JP2010019183A - Axial flow fan and series axial flow fan - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数のリード線を有する軸流ファンおよび複数の軸流ファンを接続した直列式軸流ファンに関する。 The present invention relates to an axial fan having a plurality of lead wires and a series axial fan in which a plurality of axial fans are connected.
従来より、様々な電子機器の筐体内部に電子部品を冷却するための冷却ファンが設けられており、電子部品の高性能化に伴う発熱量の増加や、筐体の小型化等に起因する配置密度の上昇に伴って冷却ファンの静圧−風量特性の向上が要求されている。十分な静圧および風量を確保する冷却ファンとして、近年では、複数のファンを直列に接続した直列式軸流ファンが利用され、直列式軸流ファンでは各ファンから複数のリード線が引き出されて外部電源に接続される。 Conventionally, cooling fans for cooling electronic components have been provided inside the housings of various electronic devices, resulting from an increase in the amount of heat generated due to higher performance of electronic components, miniaturization of the housing, etc. As the arrangement density increases, it is required to improve the static pressure-air volume characteristics of the cooling fan. In recent years, as a cooling fan that secures sufficient static pressure and air volume, a series axial fan in which a plurality of fans are connected in series is used. In a series axial fan, a plurality of lead wires are drawn from each fan. Connected to external power supply.
特許文献1の二重反転式軸流送風機では、給電用配線が第1単体軸流送風機の吐き出し側の端部と第2単体軸流送風機の吸い込み側の端部との間にて二重反転式軸流送風機内から導き出される。さらに、給電用配線は第1単体軸流送風機のケースの外側面上を通って第1単体軸流送風機の吸い込み側の端部へと案内され、二重反転式軸流送風機の外部へと引き出される。第1単体軸流送風機のケースの吸い込み側の端部および吐き出し側の端部にはケースの外側面上における形状が中心軸に平行な直線状の間隙が設けられ、給電用配線が外部へと引き出される際に、給電用配線が当該間隙を介してケースの外側面上に固定される。
In the counter-rotating axial fan of
特許文献2に開示されるファンフレームはファンのハウジングである外フレーム、ベースおよび外フレームとベースとを接続するリブを有し、リブにはリブの伸びる方向に沿って複数の電源供給線が配置される溝状のガイドスロットが設けられる。外フレームには、ガイドスロットに連通するとともに電源供給線が通されるアレンジスロットが設けられ、アレンジスロットの外フレームの側面上における形状は中心軸に平行な直線状とされる。アレンジスロットはガイドスロットから周方向にずれて位置し、電源供給線に外力が働く場合であっても、電源供給線がアレンジスロットから外れてしまうことが防止される。
ところで、特許文献1に示される単体軸流送風機では、ケースに設けられる間隙の外側面上における形状が中心軸に平行な直線状とされるため、ケースの外側面上にて中心軸に平行に案内される給電用配線が当該間隙を介して外側面から容易に外れてしまう。同様に、特許文献2に示されるファンフレームにおいても、アレンジスロットの外フレームの側面上における形状が中心軸に平行な直線状であるため、電源供給線が容易にアレンジスロットから外れてしまう。軸流ファンでは、リード線がハウジングから外れることにより、軸流ファンが搭載される装置内にてリード線が他の機器に絡み、その結果、回路基板からリード線が分離されたり、リード線が切断されるおそれがある。
By the way, in the single axial fan shown in
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、軸流ファンのハウジングの外側面上にて中心軸に略平行に案内される複数のリード線がハウジングの案内部から外れてしまうことを防止することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above problems, and prevents a plurality of lead wires guided substantially parallel to the central axis on the outer surface of the housing of the axial fan from coming off from the guide portion of the housing. The purpose is to do.
請求項1に記載の発明は、軸流ファンであって、複数の翼を有するインペラと、中心軸を中心として前記インペラを回転させることによりエアの流れを発生するモータ部と、前記インペラの外周を囲み、前記モータ部に接続される複数のリード線を外側面上にて前記中心軸に略平行に案内する案内部を有するハウジングとを備え、前記案内部が、前記複数のリード線が配置される案内溝と、前記案内溝の両側部の一方から他方に向かって突出する第1突出部、および、前記両側部の前記他方から前記一方に向かって突出する第2突出部とを備え、前記第1突出部および前記第2突出部により、前記案内溝の少なくとも一部が、前記複数のリード線と共に前記両側部の前記一方から前記他方までほぼ覆われ、前記第1突出部と前記第2突出部との間に、前記第1突出部および前記第2突出部により前記案内溝が覆われる領域を前記案内溝に沿って縦断する間隙が形成され、前記第1突出部の先端の位置である第1先端位置が前記第2突出部の先端の位置である第2先端位置よりも前記両側部の前記他方に近い、もしくは、前記第1先端位置および前記第2先端位置が前記両側部の前記他方から同じ距離にあり、または、前記第1先端位置が前記第2先端位置よりも前記両側部の前記一方に近く、前記中心軸に平行な方向において前記第1先端位置と前記第2先端位置とが異なった位置であり、かつ、前記中心軸に平行な方向に前記案内部を見た場合の前記第1先端位置と前記第2先端位置との間の距離が前記複数のリード線の最小直径未満である。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸流ファンであって、前記間隙の最小幅が前記複数のリード線の最大直径の80%以上100%未満である。
The invention according to
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の軸流ファンであって、前記ハウジングの外形が略四角柱状であり、前記案内部が前記ハウジングの角部に設けられる。 A third aspect of the present invention is the axial fan according to the first or second aspect, wherein the outer shape of the housing is a substantially quadrangular prism shape, and the guide portion is provided at a corner portion of the housing.
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の軸流ファンであって、前記第1突出部および前記第2突出部のそれぞれが他方の突出部に向かって突出し、前記第1突出部と前記第2突出部との間の前記間隙が前記中心軸に平行な方向に対して傾斜する直線状である。
Invention of
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の軸流ファンであって、前記第1先端位置が前記第2先端位置よりも前記両側部の前記他方に近い。 A fifth aspect of the present invention is the axial fan according to the fourth aspect, wherein the first tip position is closer to the other of the both side portions than the second tip position.
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の軸流ファンであって、前記間隙が、前記中心軸に平行な方向に対してほぼ垂直に伸びる部位を有する。 A sixth aspect of the present invention is the axial fan according to any one of the first to third aspects, wherein the gap has a portion extending substantially perpendicular to a direction parallel to the central axis.
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の軸流ファンであって、前記第1突出部と前記第2突出部とが前記中心軸に平行な方向に配列され、前記間隙が、前記両側部の前記他方と前記第1突出部の前記先端との間の部位、前記第1突出部と前記第2突出部との間の部位、および、前記両側部の前記一方と前記第2突出部の前記先端との間の部位を有する。 The invention according to claim 7 is the axial fan according to claim 6, wherein the first protrusion and the second protrusion are arranged in a direction parallel to the central axis, and the gap is A portion between the other of the two side portions and the tip of the first protruding portion, a portion between the first protruding portion and the second protruding portion, and the one of the both side portions and the second It has a site | part between the said front-end | tips of a protrusion part.
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の軸流ファンであって、前記案内溝、前記第1突出部および前記第2突出部が、前記複数のリード線が前記ハウジングの前記外側面から前記ハウジングの外部へと引き出される前記ハウジングの端部に設けられる。
The invention according to claim 8 is the axial fan according to any one of
請求項9に記載の発明は、直列式軸流ファンであって、請求項1ないし7のいずれかに記載の軸流ファンと、前記中心軸に沿って前記軸流ファンに接続される他の軸流ファンとを備え、前記他の軸流ファンの複数のリード線が、前記軸流ファンの前記複数のリード線と共に前記案内部により前記軸流ファンの前記外側面上にて案内される。
The invention according to claim 9 is an in-line axial fan, and the axial fan according to any one of
請求項10に記載の発明は、直列式軸流ファンであって、請求項8に記載の軸流ファンと、前記中心軸に沿って前記軸流ファンに接続される他の軸流ファンとを備え、前記軸流ファンの前記ハウジングの前記他の軸流ファンに対向する端部と前記他の軸流ファンのハウジングの前記軸流ファンに対向する端部との境界近傍に、前記軸流ファンの前記複数のリード線および前記他の軸流ファンの複数のリード線を前記軸流ファンおよび前記他の軸流ファンの内側から前記ハウジングの前記外側面上に導き出すリード線導出口が設けられ、前記他の軸流ファンの前記複数のリード線が、前記軸流ファンの前記複数のリード線と共に前記案内部にて案内される。 The invention according to claim 10 is an inline axial fan, comprising: the axial fan according to claim 8; and another axial fan connected to the axial fan along the central axis. The axial fan in the vicinity of a boundary between an end portion of the housing of the axial fan facing the other axial fan and an end portion of the housing of the other axial fan facing the axial fan. A lead wire outlet for guiding the plurality of lead wires and the plurality of lead wires of the other axial fan from the inside of the axial fan and the other axial fan to the outer surface of the housing is provided, The plurality of lead wires of the other axial fan are guided by the guide portion together with the plurality of lead wires of the axial fan.
本発明によれば、複数のリード線が案内部から外れてしまうことが防止される。請求項2の発明では、リード線が過度に圧迫されることなく間隙を介して案内溝に配置されるとともに、間隙を介してリード線がハウジングから外れることが確実に防止される。また、請求項4の発明では、リード線取付時にリード線を案内溝に容易に配置することができる。
According to the present invention, it is possible to prevent a plurality of lead wires from being detached from the guide portion. In the invention of
請求項5ないし7の発明では、リード線が案内部から外れてしまうことがより確実に防止され、請求項8の発明では、第1突出部および第2突出部が、リード線が外部へと引き出されるハウジングの引出側の端部に設けられることにより、リード線がより安定して固定される。
In the inventions of
図1は本発明の第1の実施の形態に係る直列式軸流ファン1を示す斜視図であり、直列式軸流ファン1はサーバ等の電子機器を空冷するための冷却ファンとして用いられる。直列式軸流ファン1は、図1において上側に配置される第1軸流ファン2および第1軸流ファン2の中心軸J1に沿って第1軸流ファン2の下側に接続される第2軸流ファン3を備え、中心軸J1は第2軸流ファン3の中心軸に一致している。
FIG. 1 is a perspective view showing a serial
直列式軸流ファン1はいわゆる二重反転式軸流ファンであり、図1中の上側(すなわち、第1軸流ファン2の上側)からエアが取り込まれ、下側(すなわち、第2軸流ファン3の下側)へと送出されるように中心軸J1方向のエアの流れが発生する。以下の説明では、中心軸J1方向において、エアが取り込まれる側である図1中の上側を「吸気側」または単に「上側」と呼び、エアが送出される側である図1中の下側を「排気側」または単に「下側」と呼ぶ。「上側」および「下側」という表現は必ずしも重力方向に対する上側および下側と一致する必要はない。
The serial
第1軸流ファン2は第1軸流ファン2内の第1モータ部に接続されて電力の供給や制御信号の送信に利用される2つの第1リード線41を有し、同様に、第2軸流ファン3は第2軸流ファン3内の第2モータ部に接続される2つの第2リード線42を有する。第1リード線41および第2リード線42は第1軸流ファン2の第1ハウジング23の下端から導き出されて第1ハウジング23の外側面234上に設けられる案内部5(詳細については後述する。)により中心軸J1に略平行に案内され、直列式軸流ファン1から引き出される。また、第1リード線41および第2リード線42は第1ハウジング23の上方で結束部材9により束ねられて外部電源(図示省略)に接続される。以下の説明では、適宜、2つの第1リード線41および2つの第2リード線42をまとめて「リード線群4」と呼び、第1リード線41と第2リード線42とを区別しない1つのリード線を単に「リード線」と呼ぶ。
The first
図2は直列式軸流ファン1を中心軸J1を含む平面で切断した縦断面図である。第1軸流ファン2は第1インペラ21、中心軸J1を中心として第1インペラ21を回転させる第1モータ部22、第1インペラ21の外周を囲む第1ハウジング23、および、第1モータ部22を支持する複数の第1支持リブ24を備え、第1ハウジング23は第1支持リブ24により第1モータ部22に接続される。第1ハウジング23は第1支持リブ24と共に樹脂の射出成形により形成される。なお、図2では、図示の都合上、第1インペラ21の第1翼211および第1支持リブ24の概略形状を中心軸J1の左右に示している。また、第1モータ部22は誇張して大きく示しており、各構成要素の断面に対する平行斜線の図示を省略している。第2軸流ファン3に関しても同様の手法にて図示している。
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the serial
第1インペラ21は、第1モータ部22の外側を覆う有蓋略円筒状のカップ212、および、カップ212の外側面から径方向外方に向けて伸び、周方向に等ピッチにて配置された複数の第1翼211を有する。第1モータ部22は、回転体である第1ロータ部221および固定体である第1ステータ部222を備え、中心軸J1に沿って第1ロータ部221が第1ステータ部222に対して上側に位置する。
The
第1ロータ部221は、中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状の金属製のヨーク2211、ヨーク2211の内側に固定される略円筒状の界磁用磁石2212、および、ヨーク2211の上部中央から下方に突出するシャフト2213を備える。第1ロータ部221は、ヨーク2211がカップ212に覆われることにより第1インペラ21と一体の部品となっている。
The
第1ステータ部222は中央に開口を有するベース部2221、ベース部2221の中央から上側に突出する略円筒状の軸受保持部2222、軸受保持部2222の外周に取り付けられた電機子2223、および、電機子2223の下側にて電機子2223に電気的に接続される回路基板2224を備える。ベース部2221は第1支持リブ24を介して第1ハウジング23の略円筒状の内側面に固定され、第1ステータ部222の各部を保持する。電機子2223は界磁用磁石2212と中心軸J1を中心とする径方向に対向し、電機子2223と界磁用磁石2212との間で中心軸J1を中心とするトルクを発生する。軸受保持部2222の内側には軸受機構である玉軸受2225,2226が中心軸J1方向の上部および下部に設けられ、軸受保持部2222に挿入されたシャフト2213が玉軸受2225,2226により回転可能に支持される。
The
第2軸流ファン3は、第1軸流ファン2を上下に反転した形状とほぼ同形状であり、中心軸J1に沿って第1インペラ21に隣接する第2インペラ31、中心軸J1を中心として第2インペラ31を回転させる第2モータ部32、第2インペラ31の外周を囲む第2ハウジング33、および、第2モータ部32を支持する複数の第2支持リブ34を備える。第2ハウジング33は第2支持リブ34により第2モータ部32に接続され、第2支持リブ34と共に樹脂の射出成形により形成される。また、第2ハウジング33は中心軸J1に沿って第1ハウジング23に接続される。第2インペラ31は、有底略円筒状のカップ312および中心軸J1を中心としてカップ312の外側面から径方向外方に向けて伸び、周方向に等ピッチにて配置された複数の第2翼311を有する。
The second
第2モータ部32は第1モータ部22とほぼ同様の構造を有し、回転体である第2ロータ部321および固定体である第2ステータ部322を備え、第2モータ部32では第2ステータ部322が第2ロータ部321の上側に位置する。第2ロータ部321は、中心軸J1を中心とする有底略円筒状のヨーク3211、ヨーク3211の内側に固定される略円筒状の界磁用磁石3212、および、ヨーク3211の中央から上方に突出するシャフト3213を備える。
The
第2ステータ部322はベース部3221、ベース部3221の中央から下側に突出する軸受保持部3222、軸受保持部3222内の上下に保持される玉軸受3225,3226、軸受保持部3222の外周に取り付けられる電機子3223、および、電機子3223の上側に配置される回路基板3224を備える。電機子3223および界磁用磁石3212は中心軸J1を中心とする径方向に対向してトルクを発生する。
The
直列式軸流ファン1では、第1軸流ファン2の第1モータ部22が第1インペラ21を回転して中心軸J1方向のエアの流れを発生するとともに、第2軸流ファン3の第2モータ部32が第2インペラ31を第1インペラ21の回転とは逆方向に回転して第1インペラ21によるエアの流れと同方向の流れを発生する。これにより、十分な風量が確保されつつ静圧が向上される。
In the serial
図3は第1軸流ファン2を排気側から見た底面図であり、第1インペラ21を省略している。図3に示すように、第1ハウジング23の第2軸流ファン3に対向する下端部232は略正方形であり、図1に示すように、第1ハウジング23の上端部231も略正方形であり、両端部231,232の輪郭を結んだ第1ハウジング23の外形は略四角柱状となっている。図3に示すように、下端部232の4つの角部233のうち図3における右上に位置する一の角部(図1における右手前側の角部であり、符号233aを付している。)には、上方に向かって窪む切欠状の第1凹部2331が設けられる。第1支持リブ24により支持されるベース部2221は切欠2221aを有し、回路基板2214に接続される第1リード線41が切欠2221aを介して第1凹部2331に向かって引き出される。
FIG. 3 is a bottom view of the first
図4は第2軸流ファン3を吸気側から見た平面図であり、第2インペラ31を省略している。図3に示す第1ハウジング23と同様に、第2ハウジング33の第1軸流ファン2に対向する上端部331は略正方形であり、図1に示すように下端部332も略正方形であり、両端部331,332の輪郭を結んだ第2ハウジング33の外形は略四角柱状となっている。図4に示すように、上端部331の4つの角部333のうち図4における右下に位置する一の角部(図1における右手前側の角部であり、符号333aを付す。)には下方に向かって窪む切欠状の第2凹部3331が設けられる。第2支持リブ34により支持されるベース部3221は切欠3221aを有し、回路基板3214に接続される第2リード線42が切欠3221aを介して第2凹部3331に向かって引き出される。
FIG. 4 is a plan view of the second
図5は第1軸流ファン2の斜視図である。第1ハウジング23の両端部231,232の間の外側面234では、下端部232の4つの角部233,233aの上方に位置する領域(以下、「角部外側面2341」という。)がそれぞれ中心軸J1を中心とする円筒面の一部とされ、互いに隣り合う2つの角部外側面2341の間の領域(以下、「中央外側面2342」という。)が中心軸J1に平行な平面とされる。第1ハウジング23の既述の案内部5は下端部232の図5における右手前側の角部233a、右手前側の角部外側面2341および角部233aに対応する上端部231の角部に沿って設けられる。すなわち、案内部5は第1ハウジング23の両端部231,232の輪郭を結んで形成される略四角柱状の外形の一の角部にて第1ハウジング23の全長に亘って設けられる。
FIG. 5 is a perspective view of the first
案内部5は第1ハウジング23の全長に亘って中心軸J1に平行に伸びる案内溝51、上端部231にて案内溝51上に位置する第1突出部521および第2突出部522、並びに、下端部232にて案内溝51上に位置してリード線群4の係止に利用される板状の突出部53(以下、「下側突出部53」という。)を備える。以下の説明では、案内溝51の図5における手前側の中央外側面2342との境界に位置する中心軸J1に平行なエッジ部を「第1側部511」と呼び、第1側部511とは反対側の中心軸J1に平行に伸びるエッジ部を「第2側部512」と呼ぶ。下側突出部53は第1側部511から案内溝51をおよそ横切るように伸びており、下側突出部53と第2側部512との間には僅かな隙間が設けられる。
The
図6は案内部5の第1突出部521および第2突出部522を拡大して示す図であり、リード線群4も示している。図6に示すように、第1突出部521は第2突出部522に向かって突出するとともに、第2突出部522は第1突出部521に向かって突出する。すなわち、第1突出部521および第2突出部522のそれぞれは、他方の突出部に向かって突出する。案内部5では、第1突出部521および第2突出部522が案内溝51の伸びる方向に平行な板状とされ、第1ハウジング23(図5参照)の外形に沿って隣接する。また、第1突出部521および第2突出部522により案内溝51を横断するようにして案内溝51の伸びる方向における案内溝51の一部がほぼ覆われる。
FIG. 6 is an enlarged view showing the first protruding
第1突出部521の第2突出部522側のエッジおよび第2突出部522の第1突出部521側のエッジはそれぞれ下方に向かって案内溝51の第1側部511に近づくように傾斜しており、2つのエッジは互いに平行とされる。さらに、第1突出部521の第2突出部522側の先端5211の位置(以下、「第1先端位置」という。)は、第2突出部522の第1突出部521側の先端5221の位置(以下、「第2先端位置」という。)よりも第2側部512に近くされる。
The edge of the
第1突出部521と第2突出部522との間に形成される間隙541は中心軸J1(図5参照)に平行な方向に対して傾斜する直線状となっており、間隙541の幅H1、すなわち、第1突出部521の第2突出部522側のエッジと第2突出部522の第1突出部521側のエッジとの間の最短距離はリード線群4のうちの1つのリード線の直径Dよりも僅かに小さくされる。具体的には幅H1はリード線の直径Dの80%以上100%未満とされる。なお、リード線の直径が異なる場合には、幅H1はリード線群4の最大直径の80%以上100%未満とされる。
The
図1に示すように、直列式軸流ファン1では、第1ハウジング23の下端部232にて上方に向かって窪む第1凹部2331(図3参照)および第2ハウジング33の上端部331にて下方に向かって窪む第2凹部3331(図4参照)により第1ハウジング23の下端部232と第2ハウジング33の上端部331との境界近傍(境界を含んでもよい。)にリード線導出口55が形成され、リード線導出口55によりリード線群4が第1軸流ファン2および第2軸流ファン3の内側から第1ハウジング23の外側面234上に導き出される。さらに、リード線群4は第1ハウジング23の外側面234上を案内部5の下側突出部53と案内溝51との間、並びに、第1突出部521および第2突出部522と案内溝51との間を介して中心軸J1に略平行に案内され、第1ハウジング23の外部へと引き出される。
As shown in FIG. 1, in the series
案内部5では、リード線群4が第1ハウジング23の下端部232近傍において下側突出部53により係止されるとともに、上端部231において第1突出部521および第2突出部522により係止されることにより、リード線群4が第1ハウジング23の外側面234上に固定される。既述のように、図6に示す第1突出部521の第1先端位置が第2突出部522の第2先端位置よりも第2側部512側に位置することから、中心軸J1に略平行に案内されるリード線群4が間隙541を介して第1ハウジング23から外れることが防止される。このように、案内部5が設けられることにより、多数のリード線が案内される直列式軸流ファン1であってもリード線が安定して案内される。
In the
リード線群4が第1ハウジング23の案内部5に固定される際には、まず、組み立て前の第1ハウジング23および第2ハウジング33のそれぞれにおいて、図3に示すように、第1リード線41が第1凹部2331を介して第1ハウジング23の内側から引き出され、図4に示すように、第2リード線42が第2凹部3331を介して第2ハウジング33の内側から引き出される。
When the
次に、図7に示すように、第1ハウジング23の下端部232と第2ハウジング33の上端部331とが互いに重ね合わされる。これにより、第1ハウジング23と第2ハウジング33との間にリード線導出口55が形成され、リード線導出口55におけるリード線群4の位置が固定される。その結果、第1ハウジング23および第2ハウジング33の内側におけるリード線群4の移動が制限される。
Next, as shown in FIG. 7, the
そして、第1ハウジング23の下端部232において、リード線群4が下側突出部53と第2側部512との間の隙間を介して下側突出部53と案内溝51との間に配置される。さらに、上端部231において、リード線群4のリード線が、導線を被覆する樹脂製の被覆部を弾性変形させつつ1つずつ間隙541を通されて第1突出部521および第2突出部522と案内溝51との間に配置される。既述のように、間隙541の幅H1(図6参照)はリード線の直径Dの80%以上100%未満の範囲に設定されるため、間隙541においてリード線が過度に圧迫されることが防止される。以上の作業により、図1に示すように、リード線群4が第1ハウジング23の外側面234上に固定される。その後、第1ハウジング23の上方にて結束部材9により第1リード線41および第2リード線42が1つに束ねられる。
In the
以上、第1の実施の形態に係る直列式軸流ファン1の構造およびリード線群4の固定作業について説明したが、直列式軸流ファン1では、第1突出部521の第1先端位置が第2突出部522の第2先端位置よりも第2側部512に近いため、中心軸J1に略平行な方向に案内されるリード線群4が案内部5から外れてしまうことが防止される。さらに、リード線群4に案内溝51から離れる方向に力が働く場合であっても、間隙541の幅H1がリード線の直径Dよりも僅かに小さくされることにより、リード線群4が間隙541を介して第1ハウジング23から外れることがより確実に防止される。
As described above, the structure of the serial
また、第1突出部521および第2突出部522(並びに案内溝51の一部)が第1ハウジング23の上端部231、すなわち、リード線群4を第1ハウジング23の外側面234から第1ハウジング23の外部へと引き出す引出側の端部に設けられることにより、リード線群4が安定して固定される。案内部5の間隙541は直線状に傾斜することから、リード線取付時にリード線を間隙541に通す作業が容易に行われ、リード線群4が案内溝51に容易に配置される。
Further, the
図8は第1突出部521および第2突出部522の他の例を示す図であり、図6に対応する。案内部5の第1突出部521および第2突出部522のそれぞれは、図6に示す第1突出部521および第2突出部522と同様に、案内溝51の伸びる方向に平行な板状であり、他方の突出部に向かって突出する。また、第1突出部521と第2突出部522との間に形成される間隙541は中心軸J1(図1参照)に平行な方向に対して傾斜する直線状とされ、間隙541が傾斜することにより第1突出部521の先端5211の第1先端位置と第2突出部522の先端5221の第2先端位置とが中心軸J1に平行な方向において異なった位置となっている。
FIG. 8 is a view showing another example of the
案内部5では、第1突出部521の先端5211の第1先端位置が第2突出部522の先端5221の第2先端位置よりも案内溝51の第1側部511に近くされる。すなわち、第1突出部521および第2突出部522が互いに中心軸J1に平行な方向において重ならないように設けられる。
In the
間隙541の幅H1はリード線群4のうちの1つのリード線の直径Dの80%以上100%未満とされる。したがって、中心軸J1に平行な方向に案内部5を見た場合の第1突出部521の第1先端位置と第2突出部522の第2先端位置との間の距離H2、すなわち、第1突出部521の先端5211と第2突出部522の先端5221との間の中心軸J1に垂直な方向における距離はリード線の直径Dよりも小さくなっている。なお、リード線の直径が異なる場合は、間隙541の幅H1はリード線群4の最大直径の80%以上100%未満とされる。
The width H1 of the
案内部5では、間隙541の幅H1がリード線の直径Dよりも僅かに小さくされるため、間隙541からリード線群4が外れることが防止される。なお、間隙541の幅H1がリード線の直径Dの大きさ以上とされる場合であっても、距離H2がリード線の直径Dよりも小さくされるのであれば、中心軸J1に略平行な方向に案内されるリード線群4が案内部5から外れることが防止される。また、リード線の直径が異なる場合には距離H2はリード線群4の最小直径未満とされる。
In the
図9は第1突出部521および第2突出部522のさらに他の例を示す図である。図9に示す第1突出部521および第2突出部522の形状は図6に示す第1突出部521および第2突出部522とほぼ同様であり、第1突出部521の先端5211の第1先端位置が第2突出部522の先端5221の第2先端位置よりも案内溝51の第2側部512に近くされる。
FIG. 9 is a view showing still another example of the first projecting
また、図9に示す第1突出部521および第2突出部522は図6に示す第1突出部521および第2突出部522よりも互いに離れて位置しており、第1突出部521と第2突出部522との間に形成される間隙541の幅H1はリード線群4のうちの1つのリード線の直径Dよりも大きくされる。これにより、リード線群4を案内部5に固定する際にリード線を間隙541に容易に通すことができ、リード線が傷付くことが防止される。なお、リード線の直径が異なる場合には間隙541の幅H1はリード線群4の最大直径よりも大きくされる。
Further, the
案内部5では、第1突出部521の先端5211の第1先端位置が第2突出部522の先端5221の第2先端位置よりも案内溝51の第2側部512に近くされるため、リード線群4が案内部5から外れることが防止される。
In the
図10は第2の実施の形態に係る直列式軸流ファンの案内部5の一部を拡大して示す図であり、図6に対応する。なお、リード線群4の図示を省略している。案内部5は、図6に示す第1突出部521および第2突出部522とは異なる形状の第1突出部521aおよび第2突出部522aを有し、第1突出部521aと第2突出部522aとは中心軸J1(図1参照)に平行な方向に僅かに離間して配列される。案内部5の他の構造は図5に示す案内部5と同様であり、第2の実施の形態に係る直列式軸流ファンの他の構造も直列式軸流ファン1と同様である。以下、同様の構成には同符号を付して説明する。
FIG. 10 is an enlarged view of a part of the
案内部5では、第1突出部521aが案内溝51の第1側部511から第2側部512に向かって突出するとともに第2突出部522aが第2側部512から第1側部511に向かって突出し、第1突出部521aの第2側部512側のエッジおよび第2突出部522aの第1側部511側のエッジはそれぞれ中心軸J1に平行とされる。以下、第1突出部521aの第2側部512側のエッジを第1突出部521aの「先端5211a」と呼び、第2突出部522aの第1側部511側のエッジを第2突出部522aの「先端5221a」と呼ぶ。
In the
案内部5では、第1突出部521aの先端5211aの位置である第1先端位置が、第2突出部522の先端5221aの位置である第2先端位置よりも中心軸J1に垂直な方向において第2側部512に近くされる。第1突出部521aおよび第2突出部522aの周囲では、第2突出部522aの下端から第1突出部521aの上端まで案内溝51に沿って伸びる間隙541aが形成される。間隙541aは第1突出部521aと第2突出部522aとの間に中心軸J1に平行な方向に対してほぼ垂直に伸びる部位5411、並びに、部位5411の一端から第2側部512と第1突出部521aの先端5211aとの間にて中心軸J1に平行な方向に伸びる部位5412、および、部位5411の他端から第1側部511と第2突出部522aの先端5221aとの間にて中心軸J1に平行な方向に伸びる部位5413を有する。
In the
間隙541aでは、中心軸J1に平行な方向(図10における上下方向)における部位5411の幅H3(すなわち、第1突出部521aと第2突出部522aとの間の最短距離)が、中心軸J1に垂直な方向(図10における左右方向)における部位5412,5413の幅H4,H5よりも小さくされ、さらに、部位5411の幅H3はリード線群4のうちの1つのリード線の直径(図6参照)よりも大きくされる。すなわち、間隙541aの最小幅はリード線の直径よりも大きくされる。なお、リード線の直径が異なる場合には間隙541aの最小幅はリード線群4の最大直径よりも僅かに大きくされる(後述の第3の実施の形態においても同様)。
In the
直列式軸流ファンでは、図1と同様に、第1突出部521aおよび第2突出部522aと案内溝51との間を介してリード線群4が中心軸J1に略平行に案内されるとともに、第1突出部521aおよび第2突出部522aがリード線群4を係止することによりリード線群4が第1ハウジング23の外側面234(図5参照)上に固定される。
In the series axial fan, the
リード線群4が案内部5に固定される際には、図7に示すように、リード線導出口55からリード線群4が導き出され、リード線群4が第1ハウジング23の下端部232に設けられる下側突出部53と案内溝51との間に配置される。そして、リード線群4のリード線が1つずつ図10に示す間隙541aを通され、リード線群4が第1突出部521aおよび第2突出部522aと案内溝51との間に配置される。
When the
第2の実施の形態では、第1突出部521aと第2突出部522aとが中心軸J1に平行な方向に配置されるとともに第1突出部521aの先端5211aが第2突出部522aの先端5221aよりも第2側部512に近くされることにより、中心軸J1に平行な方向に対して垂直に伸びる部位5411を有する間隙541aが形成されることから、中心軸J1に略平行に案内されるリード線群4が案内部5から外れてしまうことが確実に防止される。また、間隙541aの最小幅(すなわち、幅H3)がリード線の直径よりも大きくされるため、リード線が間隙541aに容易に通される。その結果、リード線群4が第1ハウジング23の外側面234上に容易に固定される。
In the second embodiment, the
図11は第3の実施の形態に係る直列式軸流ファンの案内部5の一部を拡大して示す図である。案内部5は、図6に示す第1突出部521および第2突出部522とは異なる形状の第1突出部521bおよび第2突出部522bを有し、第1突出部521bおよび第2突出部522bは互いに他方の突出部に向かって伸びる。案内部5の他の構造は図5に示す案内部5と同様である。以下、同様の構成には同符号を付して説明する。
FIG. 11 is an enlarged view of a part of the
第1突出部521bは、案内溝51の第1側部511から第2側部512に向かって中心軸J1に平行な方向における幅が上側へと2段階減少する段差状となっており、同様に、第2突出部522bは、案内溝51の第2側部512から第1側部511に向かって中心軸J1に平行な方向における幅が下側へと2段階減少する段差状となっている。以下、第1突出部521bの第2側部512側のエッジを第1突出部521bの「先端5211b」といい、第2突出部522bの第1側部511側のエッジを第2突出部522bの「先端5221b」という。
The first projecting
第1突出部521bの先端5211bの位置である第1先端位置は、第2突出部522bの先端5221bの位置である第2先端位置よりも第2側部512に近くされる。また、第1突出部521bと第2突出部522bとの間には、第1突出部521bおよび第2突出部522bの下端から上端まで伸びる間隙541bが形成され、間隙541bは第1突出部521bおよび第2突出部522bの下端から上端に至る途中にて図11における右側へと2回向かう。すなわち、間隙541bは中心軸J1に平行に伸びる微小な3つの部位と当該3つの部位の間にて中心軸J1に平行な方向に伸びる微小な他の2つの部位により構成される。間隙541bの最小幅(5つの部位の幅のうちの最小のもの)はリード線群4のうちの1つのリード線の直径D(図6参照)よりも大きくされる。
The first tip position, which is the position of the
第3の実施の形態においても、間隙541bの最小幅がリード線の直径Dよりも大きくされることにより、リード線群4が案内溝51に固定される際にリード線が間隙541bに容易に通される。また、間隙541bが中心軸J1に平行な方向に対して垂直に伸びる部位を有するため、リード線群4が案内部5から外れることが確実に防止される。
Also in the third embodiment, since the minimum width of the
図12は第4の実施の形態に係る軸流ファン1aを示す底面図であり、図13は軸流ファン1aの側面図である。図12に示すように、軸流ファン1aでは、ハウジング23aの下端部232の形状は略円形であり、同様に、図13に示すハウジング23aの上端部231の形状も略円形であり、両端部231,232の輪郭を結んだハウジング23aの外形は略円柱状となっている。軸流ファン1aのハウジング23a以外の構造は図5に示す第1軸流ファン2とほぼ同様であり、以下の説明では、第1軸流ファン2と同様の構成に同符号を付す。
FIG. 12 is a bottom view showing an
図13に示すように、ハウジング23aの両端部231,232の間の部位は中心軸J1を中心とする略円筒状となっており(以下、当該部位を「円筒部」という。)、上端部231は円筒部に向かって(すなわち、下方に向かって)径が漸次減少する円錐台状とされ、下端部232は円筒部に向かって(すなわち、上方に向かって)径が漸次減少する円錐台状とされる。以下、円筒部並びに上端部231および下端部232の外側面をハウジング23aの「外側面234a」と呼ぶ。図12および図13に示すように、下端部232には中心軸J1を中心とする径方向に伸びるとともに下端から上方へと窪む凹部2332が形成され、図12に示すように、凹部2332は図12における右下の支持リブ24の径方向外方に位置する。
As shown in FIG. 13, a portion between both end
図14に示すように、ハウジング23aの上端部231の外縁部では、外側面234a(図13参照)上においてリード線群4を中心軸J1に略平行に案内する案内部5aが設けられ、案内部5aは中心軸J1に平行に伸びるとともにリード線群4が配置される案内溝51a、並びに、案内溝51aをほぼ覆う第1突出部521cおよび第2突出部522cを備える。なお、図13に示すように、案内部5aおよび凹部2332は中心軸J1に平行な方向に並ぶ。
As shown in FIG. 14, at the outer edge portion of the
図14に示すように、第1突出部521cの第2突出部522c側のエッジおよび第2突出部522cの第1突出部521c側のエッジはそれぞれ、図6に示す第1ハウジング23の第1突出部521および第2突出部522と同様に、互いに平行とされる。さらに、第1突出部521cの先端5211の位置である第1先端位置は第2突出部522cの先端5221の位置である第2先端位置よりも案内溝51aの2つの側部511,512のうち第2突出部522c側の側部512に近くされる。
As shown in FIG. 14, the edge of the
また、第1突出部521cと第2突出部522cとの間に形成される間隙541cは中心軸J1に平行な方向に対して傾斜する直線状とされ、間隙541の幅H6、すなわち、第1突出部521cの第2突出部522c側のエッジと第2突出部522cの第1突出部521c側のエッジとの間の最短距離はリード線の直径の80%以上100%未満とされる。なお、リード線の直径が異なる場合には、間隙541の幅H6はリード線群4の最大直径の80%以上100%未満とされる。
Further, the
軸流ファン1aでは、第1突出部521cおよび第2突出部522cがリード線群4を係止することにより、図13に示すように、リード線群4がハウジング23aの外側面234a上に固定される。
In the
リード線群4が案内部5aに固定される際には、図12に示すように、まず、リード線群4がベース部2221から図12に示す右下の支持リブ24に沿ってハウジング23aの下端部232の凹部2332へと導かれ、凹部2332を介してハウジング23aの内側から導き出される。そして、リード線群4のリード線が1つずつ図14に示す間隙541cを通され、リード線群4が第1突出部521cおよび第2突出部522cと案内溝51aとの間に配置される。
When the
第4の実施の形態においても、第1突出部521cの第1先端位置が第2突出部522cの第2先端位置よりも第2側部512側に位置するため、中心軸J1に略平行に案内されるリード線群4が案内部5aから外れることが防止される。さらに、間隙541の幅H6がリード線の直径の80%以上100%未満とされることにより、リード線が案内部5aから外れることが確実に防止されるとともにリード線が間隙541cを通される際にリード線が過度に圧迫されることも防止される。
Also in the fourth embodiment, since the first tip position of the first projecting
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記第1の実施の形態では、案内溝51の第1側部511から第2側部512に向かって(すなわち、両側部の一方から他方に向かって)突出する第1突出部521の第1先端位置が、第2側部512から第1側部511に向かって(すなわち、両側部の他方から一方に向かって)突出する第2突出部522の第2先端位置と第2側部512から同じ距離とされてもよい。この場合であっても、リード線群4が間隙541を介して案内部5から外れることが防止される(第4の実施の形態においても同様)。
Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made. For example, in the first embodiment, the first protruding
上記実施の形態にて説明した一組の第1突出部および第2突出部は下側突出部53の位置に設けられてもよい。また、リード線群4が直列式軸流ファン1の排気側から引き出される場合には、案内部5の上下を反転した構造の案内部が第2ハウジング33に設けられてよい。
The pair of first protrusions and second protrusions described in the above embodiment may be provided at the position of the
上記第1ないし第3の実施の形態では案内部5が第1ハウジング23の全長に亘って設けられるが、上記第4の実施の形態と同様に、案内部5が第1ハウジング23の上端部231の一の角部のみに設けられてもよい。この場合、例えば、案内部5では案内溝51が上端部231のみに設けられて第1突出部および第2突出部により案内溝51のほぼ全体が覆われる。このように、案内部5では、第1突出部および第2突出部がリード線群4と共に案内溝51の少なくとも一部を第1側部511から第2側部512まで(すなわち、案内溝51の両側部の一方から他方まで)ほぼ覆うことにより、リード線群4が第1ハウジング23の外側面234上に固定可能とされる。
In the first to third embodiments, the
上記実施の形態では、第1突出部と第2突出部との間や突出部と案内溝の側部との間に形成される間隙、換言すれば、第1突出部および第2突出部により案内溝が覆われる領域を案内溝に沿って縦断する間隙は、図6、図10、図11等に示したものには限定されず、当該領域において様々な方向に伸びる部位が組み合わされたものとされてよい。好ましくは、間隙の最小幅(第1突出部と第2突出部との間の最短距離)がリード線群4の最大直径の80%以上100%未満の範囲とされる。また、上記第2および第3の実施の形態では間隙541a,541bの最小幅がリード線の直径よりも大きくされるが、リード線の直径(リード線の直径が異なる場合にはリード線群4の最大直径)の80%以上100%未満とされてもよい。
In the above embodiment, the gap formed between the first protrusion and the second protrusion or between the protrusion and the side of the guide groove, in other words, by the first protrusion and the second protrusion. The gap that vertically cuts the area covered with the guide groove along the guide groove is not limited to the one shown in FIGS. 6, 10, 11 and the like, and is a combination of parts extending in various directions in the area. May be. Preferably, the minimum width of the gap (the shortest distance between the first protrusion and the second protrusion) is in the range of 80% or more and less than 100% of the maximum diameter of the
上記実施の形態では、第2リード線42が第2ハウジング33の上端部331から導き出されるが、第2ハウジング33の下端部332から導き出されてもよく、この場合であっても、案内部5により第2リード線42が第1リード線41と共に第1ハウジング23の外側面234上にて案内可能とされる。
In the above embodiment, the
上記実施の形態では、リード線の数は2以上であれば他の数であってもよい。案内部5は3以上の軸流ファンを直列に接続する直列式軸流ファンに設けられてもよく、好ましくは、直列式軸流ファンのリード線群4の引出側の端部に位置する軸流ファンに設けられる。上記実施の形態では、直列式軸流ファン1の第1インペラ21の回転方向と第2インペラ31の回転方向とが同じとされてもよい。
In the above embodiment, the number of lead wires may be other numbers as long as it is two or more. The
1 直列式軸流ファン
1a 軸流ファン
2 第1軸流ファン
3 第2軸流ファン
4 リード線群
5,5a 案内部
21 第1インペラ
22 第1モータ部
23 第1ハウジング
31 第2インペラ
32 第2モータ部
33 第2ハウジング
41 第1リード線
42 第2リード線
51,51a 案内溝
55 リード線導出口
211 第1翼
231 (第1ハウジングの)上端部
232 (第1ハウジングの)下端部
233,233a (第1ハウジングの)角部
234 (第1ハウジングの)外側面
234a (ハウジングの)外側面
311 第2翼
331 (第2ハウジングの)上端部
333,333a (第2ハウジングの)角部
511 第1側部
512 第2側部
521,521a〜521c 第1突出部
522,522a〜522c 第2突出部
541,541a〜541c 間隙
5211 (第1突出部の)先端
5221 (第2突出部の)先端
J1 中心軸
DESCRIPTION OF
Claims (10)
複数の翼を有するインペラと、
中心軸を中心として前記インペラを回転させることによりエアの流れを発生するモータ部と、
前記インペラの外周を囲み、前記モータ部に接続される複数のリード線を外側面上にて前記中心軸に略平行に案内する案内部を有するハウジングと、
を備え、
前記案内部が、
前記複数のリード線が配置される案内溝と、
前記案内溝の両側部の一方から他方に向かって突出する第1突出部、および、前記両側部の前記他方から前記一方に向かって突出する第2突出部と、
を備え、
前記第1突出部および前記第2突出部により、前記案内溝の少なくとも一部が、前記複数のリード線と共に前記両側部の前記一方から前記他方までほぼ覆われ、
前記第1突出部と前記第2突出部との間に、前記第1突出部および前記第2突出部により前記案内溝が覆われる領域を前記案内溝に沿って縦断する間隙が形成され、
前記第1突出部の先端の位置である第1先端位置が前記第2突出部の先端の位置である第2先端位置よりも前記両側部の前記他方に近い、もしくは、前記第1先端位置および前記第2先端位置が前記両側部の前記他方から同じ距離にあり、
または、前記第1先端位置が前記第2先端位置よりも前記両側部の前記一方に近く、前記中心軸に平行な方向において前記第1先端位置と前記第2先端位置とが異なった位置であり、かつ、前記中心軸に平行な方向に前記案内部を見た場合の前記第1先端位置と前記第2先端位置との間の距離が前記複数のリード線の最小直径未満であることを特徴とする軸流ファン。 An axial fan,
An impeller having a plurality of wings;
A motor unit that generates an air flow by rotating the impeller around a central axis;
A housing that surrounds the outer periphery of the impeller and has a guide portion that guides a plurality of lead wires connected to the motor portion on the outer surface substantially parallel to the central axis;
With
The guide part is
A guide groove in which the plurality of lead wires are disposed;
A first projecting portion projecting from one side of the both sides of the guide groove toward the other, and a second projecting portion projecting from the other side of the both sides toward the one side;
With
By the first protrusion and the second protrusion, at least a part of the guide groove is substantially covered from the one side to the other side of the both sides together with the plurality of lead wires,
A gap is formed between the first projecting portion and the second projecting portion to vertically cut the region covered by the first projecting portion and the second projecting portion along the guide groove.
The first tip position, which is the tip position of the first protrusion, is closer to the other of the two side portions than the second tip position, which is the position of the tip of the second protrusion, or the first tip position and The second tip position is at the same distance from the other of the side portions;
Alternatively, the first tip position is closer to the one of the side portions than the second tip position, and the first tip position and the second tip position are different in a direction parallel to the central axis. The distance between the first tip position and the second tip position when the guide portion is viewed in a direction parallel to the central axis is less than the minimum diameter of the plurality of lead wires. An axial fan.
前記間隙の最小幅が前記複数のリード線の最大直径の80%以上100%未満であることを特徴とする軸流ファン。 The axial fan according to claim 1,
An axial fan, wherein a minimum width of the gap is 80% or more and less than 100% of a maximum diameter of the plurality of lead wires.
前記ハウジングの外形が略四角柱状であり、
前記案内部が前記ハウジングの角部に設けられることを特徴とする軸流ファン。 The axial fan according to claim 1 or 2,
The outer shape of the housing is a substantially quadrangular prism,
The axial flow fan, wherein the guide portion is provided at a corner portion of the housing.
前記第1突出部および前記第2突出部のそれぞれが他方の突出部に向かって突出し、
前記第1突出部と前記第2突出部との間の前記間隙が前記中心軸に平行な方向に対して傾斜する直線状であることを特徴とする軸流ファン。 An axial fan according to any one of claims 1 to 3,
Each of the first protrusion and the second protrusion protrudes toward the other protrusion,
The axial fan, wherein the gap between the first protrusion and the second protrusion is linear with respect to a direction parallel to the central axis.
前記第1先端位置が前記第2先端位置よりも前記両側部の前記他方に近いことを特徴とする軸流ファン。 The axial fan according to claim 4,
The axial fan according to claim 1, wherein the first tip position is closer to the other of the both side portions than the second tip position.
前記間隙が、前記中心軸に平行な方向に対してほぼ垂直に伸びる部位を有することを特徴とする軸流ファン。 An axial fan according to any one of claims 1 to 3,
The axial fan according to claim 1, wherein the gap has a portion extending substantially perpendicular to a direction parallel to the central axis.
前記第1突出部と前記第2突出部とが前記中心軸に平行な方向に配列され、前記間隙が、前記両側部の前記他方と前記第1突出部の前記先端との間の部位、前記第1突出部と前記第2突出部との間の部位、および、前記両側部の前記一方と前記第2突出部の前記先端との間の部位を有することを特徴とする軸流ファン。 The axial fan according to claim 6,
The first protrusion and the second protrusion are arranged in a direction parallel to the central axis, and the gap is a portion between the other of the both side portions and the tip of the first protrusion, An axial fan having a portion between the first protrusion and the second protrusion, and a portion between the one of the two side portions and the tip of the second protrusion.
前記案内溝、前記第1突出部および前記第2突出部が、前記複数のリード線が前記ハウジングの前記外側面から前記ハウジングの外部へと引き出される前記ハウジングの端部に設けられることを特徴とする軸流ファン。 An axial fan according to any one of claims 1 to 7,
The guide groove, the first projecting portion, and the second projecting portion are provided at an end portion of the housing from which the plurality of lead wires are drawn out from the outer side surface of the housing to the outside of the housing. Axial fan to play.
請求項1ないし7のいずれかに記載の軸流ファンと、
前記中心軸に沿って前記軸流ファンに接続される他の軸流ファンと、
を備え、
前記他の軸流ファンの複数のリード線が、前記軸流ファンの前記複数のリード線と共に前記案内部により前記軸流ファンの前記外側面上にて案内されることを特徴とする直列式軸流ファン。 A series axial fan,
An axial fan according to any one of claims 1 to 7,
Another axial fan connected to the axial fan along the central axis;
With
A plurality of lead wires of the other axial fan are guided on the outer surface of the axial fan by the guide portion together with the lead wires of the axial fan. Current fan.
請求項8に記載の軸流ファンと、
前記中心軸に沿って前記軸流ファンに接続される他の軸流ファンと、
を備え、
前記軸流ファンの前記ハウジングの前記他の軸流ファンに対向する端部と前記他の軸流ファンのハウジングの前記軸流ファンに対向する端部との境界近傍に、前記軸流ファンの前記複数のリード線および前記他の軸流ファンの複数のリード線を前記軸流ファンおよび前記他の軸流ファンの内側から前記ハウジングの前記外側面上に導き出すリード線導出口が設けられ、
前記他の軸流ファンの前記複数のリード線が、前記軸流ファンの前記複数のリード線と共に前記案内部にて案内されることを特徴とする直列式軸流ファン。 A series axial fan,
An axial fan according to claim 8,
Another axial fan connected to the axial fan along the central axis;
With
In the vicinity of a boundary between an end portion of the housing of the axial flow fan facing the other axial flow fan and an end portion of the housing of the other axial flow fan facing the axial flow fan, the axial flow fan A lead wire outlet for guiding a plurality of lead wires and a plurality of lead wires of the other axial fan from the inside of the axial fan and the other axial fan onto the outer surface of the housing is provided;
The series axial fan, wherein the plurality of lead wires of the other axial fan are guided by the guide portion together with the plurality of lead wires of the axial fan.
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