JP2010006871A - 制電性に優れた重合体けん化物又は重合体組成物。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体をアルカリけん化してなる重合体けん化物であって、該重合体けん化物中のアルカリ金属イオン濃度が0.1〜5.8モル/kgの範囲にある非帯電性に優れた重合体けん化物及び重合体けん化物(A)100未満〜2質量部とオレフィン系重合体(B)0超〜98質量部からなる非帯電性に優れた重合体組成物。
【選択図】なし
Description
このような制電性(非帯電性や静電気除去性)プラスチックとして使用されているものの中にアイオノマー樹脂がある。
又、特許文献2には、中和度70モル%以上のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体カリウムアイオノマーを発泡させてなる独立気泡型発泡フィルム、又はその発泡層を有する積層フィルムであってフィルム成形直後から良好な非帯電性を有し、帯電による塵芥の付着が少なく、電子部品等の包装に適した衝撃緩衝用フィルムの発明が開示されている。
更に、特許文献3には中和度60%以上のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体カリウムアイオノマーに少量の多価アルコール系化合物又はアミノアルコール系化合物を添加したものとエチレン・(メタ)アクリル酸エステル・マレイン酸モノエステル共重合体との特定配合比の混合物からなり、非帯電性、特にその湿度依存性の無いアイオノマー組成物の発明が開示されている。
又、本発明の他の目的は前記アルカリけん化重合体にオレフィン系重合体を配合してなり、更に、柔軟性、加工性、成形性、混和性を向上させた重合体組成物を提供することにある。
又、本発明の重合体けん化物又は重合体組成物では、前記アルカリけん化されるエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体がエチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体であり、前記アルカリ金属がカリウム、ナトリウムから選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
また本発明においては請求項1ないし5に記載の重合体けん化物(A)100〜2質量部とオレフィン系重合体(B)0〜98質量部からなる重合体けん化物又は重合体組成物であって、該重合体けん化物又は重合体組成物中のアルカリ金属イオン濃度が0.1〜5.8モル/kgである重合体けん化物又は重合体組成物からなる非帯電性成形体が提供される。本発明では非帯電性成形体がフィルム、シートであることが好ましい。
また本発明においては前記の重合体けん化物(A)100〜2質量部とオレフィン系重合体(B)0〜98質量部からなる重合体けん化物又は重合体組成物であって、該重合体けん化物又は重合体組成物中のアルカリ金属イオン濃度が0.1〜5.8モル/kgである重合体けん化物又は重合体組成物からなる非帯電性フィルム、あるいはシート 又は該フィルム層を熱可塑性樹脂層に積層してなる非帯電性積層体が提供される。
更に本発明においては前記重合体けん化物(A)100〜30質量部とオレフィン系重合体(B)0〜70質量部からなる重合体組成物であって、該重合体組成物中のアルカリ金属イオン濃度が0.5〜5.8モル/kgである重合体組成物からなる高分子型帯電防止剤が提供される。
然も、高アルカリ中和度のアイオノマーに比べ 同等のアルカリ金属含有量でより優れた非帯電性を示すとともに、より柔軟で他の樹脂との混和性に優れる。
従って、本発明に係る重合体けん化物または重合体組成物は各種の非帯電材料として用いることができる。例えば、本発明に係る重合体けん化物または重合体組成物はフィルム、シート、各種成形品あるいは他の樹脂(例えばポリオレフィン樹脂)からなる層との積層体として表面固有抵抗率が1.0×1012Ω/□程度以下であることが要求される用途、具体的には壁紙、天井材、床材等の建築、土木材料、衣類等の包装材、自動車部品、OA機器、家電製品部品、あるいはその保管・収納ケース、文具、日用品などに広く使用することができるだけでなく、更に、より高度な静電気除去(109Ω/□程度以下)を目的とした用途、例えば、高分子型帯電防止剤として静電気対策コンテナー、導電性プラスチック段ボールやICトレー等の精密電子部品搬送・保管ケース等の制電用途、クリーンルーム建材の帯電防止用途等にも好適に使用できる。
又、本発明の重合体けん化物にポリエチレンやポリプロピレン、EVA等のオレフィン系重合体を配合してなる重合体組成物は、帯電防止性は勿論、より柔軟で成形性や加工性に優れ、他樹脂との混和性にも優れるため、各種の非帯電性成形品とすることができる。
既に述べたとおり本発明は、エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体をアルカリけん化してなる重合体けん化物であって、該重合体けん化物1Kg当たり、カルボン酸アルカリ金属塩として存在するアルカリ金属イオン量(アルカリ金属イオン濃度)が0.1〜5.8モルの範囲にある非帯電性に優れた重合体けん化物(A)及び該重合体けん化物(A)100未満〜2質量部とオレフィン系重合体(B)0超〜98質量部からなる非帯電性に優れた重合体組成物の発明であって、いずれも制電性に優れる点が特徴である。
本発明では不飽和カルボン酸エステルとして特にアクリル酸又はメタクリル酸のメチル、エチル、ノルマルブチルエステル、イソブチルエステルが好ましい。
本発明において特に好ましいエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体、はエチレン(メタ)アクリル酸エステル共重合体であり、とりわけエチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル酸ノルマルブチル共重合体、エチレン・アクリル酸イソブチル共重合体、エチレン・メタアクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタアクリル酸エチル共重合体、エチレン・メタアクリル酸ノルマルブチル共重合体、エチレン・メタアクリル酸イソブチル共重合体である。
このようなエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体は、例えばそれ自体公知の高圧ラジカル共重合により製造される。
これらの内では、非帯電性の面からナトリウムとカリウムが好ましく、特にカリウムが好ましい。
本発明のけん化物は、成形性、加工性の面から230℃、10kg荷重(JIS K7210−1999に準拠)におけるメルトフローレートが0.01〜100g/10分、特に0.1〜50g/10分のものが好適である。
因みに、本発明において共重合体中のエステル成分はアルカリによるけん化反応により部分的にアルカリ塩成分に変化するので、けん化物はエチレン単位、不飽和カルボン酸エステル単位、不飽和カルボン酸アルカリ塩単位を含有する共重合体となり、遊離のカルボキシル基単位は含有しない。
この態様のものは、非帯電性に優れるほか、樹脂自体がより柔軟で、成形性、加工性に優れる外、他樹脂との混和性にも優れる。本発明において材料の成形性、加工性、他樹脂との混和性の面からは、該けん化物(A)99〜2質量部とオレフィン系重合体(B)1〜98質量部、特に該けん化物(A)90〜10質量部とオレフィン系重合体(B)10〜90質量部が好ましい。また本発明の重合体けん化物、重合体組成物を高分子型帯電防止剤として用いる場合は重合体けん化物(A)100〜30質量部とオレフィン系重合体(B)0〜70質量部からなる重合体組成物であって、該重合体組成物中のアルカリ金属イオン濃度が0.5〜5.8モル/kgである重合体組成物を用いることが好ましい。
このような添加剤の例としては、酸化防止剤、老化防止剤、光安定剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、ブロッキング防止剤、可塑剤、粘着剤、無機充填剤、ガラス繊維、カーボン繊維などの強化繊維、顔料、染料、難燃剤、難燃助剤、発泡剤、発泡助剤などを挙げることができる。
また少量であれば通常の帯電防止剤を配合することもできる。
また本発明の非帯電性重合体けん化物又は重合体組成物はフィルム、シート、成形体、水性分散体等の各種の形態に成形して使用できるが、例えば本発明の非帯電性重合体けん化物又は重合体組成物からなる単層フィルム、シートは上記けん化物、該けん化物とオレフィン重合体との組成物を押出し成形等の手段でフィルム化することにより得ることができる。フィルム、シートの厚みは通常、5μm〜5mmの範囲のものが使用される。
また本発明の非帯電性重合体けん化物又は重合体組成物をフィルム上で使用する場合は種々の基材層や熱可塑性樹脂層に共押出、ドライラミネーション等により積層して2層以上の非帯電性の積層体として使用することができる。基材及び熱可塑性樹脂しては織布、不織布、紙、アルミニウムのような金属箔、延伸又は未延伸のポリプロピレン、高、中、低密度ポリエチレン、メタロセンポリエチレン(線状低密度ポリエチレン)のようなエチレン(共)重合体、ポリ4―メチル1―ペンテン等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドなどの各種合成樹脂を挙げることができる。基材層、熱可塑性樹脂層の厚みとしては5〜500μmが好ましく、非帯電性重合体けん化物又は重合体組成物層の厚みは通常20〜1000μmの範囲が好ましい。
積層体の層構成の例としては熱可塑性樹脂層と本発明の非帯電性重合体けん化物又は重合体組成物層の2層構成、あるいは熱可塑性樹脂層/非帯電性重合体けん化物又は重合体組成物を中間層/熱可塑性樹脂層の3層構成が挙げられる。
尚、下記の実施例、比較例に用いた原料及び得られた重合体けん化物又は重合体組成物の評価方法は次の通りである。
i)エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EAC1):アクリル酸メチル(MA)含量;24質量%、MFR;20g/10分(190℃×2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
ii)エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EAC2):アクリル酸メチル(MA)含量;30質量%、MFR;15g/10分(190℃×2160g荷重)
iii)エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EAC3):アクリル酸エチル(EA)含量;25質量%、MFR;800g/10分(190℃×2160g荷重)
iv)エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EAC4):アクリル酸エチル(EA)含量;34質量%、MFR;25g/10分(190℃×2160g荷重)
v)プロピレン・エチレン・1−ブテン三元系ランダム共重合体(r−PP):プロピレン成分92モル%、エチレン成分5モル%、1−ブテン成分3モル%、MFR7.3g/10分(230℃×2160g荷重)
vi)メタロセン触媒重合低密度ポリエチレン(m−PE):密度915kg/m3、MFR;4.0(190℃×2160g荷重)((株)プライムポリマー社製 商品名 SP1540 )
vii)エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA):酢酸ビニル(VA)含量10質量%、MFR;9g/10分(190℃×2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
2.評価項目及び評価方法
i)制電性能:表面固有抵抗率の測定、1mm厚プレスシートを恒温恒湿(23℃×50%RH)下、24時間エージングした後、三菱化学製電気抵抗測定器ハイレスタを用いて印加電圧500V×印加時間10秒の条件で試料の表面抵抗率を測定。
ii)メルトフローレート(MFR)表1中*印は、230℃×10kg荷重、その他は190℃×2160g荷重で測定した。表2中**印は230℃×2160g荷重)、その他は190℃×2160g荷重で測定した。(いずれもJIS K7210−1999に準拠)
iii)本発明においてけん化物又は重合体組成物中のアルカリ金属イオン量(金属イオン濃度)は以下の方法で測定した。
試料をキシレン/ブタノールの混合溶媒を用い、塩酸により脱メタル処理を行い、チモールブルー指示薬を用いて滴定し、生成したカルボン酸基(COOH)の量(モル量)を測定した。生成したカルボン酸基(COOH)の量(モル量)はCOOM+のモル量と等しいことから、この生成カルボン酸基(COOH)のモル量より試料1kgあたりのCOOM+のモル量(金属イオン濃度)を算出した。
けん化物調製用素材樹脂(ベース樹脂)としてエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EAC1)10KgとKOH 470gとを混練装置にフィードし、混練装置中でEAC1とKOHを溶融、反応させ、押出すことにより 重合体けん化物(実−1)を得た。
このけん化物中にアクリル酸カリウム塩の形で存在するKイオン濃度(Kイオン量)は0.84モル/kgで、前記けん化前のエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EAC1)の全アクリル酸エステル基単位のモル量に対するけん化物中に存在するアルカリ金属イオンモル量の割合(百分率:以下これをけん化率とする)は30%であった。
又、このけん化物のMFRは82g/10分(230℃×10kg荷重)であった。
そして、この重合体けん化物から得られた試料プレスシートの表面固有抵抗率を測定した。
結果を表1に示した。
ベース樹脂としてそれぞれ表1の実施例2〜実施例8に示したものを用い、KOH添加量をそれぞれのベース樹脂及び目標けん化率に応じて変更した以外は実施例1とほぼ同様にして重合体けんか物を得、それを成形したそれぞれの試料プレスシートの表面固有抵抗率を測定した。 結果を表1に示した。
KOHをNaOHに替えた以外は、実施例2〜8とほぼ同様にして重合体けん化物を得、それを成形したそれぞれのプレスシートの表面固有抵抗率を測定した。
結果を表1に示した。
ベース樹脂EAC1をけん化すること無くそのままプレスシート成形し、そのプレスシート(比−1)の表面固有抵抗率を測定した。
結果を表1に示した。
ベース樹脂EAC2〜4をけん化すること無くそれぞれをそのままプレスシート成形し(比−2〜比−4)、それらの表面固有抵抗率をそれぞれ測定した。
結果を表1に示した。
ベース樹脂としてEAC2を用い、これをKOHでけん化して得られたけん化率60%で、けん化物中に存在するKイオン濃度が2.09モル/kgの重合体けん化物20質量部とプロピレン・エチレン・ブテン三元系ランダム共重合体(r−PP)80重量部とを単軸スクリュー押出機を用い溶融混練して重合体組成物を得た(実−15;MFR=5g/10分(230℃×2160g荷重))。
重合体組成物(実−15)中にアクリル酸塩の形で存在するKイオン濃度は0.42モル/kgであった。
この組成物をプレスシート成形し得られたプレスシートの表面固有抵抗率を測定した。
結果を表2に示した。
EAC2をKOHでけん化して得られたけん化率60%でKイオン濃度が2.09モル/kgの重合体けん化物10質量部とメタロセン触媒重合低密度ポリエチレン(m−PE)90重量部とを押出機を用い溶融混練し重合体組成物を得た(実−16;MFR=3g/10分(190℃×2160g荷重))。
重合体組成物(実−16)中にアクリル酸塩の形で存在するKイオン濃度は0.21モル/kgであった。
この組成物をプレスシート成形し得られたプレスシートの表面固有抵抗率を測定した。
結果を表2に示した。
実施例16に於いて配合比を重合体けん化物20質量部、メタロセン触媒重合低密度ポリエチレン(m−PE)80重量部とした以外は実施例16と同様にして重合体組成物(実−17)を調製し(カリウムイオン濃度0.42モル/kg、MFR=2g/10分(190℃×2160g荷重))、実施例16と同様にしてプレスシート成形し、その表面固有抵抗率を測定した。
結果を表2に示した。
実施例17に於いてメタロセン触媒重合低密度ポリエチレン(m−PE)に替えてエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)80質量部を配合した以外は実施例16と同様にして重合体組成物(実−18:カリウムイオン濃度0.42モル/kg、MFR=1.5g/10分(190℃×2160g荷重))を調製し、実施例16と同様にしてプレスシート成形し、その表面固有抵抗率を測定した。
結果を表2に示した。
実施例15で用いたプロピレン・エチレン・ブテン三元系ランダム共重合体(r−PP)をそのままプレスシート成形し、そのプレスシート(比−5)の表面固有抵抗率を測定した。
結果を表2に示した。
実施例16で用いたメタロセン触媒重合低密度ポリエチレン(m−PE)をそのままプレスシート成形し、そのプレスシート(比−6)の表面固有抵抗率を測定した。
結果を表2に示した。
実施例18で用いたエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)をそのままプレスシート成形し、そのプレスシート(比−7)の表面固有抵抗率を測定した。
結果を表2に示した。
Claims (10)
- エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体をアルカリけん化してなる重合体けん化物であって、該重合体けん化物中のアルカリ金属イオン濃度が0.1〜5.8モル/kgの範囲にある非帯電性に優れた重合体けん化物。
- 請求項1記載の重合体けん化物(A)100未満〜2質量部とオレフィン系重合体(B)0超〜98質量部からなり、該重合体組成物中のアルカリ金属イオン濃度が0.1〜5.8モル/kgである非帯電性重合体組成物。
- 表面固有抵抗率(1mm厚プレスシートを23℃×50%RH下、24時間エージングした後、印加電圧500V×印加時間10秒の条件で測定)が1.0×1012Ω/□以下である請求項1又は2に記載の重合体けん化物又は重合体組成物。
- アルカリけん化されるエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体がエチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体であり、前記アルカリ金属がカリウム、ナトリウムから選ばれた少なくとも1種である請求項1〜3の何れかに記載の重合体けん化物又は重合体組成物。
- 前記アルカリけん化されるエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体に於ける不飽和カルボン酸エステル成分含有率が5〜50質量%の範囲にある請求項1〜4の何れかに記載の重合体けん化物又は重合体組成物。
- 前記オレフィン系重合体がエチレン系重合体、プロピレン系重合体及びエチレン・ビニルエステル共重合体から選ばれた少なくとも1種である請求項2〜5の何れかに記載の重合体組成物。
- 請求項1ないし5に記載の重合体けん化物(A)100〜2質量部とオレフィン系重合体(B)0〜98質量部からなる重合体けん化物又は重合体組成物であって、該重合体けん化物又は重合体組成物中のアルカリ金属イオン濃度が0.1〜5.8モル/kgである重合体けん化物又は重合体組成物からなる非帯電性成形体。
- 非帯電性成形体がフィルムあるいはシートである請求項7記載の成形体。
- 請求項8記載のフィルム層を熱可塑性樹脂層に積層してなる非帯電性積層体。
- 請求項1ないし5に記載の重合体けん化物(A)100〜30質量部とオレフィン系重合体(B)0〜70質量部からなる重合体けん化物又は重合体組成物であって、該重合体けん化物又は重合体組成物中のアルカリ金属イオン濃度が0.5〜5.8モル/kgである重合体組成物からなる高分子型帯電防止剤。
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