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JP2010088037A - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

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JP2010088037A JP2008257566A JP2008257566A JP2010088037A JP 2010088037 A JP2010088037 A JP 2010088037A JP 2008257566 A JP2008257566 A JP 2008257566A JP 2008257566 A JP2008257566 A JP 2008257566A JP 2010088037 A JP2010088037 A JP 2010088037A
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剛 村上
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Abstract

【課題】付箋画像が選択的に合成された複数の原稿画像を扱うときに、付箋により関連付けられた複数の原稿を容易に把握する。
【解決手段】付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行い、この抽出した付箋画像を原稿画像の所定位置に重ねて合成するようにしている。また、1グループの第1頁目の原稿画像から付箋画像を抽出すると、この抽出した付箋画像を同一グループの各原稿画像全てに合成している。つまり、同一グループに属するのであれば、第1頁目の原稿画像だけではなく、第2頁目以降の他の原稿画像にも付箋画像を合成している。これにより、同一グループの各複写原稿を容易に把握することが可能になる。
【選択図】図4

Description

本発明は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置及び画像処理方法に関する。
この種の従来の装置としては、特許文献1に記載のものがある。ここでは、原稿画像を読取り、読取った原稿画像から該原稿に添付された付箋画像を抽出し、この付箋画像を加工したり、原稿画像上での付箋画像に対するドラッグアンドドロップ操作により原稿画像上の任意の位置に付箋画像を移動させることを可能にしている。
特開2007−4621号公報
ところで、順番に重ねて纏められた複数の原稿に付箋を添付する場合は、各原稿全てに付箋を添付するのではなく、選択した特定の原稿だけに付箋を添付することが多い。例えば、複数の原稿をグループ分けし、グループ毎に、第1頁目の原稿だけに付箋を添付し、第2頁目から最終頁までの他の原稿には付箋を添付しないという使用形態がある。この場合は、最終頁に引き続く次の原稿が次のグループの第1頁目となって、この次の原稿に別の付箋が添付されるので、付箋が添付された頁から次の別の付箋が添付された頁の1頁前までが1グループの各原稿となる。
また、多数の原稿が重ねて纏められた状態であっても、付箋を容易に視認して、1グループの各原稿を容易に把握することができように、付箋を原稿の縁から突出するように添付している。
しかしながら、上記特許文献1のように原稿画像上に付箋画像を合成した場合は、先頭頁の原稿の付箋を直接視ることができても、次頁以降の原稿については原稿をめくらなければ、付箋を視ることができない。このため、付箋が合成された頁から次の別の付箋が合成された頁の1頁前までが1グループであると分っていても、次の別の付箋が合成された頁の原稿を探し出すことが困難であり、付箋を活用することができなかった。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、付箋画像が選択的に合成された複数の原稿画像を扱うときに、付箋により関連付けられた複数の原稿を容易に把握することが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置において、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付け手段と、前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力する画像出力手段とを備えている。
また、本発明の画像処理装置は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置において、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付け手段と、前記付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力する画像出力手段とを備えている。
例えば、前記関連付け手段は、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び次の別の付箋画像が抽出された原稿画像の1頁前までの順次読取られた他の原稿画像に関連付ける。
また、前記付箋画像の抽出処理、前記関連付け手段による処理、及び前記画像出力手段による処理を行うモードと、これらの処理を行わずに、前記読取られた各原稿画像を単に出力するモードとのいずれかを選択指示する指示入力手段を備えている。
更に、前記画像出力手段は、前記付箋画像を変倍出力している。
また、前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像を1つのファイルとして記憶する記憶手段を備えている。
更に、前記付箋画像に含まれる文字列もしくは前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像に含まれるそれぞれの文字列をテキストデータに変換する変換手段を備えている。
また、本発明の画像処理装置は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置において、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付け手段と、前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力する第1画像出力手段と、前記付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力する第2画像出力手段と、前記第1及び第2画像出力手段のいずれかを選択して、第1及び第2画像出力手段のいずれかにより原稿画像を出力させる選択入力手段とを備えている。
更に、本発明の画像処理装置は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置において、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付け手段と、前記付箋画像と前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像を1つのファイルとして記憶する記憶手段とを備えている。
一方、本発明の画像処理方法は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理方法において、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付けステップと、前記関連付けステップで付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力する画像出力ステップとを含んでいる。
また、本発明の画像処理方法は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理方法において、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付けステップと、前記付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて前記関連付けステップで付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力する画像出力ステップとを含んでいる。
更に、本発明の画像処理方法は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理方法において、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付けステップと、前記関連付けステップで付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力する第1画像出力ステップと、前記付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて前記関連付けステップで付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力する第2画像出力ステップと、前記第1及び第2画像出力ステップのいずれかを選択して、第1及び第2画像出力ステップのいずれかで原稿画像を出力させる選択入力ステップとを含んでいる。
また、本発明の画像処理方法は、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理方法において、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付けステップと、前記付箋画像と前記関連付けステップで該付箋画像に関連付けられた各原稿画像を1つのファイルとしてメモリに記憶する記憶ステップとを含んでいる。
本発明の画像処理装置では、付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付け、この付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力している。従って、関連付けられた各原稿画像上には共通の付箋画像が合成されており、いずれの原稿画像についても、他の原稿画像との関連付け等をその付箋画像に基づいて直ちに判断することができる。
また、仮に、出力された複数の原稿画像がバラバラになったとしても、各原稿画像の付箋画像に基づいて該各原稿画像を容易に整理することができる。
また、本発明の画像処理装置では、付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付け、付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力している。このように付箋画像が1枚の画像として出力されると、付箋画像の頁を探し出し易くなる。また、付箋画像に引き続いて関連の各原稿画像を出力しているので、これらの原稿画像も容易に判別することができる。
例えば、付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び次の別の付箋画像が抽出された原稿画像の1頁前までの順次読取られた他の原稿画像に関連付けている。この場合は、付箋が添付された頁から次の付箋が添付された頁の1頁前までが1グループの各原稿となる。
また、付箋画像の抽出処理、原稿画像と付箋画像の関連付け、及び付箋画像もしくは原稿画像の出力という一連の処理を行うモードと、この一連の処理を行わずに、複数の原稿画像を単に出力するモードとのいずれかを選択指示することができるので、ユーザーの要求に応じて付箋画像の抽出から合成までを行うか否かを設定することができる。
更に、付箋画像を変倍出力しているので、付箋画像の大きさを的確に設定することができる。
また、本発明の画像処理装置では、付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力するか、または付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力するかを選択することができるので、ユーザーの要求に柔軟に対応することができる。
更に、付箋画像に含まれる文字列もしくは関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像に含まれるそれぞれの文字列をテキストデータに一旦変換しているので、これらのテキストデータを文字列に戻して付箋画像や各原稿画像に合成出力すれば、付箋や各原稿の文字列をより明確に出力することができる。また、付箋や各原稿のテキストデータを電子メール等で送信することが可能になる。
また、本発明の画像処理装置では、付箋画像に関連付けられた各原稿画像を1つのファイルとして記憶しているので、付箋画像及び各原稿画像の管理が容易になる。
尚、本発明の画像処理方法においても、上記本発明の画像処理装置と同様の作用効果を果たすことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の画像処理装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置100は、原稿読取り装置101により読取られた原稿の画像又は外部から受信した画像をカラーもしくは単色で記録用紙に記録形成するものである。
原稿読取り装置101では、原稿が原稿セットトレイ41にセットされると、原稿ピックアップローラ44が原稿表面に押し付けられて回転され、原稿が原稿セットトレイ41から引き出され、原稿がサバキローラ45と分離パッド46間を通過して1枚ずつに分離されてから搬送経路47へと搬送される。
この搬送経路47では、原稿の先端が原稿レジストローラ49に当接して、原稿の先端が原稿レジストローラ49と平行に揃えられ、この後に原稿が原稿レジストローラ49により搬送されて読取りガイド51と読取りガラス52間を通過する。このとき、第1走査部53の光源の光が読取りガラス52を介して原稿表面に照射され、その反射光が読取りガラス52を介して第1走査部53に入射し、この反射光が第1及び第2走査部53、54のミラーで反射されて結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿の画像がCCD(Charge Coupled Device)56上に結像される。CCD56は、原稿の画像を読取り、原稿の画像を示す画像データを出力する。更に、原稿は、搬送ローラ57により搬送され、排紙ローラ58を介して排紙トレイ59に排出される。
また、原稿台ガラス61上に載置された原稿を読取ることができる。原稿レジストローラ49、読取りガイド51、排紙トレイ59等とそれらよりも上側の部材とは、一体化されて、原稿読取り装置101の背面側で開閉可能に枢支されたカバー体となっており、この上側のカバー体が開かれると、原稿台ガラス61が解放されて、原稿台ガラス61上に原稿を載置することができる。原稿が載置されて、カバー体が閉じられると、第1及び第2走査部53、54が副走査方向に移動されつつ、第1走査部53によって原稿台ガラス61上の原稿表面が露光され、第1及び第2走査部53、54によって原稿表面からの反射光が結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿の画像がCCD56上に結像される。このとき、第1及び第2走査部53、54が相互に所定の速度関係を維持しつつ移動されて、原稿表面→第1及び第2走査部53、54→結像レンズ55→CCD56という反射光の光路の長さが変化しないように第1及び第2走査部53、54の位置関係が常に維持され、これによりCCD56上での原稿の画像のピントが常に正確に維持される。
こうして読取られた原稿の画像全体は、画像データとして画像形成装置100のレーザ露光装置1へと送受され、画像形成装置100において画像が記録用紙に記録される。
一方、画像形成装置100は、レーザ露光装置1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ベルト装置8、定着装置12、用紙搬送経路S、給紙トレイ10、及び用紙排出トレイ15等により構成されている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。従って、現像装置2(2a、2b、2c、2d)、感光体ドラム3(3a、3b、3c、3d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)、クリーナ装置4(4a、4b、4c、4d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、画像形成装置100のほぼ中央に配置されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
レーザ露光装置1は、レーザダイオード及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K、C、M、Y)のトナーにより現像する。クリーナ装置4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルト装置8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、中間転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、及び中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6、従動ローラ22等は、中間転写ベルト7を張架して支持し、中間転写ベルト7を矢印C方向に周回移動させる。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7近傍に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接され、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7に転写するための転写バイアスを印加されている。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3a、3b、3c、3dに接触するように設けられており、各感光体ドラム3a、3b、3c、3d表面のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。この転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7裏面に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録用紙に対して均一に高電圧を印加することができる。
上述の様に各感光体ドラム3a、3b、3c、3d表面のトナー像は、中間転写ベルト7で積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このように積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7と共に搬送され、中間転写ベルト7と接触する2次転写装置11の転写ローラ11aによって記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは相互に圧接されて、ニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去及び回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9には、例えばクリーニング部材として、中間転写ベルト7に接触して残留トナーを除去するクリーニングブレードが設けられており、クリーニングブレードが接触する部位で、従動ローラ22により中間転写ベルト7裏側が支持されている。
給紙トレイ10は、記録用紙を格納しておくためのトレイであり、画像形成装置100の画像形成部の下側に設けられている。また、画像形成部の上側に設けられている用紙排出トレイ15は、印刷済みの記録用紙をフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、画像形成装置100には、給紙トレイ10の記録用紙を2次転写装置11や定着装置12を経由させて用紙排出トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送経路Sが設けられている。この用紙搬送経路Sに沿って、用紙ピックアップローラ16、用紙レジストローラ14、定着装置12、及び記録用紙を搬送する搬送ローラ等が配置されている。
用紙ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に設けられ、給紙トレイ10から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路Sに供給する呼び込みローラである。搬送ローラは、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラであり、用紙搬送経路Sに沿って複数個設けられている。
用紙レジストローラ14は、搬送されて来た記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、感光体ドラム3及び中間転写ベルト7の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。
例えば、用紙レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの検出出力に基づき、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像の先端が記録用紙における画像形成範囲の先端に合うように、記録用紙を搬送する。
定着装置12は、加熱ローラ31及び加圧ローラ32等を備えている。加熱ローラ31及び加圧ローラ32は、記録用紙を挟み込んで搬送する。
加熱ローラ31は、図示しない温度検出器の検出出力に基づき、制御部によって所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ32とともに記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
各色のトナー像の定着後の記録用紙は、搬送ローラによって用紙排出トレイ15上に排出される。
ところで、画像形成装置100においては、複数の原稿に選択的に付箋が添付されていても、これらの原稿を順次読取って、読取られた各原稿画像をそれぞれの記録用紙に印刷し、これらの記録用紙を複写原稿として出力する。しかしながら、付箋が原稿の縁から突出するように添付されていたならば、読取った原稿画像から付箋画像がはみ出すので、複写原稿からは付箋を明確に判別することができない。
そこで、本実施形態の画像処理装置では、付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行い、抽出した付箋画像を原稿画像の所定位置に重ねて合成するようにしている。これにより、付箋が原稿の縁から突出するように添付されていても、原稿画像上に付箋画像が重なり、複写原稿上での付箋の判別が可能になる。
また、一般に、順番に重ねて纏められた複数の原稿をグループ分けする場合、グループ毎に、第1頁目の原稿だけに付箋を添付し、第2頁目から最終頁までの他の原稿には付箋を添付しないことが多い。このような使用形態においては、付箋が原稿の縁から突出するように添付されていると、付箋から次の別の付箋の1つ手前までを1グループの各原稿として区別することが容易である。しかしながら、本実施形態のように原稿画像上に付箋画像が合成されると、そのようなグループの区別が困難になる。
このため、本実施形態の画像処理装置では、1グループの第1頁目の原稿画像から付箋画像を抽出すると、この抽出した付箋画像を同一グループの各原稿画像全てに合成している。つまり、同一グループに属するのであれば、第1頁目の原稿画像だけではなく、第2頁目から最終頁までの他の原稿画像にも付箋画像を合成している。これにより、同一グループの各複写原稿を容易に把握することが可能になる。
又は、1グループの第1頁目の原稿画像から付箋画像を抽出すると、この抽出した付箋画像を拡大して1枚の記録用紙に印刷出力し、引き続いて同一グループの各原稿画像をそれぞれの記録用紙に順次印刷出力している。つまり、1グループの表紙として付箋画像を拡大印刷し、引き続いて各原稿画像を順次印刷している。これにより、1グループの付箋画像を容易に探し出すことができ、引き続く同一グループの各複写原稿を容易に把握することが可能になる。
図2は、そのような付箋画像の処理を行う本実施形態の画像処理装置を示すブロック図である。本実施形態の画像処理装置71は、図1の画像形成装置100における原稿読取り装置101及び印刷処理部102を含み、また画像データを処理する画像演算処理部72、画像データを記憶する記憶部73、種々の指示を入力するために操作される操作部74、及び画像処理装置71や画像形成装置100を統括的に制御する制御部75を備えている。
画像演算処理部72は、原稿画像を示す画像データを原稿読取り装置101から入力し、この画像データに通常の画像処理(ガンマ、コントラスト、明度の補正等)を施してから、この画像データを印刷処理部102に出力する。また、画像演算処理部72は、画像データに通常の画像処理を施した上で、先に述べたように付箋画像の抽出処理、合成処理、拡大処理を施し、これにより得られた画像データを印刷処理部102に出力する。
印刷処理部102は、図1におけるレーザ露光装置1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ベルト装置8、及び定着装置12等に相当するものである。この印刷処理部102では、画像データをレーザ露光装置1に入力し、レーザ露光装置1のレーザ光により画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム3に形成し、感光体ドラム3の静電潜像を現像装置2により現像して、感光体ドラム3上にトナー像を形成し、トナー像を感光体ドラム3から記録用紙に転写して、定着装置12により記録用紙3上のトナー像を定着し、この記録用紙を排出する。
操作部74は、利用者により操作されるキーやボタン等を有しており、これらのキーやボタン等の操作に応じた種々の指示を制御部75に与える。制御部75は、操作部74からの種々の指示に応答して画像処理装置71及び画像形成装置100を制御する。
例えば、操作部74は、図3(a)に示すように液晶デバイス等からなる表示部76と、キーやボタン等を配列してなる操作パネル77とを備えている。原稿の複写に際しては、表示部76の画面に図3(b)に示すような付箋を認識するか否かの各選択項目78a、78bを表示したり、図3(c)に示すような付箋画像の合成及び表紙印刷を選択的に行うか否かの各選択項目79a、79b、79cを表示し、操作パネル77のキーやボタン等の操作によりそれらの選択項目を選択的に指示する。これにより、付箋画像の抽出処理、合成処理、拡大処理を施すか否かが制御部75に指示される。
制御部75は、付箋画像の抽出処理、合成処理、拡大処理を施さないと指示されたならば、通常の画像処理だけを画像演算処理部72に指示する。画像演算処理部72は、通常の画像処理だけを指示されたならば、原稿読取り装置101から入力した画像データに対して通常の画像処理だけを施して、画像データを印刷処理部102に出力する。
また、制御部75は、付箋画像の抽出処理、合成処理、拡大処理を選択的に指示されたならば、通常の画像処理を画像演算処理部72に指示するだけではなく、付箋画像の抽出処理、合成処理、拡大処理を画像演算処理部72に選択的に指示する。画像演算処理部72は、それらの指示に応答して原稿読取り装置101から入力した画像データに対して通常の画像処理を施し、更に付箋画像の抽出処理、合成処理、拡大処理を選択的に施して、画像データを印刷処理部102に出力する。
次に、画像演算処理部72による付箋画像の抽出処理、合成処理、拡大処理の具体例を説明する。
例えば、図4(a)に示すように複数の原稿81が順番に重ねて纏められ、各原稿81の縁に選択的に付箋82が添付され、これらの付箋82により各原稿81がグループ分けされているものとする。ここでは、グループ毎に、第1頁目の原稿81だけに付箋82が添付され、第2頁目から最終頁までの他の原稿81には付箋が添付されていない。このため、1つの付箋82から次の別の付箋82の手前までを1グループの各原稿81として区別することができる。
図4(a)の各原稿81は、原稿読取り装置101の原稿セットトレイ41にセットされて、原稿読取り装置101により順次読取られる。このとき、原稿読取り装置101による読取り範囲が原稿セットトレイ41のセンサ(図示せず)により検出された原稿81のサイズよりも大きく設定され、原稿81の縁から突出した付箋82も同時に読取られる。そして、原稿読取り装置101は、原稿81又は原稿81並びに付箋82を読取る度に、原稿画像を示す画像データを画像演算処理部72に逐次出力する。従って、原稿81に付箋82が添付されていたならば、読取られた原稿画像(以下、元の原稿画像と称する)には原稿81の画像だけではなく付箋82の付箋画像も含まれる。
画像演算処理部72は、画像データを入力する度に、画像データに通常の画像処理を施した上で、画像データによって示される元の原稿画像から付箋画像の抽出処理を施し、元の原稿画像に付箋画像が含まれていたならば、元の原稿画像から付箋画像を抽出する。また、同時に、上記検出された原稿81のサイズに基づいて元の原稿画像から該サイズの原稿画像を切り出す。これにより、図4(b)に示すように各原稿81を示すそれぞれの原稿画像81P、及び各原稿81に選択的に添付されている幾つかの付箋82を示すそれぞれの付箋画像82Pが分離して得られる。
元の原稿画像から付箋画像を抽出する方法は、周知の方法でよい。例えば、原稿81と付箋82間には濃度差や色差があり、付箋82が小さな矩形であることから、元の原稿画像における濃度や色の異なる小さな矩形領域を付箋画像として求めることができる。あるいは、付箋82の周縁段差に影が生じるので、元の原稿画像における線状暗部で囲まれる小さな矩形領域を付箋画像として求めることができる。また、付箋の位置及びサイズを操作部74の操作により入力し、これらの付箋の位置及びサイズに基づいて元の原稿画像から付箋画像を抽出することも可能である。更に、幾つかの方法を組み合わせて、原稿画像から付箋画像を抽出してもよい。
画像演算処理部72は、元の原稿画像に付箋画像が含まれていて、元の原稿画像から付箋画像を抽出し、原稿画像81P及び付箋画像82Pを分離することができたならば、記憶部73内に1つのファイルを形成し、このファイルに原稿画像81P及び付箋画像82Pを記憶する。そして、画像演算処理部72は、次頁の元の原稿画像に付箋画像が含まれていなければ、記憶部73内の同一ファイルに次の原稿画像81Pも記憶し、次頁以降の元の原稿画像も同様に、付箋画像が含まれていない限り、同一ファイルに原稿画像81Pを逐次記憶して行く。
更に、画像演算処理部72は、次頁以降の元の原稿画像に付箋画像が含まれていたならば、記憶部73内に新たなファイルを形成して、この新たなファイルにその元の原稿画像から分離した原稿画像81P及び付箋画像82Pを記憶し、引き続く次頁以降の元の原稿画像に付箋画像が含まれていない限り、この新たなファイルに原稿画像81Pを逐次記憶して行く。
これにより、各原稿81のグループ毎に、記憶部73内にファイルが形成され、このファイルに、グループの第1頁の原稿81に添付されている付箋82の付箋画像82P及びグループに属する各原稿81の原稿画像81Pが格納される。このため、複数のグループをフィル単位で管理することが可能になり、この後で行われるグループ単位での原稿画像の印刷が容易になる。
次に、付箋画像を原稿画像に合成するものとすると、画像演算処理部72は、記憶部73内のファイル毎に、付箋画像82Pをそれぞれの原稿画像81Pに重ねて合成する。一般に原稿画像の縁近くには余白があるので、原稿画像81Pの上縁近くの余白に付箋画像82Pを重ねて合成し、図4(c)に示すようなそれぞれの原稿画像83P(以下、合成原稿画像と称する)を生成する。これにより、記憶部73内のファイルに、付箋画像82Pを各原稿画像81Pに合成したそれぞれの合成原稿画像83Pが格納されることになる。
この後、画像演算処理部72は、記憶部73内のファイル毎に、各合成原稿画像83Pを順次読み出して印刷処理部102に出力する。印刷処理部102は、各合成原稿画像83Pを順次入力し、これらの合成原稿画像83Pをそれぞれの記録用紙に印刷して、これらの合成原稿画像83Pの複写原稿を出力する。
これにより、グループ別に、図4(c)に示すような各合成原稿画像83Pの複写原稿が得られ、同一グループの各複写原稿を容易に把握することが可能になる。また、仮に、出力された複数の複写原稿がバラバラになったとしても、各複写原稿の付箋画像に基づいて該各複写原稿を容易に整理することができる。
また、付箋画像を原稿画像に合成するのではなく、付箋画像を表紙として拡大印刷し、引き続いて各原稿画像を順次印刷するものとすると、画像演算処理部72は、記憶部73内のファイル毎に、図5に示すような付箋画像82Pを拡大した拡大付箋画像84Pを生成する。これにより、記憶部73内のファイルに、拡大付箋画像84P及び各原稿画像81Pが格納される。
この後、画像演算処理部72は、記憶部73内のファイル毎に、拡大付箋画像84P及び各原稿画像81Pを順次読み出して印刷処理部102に出力する。印刷処理部102は、拡大付箋画像84P及び各原稿画像81Pを順次入力し、拡大付箋画像84P及び各原稿画像81Pをそれぞれの記録用紙に印刷して、これらの画像84P、81Pの複写原稿を順次出力する。
これにより、グループ別に、図5に示すような拡大付箋画像84P及び各原稿画像81Pの複写原稿が得られ、同一グループの各複写原稿を容易に把握することが可能になる。
次に、図6のフローチャートを参照しつつ、付箋が添付された原稿の読取りから複写原稿の出力までの一連の処理手順を説明する。
まず、複数の原稿が原稿読取り装置101の原稿セットトレイ41にセットされると、原稿及びそのサイズがセンサ(図示せず)により検出され、このセンサの検出出力が制御部75に入力される。これに応答して制御部75は、図3(b)の各選択項目78a、78bを操作部74の表示部76に表示する。利用者は、操作部74のキーやボタン等を操作して、各選択項目78a、78bのいずれかを選択する。
このとき、「Yes」の選択項目78aが選択されると、制御部75は、図3(c)の各選択項目79a、79b、79cを操作部74の表示部76に表示する。引き続いて、利用者は、操作部74のキーやボタン等を操作して、各選択項目79a、79b、79cのいずれかを選択する。例えば、「合成する」の選択項目79a又は「表紙をつける」の選択項目79bが選択されると、制御部75は、付箋データの抽出処理、合成処理又は拡大処理を行うものとみなして(ステップS201で「Yes」)、ステップS202に移る。また、「No」の選択項目78bが選択されるか、又は「Yes」の選択項目78aが選択された後に「合成/表紙もなし」の選択項目79cが選択されると、制御部75は、付箋データの抽出処理、合成処理又は拡大処理を行わないものとみなして(ステップS201で「No」)、ステップS203に移る。
ここで、付箋データの抽出処理、合成処理又は拡大処理が行われるものとみなされて(ステップS201で「Yes」)、ステップS202に移ったとすると、制御部75は、原稿読取り装置101を制御して、原稿セットトレイ41上の各原稿の読取りを開始させる。原稿読取り装置101は、その読取り範囲を原稿81のサイズよりも大きく設定して、原稿セットトレイ41上の原稿81の読取りを開始し、原稿を読取る度に、元の原稿画像を示す画像データを画像演算処理部72に逐次出力する(ステップS202)。
画像演算処理部72は、画像データを入力する度に、画像データに通常の画像処理を施した上で、画像データによって示される元の原稿画像からの付箋画像の抽出を試みる。このとき、画像演算処理部72は、元の原稿画像に付箋画像が含まれていたならば(ステップS204で「Yes」)、元の原稿画像から付箋画像を抽出して、原稿画像及び付箋画像を分離し、更に記憶部73内に1つのファイルを形成して、このファイルに原稿画像及び付箋画像を記憶する。そして、画像演算処理部72は、次頁の元の原稿画像に付箋画像が含まれていなければ、記憶部73内の同一ファイルに次の原稿画像も記憶し、次頁以降の元の原稿画像も同様に、付箋画像が含まれていない限り、同一ファイルに原稿画像を逐次記憶して行く。更に、次頁以降の元の原稿画像に付箋画像が含まれていたならば、元の原稿画像から付箋画像を抽出して、原稿画像及び付箋画像を分離し、記憶部73内に新たなファイルを形成して、この新たなファイルに原稿画像及び付箋画像を記憶し、引き続く元の原稿画像に付箋画像が含まれていない限り、この新たなファイルに原稿画像を逐次記憶して行く(ステップS205)。これにより、各原稿81のグループ毎に、記憶部73内にファイルが形成され、このファイルに、グループの第1頁の原稿に添付されている付箋の付箋画像及びグループに属する各原稿の原稿画像が格納される。
そして、先のステップS201において「合成する」の選択項目79aが選択されていたならば(ステップS206で「No」)、画像演算処理部72は、記憶部73内のファイル毎に、付箋画像をそれぞれの原稿画像に重ねて合成して、各合成原稿画像を生成し、これらの合成原稿画像を印刷処理部102に順次出力する(ステップS209)。印刷処理部102は、各合成原稿画像を順次入力し、これらの合成原稿画像をそれぞれの記録用紙に印刷して、これらの合成原稿画像の複写原稿を出力する(ステップS208)。
また、先のステップS201において「表紙をつける」の選択項目79bが選択されていたならば(ステップS206で「Yes」)、画像演算処理部72は、記憶部73内のファイル毎に、付箋画像を拡大した拡大付箋画像を生成し、拡大付箋画像及び各原稿画像を印刷処理部102に順次出力する(ステップS207)。印刷処理部102は、拡大付箋画像及び各原稿画像を順次入力し、これらの画像をそれぞれの記録用紙に印刷して、これらの画像の複写原稿を出力する(ステップS208)。
一方、付箋データの抽出処理、合成処理又は拡大処理が行われないものとみなされて(ステップS201で「No」)、ステップS203に移った場合も、制御部75は、原稿読取り装置101を制御して、原稿セットトレイ41上の各原稿の読取りを開始させ、原稿読取り装置101から各原稿画像を示す画像データを画像演算処理部72に逐次出力させる(ステップS203)。
画像演算処理部72は、画像データを入力する度に、画像データに通常の画像処理だけを施して、画像データによって示される原稿画像を印刷処理部102に出力する(ステップS210)。
あるいは、画像演算処理部72により元の原稿画像からの付箋画像の抽出を試みたものの、元の原稿画像のいずれにも付箋画像が含まれていないときにも(ステップS204で「No」)、ステップS210の処理が行われる。
そして、印刷処理部102は、各原稿画像を画像演算処理部72から順次入力し、これらの原稿画像をそれぞれの記録用紙に印刷して、これらの原稿画像の複写原稿を出力する(ステップS208)。
このように本実施形態では、1グループの第1頁目の原稿画像から付箋画像を抽出すると、この抽出した付箋画像を同一グループの各原稿画像全てに合成したり、あるいは抽出した付箋画像を拡大して1枚の記録用紙に表紙として印刷出力し、引き続いて同一グループの各原稿画像をそれぞれの記録用紙に順次印刷出力しているので、同一グループの各複写原稿を容易に把握することが可能になる。
ところで、上記実施形態では、付箋画像を原稿画像に合成することと、付箋画像を拡大して表紙にすることを選択的に行っているが、両方を組み合わせて行っても良い。この場合は、1グループの表紙として付箋画像を拡大印刷し、引き続いて付箋画像を合成した各原稿画像を順次印刷することになる。
また、付箋画像を原稿画像に合成するか、付箋画像を拡大して表紙とするかにかかわらず、操作部74の操作により付箋画像の変倍率を指示し、画像演算処理部72により付箋画像を変倍して記憶部73に記憶し、この変倍した付箋画像を記憶部73から印刷処理部102に出力して、この変倍した付箋画像を記録用紙に印刷しても良い。
また、画像演算処理部72に文字認識ソフトウェアを搭載し、付箋画像に含まれる文字列を文字認識処理により認識して、この文字列をテキストデータに一旦変換し、このテキストデータを記憶部73のファイルに記憶してもよい。そして、付箋画像の代わりに、このテキストデータを文字列に変換して、この文字列を記録用紙に印刷する。これにより、付箋画像に含まれる文字列が記録用紙上でより明確に印刷される。
この場合は、付箋画像の文字列を示すテキストデータが格納されるファイルの名称として、このテキストデータを設定すれば、ファイルの管理が容易になる。
更に、付箋画像だけではなく、原稿画像に含まれる文字列を文字認識処理によりPDF(Portable Document Format)データに変換して、このPDFデータを記憶部73のファイルに記憶し、原稿画像の代わりに、このPDFデータを文字列に変換して、この文字列を記録用紙に印刷しても良い。この場合も、原稿画像に含まれる文字列が記録用紙上でより明確に印刷される。また、画像形成装置100とパソコン等との間でデータ通信が可能なネットワークシステムを構築した場合は、記憶部73のファイルを電子メールに添付して画像形成装置100からパソコン等に転送することが可能であるが、原稿画像の代わりに、PDFデータをファイルに格納しておけば、電子メールの容量を節減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
本発明の画像処理装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す断面図である。 本実施形態の画像処理装置を示すブロック図である。 (a)は図2の画像処理装置における操作部を示す平面図であり、(b)及び(c)は操作部の表示部画面の表示例を示す図である。 (a)は付箋が選択的に添付された複数の原稿を示す図であり、(b)は分離された付箋画像と各原稿画像を示す図であり、(c)は付箋画像が合成された各原稿画像を示す図である。 拡大して表紙となった付箋画像と各原稿画像を示す図である。 付箋が添付された原稿の読取りから複写原稿の出力までの一連の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 レーザ露光装置
2(2a、2b、2c、2d) 現像装置
3(3a、3b、3c、3d) 感光体ドラム
4(4a、4b、4c、4d) クリーナ装置
5(5a、5b、5c、5d) 帯電器
7 中間転写ベルト
8 中間転写ベルト装置
10 給紙トレイ
11 2次転写装置
12 定着装置
14 用紙レジストローラ
15 用紙排出トレイ
31 加熱ローラ
32 加圧ローラ
41 原稿セットトレイ
44 原稿ピックアップローラ
53 第1走査部
54 第2走査部
55 結像レンズ
56 CCD
71 画像処理装置
72 画像演算処理部
73 記憶部
74 操作部
75 制御部
81 原稿
82 付箋
81P 原稿画像
82P 付箋画像
83P 合成原稿画像
84P 拡大付箋画像
100 画像形成装置
101 原稿読取り装置
102 印刷処理部
S 用紙搬送経路

Claims (13)

  1. 付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置において、
    前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付け手段と、
    前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力する画像出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置において、
    前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付け手段と、
    前記付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力する画像出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記関連付け手段は、前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び次の別の付箋画像が抽出された原稿画像の1頁前までの順次読取られた他の原稿画像に関連付けることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記付箋画像の抽出処理、前記関連付け手段による処理、及び前記画像出力手段による処理を行うモードと、これらの処理を行わずに、前記読取られた各原稿画像を単に出力するモードとのいずれかを選択指示する指示入力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像出力手段は、前記付箋画像を変倍出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  6. 前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像を1つのファイルとして記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  7. 前記付箋画像に含まれる文字列もしくは前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像に含まれるそれぞれの文字列をテキストデータに変換する変換手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  8. 付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置において、
    前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付け手段と、
    前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力する第1画像出力手段と、
    前記付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力する第2画像出力手段と、
    前記第1及び第2画像出力手段のいずれかを選択して、第1及び第2画像出力手段のいずれかにより原稿画像を出力させる選択入力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. 付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理装置において、
    前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付け手段と、
    前記付箋画像と前記関連付け手段により付箋画像に関連付けられた各原稿画像を1つのファイルとして記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理方法において、
    前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付けステップと、
    前記関連付けステップで付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力する画像出力ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  11. 付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理方法において、
    前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付けステップと、
    前記付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて前記関連付けステップで付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力する画像出力ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  12. 付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理方法において、
    前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付けステップと、
    前記関連付けステップで付箋画像に関連付けられた各原稿画像上に該付箋画像をそれぞれ合成して、これらの原稿画像を出力する第1画像出力ステップと、
    前記付箋画像を1枚の画像として出力し、引き続いて前記関連付けステップで付箋画像に関連付けられた各原稿画像をそれぞれ出力する第2画像出力ステップと、
    前記第1及び第2画像出力ステップのいずれかを選択して、第1及び第2画像出力ステップのいずれかで原稿画像を出力させる選択入力ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  13. 付箋が選択的に添付された複数の原稿を順次読取り、読取った原稿画像毎に、原稿画像からの付箋画像の抽出処理を行う画像処理方法において、
    前記付箋画像を、該付箋画像が抽出された原稿画像及び付箋画像が抽出されなかった他の原稿画像に関連付ける関連付けステップと、
    前記付箋画像と前記関連付けステップで該付箋画像に関連付けられた各原稿画像を1つのファイルとしてメモリに記憶する記憶ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
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