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JP2010028914A - 樹脂モールドコイル、樹脂モールドステータ及びステータの製造方法 - Google Patents

樹脂モールドコイル、樹脂モールドステータ及びステータの製造方法 Download PDF

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JP2010028914A JP2008184558A JP2008184558A JP2010028914A JP 2010028914 A JP2010028914 A JP 2010028914A JP 2008184558 A JP2008184558 A JP 2008184558A JP 2008184558 A JP2008184558 A JP 2008184558A JP 2010028914 A JP2010028914 A JP 2010028914A
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molded
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Yasushi Nomura
康 野村
Izumi Memezawa
泉 目々澤
Masayoshi Hirota
将義 廣田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】コアとコイルとの取り付け位置がずれることがなく、また、コアへの放熱性を高めることのできる樹脂モールドコイルを提供する。
【解決手段】樹脂4でモールドされているとともに、内周部にコア2が挿入される穴部9を有するモールドコイル1であって、コイルエンド部7の外側から上記穴部9に通じ、上記コア外周部と上記穴部内周部との間に形成される隙間Hに樹脂を導入する樹脂導入路15を設けて構成される。
【選択図】図5

Description

本願発明は、少なくとも表面が樹脂モールドされた樹脂モールドコイル、これを用いた樹脂モールドステータ及びステータの製造方法に関する。
たとえば、モータや発電機のステータは、コアの周囲にコイルを巻き回して構成される。上記コアは、ステータの外周側に配置されるヨーク部と、このヨーク部から内周側に突出するティース部とを備えて構成される。コイルは、上記ティース部の外周に巻線を巻き回して構成される。近年、コイル部材を樹脂モールドしてなる樹脂モールドコイルが提案されている。
特開2007−195333号公報
上記特許文献1に記載されている発明は、環状に配置されたティース部及びヨーク部を備えて構成される。上記環状ティース部は複数のティースを環状に連結して構成されているとともに、上記ヨーク部は複数のヨークを環状に連結して構成されている。樹脂モールドコイルは、上記環状ティース部の各ティースに取り付けられる。
上記特許文献1に記載された発明に係るステータにおいては、コアとコイルとの組み付け作業が簡単となり、また、絶縁を行うためのインシュレータも不要となる。このため、生産性が向上し、製造コストを低減させることもできる。
上記特許文献1に記載されているような樹脂モールドコイルを採用した場合、これをコアに組み付けた状態で、コア外周部と樹脂モールドコイル内周部との間に隙間が生じる。このため、使用中にコイルががたついて、取り付け位置がずれたり、振動や騒音が生じる原因ともなる。
また、電動機を構成する場合、上記コイルの位置がロータ側にずれるとロータと干渉する恐れがある。
さらに、上記隙間があると、部分放電等によりコアとコイルとの間のモールド樹脂が劣化して、コイルとコアの絶縁性が低下する可能性もある。また、上記隙間が存在することによりコイルとコアとの間の熱伝導が低下し、コイルの放熱性が低下する。
本願発明は、上記問題を解決し、コアとコイルとの位置がずれることがなく、さらに、コアへの放熱性を高めることのできる樹脂モールドコイルを提供することを課題としている。
請求項1に記載した発明は、樹脂でモールドされているとともに、内周部にコアが挿入される穴部を有するモールドコイルであって、コイルエンド部の外側から上記穴部に通じ、上記コア外周部と上記穴部内周部との間に形成される隙間に樹脂を導入する樹脂導入路を設けて構成される。
樹脂モールドコイルは、巻き回された巻線間及び筒状のコイル外周面を樹脂で覆って形成される。なお、コイル端子部及びロータに対向するコイル先端部は、巻き線を樹脂から露出させて構成することができる。
上記樹脂導入路を設けることにより、コアに組付けた後に、上記樹脂モールドコイル内周部と上記コア外周部との間の上記隙間に樹脂を充填することが可能となる。上記樹脂を充填することにより、樹脂モールドコイルとコアとが一体化されて、これらの間に隙間が生じることはない。また、上記隙間に起因するずれやがたが生じることもない。また、樹脂モールドコイルとコアとの組み付け位置がずれることがないため、ロータとの干渉が生じる恐れもない。
さらに、コア外周部とコイル内周部とを、充填樹脂を介して確実に離間させることができる。したがって、電気絶縁性が低下する恐れもない。
上記樹脂は特に限定されることはなく、上記樹脂モールドコイルをモールドしたのと同一の樹脂を採用することができる。また、熱伝導性の高い樹脂を充填することにより、コイルで発生する熱を効率よくコアに放熱することも可能となる。
上記樹脂導入路は、巻線が埋め込まれた部分には設けることができない。また、環状に組み付けた状態では周方向には隣接するコイルが位置するため、上記樹脂導入路をコイルサイド側に設けることも困難である。そこで、請求項2に記載した発明では、上記樹脂導入路を、上記樹脂モールドコイルの先端部において、コイルエンド部の外側縁部から上記穴部に通じる樹脂注入溝を設けて構成している。
上記樹脂注入溝は、たとえば、上記モールド樹脂のコイル先端側を切り欠くことにより形成することができる。上記樹脂注入溝は、上記樹脂モールドコイルを成形する際に同時に形成することもできるし、樹脂モールドコイルを成形後に、機械加工等によって形成することもできる。
上記樹脂注入溝は、コイル先端側に配置されるモールド金型部材と共働することにより、上記コイルエンド部外側から、上記コア外周部と上記樹脂モールドコイル内周部との間の隙間に連通する樹脂導入路を構成し、樹脂モールドコイルの外側から樹脂を上記隙間に導入することが可能となる。
また、請求項3に記載した発明のように、上記樹脂注入溝を、コイルを構成する巻線の先端側段落ち部に形成することができる。特に、断面積の大きな巻線を採用した場合、コイル先端部において、巻線が次のターンに移る巻き回し段落ち部の段差が大きくなる。本請求項に記載した発明は、上記段差を利用して、上記樹脂注入溝を設けたものである。この構成を採用することにより、コイル先端部のモールド樹脂の厚みを増加させることなく、上記樹脂注入溝を設けることが可能となる。
請求項4に記載した発明は、上記樹脂導入路を、コイルエンド部の基端側外面から上記穴部に通じる樹脂注入穴を設けて構成したものである。
コイル先端側は、ロータとの間の距離をできるだけ小さく設定するのが望ましい。このため、コイルを被覆するモールド樹脂の厚さを大きく設定できない場合があり、請求項2又は請求項3に記載した樹脂注入溝で充分な樹脂導入路を構成するのが困難な場合もある。上記樹脂注入穴をコイルエンド部の基端側外面、すなわち、ヨーク側外面に設けることにより、樹脂の流路を確保することが可能となる。これにより、コア外周部と樹脂モールドコイル内周部との間の隙間に樹脂を確実に充填することができる。
上記樹脂注入穴を設ける手法も特に限定されることはなく、樹脂モールドコイルを成形する際に同時に形成することもできるし、成形後に機械加工等によって設けることもできる。
請求項5に記載した発明は、上記樹脂モールドコイルの内周部に、上記コア外周部との間の上記隙間を確保する凹部を設けたものである。
上記コア外周部と上記樹脂モールドコイル内周部との間の隙間が小さいと、樹脂の流れが悪くなる。このため、樹脂を上記隙間の全域に充填するのが困難な場合がある。上記凹部を設けることにより、上記コア外周部と上記樹脂モールドコイル内周部との間の隙間を大きく設定できる。したがって、充填樹脂の流動が阻害されることはなくなり、上記隙間の全域に樹脂を充填することが可能となる。また、コイルとコアとを確実に離間させることも可能となり、絶縁破壊等が生じる恐れもなくなる。
上記凹部の構成は特に限定されることはない。上記コアの外周部と上記樹脂モールドコイル内周部との間に所要の隙間を形成できる形態であればよい。たとえば、矩形のコアの角部に対接する部分を残して上記凹部を設けることができる。また、充填樹脂の流路を確保できる溝状に形成することもできる。さらに、断面矩形状の各内周面に矩形状の凹部を設けるとともに、これら複数の凹部を互いに連通させる溝状の凹部を設けることもできる。
請求項6に記載した発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された樹脂モールドコイルに組み付けられるコアであって、外周部に、上記樹脂モールドコイル内周部との間の上記隙間を確保する凹部を設けたものである。
上記コアは、請求項1から請求項5に記載した樹脂モールドコイルと一体的に組み付けられる。したがって、上記コアの外周部に凹部を設けることにより、上記樹脂モールドコイル内周部と上記コア外周部との間の隙間を確保することができる。
請求項7に記載した発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載した複数の樹脂モールドコイルが、コアに組み付けられて環状に配置されているとともに、少なくとも上記樹脂モールドコイルの内周部と上記コア外周部との間の隙間に樹脂が充填された樹脂モールドステータに関する発明である。
上記樹脂は、少なくとも上記樹脂モールドコイルの内周部と上記コア外周面部の間の隙間に充填されていればよい。また、上記樹脂を隣接する樹脂モールドコイル間に充填して、複数のコア及びコイルを一体化した形態の樹脂モールドステータを構成することもできる。さらに、上記各樹脂モールドコイルの端子部が接続されるバスバーを上記樹脂モールドコイル及び上記コアとともに一体的にモールドして、樹脂モールドステータを構成することもできる。
請求項8に記載した発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載した複数の樹脂モールドコイルをコアに組み付けて環状に配置する組み付け工程と、少なくとも各樹脂モールドコイル内周部と上記コア外周部との間の隙間に、樹脂を充填する樹脂充填工程とを含むステータの製造方法に係るものである。
本請求項に記載した発明では、複数のコア及び樹脂モールドコイルを環状に組み付けた後に、これらコアの外周部と樹脂モールドコイル内周部との間の隙間に樹脂が充填される。このため、複数のコアとこれらに組み付けられた樹脂モールドコイルの間に同時に樹脂を充填して一体化することが可能となる。したかって、製造工程を削減することも可能となる。
また、上記組み付け工程の後に、環状に配置された上記各樹脂モールドコイルの端子部を、ヨーク部側に配置されるバスバーに接続する接続工程を含ませることもできる。また、上記樹脂充填工程は、上記コア及び上記樹脂モールドコイルのみならず、上記バスバーを一体的にモールドするように行うこともできる。
また、樹脂充填工程を行う前に、樹脂充填領域を区画する金型部材を装着し、この金型部材の樹脂充填口から上記樹脂を充填することもできる。これにより、上記コア、上記樹脂モールドコイル及び上記バスバー間の隙間を埋めて、これらが一体的に組み付けられた樹脂モールドステータを構成することが可能となる。
請求項9に記載した発明は、上記樹脂充填工程を、上記樹脂モールドコイルのコイルエンド部の外側から上記隙間に通じる樹脂導入路を介して、樹脂を上記隙間に注入することにより行うものである。
上記樹脂モールドコイルのコイルエンド部外側から上記隙間に通じる樹脂導入路を介して樹脂を充填することにより、上記隙間に樹脂を確実に充填することができる。
樹脂モールドコイルの内周部とコアの外周部との間の隙間に樹脂を充填して一体化することにより、コアとコイルとの位置がずれてロータと干渉する恐れがなく、また、コイルからコアへの放熱性を高めることができる。
以下、本願発明の実施形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1は、本願発明に係る樹脂モールドコイル1及びこれに組み付けられるコア2の全体斜視図である。図2はコア2を組み付けた樹脂モールドコイル1の正面図である。図3は樹脂モールドコイル1の平面図である。なお、本実施形態は、本願発明に係る樹脂モールドコイルを、電動機のステータを構成するコイルに適用した例を示すが、他の形態のステータや変圧トランス等の他の機器に用いられるコイルに適用することもできる。
樹脂モールドコイル1は、断面矩形状の平角線を角錐台形状にエッジワイズ巻きして構成したコイル本体3の少なくとも外周面に、モールド樹脂4を被覆して構成される。本実施形態では、コイル先端側(ロータ側)の巻線を上記モールド樹脂から露出させるとともに、一方のコイルエンド部7から接続端子部5,6を延出させている。また、上記コイルの基端側(ステータの外周側)には、上記コア2を組み付ける一対の延出部12,12が上記モールド樹脂によって一体形成されている。上記コイルを構成する材料は特に限定されることはなく、たとえば、銅、アルミ、銀、これらの合金線材を採用することができる。また、巻線の形態も特に限定されることはなく、複数の分割線から構成される平角線や丸線、六角線等を採用することもできる。
上記モールド樹脂4として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等を採用することができる。コイル本体3からの放熱性を高めるため、無機フィラー等を含む高熱伝導性の樹脂を採用するのが好ましい。
上記コア2は、上記コイルの内周穴部9に挿入されるティース部17と、このティース部17の基端側に一体形成されたヨーク部16とを備えて構成される。本実施形態に係る上記コア2は、磁性金属粉体を圧粉成形して形成されている。なお、電磁鋼板を積層して構成されるコアを採用することもできる。
上記樹脂モールドコイル1の上記穴部9は、上記コア2のティース部17に対応する形状に成形されている。本実施形態では、上記ティース部17の角部に対接して位置決めを行う段部11が、上記穴部9の四隅に形成されているとともに、各内周面の中央部に凹部10a、10bが形成されている。また、コイル本体先端側で露出する巻線の表面の4箇所に、この巻線がコイル本体から離間するのを防止する保持部13が上記モールド樹脂を被覆するようにして形成されている。
また、上記樹脂モールドコイル1の一方のコイルエンド部7には、図示しないバスバー等の位置決めを行うための位置決め凹部14が設けられている。
上記樹脂モールドコイル1の先端面には、上記コイルエンド部7の表面縁部から上記穴部9に通じる樹脂注入溝15が形成されている。本実施形態では、図3に示すように、巻き回した巻線の先端側段落ち部におけるモールド樹脂を矩形状に切り欠くことにより上記樹脂注入溝15が形成されている。
図4に示すように、上記樹脂モールドコイル1を上記コア2に組み付けると、上記穴部9の四隅の保持部11が上記コア2のティース部17の各角部17aに当接して、上記コア2と樹脂モールドコイル1が位置決めされる。また、上記凹部10a、10bを設けているため、上記穴部9の内周面と上記ティース部17の外周面との間に所定の隙間Hが形成されている。そして、図5に示すように、上記樹脂注入溝15が、一方のコイルエンド部7の先端縁部から上記隙間Hに連通させられている。
図7から図12に、複数の上記樹脂モールドコイル1及びコア2を組み付けてステータを構成する例を示す。
本実施形態に係るステータ100は、円筒状のケース27の内周壁に沿って、複数の上記樹脂モールドコイル1と上記コア2とが環状に組み付けられて構成される。
上記樹脂モールドコイル1の背面側と、上記ケース27の内周面との間に、内部に配線25a,26a等が設けられたバスバー28が嵌め込まれる。上記バスバー28の上面には、上記樹脂モールドコイル1の各端子部5,6が接続される接続部25,26が、上記配線25a、26aから延出されている。
図9及び図10に示すように、上記端子部5,6が、上記樹脂モールドコイル1のコイルエンド部外面7に沿うように折り曲げられて、対応する各接続部25,26に接続される。
上記各端子部5,6を上記各接続部25,26接続した後、図11に示すように、上記環状に配置された樹脂モールドコイル1の内周側と、コイルエンド側に金型装置30.31が装着される。上記金型装置30.31を、装着することにより、上記樹脂注入溝15に連通する樹脂充填路29が形成される。本実施形態に係る金型装置31は、上記コイルエンド部7の外面と上記金型装置31の内面との間に、上記接続端子部25,26の厚さに対応した隙間Lが形成されるように位置決めされる。また、樹脂モールドコイル1の内周側に配置される金型装置30の内面は、上記ティース部17の先端面に当接するように配置される。また、上記金型装置30の内面と上記樹脂注入溝15とが共働して、上記コイルエンド部7の外面から上記穴部9の内周部に連通する樹脂導入路が形成されるように構成されている。
上記樹脂充填路29から樹脂を注入すると、上記コイルエンド部7の外面と上記金型装置31との間の隙間Lに樹脂が充填されるとともに、上記樹脂注入溝15を介して、樹脂が上記モールドコイル1の穴部9の内周部と上記ティース部17の外周部の間の隙間Hに導かれる。上記穴部9の内周部には、上記凹部10a、10bが形成されているため、上記樹脂注入溝15から注入された樹脂は、上記穴部9の内周面と上記ティース部17の外周面との間に形成された隙間にくまなく充填される。
上記構成を採用することにより、複数の上記樹脂モールドコイル1と上記コア2とが一体的に接合される。このため、上記樹脂モールドコイルと上記コアとががたつくことはない。したがって、振動等が生じることはなく、また、コア2と樹脂モールドコイル1との取付位置がずれてロータと干渉する恐れもない。しかも、樹脂モールドコイル1からコア2への放熱性を高めることができる。加えて、複数の上記樹脂モールドコイル1と上記コア2と上記バスバー28とをインシュレータ等を介することなく絶縁性を確保した状態で、しかも螺子等を用いることなく一度に組み付け固定することができる。このため、組み付け工程が容易になり、生産性を格段に高めることができる。
図13に、本願発明の第2の実施形態を示す。この図は、第1の実施形態に係る図11に対応する断面図である。
本実施形態では、コイルエンド部7の基端側外面から上記穴部9に通じる樹脂注入穴15aを設けるとともに、上記金型部材31の上記樹脂注入穴15aに対応する部分に、第2の樹脂充填路29aを設けている。
樹脂は、上記樹脂充填路29及び樹脂注入溝15のみならず、上記第2の樹脂充填路29a及び上記樹脂注入穴15aを介して、上記隙間H及びLに充填される。したがって、樹脂注入溝15の断面積を大きくとれない場合であっても、上記隙間H及びLに樹脂を確実に充填することができる。
本願発明は、上述の実施形態に限定されることはない。今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本願発明の範囲は、上記説明した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本願発明係る樹脂モールドコイルを採用することにより、組み付け業を容易に行うことが可能となり、生産効率を高めることができる。
本願発明に係る樹脂モールドコイルとこれに組み付けられるコアの全体斜視図である。 図1に示す樹脂モールドコイルとコアとを組み付けた分割ステータの正面図である。 図2に示す分割ステータの平面図である。 図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。 図3における V−V 線に沿う断面図である。 図4におけるVI−VI線に沿う断面図である。 図1に示す樹脂モールドコイル及びコアを環状に組み付けたステータの全体斜視図である。 図7におけるVIII−VIII線に沿う断面図である。 図7に示すステータの上記樹脂モールドコイルとバスバーとを接続した状態の全体斜視図である。 図9におけるX−X線に沿う断面図である。 図10に示すステータの樹脂モールドコイルとコアとの間に樹脂を充填する工程を示す断面図である。 図9に示すステータに樹脂を充填した後の状態を示す全体斜視図である。 本願発明の他の実施形態を示す図であり、図11に相当する断面図である。
符号の説明
1 樹脂モールドコイル
4 モールド樹脂
2 コア
9 穴部
15 樹脂注入溝(樹脂導入路)

Claims (9)

  1. 樹脂でモールドされているとともに、内周部にコアが挿入される穴部を有するモールドコイルであって、
    コイルエンド部の外側から上記穴部に通じ、上記コア外周部と上記穴部内周部との間に形成される隙間に樹脂を導入する樹脂導入路を設けた樹脂モールドコイル。
  2. 上記樹脂導入路は、上記樹脂モールドコイルの先端部に、コイルエンド部の外側縁部から上記穴部に通じる樹脂注入溝を設けて構成される、請求項1に記載の樹脂モールドコイル。
  3. 上記樹脂注入溝は、コイルを構成する巻線の先端側段落ち部に形成されている、請求項2に記載の樹脂モールドコイル。
  4. 上記樹脂導入路は、コイルエンド部の基端側外面から上記穴部に通じる樹脂注入穴を設けて構成される、請求項1に記載の樹脂モールドコイル。
  5. 上記樹脂モールドコイルの内周部に、上記コア外周部との間の上記隙間を確保する凹部を設けた請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の樹脂モールドコイル。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された樹脂モールドコイルに組み付けられるコアであって、
    外周部に、上記樹脂モールドコイル内周部との間の上記隙間を確保する凹部を設けた、コア。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載した複数の樹脂モールドコイルが、コアに組み付けられて環状に配置されているとともに、
    少なくとも上記樹脂モールドコイルの内周部と上記コア外周部との間の隙間に樹脂が充填されている、樹脂モールドステータ。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載した複数の樹脂モールドコイルをコアに組み付けて環状に配置する組み付け工程と、
    少なくとも各樹脂モールドコイル内周部と上記コア外周部との間の隙間に、樹脂を充填する樹脂充填工程とを含む、ステータの製造方法。
  9. 上記樹脂充填工程は、上記樹脂モールドコイルのコイルエンド部の外側から上記隙間に通じる樹脂導入路を介して、樹脂を上記隙間に注入することにより行われる、請求項8に記載のステータの製造方法。
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