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JP2010011619A - 電池の充電制御方法および充電制御装置 - Google Patents

電池の充電制御方法および充電制御装置 Download PDF

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JP2010011619A JP2008167213A JP2008167213A JP2010011619A JP 2010011619 A JP2010011619 A JP 2010011619A JP 2008167213 A JP2008167213 A JP 2008167213A JP 2008167213 A JP2008167213 A JP 2008167213A JP 2010011619 A JP2010011619 A JP 2010011619A
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Kyoko Nakatsuji
恭子 仲辻
Hideaki Oyama
秀明 大山
Yoshitaka Dansui
慶孝 暖水
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Abstract

【課題】ガス発生による内圧の上昇を回避し、走行時に電池の特性を十分に引き出しながら、電池の性能を長期に維持できるハイブリッド自動車用電池の充電制御方法を提供する。
【解決手段】内圧上昇判定部14aにより、ハイブリッド自動車用電池11に含まれる複数のセル110のうち、少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定されたときに、電池制御部15およびEV制御部23の制御に基づき電池11の充電電圧または充電電流を低減する。また受信部31はブザー32を発音させ、そのことを音声で運転者等に知らせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド自動車用電池の充電制御方法および充電制御装置に関し、より詳しくは、電池に含まれる複数のセル(蓄電池)の内圧上昇の影響を、簡易かつ効率的に低減させる充電制御方法に関する。
ニッケル水素蓄電池をはじめとするアルカリ蓄電池は、ハイブリッド自動車(以下、「HEV」と記す)や非常用電源などの産業用途を中心に需要が拡大しつつある。特にHEVにおいてメイン電源として用いられるアルカリ蓄電池は、モータの駆動(放電)と発電機からの回生電力の貯蓄(充電)の双方を行うため、電池の充電状態(SOC)により、充放電が監視・制御される。
一方、アルカリ蓄電池は、電解液から発生するガスの量が充電の終期に急増する、いわゆる“ガス発生”による内圧上昇が生じて蓄電池の性能が劣化する。この内圧上昇による蓄電池への影響を低減させるために、いくつかの方法が提案されている。
一つの方法として、アルカリ蓄電池の端子間電圧が予め定めるガス発生電圧を超えた場合にガス発生による内圧上昇が生じたと推定し、発電を5秒間停止させ、その後発電を再開する方法がある。しかし、この方法ではいわゆるハンチング現象が生じ、HEVの搭乗者に不快感を与える問題があった。
他の方法として、特許文献1に記載されたような、蓄電池の端子間電圧からガス発生電圧を推定し、またはガスセンサによりガス圧を直接検出して、SOCを制御する方法がある。具体的には、内圧上昇によって蓄電池に設けた弁が作動したときに充電を止める制御方法である。
特開平10−201009号公報
上記特許文献1に記載の方法は、内圧の上昇に伴う蓄電池の性能劣化をある程度回避できる。しかし、蓄電池がHEVに搭載された状態では、内圧の上昇が繰り返し発生して蓄電池の劣化が促進される可能性が高く、電池の性能を長期に維持する観点からは、検討すべき余地がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、ガス発生による内圧の上昇を回避し、走行時に電池の性能を十分に引き出しながら、電池の性能を長期に維持できるHEV用電池の充電制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる電池の充電制御方法は
車両を駆動するモータと、エンジンにより駆動され発電を行う発電機と、前記モータにインバータを介して電力を供給し、かつ前記発電機からの電力を、前記インバータを介して充電電流として受け入れる電池とを有するハイブリッド自動車における電池の充電制御方法であって、
前記電池に含まれる複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定されたときに、前記電池の充電電圧または充電電流を低減するステップと、
前記複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定されたことを、音声で知らせるステップとを含むものである。
ここで、前記インバータの出力電圧を低減することにより前記電池の充電電圧を低減するか、前記インバータから出力される直流電流の一部を逃がすことにより前記電池の充電電流を低減することが好ましい。
また、前記電池の端子間電圧が所定の値を超えたときに、前記複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定することが好ましい。
ただし、前記複数のセルのそれぞれに設けられた弁のうちいずれか一つが作動したときに、前記複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定してもよい。もしくは、前記複数のセルを格納する容器の変形の程度が所定の値を超えたときに、前記複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定してもよい。
本発明にかかる電池の充電制御方法は、前記複数のセルのうち特性の劣化したセルを前記電池から取り外すステップをさらに含むことが好ましい。
また本発明にかかる電池の充電制御装置は、
車両を駆動するモータと、エンジンにより駆動され発電を行う発電機と、前記モータにインバータを介して電力を供給し、かつ前記発電機からの電力を前記インバータを介して充電電流として受け入れる電池とを有するハイブリッド自動車において使用される電池の充電制御装置であって、
前記電池に含まれる複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたか否かを判定する内圧上昇判定部と、
前記内圧上昇判定部の出力信号に基づいて前記電池の充電電圧または充電電流を制御する制御部と、
前記内圧上昇判定部の出力信号に基づいて音声を発生する音声発生部を備えるものである。
本発明にかかる電池の充電制御装置は、ナビゲーションシステム内に設けられ、前記内圧上昇判定部の出力信号を受信すると共に前記制御部に転送する受信部をさらに備えることが好ましい。
本発明によれば、HEV用の電池において、ガス発生による内圧上昇を防止して、走行中に電池の性能を十分に引き出すことができ、しかも電池の耐久性の要求をも満足する充電制御方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態にかかるHEV用電池の充電制御方法について、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明にかかる充電制御方法を採用したHEVの構成を示す。
HEVは、基本的に電源システム1と車両駆動システム2とで構成されている。電源システム1は、電池11、インバータ12、バイパス回路13、内圧上昇判定部14a、電池制御部15、受信部31およびブザー32を含む。一方、車両駆動システム2は、モータジェネレータ21、エンジン22およびEV制御部23を含む。なお電源システム1の電池制御部15と車両駆動システム2のEV制御部23は、連携してHEVの制御を行う。
最初に、車両駆動システム2を中心に、HEVの動作について簡単に説明する。モータジェネレータ21はモータと発電機の両方の機能を備えている。車両の駆動はモータジェネレータ21により行われ、エンジン22はモータジェネレータ21の発電機を発電させる。
EV制御部23はHEVのアクセル開度、ブレーキ踏み込み量、車速などの情報に基づいてトルク指令を決定し、モータジェネレータ21の出力がトルク指令に合致するように制御する。すなわちEV制御部23は、インバータ12におけるスイッチングを制御すると共に、エンジン22の出力を制御する。これによって、モータジェネレータ21への入力が決定され、モータジェネレータ21の出力がトルク指令に合致したものに制御される。
エンジン22の出力がモータジェネレータ21の出力よりも大きい場合には、インバータ12から電力が電池11に向けて出力され、電池11が充電される。一方、エンジン22の出力がモータジェネレータ21の出力より小さい場合には、インバータ12からモータジェネレータ21に電力が供給され、電池11が放電される。
次に、電源システム1の各構成要素について、それぞれの機能を具体的に説明する。主電源である電池11は、アルカリ蓄電池あるいはリチウム二次電池からなる多数のセル110が並列および/または直列に接続されて構成されている。電池11の端子間電圧の値Vb1は電圧センサ16で検出され、内圧上昇判定部14aに供給される。
図2(A)に内圧上昇判定部14aの構成を示す。内圧上昇判定部14aに入力された電圧値Vb1は電圧比較手段141で予め設定された基準電圧Vs1と比較される。電圧比較手段141は、電圧値Vb1が基準電圧Vs1を超えたときに、セル110の内圧が所定の値を超えたと判定し、判定信号Cpを出力する。出力された判定信号Cpは、受信部31に送信される。
また電池11には直列に電流センサ17が接続され、電流センサ17で検出された電流値Ibは電池制御部15に供給される。電池制御部15は、電流値Ibに基づいて電池11のSOCを算出する。
電池制御部15は、受信部31を介して内圧上昇判定部14aから送信された判定信号Cpに基づき、EV制御部23を介して間接的にインバータ12の動作を制御する。電池制御部15には記憶部18が接続され、記憶部18には電池11を充電する際の条件が記憶されている。
インバータ12は、EV制御部23の制御信号Ciに従い、モータジェネレータ21で発生した交流の電流を電池11充電用の直流の電流に変換する。同様にインバータ12は、電池11から出力された電流をモータジェネレータ21の回転数に対応した周波数の交流に変換する。
バイパス回路13は、電池制御部15の制御信号Cbに従い、電池11への充電電流の一部を逃がして電池11の充電条件を変更する。バイパス回路13によって電池の充電条件を変更する方法は、特許文献1に記載されたモータの回転数を変える方法に比べて制御が容易である。また逃がした電流を図示しないキャパシタや蓄電池に供給することにより、効率的なエネルギー利用が図られる。
受信部31は内圧上昇判定部14aの判定信号Cpを受信し、電池制御部15に転送する。また受信部31には音声発生部として機能するブザー32が接続されている。ブザー32は圧電素子を含み、受信部31が判定信号Cpを受信したときに音声を出力し、HEVの運転者や同乗者に、セル110の内圧が所定の値を超えたことを知らせる。
受信部31およびブザー32は、HEV内に搭載されたナビゲーションシステム3内に設けられている。通常、HEVの運転中はナビゲーションシステム3の電源が入った状態であるため、受信部31およびブザー32は正常に動作し、本発明にかかる充電制御が行われる。従って、HEVの運転中に、運転者や同乗者が音声によって、セル110の内圧が上昇したことに気付き、運転終了後の電池の点検を促す効果があるため、HEVのメンテナンス上、非常に有効である。
なお、本実施の形態において、インバータ12、バイパス回路13、内圧上昇判定部14a、電池制御部15、EV制御部23、受信部31およびブザー32は、本発明の充電制御装置を構成する。またインバータ12、バイパス回路、電池制御部15およびEV制御部23は、本発明の制御部を構成する。
次に、図1を参照して、本発明にかかる充電制御方法について具体的に説明する。電池制御部15は、電流センサ17で検出した電流値Ibを積算することによりSOCの値を求め、この値と記憶部18に記憶された充電条件とを比較しながら、充電制御を行う。当初設定した条件であれば、ガス発生による内圧上昇は生じないはずであるが、実際には、セル110のバラツキにより、ガス発生による内圧上昇が生じる場合がある。
前述した従来の制御方法では、電池11のセル110のそれぞれにガスセンサを内蔵させ、ガス圧を直接検出していた。これに対し本実施の形態では、電圧センサ16で検出した電池11の端子間電圧Vb1が基準値Vs1(図2(A)参照)を超えた時に、内圧上昇判定部14aでガス発生による内圧上昇が生じたと判定し、判定信号Cpを、受信部31を介して電池制御部15に送信する。
判定信号Cpを受信した電池制御部15は、充電制御の方法を変更する。具体的には、設定電圧を変更するか充電の電流値を変更する。設定電圧は、インバータ12を用いて随時変更できる。また、充電電流値は、バイパス回路13によって所定の電流量をキャパシタ等に逃がすことにより、変更できる。
さらに、判定信号Cpを受信した受信部31は、ブザー32を動作させてセル110の内圧が上昇したことを運転者や同乗者に知らせる。運転者等は、ブザー32により内圧上昇があったことが分かるため、整備工場等に電池11の点検を依頼することができる。点検の結果、性能が劣化して放電容量が極端に少なくなったセル110(例えば2Ah未満)があれば、適正な放電容量を有するセルと取り替える。
以上説明したように、ガス発生による内圧上昇を早期に検知し、その結果に基づいて充電制御の方法を変え、さらに整備工場等に電池の点検を依頼し、必要な場合にはセルを交換することにより、電池全体の性能を長期に維持することができる。本発明によれば、ガス発生による内圧上昇による劣化を抑制する電源システムを簡易的な構造で具現化でき、HEVの安全性および信頼性が向上する。
なお本実施の形態においては、電池11の端子間の電圧値Vbを検出することによりセル110の内圧の上昇を判定したが、内圧上昇の判定方法はこれに限定されない。図2(B)、(C)に内圧上昇判定部の他の構成例を示す。
図2(B)は、セル110に設けられた弁からの信号Sbを受けて内圧の上昇を判定する内圧上昇判定部14bの構成を示す。セル110のそれぞれに弁が設けられており、内圧が上昇してセル110の弁が開いた時に、弁から信号Sbが出力され、その信号Sbを弁作動検知手段142で受信する。弁作動検知手段142は、いずれかのセル110から信号Sbを受信したときに、セル110の内圧が上昇したと判定して、信号Cpを出力する。
図2(C)は、内圧によりセル110の金属ケースが膨張したときに、膨張に伴うセルの変形を検出して内圧の上昇を判定する内圧上昇判定部14cの構成を示す。具体的には、複数のセル110を格納する容器に歪センサを貼り付け(図示せず)、歪センサから出力される信号Vb2を電圧比較手段143で基準値Vs2と比較する。内圧上昇によってセル110の金属ケースが膨張し、容器が変形して歪センサの出力Vb2が基準値Vs2を超えると、電圧比較手段143は、セル110の内圧が上昇したと判定して、信号Cpを出力する。
従来の電源システムで内圧の検出に用いていたガスセンサは高価であるため、電源システムのコストアップの原因となっていた。これに対し、本実施の形態で用いる電圧センサや弁、さらに歪センサは安価であるため、電源システムのコストを抑えることができる。
また本実施の形態では、セル110の内圧の上昇を、圧電素子を用いたブザー32でHEVの運転者等に知らせていたが、これに限定されるものではない。HEVの運転中に、セル110の内圧が上昇したことを音声で運転者等に通知できるものであれば、様々な音声発生手段を用いることができる。
以下、本発明の実施例および比較例について説明する。なお本発明がこの実施例に限定されないことは云うまでもない。本実施例では、主電源を構成する電池11として、ニッケル水素蓄電池を用いた。
(実施例1)
最初に電池11の製造方法について説明する。水酸化ニッケルを活物質とする長尺状の正極と、水素吸蔵合金を活物質とする長尺状の負極との間に、スルホン化処理したポリプロピレン不織布からなるセパレータを挟んだ状態で捲回し、電極群を構成した。この電極群を内径30mm、長さ60mmの円筒型電槽缶に挿入し、水酸化カリウムを主体とする電解液を注入した後、電槽缶の開口部を封口して、公称容量6Ahのニッケル水素蓄電池を得た。このニッケル水素蓄電池を12セル直列に接続して主電源(電池11)とした。
上述した電池11を用い、図1に示すように、EV制御部23からの制御信号Ciによってインバータ12を制御することにより、電池11に対し電流値30AとしてSOC20%の電圧に達するまで放電させた後、SOC80%の電圧に達するまで充電した。
ここで言うSOC20%の電圧およびSOC80%の電圧は初期の値であり、直列に接続された12個のセル110のそれぞれの端子間電圧の合計値である。電池11の端子間電圧が所定の値を超えてセル110の内圧が上昇したと判定された場合、ナビゲーションシステム内に設置された受信部31が内圧上昇判定部14aからの判定信号Cpを受け、ナビゲーションシステムの表示パネルに内圧上昇を表示する。さらに、受信部を介して判定信号Cpを受信した電池制御部15は、EV制御部23を介してインバータ12を制御し電池11の充電電圧を変更した。この電源システム1について、45℃の雰囲気下で10000サイクルの充放電を実施した。
(比較例1)
受信部31をナビゲーションシステム3に設置せず、充放電サイクルを10000サイクル実施した。それ以外は実施例1と同様に構成した。
(実施例2)
圧電素子によるブザー32をナビゲーションシステム3に設置し、受信部31の動作と連動させた。すなわち内圧上昇判定部14aで、電池11の端子間電圧Vb1が所定の値(基準値Vs1)を超えたことを検出して判定信号Cpを出力し、その信号Cpを受信部31で受信したときにブザー32を鳴らした。ブザー32が鳴った時点で電池11を点検すること以外は、実施例1と同様に構成した。
(比較例2)
圧電素子によるブザー32をナビゲーションシステム3に設置せず、電池11を点検しないこと以外は、実施例2と同様に構成した。
(実施例3)
内圧上昇の判定手段として、図2(B)に記載の内圧上昇判定部14bを用いた。また圧電素子によるブザー32をナビゲーションシステム3に設置し、受信部31が、セル110の内圧が上昇したことを知らせる信号Cpを受信したときにブザー32を鳴らし、その時点で電池11を点検した。それ以外は、実施例1と同様に構成した。
(比較例3)
圧電素子によるブザー32をナビゲーションシステム3に設置せず、電池11を点検しないこと以外は、実施例3と同様に構成した。
(実施例4)
内圧上昇の推定手段として、図2(C)に記載の内圧上昇判定部14cを用いた。また圧電素子によるブザー32をナビゲーションシステム3に設置し、受信部31が、セル110の内圧が上昇したことを知らせる信号Cpを受信したときにブザー32を鳴らした。ブザー32が鳴った時点で電池を点検する以外は、実施例1と同様に構成した。
(比較例4)
圧電素子によるブザー32をナビゲーションシステム3に設置せず、電池を点検しないこと以外は、実施例4と同様に構成した。
<内圧上昇>
上記各実施例および比較例について、以下の要領でガス発生による内圧上昇の評価を行った。すなわち、ガス発生による内圧上昇を抑制する効果を見極めるために、10000サイクルの電池評価を実施した。内圧上昇は、個々のセルの電池特性のアンバランスにより誘発され、さらにガス発生電位が変化し、結果として容量が低下して電池が劣化する。
試験モジュール(電池11)を同時に100個試験し、10000サイクルまで、2000サイクルごとの終了時の充電時における上限終止電圧から放電時における下限終止電圧に到達するまでの放電容量を評価した。試験モジュールの放電容量が2Ah未満のものをガス発生による内圧上昇による劣化が「顕著」、2.0〜3.0Ah未満のものをガス発生による内圧上昇による劣化が「有り」、3.0〜3.5Ah未満のものをガス発生による内圧上昇による劣化が「少し有り」、3.5Ah以上のものをガス発生による内圧上昇による劣化が「無し」とし、表1に記した。ここで、試験モジュールにはバラツキがあるが、100個(全体)のうち60個以上で最も多いモジュールの容量値で判定した。
Figure 2010011619
表1から明らかなように、実施例1〜4の試験モジュールについては、いずれもガス発生による内圧上昇を早期に検知し、電池を点検、交換することにより、組電池全体の性能を長期に維持できることがわかった。これに対し比較例1〜4の試験モジュールでは、充放電サイクル数が8000サイクルを超えると、内圧の上昇による放電容量の低下が顕著であった。
本発明によれば、簡易な構造でガス発生による内圧上昇による劣化を抑制する電源システムが具現化でき、結果として、HEVの安全性と信頼性を向上させることができる。
本発明にかかるHEV用電池の充電制御方法は、アルカリ蓄電池の利点であるタフユース(HEV、家庭用コージェネ、産業用)用途での利用において、その効果が大きい。
本発明の実施の形態にかかる電池の充電制御方法を採用したHEVの構成を示す図である。 内圧上昇判定部の構成例を示す図である。
符号の説明
1 電源システム
2 車両駆動システム
3 ナビゲーションシステム
11 電池
12 インバータ
13 バイパス回路
14a〜14c 内圧上昇判定部
15 電池制御部
16 電圧センサ
17 電流センサ
18 記憶部
21 モータジェネレータ
22 エンジン
23 EV制御部
24 駆動輪
31 受信部
32 ブザー
110 セル

Claims (12)

  1. 車両を駆動するモータと、エンジンにより駆動され発電を行う発電機と、前記モータにインバータを介して電力を供給し、かつ前記発電機からの電力を、前記インバータを介して充電電流として受け入れる電池とを有するハイブリッド自動車における電池の充電制御方法であって、
    前記電池に含まれる複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定されたときに、前記電池の充電電圧または充電電流を低減するステップと、
    前記複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定されたことを、音声で知らせるステップと
    を含む電池の充電制御方法。
  2. 前記インバータの出力電圧を低減することにより前記電池の充電電圧を低減する、請求項1に記載の電池の充電制御方法。
  3. 前記インバータから出力される直流電流の一部を逃がすことにより前記電池の充電電流を低減する、請求項1に記載の電池の充電制御方法。
  4. 前記電池の端子間電圧が所定の値を超えたときに、前記複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定する、請求項1に記載の電池の充電制御方法。
  5. 前記複数のセルのそれぞれに設けられた弁のうちいずれか1つが作動したときに、前記複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定する、請求項1に記載の電池の充電制御方法。
  6. 前記複数のセルを格納する容器の変形の程度が所定の値を超えたときに、前記複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたと判定する、請求項1に記載の電池の充電制御方法。
  7. 前記音声はブザー音である、請求項1に記載の電池の充電制御方法。
  8. 前記複数のセルのうち特性の劣化したセルを前記電池から取り外すステップをさらに含む、請求項1ないし7のいずれかに記載の電池の充電制御方法。
  9. 車両を駆動するモータと、エンジンにより駆動され発電を行う発電機と、前記モータにインバータを介して電力を供給し、かつ前記発電機からの電力を、前記インバータを介して充電電流として受け入れる電池とを有するハイブリッド自動車において使用される電池の充電制御装置であって、
    前記電池に含まれる複数のセルのうち少なくとも1つのセルの内圧が所定の値を超えたか否かを判定する内圧上昇判定部と、
    前記内圧上昇判定部の出力信号に基づいて前記電池の充電電圧または充電電流を制御する制御部と、
    前記内圧上昇判定部の出力信号に基づいて音声を発生する音声発生部と
    を備える電池の充電制御装置。
  10. 前記制御部は、前記インバータの出力電圧を制御することにより前記電池の充電電圧を制御する、請求項9に記載の電池の充電制御装置。
  11. 前記制御部は、前記インバータから出力される直流電流の一部を逃がすことにより前記電池の充電電流を制御する、請求項9に記載の電池の充電制御装置。
  12. ナビゲーションシステム内に設けられ、前記内圧上昇判定部の出力信号を受信すると共に前記制御部に転送する受信部をさらに備える、請求項9に記載の電池の充電制御装置。
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