JP2010023207A - タレット割り出し装置 - Google Patents
タレット割り出し装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010023207A JP2010023207A JP2008189807A JP2008189807A JP2010023207A JP 2010023207 A JP2010023207 A JP 2010023207A JP 2008189807 A JP2008189807 A JP 2008189807A JP 2008189807 A JP2008189807 A JP 2008189807A JP 2010023207 A JP2010023207 A JP 2010023207A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turret
- tool
- cylindrical linear
- turret head
- coupling element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
【解決手段】タレット割り出し装置1では、タレットヘッド5の割り出しを行なう際にタレットヘッド5を前進させる筒状直動体3を軸線L方向に延在させて、この筒状直動体3の先端側でタレットヘッド5を回転可能に支持する。かかる割り出しの際、固定カップリング要素66と可動カップリング要素61とを備えた2ピースタイプのカップリング6を用いることにより、タレットヘッド5の旋回を阻止する。筒状直動体3は、駆動用傘歯車45および従動用傘歯車48の近傍まで延在しているので、筒状直動体3に潤滑油供給路30を形成する。
【選択図】図2
Description
図1および図2(a)、(b)に示す本形態のタレット割り出し装置1は、工作機械において、工具1a、1bを保持するタレットヘッド5を軸線周りに旋回させて割り出し可能、かつ、タレットヘッド5上で工具1a、1bを回転駆動可能な装置である。かかるタレット割り出し装置1において、刃物台本体2(非旋回部材)には、以下に説明する筒状直動体3や工具回転駆動軸4などが搭載されているとともに、ワークに対してクーラントを供給するクーラント供給部28が構成されている。
図2(a)に示すように、リング体55は、工作機械の側で加工が行なわれている間、タレットヘッド5の旋回を阻止するための可動カップリング要素61として構成されており、本形態では、円盤状鍔部の基端側の端面には放射状に延びた歯部610が形成されている。これに対して、刃物台本体2の側には円筒体26がボルトにより固定されており、かかる円筒体26は、その先端側の端面に、リング体55の歯部610と噛合する歯部660が形成された固定カップリング要素66として機能する。このように、本形態では、タレットヘッド5と刃物台本体2との間には軸線L方向で固定カップリング要素66と可動カップリング要素61とが対向する2ピースのカップリング6が構成されている。
本形態では、筒状直動体3を軸線L方向に往復移動させる筒状直動体駆動機構が構成されており、かかる筒状直動体駆動機構として、本形態では、油圧シリンダ装置あるいはエアーシリンダ装置などからなる流体圧シリンダ装置7が用いられている。かかる流体圧シリンダ装置7を構成するに当たって、本形態では、以下に説明するように、固定カップリング要素66として機能する円筒体26を用いて流体圧シリンダ装置7のシリンダ室72の一部が構成されている。
タレットヘッド5の内側では、伝達軸47がベアリング軸受からなるラジアル軸受470によって回転可能に支持されているとともに、伝達軸47の上端部には従動側傘歯車48(工具駆動用従動歯車)が形成されている。また、工具回転駆動軸4の先端部には、従動側傘歯車48と噛合可能な駆動側傘歯車45(工具駆動用駆動歯車)が形成されている。かかる駆動側傘歯車45と従動側傘歯車48との噛合は、後述するように、流体圧シリンダ装置7によって、筒状直動体3が軸線L方向に移動することにより切り換えられる。
タレットヘッド5の内側では、駆動側傘歯車45と従動側傘歯車48とからなる歯車機構に潤滑油を供給されるようになっている。かかる潤滑油の供給を行なうために、本形態では、筒状直動体3には、この筒状直動体3の側壁内で軸線L方向に延びる潤滑油供給路30が形成されている。より具体的には、スリーブ31の側壁内には、軸線L方向の両端面で開口する流路311が軸線Lと平行に延在し、連結部材32の側壁内には、軸線L方向の両端面で開口する流路321が軸線Lに対して屈曲しながら延在し、流路構成部材33の側壁内には、軸線L方向の両端面で開口する流路331が軸線Lに対して平行に延在し、流路311、321、331によって、筒状直動体3を軸線L方向で貫通する潤滑油供給路30が形成されている。連結部材32において、流路321は、流路311と連通する位置から軸線Lに対して平行に延在する横穴と、流路331と連結する位置から軸線Lに対して平行に延在する横穴と、これらの穴を連通させる縦穴とから構成されている。なお、図示を省略するが、縦穴は、連結部材32の外周面から軸線Lに対して垂直に形成した後、開口を塞いだ構造になっており、かかる構造によれば、屈曲した流路を容易に形成することができる。
本形態のタレット割り出し装置1において、まず、工具1aを回転させて加工を行なう際は、図2(a)に示すように、筒状直動体駆動機構(流体圧シリンダ装置7)によって、筒状直動体3を軸線L方向の後方に移動させ、駆動側傘歯車45と従動側傘歯車48とが噛合した状態とする。この状態で、タレットヘッド5の側と刃物台本体2との間に構成したカップリング6では、可動カップリング要素61が軸線L方向の後方に位置し、固定カップリング要素66と結合した状態にある。このため、タレットヘッド5は、刃物台本体2(非旋回部材)に拘束された状態にあり、旋回不能である。この状態で、工具駆動用モータ40の回転出力は、工具回転駆動軸4、駆動側傘歯車45、従動側傘歯車48および伝達軸47を介して工具1aに伝達されるため、工具1aを回転させながら加工を行なうことができる。その間、タレットヘッド5が旋回することはない。
以上説明したように、本形態のタレット割り出し装置1では、タレットヘッド5を拘束するためのカップリングとして軸線L方向で対向する固定カップリング要素66と可動カップリング要素61とを備えた2ピースタイプのカップリング6を用いているため、構成の簡素化を図ることができる。また、可動カップリング要素61および固定カップリング要素66では、双方に放射状に形成した歯部610、660によって結合が行なわれる。このため、可動カップリング要素61を軸線L方向にわずかに変位させるだけで、可動カップリング要素61と固定カップリング要素66との接続および切断を行なうことができる。また、固定カップリング要素66(円筒体26)は、流体圧シリンダ装置7のシリンダ室72の一部を構成しているため、部品点数の削減を図ることができる。
1a,1b 工具
2 刃物台本体(非旋回部材)
3 筒状直動体
4 工具回転駆動軸
5 タレットヘッド
6 カップリング
7 流体圧シリンダ装置(筒状直動体駆動機構)
30 潤滑油供給路
40 工具駆動用モータ(工具駆動装置)
45 駆動側傘歯車
48 従動側傘歯車
50 タレットヘッド旋回用モータ(タレットヘッド旋回駆動装置)
61 可動カップリング要素
66 固定カップリング要素
555 動力伝達部
Claims (6)
- 工具を保持するタレットヘッドを旋回させて割り出し可能、かつ、前記タレット上で前記工具を回転駆動可能なタレット割り出し装置において、
先端側に前記タレットヘッドが回転可能に支持され、かつ、軸線方向に移動可能な筒状直動体と、
該筒状直動体の内側に配置された工具回転駆動軸を介して前記工具を回転駆動する工具駆動装置と、
前記タレットヘッドがカップリングを介して連結される非旋回部材と、
前記筒状直動体を前進させて前記カップリングを介しての前記タレットヘッド側と前記非旋回部材との連結を解除した状態、および前記筒状直動体を後退させて前記タレットヘッド側を前記カップリングを介して前記非旋回部材と連結させた状態に切り換える筒状直動体駆動機構と、
前記筒状直動体を前進させた際に前記タレットヘッドを旋回させるタレットヘッド旋回駆動装置と、を有し、
前記カップリングは、前記非旋回部材の側において先端側を向く固定カップリング要素と、前記タレットヘッド側において前記固定カップリング要素に対して先端側で対向する可動カップリング要素とを備えていることを特徴とするタレット割り出し装置。 - 前記固定カップリング要素および前記可動カップリング要素では、双方に放射状に形成した歯部によって結合が行なわれることを特徴とする請求項1に記載のタレット割り出し装置。
- 前記可動カップリング要素は、前記筒状直動体の外周面にラジアル軸受を介して回転可能に支持された円筒部であり、
当該可動カップリング要素の外周面には前記タレットヘッド旋回駆動装置からの駆動力が伝達される動力伝達部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のタレット割り出し装置。 - 前記筒状直動体駆動機構は流体圧シリンダ装置であり、
前記固定カップリング要素は、前記流体圧シリンダ装置のシリンダ室の一部を構成していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のタレット割り出し装置。 - 前記タレットヘッドには、前記工具回転駆動軸の先端側に形成された工具駆動用駆動歯車と噛合して前記工具回転駆動軸の回転を前記工具に伝達する工具駆動用従動歯車が配置され、
前記筒状直動体には、当該筒状直動体の側壁内で軸線方向に延びて前記工具駆動用駆動歯車および前記工具駆動用従動歯車に潤滑油を供給する潤滑油供給路が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のタレット割り出し装置。 - 前記潤滑油供給路は、前記筒状直動体を軸線方向で貫通していることを特徴とする請求項5に記載のタレット割り出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008189807A JP2010023207A (ja) | 2008-07-23 | 2008-07-23 | タレット割り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008189807A JP2010023207A (ja) | 2008-07-23 | 2008-07-23 | タレット割り出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010023207A true JP2010023207A (ja) | 2010-02-04 |
Family
ID=41729523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008189807A Withdrawn JP2010023207A (ja) | 2008-07-23 | 2008-07-23 | タレット割り出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010023207A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103480880A (zh) * | 2013-09-29 | 2014-01-01 | 上海三一精机有限公司 | 一种径向输出动力刀塔结构及机床 |
CN105658359A (zh) * | 2013-10-21 | 2016-06-08 | 富士机械制造株式会社 | 机械加工头 |
CN110636917A (zh) * | 2017-06-29 | 2019-12-31 | 西铁城时计株式会社 | 机床的刀架 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07100703A (ja) * | 1993-10-01 | 1995-04-18 | Hitachi Seiki Co Ltd | タレット刃物台 |
JPH11254211A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-21 | Citizen Watch Co Ltd | タレット刃物台装置 |
-
2008
- 2008-07-23 JP JP2008189807A patent/JP2010023207A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07100703A (ja) * | 1993-10-01 | 1995-04-18 | Hitachi Seiki Co Ltd | タレット刃物台 |
JPH11254211A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-21 | Citizen Watch Co Ltd | タレット刃物台装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103480880A (zh) * | 2013-09-29 | 2014-01-01 | 上海三一精机有限公司 | 一种径向输出动力刀塔结构及机床 |
CN105658359A (zh) * | 2013-10-21 | 2016-06-08 | 富士机械制造株式会社 | 机械加工头 |
CN110636917A (zh) * | 2017-06-29 | 2019-12-31 | 西铁城时计株式会社 | 机床的刀架 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4488375B2 (ja) | 工作機械の主軸装置 | |
JP4344442B2 (ja) | チャック装置 | |
EP1287931B1 (en) | Turret type tool post | |
EP2338638B1 (en) | Attachment unit for machining of five surfaces | |
JP4948943B2 (ja) | 潤滑構造を備えた回転工具タレット | |
JP2013000846A (ja) | 打撃工具 | |
JP4215768B2 (ja) | ロータリテーブルのブレーキ機構 | |
US7137180B2 (en) | Turret for machine tool | |
JP5308966B2 (ja) | 主軸アタッチメント装置 | |
TW201700199A (zh) | 工作機械的刀具台 | |
JP2010023207A (ja) | タレット割り出し装置 | |
JP2008023608A (ja) | 主軸装置 | |
KR101682558B1 (ko) | 전기구동 터렛 시스템 및 그 작동방법 | |
JP2007210042A (ja) | 回転工具タレット | |
JP2009269091A (ja) | 主軸チャック入換え機構付き工作機械 | |
JP6208247B2 (ja) | 機械加工ヘッド | |
JP2005034964A (ja) | 工具ホルダ | |
JP6744421B2 (ja) | 工具タレット | |
JP3130456U (ja) | 穴開け加工ユニット | |
JP4245090B2 (ja) | 工作機械のスピンドル構造 | |
JP2942744B2 (ja) | クイルへの工具アタッチメントの固定装置 | |
KR101841185B1 (ko) | 공작 기계의 전기 구동 척킹 시스템 | |
JP5345460B2 (ja) | 工作機械のu軸駆動構造 | |
JP2010029989A (ja) | タレット割り出し装置 | |
JP2005177964A (ja) | 主軸装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20130215 |