JP2010006417A - 収納トレー及び収納体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凸部M1を有する被収納物Mを収納するトレーであって、薄板と、互いに直交する縦方向及び横方向の2方向に沿って格子状に並んだ状態で該薄板に凹み形成され、被収納物を内部に収納する複数の収納部11と、薄板の残りの領域のうち隣り合う収納部の開口の間に位置し、薄板の下面側に谷間状に窪んだ隙間16が確保された隙間領域15と、をそれぞれ有する互いに重ね合わせ可能とされた第1の収納トレー2及び第2の収納トレー3を備え、両トレーを予め決められた向きで重ね合わせた時に、上段側のトレーの隙間が下段側のトレーの収納部の上方に位置する収納トレーを提供する。
【選択図】図9
Description
ところで、この種の被収納物は、通常大量生産されるものであるので、保管、搬送する場合には収納トレーを複数枚重ねて取り扱っている。例えば、1枚の収納トレーに数十個から百個程度の被収納物を収納し、該収納トレーを数十段から百段程度重ねて取り扱っている。
このケース体は、熱可塑性の樹脂をフォーミング加工して形成されたものであり、全面に亘って時計ムーブメントを収納するための収納部が複数形成されている。これら各収納部は、ケース体の上面から凹んだ凹部であり、その中央には台形状凸部が形成されている。これにより、時計ムーブメントを収納部に収納した場合には、台形状凸部の上面に載置された状態で収納されるようになっている。
そして、これらケース体を多段に重ねることで、一度に大量に時計ムーブメントを保管したり、搬送したりすることが可能とされている。
この点、上述したケース体は、時計ムーブメントが載置される台形状凸部の裏側に空間が形成されるようになっている。そのため、ケース体を多段に重ね合わせたとしても、1段目の収納トレーに収納された時計ムーブメントの指針軸が、2段目の収納トレーに形成された台形状凸部の裏面側に形成された空間内に入り込むようになっている。従って、指針軸に何ら影響を与えることなく、ケース体を多段に重ね合わせることができるようになっている。
このように、ケース体は、指針軸を有する時計ムーブメントのように、凸部を一部に有する被収納物を収納するトレーとして好適に使用される。
特に、収納トレーを重ねた後に人手によって搬送する場合には、かさばると共に重量が重いので搬送する者への負担が大きくなってしまう。そのため、重ね合わせる段数が制限されてしまい、効率の良い搬送を行えなかった。また、トラック便や航空便等として運送する場合には、容積によって運送費が変わるので、段数と運送費とのバランスが合わず、コスト高を招いてしまうものであった。
本発明に係る収納トレーは、上面の一部に凸部を有する被収納物を収納する収納トレーであって、薄板と、互いに直交する縦方向及び横方向の2方向に沿って格子状に並んだ状態で、薄板の上面側が開口となるように該薄板に凹み形成され、前記被収納物を内部に収納する複数の有底状の収納部と、薄板の残りの領域のうち隣り合う収納部の開口の間に位置し、薄板の下面側に谷間状に窪んだ隙間が確保された隙間領域と、をそれぞれ有する互いに重ね合わせ可能とされた第1の収納トレー及び第2の収納トレーを備え、前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを予め決められた向きで重ね合わせた時に、上段側のトレーの前記隙間が下段側のトレーの前記収納部の上方に位置することを特徴とする。
詳細に説明すると、まず、第1の収納トレー及び第2の収納トレーには、薄板に複数の収納部が形成されている。この収納部は、薄板の上面側が開口となるように凹み形成された有底状のものであるので、被収納物を真上から容易且つ確実に収納することができる。この際、凸部が上方を向くように被収納物を収納する。これにより、両トレーに複数の被収納物をそれぞれ収納することができる。
詳細に説明すると、異なった向きで両トレーを重ねてしまった場合には、上段側のトレーに形成された突起部が、下段側のトレーの隙間領域の上面又は収納されている被収納物の凸部を除く上面のうち、少なくともいずれか一方に当接する。しかも突起部は、収納部よりも下方に突出するように形成されているので、両トレーが完全に重なり合うよりも前に当接する。そのため、両トレーがこれ以上重なり合うことがない。よって、凸部に上段側のトレーが接触する等して負荷を与えてしまうことを防止することができる。その結果、被収納物の品質を維持することができ、より信頼性の高い収納トレーとすることができる。
この際、複数の収納部は、両トレーを同じ向きで重ねた時に重なり合い、第1の収納トレーに対して第2の収納トレーを180度回転させて反対向きにした状態で重ねた時に、上段側のトレーの隙間が下段側のトレーの収納部の上方に位置するように形成されている。よって、予め決められた向きで重ね合わせるとは、両トレーを同じ向きにした状態から、一方のトレーを180度回転させて反対向きにした状態で重ね合わせることである。これにより、被収納物の凸部に何ら負荷を与えることなく、両トレーを重ね合わせることができる。
特に、両トレーを同一のトレーとすることができるので、トレーを安価に作製することができ、被収納物の低コスト化に繋げることができる。
一方の列に並んだ前記収納部が距離B1だけ離間し、他方の列に並んだ前記収納部が距離〔B1+(D+B0)/2〕だけ離間。
D;前記収納部の横方向の長さ
B0;前記一定間隔
詳細に説明すると、まず、第1の収納トレー及び第2の収納トレーには、薄板に複数の収納部が形成されている。この収納部は、薄板の上面側が開口となるように凹み形成された有底状のものであるので、被収納物を真上から容易且つ確実に収納することができる。この際、凸部が下方を向くように被収納物を収納する。これにより、両トレーに複数の被収納物をそれぞれ収納することができる。特に、凸部が収納部内で保護されるので、凸部が外部から何ら影響(負荷)を受けることがない。
詳細に説明すると、異なった向きで両トレーを重ねてしまった場合には、上段側のトレーに形成された突起部が、下段側のトレーに下向き状態で収納されている被収納物の下面に当接する。しかも突起部は、収納部よりも下方に突出するように形成されているので、両トレーが完全に重なり合うよりも前に当接する。そのため、両トレーがこれ以上重なり合うことがなく、上段側のトレーが若干浮いた状態になる。よって、向きの間違いを速やかに認識することができる。
この際、複数の収納部は、両トレーを同じ向きで重ねた時に重なり合い、第1の収納トレーに対して第2の収納トレーを180度回転させて反対向きにした状態で重ねた時に、上段側のトレーの収納部が下段側のトレーの窪み部の上方に位置するように形成されている。よって、予め決められた向きで重ね合わせるとは、両トレーを同じ向きにした状態から、一方のトレーを180度回転させて反対向きにした状態で重ね合わせることである。これにより、被収納物の凸部に何ら負荷を与えることなく、両トレーを重ね合わせることができる。
特に、両トレーを同一のトレーとすることができるので、トレーを安価に作製することができ、被収納物の低コスト化に繋げることができる。
一方の列に並んだ前記収納部が距離B1だけ離間し、他方の列に並んだ前記収納部が距離〔B1+(D+B0)/2〕だけ離間。
D;前記収納部の横方向の長さ
B0;前記一定間隔
以下、本発明に係る第1実施形態を、図1から図11を参照して説明する。なお、本実施形態では、被収納物の一例として、上面の一部に指針軸(凸部)M1を有する時計ムーブメント(被収納物)Mを収納するトレーを例に挙げて説明する。
本実施形態の収納トレー1は、図1に示すように、時計ムーブメントMをそれぞれ収納することができる第1の収納トレー2及び第2の収納トレー3を備えている。なお、収納トレー1に複数の時計ムーブメントMが収納されると、収納パッケージ(収納体)Pとなる。
なお、本実施形態の第1の収納トレー2及び第2の収納トレー3は、別物のトレーではなく、後述する収納部11の配置等が全く同じ同一のトレーである。そのため、ここでは第1の収納トレー2を代表として、詳細に説明する。また、本実施形態では、両トレー2、3を重ねた時に、上段側のトレー2(或いは3)の収納部11の下面が下段側のトレー3(或いは2)の隙間領域15の上面に当接することで、高さ方向(上下方向)の位置決めがされる場合を例に挙げて説明する。
この膨出部12は、第1の収納トレー2と第2の収納トレー3とを重ね合わせたときに、上段側のトレーに形成された膨出部12と重なり合うようになっている。これにより、第1の収納トレー2及び第2の収納トレー3は、縦方向及び横方向の2方向(面内方向)に対して位置決めされるようになっている。
まず、収納部11は、一定間隔B0を空けた状態で5列に並んでいる。そして、両端の2列に並んだ収納部11は、薄板10の外縁に形成された膨出部12の外側からそれぞれ下記に示す距離だけ離間するように設計されている。
即ち、一方の列に並んだ収納部11は、距離B1だけ離間し、他方の列に並んだ収納部11は距離〔B1+(D+B0)/2〕だけ離間するように設計されている。
なお、上記Dは、収納部11の横方向の長さである。
一方、第1の収納トレー2と第2の収納トレー3とを同じ向きで重ねた場合には、それぞれの収納部11が重なり合うようになっている。
突起部17は、薄板10から収納部11よりも下方に突出するように形成されたものである。また、嵌合孔18は、第1の収納トレー2と第2の収納トレー3とを予め決められた向きで重ね合わせた時に、突起部17に対向する位置に形成されており、該突起部17が嵌り込んで収容される孔である。
ところで、複数の突起部17は、第1の収納トレー2と第2の収納トレー3とを予め決められた向きとは異なる向き、即ち、両トレー2、3を同じ向きで重ね合わせた時に、収納部11に収納された時計ムーブメントMの上面に当接するようになっている。この点についても、後に詳細に説明する。
なお、この凹部19の下面は、収納部11の下面と同じ高さで面一となるように設計されており、両トレー2、3を重ねた時に、下段のトレーに収納された時計ムーブメントMを上から押さえる役割も担っている。
なお、第2の収納トレー3は、上述したように第1の収納トレー2と同一のトレーであるため、説明を省略する。
続いて、第1の収納トレー2と同様に、第2の収納トレー3にも50個の時計ムーブメントMを収納する。これにより、複数枚用意された両トレー2、3にそれぞれ50個ずつ時計ムーブメントMが収納される。つまり、第1の収納トレー2及び第2の収納トレー3で構成される収納トレー1に時計ムーブメントMを収納した、図1に示す収納パッケージPを得ることができる。
しかもこの際、上段側の第2の収納トレー3の隙間16、即ち、凹み形成によって突出した収納部11間に形成された谷間状の窪みが、下段側の第1の収納トレー2の収納部11の上方に位置するようになっている。そのため、下段側の第1の収納トレー2に収納されている時計ムーブメントMの上方に、空間を確保することができる。
そのため、両トレー2、3を重ね合わせたときに、両トレー2、3の収納部11は横方向に半ピッチずれた状態となって重なり合う。従って、収納部11に収納された時計ムーブメントMの上方に、上段側のトレーの隙間16を高精度に位置させることができる。
この場合には、図11に示すように、上段側の第2の収納トレー3に形成された突起部17が、下段側の第1の収納トレー2の収納部11に収納されている時計ムーブメントMの指針軸M1を除く上面に当接する。しかも突起部17は、収納部11よりも下方に突出するように形成されているので、両トレー2、3が完全に重なり合うよりも前に当接する。そのため、両トレー2、3がこれ以上重なり合うことがない。よって、指針軸M1に上段側の第2の収納トレー3が接触する等して負荷を与えてしまうことを防止することができる。
従って、間違った向きで重ねてしまった場合であっても、時計ムーブメントMの品質を維持することができる。その結果、信頼性の高い収納トレー1とすることができる。なお、本実施形態では、両トレー2、3を同じ向きで重ねてしまった際に、突起部17が下段側のトレーに収納されている時計ムーブメントMの指針軸M1を除く上面に当接するように構成したが、この場合に限られず、下段側のトレーの隙間領域15の上面に当接するようにしても構わないし、両方に当接するようにしても構わない。
このような順番としても、同様の作用効果を奏することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態を、図12から図15を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、複数の収納部11の配列が異なる点である。即ち、第1実施形態では、複数の収納部11を薄板10の縦中心ラインC1を中心として左右非対称で、且つ、横中心ラインC2を中心として左右対称になるように形成したが、第2実施形態では、複数の収納部11を縦中心ラインC1及び横中心ラインC2を中心として、それぞれ左右非対称に形成した点である。
また、本実施形態の第1の収納トレー20及び第2の収納トレー21は、両トレー20、21を重ね合わせたときに、高さ方向(上下方向)を位置決めするための段差部12aを備えている。即ち、本実施形態では、膨出部12の外側が部分的に段付きに形成されており、この段付きに形成された部分が段差部12aとされている。この段差部12aは、薄板10の上側に2箇所、下側に2箇所、左側に4箇所、右側に3箇所ずつそれぞれ形成されている。しかも、段差部12aの位置は、第1の収納トレー20に対して第2の収納トレー21を180度回転させた向きで重ね合わせたときに互いに重ならないように、上側と下側とで位置が異なり、左側と右側とで位置が異なるように形成されている。
まず、両収納トレー20、21に時計ムーブメントMを収納した後、両収納トレー20、21を予め決められた向き(互いに180度逆向き)に重ね合わせると、図14に示すように、上段側の収納トレーの段差部12aが下段側の収納トレーの膨出部12上に乗った状態で安定的に重なる。そして、図13及び図15に示すように、両トレー20、21にそれぞれ収納された時計ムーブメントMが千鳥状に配列された状態となる。
特に、本実施形態の収納トレー23によれば、上段側の段差部12aが下段側の膨出部12上に乗った状態で両トレー20、21が重なるので、図15に示すように、収納されている時計ムーブメントMに対して上段側の収納トレーは接触しない。そのため、多段に重ねた際の荷重が段差部12a及び膨出部12を通じて下方に逃げていく形になる。従って、収納されている時計ムーブメントMで荷重が伝わってしまうことを極力防止することができるので、より好ましい。
また、上記第1実施形態では突起部17及び嵌合孔18がそれぞれ12個ずつ形成されている場合を例にしたが、この数に限定されるものではなく、自由に設計して構わない。
また、上記各実施形態では、膨出部12を薄板10の外縁の略全周に亘って形成した場合を例に挙げたが、全周ではなく部分的に形成しても構わない。少なくとも薄板10の外縁の一部分に膨出部12を形成することで、面内方向の位置決めを行えれば良い。
また、上記各実施形態において、第1の収納トレー及び第2の収納トレーに時計ムーブメントMを収納する作業や、両トレーを重ねる作業を、ロボット等の機械で行っても良い。特に、ロボット等の機械を利用して両トレーを重ね合わせ作業を行う場合には、切欠部14が形成されていることが好ましい。即ち、切欠部14を指標とするようにプログラミングすることで、両トレーの向きを高精度に認識できるので、作業をより確実に行えると共に、制御が非常に容易になる。
このように収納部11を形成した場合には、第1の収納トレー2と第2の収納トレー3とを予め決められた向きに重ね合わせた時に、両トレー2、3の収納部11を縦方向に半ピッチずれるようにすることができる。それ以外に関しては、上記実施形態と同一の作用効果を奏することができる。
図16に示すように、収納トレー30は、時計ムーブメントMを下向きに収納する複数の収納部35と、これら複数の収納部35の間で凹み形成された窪み部36と、をそれぞれ有する第1の収納トレー31及び第2の収納トレー32を備えている。
よって、重ね合わせた時の全体の高さを極力低減することができる。しかも、指針軸M1は収納部35内で保護されているので、重ね合わせ時に指針軸M1への衝突を未然に防ぐことができ、指針軸M1に悪影響を与えてしまうことを防止することができる。
P…収納パッケージ(収納体)
M1…指針軸(凸部)
C1…縦中心ライン
C2…横中心ライン
1、23、30…収納トレー
2、20、31…第1の収納トレー
3、21、32…第2の収納トレー
10…薄板
11、35…収納部
12…膨出部
14…切欠部(目印)
15…隙間領域
16…隙間
17…突起部
18…嵌合孔
36…窪み部
Claims (16)
- 上面の一部に凸部を有する被収納物を収納する収納トレーであって、
薄板と、
互いに直交する縦方向及び横方向の2方向に沿って格子状に並んだ状態で、薄板の上面側が開口となるように該薄板に凹み形成され、前記被収納物を内部に収納する複数の有底状の収納部と、
薄板の残りの領域のうち隣り合う収納部の開口の間に位置し、薄板の下面側に谷間状に窪んだ隙間が確保された隙間領域と、
をそれぞれ有する互いに重ね合わせ可能とされた第1の収納トレー及び第2の収納トレーを備え、
前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを予め決められた向きで重ね合わせた時に、上段側のトレーの前記隙間が下段側のトレーの前記収納部の上方に位置することを特徴とする収納トレー。 - 請求項1に記載の収納トレーにおいて、
前記薄板には、重ね合わせる際の向きを認識するための目印が形成されていることを特徴とする収納トレー。 - 請求項1又は2に記載の収納トレーにおいて、
前記薄板の外縁の少なくとも一部分には、該薄板の上方に向けて折曲された後、薄板の下方に向けて折曲された膨出部が形成され、
前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを重ねた時に、前記膨出部同士が重なり合うことで両トレーが前記2方向に対して位置決めされることを特徴とする収納トレー。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の収納トレーにおいて、
前記薄板から前記収納部よりも下方に突出するように形成された複数の突起部と、
前記薄板に形成され、前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを予め決められた向きで重ね合わせた時に前記突起部が嵌り込んで収容される複数の嵌合孔と、を備え、
前記複数の突起部は、前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを予め決められた向きとは異なる向きで重ね合わせた時に、前記隙間領域の上面と前記収納部に収納された前記被収納物の上面とのうち少なくともいずれか一方に当接することを特徴とする収納トレー。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の収納トレーにおいて、
前記第1の収納トレー及び前記第2の収納トレーは、同一のトレーであり、
前記複数の収納部は、前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを同じ向きで重ねた時に、それぞれの収納部が重なり合うと共に、第1の収納トレーに対して第2の収納トレーを前記2方向に直交する垂直軸回りに180度回転させた状態で両トレーを重ねた時に、上段側のトレーの前記隙間が下段側のトレーの前記収納部の上方に位置するように形成されていることを特徴とする収納トレー。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の収納トレーにおいて、
前記薄板は、前記横方向の長さよりも前記縦方向の長さが長い平面視矩形状に形成され、
前記複数の収納部は、前記縦方向に対しては前記薄板の横中心ラインを中心として左右対称に形成されると共に、前記横方向に対しては前記薄板の縦中心ラインを中心として左右非対称に形成されていることを特徴とする収納トレー。 - 請求項6に記載の収納トレーにおいて、
前記複数の収納部は、一定間隔を空けた状態で前記横方向に複数列並ぶように形成されていると共に、両端の2列に並んだ収納部が前記薄板の外縁からそれぞれ下記に示す距離だけ離間していることを特徴とする収納トレー。
一方の列に並んだ前記収納部が距離B1だけ離間し、他方の列に並んだ前記収納部が距離〔B1+(D+B0)/2〕だけ離間。
D;前記収納部の横方向の長さ
B0;前記一定間隔 - 上面の一部に凸部を有する被収納物を収納する収納トレーであって、
薄板と、
互いに直交する縦方向及び横方向の2方向に沿って格子状に並んだ状態で薄板に凹み形成され、前記凸部を下向きにした状態で前記被収納物を内部に収納する複数の有底状の収納部と、
これら複数の収納部の間で薄板に凹み形成された窪み部と、
をそれぞれ有する互いに重ね合わせ可能とされた第1の収納トレー及び第2の収納トレーを備え、
前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを予め決められた向きで重ね合わせた時に、上段側のトレーの前記収納部が下段側のトレーの前記窪み部の上方に位置すると共に、収納部の一部が窪み部内に入り込んで収容されることを特徴とする収納トレー。 - 請求項8に記載の収納トレーにおいて、
前記薄板には、重ね合わせる際の向きを認識するための目印が形成されていることを特徴とする収納トレー。 - 請求項8又は9に記載の収納トレーにおいて、
前記薄板の外縁の少なくとも一部分には、該薄板の上方に向けて折曲された後、薄板の下方に向けて折曲された膨出部が形成され、
前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを重ねた時に、前記膨出部同士が重なり合うことで両トレーが前記2方向に対して位置決めされることを特徴とする収納トレー。 - 請求項8から10のいずれか1項に記載の収納トレーにおいて、
前記薄板から前記収納部よりも下方に突出するように形成された複数の突起部と、
前記薄板に形成され、前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを予め決められた向きで重ね合わせた時に前記突起部が嵌り込んで収容される複数の嵌合孔と、を備え、
前記複数の突起部は、前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを予め決められた向きとは異なる向きで重ね合わせた時に、前記収納部に収納された前記被収納物に当接することを特徴とする収納トレー。 - 請求項8から11のいずれか1項に記載の収納トレーにおいて、
前記第1の収納トレー及び前記第2の収納トレーは、同一のトレーであり、
前記複数の収納部は、前記第1の収納トレーと前記第2の収納トレーとを同じ向きで重ねた時に、それぞれの収納部が重なり合うと共に、第1の収納トレーに対して第2の収納トレーを前記2方向に直交する垂直軸回りに180度回転させた状態で両トレーを重ねた時に、上段側のトレーの前記収納部が下段側のトレーの前記窪み部の上方に位置するように形成されていることを特徴とする収納トレー。 - 請求項8から12のいずれか1項に記載の収納トレーにおいて、
前記薄板は、前記横方向の長さよりも前記縦方向の長さが長い平面視矩形状に形成され、
前記複数の収納部は、前記縦方向に対しては前記薄板の横中心ラインを中心として左右対称に形成されると共に、前記横方向に対しては前記薄板の縦中心ラインを中心として左右非対称に形成されていることを特徴とする収納トレー。 - 請求項13に記載の収納トレーにおいて、
前記複数の収納部は、一定間隔を空けた状態で前記横方向に複数列並ぶように形成されていると共に、両端の2列に並んだ収納部が前記薄板の外縁からそれぞれ下記に示す距離だけ離間していることを特徴とする収納トレー。
一方の列に並んだ前記収納部が距離B1だけ離間し、他方の列に並んだ前記収納部が距離〔B1+(D+B0)/2〕だけ離間。
D;前記収納部の横方向の長さ
B0;前記一定間隔 - 請求項1から14のいずれか1項に記載の収納トレーと、
上面の一部に凸部を有し、前記収納トレーの前記収納部に収納された被収納物と、を備えていることを特徴とする収納体。 - 請求項15に記載の収納体において、
前記凸部は、指針軸であり、
前記被収納物は、時計駆動装置であることを特徴とする収納体。
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