JP2010085935A - 表示パネルモジュール、半導体集積回路及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数行の水平ライン単位で電源線の駆動タイミングが共通化された自発光型の表示パネルモジュールにおいて、画素回路を構成する電流駆動用の薄膜トランジスタの特性バラツキの補正動作の開始タイミングを最適化する。具体的には、電源線の電位が発光電位に切り替わってから駆動タイミングが共通化された電源線のうちの先頭行について閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間を、駆動タイミングが共通化された複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの輝度差が1%未満になる時点以降に設定する。
【選択図】図11
Description
図1に、有機ELパネルモジュールのパネル構造例を示す。図1に示す有機ELパネルモジュール1は、画素アレイ部3と、その駆動回路である信号線駆動部5、書込制御線駆動部7及び電源線駆動部9で構成される。
画素アレイ部3には、ホワイトユニットを構成する1画素が、画面内の垂直方向と水平方向についてそれぞれ規定の解像度で配置されている。
図1では、画素アレイ部3を構成する画素構造の最小単位であるサブ画素11とその駆動回路部との接続関係を表している。
書込制御線駆動部7は、書込制御線WSLを通じて、サブ画素11に対する信号電位Vsig
等の書き込みを線順次に制御する駆動デバイスである。図1の場合、書込制御線駆動部7は、オフセット電位Vofs と信号電位Vsig の書き込みタイミングを水平ライン単位でライン順次に指定する動作を実行する。
なお、前述した書込制御線WSLと電源線DSLは、いずれも図中のX方向に沿うように配置される。すなわち、1つの水平ラインにつき、これら2本が一組として配線される。
ところが、昨今では、垂直解像度が非常に高くなっている。これに伴い、高価な最終出力段バッファが多く必要になり、製造コストも高くなっている。
このような仕組みの一つとして、複数行の水平ラインについて電源線DSLの駆動タイミングを共通化する駆動方法が考えられる。この場合、電源線駆動部9は、複数本の電源線を束ねた共通電源線CDSLを駆動することになる。従って、表面上、電源線駆動部9が駆動対象とする配線数は、垂直解像度の数分の1に低減される。
図4に示す有機ELパネルモジュール21は、画素アレイ部3と、その駆動回路である信号線駆動部23、書込制御線駆動部25及び電源線駆動部27で構成される。
ところで、垂直解像度の増加や倍速駆動化(駆動周波数の高周波数化)に伴い、水平走査期間の短縮化対策も必要になる。
図6に、第nユニットの1本目の水平ラインに対応するサブ画素11に着目した駆動波形と駆動トランジスタN2の電位波形との関係を示す。
従って、補正準備完了後に共通電源線CDSLが高電位Vccに立ち上がっても、駆動トランジスタN2のカットオフ状態は継続する。すなわち、駆動トランジスタN2に駆動電流が流れることはない。結果的に、共通電源線CDSLが高電位Vccの状態でも、閾値補正動作が開始するまでは、駆動トランジスタN2の動作点は補正準備の完了時点における状態を保持する。
このため、同じ共通電源線CDSLに対応する2本の水平ラインの間でも、リーク電流量の違いが大きいと、駆動トランジスタN2の動作点に違いによって、同じ画素階調であっても輝度差が視認される可能性がある。
図9に、1本の共通電源線CDSLに束ねられる電源線DSLの本数が30本の場合について、各水平ラインの閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間T1〜T30の関係を示す。
実際、ユニット内の先頭行に当たる1本目の水平ラインについての待ち時間T1(ms)に着目し、ユニット内の最大輝度差を計測すると、図11に示す関係が認められた。
すなわち、リーク電流が最も少ない水平ラインの輝度とリーク電流の最も大きい水平ラインの輝度の差として求められる。
(a)電源線の電位を非発光電位に維持した状態で、第2の薄膜トランジスタのゲート電極に第1の補正電位を書き込み、保持容量の両極間電圧を、第2の薄膜トランジスタの閾値電圧以上に広げる第1の動作
(b)電源線の電位は非発光電位に維持したまま、第2の薄膜トランジスタのゲート電極に印加する電位を第1の補正電位から第2の補正電位に切り替え、第2の薄膜トランジスタを強制的にオフ状態に制御する第2の動作
(c)第2の薄膜トランジスタがオフ制御している状態で電源線が発光電位に切り替わった時点から一定期間が経過するのを待って、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行から順番に第1の補正電位の書き込みを開始する第3の動作
ただし、第3の動作における一定期間は、前述した複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの輝度差が1%未満になる時点以降に設定される。
また、発明は、前述した表示パネルモジュールを搭載した電子機器としても実現できる。ここで、電子機器は、表示パネルモジュールと、システム全体の動作を制御するシステム制御部と、システム制御部に対する操作入力を受け付ける操作入力部とで構成する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
この明細書では、特定用途向けICとして製造された駆動回路(例えば信号線駆動部、書込制御線駆動部、電源線駆動部等)を、画素アレイ部と同じ基板上に実装したものを表示パネルモジュールという。また、この明細書では、同じ半導体プロセスを用いて、画素アレイ部と駆動回路とを同じ基板上に形成したものも表示パネルモジュールと呼ぶ。
支持基板33は、ガラス、プラスチックその他の基材で構成される。対向基板35も、ガラス、プラスチックその他の透明部材を基材とする。
なお、基板の透明性は光の射出側だけ確保されていれば良く、他方の基板側は不透性の基板でも良い。この他、有機ELパネルモジュール31には、外部信号や駆動電源を入力するためのFPC(フレキシブルプリントサーキット)37が配置される。
(B−1)システム構成
図14に、この形態例に係る有機ELパネルモジュール41のシステム構成例を示す。なお、図14には、図4との対応部分に同一符号を付して示す。
図14に示す有機ELパネルモジュール41は、画素アレイ部3と、その駆動回路である信号線駆動部23、書込制御線駆動部43及び電源線駆動部27で構成される。
この形態例の場合も、画素アレイ部3には、ホワイトユニットを構成する1画素が、画面内の垂直方向と水平方向についてそれぞれ規定の解像度で配置される。なお、ホワイトユニットを構成するサブ画素11の配列は、図2で説明した配列と同じであり、R(赤)画素11、G(緑)画素11、B(青)画素11の集合体として構成される。
また、サブ画素11は、図16に示すように、薄膜トランジスタN1と、薄膜トランジスタN2と、階調情報を保持する保持容量Csと、有機EL素子OLEDとで構成されるものとする。
信号線駆動部23は、信号線DTLを駆動制御する回路デバイスである。この形態例の場合も、信号線駆動部23は、信号線DTLを3値で駆動する場合を想定する。
図17に、信号線駆動部23の内部構成例を示す。信号線駆動部23は、シフトレジスタ51、ラッチ部53、ディジタル/アナログ変換部55、バッファ回路57、セレクタ59で構成される。
シフトレジスタ51は、クロック信号CKに基づいて、画素データDinの取り込みタイミングを与える回路デバイスである。
ディジタル/アナログ変換回路55は、ラッチ部53に取り込まれた画素データDinを、アナログの信号電圧Vsig に変換する回路デバイスである。なお、ディジタル/アナログ変換回路55の変換特性は、Hレベル基準電位VrefHとLレベル基準電位VrefLによって規定される。
セレクタ59は、画素階調に対応する信号電位Vsig と、閾値補正用のオフセット電位Vofs と、初期化電位Vini のいずれか一つを、1水平走査期間内に選択的に出力する回路デバイスである。図18に、セレクタ59による各電位の出力タイミング例を示す。
この形態例における電源線駆動部27は、共通電源線CDSLを通じて、2水平ライン分の電源線DSLを同じタイミングで駆動する回路デバイスである。電源線駆動部27は、非発光期間の補正準備動作の期間だけ低電位Vss(非発光電位)を供給電源線CDSLに印加し、その他の期間は高電位Vcc(発光電位)を供給電源線CDSLに印加する。
なお、図19に示す出力段回路はインバータ回路である。図19の場合、Nチャネル型の薄膜トランジスタN11とPチャネル型の薄膜トランジスタP11によるCMOS回路として実現される。
制御信号Scntは、前段に位置する不図示のシフトレジスタから供給される出力パルスである。因みに、隣接するユニット間において、制御信号Scnt のクロック位相は、2水平走査期間だけ位相が前後する関係に定められている。
書込制御線駆動部43は、書込制御線WSLを通じて、信号線電位のサブ画素11への書き込みを線順次に制御する駆動デバイスである。
この形態例の場合も、制御線駆動部43は、水平ライン毎に、3回の補正準備動作と、3回の閾値補正動作と、1回の移動度補正兼信号電位書込み動作の実行タイミングを指定する。
この形態例に特徴的な点は、補正準備動作の完了後に共通電源線CDSLの電位が発光電位(高電位Vcc)に立ち上がったタイミングから1本目の水平ライン(先頭ライン)の閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間T1の定め方である。
なお、書込制御線駆動部43は、これら閾値補正動作が終了すると、移動度補正兼信号電位書込動作の実行タイミングを指示する。
以下では、この形態例に係る有機ELパネルモジュール41の駆動動作例を説明する。
図22に、画素アレイ部3を構成するあるサブ画素11に着目した内部電位の変化を示す。図22(A)は、信号線DTLの駆動波形である。図22(B)は、第n本目(第n個目のユニット)の共通電源線の駆動波形である。図22(C)は、第n個目のユニットの1本目に対応する書込制御線WSL(n,1) の駆動波形である。図22(D)は、第n個目のユニットの2本目に対応する書込制御線WSL(n,2) の駆動波形である。
以下では、各動作時点におけるサブ画素11の電位状態を示す。
(a)消光動作
この形態例の場合も、発光期間中は、信号電位Vsig が書き込まれた状態で共通電源線CDSLに高電位Vccが印加されることで有機EL素子OLEDが点灯し、オフセット電位Vofs が書き込まれることで有機EL素子OLEDが消灯する。
に有機EL素子OLEDの閾値電圧Vth(oled)より低い状態に制御される。またこのオフセット電位Vofs の書き込みにより、駆動トランジスタN2のゲート・ソース間電圧Vgsが圧縮され、駆動トランジスタN2は自動的にカットオフ動作する。
かくして、有機EL素子OLEDはオフ動作し、電源線DSLの電位とは無関係に継続的に消灯する状態に変化する。図23の消光期間では、この様子を表している。
続いて、非発光期間中の動作を説明する。この動作は、補正準備動作によって開始される。この形態例の場合も、補正準備動作は3回に分割して実行されるものとする。
まず、1回目の補正準備動作は、共通電源線CDSLの電位が低電位Vssの状態で、信号線DTLの電位がオフセット電位Vofs の期間中に、書込制御線WSLが高電位に変化することで開始される。
ところで、補正準備動作が完了すると、駆動トランジスタT2のゲート・ソース間電圧Vgsは閾値電圧Vthより広がっている。従って、補正準備動作の終了後に、電源線DSLが高電位Vccに制御されると、自動的に駆動電流Idsが流れ、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの上昇が開始してしまう。そこで、この形態例の場合には、補正準備動作が終了すると、初期化電位Vini を書き込む手法を採用する。図27に、この時点における動作状態を示す。
この後、電源線DSLが高電位Vccに切り替わり、前述したように定めた待ち時間T1が経過すると、ユニット内の1本目の水平ラインから順番に閾値補正動作が開始される。図28に、この時点における動作状態を示す。
この後、1回目の閾値補正動作が終了するタイミングで、サンプリングトランジスタN1はオフ制御される。図29に、この時点での動作状態を示す。図29に示すように、1回目の補正動作が終了した後も、駆動トランジスタN2のオン状態は継続する。このため、ソース電位Vsの上昇は継続する。
やがて、2回目の閾値補正動作が開始される。この際、駆動トランジスタN2のゲートVgは、再びオフセット電位Vofs に固定される。一方、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの上昇も継続する。そして、2回目の補正動作が終了すると、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの上昇の継続に伴って、ゲート電位Vgも上昇する。
Vel=Vofs −Vth≦Vcat +Vth(oled)
すなわち、有機EL素子OLEDは、点灯しない状態を維持する。
この後、信号線DTLが信号電位Vsig となった時点で、サンプリングトランジスタN1を再びオン制御する。勿論、電源線DSLは高電位Vccが印加されている。図31に、この時点における動作状態を示す。
すなわち、移動度μが大きい駆動トランジスタN2では電流量が大きくなり、ソース電位Vsの上昇も早くなる。一方、移動度μが小さい駆動トランジスタT2では電流量が小さくなり、ソース電位Vsの上昇も遅くなる。
最後に、サンプリングトランジスタN1をオフ制御して書き込みが終了し、有機EL素子OLEDの発光が開始される。
このとき、駆動トランジスタN2のゲート・ソース間電圧Vgsは一定である。従って、駆動トランジスタN2は一定電流Ids’を有機EL素子OLEDに流す。
この形態例の場合、電源線DSLが発光電位に立ち上がってからユニット内の先頭行の閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間T1を、同じ画素階調が書き込まれた先頭行と最終行についての輝度差が1%以下になる時点以降に設定する。
また、束ねる電源線DSLの本数を増やすことで、電源線駆動部27を構成する最終出力段バッファの数を少なくでき、その分、電源線駆動部27の製造コストを低下させることができる。
例えば図1に示すパネル構造の場合には、1水平ライン毎に2本の制御線(書込制御線WSLと電源線DSL)を配置する必要がある。従って、図34に示すように、書込制御線駆動部7と電源線駆動部9を半導体集積回路に内蔵する場合には、少なくとも垂直解像度の2倍の数を有する端子(書込制御線端子61、電源駆動端子63)を配置する必要がある。
(C−1)待ち時間T1の他の設定例
前述した形態例1の場合には、図11に例示した測定結果との関係で、1ユニットが30本の水平ラインで構成される場合に、持ち時間T1を2.2ms以上の最適な時点に設定する場合について説明した。しかし、1ユニットが2本の水平ラインで形成される場合にも、同様の測定結果を事前に用意することにより、最適な待ち時間T1を設定すれば良い。
勿論、1ユニットを構成する水平ラインの本数は任意であるし、発光特性は個々のパネルによってもバラツキがある。従って、ユニット内の先頭行(1本目)の閾値補正動作の開始タイミングを特定する待ち時間T1は、個々のパネルについての測定結果又はシミュレーション結果に基づいて最適化すれば良い。
前述した形態例1の場合には、サブ画素11を構成する薄膜トランジスタの数が2つの場合について説明した。
しかし、サブ画素11の構成は、これら以外の場合にも適用できる。例えば薄膜トランジスタの数は3つ以上でも良い。
前述した形態例1の場合には、図23に示すように、閾値補正動作と閾値補正動作の間の期間中も駆動トランジスタN2のオン状態を継続する場合について説明した。
しかし、動作速度の関係でソース電位Vsの上昇が速い場合には、閾値補正動作の中断時も駆動トランジスタN2のオン動作を継続すると、ソース電位Vsの上昇量が大きくなりすぎ、閾値補正動作が正常に終了しない可能性がある。
図36に、この種の駆動方法に対応する駆動波形例を示す。なお、図36は、第nユニットの1本目の水平ラインに対応するサブ画素11に着目した駆動波形と駆動トランジスタN2の電位波形との関係を示す。
図37に、ある実行回の閾値補正動作と次回の閾値補正動作の隙間期間におけるサブ画素11の動作状態を示す。
前述した形態例1の説明では、補正準備動作と閾値補正動作をそれぞれ3回に分割して実行する場合について説明した。
しかしながら、いずれの動作も1回だけ実行される場合についても、本願発明を適用することができる。また、各動作を複数回に分割する場合でも、その分割回数は2回に限らない。
(a)システム構成
前述の説明では、有機ELパネルモジュール単独のパネル構造と駆動方法について説明した。しかし、前述した有機ELパネルモジュールは、各種の電子機器に実装した商品形態でも流通される。以下、他の電子機器への実装例を示す。
図39に、電子機器がテレビジョン受像機の場合の外観例を示す。テレビジョン受像機81は、筐体83の正面に表示画面85を配置した構造を有している。ここでの表示画面85の部分が、形態例で説明した有機ELパネルモジュールに対応する。
また、この種の電子機器には、例えばビデオカメラが想定される。図41に、ビデオカメラ111の外観例を示す。
ノート型コンピュータ141は、下側筐体143、上側筐体145、キーボード147及び表示画面149で構成される。このうち、表示画面149の部分が、形態例で説明した有機ELパネルモジュールに対応する。
これらの他、電子機器には、オーディオ再生装置、ゲーム機、電子ブック、電子辞書等が想定される。
前述の形態例においては、発明を有機ELパネルモジュールに適用する場合について説明した。
しかし、前述した電源系回路の構成は、その他の自発光型の表示パネルモジュールにも適用することができる。
例えばLEDをマトリクス状に配列する表示装置やダイオード構造を有する発光素子を画面上に配列した表示パネルモジュールに対しても適用することができる。例えば無機ELパネルにも適用できる。
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
11 サブ画素
23 信号線駆動部
27 電源線駆動部
41 有機ELパネルモジュール
43 書込制御線駆動部
Claims (3)
- 電流駆動型の自発光素子と、当該自発光素子を駆動制御する画素回路とで構成されるサブ画素を、マトリクス状に配置した画素アレイ部と、
複数行の水平ライン単位で電源線の駆動タイミングを共通化した電源線駆動部と、
信号線電位の書き込みタイミングを制御する書込制御線駆動部と
を有する表示パネルモジュールであり、
前記画素回路は、
信号線の電位の保持容量への書き込みを制御する第1の薄膜トランジスタと、保持容量に書き込まれた電位情報に基づいて駆動電流の供給を制御する第2の薄膜トランジスタとを有し、
前記書込制御線駆動部は、
画素階調に応じた信号電位の書き込み前に、
電源線の電位を非発光電位に維持した状態で、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に第1の補正電位を書き込み、前記保持容量の両極間電圧を、前記第2の薄膜トランジスタの閾値電圧以上に広げる第1の動作と、
前記電源線の電位は非発光電位に維持したまま、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に印加する電位を前記第1の補正電位から第2の補正電位に切り替え、前記第2の薄膜トランジスタを強制的にオフ状態に制御する第2の動作と、
前記第2の薄膜トランジスタがオフ制御している状態で前記電源線が発光電位に切り替わった時点から一定期間が経過するのを待って、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行から順番に前記第1の補正電位の書き込みを開始する第3の動作であって、前記一定期間は、前記複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの差が1%未満になる時点以降に設定される第3の動作とを実行する
表示パネルモジュール。 - 電流駆動型の自発光素子と、当該自発光素子を駆動制御する画素回路とで構成されるサブ画素をマトリクス状に配置した画素アレイ部であって、電源線の駆動タイミングが複数行の水平ライン単位で共通化された画素アレイ部を駆動する駆動回路のうち、信号線電位の書き込みタイミングを制御する書込制御線駆動部を内蔵する半導体集積回路であり、
前記画素回路が、信号線の電位の保持容量への書き込みを制御する第1の薄膜トランジスタと、保持容量に書き込まれた電位情報に基づいて駆動電流の供給を制御する第2の薄膜トランジスタとを有する場合に、
前記書込制御線駆動部が、
画素階調に応じた信号電位の書き込み前に、
電源線の電位を非発光電位に維持した状態で、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に第1の補正電位を書き込み、前記保持容量の両極間電圧を、前記第2の薄膜トランジスタの閾値電圧以上に広げる第1の動作と、
前記電源線の電位は非発光電位に維持したまま、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に印加する電位を前記第1の補正電位から第2の補正電位に切り替え、前記第2の薄膜トランジスタを強制的にオフ状態に制御する第2の動作と、
前記第2の薄膜トランジスタがオフ制御している状態で前記電源線が発光電位に切り替わった時点から一定期間が経過するのを待って、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行から順番に前記第1の補正電位の書き込みを開始する第3の動作であって、前記一定期間は、前記複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの差が1%未満になる時点以降に設定される第3の動作とを実行する
半導体集積回路 - 電流駆動型の自発光素子と、当該自発光素子を駆動制御する画素回路とで構成されるサブ画素を、マトリクス状に配置した画素アレイ部と、複数行の水平ライン単位で電源線の駆動タイミングを共通化した電源線駆動部と、信号線電位の書き込みタイミングを制御する書込制御線駆動部とを有する表示パネルモジュールと、
システム全体の動作を制御するシステム制御部と、
前記システム制御部に対する操作入力部とを有し、
前記画素回路が、信号線の電位の保持容量への書き込みを制御する第1の薄膜トランジスタと、保持容量に書き込まれた電位情報に基づいて駆動電流の供給を制御する第2の薄膜トランジスタとを有する場合に、
前記書込制御線駆動部は、
画素階調に応じた信号電位の書き込み前に、
電源線の電位を非発光電位に維持した状態で、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に第1の補正電位を書き込み、前記保持容量の両極間電圧を、前記第2の薄膜トランジスタの閾値電圧以上に広げる第1の動作と、
前記電源線の電位は非発光電位に維持したまま、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に印加する電位を前記第1の補正電位から第2の補正電位に切り替え、前記第2の薄膜トランジスタを強制的にオフ状態に制御する第2の動作と、
前記第2の薄膜トランジスタがオフ制御している状態で前記電源線が発光電位に切り替わった時点から一定期間が経過するのを待って、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行から順番に前記第1の補正電位の書き込みを開始する第3の動作であって、前記一定期間は、前記複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの差が1%未満になる時点以降に設定される第3の動作とを実行する
電子機器。
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