JP2010096547A - Device and method for determining abnormal noise - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、異音判定装置および異音判定方法に関する。特に、本発明は、車両から発生される音に含まれる異音を判定する異音判定装置および異音判定方法に関する。 The present invention relates to an abnormal sound determination device and an abnormal sound determination method. In particular, the present invention relates to an abnormal sound determination device and an abnormal sound determination method for determining an abnormal sound included in a sound generated from a vehicle.
走行車両から発生される低級音は、ユーザに不快感を与える場合がある。工場出荷前の車両には、異音検査が実施される。 The lower sound generated from the traveling vehicle may give the user an unpleasant feeling. Abnormal noise inspection is performed on vehicles before factory shipment.
異音を検査する技術としては、下記の特許文献1に示すような異音判定装置が知られている。特許文献1に開示されている異音判定装置は、異音判定の対象とする複数の周波数帯域と、各周波数帯域に対応する判定パラメータとを検査者が設定することにより、音圧レベルと判定パラメータとを周波数帯域単位で比較するものである。このような構成によれば、周波数帯域単位で異なる判定パラメータを基準にして音圧レベルが判定されるため、製品の異音の有無を正確に判定することができる。
しかしながら、上記異音判定装置では、製品毎に判定パラメータを複数設定する必要があるため、設定作業が複雑になるという問題がある。特に、走行車両から発生される異音を検査する場合には、車両の種類のみならず、車両が走行する路面などの外部要因まで考慮して、判定パラメータを設定する必要がある。 However, in the above-described abnormal sound determination device, it is necessary to set a plurality of determination parameters for each product. In particular, when an abnormal noise generated from a traveling vehicle is inspected, it is necessary to set a determination parameter in consideration of not only the type of vehicle but also external factors such as a road surface on which the vehicle travels.
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものである。したがって、本発明の目的は、ユーザによる簡単な設定作業により車両の異音を正確に判定することができる異音判定装置および異音判定方法を提供することである。 The present invention has been made to solve the above-described problems. Accordingly, an object of the present invention is to provide an abnormal sound determination device and an abnormal sound determination method capable of accurately determining an abnormal noise of a vehicle by a simple setting operation by a user.
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。 The above object of the present invention is achieved by the following means.
本発明の異音判定装置は、記憶手段、受付手段、補正手段、集音手段、解析手段、および判定手段を有する。前記記憶手段は、検査対象車両で発生される音に含まれる異音を判定するための判定値を記憶している。前記受付手段は、前記車両の特性および前記車両が走行する路面の特性のうち、少なくとも一方の特性についてのユーザによる設定を受付ける。前記補正手段は、前記受付けられた特性に基づいて、前記記憶手段に記憶されている判定値を補正する。前記集音手段は、前記車両から発生される音を集音して、音データを取得する。前記解析手段は、前記取得された音データを周波数解析して、所定の周波数領域における音圧レベルを算出する。前記判定手段は、前記算出された音圧レベルと前記補正された判定値とを比較することによって、前記異音を判定する。 The abnormal sound determination apparatus of the present invention includes a storage unit, a reception unit, a correction unit, a sound collection unit, an analysis unit, and a determination unit. The said memory | storage means has memorize | stored the determination value for determining the abnormal sound contained in the sound generate | occur | produced by the test object vehicle. The accepting unit accepts a setting by a user for at least one of the characteristics of the vehicle and the characteristics of the road surface on which the vehicle travels. The correction unit corrects the determination value stored in the storage unit based on the received characteristic. The sound collecting means collects sound generated from the vehicle and acquires sound data. The analysis means performs frequency analysis on the acquired sound data to calculate a sound pressure level in a predetermined frequency region. The determination means determines the abnormal sound by comparing the calculated sound pressure level with the corrected determination value.
本発明の異音判定方法は、受付段階、補正段階、集音段階、解析段階、および判定段階を有する。前記受付段階は、検査対象車両の特性および前記車両が走行する路面の特性のうち、少なくとも一方の特性についてのユーザによる設定を受付ける。前記補正段階は、前記受付けられた特性に基づいて、前記車両で発生される音に含まれる異音を判定するための判定値を補正する。前記集音段階は、前記車両から発生される音を集音して、音データを取得する。前記解析段階は、前記取得された音データを周波数解析して、所定の周波数領域における音圧レベルを算出する。前記判定段階は、前記算出された音圧レベルと前記補正された判定値とを比較することによって、前記異音を判定する。 The abnormal sound determination method of the present invention includes a reception stage, a correction stage, a sound collection stage, an analysis stage, and a determination stage. The reception step receives a setting by the user for at least one of the characteristics of the vehicle to be inspected and the characteristics of the road surface on which the vehicle travels. The correction step corrects a determination value for determining an abnormal sound included in the sound generated by the vehicle based on the received characteristic. The sound collecting step collects sound generated from the vehicle and obtains sound data. The analysis step performs frequency analysis on the acquired sound data to calculate a sound pressure level in a predetermined frequency region. In the determination step, the abnormal sound is determined by comparing the calculated sound pressure level with the corrected determination value.
本発明の異音判定装置および異音判定方法によれば、車両の特性および路面の特性のうち少なくとも一方の特性に基づいて判定値が補正されるため、ユーザによる簡単な設定作業により車両の異音を正確に判定することができる。 According to the abnormal sound determination device and the abnormal sound determination method of the present invention, the determination value is corrected based on at least one of the vehicle characteristics and the road surface characteristics. Sound can be determined accurately.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、図中、同様の部材には同一の符号を用いた。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol was used for the same member in the figure.
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における異音判定装置の外観を示す図である。本実施の形態の異音判定装置は、検査対象車両の特性および当該車両が走行する路面の特性に基づいて評価ラインを補正し、補正後の評価ラインを基準に車両の異音の良否を判定するものである。
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram illustrating an appearance of an abnormal sound determination device according to a first embodiment of the present invention. The abnormal noise determination apparatus according to the present embodiment corrects an evaluation line based on characteristics of a vehicle to be inspected and characteristics of a road surface on which the vehicle travels, and determines whether the abnormal noise of the vehicle is good or not based on the corrected evaluation line. To do.
図1に示すとおり、本実施の形態の異音判定装置100は、マイクロホン110と装置本体部120とを備える。
As shown in FIG. 1, the abnormal
マイクロホン110は、車両で発生される音を集音するものである。マイクロホン110は、集音手段として、車両から発生される音を集音して音データを取得する。マイクロホン110は、信号線111を介して装置本体部120に電気的に接続されており、マイクロホン110からの信号は、装置本体部120に送信される。なお、マイクロホン自体は、一般的なマイクロホンであるため、詳細な説明は省略する。
The
装置本体部120は、マイクロホン110からの信号を受信して、車両の異音の良否を判定するものである。装置本体部120には、種々の入力ボタンから構成される入力部121、ならびに種々の表示灯およびディスプレイから構成される出力部122が設けられている。また、装置本体部120には、判定処理の終了などをユーザに報知するための警報ブザーおよび外部のPCとのデータ通信のためのUSB端子が設けられている。
The apparatus
次に、図2を参照して、図1に示す異音判定装置100における装置本体部120について詳細に説明する。図2は、図1に示す異音判定装置の概略構成を示すブロック図である。
Next, with reference to FIG. 2, the apparatus
図2に示すとおり、本実施の形態における装置本体部120は、入力部121、出力部122、記憶部123、および演算部124を備える。入力部121、出力部122、および記憶部123は、演算部124にそれぞれ電気的に接続されている。
As shown in FIG. 2, the apparatus
入力部121は、種々の入力ボタンから構成され、ユーザによる車両の特性などの入力に用いられる。入力部121は、受付手段として、車両の特性および車両が走行する路面の特性についてのユーザによる設定を受付ける。
The
出力部122は、種々の表示灯およびディスプレイを含み、車両の異音の良否判定結果などを出力する。
The
記憶部123は、マイクロホン110により取得される音データを格納する。また、記憶部123は、記憶手段として、検査対象車両で発生される音に含まれる異音を判定するための基本評価ライン(判定値)、および、基本評価ラインを補正するための補正値を記憶している。
The
演算部124は、演算回路およびフィルタ回路を含み、補正部(補正手段)、解析部(解析手段)、判定部(判定手段)、分割部(分割手段)、算出部(算出手段)、抽出部(抽出手段)、および音質判定部(音質判定手段)として機能する。
The
ここで、補正部は、入力部121により受付けられた車両の特性および路面の特性に基づいて基本評価ラインを補正するものである。解析部は、マイクロホン110で取得された音データを周波数解析して所定の周波数領域における音圧レベルを算出するものであり、判定部は、算出された音圧レベルと補正された評価ラインとを比較することによって、異音を判定するものである。分割部は、音データを所定の時間間隔で分割して、複数の分割データを生成するものである。算出部は、異音判定結果が良好と判定された複数の車両の音データに基づいて基本評価ラインを算出するものである。抽出部は、音データから所定の音情報を抽出するものであり、音質判定部は、抽出部により抽出された音情報に基づいて、車両の音質の良否を判定するものである。なお、各部の具体的な処理内容については、後述する。
Here, the correction unit corrects the basic evaluation line based on the vehicle characteristics and the road surface characteristics received by the
以上のとおり構成される本実施の形態の異音判定装置100によれば、ユーザによって設定される車両の特性および路面の特性に基づいて基本評価ラインが補正され、補正後の評価ラインを基準に、車両の異音の良否が判定される。以下、図3〜図8を参照して、本実施の形態の異音判定装置100における異音判定方法について説明する。
According to the abnormal
まず、図3を参照して、本実施の形態の異音判定方法における基本的な処理の流れについて説明する。図3は、本実施の形態の異音判定装置における異音判定方法を説明するためのフローチャートである。 First, with reference to FIG. 3, the basic processing flow in the abnormal sound determination method of the present embodiment will be described. FIG. 3 is a flowchart for explaining an abnormal sound determination method in the abnormal sound determination apparatus of the present embodiment.
図3に示すとおり、本実施の形態の異音判定方法では、まず、基本評価ラインが設定される(ステップS101)。より具体的には、車両から発生される音に含まれる異音を判定するための判定値の集合である基本評価ラインが設定される。本実施の形態では、異音の判定結果が良好な複数の車両の音データが記憶部123に記憶されており、異音の判定結果が良好な複数の車両の音データを平均化することにより基本評価ラインが算出される。算出された基本評価ラインは、記憶部123に記憶される。なお、ステップS101に示す基本評価ライン設定処理は、毎回実行される必要はなく、定期的に実行されることができる。あるいは、外部のPCによって基本評価ラインが算出され、異音判定装置100の出荷時に、USB端子を介して基本評価ラインが記憶部123に記憶されてもよい。あるいは、基本評価ラインは、ユーザにより任意に設定されてもよい。
As shown in FIG. 3, in the abnormal sound determination method of the present embodiment, first, a basic evaluation line is set (step S101). More specifically, a basic evaluation line that is a set of determination values for determining an abnormal sound included in a sound generated from the vehicle is set. In the present embodiment, the sound data of a plurality of vehicles with good abnormal sound determination results are stored in the
次に、評価ラインが補正される(ステップS102)。本実施の形態では、ユーザにより設定される車両の特性、路面の特性、温度範囲、および気圧範囲に基づいて、ステップS101に示す処理で設定された基本評価ラインが補正される。ステップS102に示す評価ライン補正処理についての詳細な説明は後述する。 Next, the evaluation line is corrected (step S102). In the present embodiment, the basic evaluation line set in the process shown in step S101 is corrected based on the vehicle characteristics, road surface characteristics, temperature range, and atmospheric pressure range set by the user. Detailed description of the evaluation line correction process shown in step S102 will be described later.
次に、車両から発生される音が計測される(ステップS103)。本実施の形態では、異音判定装置100が検査対象車両の後部座席に設置され、検査対象車両が評価路を走行している間に車両で発生される音が計測される。計測された音は、音データとして記憶部123に記憶される。
Next, the sound generated from the vehicle is measured (step S103). In the present embodiment, the
次に、車両の異音の良否が判定される(ステップS104)。本実施の形態では、ステップS103に示す処理で取得された音データが周波数解析され、音データの音圧レベルとステップS102に示す処理で補正された評価ラインとが比較されることによって、車両の異音の良否が判定される。ステップS104に示す異音判定処理についての詳細な説明は後述する。 Next, the quality of the vehicle noise is determined (step S104). In the present embodiment, the sound data acquired in the process shown in step S103 is subjected to frequency analysis, and the sound pressure level of the sound data is compared with the evaluation line corrected in the process shown in step S102. The quality of the abnormal sound is determined. Detailed description of the abnormal sound determination processing shown in step S104 will be described later.
次に、車両の音の音質が判定される(ステップS105)。本実施の形態では、ステップS103に示す処理で取得された音データに対して、種々のフィルタリング処理が実行され、車両から発生される音の音質の良否が判定される。ステップS105に示す音質判定処理についての詳細な説明は後述する。 Next, the sound quality of the vehicle sound is determined (step S105). In the present embodiment, various filtering processes are performed on the sound data acquired in the process shown in step S103, and the quality of the sound generated from the vehicle is determined. Detailed description of the sound quality determination process shown in step S105 will be described later.
そして、解析結果が出力され(ステップS106)、処理が終了される。本実施の形態では、ステップS104に示す異音判定処理およびステップS105に示す音質判定処理の判定結果に基づいて、出力部122としての表示灯が点灯する。
Then, the analysis result is output (step S106), and the process is terminated. In the present embodiment, the indicator lamp as the
以上のとおり、図3に示すフローチャートの処理によれば、まず、基準評価ラインが算出されて記憶部123に記憶される。そして、ユーザによる種々の設定に基づいて基本評価ラインが補正され、補正された評価ラインに基づいて、車両の異音の良否が判定される。加えて、車両で発生される音の音質の良否が判定される。以下、図4〜図8を参照しつつ、図3のフローチャートに示す各処理について詳細に説明する。
As described above, according to the processing of the flowchart illustrated in FIG. 3, first, the reference evaluation line is calculated and stored in the
まず、図4を参照して、図3のステップS102に示す評価ライン補正処理について説明する。図4は、図3のステップS102に示す評価ライン補正処理を説明するためのフローチャートである。 First, the evaluation line correction process shown in step S102 of FIG. 3 will be described with reference to FIG. FIG. 4 is a flowchart for explaining the evaluation line correction process shown in step S102 of FIG.
図4に示すとおり、本実施の形態における評価ライン補正処理では、まず、検査対象車両の特性についてのユーザによる設定が受付けられる(ステップS201)。本実施の形態では、予め分類される4つの車両サイズ(S、M、L、およびLL)の中から、ユーザのボタン操作によって一の車両サイズが選択されることにより、検査対象車両の特性についての設定が受付けられる。 As shown in FIG. 4, in the evaluation line correction process according to the present embodiment, first, user settings regarding the characteristics of the vehicle to be inspected are accepted (step S201). In the present embodiment, one vehicle size is selected by a user's button operation from among four vehicle sizes (S, M, L, and LL) that are classified in advance. The setting is accepted.
次に、車両の特性に応じた第1の補正値Kが決定される(ステップS202)。本実施の形態では、下記の表1に示すとおり、車両サイズ毎に第1の補正値Kが予め設定されており、ステップS201に示す処理で設定された車両の特性に対応する第1の補正値Kが決定される。 Next, a first correction value K corresponding to the characteristics of the vehicle is determined (step S202). In the present embodiment, as shown in Table 1 below, the first correction value K is preset for each vehicle size, and the first correction corresponding to the characteristics of the vehicle set in the process shown in step S201. The value K is determined.
なお、一般的に、検査対象車両のサイズが小さいほど、車室内の音は全体的に大きくなる傾向がある。このため、検査対象車両が小型車(S)である場合には、大型車(LL)よりも評価ラインを甘めに設定しないと、一般的な音まで異音と判定されてしまうおそれがある。したがって、車両サイズが小さいほど補正後の評価ラインの音圧レベルが高くなるように、第1の補正値Kは設定されている。 In general, as the size of the vehicle to be inspected is smaller, the sound in the passenger compartment tends to increase overall. For this reason, when the vehicle to be inspected is a small car (S), if the evaluation line is not set more gently than the large car (LL), it may be determined that a general sound is abnormal. Therefore, the first correction value K is set so that the sound pressure level of the evaluation line after correction increases as the vehicle size decreases.
次に、車両が走行する路面の特性についてのユーザによる設定が受付けられる(ステップS203)。本実施の形態では、予め分類される3つの路面(舗装路、石畳路、砂利路など)の中から、ユーザのボタン操作によって一の路面が選択されることにより、路面の特性についての設定が受付けられる。 Next, the setting by the user regarding the characteristics of the road surface on which the vehicle travels is accepted (step S203). In the present embodiment, setting of the road surface characteristics is performed by selecting one road surface by a user's button operation from three road surfaces (paved road, cobblestone road, gravel road, etc.) classified in advance. Accepted.
次に、車両が走行する路面の特性に応じた第2の補正値Rが決定される(ステップS204)。本実施の形態では、下記の表2に示すとおり、路面毎に第2の補正値Rが予め設定されており、ステップS203に示す処理で設定された路面の特性に対応する第2の補正値Rが決定される。 Next, a second correction value R corresponding to the characteristics of the road surface on which the vehicle travels is determined (step S204). In the present embodiment, as shown in Table 2 below, the second correction value R is preset for each road surface, and the second correction value corresponding to the road surface characteristics set in the process shown in step S203. R is determined.
なお、一般的に、路面の凹凸が大きいほど、走行車両の車室内の音は全体的に大きくなる傾向がある。このため、走行路が凹凸の大きい砂利路(未舗装路)である場合には、凹凸の小さい舗装路よりも評価ラインを甘めに設定しないと、一般的な音まで異音と判定されてしまうおそれがある。したがって、路面の凹凸が大きいほど補正後の評価ラインの音圧レベルが高くなるように、第2の補正値Rは設定されている。 In general, the larger the road surface unevenness, the greater the overall noise in the passenger compartment of the traveling vehicle. For this reason, if the running road is a gravel road with large unevenness (unpaved road), if the evaluation line is not set sweeter than a paved road with small unevenness, it will be judged as abnormal noise up to a general sound. There is a risk that. Therefore, the second correction value R is set so that the sound pressure level of the evaluation line after correction increases as the road surface unevenness increases.
次に、車両の周囲の温度についてのユーザによる設定が受付けられる(ステップS205)。本実施の形態では、予め設定される3つの温度範囲の中から、ユーザのボタン操作によって一の温度範囲が選択されることにより、温度についての設定が受付けられる。 Next, the setting by the user about the temperature around the vehicle is accepted (step S205). In the present embodiment, a temperature setting is accepted by selecting one temperature range from among three preset temperature ranges by a user's button operation.
次に、温度範囲に応じた第3の補正値Tが決定される(ステップS206)。本実施の形態では、下記の表3に示すとおり、温度範囲毎に第3の補正値Tが予め設定されており、ステップS205に示す処理で選択された温度範囲に対応する第3の補正値Tが決定される。 Next, a third correction value T corresponding to the temperature range is determined (step S206). In the present embodiment, as shown in Table 3 below, a third correction value T is preset for each temperature range, and the third correction value corresponding to the temperature range selected in the process shown in step S205. T is determined.
なお、一般的に、周囲の温度が低いほど、走行車両の車室内の音は全体的に大きくなる傾向がある。このため、周囲の温度が低い場合には、温度が高い場合よりも評価ラインを甘めに設定しないと、一般的な音まで異音と判定されてしまうおそれがある。したがって、温度が低いほど補正後の評価ラインの音圧レベルが高くなるように、第3の補正値Tは設定されている。 In general, the lower the ambient temperature, the greater the overall noise in the passenger compartment of the traveling vehicle. For this reason, when the ambient temperature is low, if the evaluation line is not set sweeter than when the temperature is high, there is a possibility that even a general sound is determined to be abnormal. Therefore, the third correction value T is set so that the sound pressure level of the evaluation line after correction increases as the temperature decreases.
次に、車両の周囲の気圧についてのユーザによる設定が受付けられる(ステップS207)。本実施の形態では、予め設定される3つの気圧範囲の中から、ユーザのボタン操作によって一の気圧範囲が選択されることにより、気圧についての設定が受付けられる。 Next, the setting by the user about the atmospheric pressure around the vehicle is accepted (step S207). In the present embodiment, setting of the atmospheric pressure is accepted by selecting one atmospheric pressure range from among the three atmospheric pressure ranges set in advance by a user's button operation.
次に、気圧範囲に応じた第4の補正値Aが決定される(ステップS208)。本実施の形態では、下記の表4に示すとおり、気圧範囲毎に第4の補正値Pが予め設定されており、ステップS207に示す処理で選択された気圧範囲に対応する第4の補正値Aが決定される。 Next, a fourth correction value A corresponding to the atmospheric pressure range is determined (step S208). In the present embodiment, as shown in Table 4 below, a fourth correction value P is preset for each atmospheric pressure range, and the fourth correction value corresponding to the atmospheric pressure range selected in the process shown in step S207. A is determined.
なお、一般的に、周囲の気圧が高いほど、走行車両の車室内の音は全体的に大きくなる傾向がある。このため、周囲の気圧が高い場合には、気圧が低い場合よりも評価ラインを甘めに設定しないと、一般的な音まで異音と判定されてしまうおそれがある。したがって、気圧が高いほど補正後の評価ラインの音圧レベルが高くなるように、第4の補正値Aは設定されている。 In general, the higher the ambient atmospheric pressure, the greater the overall noise in the passenger compartment of the traveling vehicle. For this reason, when the surrounding atmospheric pressure is high, if the evaluation line is not set more gently than when the atmospheric pressure is low, there is a possibility that even a general sound is determined to be an abnormal sound. Therefore, the fourth correction value A is set so that the higher the atmospheric pressure, the higher the sound pressure level of the corrected evaluation line.
そして、基本評価ラインが補正され(ステップS209)、処理が終了される。本実施の形態では、ステップS201〜S208に示す処理により決定された第1〜第4の補正値K,R,T,Aに基づいて、基本評価ラインが補正される。具体的には、下記(1)式に示すとおり、周波数の関数P(f)で表現される基本評価ラインP(f)に、第1〜第4の補正値K,R,T,Aが加算されることにより、補正後の評価ラインP’(f)が算出される。 Then, the basic evaluation line is corrected (step S209), and the process ends. In the present embodiment, the basic evaluation line is corrected based on the first to fourth correction values K, R, T, and A determined by the processing shown in steps S201 to S208. Specifically, as shown in the following equation (1), the first to fourth correction values K, R, T, and A are included in the basic evaluation line P (f) expressed by the frequency function P (f). By adding, the corrected evaluation line P ′ (f) is calculated.
評価ラインP’(f)= 基本評価ラインP(f)+K+R+T+A …(1)
図5は、基本評価ラインを補正する処理を説明するための図である。
Evaluation line P ′ (f) = Basic evaluation line P (f) + K + R + T + A (1)
FIG. 5 is a diagram for explaining processing for correcting the basic evaluation line.
図5の破線は、予め記憶されている基本評価ラインP(f)を示し、実線は、補正後の評価ラインP’(f)を示す。図5の横軸は周波数であり、縦軸は音圧レベルである。 The broken line in FIG. 5 indicates the basic evaluation line P (f) stored in advance, and the solid line indicates the corrected evaluation line P ′ (f). In FIG. 5, the horizontal axis represents frequency, and the vertical axis represents sound pressure level.
図5に示すとおり、本実施の形態の評価ライン補正処理では、ユーザによる設定に対応する補正値が加算されることによって、基本評価ラインP(f)が上方または下方に平行移動するように補正される。言い換えれば、車両の特性、路面の特性、温度範囲、および気圧範囲についてのユーザによる設定に基づいて、異音判定が甘くなる方向または厳しくなる方向に、評価ラインが補正される。 As shown in FIG. 5, in the evaluation line correction process of the present embodiment, correction is performed so that the basic evaluation line P (f) is translated upward or downward by adding a correction value corresponding to the setting by the user. Is done. In other words, the evaluation line is corrected in a direction in which the abnormal sound determination becomes sweeter or more severe, based on user settings for vehicle characteristics, road surface characteristics, temperature range, and atmospheric pressure range.
以上のとおり、図4に示すフローチャートの処理によれば、まず、車両サイズ、路面、温度範囲、および気圧範囲がユーザのボタン操作により設定され、これらの設定に応じて補正値が決定される。そして、決定された補正値に基づいて、基本評価ラインが補正される。このような構成によれば、ユーザの簡単なボタン操作により、異音を判定するための評価ラインを設定することができる。 As described above, according to the processing of the flowchart shown in FIG. 4, first, the vehicle size, road surface, temperature range, and atmospheric pressure range are set by the user's button operation, and the correction value is determined according to these settings. Then, the basic evaluation line is corrected based on the determined correction value. According to such a configuration, an evaluation line for determining abnormal noise can be set by a simple button operation by the user.
なお、車両サイズおよび路面の凹凸と比較して、温度および気温の評価ラインに対する影響度は小さいため、図4のステップS205〜S208に示す処理は省略されてもよい。あるいは、図4のステップS205〜S208に示す処理は、季節の移り変わりに応じて数ヶ月毎に実行されてもよい。 In addition, since the influence degree with respect to the evaluation line of temperature and temperature is small compared with the vehicle size and the unevenness | corrugation of a road surface, the process shown to FIG.4 S205-S208 may be abbreviate | omitted. Or the process shown to step S205-S208 of FIG. 4 may be performed every several months according to the change of a season.
次に、図6を参照して、図3のステップS104に示す異音判定処理について詳細に説明する。図6は、図3のステップS104に示す異音判定処理を説明するためのフローチャートである。 Next, with reference to FIG. 6, the abnormal sound determination process shown in step S104 of FIG. 3 will be described in detail. FIG. 6 is a flowchart for explaining the abnormal sound determination process shown in step S104 of FIG.
図6に示すとおり、本実施の形態における異音判定処理では、まず、音データが所定の時間間隔で分割される(ステップS301)。本実施の形態では、図3のステップS103に示す処理で取得された音データが分割されて、複数の時分割音データが生成される。ここで、上記所定の時間間隔は、評価路を走行する車両の振動などにともなって突発的に発生される音を検出することができる程度に短い時間であり、たとえば、0.1〜1秒の範囲で設定される。 As shown in FIG. 6, in the abnormal sound determination process according to the present embodiment, first, sound data is divided at predetermined time intervals (step S301). In the present embodiment, the sound data acquired in the process shown in step S103 of FIG. 3 is divided to generate a plurality of time-division sound data. Here, the predetermined time interval is a time that is short enough to detect a sound suddenly generated due to vibration of the vehicle traveling on the evaluation road, for example, 0.1 to 1 second. It is set in the range.
次に、複数の時分割音データの中から一の時分割音データが選択される(ステップS302)。本実施の形態では、計測開始時点からの時分割音データが順次に周波数解析されるように、ステップS301に示す処理で生成された複数の時分割音データの中から一の時分割音データが選択される。 Next, one time division sound data is selected from the plurality of time division sound data (step S302). In the present embodiment, one time-division sound data is selected from the plurality of time-division sound data generated in the process shown in step S301 so that the time-division sound data from the measurement start time is sequentially analyzed. Selected.
次に、選択された時分割音データがフィルタリング処理される(ステップS303)。本実施の形態では、後続する周波数解析処理に先立って、ステップS301に示す処理で分割された時分割音データをフィルタリング処理することにより、時分割音データに含まれるノイズおよび解析対象ではない周波数帯域のデータが除去される。 Next, the selected time division sound data is subjected to filtering processing (step S303). In the present embodiment, prior to the subsequent frequency analysis process, the time-division sound data divided by the process shown in step S301 is subjected to a filtering process, so that the noise included in the time-division sound data and the frequency band not to be analyzed Data is removed.
次に、高速フーリエ変換(以下、FFTと称する)解析が実行される(ステップS304)。本実施の形態では、ステップS303に示す処理でフィルタリング処理された時分割音データに対してFFTが実行され、所定の周波数領域における音圧レベル(音圧スペクトル)が算出される。 Next, fast Fourier transform (hereinafter referred to as FFT) analysis is performed (step S304). In the present embodiment, FFT is performed on the time-division sound data filtered in the process shown in step S303, and a sound pressure level (sound pressure spectrum) in a predetermined frequency region is calculated.
次に、算出された音圧レベルと補正後の評価ラインP’(f)とが比較される(ステップS305)。本実施の形態では、ステップS304に示す処理で算出された音データの音圧レベルと、上述の評価ライン補正処理で補正された評価ラインP’(f)とが比較される。 Next, the calculated sound pressure level is compared with the corrected evaluation line P ′ (f) (step S305). In the present embodiment, the sound pressure level of the sound data calculated in the process shown in step S304 is compared with the evaluation line P ′ (f) corrected by the above-described evaluation line correction process.
そして、異音がカウントされる(ステップS306)。本実施の形態では、図7に示すとおり、補正後の評価ラインP’(f)を超える音圧レベルを有する音が異音と判定され、異音の数(たとえば、3個)がカウントされる。 Then, abnormal noise is counted (step S306). In the present embodiment, as shown in FIG. 7, a sound having a sound pressure level that exceeds the corrected evaluation line P ′ (f) is determined as an abnormal sound, and the number of abnormal sounds (for example, 3) is counted. The
そして、カウントされた異音の数が許容値未満か否かが判断される(ステップS307)。カウントされた異音の数が許容値未満の場合(ステップS307:YES)、車両の異音は良好と判断され(ステップS308)、ステップS310以下の処理に移行する。一方、カウントされた異音の数が許容値以上の場合(ステップS307:NO)、車両の異音は不良と判断され(ステップS309)、ステップS310以下の処理に移行する。 Then, it is determined whether or not the counted number of abnormal sounds is less than an allowable value (step S307). When the counted number of abnormal sounds is less than the allowable value (step S307: YES), it is determined that the abnormal noise of the vehicle is good (step S308), and the process proceeds to step S310 and subsequent steps. On the other hand, if the counted number of abnormal sounds is equal to or greater than the allowable value (step S307: NO), the abnormal noise of the vehicle is determined to be defective (step S309), and the process proceeds to step S310 and subsequent steps.
次に、すべての時分割音データが、異音判定されたか否かが判断される(ステップS310)。すべての時分割音データが異音判定されていない場合(ステップS310:NO)、すべての時分割音データが異音判定されるまで、ステップS302以下の処理が繰り返される。一方、すべての時分割音データが異音判定された場合(ステップS310:YES)、処理が終了される。 Next, it is determined whether or not all of the time-division sound data has been determined to be abnormal (step S310). When all the time-division sound data are not determined to be abnormal sounds (step S310: NO), the processes in and after step S302 are repeated until all the time-division sound data are determined to be abnormal sounds. On the other hand, when all the time-division sound data are determined to be abnormal sounds (step S310: YES), the process is terminated.
以上のとおり、図6に示すフローチャートの処理によれば、車両で発生される音の音データが周波数解析され、補正された評価ラインと比較されることにより、車両の異音の良否が判定される。このとき、音データを所定の時間間隔で複数に分割することにより、音データを平均化することなく、車両の振動などにともなって突発的に発生される音を確実に検出することができる。また、異音の数をカウントして車両の異音の良否を判定することにより、誤判定が防止される。 As described above, according to the processing of the flowchart shown in FIG. 6, the sound data of the sound generated in the vehicle is frequency-analyzed and compared with the corrected evaluation line, thereby determining whether or not the abnormal sound of the vehicle is good. The At this time, by dividing the sound data into a plurality at predetermined time intervals, it is possible to reliably detect a sound suddenly generated due to the vibration of the vehicle or the like without averaging the sound data. Moreover, erroneous determination is prevented by counting the number of abnormal sounds to determine whether the vehicle abnormal noise is good or bad.
そして、本実施の形態の異音判定装置および異音判定方法によれば、ユーザが車両の特性および路面の特性を設定することにより評価ラインが補正され、補正された評価ラインに基づいて車両の異音の良否が判定される。したがって、ユーザによる簡単な設定作業により、車両の異音の良否を正確に判定することができる。 Then, according to the abnormal sound determination device and the abnormal sound determination method of the present embodiment, the evaluation line is corrected by the user setting the vehicle characteristics and the road surface characteristics, and the vehicle is determined based on the corrected evaluation lines. The quality of the abnormal sound is determined. Therefore, it is possible to accurately determine whether the vehicle noise is good or not by a simple setting operation by the user.
最後に、図8を参照して、図3のステップS105に示す音質判定処理について詳細に説明する。図8は、図3のステップS105に示す音質判定処理を説明するためのフローチャートである。 Finally, with reference to FIG. 8, the sound quality determination process shown in step S105 of FIG. 3 will be described in detail. FIG. 8 is a flowchart for explaining the sound quality determination process shown in step S105 of FIG.
図8に示すとおり、本実施の形態の音質判定処理では、まず、音データに対して音響フィルタリング処理が実行される(ステップS401)。本実施の形態では、図3のステップS103に示す処理で取得された音データに対して、種々の音響フィルタリング処理が実行され、所定の音情報が取得される。ここで、所定の音情報とは、ラウドネス、シャープネス、およびラフネスなどの感覚尺度が数値化されたものである。なお、これらの音情報を抽出するための音響フィルタ自体は、一般的な音響フィルタであるため、詳細な説明は省略する。 As shown in FIG. 8, in the sound quality determination process of the present embodiment, first, an acoustic filtering process is performed on sound data (step S401). In the present embodiment, various acoustic filtering processes are performed on the sound data acquired in the process shown in step S103 of FIG. 3, and predetermined sound information is acquired. Here, the predetermined sound information is obtained by quantifying sensory measures such as loudness, sharpness, and roughness. In addition, since the acoustic filter itself for extracting these sound information is a general acoustic filter, detailed description is abbreviate | omitted.
そして、音響フィルタリング処理された音データの値が許容値未満か否かが判断される(ステップS402)。本実施の形態では、ステップS401に示す処理で音響フィルタリング処理された音データの値が、許容値未満か否かが判断される。 Then, it is determined whether or not the value of the sound data subjected to the acoustic filtering process is less than an allowable value (step S402). In the present embodiment, it is determined whether or not the value of the sound data subjected to the acoustic filtering process in the process shown in step S401 is less than the allowable value.
音響フィルタリング処理された音データの値が許容値未満の場合(ステップS402:YES)、車両で発生される音の音質が良好と判断され(ステップS403)、処理が終了される。一方、音響フィルタリング処理された音データの値が許容値以上の場合(ステップS402:NO)、車両で発生される音の音質が不良と判断され(ステップS404)、処理が終了される。 If the value of the sound data subjected to the acoustic filtering process is less than the allowable value (step S402: YES), it is determined that the sound quality of the sound generated by the vehicle is good (step S403), and the process is terminated. On the other hand, if the value of the sound data subjected to the acoustic filtering process is equal to or greater than the allowable value (step S402: NO), it is determined that the sound quality of the sound generated in the vehicle is poor (step S404), and the process is terminated.
以上のとおり、図8に示すフローチャートの処理によれば、音データに対して所定の音情報を抽出するための音響フィルタリング処理が実行され、車両で発生される音の音質の良否が判定される。このような構成によれば、車両で発生される音に含まれる異音の判定に加えて、車両で発生される音の音質の良否を判定することができる。 As described above, according to the process of the flowchart shown in FIG. 8, the sound filtering process for extracting predetermined sound information from the sound data is performed, and the quality of the sound generated in the vehicle is determined. . According to such a configuration, it is possible to determine whether the sound quality of the sound generated in the vehicle is good or bad in addition to the determination of the abnormal sound included in the sound generated in the vehicle.
以上のとおり、説明した本実施の形態は、以下の効果を奏する。 As described above, the described embodiment has the following effects.
(a)本実施の形態の異音判定装置は、記憶部、入力部、補正部、マイクロホン、解析部、および判定部を有する。記憶部は、検査対象車両で発生される音に含まれる異音を判定するための基本評価ラインを記憶している。入力部は、車両の特性および車両が走行する路面の特性についてのユーザによる入力を受付ける。補正部は、受付けられた特性に基づいて、記憶部に記憶されている基本評価ラインを補正する。マイクロホンは、車両から発生される音を集音して、音データを取得する。解析部は、取得された音データを周波数解析して、所定の周波数領域における音圧レベルを算出する。判定部は、算出された音圧レベルと補正された評価ラインとを比較することによって、異音を判定する。したがって、検査対象車両の特性および路面の特性に基づいて基本評価ラインが補正されるため、ユーザによる簡単な設定作業により車両の異音を正確に判定することができる。 (A) The abnormal sound determination device of the present embodiment includes a storage unit, an input unit, a correction unit, a microphone, an analysis unit, and a determination unit. The storage unit stores a basic evaluation line for determining an abnormal sound included in the sound generated in the inspection target vehicle. The input unit receives input from the user regarding the characteristics of the vehicle and the characteristics of the road surface on which the vehicle travels. A correction | amendment part correct | amends the basic evaluation line memorize | stored in the memory | storage part based on the received characteristic. The microphone collects sound generated from the vehicle and acquires sound data. The analysis unit performs frequency analysis on the acquired sound data and calculates a sound pressure level in a predetermined frequency region. The determination unit determines abnormal noise by comparing the calculated sound pressure level with the corrected evaluation line. Therefore, since the basic evaluation line is corrected based on the characteristics of the vehicle to be inspected and the characteristics of the road surface, it is possible to accurately determine the abnormal noise of the vehicle by a simple setting operation by the user.
(b)車両の特性は、車両サイズであって、補正部は、車両サイズが小さいほど補正後の評価ラインの音圧レベルが高くなるように基本評価ラインを補正する。したがって、検査対象車両の車種が変更される場合でも、ユーザによる車両サイズの設定により基本評価ラインが補正され、異音を正確に判定することができる。 (B) The characteristic of the vehicle is the vehicle size, and the correction unit corrects the basic evaluation line so that the sound pressure level of the evaluation line after correction increases as the vehicle size decreases. Therefore, even when the vehicle type of the vehicle to be inspected is changed, the basic evaluation line is corrected by setting the vehicle size by the user, and abnormal noise can be accurately determined.
(c)路面の特性は、路面の凹凸であって、補正部は、路面の凹凸が大きいほど補正後の評価ラインの音圧レベルが高くなるように、基本評価ラインを補正する。したがって、検査対象車両が走行する路面が変更される場合でも、ユーザによる路面の設定により基本評価ラインが補正され、異音を正確に判定することができる。 (C) The road surface characteristic is road surface unevenness, and the correction unit corrects the basic evaluation line so that the sound pressure level of the evaluation line after correction increases as the road surface unevenness increases. Therefore, even when the road surface on which the vehicle to be inspected travels is changed, the basic evaluation line is corrected by the setting of the road surface by the user, and abnormal noise can be accurately determined.
(d)本実施の形態の異音判定装置は、異音の判定結果が良好と判定された複数の車両の音データに基づいて、基本評価ラインを算出する算出部をさらに有する。したがって、基本評価ラインが精度よく設定されるため、より正確に異音を判定することができる。 (D) The abnormal sound determination apparatus according to the present embodiment further includes a calculation unit that calculates a basic evaluation line based on sound data of a plurality of vehicles determined to have good abnormal sound determination results. Therefore, since the basic evaluation line is set with high accuracy, it is possible to determine abnormal noise more accurately.
(e)入力部は、車両の周囲の温度についてのユーザによる設定を受付け、補正部は、車両の周囲の温度が低いほど補正後の評価ラインの音圧レベルが高くなるように、基本評価ラインを補正する。したがって、車両の周囲の温度に起因する誤判定要因が取り除かれるため、より正確に異音を判定することができる。 (E) The input unit accepts a user setting about the ambient temperature of the vehicle, and the correction unit has a basic evaluation line so that the lower the ambient temperature of the vehicle, the higher the sound pressure level of the corrected evaluation line. Correct. Therefore, the erroneous determination factor due to the ambient temperature of the vehicle is removed, so that abnormal noise can be determined more accurately.
(f)入力部は、車両の周囲の気圧についてのユーザによる設定を受付け、前記補正部は、気圧が高いほど補正後の評価ラインの音圧レベルが高くなるように、基本評価ラインを補正する。したがって、車両の周囲の気圧に起因する誤判定要因が取り除かれるため、より正確に異音を判定することができる。 (F) The input unit accepts a user setting for the atmospheric pressure around the vehicle, and the correction unit corrects the basic evaluation line so that the higher the atmospheric pressure, the higher the sound pressure level of the corrected evaluation line. . Therefore, since the erroneous determination factor caused by the atmospheric pressure around the vehicle is removed, it is possible to determine abnormal noise more accurately.
(g)本実施の形態の異音判定装置は、音データを所定の時間間隔で分割して、複数の時分割音データを生成する分割部をさらに有する。したがって、突発的に発生される異音が確実に検出されるため、より正確に異音を判定することができる。 (G) The abnormal sound determination device of the present embodiment further includes a dividing unit that divides sound data at predetermined time intervals to generate a plurality of time-division sound data. Therefore, since the abnormal noise generated suddenly is reliably detected, the abnormal noise can be determined more accurately.
(h)本実施の形態の異音判定装置は、音データから所定の音情報を抽出する抽出部と、抽出された音情報に基づいて、車両の音質の良否を判定する音質判定部と、をさらに有する。したがって、車両で発生される音に含まれる異音の判定に加えて、車両で発生される音の音質を判定することができる。 (H) The abnormal sound determination device of the present embodiment includes an extraction unit that extracts predetermined sound information from sound data, a sound quality determination unit that determines whether the sound quality of the vehicle is good based on the extracted sound information, It has further. Therefore, in addition to the determination of the abnormal sound included in the sound generated by the vehicle, the sound quality of the sound generated by the vehicle can be determined.
(i)本実施の形態の異音判定方法は、受付段階、補正段階、集音段階、解析段階、および判定段階を有する。受付段階は、検査対象車両の特性および車両が走行する路面の特性についてのユーザによる設定を受付ける。補正段階は、受付けられた特性に基づいて、車両で発生される音に含まれる異音を判定するための基本評価ラインを補正する。集音段階は、車両から発生される音を集音して、音データを取得する。解析段階は、取得された音データを周波数解析して、所定の周波数領域における音圧レベルを算出する。判定段階は、算出された音圧レベルと補正された評価ラインとを比較することによって、異音を判定する。したがって、検査対象車両の特性および路面の特性に基づいて基本評価ラインが補正されるため、ユーザによる簡単な設定作業により車両の異音を正確に判定することができる。 (I) The abnormal sound determination method of the present embodiment includes a reception stage, a correction stage, a sound collection stage, an analysis stage, and a determination stage. In the reception stage, settings by the user regarding the characteristics of the vehicle to be inspected and the characteristics of the road surface on which the vehicle runs are received. The correction stage corrects the basic evaluation line for determining the abnormal noise included in the sound generated by the vehicle based on the received characteristics. In the sound collection stage, sound data is collected by collecting sound generated from the vehicle. In the analysis stage, the acquired sound data is subjected to frequency analysis, and a sound pressure level in a predetermined frequency region is calculated. In the determination step, the abnormal sound is determined by comparing the calculated sound pressure level with the corrected evaluation line. Therefore, since the basic evaluation line is corrected based on the characteristics of the vehicle to be inspected and the characteristics of the road surface, it is possible to accurately determine the abnormal noise of the vehicle by a simple setting operation by the user.
(第2の実施の形態)
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、2つのマイクロホンを用いる実施の形態である。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. This embodiment is an embodiment using two microphones.
図9は、本発明の第2の実施の形態における異音判定装置の概略構成を説明するためのブロック図である。 FIG. 9 is a block diagram for illustrating a schematic configuration of the abnormal sound determination device according to the second embodiment of the present invention.
図9に示すとおり、本実施の形態の異音判定装置100は、第1のマイクロホン110a、第2のマイクロホン110b、および装置本体部120を備える。なお、本実施の形態の異音判定装置100が第2のマイクロホン110bを備えていることを除いては、本実施の形態の異音判定装置の構成は、第1の実施の形態における構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
As shown in FIG. 9, the abnormal
第2のマイクロホン110bは、検査対象車両200の外部に設置され、車両200の外部の音を集音するものである。第2のマイクロホン110bは、車外音集音手段として、車両200の外部の音を集音して、車外音データを取得する。また、演算部124は、車外音データに含まれる特徴的な音を音データから除去する除去部として機能する。このような構成によれば、ノイズ成分である特徴的な音が除去された音データから車両の異音が判定されるため、より正確に異音を判定することができる。
The
以上のとおり、説明した本実施の形態は、第1の実施の形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。 As described above, the present embodiment described has the following effects in addition to the effects of the first embodiment.
(j)本実施の形態の異音判定装置は、車両の外部の音を集音して、車外音データを取得する第2のマイクロホンと、車外音データに含まれる特徴的な音を音データから除去する除去部と、をさらに有する。したがって、音データに含まれるノイズ成分が除去されるため、より正確に異音を判定することができる。 (J) The abnormal sound determination device according to the present embodiment collects sounds outside the vehicle and acquires outside sound data, and the characteristic sounds included in the outside sound data are converted into sound data. And a removing section for removing from. Therefore, since the noise component contained in the sound data is removed, it is possible to determine the abnormal sound more accurately.
以上のとおり、説明した第1および第2の実施の形態において、本発明の異音判定装置および異音判定方法を説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。 As described above, the abnormal sound determination device and the abnormal sound determination method of the present invention have been described in the first and second embodiments described above. However, it goes without saying that the present invention can be appropriately added, modified, and omitted by those skilled in the art within the scope of the technical idea.
たとえば、第1および第2の実施の形態では、車両の特性として、車両サイズが採用され、車両サイズに応じて第1の補正値が設定された。しかしながら、車両の特性は、車両サイズに限定されるものではなく、たとえば、車両の高級感に応じて第1の補正値が設定されてもよい。 For example, in the first and second embodiments, the vehicle size is adopted as the vehicle characteristic, and the first correction value is set according to the vehicle size. However, the characteristics of the vehicle are not limited to the vehicle size. For example, the first correction value may be set according to the high-class feeling of the vehicle.
また、第1および第2の実施の形態では、車両の特性および路面の特性の両方に基づいて、基本評価ラインが補正された。しかしながら、基本評価ラインは、車両の特性および路面の特性の一方に基づいて補正されてもよい。たとえば、基本評価ラインが車両の特性にのみ基づいて補正される場合には、路面の特性に応じた基本評価ラインを予め記憶部に複数記憶させておき、まず、ユーザが複数の基本評価ラインの中から路面の特性に応じた一の基本評価ラインを選択する。そして、ユーザによる車両の特性についての設定に応じて第1の補正値が決定され、決定された第1の補正値により上記選択された基本評価ラインが補正される。 In the first and second embodiments, the basic evaluation line is corrected based on both the vehicle characteristics and the road surface characteristics. However, the basic evaluation line may be corrected based on one of the characteristics of the vehicle and the characteristics of the road surface. For example, when the basic evaluation line is corrected based only on the characteristics of the vehicle, a plurality of basic evaluation lines corresponding to the characteristics of the road surface are stored in advance in the storage unit. Select one basic evaluation line according to the road surface characteristics. Then, the first correction value is determined according to the setting of the vehicle characteristics by the user, and the selected basic evaluation line is corrected by the determined first correction value.
また、第1および第2の実施の形態では、FFT解析によって得られる所定の周波数領域全体の中で異音の数がカウントされた。しかしながら、所定の周波数領域を複数の周波数帯域に分割して、周波数帯域毎に異音の良否を判定してもよい。 In the first and second embodiments, the number of abnormal sounds is counted in the entire predetermined frequency region obtained by FFT analysis. However, the predetermined frequency region may be divided into a plurality of frequency bands, and the quality of abnormal noise may be determined for each frequency band.
100 異音判定装置、
110,110a,110b マイクロホン(集音手段、車外音集音手段)、
111 信号線、
120 装置本体部、
121 入力部(受付手段、温度設定受付手段、気圧設定受付手段)、
122 出力部、
123 記憶部(記憶手段)、
124 演算部(補正手段、解析手段、判定手段、算出手段、分割手段、抽出手段、音質判定手段、除去手段)、
200 車両。
100 abnormal noise determination device,
110, 110a, 110b microphones (sound collecting means, vehicle sound collecting means),
111 signal lines,
120 device body,
121 input unit (accepting means, temperature setting accepting means, atmospheric pressure setting accepting means),
122 output section,
123 storage unit (storage means),
124 arithmetic unit (correction means, analysis means, determination means, calculation means, division means, extraction means, sound quality determination means, removal means),
200 vehicles.
Claims (10)
前記車両の特性および前記車両が走行する路面の特性のうち、少なくとも一方の特性についてのユーザによる設定を受付ける受付手段と、
前記受付けられた特性に基づいて、前記記憶手段に記憶されている判定値を補正する補正手段と、
前記車両から発生される音を集音して、音データを取得する集音手段と、
前記取得された音データを周波数解析して、所定の周波数領域における音圧レベルを算出する解析手段と、
前記算出された音圧レベルと前記補正された判定値とを比較することによって、前記異音を判定する判定手段と、を有することを特徴とする異音判定装置。 Storage means for storing a determination value for determining an abnormal sound included in the sound generated in the vehicle to be inspected;
An accepting means for accepting a setting by a user for at least one of the characteristics of the vehicle and the characteristics of the road surface on which the vehicle travels;
Correction means for correcting the determination value stored in the storage means based on the accepted characteristics;
Sound collecting means for collecting sound generated from the vehicle and obtaining sound data;
Analyzing means for performing frequency analysis on the acquired sound data and calculating a sound pressure level in a predetermined frequency region;
An abnormal sound determination apparatus comprising: a determination unit configured to determine the abnormal sound by comparing the calculated sound pressure level with the corrected determination value.
前記補正手段は、前記車両の大きさが小さいほど前記補正後の判定値の音圧レベルが高くなるように、前記判定値を補正することを特徴とする請求項1に記載の異音判定装置。 The characteristic of the vehicle is the size of the vehicle,
The abnormal sound determination device according to claim 1, wherein the correction unit corrects the determination value so that a sound pressure level of the determination value after the correction increases as the size of the vehicle decreases. .
前記補正手段は、前記路面の凹凸が大きいほど前記補正後の判定値の音圧レベルが高くなるように、前記判定値を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の異音判定装置。 The characteristic of the road surface is unevenness of the road surface,
3. The abnormal sound determination according to claim 1, wherein the correction unit corrects the determination value such that a sound pressure level of the determination value after the correction increases as the unevenness of the road surface increases. apparatus.
前記記憶手段は、前記算出手段で算出された判定値を記憶していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の異音判定装置。 Further comprising a calculation means for calculating the determination value based on the sound data of the plurality of vehicles determined to have good determination results of the abnormal noise;
The abnormal sound determination apparatus according to claim 1, wherein the storage unit stores the determination value calculated by the calculation unit.
前記補正手段は、前記温度が低いほど前記補正後の判定値の音圧レベルが高くなるように、前記判定値を補正することを特徴とする請求項1に記載の異音判定装置。 A temperature setting receiving means for receiving a setting by a user about the temperature around the vehicle;
The abnormal sound determination apparatus according to claim 1, wherein the correction unit corrects the determination value so that a sound pressure level of the determination value after the correction increases as the temperature decreases.
前記補正手段は、前記気圧が高いほど前記補正後の判定値の音圧レベルが高くなるように、前記判定値を補正することを特徴とする請求項1に記載の異音判定装置。 Further comprising atmospheric pressure setting accepting means for accepting a setting by the user about the atmospheric pressure around the vehicle;
The abnormal sound determination apparatus according to claim 1, wherein the correction unit corrects the determination value so that a sound pressure level of the determination value after the correction increases as the atmospheric pressure increases.
前記解析手段は、前記分割データを周波数解析して前記音圧レベルを算出し、
前記判定手段は、前記所定の時間間隔毎に前記異音を判定することを特徴とする請求項1に記載の異音判定装置。 Further comprising a dividing means for dividing the sound data at a predetermined time interval to generate a plurality of divided data;
The analysis means calculates the sound pressure level by performing frequency analysis on the divided data,
The abnormal sound determination device according to claim 1, wherein the determination unit determines the abnormal sound at every predetermined time interval.
前記抽出された音情報に基づいて、前記音の音質の良否を判定する音質判定手段と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の異音判定装置。 Extraction means for extracting predetermined sound information from the sound data;
The abnormal sound determination device according to claim 1, further comprising sound quality determination means for determining quality of the sound based on the extracted sound information.
前記車外音データに含まれる特徴的な音を前記音データから除去する除去手段と、をさらに有し、
前記判定手段は、前記特徴的な音が除去された前記音データから、前記異音を判定することを特徴とする請求項1に記載の異音判定装置。 Vehicle outside sound collection means for collecting outside sound of the vehicle and obtaining vehicle outside sound data;
Removing means for removing characteristic sounds included in the sound data outside the vehicle from the sound data;
The abnormal sound determination apparatus according to claim 1, wherein the determination unit determines the abnormal sound from the sound data from which the characteristic sound has been removed.
前記受付けられた特性に基づいて、前記車両で発生される音に含まれる異音を判定するための判定値を補正する段階と、
前記車両から発生される音を集音して、音データを取得する段階と、
前記取得された音データを周波数解析して、所定の周波数領域における音圧レベルを算出する段階と、
前記算出された音圧レベルと前記補正された判定値とを比較することによって、前記異音を判定する段階と、を有することを特徴とする異音判定方法。 Receiving a setting by the user for at least one of the characteristics of the vehicle to be inspected and the characteristics of the road surface on which the vehicle travels;
Correcting a determination value for determining an abnormal sound included in the sound generated in the vehicle based on the received characteristic;
Collecting sound generated from the vehicle to obtain sound data;
Analyzing the frequency of the acquired sound data to calculate a sound pressure level in a predetermined frequency region;
Comparing the calculated sound pressure level with the corrected determination value, and determining the abnormal noise.
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