JP2010010754A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 明るさのレベルが低い画素によって構成される領域や明るさのレベルが高い画素によって構成される領域の視認性を向上させることを可能とする表示装置を提供する。
【解決手段】 設定部220は、映像入力信号を変換する第1コントラスト強調関数f1(YIN)を映像フレーム毎に設定する。補正部230は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低い場合に、映像出力信号の輝度YOUTが高輝度となるように第1変曲点Q1をシフトする。一方で、補正部230は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高い場合に、映像出力信号の輝度YOUTが低輝度となるように第2変曲点Q2をシフトする。
【選択図】 図8
【解決手段】 設定部220は、映像入力信号を変換する第1コントラスト強調関数f1(YIN)を映像フレーム毎に設定する。補正部230は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低い場合に、映像出力信号の輝度YOUTが高輝度となるように第1変曲点Q1をシフトする。一方で、補正部230は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高い場合に、映像出力信号の輝度YOUTが低輝度となるように第2変曲点Q2をシフトする。
【選択図】 図8
Description
本発明は、コントラスト強調関数によって映像入力信号を変換して、映像出力信号を取得する表示装置に関する。
第1に、コントラストを強調するために、コントラスト強調関数によって映像入力信号を変換して、映像出力信号を取得する表示装置が知られている。コントラスト強調関数は、明るさのレベルが低い映像入力信号の明るさのレベルをさらに低く変換し、明るさのレベルが高い映像入力信号の明るさのレベルをさらに高く変換する関数である。例えば、縦軸を映像出力信号とし、横軸を映像入力信号とした場合に、縦軸及び横軸によって定義される領域(以下、入力/出力座標領域)において、コントラスト強調関数は、低レベル側に設けられた第1変曲点及び高レベル側に設けられた第2変曲点を有する。すなわち、コントラスト強調関数は、入力/出力座標領域においてS字を描く形状を有する。
ここで、第1変曲点は、映像入力信号及び映像出力信号を1対1で定義する線形基準関数g(YIN)よりも下方に設けられる。一方で、第2変曲点は、線形基準関数g(YIN)よりも上方に設けられる。これによって、コントラストを強調することが可能である。以下、このような技術をコントラスト強調技術と称する。
第2に、映像フレームを構成する複数の画素の平均値(APL;Average Picture Level)に応じて映像入力信号を補正して映像出力信号を取得する表示装置も知られている。表示装置は、APL補正関数によって映像入力信号を補正する。APL補正関数は、映像入力信号を一律に低レベル側又は高レベル側に補正する関数である。以下、このような技術をAPL補正技術と称する。
ここで、コントラスト強調技術やAPL補正技術では、明るさのレベルが低い画素の階調が無くなってしまう状態(いわゆる“黒つぶれ”)、明るさのレベルが高い画素の階調が無くなってしまう状態(いわゆる“白とび”)が課題である。
APL補正技術では、“黒つぶれ”及び“白とび”を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。具体的には、“黒つぶれ”を抑制するために、明るさのレベルが低い映像入力信号に対しては、APL補正関数ではなくて低レベル補正関数が適用される。低レベル補正関数は、入力/出力座標領域において一律の傾きを有する。一方で、“白とび”を抑制するために、明るさのレベルが高い映像入力信号に対しては、APL補正関数ではなくて高レベル補正関数が適用される。高レベル補正関数は、入力/出力座標領域において一律の傾きを有する。
特開2006−311102号公報
ここで、コントラスト強調技術では、例えば、明るさのレベルを示す一指標として輝度を用い、映像フレームを構成する映像入力信号の平均輝度や中央輝度に応じて、第1変曲点及び第2変曲点の位置を変更することが考えられる。これによれば、低輝度の画素の階調が全く無くなる“完全な黒つぶれ”や高輝度の画素の階調が全く無くなる“完全な白とび”が発生しないように、コントラスト強調関数を設定することは可能である。一方で、低輝度の画素の階調が縮小する“黒つぶれ”や高輝度の画素の階調が縮小する“白とび”が生じる可能性がある。
このように、上述したコントラスト強調技術では、映像フレームを構成する複数の画素の平均輝度が低い場合に、低輝度の画素の階調が縮小する“黒つぶれ”によって、低輝度の画素によって構成される領域の視認性が低下してしまうという問題がある。一方で、映像フレームを構成する複数の画素の平均輝度が高い場合に、高輝度の画素の階調が縮小する“白とび”によって、高輝度の画素によって構成される領域の視認性が低下してしまうという問題がある。
なお、このような問題は、色相(H)、彩度(S)、明度(V)によって定義されるHSV色空間の明度を明るさのレベルを示す指標とする場合においても生じる。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、明るさのレベルが低い画素によって構成される領域や明るさのレベルが高い画素によって構成される領域の視認性を向上させることを可能とする表示装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る表示装置は、映像入力信号を変換する第1コントラスト強調関数を設定する設定部と、映像入力信号から求められる明るさのレベルに基づいて第1コントラスト強調関数を補正して、第2コントラスト強調関数を取得する補正部と、第2コントラスト強調関数によって映像入力信号を変換して、映像出力信号を取得する変換部とを備える。第1コントラスト強調関数は、第1変曲点又は第2変曲点を有する。第1変曲点は、映像出力信号の明るさのレベルが映像入力信号の明るさのレベルよりも低くなるように映像入力信号を変換する位置に設けられた変曲点である。第2変曲点は、映像出力信号の明るさのレベルが映像入力信号の明るさのレベルよりも高くなるように映像入力信号を変換する位置に設けられた変曲点である。
かかる特徴によれば、第1変曲点又は第2変曲点を有する第1コントラスト強調関数は、映像入力信号の明るさのレベルに基づいて補正される。従って、映像フレームのコントラストを強調するとともに、明るさのレベルが低い画素によって構成される領域又は明るさのレベルが高い画素によって構成される領域における視認性の低下を抑制できる。
第1の特徴に係る補正部は、映像入力信号の明るさのレベルが所定の明るさよりも低い場合に、映像出力信号の明るさのレベルが高くなるように第1変曲点をシフトして、第2コントラスト強調関数を取得する。
第1の特徴に係る補正部は、映像入力信号の明るさのレベルが所定の明るさよりも高い場合に、映像出力信号の明るさのレベルが低くなるように第2変曲点をシフトして、第2コントラスト強調関数を取得する。
第1の特徴に係る表示装置は、映像入力信号の明るさのレベルが所定の明るさよりも低いほど、第1コントラスト強調関数によって映像入力信号を変換する変換量を小さくするとともに、補正部によって第1コントラスト強調関数を補正する補正量を大きくする制御部をさらに備える。
第1の特徴に係る表示装置は、映像入力信号の明るさのレベルが所定の明るさよりも高いほど、第1コントラスト強調関数によって映像入力信号を変換する変換量を小さくするとともに、補正部によって第1コントラスト強調関数を補正する補正量を大きくする制御部をさらに備える。
第1の特徴に係る設定部は、映像入力信号の明るさのレベルに基づいて、第1変曲点又は第2変曲点を設定する。
本発明によれば、明るさのレベルが低い画素によって構成される領域や明るさのレベルが高い画素によって構成される領域の視認性を向上させることを可能とする表示装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100を示す図である。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100を示す図である。
図1に示すように、投写型映像表示装置100は、光源10と、UV/IRカットフィルタ20と、フライアイレンズユニット30と、PBSアレイ40と、複数の液晶パネル50(液晶パネル50R、液晶パネル50G、液晶パネル50B)と、クロスダイクロイックプリズム60と、投写レンズユニット70とを有する。
光源10は、白色光を発するUHPランプなどである。光源10が発する光は、赤成分光、緑成分光及び青成分光を含む。
UV/IRカットフィルタ20は、可視光成分(赤成分光、緑成分光及び青成分光)を透過する。一方、UV/IRカットフィルタ20は、視外光成分(例えば、赤外成分や紫外成分)を遮光する。
フライアイレンズユニット30は、光源10が発する光を均一化する。具体的には、フライアイレンズユニット30は、フライアイレンズ30a及びフライアイレンズ30bによって構成される。
フライアイレンズ30a及びフライアイレンズ30bは、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。各微少レンズは、光源10が発する光が液晶パネル50の全面に照射されるように、光源10が発する光を集光する。
PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光の偏光状態を揃える。例えば、PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光をS偏光に揃える。
液晶パネル50Rは、赤成分光の偏光方向を回転させることによって赤成分光を変調する。液晶パネル50Rの光入射面側には、光の拡散を抑えて、コントラスト比や透過率を向上させる補償板51Rが設けられている。
補償板51Rの光入射面側には、一の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Rが設けられている。入射側偏光板52Rの光入射面側には、入射側偏光板52Rに入射する光の光量や熱負担を軽減させる入射側プリ偏光板53Rが設けられている。
一方、液晶パネル50Rの光出射面側には、後述する出射側偏光板55Rに入射する光の光量や熱負担を軽減させる出射側プリ偏光板54Rが設けられている。出射側プリ偏光板54Rの光出射面側には、一の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過する出射側偏光板55Rが設けられている。
同様に、液晶パネル50Gは、緑成分光の偏光方向を回転させることによって緑成分光を変調する。液晶パネル50Gの光入射面側には、補償板51G、入射側偏光板52G及び入射側プリ偏光板53Gが設けられている。一方、液晶パネル50Gの光出射面側には、出射側プリ偏光板54G及び出射側偏光板55Gが設けられている。
同様に、液晶パネル50Bは、青成分光の偏光方向を回転させることによって青成分光を変調する。液晶パネル50Bの光入射面側には、補償板51B、入射側偏光板52B及び入射側プリ偏光板53Bが設けられている。一方、液晶パネル50Bの光出射面側には、出射側プリ偏光板54B及び出射側偏光板55Bが設けられている。
クロスダイクロイックプリズム60は、液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50Bから出射された光を合成する。クロスダイクロイックプリズム60は、投写レンズユニット70側に合成光を出射する。
投写レンズユニット70は、クロスダイクロイックプリズム60から出射された合成光(映像光)をスクリーン上などに投写する。
また、投写型映像表示装置100は、ミラー群(ダイクロイックミラー111、ダイクロイックミラー112、反射ミラー121〜反射ミラー123)と、レンズ群(コンデンサレンズ131〜コンデンサレンズ133、コンデンサレンズ140R、コンデンサレンズ140G、コンデンサレンズ140B、リレーレンズ151〜リレーレンズ153)とを有する。
ダイクロイックミラー111は、PBSアレイ40から出射された光のうち、赤成分光を透過する。ダイクロイックミラー111は、PBSアレイ40から出射された光のうち、緑成分光及び青成分光を反射する。
ダイクロイックミラー112は、ダイクロイックミラー111で反射された光のうち、青成分光を透過する。ダイクロイックミラー112は、ダイクロイックミラー111で反射された光のうち、緑成分光を反射する。
反射ミラー121は、赤成分光を反射して赤成分光を液晶パネル50R側に導く。反射ミラー122及び反射ミラー123は、青成分光を反射して青成分光を液晶パネル50B側に導く。
コンデンサレンズ131は、光源10が発する白色光を集光するレンズである。コンデンサレンズ132は、ダイクロイックミラー111を透過した赤成分光を集光する。コンデンサレンズ133は、ダイクロイックミラー111で反射された緑成分光及び青成分光を集光する。
コンデンサレンズ140Rは、液晶パネル50Rに赤成分光が照射されるように、赤成分光を略平行光化する。コンデンサレンズ140Gは、液晶パネル50Gに緑成分光が照射されるように、緑成分光を略平行光化する。コンデンサレンズ140Bは、液晶パネル50Bに青成分光が照射されるように、青成分光を略平行光化する。コンデンサレンズの光出射面側には、紫外成分を遮光するUVカットフィルタ21が設けられる。
リレーレンズ151〜リレーレンズ153は、青成分光の拡大を抑制しながら、液晶パネル50B上に青成分光を略結像する。
(投写型映像表示装置の機能)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の機能について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(信号処理装置200)の構成を示すブロック図である。
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の機能について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(信号処理装置200)の構成を示すブロック図である。
信号処理装置200は、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binを含む映像入力信号を取得する。信号処理装置200は、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutを含む映像出力信号を出力する。なお、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binの信号値は、それぞれ、最小値RinMIN、GinMIN、BinMIN(例えば、“0”)〜最大値RinMAX、GinMAX、BinMAX(例えば、“255”)の範囲の値である。同様に、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutの信号値は、それぞれ、最小値RoutMIN、GoutMIN、BoutMIN(例えば、“0”)〜最大値RoutMAX、GoutMAX、BoutMAX(例えば、“255”)の範囲の値である。
なお、第1実施形態では、映像入力信号及び映像出力信号それぞれの「明るさのレベル」を示す一指標として、映像入力信号及び映像出力信号それぞれの「輝度」を用いて説明する。ここで、輝度とは、Rin、Gin、Binの信号値をある比率でかけ合わせた値であり、最低輝度YMIN(例えば、“0”)〜最高輝度YMAX(例えば、“255”)の範囲の値である。
図2に示すように、信号処理装置200は、GAIN取得部210と、設定部220と、補正部230と、変換部240とを有する。
GAIN取得部210は、図3に示すように、映像入力信号から求められる輝度YINの頻度を度数分布化する。これにより、GAIN取得部210は、映像入力信号の平均輝度YAVG、中央輝度YCENTER、第1基準輝度Y1及び第2基準輝度Y2を取得する。GAIN取得部210は、例えば、平均輝度YAVGを中心に所定数(例えば、総画素数の80%)の画素を含む領域Pを算出することによって、第1基準輝度Y1及び第2基準輝度Y2を設定する。これによって、映像入力信号の輝度YINは、低輝度域YMIN〜Y1、中間輝度域Y1〜Y2、及び高輝度域Y2〜YMAXに区分される。
ここで、GAIN取得部210は、後述する第1コントラスト強調関数f1(YIN)によって映像入力信号を変換する変換量を設定する。具体的には、GAIN取得部210は、図4に示すように、中間輝度域Y1〜Y2における輝度の分散値Sに応じて、第1変換利得GAIN1及び第2変換利得GAIN2を取得する。第1変換利得GAIN1は、負の値であり、分散値Sが大きいほど大きい値となる。第1変換利得GAIN1は、分散値Sが閾値Th1を超えると、最大値(=0)で保たれる。第2変換利得GAIN2は、正の値であり、分散値Sが大きいほど小さい値となる。第2変換利得GAIN2は、分散値Sが閾値Th1を超えると、最小値(=0)で保たれる。
また、GAIN取得部210は、後述する第1コントラスト強調関数f1(YIN)を補正する補正量を設定する。具体的には、GAIN取得部210は、図5に示すように、平均輝度YAVGに応じて、補正利得GAINHを取得する。補正利得GAINHは、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERと等しい場合に0となる。補正利得GAINHは、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低いほど大きい値となる。この場合、補正利得GAINHは、0〜最大値(>0)の範囲の値である。補正利得GAINHは、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高いほど小さい値となる。この場合、補正利得GAINHは、0〜最小値(<0)の範囲の値である。このように、補正利得GAINHの絶対値は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERから離れるほど大きくなる。なお、第1実施形態では、図3に示すように、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低いため、補正利得GAINHは正の値である。
設定部220は、映像入力信号を変換する第1コントラスト強調関数f1(YIN)を映像フレーム毎に設定する。図6は、入力/出力座標領域における第1コントラスト強調関数f1(YIN)を示す図である。なお、入力/出力座標領域は、映像入力信号の輝度YINを示す横軸と、映像出力信号の輝度YOUTを示す縦軸とによって定義される。
設定部220は、図6に示すように、S字形状を有する第1コントラスト強調関数f1(YIN)を設定する。具体的には、第1コントラスト強調関数f1(YIN)は、入力/出力座標領域において第1変曲点Q1及び第2変曲点Q2を有する2点折れ線グラフである。第1変曲点Q1は、映像出力信号が映像入力信号よりも低輝度となるように映像入力信号を変換する位置に設けられた変曲点である。第2変曲点Q2は、映像出力信号が映像入力信号よりも高輝度となるように映像入力信号を変換する位置に設けられた変曲点である。このように、第1コントラスト強調関数f1(YIN)は、低輝度の映像入力信号をさらに低輝度側に変換し、高輝度の映像入力信号をさらに高輝度側に変換する。
設定部220は、映像入力信号から求められる輝度YINに基づいて、第1変曲点Q1と、第2変曲点Q2とを設定する。具体的には、設定部220は、GAIN取得部210によって取得された第1変換利得GAIN1及び第2変換利得GAIN2に基づいて、第1変曲点Q1の座標(Y1,f1(Y1))と、第2変曲点Q2の座標(Y2,f1(Y2))とを設定する。ここで、第1変曲点Q1の縦軸座標f1(Y1)は、第1基準輝度Y1と第1変換利得GAIN1(<0)との和である。また、第2変曲点Q2の縦軸座標f1(Y2)は、第2基準輝度Y2と第2変換利得GAIN2(>0)との和である。従って、第1コントラスト強調関数f1(YIN)の中間輝度域Y1〜Y2における傾きは、第1変換利得GAIN1及び第2変換利得GAIN2の絶対値が大きいほど1(線形基準関数g(YIN)の傾き)よりも大きくなる。
このように、第1変曲点Q1は、線形基準関数g(YIN)よりも下方に位置する。一方で、第2変曲点Q2は、線形基準関数g(YIN)よりも上方に位置する。従って、映像フレームのうち中間輝度域Y1〜Y2の画素によって構成される領域の階調は、f1(Y1)〜f1(Y2)に伸張される。その結果、中間輝度域Y1〜Y2の画素によって構成される領域の視認性が向上される。一方で、低輝度域YMIN〜Y1の画素によって構成される領域の階調は、YMIN〜f1(Y1)に圧縮され、高輝度域Y2〜YMAXの画素によって構成される領域の階調は、f1(Y2)〜YMAXに圧縮される。その結果、低輝度域YMIN〜Y1の画素、及び高輝度域Y2〜YMAXの画素によって構成される領域の視認性は低下する。なお、第1実施形態では、図3に示すように、映像フレームを構成する画素の平均輝度YAVGが低輝度側に偏っているため、低輝度域YMIN〜Y1の画素によって構成される領域に“黒つぶれ”が発生しやすい。
補正部230は、映像入力信号から求められる輝度YINに基づいて第1コントラスト強調関数f1(YIN)を補正して、第2コントラスト強調関数f2(YIN)を取得する。具体的には、補正部230は、補正利得GAINHに基づいて補正関数h(YIN)を設定する。図7は、入力/出力座標領域における補正関数h(YIN)を示す図である。図7に示すように、補正関数h(YIN)は、入力/出力座標領域において補正変曲点Rを有する1点折れ線グラフである。
補正部230は、平均輝度YAVG及び補正利得GAINHに基づいて、補正変曲点Rの座標(YAVG,h(YAVG))を設定する。補正変曲点Rの縦軸座標h(YAVG)は、平均輝度YAVGと補正利得GAINHとの和である。なお、第1実施形態では、図5に示すように、補正利得GAINHが正の値であるため、補正変曲点Rは、線形基準関数g(YIN)よりも上方に位置する。
次に、補正部230は、補正関数h(YIN)に基づいて第1コントラスト強調関数f1(YIN)を補正する。具体的には、補正部230は、以下の式(1)に従って、第2コントラスト強調関数f2(YIN)を取得する。
f2(YIN)=f1(YIN)×h(YIN)×YIN ・・・式(1)
f2(YIN)=f1(YIN)×h(YIN)×YIN ・・・式(1)
ここで、上述のように、補正関数h(YIN)は、補正利得GAINHに基づいて設定される。補正利得GAINHは、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低いと正の値となり、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高いと負の値となる。従って、補正部230は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低い場合に、映像出力信号が高輝度となるように第1変曲点Q1をシフトする。すなわち、補正部230は、入力/出力座標領域において、第1変曲点Q1を上方にシフトする。一方で、補正部230は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高い場合に、映像出力信号が低輝度となるように第2変曲点Q2をシフトする。すなわち、補正部230は、入力/出力座標領域において、第2変曲点Q2を下方にシフトする。
図8は、入力/出力座標領域における第2コントラスト強調関数f2(YIN)を示す図である。第1実施形態では、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低いため、補正部230は、図8に示すように、第1変曲点Q1を上方にシフトする。
変換部240は、第2コントラスト強調関数f2(YIN)によって映像入力信号を変換して、映像出力信号を取得する。すなわち、変換部240は、映像入力信号の輝度YINを第2コントラスト強調関数f2(YIN)によって変換することによって、映像出力信号の輝度YOUTを算出する。
(投写型映像表示装置の動作)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(信号処理装置200)の動作を示すフロー図である。
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(信号処理装置200)の動作を示すフロー図である。
図9に示すように、ステップ10において、信号処理装置200は、映像入力信号から求められる輝度YINを変換する第1コントラスト強調関数f1(YIN)を設定する。
ステップ11において、信号処理装置200は、映像入力信号から求められる輝度YINに基づいて補正関数h(YIN)を設定する。
ステップ12において、信号処理装置200は、補正関数h(YIN)によって第1コントラスト強調関数f1(YIN)を補正して、第2コントラスト強調関数f2(YIN)を取得する。
ステップ13において、信号処理装置200は、第2コントラスト強調関数f2(YIN)によって映像入力信号を変換して、映像出力信号を取得する。
(作用及び効果)
第1実施形態では、設定部220は、映像入力信号を変換する第1コントラスト強調関数f1(YIN)を映像フレーム毎に設定する。これにより、映像フレームのうち中間輝度域Y1〜Y2の画素によって構成される領域の視認性を向上することができる。
第1実施形態では、設定部220は、映像入力信号を変換する第1コントラスト強調関数f1(YIN)を映像フレーム毎に設定する。これにより、映像フレームのうち中間輝度域Y1〜Y2の画素によって構成される領域の視認性を向上することができる。
ここで、補正部230は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低い場合に、映像出力信号の輝度YOUTが高輝度となるように第1変曲点Q1をシフトする。そのため、低輝度域YMIN〜Y1の画素の階調が縮小する“黒つぶれ”によって、低輝度域YMIN〜Y1の画素によって構成される領域の視認性が低下することを抑制できる。
一方で、補正部230は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高い場合に、映像出力信号の輝度YOUTが低輝度となるように第2変曲点Q2をシフトする。そのため、高輝度域Y2〜YMAXの階調が縮小する“白とび”によって、高輝度域Y2〜YMAXの画素によって構成される領域の視認性が低下することを抑制できる。
従って、中間輝度域Y1〜Y2の画素によって構成される領域の視認性を向上するとともに、低輝度域YMIN〜Y1の画素によって構成される領域や高輝度域Y2〜YMAXの画素によって構成される領域の視認性を向上させることができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
以下において、第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、第2実施形態では、信号処理装置200は、制御部250をさらに備える。制御部20は、映像入力信号が有数する輝度YINに基づいて、変換利得寄与度(α)及び補正利得寄与度(1−α)を設定する。
(投写型映像表示装置の機能)
GAIN取得部210は、図10に示すように、映像入力信号から求められる輝度YINの頻度を度数分布化する。GAIN取得部210は、上述した第1実施形態と同様に、映像入力信号の平均輝度YAVG、中央輝度YCENTER、第1基準輝度Y1、及び第2基準輝度Y2を取得する。なお、第2実施形態では、平均輝度YAVGは、高輝度側に偏っている。
GAIN取得部210は、図10に示すように、映像入力信号から求められる輝度YINの頻度を度数分布化する。GAIN取得部210は、上述した第1実施形態と同様に、映像入力信号の平均輝度YAVG、中央輝度YCENTER、第1基準輝度Y1、及び第2基準輝度Y2を取得する。なお、第2実施形態では、平均輝度YAVGは、高輝度側に偏っている。
次に、GAIN取得部210は、中間輝度域Y1〜Y2における輝度の分散値Sに応じて、第1変換利得GAIN1及び第2変換利得GAIN2を取得する(図4参照)。
また、GAIN取得部210は、平均輝度YAVGに応じて、補正利得GAINHを取得する(図5参照)。なお、第2実施形態では、図11に示すように、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高いため、補正利得GAINHは負の値である。
制御部210は、平均輝度YAVGに応じて、変換利得寄与度(α)及び補正利得寄与度(1−α)を設定する。具体的には、制御部210は、図12に示すように、平均輝度YAVGに応じて、変換利得寄与度(α)を設定する。変換利得寄与度(α)は、図11に示すように、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERと等しい場合に最大値(=1)となる。変換利得寄与度(α)は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低いほど小さい値となり、最低輝度YMINで最小値(=0)となる。一方で、変換利得寄与度(α)は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高いほど小さい値となり、最高輝度YMAXで最小値(=0)となる。
換言すれば、制御部210は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより低いほど、第1コントラスト強調関数f1(YIN)によって映像入力信号を変換する変換量を小さくするとともに、第1コントラスト強調関数f1(YIN)を補正する補正量を大きくする。同様に、制御部210は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高いほど、第1コントラスト強調関数f1(YIN)によって映像入力信号を変換する変換量を小さくするとともに、第1コントラスト強調関数f1(YIN)を補正する補正量を大きくする。
設定部220は、図13に示すように、第1コントラスト強調関数f1(YIN)を映像フレーム毎に設定する。具体的には、設定部220は、変換利得寄与度(α)、第1変換利得GAIN1及び第2変換利得GAIN2に基づいて、第1変曲点Q1の座標(Y1,f1(Y1))と第2変曲点Q2の座標(Y2,f1(Y2))とを設定する。
ここで、第2実施形態では、第1変曲点Q1の縦軸座標f1(Y1)は、変換利得寄与度(α)と第1変換利得GAIN1(<0)の積と、第1基準輝度Y1との和である。また、第2変曲点Q2の縦軸座標f1(Y2)は、変換利得寄与度(α)と第2変換利得GAIN2(>0)の積と、第2基準輝度Y2と和である。なお、第2実施形態では、平均輝度YAVGが高輝度側に偏っているため、高輝度域Y2〜YMAXの画素によって構成される領域に“白とび”が発生しやすい。
補正部230は、図14に示すように、補正関数h(YIN)を設定する。具体的には、補正部230は、補正利得寄与度(1−α)及び補正利得GAINHに基づいて、補正変曲点Rの座標(YAVG,h(YAVG))を設定する。補正変曲点Rの縦軸座標h(YAVG)は、補正利得寄与度(1−α)と補正利得GAINHの積と、平均輝度YAVGとの和である。なお、第2実施形態では、補正利得GAINHが負の値であるため、補正変曲点Rは、線形基準関数g(YIN)よりも下方に位置する。
次に、補正部230は、図15に示すように、上記式(1)に従って、第2コントラスト強調関数f2(YIN)を取得する。第2実施形態では、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERより高いため、補正部230は、図15に示すように、映像出力信号が低輝度となるように第2変曲点Q2をシフトする。すなわち、補正部230は、入力/出力座標領域において、第2変曲点Q2を下方にシフトする。
変換部240は、第2コントラスト強調関数f2(YIN)によって映像入力信号を変換して、映像出力信号を取得する。
(作用及び効果)
第2実施形態では、制御部210は、平均輝度YAVGに応じて、変換利得寄与度(α)及び補正利得寄与度(1−α)を設定する。具体的には、制御部210は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERから離れるほど、変換利得寄与度(α)を小さくするとともに、補正利得寄与度(1−α)を大きくする。
第2実施形態では、制御部210は、平均輝度YAVGに応じて、変換利得寄与度(α)及び補正利得寄与度(1−α)を設定する。具体的には、制御部210は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERから離れるほど、変換利得寄与度(α)を小さくするとともに、補正利得寄与度(1−α)を大きくする。
このように、制御部210は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERに近いほど変換利得寄与度(α)を大きくする。そのため、映像フレームのうち中間輝度域Y1〜Y2の画素によって構成される領域における視認性をさらに向上することができる。
一方で、制御部210は、平均輝度YAVGが中央輝度YCENTERから離れるほど補正利得寄与度(1−α)を大きくする。そのため、低輝度域YMIN〜Y1及び高輝度域Y2〜YMAXの画素によって構成される領域における視認性の低下をさらに抑制できる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態では、第1コントラスト強調関数f1(YIN)は、2つの変曲点を有することとしたが、第1コントラスト強調関数f1(YIN)は少なくとも1つの変曲点を有していればよい。例えば、図16に示すように、映像入力信号の輝度YINが最低輝度YMIN付近に集中している場合には、制御部210は、1つの基準輝度Y0を設定することができる。この場合、第1コントラスト強調関数f1(YIN)は、図17に示すように、1つの変曲点Q0を有する1点折れ線グラフとなる。一方、図示しないが、制御部210が3つ以上の基準輝度Y0を設定した場合には、第1コントラスト強調関数f1(YIN)は3つ以上の変曲点を有することとなる。
上述した実施形態では、第1コントラスト強調関数f1(YIN)による変換量、及び第1コントラスト強調関数f1(YIN)の補正量は、映像入力信号の平均輝度YAVGに基づいて制御されることとしたが、これに限定されるものではない。変換量及び補正量は、例えば、映像フレームを構成する複数の画素の最高輝度と最低輝度との中央値に基づいて制御されてもよい。
上述した実施形態では、映像入力信号及び映像出力信号それぞれの「明るさのレベル」を示す一指標として、映像入力信号及び映像出力信号それぞれの「輝度」を用いて説明したが、これに限られるものではない。例えば、「明るさのレベル」を示す指標として、色相(H)、彩度(S)、明度(V)によって定義されるHSV色空間の「明度」を用いてもよい。具体的には、補正部230は、明度分布、平均明度、中央明度などに基づいて、第1コントラスト強調関数f1(YIN)を補正して、第2コントラスト強調関数f2(YIN)を取得することができる。
上述した実施形態では、投写型映像表示装置100(例えば、プロジェクタ)について説明したが、これに限られるものではない。本発明は、一般的に用いられるディスプレイに適用することができる。
上述した実施形態では特に触れていないが、信号処理装置200は、第1コントラスト強調関数f1(YIN)を取得した映像フレームと異なる映像フレームに第2コントラスト強調関数f2(YIN)を適用してもよい。具体的には、信号処理装置200は、第1コントラスト強調関数f1(YIN)を取得した映像フレーム内において処理を完了できない場合には、次の映像フレームに第2コントラスト強調関数f2(YIN)を適用してもよい。
上述した実施形態では特に触れていないが、第2コントラスト強調関数f2(YIN)による変位量が各映像フレーム間において大きく異なる場合、映像が不自然に見えるときがある。そのため、第2コントラスト強調関数f2(YIN)による変位量が各映像フレーム間において大きく異なってしまうことを抑制するために、変位量を時間軸方向において平滑化する処理を行ってもよい。
上述した実施形態では、表示装置として液晶パネル30が用いられるが、これに限定されるものではない。表示装置としては、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)やDMD(Degital Micromirror Device)などが用いられてもよい。
上述した実施形態では、光源として固体光源を用いるが、これに限定されるものではない。光源としては、白色光を発するUHPランプが用いられてもよい。
10…光源、20…カットフィルタ、21…UVカットフィルタ、30…フライアイレンズユニット、30a…フライアイレンズ、30b…フライアイレンズ、40…PBSアレイ、50…液晶パネル、50B…液晶パネル、50G…液晶パネル、50R…液晶パネル、51B…補償板、51G…補償板、51R…補償板、52B…入射側偏光板、52G…入射側偏光板、52R…入射側偏光板、53B…入射側プリ偏光板、53G…入射側プリ偏光板、53R…入射側プリ偏光板、54B…出射側プリ偏光板、54G…出射側プリ偏光板、54R…出射側プリ偏光板、55B…出射側偏光板、55G…出射側偏光板、55R…出射側偏光板、60…クロスダイクロイックプリズム、70…投写レンズユニット、100…投写型映像表示装置、111…ダイクロイックミラー、112…ダイクロイックミラー、121〜123…反射ミラー、131〜133…コンデンサレンズ、140B…コンデンサレンズ、140G…コンデンサレンズ、140R…コンデンサレンズ、151〜153…リレーレンズ、200…信号処理装置、210…GAIN取得部、220…設定部、230…補正部、240…変換部、250…制御部、g(YIN)…線形基準関数、f1(YIN)…第1コントラスト強調関数、f2(YIN)…第2コントラスト強調関数、h(YIN)…補正関数
Claims (6)
- 映像入力信号を変換する第1コントラスト強調関数を設定する設定部と、
前記映像入力信号から求められる明るさのレベルに基づいて前記第1コントラスト強調関数を補正して、第2コントラスト強調関数を取得する補正部と、
前記第2コントラスト強調関数によって前記映像入力信号を変換して、映像出力信号を取得する変換部とを備え、
前記第1コントラスト強調関数は、第1変曲点又は第2変曲点を有しており、
前記第1変曲点は、前記映像出力信号の明るさのレベルが前記映像入力信号の明るさのレベルよりも低くなるように前記映像入力信号を変換する位置に設けられた変曲点であり、
前記第2変曲点は、前記映像出力信号の明るさのレベルが前記映像入力信号の明るさのレベルよりも高くなるように前記映像入力信号を変換する位置に設けられた変曲点であることを特徴とする表示装置。 - 前記補正部は、前記映像入力信号の明るさのレベルが所定の明るさよりも低い場合に、前記映像出力信号の明るさのレベルが高くなるように前記第1変曲点をシフトして、前記第2コントラスト強調関数を取得することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記補正部は、前記映像入力信号の明るさのレベルが所定の明るさよりも高い場合に、前記映像出力信号の明るさのレベルが低くなるように前記第2変曲点をシフトして、前記第2コントラスト強調関数を取得することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記映像入力信号の明るさのレベルが前記所定の明るさよりも低いほど、前記第1コントラスト強調関数によって前記映像入力信号を変換する変換量を小さくするとともに、前記補正部によって前記第1コントラスト強調関数を補正する補正量を大きくする制御部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 前記映像入力信号の明るさのレベルが前記所定の明るさよりも高いほど、前記第1コントラスト強調関数によって前記映像入力信号を変換する変換量を小さくするとともに、前記補正部によって前記第1コントラスト強調関数を補正する補正量を大きくする制御部をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 前記設定部は、前記映像入力信号の明るさのレベルに基づいて、前記第1変曲点又は前記第2変曲点を設定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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- 2008-06-24 JP JP2008164366A patent/JP2010010754A/ja not_active Withdrawn
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