the button of the
なお、開始位置及び終了位置の特定はこれに限定されず、例えばこれらは操作情報の日時情報や座標情報などから特定することができる。日時情報で特定する場合、操作情報から座標情報に加えて日時情報を取得し、そして、その日時情報が最も早い日時の操作情報を特定し、その操作情報の座標情報を開始位置の位置情報とする。一方、日時情報が最も遅い日時の操作情報を特定し、その操作情報の座標情報を終了位置の位置情報とする。また、座標情報で特定する場合、操作情報の中から座標情報が最も左端にある(x座標が最も小さい)操作情報を特定し、その操作情報の座標情報を開始位置の位置情報とする。一方、操作情報の中から座標情報が最も右端にある(x座標が最も大きい)操作情報を特定し、その操作情報の座標情報を終了位置の位置情報とする。 Note that the specification of the start position and the end position is not limited to this, and for example, these can be specified from date information or coordinate information of the operation information. When specifying by the date information, the date information is obtained from the operation information in addition to the coordinate information, the operation information of the earliest date is specified, and the coordinate information of the operation information is used as the position information of the start position. To do. On the other hand, the operation information with the latest date and time information is specified, and the coordinate information of the operation information is used as the position information of the end position. Further, when specifying by coordinate information, the operation information whose coordinate information is at the left end (the x coordinate is the smallest) is specified from the operation information, and the coordinate information of the operation information is used as the position information of the start position. On the other hand, the operation information whose coordinate information is at the right end (the largest x coordinate) is specified from the operation information, and the coordinate information of the operation information is used as the position information of the end position.
装飾判定手段6は、位置情報取得手段5から引かれた線13を特定する位置情報を受け、文字の装飾種別を判定するものであり、本例では装飾判定手段6が装飾種別判定手段6aを含み、この装飾種別判定手段6aで装飾種別が判定されている。具体的には、位置情報から引かれた線の長さLと、引かれた線の開始位置および終了位置の直線距離Sとを求め、これらを比較し、その比較結果と装飾種別との関係を示した式や表などの所定の基準を用いて、線の長さLと直線距離Sとの比較結果から装飾種別を取得する。
The decoration determination means 6 receives position information specifying the
ここで、引かれた線13の長さは引かれた線13に沿った長さであり、直線距離Sは引かれた線の開始位置と終了位置との間の長さである。装飾種別とは、引かれた線13を装飾線に変換するための規定であって、例えば、直線や波線などの線形状、実線や波線などの線種、線の中央や下線などの位置、色、線幅を含む。装飾線は、文字15を装飾するために文字15に付される線であって、引かれた線13及び装飾種別により決定される。
Here, the length of the drawn
例えば、図1(a)に示すように、ポインティングデバイス3によって線13が引かれると、装飾判定手段6は、図1(b)に示すように、位置情報が得られた場合、引かれた線13を特定するx座標及びy座標からなる位置情報から隣接位置間の距離を算出し、算出した隣接位置間の距離を積算し、引かれた線13の長さLを算出する。さらに、引かれた線13の位置情報に含まれる開始位置14aと終了位置14bの座標から直線距離Sを算出する。この場合、図1(c)に示すように、引かれた線13の長さLが「129.1」と算出され、直線距離Sが「80.0」と算出される。
For example, as shown in FIG. 1 (a), when the
そして、装飾判定手段6は、直線距離Sに対する引かれた線13の長さLの比率(L/S)、引かれた線13の長さLから直線距離Sを引いた差(L−S)により引かれた線13の長さと直線距離Sとを比較する。図1(b)の場合には、図1(c)に示すように、直線距離Sに対する引かれた線13の長さLの比率(L/S)は「1.6」、引かれた線の長さLから直線距離Sの差(L−S)は「49.1」がそれぞれ算出される。
The
直線距離Sに対する引かれた線13の長さの比率が求められると、比率と装飾種別との関係基準を示す当該比率に対する閾値から、線種や線幅などの装飾種別が決められる。例えば、図5に示すように、直線距離Sより引かれた線13の長さLが1.2倍長い場合の比率(L/S)と、直線距離Sより引かれた線13の長さLが1.5倍長い場合とを比率(L/S)を閾値とする。比率が1.2未満であれば直線の線種の装飾種別が設定され、比率が1.2以上1.5未満であれば波長の長い波線の線種の装飾種別が設定され、比率が1.5以上であれば比率が1.2以上1.5未満のときの波長より短い波長の波線の線種の装飾種別が設定される。
When the ratio of the length of the drawn
例えば、図7(b)のように、引かれた線13の長さLが100.3、直線距離Sが85の場合、比率は1.18となり、直線状の装飾種別が決められる。また、図7(c)のように、引かれた線13の長さLが117.3、直線距離Sが85の場合、比率は1.38となり、波長の長い波線状の装飾種別が決められる。さらに、図7(d)のように、引かれた線13の長さLが138.6、直線距離Sが85の場合、比率は1.63となり、波長の短い波線状の装飾種別が決められる。また、図1の場合、上述のように比率(L/S)は1.6となり、波長が短い波線状の装飾種別が決められる。本例では、比率に対する閾値から所定の波線の波長を求めたが、波の計算式を用いて引かれた線の長さおよび直線距離から波線の波長を算出することもできる。
For example, as shown in FIG. 7B, when the length L of the drawn
また、装飾判定手段6は、引かれた線13を特定する位置情報から装飾線の装飾範囲を決定する。装飾範囲は、装飾線を表示する範囲であって、例えば、引かれた線13の開始位置のx座標と終了位置のx座標との間とすることもでき、また、引かれた線の開始位置のx座標及びy座標と、終了位置のx座標及びy座標との間とすることもでき、さらに、引かれた線を装飾範囲とすることもできる。装飾範囲が引かれた線13の開始位置のx座標と終了位置のx座標との間である場合、装飾範囲のy座標は所定または任意に決定される。たとえば、装飾範囲の全範囲において、開始位置のy座標、終了位置のy座標、または開始位置および終了位置の間のy座標とすることができる。そして、装飾判定手段6は、決められた装飾種別及び装飾範囲を装飾表示手段9に送信する。
Further, the decoration determination means 6 determines the decoration range of the decoration line from the position information specifying the drawn
装飾表示手段9は、装飾判定手段6から装飾範囲と装飾種別とを受け、これらに従って文字の装飾線を表示部10の操作画面に表示するものである。例えば、装飾範囲が、引かれた線13の開始位置のx座標及びy座標と終了位置のx座標及びy座標との間の場合、装飾種別で決められた装飾線を、当該開始位置と終了位置とを結んで表示する。また、装飾範囲が引かれた線13の場合、装飾種別で決められた装飾線を引かれた線13の位置に表示する。
The decoration display means 9 receives the decoration range and decoration type from the decoration determination means 6 and displays the decoration line of characters on the operation screen of the
次に、図6に基づいて、文字装飾システム1の処理の流れについて説明する。
Next, the processing flow of the
まず、操作情報取得手段4が操作情報を取得し(S1)、操作情報の操作内容からポインティングデバイス3で線が引かれたか否かを監視し、ポインティングデバイス3で線が引かれたことを検知する(S2)と、引かれた線13に係る操作情報を位置情報取得手段5に送信する。
First, the operation information acquisition means 4 acquires operation information (S1), monitors whether or not a line is drawn with the
位置情報取得手段5が、引かれた線13に係る操作情報を取得し、その操作情報から開始位置14aおよび終了位置14bを特定し、また操作情報の座標情報から引かれた線を表す式を算出し、その式から位置座標を引かれた線13を特定する位置情報として取得する(S3)。そして、取得すると、位置情報取得手段5は、引かれた線13を特定する位置情報を装飾判定手段6に送信する。
The position information acquisition means 5 acquires the operation information related to the drawn
次に、装飾判定手段6は、位置情報から引かれた線13の長さLを算出すると共に、当該引かれた線13の開始位置14a及び終了位置14bの位置情報から直線距離Sを算出し(S4)、引かれた線13の長さLと直線距離Sとを比較する(S5)。そして、装飾種別判定手段6aは比較結果に基づき装飾種別を判定する(S6)。また、装飾判定手段6は位置情報から装飾範囲を決定する(S7)。そして、装飾表示手段9は装飾範囲及び装飾種別を受けて、装飾線を操作画面の装飾範囲に表示する(S8)。
Next, the decoration determination means 6 calculates the length L of the
このように、引かれた線の長さLと直線距離Sとの比較の結果、長さLが直線距離Sに比べて小さいと、長さがLが直線距離に近い、つまり引かれた線が直線である可能性が高いと判断され、装飾線が直線に表示されるように、装飾種別が判定される。一方、長さLが直線距離Sに比べて長いと、引かれた線が波打っている可能性が高いと判断され、装飾線が波線に表示されるように、装飾種別が判定される。さらに、長さLが直線距離Sより非常に長いと、波線の波数が多い、または波の振幅が大きい可能性が高いと判断され、長さLと直線距離Sとの比較の結果に応じて波線の形状を変えた波線が表示されるように、装飾種別が判定される。このため、引かれた線の全体と直線との関係でユーザの意図を判断し、装飾線を表示することができる。また、引かれた線の全体で判断されることにより、正確に線を引く必要がなく、操作性に優れる。さらに、線を引くという1つの操作で装飾範囲および装飾種別を決定することができ、操作性に優れる。 As described above, when the length L is smaller than the linear distance S as a result of the comparison between the length L of the drawn line and the linear distance S, the length L is close to the linear distance, that is, the drawn line. Is determined to be a straight line, and the decoration type is determined so that the decorative line is displayed in a straight line. On the other hand, if the length L is longer than the straight line distance S, it is determined that there is a high possibility that the drawn line is wavy, and the decoration type is determined so that the decoration line is displayed on the wavy line. Furthermore, if the length L is much longer than the linear distance S, it is determined that there is a high possibility that the wave number of the wavy line is large or the amplitude of the wave is large. The decoration type is determined so that a wavy line whose shape is changed is displayed. For this reason, the user's intention can be determined based on the relationship between the entire drawn line and the straight line, and the decoration line can be displayed. Moreover, since it is judged by the whole drawn line, it is not necessary to draw a line accurately, and the operability is excellent. Furthermore, the decoration range and decoration type can be determined by one operation of drawing a line, and the operability is excellent.
なお、図7では、直線距離Sと引かれた線13の長さの比率に基づいて、直線状や波線状などの装飾線の線形状を判定したが、比率に基づいて装飾線の線種、線幅、色、位置これらの組み合わせなどの装飾種別を判定することもできる。また、上記実施例では、直線距離に対する引かれた線の長さの比率にも基づいて装飾種別を判定したが、これと同様に、引かれた線の長さと直線距離との差でも装飾種別を判定することができる。
In FIG. 7, the line shape of the decoration line such as a straight line or a wavy line is determined based on the ratio of the straight line distance S and the length of the drawn
次に、本発明の第2実施形態を説明する。 Next, a second embodiment of the present invention will be described.
本実施形態は、引かれた線13が引かれた際の操作速度に基づいて装飾種別を判定するものであり、操作速度の算出手法としては種々の方法が考えられるが、本例では装飾判定手段6が、位置情報取得手段5から引かれた線を特定する位置情報および操作情報の日時情報を受けて、日時情報から操作時間を算出し、位置情報および操作時間から操作速度を算出する。
In the present embodiment, the decoration type is determined based on the operation speed when the drawn
位置情報取得手段5は、引かれた線に係る操作情報の座標情報から引かれた線13を特定する位置情報を取得しながら、操作内容や日時情報、座標情報などにより開始位置及び終了位置を特定する。また、開始位置および終了位置の日時情報を操作情報から取得する。取得した位置情報および日時情報を装飾判定手段6に送信する。
The position information acquisition means 5 obtains the position information for identifying the
装飾判定手段6は、位置情報取得手段5から引かれた線13を特定する位置情報と、開始位置および終了位置の日時情報を受け、位置情報および日時情報から操作速度を算出し、この操作速度に基づいて文字の装飾種別を決定する。装飾判定手段6は装飾種別判定手段6aを含み、この装飾種別判定手段6aで装飾種別が決められる。この装飾種別は、操作速度と装飾種別との関係を示した式や表などの所定の基準を用いて、操作速度から決定される。
The decoration determination means 6 receives position information for identifying the
例えば、上記した図1(a)に示すように、ポインティングデバイス3によって線13が引かれると、装飾判定手段6は、図1(b)に示すように、引かれた線13を特定するx座標及びy座標からなる位置情報から隣接位置間の距離を算出し、算出した隣接位置間の距離を積算し、引かれた線13の長さLが「129.1」と算出される。
For example, when the
また、開始位置の日時情報と終了位置の日時情報との差、例えば、2008年6月20日AM10時53分35秒〜2008年6月20日AM10時53分40.5秒までの5.5秒間などから操作時間Tを算出する。なお、装飾判定手段6は、日時情報を位置情報と対応付けて位置情報取得手段5から取得し操作時間Tは、図1(b)に示すように各位置点の日時情報から隣接位置点間の時間差を算出し、これらを積算し、「5.50」と算出することもできる。
Also, the difference between the date and time information of the start position and the date and time information of the end position, for example, from June 20, 2008 AM 10:53:35 to June 20, 2008 AM 10: 53: 40.5. The operation time T is calculated from 5 seconds or the like. The
そして、長さLおよび操作時間Tから図1(c)のように、操作速度(L/T)を「23.5」と算出することもできる。 Then, from the length L and the operation time T, the operation speed (L / T) can be calculated as “23.5” as shown in FIG.
例えば、操作速度が閾値20以上では濃色と設定され、閾値20未満では淡色と設定される。この場合、図6の例のように操作速度が23.5のときには、図8(a)に示すように、淡色のマーカ表示26aが決定される。また、図8(b)に示すように、操作速度が17.9のときには、操作画面25bの装飾範囲に対応する位置への濃色のマーカ表示26bが決定される。なお、装飾種別を操作速度の閾値で決定したが、これに限定されず、例えば操作速度に応じて色の濃淡を変化させることもできる。
For example, a dark color is set when the operation speed is equal to or higher than the
また、装飾判定手段6は、第1実施形態で説明したように、引かれた線13を特定する位置情報から装飾線の装飾範囲を決定する。装飾表示手段9は、装飾判定手段6から装飾範囲と装飾種別とを受け、操作画面25に装飾線26を表示する。例えば、図8の場合、装飾範囲に対応する位置を、装飾種別に従い淡色のマーカ表示26a及び濃色のマーカ表示26bで表示する。
Further, as described in the first embodiment, the
本実施形態における文字装飾システム1の処理の流れにおいて、上記実施形態と同様の部分についての説明は省略する。図6におけるステップ3(S3)において、位置情報取得手段5が、引かれた線13に係る操作情報を取得し、その操作情報から開始位置14aおよび終了位置14bを特定する。そして、操作情報の座標情報から引かれた線を特定する位置情報を取得し、また、開始位置14aおよび終了位置14bの操作情報から、これらの日時情報を得て、これらを装飾判定手段6に送信する。装飾判定手段6は、開始位置および終了位置の日時情報から操作時間Tを演算すると共に、位置情報から引かれた線13の長さLを演算する(S4)。そして、ステップ5(S5)において、引かれた線13の長さLと操作時間Tとから操作速度(L/T)を算出する(S5)。さらに、ステップ6(S6)において、装飾判定手段6が、操作速度(L/T)に基づき装飾種別を判定する(S6)。また、装飾判定手段6は、引かれた線を特定する位置情報から装飾範囲を決定する(S7)。そして、装飾表示手段9は、装飾範囲及び装飾種別を受けて、装飾線を装飾範囲に表示する(S8)。
In the processing flow of the
このように、操作速度が小さいと、ポインティングデバイスのカーソルの動きが遅いので、例えば、カーソルをペンと見立てた場合、ペンの接触時間が長く、インクの供給量が多くなる可能性が高いと判断され、装飾線の色が濃く表示されるように、装飾種別が判定される。一方、操作速度が小さいと、ポインティングデバイスのカーソルの動きが速いので、例えば、カーソルをペンと見立てた場合、ペンの接触時間が短く、インクの供給量が少なくなる可能性が高いと判断され、装飾線の色が淡く表示されるように、装飾種別が判定される。このため、引かれた線の全体の長さおよび時間の関係でユーザの意図を判断し、装飾線を表示することができる。また、引かれた線の全体で判断されることにより、正確に線を引く必要がなく、操作性に優れる。さらに、線を引くという1つの操作で装飾範囲および装飾種別を決定することができ、操作性に優れる。 Thus, when the operation speed is low, the cursor of the pointing device moves slowly. For example, when the cursor is regarded as a pen, it is determined that there is a high possibility that the pen contact time is long and the amount of ink supply increases. The decoration type is determined so that the color of the decoration line is darkly displayed. On the other hand, if the operation speed is low, the cursor of the pointing device moves fast.For example, when the cursor is regarded as a pen, it is determined that there is a high possibility that the pen contact time is short and the ink supply amount is low. The decoration type is determined so that the color of the decoration line is displayed lightly. For this reason, the user's intention can be determined based on the overall length of the drawn line and time, and the decoration line can be displayed. Moreover, since it is judged by the whole drawn line, it is not necessary to draw a line accurately, and the operability is excellent. Furthermore, the decoration range and decoration type can be determined by one operation of drawing a line, and the operability is excellent.
その他の構成、変形例については、基本的に上記実施形態と同じであるので、その説明を省略する。 Other configurations and modifications are basically the same as those in the above-described embodiment, and thus the description thereof is omitted.
尚、上記実施例では速度により色の濃淡を判定したが、これに限定されず、速度に応じて装飾線の線形状、線種、線幅、位置、これらの組合せなどの装飾種別を判定できる。 In the above-described embodiment, the color shade is determined based on the speed. However, the present invention is not limited to this, and the decoration type such as the line shape, line type, line width, position, and combination thereof can be determined according to the speed. .
次に、本発明の第3実施形態を説明する。 Next, a third embodiment of the present invention will be described.
本実施形態では、引かれた線13がガイド線を通過した回数に基づいて装飾種別を判定する。ガイド線は、たとえば、引かれた線13の開始位置と終了位置とを結んだ直線、後述する文字記載領域16aの下限16c、文字記載領域16aの上限16dと下限16cの中央、これらの組合せである。
In the present embodiment, the decoration type is determined based on the number of times the drawn
引かれた線13の開始位置と終了位置とを結んだ直線をガイド線として設けた場合、装飾判定手段6は、位置情報取得手段5から得た位置情報のうちの開始位置及び終了位置からこれらを結ぶ直線の式を求める。この直線の式を用いて位置情報の位置座標のx座標からそれに対応する直線のy座標を算出し、直線のy座標と位置座標のy座標とを比べ、位置座標が直線より上に位置するか下に位置するかを判断する。次の位置座標についても同様にする。そして、先の位置座標が直線の上にあるときに次の位置座標が下にあると、引かれた線13はガイド線を通過したと判定する。反対も同様である。この判定を続けて、引かれた線13がガイド線を通過した回数を算出する。その回数が所定数以上であれば、波線とする装飾種別を決定し、一方、所定数未満であれば、直線とする装飾種別を決定する。図1(a)の例では、ガイド線を通過する回数は3回となる。
When a straight line connecting the start position and the end position of the drawn
このように、たとえば引かれた線がガイド線を通過した回数が少ないと、引かれた線が波打っている可能性が低いと判断され、装飾線が直線で表示されるように、装飾種別が判定される。一方、引かれた線がガイド線を通過した回数が多いと、引かれた線が波打っている可能性が高いと判断され、装飾線が破線で表示されるように、装飾種別が判定される。このため、引かれた線の全体で判断されることにより、正確に線を引く必要がなく、操作性に優れる。さらに、線を引くという1つの操作で装飾範囲および装飾種別を決定することができ、操作性に優れる。 Thus, for example, if the number of times the drawn line has passed the guide line is small, it is determined that the possibility that the drawn line is wavy is low, and the decoration type is displayed so that the decoration line is displayed as a straight line. Is determined. On the other hand, if the drawn line passes the guide line many times, it is determined that the drawn line is likely to be wavy, and the decoration type is determined so that the decorated line is displayed as a broken line. The For this reason, it is not necessary to draw a line accurately and it is excellent in operativity by judging with the whole drawn line. Furthermore, the decoration range and decoration type can be determined by one operation of drawing a line, and the operability is excellent.
その他の構成、変形例については、基本的に上記の実施形態と同じであるので、その説明を省略する。なお、上記実施例ではガイド線通過回数に応じて直線や波線などの線形状を判定したが、これに限定されず、下限などの通過回数に応じて装飾線の色、線種、線幅、位置、これらの組合せなどの装飾種別を判定できる。 Other configurations and modifications are basically the same as those in the above-described embodiment, and thus the description thereof is omitted. In the above embodiment, the line shape such as a straight line and a wavy line is determined according to the number of passes of the guide line, but is not limited thereto, and the color, line type, line width, etc. of the decoration line according to the number of passes such as the lower limit. The decoration type such as the position and the combination thereof can be determined.
上記各実施形態では、装飾範囲を引かれた線の位置情報から求め、引かれた線自体や、開始位置および終了位置の間などを装飾範囲として決定したが、文字領域情報および位置情報から装飾文字の対象文字を特定し、その対象文字を装飾範囲としてもよい。 In each of the above embodiments, the decoration range is obtained from the position information of the drawn line, and the drawn line itself or between the start position and the end position is determined as the decoration range. However, the decoration range is determined from the character area information and the position information. The target character of the character may be specified, and the target character may be used as the decoration range.
対象文字とは、操作画面に表示された文字のうち、装飾線で装飾される文字である。例えば、引かれた線13と操作画面上の文字との位置関係で判断され、引かれた線13のx方向の範囲に含まれる文字を装飾の対象とすることもできるし、また、文字の幅の中に引かれた線が含まれる文字を装飾の対象とすることもできる。さらに、引かれた線13との関係は文字単位で判断することもできるし、文字の組み合わせである単語で判断することもできる。単語で判断する場合は、辞書などを参照して文字から単語を特定する単語特定部を有する。
The target character is a character decorated with a decorative line among characters displayed on the operation screen. For example, it is determined based on the positional relationship between the drawn
具体的には、図9に示すように、文字装飾システム1は、表示部10に表示された操作画面の情報を取得する操作画面情報取得手段7と、操作画面の一部又は全部の領域の操作画面情報から文字領域情報を取得する文字領域情報取得手段8とをさらに備る。装飾判定手段6が装飾種別判定手段6aと装飾文字特定手段6bを含み、装飾種別判定手段6aによって装飾種別を判定するとともに、装飾文字特定手段6bによって文字装飾の対象文字を特定する。また、操作情報取得手段4は、線が引かれたことを示す最終処理が操作内容に含まれていることを検知すると、引かれた線に係る操作情報を位置情報取得手段5に送信するとともに検知した旨を操作画面情報取得手段7に送信する。
Specifically, as shown in FIG. 9, the
操作画面情報取得手段7は、例えば上述の操作情報取得手段4から線が引かれたことを検知した旨を受けて、表示部10から操作画面情報を取得するものであり、本例では取得した操作画面情報を文字領域情報取得手段8に送信している。ここに操作画面情報とは、表示部10の操作画面に表示されている画像のデータ、日時情報などを含み、ユーザ識別情報、端末識別情報や位置情報などを含むことができる。
The operation screen
文字領域情報取得手段8は、操作画面情報取得手段7から操作画面情報を受けて、操作画面の一部又は全部の領域の文字領域情報を取得するものであり、本例では取得した文字領域情報を装飾判定手段6に送信している。 The character area information acquisition means 8 receives the operation screen information from the operation screen information acquisition means 7 and acquires character area information of a part or all of the operation screen. In this example, the acquired character area information Is transmitted to the decoration determination means 6.
ここで、文字領域情報は、図3に示すように、操作画面に表示されている文字15を示す文字情報、一連の文字が並ぶ領域を示す文字記載領域16aの情報(以下、「文字記載領域情報」と称す。)を有する。文字情報は、操作画面情報をパターン認識などの方法で解析することにより特定され、操作画面に表示されている文字、当該文字の表示位置などを含む。この文字15は、ひらがな、漢字、アルファベットなど言葉を表記するものだけでなく、数字や記号なども含む。表示位置は、文字15の下端位置、上端位置、右端位置及び左端位置を含み、右端位置及び左端位置の差から文字幅16eが得られる。文字記載領域16aは、文字情報から特定される。例えば、文字情報の表示位置から隣り合う文字の間隔を算出し、文字間隔が所定値より小さい場合、隣り合う文字は一連に並ぶものと判断し、これらの文字の領域を文字記載領域と特定する。また、文字記載領域情報は、文字記載領域の下限を示す下限16c、上限を示す上限16d、右端を示す右縁16g、左端を示す左縁16fを含み、これらはそれぞれ、文字記載領域に含まれる文字の上端位置、下限位置、右端位置及び左端位置から得られる。
Here, as shown in FIG. 3, the character area information includes character information indicating the
また、装飾文字特定手段6bは、位置情報取得手段5から引かれた線13を特定する位置情報と、文字領域情報取得手段8から文字領域情報とを受けて、これらから文字装飾の対象文字を特定し、この対象文字を装飾範囲として装飾表示手段9に送る。すわなち、引かれた線13を特定する位置情報から開始位置14aのx座標および終了位置14bのx座標を取得し、これらの間を装飾対象領域とする。そして、この装飾対象領域と文字領域情報に含まれる各文字の表示位置の左端位置および右端位置のx座標とを比較して、装飾対象領域に相当する文字を対象文字とし、該対象文字を装飾範囲として特定する。
Further, the decoration
より具体的には、図11(a)に示すように、引かれた線を特定する位置情報から取得した開始位置のx座標26.5および終了位置のx座標105.55の間を装飾対象領域として、この装飾対象領域と文字領域情報に含まれる「あ」「い」「う」「え」「お」「か」の表示位置の左端位置および右端位置のx座標とを比較する。この場合、「い」「う」「え」「お」の各文字の左端位置および右端位置は装飾対象領域に含まれているため、文字幅に占める引かれた線の比率は100%である。これに対して、「あ」の左端位置は18であり、右端位置35であるため、その比率は50%であり、「か」の左端位置は103であり、右端位置は120であるため、その比率は15%である。このとき、対象文字とするか否かの判断基準を40%としたときには、「あ」「い」「う」「え」「お」が対象文字として特定される。そして、対象文字の幅M、つまり対象文字の表示位置の左端位置x座標と右端位置のx座標との間を装飾範囲として、装飾表示手段9に送る。なお、装飾範囲のy座標は所定または任意に決定される。たとえば、装飾範囲の全範囲において、開始位置のy座標、終了位置のy座標、開始位置および終了位置の間のy座標とすることができる。また、対象文字の文字記載領域、つまり文字記載領域の上限と下限との間とすることもでき、さらに装飾種別で下線と設定されている場合には、文字記載領域の下限位置とすることもできる。
More specifically, as shown in FIG. 11 (a), the decoration target is between the x coordinate 26.5 of the start position and the x coordinate 105.55 of the end position acquired from the position information specifying the drawn line. As the area, the left end position and the x coordinate of the right end position of the display positions of “A”, “I”, “U”, “E”, “O”, and “KA” included in the character area information are compared. In this case, since the left end position and the right end position of each character of “I”, “U”, “E”, and “O” are included in the decoration target area, the ratio of the drawn line to the character width is 100%. . On the other hand, since the left end position of “A” is 18 and the
また、装飾表示手段9は、装飾判定手段6から装飾種別と装飾範囲とを受けて、装飾対象である対象文字の幅Mにわたって装飾線17を表示する。例えば、図11(a)の場合には、対象文字として特定された「あ」〜「お」の全域の文字記載領域16aを、操作速度に基づいて判定した装飾種別の濃淡のマーカ表示26で表示する。具体的には、操作速度が閾値20以上では濃色とし、閾値20未満では淡色とする。この場合、図11(a)のように線13を引いたときの操作速度が23.5のときには、図11(b)に示すように、淡色のマーカ表示17bが決定され、対象文字の幅Mにわたって操作画面25bに表示される。また、操作速度が17.9のときには、図11(c)に示すように、濃色のマーカ表示17cが決定され、対象文字の幅Mにわたって操作画面25cに表示される。
Further, the decoration display means 9 receives the decoration type and the decoration range from the decoration determination means 6 and displays the decoration line 17 over the width M of the target character that is the decoration object. For example, in the case of FIG. 11 (a), the
次に、図10に基づいて文字装飾システム1の処理の流れについて説明する。なお、ステップ11(S11)、ステップ12(S12)及びステップ15(S15)は、上記実施形態の図6のステップ1(S1)、ステップ2(S2)及びステップ3(S3)のそれぞれと同様であるので説明を省略する。
Next, the flow of processing of the
ステップ12(S12)において、操作情報取得手段4がポインティングデバイス3で線が引かれたことを検知すると、引かれた線13に係る操作情報を位置情報取得手段5に送信し、また操作画面情報取得手段7に検知した旨を送信する。操作画面情報取得手段7は、操作情報取得手段4の引かれた線13の検知を受け、それに基づいて表示部10の操作画面に表示された画像イメージの操作画面情報を取得し(S13)、操作画面情報を文字領域情報取得手段8に送信する。
In step 12 (S12), when the operation information acquisition means 4 detects that a line has been drawn by the
次に、文字領域情報取得手段8が、操作画面情報取得手段7から操作画面の操作画面情報を取得し、操作画面情報から文字領域情報を取得する(S14)。つまり、図3に示すように、操作画面情報から文字15を特定して、その文字幅16eなどの文字情報を取得し、文字情報から文字記載領域16aを特定して、文字記載領域情報を取得する。そして、文字記載領域情報を装飾判定手段6に送信する。
Next, the character area information acquisition means 8 acquires the operation screen information of the operation screen from the operation screen information acquisition means 7, and acquires the character area information from the operation screen information (S14). That is, as shown in FIG. 3, the
次に、装飾文字特定手段6bは、引かれた線を特定する位置情報および文字領域情報を受けて、これらから対象文字を特定し、装飾判定手段6はこの対象文字を装飾範囲として決定する(S16)。そして、装飾判定手段6は、位置情報取得手段5によって取得された開始位置及び終了位置の日時情報に基づきポインティングデバイス3を操作して線を引くときの開始位置から終了位置までの操作時間Tを演算すると共に、位置情報から引かれた線13の長さLを演算し(S17)、操作速度(L/T)を算出する(S18)。さらに、装飾種別判定手段6aが、操作速度(L/T)及び装飾種別を規定して所定基準に基づき操作速度から装飾種別を判定する(S19)。そして、装飾表示手段9は装飾判定手段6から装飾範囲及び装飾種別を受けて、装飾線を操作画面の装飾範囲に表示する(S20)。
Next, the decoration
このように、対象文字を装飾範囲として特定すると、文字単位で装飾したい場合に、ユーザの意図に沿った装飾線を装飾すべき文字に付すことができ、また、ユーザは正確に装飾する文字を指定する必要がないので、操作性に優れる。 In this way, when the target character is specified as a decoration range, when it is desired to decorate in character units, a decoration line in line with the user's intention can be attached to the character to be decorated, and the user can accurately specify the character to be decorated. Since it is not necessary to specify, it is excellent in operability.
上記実施形態では、文字の特定に操作画面情報のパターン認識など公知の方法を用いたが、これに限定されず、例えば、白でない部分を文字として特定することもできる。この場合、色の判断で文字を特定できるため、特定方法が容易である。また、上記実施形態では、隣り合う文字15の間隔から文字記載領域16aを特定したが、これに限定されない。例えば、図12に示すように引かれた線13から所定範囲の領域Wの色を検出し、その領域の中で色が黒である範囲A1は文字記載領域と判定し、黒でない範囲A2は文字記載領域でないと判定する。色が黒である範囲A1については、例えば、x軸方向(紙面の横方向)の左側から右側に領域Wの色が黒か否かを判断し、黒と判断された位置P1から次の黒と判断された位置P2までを黒である範囲A1とし、さらに先の位置P2から次の黒と判断された位置P3までを黒である範囲A1に加える。これを繰り返して、黒と判断された位置P4,…,Pn,…,Pzを検出し、黒と判断された最初の位置P1から最後の位置Pzの範囲A1を特定して文字記載領域とする。
In the above-described embodiment, a known method such as pattern recognition of operation screen information is used for specifying characters. However, the present invention is not limited to this. For example, a non-white portion can be specified as a character. In this case, since the character can be specified by judging the color, the specifying method is easy. Moreover, in the said embodiment, although the character description area |
上記実施形態では、操作画面情報取得手段7から取得した操作画面情報に基づいて文字領域情報を文字領域情報取得手段8は取得したが、これに限定されず、例えばワープロソフトの設定条件などの付属情報から操作画面の文字領域情報を取得することもできる。また、上記実施形態では、操作情報取得手段4が操作画面情報取得手段7に線が引かれたことを検知した旨を送信し、操作画面情報取得手段7がこれを受け、表示部10の操作画面の全部に表示された画像イメージの操作画面情報を取得したが、これに限定されない。例えば、操作情報取得手段4でなく、位置情報取得手段5が引かれた線を特定する位置情報を操作画面情報取得手段7に送信し、操作画面情報取得手段7がこれを受けて、位置情報から引かれた線に対応する操作画面の位置を特定し、この位置を含む操作画面の一部に表示された画像イメージの操作画面情報を取得することもできる。なお、上記実施形態では、文字記載領域が横書きの場合であるが、文字記載領域が縦書きの場合も同様である。
In the above embodiment, the character area information acquisition means 8 has acquired the character area information based on the operation screen information acquired from the operation screen information acquisition means 7, but the present invention is not limited to this. The character area information of the operation screen can be acquired from the information. Further, in the above-described embodiment, the operation
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。また、上述の全実施形態における装飾判定手段6による装飾種別の判定を組み合わせて装飾種別を決定することも勿論可能である。これにより、1つの操作工程や判断結果で複数の装飾種別を判断することができる。例えば、引かれた線の長さLと直線距離Sとの比較結果(L/S)と、引かれた線の長さLと操作時間Tとに基づく操作速度(L/T)とを組み合わせて装飾種別を判定する場合、比較結果(L/S)から線形状を判断し、操作速度(L/T)から線の濃淡を判断する。これにより、一度引かれた線で複数の装飾種別を同時に決定することができる。また、比較結果(L/S)や操作速度(L/T)などとユーザが直感的に認識し易い関係であるため、ユーザの意図に沿って装飾線を表示できると共に、操作性に優れる。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to these embodiments, and can of course be implemented in various forms without departing from the gist of the present invention. It is of course possible to determine the decoration type by combining the decoration type determination by the decoration determination means 6 in all the embodiments described above. Thereby, a plurality of decoration types can be determined by one operation process or determination result. For example, the comparison result (L / S) between the length L of the drawn line and the straight line distance S and the operation speed (L / T) based on the length L of the drawn line and the operation time T are combined. When determining the decoration type, the line shape is determined from the comparison result (L / S), and the line shade is determined from the operation speed (L / T). As a result, a plurality of decoration types can be determined simultaneously with a line drawn once. In addition, since the comparison result (L / S), the operation speed (L / T), and the like are easily intuitively recognized by the user, the decoration line can be displayed according to the user's intention and the operability is excellent.
また、上述の実施形態では、文字装飾システム1及び文字装飾プログラム2は、上記各手段、及びポインティングデバイス3、表示部10等を1台のコンピュータに備えていたが、複数台のコンピュータによって構成してもよい。例えば、単又は複数のクライアントコンピュータとサーバコンピュータとをネットワークを介して通信可能に構成し、サーバコンピュータが操作情報取得手段、位置情報取得手段、操作画面情報取得手段、文字領域情報取得手段、装飾判定手段などを備えており、操作情報取得手段により取得されるクライアントコンピュータのポインティングデバイスの操作情報と、操作画面情報取得手段により取得される表示部の操作画面情報とに基づき、位置情報取得手段がサーバコンピュータにて位置情報を取得すると共に、文字領域情報取得手段により文字領域情報を取得し、装飾判定手段によって装飾種別を判定してもよい。
In the above-described embodiment, the
1 文字装飾システム
2 文字装飾プログラム
3 ポインティングデバイス
4 操作情報取得手段
5 位置情報取得手段
6 装飾判定手段
6a 装飾種別判定手段
6b 装飾文字特定手段
7 操作画面情報取得手段
8 文字領域情報取得手段
9 装飾表示手段
10 表示部
13 ポインティングデバイスで引かれた線
13a 軌跡線
13b 仮想線
14 ポインティングデバイスで指示された点
15 文字
16a 文字記載領域
16c 下限
16d 上限
16e 文字幅
16f 左縁
16g 右縁
17 装飾線
19a 開始位置
19b 終了位置
25 操作画面
26 マーカ表示
35 右端位置
A1 領域の中で色が黒である範囲
A2 領域の中で色が黒でない範囲
C コンピュータ
M 対象文字の文字列の幅
P 黒と判断された位置
S 直線距離
T 操作時間
W 所定の領域
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記線を特定する位置情報を含む操作情報を取得する操作情報取得手段と、
前記位置情報に基づいて、前記文字の装飾種別を判定する装飾判定手段と、
前記装飾種別に従って前記文字の装飾線を前記操作画面に表示する装飾表示手段と、
を備えることを特徴とする文字装飾システム。 A character decoration system for decorating characters displayed on an operation screen with a line drawn with a pointing device,
Operation information acquisition means for acquiring operation information including position information for identifying the line;
Decoration determination means for determining a decoration type of the character based on the position information;
Decoration display means for displaying a decoration line of the character on the operation screen according to the decoration type;
A character decoration system comprising:
前記装飾判定手段は、前記位置情報から算出された前記開始位置及び前記終了位置の間の直線距離と、前記ポインティングデバイスで引かれた線の長さとに基づき、前記装飾種別を判定する請求項1に記載の文字装飾システム。 The position information includes a start position and an end position of the line,
2. The decoration determination unit determines the decoration type based on a linear distance between the start position and the end position calculated from the position information and a length of a line drawn by the pointing device. The character decoration system described in.
前記装飾判定手段は、前記位置情報および前記日時情報から算出された操作速度に基づき、前記装飾種別を判定する請求項1または2に記載の文字装飾システム The operation information further includes date and time information of the pointing operation,
The character decoration system according to claim 1, wherein the decoration determination unit determines the decoration type based on an operation speed calculated from the position information and the date / time information.
前記文字領域情報及び前記位置情報から前記文字装飾の対象文字を特定する装飾文字特定手段とをさらに備え、
前記装飾表示手段は、前記対象文字に対する前記装飾線を表示する請求項3に記載の文字装飾システム。 Character area information acquisition means for acquiring character area information of a part or all of the operation screen;
A decoration character specifying means for specifying a target character of the character decoration from the character area information and the position information,
The character decoration system according to claim 3, wherein the decoration display unit displays the decoration line for the target character.
コンピュータを、
前記線を特定する位置情報を含む操作情報を取得する操作情報取得手段と、
前記位置情報に基づいて、前記文字の装飾種別を判定する装飾判定手段と、
前記装飾種別に従って前記文字の装飾線を前記操作画面に表示する装飾表示手段として機能させることを特徴とする文字装飾プログラム。
A character decoration program for decorating characters displayed on an operation screen with a line drawn with a pointing device,
Computer
Operation information acquisition means for acquiring operation information including position information for identifying the line;
Decoration determination means for determining a decoration type of the character based on the position information;
A character decoration program that causes a decoration display unit to display a decoration line of the character on the operation screen according to the decoration type.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008198824A JP2010039573A (en) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | Character decoration system and character decoration program |
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Legal Events
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