JP2010029340A - 筋張力データベースの構築方法、筋張力データベース、筋張力データベースを用いた筋張力計算方法及び装置 - Google Patents
筋張力データベースの構築方法、筋張力データベース、筋張力データベースを用いた筋張力計算方法及び装置 Download PDFInfo
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Abstract
非侵襲に計測できる運動データのみを用いて、生理的に妥当な筋張力を計算するためのデータベースを構築する。
【解決手段】
筋骨格モデルで表現される被験体が所定の運動をした時にフレーム毎に取得した運動データ及び筋骨格モデルの各筋の筋張力を用いた筋張力データベースの構築方法であって、前記運動データを、フレーム毎に筋骨格モデルの各関節の関節角データで特定し、筋骨格モデルの各関節を駆動する拮抗・協働関係にある筋を関節毎にグループ化して筋グループを形成し、前記筋張力を用いて、各筋グループにおける各筋の筋張力比を求めて、フレーム毎に筋張力比データを生成し、前記関節角データと前記筋張力比データとをフレーム毎に対応付けて格納することで、前記所定の運動についての筋張力データベースを得る。
【選択図】図3
Description
筋骨格モデルで表現される被験体が所定の運動をした時にフレーム毎に取得した運動データ及び筋骨格モデルの各筋の筋張力を用いた筋張力データベースの構築方法であって、
前記運動データを、フレーム毎に筋骨格モデルの各関節の関節角データで特定し、
筋骨格モデルの各関節を駆動する拮抗・協働関係にある筋を関節毎にグループ化して筋グループを形成し、前記筋張力を用いて、各筋グループにおける各筋の筋張力比を求めて、フレーム毎に筋張力比データを生成し、
前記関節角データと前記筋張力比データとをフレーム毎に対応付けて格納することで、前記所定の運動についての筋張力データベースを得る、
筋張力データベースの構築方法、である。
1つの態様では、前記各筋の筋張力比は、各筋グループの筋張力の総和で各筋の筋張力を割ったものである。また、筋張力比は、各筋グループの筋張力の総和で各筋の筋張力を割ったものに限定されるものではなく、要は、筋グループを構成する複数の筋に筋張力を分配できるような比であればよい。
1つの態様では、前記筋張力は、
所定の運動をしている被験体の所定部位に装着した表面筋電計により筋電位データを取得し、
逆動力学計算により、計測した運動を実現するのに必要な関節トルクを計算し、
筋電位データ、関節トルクを用いて最適化計算を行うことで取得される。
1つの態様では、さらに、反力データを取得し、当該反力データを用いて環境から受ける接触力を最適化することを含み、
前記関節トルクは、一般化力から最適化された接触力を差し引いて決定される。
この場合、1つの態様では、筋張力の計算方法は、取得した反力データを用いて、環境から受ける接触力τCを最適化する第1ステップと、取得した運動データ、取得した筋電位データ、最適化された接触力を用いて、筋張力fを最適化する第2ステップとを有する。
反力データは、一つの態様では、力センサによって取得される。用いられる反力データが床反力データの場合には、好ましい態様では、該床反力データはフォースプレートによって取得される。また、床反力データは、被験者の足の裏面側に装着した力センサによって取得してもよい。
また、一つの好ましい態様では、該運動データ、該床反力データ、該筋電位データは、同時計測されるものである。
運動データと筋張力比データとを対応付ける筋張力データベースであって、
前記運動データは、フレーム毎に、筋骨格モデルの各関節の関節角データで特定されており、
前記筋張力比データは、筋骨格モデルの各関節を駆動する拮抗・協働関係にある筋を関節毎にグループ化して筋グループを形成し、フレーム毎に、各筋グループにおける各筋の筋張力比を計算することで生成され、
前記関節角データと前記筋張力比データとがフレーム毎に対応付けて格納されている、
筋張力データベース、である。
上記筋張力データベースを用いた筋張力取得方法であって、
筋骨格モデルで表現される被験体の運動データから、フレーム毎に筋骨格モデルの各関節の関節角データを求めるステップと、
1フレームないし複数フレームに対応する関節角データを、筋張力データベースに入力するステップと、
入力された関節角データに近い関節角データを探索し、探索された関節角データに対応付けられた1フレームないし複数フレームに対応する筋張力比データを筋張力データベースから出力するステップと、
出力された筋張力比データ、前記運動データを逆動力学計算することで算出した関節トルク、を用いて最適化計算を行なって筋張力を推定する、
筋張力の取得方法、である。
上記筋張力データベースを備えた筋張力取得装置であって、
筋骨格モデルで表現される被験体の運動データから、フレーム毎に筋骨格モデルの各関節の関節角データを求める手段と、
1フレームないし複数フレームに対応する関節角データを、筋張力データベースに入力する手段と、
入力された関節角データに近い関節角データを探索し、探索された関節角データに対応付けられた1フレームないし複数フレームに対応する筋張力比データを筋張力データベースから出力する手段と、
出力された筋張力比データ、前記運動データを逆動力学計算することで算出した関節トルク、を用いて最適化計算を行なって筋張力を推定する手段と、
からなる筋張力の取得装置、である。
「筋骨格モデルの逆動力学計算を行うことで筋張力を取得する方法であって、
ここで、τGは一般化力、Jは筋・腱・靭帯のヤコビアン、JCは接触点のヤコビアンである。」
と規定することもできる。
「次式を用いて、筋骨格モデルの逆動力学計算を行うことで筋張力を取得する方法であって、
運動データ、当該運動データに対応付けられた筋張力比データ、最適化された接触力を用いて、筋張力fを最適化するステップと、
を有することを特徴とする筋張力の取得方法。
ここで、τGは一般化力、Jは筋・腱・靭帯のヤコビアン、JCは接触点のヤコビアンである。」
と規定することもできる。
ここで、
τg:関節トルク;
J:関節角から筋、腱、靭帯長へのヤコビアン;
f:筋張力;
Kg:筋張力fを各関節(各筋グループ)の筋張力へ写像する行列;
Kfdf:筋張力fを、筋張力比を用いて筋グループ内で分配した筋張力と、筋張力fとの差;
K1:関節トルクに対する重み;
K2:筋張力比に対する重み;
である。
二次計画法に用いられる目的関数は、上記の式に限定されるものではなく、この式と実質的に等価な他の式が設定し得ることが当業者に理解される。
ここで、
τg:関節トルク;
J:関節角から筋、腱、靭帯長へのヤコビアン;
f:筋張力;
Kg:筋張力fを各関節(各筋グループ)の筋張力へ写像する行列;
Kfdf:筋張力fを、筋張力比を用いて筋グループ内で分配した筋張力と、筋張力との差;
である。
線形計画法に用いられる目的関数は、上記の式に限定されるものではなく、この式と実質的に等価な他の式が設定し得ることが当業者に理解される。
[A−1]筋骨格モデル
本発明の実施形態で用いられる全身詳細筋骨格モデルについて述べる。図1に示すように、設計した詳細人体モデルは、適当な細かさでグループ分けされた骨格系剛体モデルと、骨格上に張られた筋・腱・靭帯系ワイヤモデルとからなる。骨格モデルは全身206個の骨からなる。そのうち頭蓋部、手部、足先部などは一つの剛体として扱い、計53個のリンクからなるモデルとなっている。各リンク間は、足根骨-足先部の回転1自由関節、第1胸椎-胸骨の6自由度関節を除いて全て球面3自由度関節となっている。骨格モデルは、全体の並進回転の6自由度を加えて、計155の自由度を持つ。
筋:能動的に張力を発生するワイヤである。
腱:受動的に張力を発生するワイヤで、筋と接続し筋張力を骨へ伝達する。
靭帯:受動的に張力を発生するワイヤで、骨と骨とを接続し、それらの相対的な運動を拘束する。
また筋、腱、靭帯の機能の違いは、以下のようにモデル化する。
筋と腱の直列接続からなるような簡単な部位は、1本の筋ワイヤで代表する。
筋が骨の一部分に引っ掛かっている場合や腱鞘による腱の拘束をモデル化する場合には経由点を置く。
上腕二等筋など腱が分岐し、分岐した腱がそれぞれ別々の骨に接続するという配置になっている場合がある。ワイヤの始点、終点、経由点は全てリンクに固定されるため、この分岐点にヴァーチャルリンクを置く。ヴァーチャルリンクは質量を持たないが張力を伝達する。ヴァーチャルリンクは力、モーメントが0になるように自由に移動できる。
大胸筋や広背筋等の広い筋は、複数の並行な筋ワイヤで表現する。
このような筋骨格モデルについては、特許文献1、非特許文献1、非特許文献2にも記載されており、これらの文献を参照することができる。
上述の筋骨格モデルは、例示に過ぎないものであり、本発明に適用される得る筋骨格モデルは、これらに限定されるものではない。
筋骨格モデルを用いた筋張力の取得について説明する。一つの態様では、筋張力の取得装置は、マーカが付された被験者を撮影する複数の撮像手段(カメラ)と、床反力計測手段(フォースプレート)と、筋電位計手段(筋電位計)と、一つ又は複数のコンピュータ装置とを含み、コンピュータ装置は、各種計算を行う演算処理部、入力部、出力部、表示部、各種データを格納する記憶部を備えている。ここでは、モーションキャプチャデータ(運動データ)、筋電位、床反力を同時計測し、これを筋力の最適化において用いることで、力学的にも生理的にも妥当な筋力を得る。
特許文献1、非特許文献1、2に開示された方法では以下のように筋張力を計算する。
(1)モーションキャプチャシステムにより被験者の運動計測を行い、マーカの三次元位置の時系列データを得る。
(2)逆運動学計算によりマーカの三次元位置から関節角、関節角速度、関節角加速度を含む運動情報を計算する。
(3)ニュートンオイラ法などを用いた逆動力学計算により運動を実現するのに必要な関節トルクを計算する。
(4)関節角から得られる筋、腱、靭帯長変化と各関節角速度の関係を用いて(3)で求めた関節トルクを、床反力及び筋、腱、靭帯の張力に写像する。
以下に詳細に説明する。剛体リンク系の逆動力学計算を用いると骨格モデルにおいて運動を実現するのに必要な関節トルクτgが計算できる。ダランベールの原理と仮想仕事の原理を用いるとτgと等価な筋、腱、靭帯張力fは、関節角θgに対する筋、腱、靭帯長lのヤコビアンJを用いて、
and W.W. Schrader. Efficient computation of the jacobian for robot
manipulators. Inter-national Journal of Robotics Research, Vol. 3, No. 4, pp.
66.75, 1984」の方法から計算できる。これによって得られたJLi,jの和からJLiが計算できる。さらに、全ワイヤのJLiを行方向に並べてJを得る。
以下の流れで筋張力の最適化を行う
(1)運動を計測する際、被験者に表面筋電位計を装着すると共に、床反力計を設置し、モーションキャプチャシステムによる運動計測と同時に、表面筋電位、床反力を計測する。
(2)表面筋電位から生理学的筋モデルを用いて筋張力を計算する。
(3)(2)で計算された筋張力からの差と式2.1の誤差の和を評価関数として、これを最小化する筋張力の最適化を行う。
先ず線形計画法を用いた最適化方法(非特許文献1参照)を示す。
式2.11及び前小節で求めた計測から計算される筋張力値f*、計測値の対応をとる行列KFから以下のようにして最適化を行う。
ここでaT τ,aT maxaT fは全要素が正の定ベクトルである。これにより、筋張力を計測値に近づけることができる。また、式2.12より式2.11の誤差も小さくなるので、力学的にも妥当な筋張力が計算できる。
Conjugate gradient type algorithms forfricional multi-contact problems:
Applications to granular materials. Vol. 194, pp. 2019.2041, 2005」に基づき、評価関数Zを、
これにより、筋張力を計測値に近づけることができる。また(τg−JTf)も小さくなるので、力学的にも妥当な筋張力が計算できる。
上記の2つの最適化計算では、説明の煩雑さを回避するため、床反力を用いた環境から受ける接触力τCの最適化については触れていない。以下に、接触力τCの最適化を考慮した関節トルクτ´Gの求め方について述べる。
接触点のヤコビアンJCは次式で定義される。次式において、pcは接触点の位置・姿勢を表すベクトルないしパラメータである。ヤコビアンの計算方法については上述の文献を参照することができる。
ステップ1:接触力の最適化(2次計画法)
ステップ2:筋張力の最適化
まず、第1段階では不等式拘束条件
筋電情報を使わずに筋張力配分を行うため、本発明では筋間の張力比と運動の関係に注目する。筋張力には伸張反射や拮抗抑制といった神経構造により一意に決まる部分がある。ある主働筋が働くと、それに応じて協働筋にも興奮効果をもつ神経信号が伝わり、協働筋間で筋張力が分配される。また拮抗筋は逆に抑制効果をもつ神経信号が伝わることで、拮抗筋が抑制される。以上から拮抗、協働関係にある筋の筋張力には一定の関係があると予想される。この筋張力の関係を同じ関節を駆動する拮抗、協働関係にある筋同士での筋張力の比率として考える。この筋張力比が一定になる運動の範囲が明らかになれば、その運動につては、運動データのみから冗長性の少ない筋張力を求めることができる。
モーションキャプチャシステム、表面筋電位計を用いて3人の被験者の動作を計測した。計測パターンは、「遅く歩く×3」、「普通に歩く×3」、「速く歩く×3」、「ジョギング×3」である。
fi,j[t]は、グループiにおける筋jの筋張力;
Niはグループiに属する筋の数;である。
これから各グループごとにdi[t]のセットを作る。
1.同一被験者による同一速度での歩行データ
2.同一被験者による異なる速度での歩行データ
3.異なる被験者の同一速度での歩行データ
4.異なる被験者の異なる速度での歩行データ
5.異なる動作(歩行データとジョギングデータ)
上述の通り、同一種類の運動(例えば、歩行)では、異なる被験者間、異なる速度間で筋張力比に相関があることが確認された。従って、表面筋電位等を用いた詳細な筋張力比を、同一種類の新たなデータに対して適用することが可能である。そこで運動の種類ごとに筋張力比データと運動データを対応付けるデータベースを構築する。新たな運動データに対し、データベースから得られた筋張力比を筋張力の最適化に用いることで、運動データのみから実際の人体で生じる筋張力に近い筋張力を求めることが可能になる。以下にその方法を示す。
前章で述べた表面筋電位を用いた最適化により筋張力を計算する。
(1)モーションキャプチャ、表面筋電位計、床反力計を同時に用いて運動を計測する。
(2)逆運動学計算により運動データを計算する。
(3)逆動力学計算により、計測した運動を実現するのに必要な関節トルクを計算する。関節トルクを計算する際に、環境から受ける接触力τCを考慮する(上述のτ´Gの算出を参照)。
(4)計算された関節トルクに対し、表面筋電位を用いて最適化を行い、筋張力を計算する。最適化については、既述の説明を援用することができる。
mt[t]を時系列に並べて関節角データMkを作る。(Mk=[mk[t],mk[t],...])
データベースには、関節角データMkと筋張力比データGki(i=1,2,3,...,Ngroup)の組
フレームtにおいて、全ての関節には、当該関節を駆動する筋グループの筋張力比のセット(まとめて、ベクトルで表してもよい)が対応している。
一方、運動データは、フレームデータ(フレームtにおける姿勢データ)を時系列に並べたものであり、フレームtにおける姿勢データは、各関節の関節角データ(関節角度、関節角速度、関節角加速度)により特定される。
したがって、フレームtにおいて、各関節の筋張力比データと、各関節の関節角データを対応させることができ、これらを組として保存する。フレームtにおける関節角データが特定されれば、それと組である筋張力比データも特定される。
On-Line Segmentation and Incremental Clustering for Whole Body Motions,"
IEEE International Conference on Robotics and Automation, pp. 2591-2598, 2008.」に開示されている。この方法を用いることで、データベース構築時には自動的に、長い運動が適当な単位で分割され、似た運動がグループ化されるので、運動のグループ毎にデータベースを作成することができる。また、データベースを用いて検索を行なう場合には、観測された運動がどのグループに近いかが判るので、どのデータベースを使えばよいかがわかる。より具体的には、データベース中のある種類の運動を表す統計的モデル(隠れマルコフモデル)から、入力された運動が生成される尤度を計算することで、入力された運動に対応するデータベースを選択することができる。
前節で構築したデータベースを用いて以下の方法で、筋張力を計算する。全体の流れを図5に示す。
(1)モーションキャプチャによりキャプチャデータを得る。
(2)逆運動学計算により関節角、関節角速度、関節角加速度、を計算する。
(3)逆動力学計算から、計測した運動を実現するのに必要な関節トルクを計算する。
(4)関節角度、関節角速度、関節角加速度、をデータベースに入力する。データベースは入力された運動に最も近いデータを検索し、筋張力比Gi′を出力する。
(5)データベースから得られた筋張力比Gi′を用いて筋張力の最適化を行う。
求めたsに対応する筋張力比di[s]を時系列に並べて筋張力比G´i(i=1、2、3、...Ngroup)をつくる。
ここで、Di(グループi内のみの差)を全てのグループについてまとめた行列Kfdは、
そして、筋張力fを各関節の筋張力fiに写像する行列をKgi∈RNi×Nelementとする。Nelementは全ての筋の数である。
τg:関節トルク;
J:関節角から筋、腱、靭帯長へのヤコビアン;
f:筋張力;
Kg:筋張力fを各関節(各筋グループ)の筋張力へ写像する行列;
Kfdf:筋張力fを、筋張力比を用いて筋グループ内で分配した筋張力と、筋張力fとの差;
K1:関節トルクに対する重み;
K2:筋張力比に対する重み;
である。
Zが最小になるようなfを求める。これにより、筋張力比dに近づくような筋張力が求められる。
Claims (21)
- 筋骨格モデルで表現される被験体が所定の運動をした時にフレーム毎に取得した運動データ及び筋骨格モデルの各筋の筋張力を用いた筋張力データベースの構築方法であって、
前記運動データを、フレーム毎に筋骨格モデルの各関節の関節角データで特定し、
筋骨格モデルの各関節を駆動する拮抗・協働関係にある筋を関節毎にグループ化して筋グループを形成し、前記筋張力を用いて、各筋グループにおける各筋の筋張力比を求めて、フレーム毎に筋張力比データを生成し、
前記関節角データと前記筋張力比データとをフレーム毎に対応付けて格納することで、前記所定の運動についての筋張力データベースを得る、
筋張力データベースの構築方法。 - 前記関節角データは、各関節の関節角、関節角速度、関節角加速度を含む、請求項1に記載の筋張力データベースの構築方法。
- 前記各筋の筋張力比は、各筋グループの筋張力の総和で各筋の筋張力を割ったものである、請求項1、2いずれかに記載の筋張力データベースの構築方法。
- 前記格納されている関節角データ、および/あるいは、前記格納されている筋張力比データは、複数の関節角データ、および/あるいは、複数の筋張力データの代表値である、請求項1乃至3いずれかに記載の筋張力データベースの構築方法。
- 前記関節角データは、所定の運動をしている被験体の運動データをモーションキャプチャで取得し、取得した運動データに基づく逆運動学計算により取得される、請求項1乃至4いずれかに記載の筋張力データベースの構築方法。
- 前記筋張力は、
所定の運動をしている被験体の所定部位に装着した表面筋電計により筋電位データを取得し、
逆動力学計算により、計測した運動を実現するのに必要な関節トルクを計算し、
筋電位データ、関節トルクを用いて最適化計算を行うことで取得される、
請求項1乃至5いずれかに記載の筋張力データベースの構築方法。 - さらに、反力データを取得し、当該反力データを用いて環境から受ける接触力を最適化することを含み、
前記関節トルクは、一般化力から最適化された接触力を差し引いて決定される、請求項5に記載の筋張力データベースの構築方法。 - 運動データと筋張力比データとを対応付ける筋張力データベースであって、
前記運動データは、フレーム毎に、筋骨格モデルの各関節の関節角データで特定されており、
前記筋張力比データは、筋骨格モデルの各関節を駆動する拮抗・協働関係にある筋を関節毎にグループ化して筋グループを形成し、フレーム毎に、各筋グループにおける各筋の筋張力比を計算することで生成され、
前記関節角データと前記筋張力比データとがフレーム毎に対応付けて格納されている、
筋張力データベース。 - 前記関節角データは、各関節の関節角、関節角速度、関節角加速度を含む、請求項8に記載の筋張力データベース。
- 前記各筋の筋張力比は、各筋グループの筋張力の総和で各筋の筋張力を割ったものである、請求項8、9いずれかに記載の筋張力データベース。
- 前記格納されている関節角データ、および/あるいは、前記格納されている筋張力比データは、複数の関節角データ、および/あるいは、複数の筋張力データの代表値である、請求項8乃至10いずれかに記載の筋張力データベース。
- 請求項8乃至11いずれかに記載の筋張力データベースを用いた筋張力取得方法であって、
筋骨格モデルで表現される被験体の運動データから、フレーム毎に筋骨格モデルの各関節の関節角データを求めるステップと、
1フレームないし複数フレームに対応する関節角データを、筋張力データベースに入力するステップと、
入力された関節角データに近い関節角データを探索し、探索された関節角データに対応付けられた1フレームないし複数フレームに対応する筋張力比データを筋張力データベースから出力するステップと、
出力された筋張力比データ、前記運動データを逆動力学計算することで算出した関節トルク、を用いて最適化計算を行なって筋張力を推定する、
筋張力の取得方法。 - 前記関節角データは、各関節の関節角、関節角速度、関節角加速度を含む、請求項12に記載の筋張力の取得方法。
- さらに、反力データを取得し、当該反力データを用いて環境から受ける接触力を最適化することを含み、
前記関節トルクは、一般化力から最適化された接触力を差し引いて決定される、請求項12、13いずれかに記載の筋張力の取得方法。 - 最適化計算の目的関数は、
ここで、
τg:関節トルク;
J:関節角から筋、腱、靭帯長へのヤコビアン;
f:筋張力;
Kg:筋張力fを各関節(各筋グループ)の筋張力へ写像する行列;
Kfdf:筋張力fを、筋張力比を用いて筋グループ内で分配した筋張力と、筋張力fとの差;
K1:関節トルクに対する重み;
K2:筋張力比に対する重み;
である。 - 最適化計算の目的関数は、
ここで、
τg:関節トルク;
J:関節角から筋、腱、靭帯長へのヤコビアン;
f:筋張力;
Kg:筋張力fを各関節(各筋グループ)の筋張力へ写像する行列;
Kfdf:筋張力fを、筋張力比を用いて筋グループ内で分配した筋張力と、筋張力fとの差;
である。 - 請求項8乃至11いずれかに記載の筋張力データベースを備えた筋張力取得装置であって、
筋骨格モデルで表現される被験体の運動データから、フレーム毎に筋骨格モデルの各関節の関節角データを求める手段と、
1フレームないし複数フレームに対応する関節角データを、筋張力データベースに入力する手段と、
入力された関節角データに近い関節角データを探索し、探索された関節角データに対応付けられた1フレームないし複数フレームに対応する筋張力比データを筋張力データベースから出力する手段と、
出力された筋張力比データ、前記運動データを逆動力学計算することで算出した関節トルク、を用いて最適化計算を行なって筋張力を推定する手段と、
からなる筋張力の取得装置。 - 前記関節角データは、各関節の関節角、関節角速度、関節角加速度を含む、請求項16に記載の筋張力の取得装置。
- さらに、反力データを取得し、当該反力データを用いて環境から受ける接触力を最適化する手段を含み、
前記関節トルクは、一般化力から最適化された接触力を差し引いて決定される、請求項16、17いずれかに記載の筋張力の取得装置。 - 最適化計算の目的関数は、
ここで、
τg:関節トルク;
J:関節角から筋、腱、靭帯長へのヤコビアン;
f:筋張力;
Kg:筋張力fを各関節(各筋グループ)の筋張力へ写像する行列;
Kfdf:筋張力fを、筋張力比を用いて筋グループ内で分配した筋張力と、筋張力fとの差;
K1:関節トルクに対する重み;
K2:筋張力比に対する重み;
である。 - 最適化計算の目的関数は、
ここで、
τg:関節トルク;
J:関節角から筋、腱、靭帯長へのヤコビアン;
f:筋張力;
Kg:筋張力fを各関節(各筋グループ)の筋張力へ写像する行列;
Kfdf:筋張力fを、筋張力比を用いて筋グループ内で分配した筋張力と、筋張力fとの差;
である。
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