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JP2010079738A - 通信システム、端末装置及びコンテンツ情報取得方法 - Google Patents

通信システム、端末装置及びコンテンツ情報取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク上に配置された複数の端末装置を有するピアツーピア(P2P)型の通信システムにおいて、コンテンツ情報を公開したときにコンテンツ情報を保持する端末装置へのアクセスを有効に制限することができる通信システム及び端末装置等を提供すること。
【解決手段】他の端末装置から前記ネットワークを介してコンテンツ情報を取得するコンテンツ取得手段を備え、このコンテンツ取得手段は、コンテンツ情報の取得処理を開始すると、当該処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が高くなるコンテンツ情報の取得許可判定処理を所定期間毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときに他の端末装置からコンテンツ情報の取得を行う。
【選択図】図10

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数の端末装置(ノード)を備え、端末装置間でコンテンツ情報(例えば、音楽、映画、トーク番組などのデータ)の送受信を行うピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型の通信システム、端末装置及びコンテンツ情報取得方法に関する。
近年、ブロードバンドの普及によりVOD(ビデオオンデマンド)等のコンテンツ配信サービスが行われている。現在のコンテンツ配信における主流形態であるサーバクライアント方式に変わる新しい形態として、ピアツーピアという技術が注目されてきている。
ピアツーピア型の通信システムにおいて、例えば、分散ハッシュテーブル(以下、DHT(Distributed Hash Table)という)を利用して論理的に構築されたオーバーレイネットワークでは、各端末装置が、当該オーバーレイネットワークに参加している全ての端末装置へのリンク情報である所在情報(例えば、IPアドレス)を認識しているわけではなく、参加の際などに得られる一部の端末装置の所在情報だけを保持(記憶)しており、かかる所在情報に基づき、コンテンツ情報の問い合わせや送受信等を行うようになっている。
このような通信システムにおいては、システムに参加している端末装置の一部にサーバ等から配布されて公開されたコンテンツ情報を、端末装置間で送受信を行うことによってコンテンツ情報を配信できる端末装置を順次増加させていくことになる。
特開2006−197400号公報
このような分散ストレージ技術を使った通信システムにおいて、コンテンツ情報の配信サービスを行なう場合、新規コンテンツ情報の公開開始時には当該新規コンテンツ情報を保持する端末装置が少ないことから、当該端末装置へのアクセスが集中してしまうことになる。
例えば、新規コンテンツ情報の公開前に、当該新規コンテンツ情報が公開されることがアナウンスされると、予め取得を希望するコンテンツ情報に対して取得予約を行なうことができるような場合には、人気のあるコンテンツ情報は公開後、取得予約を行なった端末装置からのアクセスが集中する。
そして、このようにアクセスが集中すると、ネットワークの混雑を来たしてしまう恐れがあった。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、ネットワーク上に配置された複数の端末装置を有するピアツーピア型の通信システムにおいて、特に、コンテンツ情報を公開したときにコンテンツ情報を保持する端末装置へのアクセスを有効に制限することができる通信システム、端末装置及びコンテンツ情報取得方法等を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続された複数の端末装置を備え、前記端末装置間でコンテンツ情報の送受信を行う通信システムにおける前記端末装置において、他の装置から前記ネットワークを介してコンテンツ情報を取得するコンテンツ取得手段と、前記取得したコンテンツ情報を記憶するコンテンツ記憶手段と、他の端末装置の要求に応じて前記コンテンツ記憶手段に記憶したコンテンツ情報を当該他の端末装置へ前記ネットワークを介して送信するコンテンツ送信手段と、を備え、前記コンテンツ取得手段は、前記コンテンツ情報の取得処理を開始すると、当該処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が高くなる前記コンテンツ情報の取得許可判定処理を所定期間毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときに他の端末装置からコンテンツ情報の取得を行うものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の端末装置において、前記コンテンツ取得手段は、当該通信システム内の一以上の端末装置に記憶されたコンテンツ情報が他の端末装置から取得可能となったときに当該コンテンツ情報の取得処理を開始するものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の端末装置において、コンテンツ情報の取得開始可能時期の情報を取得する取得時期情報取得手段を備え、前記コンテンツ取得手段は、コンテンツ情報の取得処理を当該コンテンツ情報の取得開始可能時期から開始するものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の端末装置において、前記取得許可判定処理の許可確率を、前記コンテンツ情報の取得処理開始からの時間の経過に伴って指数関数的に高くなる確率としたものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の端末装置において、前記取得許可判定処理の許可確率を、前記コンテンツ情報の取得処理開始からの時間の経過に比例して高くなる確率としたものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の端末装置において、前記コンテンツ送信手段は、他の端末装置から要求されたコンテンツ情報のすべてのデータが前記コンテンツ記憶手段に記憶されていないときでも、当該コンテンツ情報のうち前記コンテンツ記憶手段に記憶されているデータから順次前記ネットワークを介して送信するものである。
また、請求項7に記載の発明は、コンピュータを、請求項1〜6のいずれか1項に記載の端末装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラムとした。
また、請求項8に記載の発明は、複数の端末装置を備え、前記端末装置間でネットワークを介してコンテンツ情報の送受信を行う通信システムにおいて、各前記端末装置は、他の装置から前記ネットワークを介してコンテンツ情報を取得するコンテンツ取得手段と、前記取得したコンテンツ情報を記憶するコンテンツ記憶手段と、他の端末装置の要求に応じて前記コンテンツ記憶手段に記憶したコンテンツ情報を当該他の端末装置へ前記ネットワークを介して送信するコンテンツ送信手段と、を備え、前記コンテンツ取得手段は、前記コンテンツ情報の取得処理を開始すると、当該処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が高くなる前記コンテンツ情報の取得許可判定処理を所定期間毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときに他の端末装置からコンテンツ情報の取得を行うものである。
また、請求項9に記載の発明は、複数の端末装置を備え、前記端末装置間でネットワークを介してコンテンツ情報の送受信を行う通信システムにおける前記端末装置の前記コンテンツ情報取得方法であって、前記端末装置が、他の装置から前記ネットワークを介してコンテンツ情報を取得する第1ステップと、前記端末装置が、前記取得したコンテンツ情報をコンテンツ記憶手段に記憶する第2ステップと、前記端末装置が、他の端末装置の要求に応じて当該他の端末装置へ前記コンテンツ記憶手段に記憶したコンテンツ情報を前記ネットワークを介して送信する第3ステップと、を有し、前記第1ステップにおいて、前記端末装置は、前記コンテンツ情報の取得処理を開始すると、当該処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が高くなる前記コンテンツ情報の取得許可判定処理を所定期間毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときに他の端末装置からコンテンツ情報の取得を行うものである。
本発明によれば、通信システムの端末装置において、新規コンテンツ情報の公開開始時期になると、時間の経過に基づきコンテンツ情報の取得許可の確率が高くなる演算を所定期間毎に行って取得処理を抑制するため、通信システム内でコンテンツ情報を保持する端末装置を増加させつつも、その増加数に応じた数でコンテンツ情報の送信要求が行われる。その結果、コンテンツ情報を保持する端末装置へのアクセスを有効に制限することができ、トラフィックの過度な集中を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について具体的に説明する。なお、本実施形態では分散ハッシュテーブルを用いたピアツーピア型の通信システムを例にとり説明するが、ピアツーピア型の通信システムであればよく、これに限られない。
[1.通信システムSの構成等]
まず始めに、図1及び図2を参照して、本実施形態における通信システムの概要について説明する。図1は、本実施形態における通信システムの各端末装置及びセンタサーバの接続態様の一例を示す図、図2はID空間の説明図、図3はルーティングテーブルの一例である。
図1の下部枠51内に示すように、IX(Internet eXchange)3、ISP(Internet Service Provider)4、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者(の装置)5、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者(の装置)6、及び通信回線(例えば、電話回線や光ケーブル等)7等によって、インターネット等のネットワーク(現実世界のネットワーク)8が構築されている。
通信システムSは、図1の上部枠50内に示すように、ネットワーク8を介して相互に接続された複数の端末装置(ノード)1a,1b,1c・・・1x,1y,1z・・・を備えて構成され、ピアツーピア(P2P)方式のオーバーレイネットワーク9が構築される。このオーバーレイネットワーク9は、既存のネットワーク8を用いて形成された仮想的なリンクを構成するネットワークを意味する。なお、以下の説明において、端末装置1a,1b,1c・・・1x,1y,1z・・・のうち何れかの端末装置又は全ての端末装置を示す場合には、便宜上、端末装置1という場合がある。
通信システムSに参加している各端末装置1の識別情報である端末識別番号(以下、「端末ID」と呼ぶ。)として、それぞれの端末装置1毎にユニークな番号(固有番号)を付与する。以下においては、IPアドレスを共通のハッシュ関数によりハッシュ化した値を端末IDとして説明する。なお、ハッシュ関数については公知であるので詳しい説明を省略する。
また、通信システムSに参加している複数の端末装置1には、一の端末装置1から他の端末装置1に配信される共用情報としてのコンテンツ情報(例えば、音楽データ、映画データ、文書データ等のデータ)が、分散して記憶(保持)されているが、当該コンテンツ情報にも、それぞれのコンテンツ情報毎の固有の識別番号であるコンテンツ識別情報(以下、「コンテンツID」と呼ぶ。)を付与する。
このように、各端末装置1に付与された端末ID及び各コンテンツ情報に付与されたコンテンツIDは、共通のハッシュ関数によって生成するため、図2に示すように、同一のリング状のID空間上にさほど偏ることなく、散らばって存在するものとして考えることができる。同図は8bitの4進数(「0000」〜「3333」)で端末ID及びコンテンツIDを付与し、図示したものである。図中丸点は端末IDを、四角形はコンテンツIDを示し、反時計回りでIDが増加するものとする。
ここで、通信システムS内で送受信するコンテンツ情報を保持する端末装置(以下、「コンテンツ保持端末装置」と呼ぶ。)の所在情報(ここでは、IPアドレス)を保持する端末装置(以下、「ルート端末装置」と呼ぶ。)を、当該コンテンツ情報のコンテンツIDと所定の関連を有する端末IDを有する端末装置とする。例えば、図2においては、端末IDaを有する端末装置1は、コンテンツIDaを有するコンテンツ情報が何れの端末装置1に保持されているかを知っているルート端末装置である。また、「コンテンツIDと所定の関連を有する端末ID」とは、コンテンツIDに近い端末IDであり、「近い」ことの定義は、当該コンテンツIDを超えず、コンテンツIDと端末IDとの差が一番少ないものとする。なお、上記「所定の関連」は一貫していればよく、必ずしも「近い」とする必要はない。
また、通信システムSには、図1に示すように、通信システムS内にコンテンツ情報を投入する機能、すなわち通信システムS内の端末装置1をコンテンツ保持端末装置とするためにコンテンツ情報を端末装置1へ配布する機能や、通信システムSにおいて端末装置1間でコンテンツ情報を送受信可能なコンテンツ情報のリスト(以下、「コンテンツカタログ」とする。)を生成して端末装置1へ提供する機能などを有するセンタサーバ10を備えている。このコンテンツカタログには、各コンテンツ情報に付与されたコンテンツID、公開開始日時の情報、コンテンツ名などが含まれる。
本実施形態における通信システムSでは、端末装置1から他の端末装置1へアクセスするために、各端末装置1に保持されるルーティングテーブルが用いられる。このルーティングテーブルは、各端末装置1が通信システムSに参加するとき等に形成されるものである。
このルーティングテーブルは、図3に示すように、所定の規則に従い、通信システムSに含まれる端末装置1を複数のグループに分けて当該各グループをレベル1のグループとし、このレベル1のグループのうち自装置が属するグループをさらに複数のグループに分けて当該各グループをレベル2のグループとし、このレベル2のグループ分けと同様のグループ分けによりレベルn(nは3以上の自然数)までの各グループとして、各段階の各グループ(自端末装置1の属するグループは除く)に属する少なくとも一の端末装置1の所在情報(IPアドレス)をそれぞれ記憶するものである。
[2.コンテンツ情報の公開方法]
このような構成の通信システムSの中で、例えば、ある端末装置1が新しいコンテンツ情報を、通信システムS上の他の端末装置1から検索可能となるように公開する際の手法について述べる。図4はセンタサーバ10からコンテンツ情報が投入される様子を示す図、図5はコンテンツ保持端末装置のコンテンツ登録メッセージがDHTルーティングにより転送される様子を示す図、図6はインデックステーブルの一例である。ここでは、端末ID「1301」の端末装置1mに投入(配布)されたコンテンツ情報を公開する際の手順について説明する。なお、他のコンテンツ情報も同様の手順で公開されることになる。
図4に示すようにセンタサーバ10から新たなコンテンツ情報が端末装置1mに投入され、端末装置1mがコンテンツID「3020」のコンテンツ保持端末装置となったとき、端末装置1mは、図5に示すように、コンテンツID「3020」を宛先識別情報としたコンテンツ登録メッセージを生成し、このコンテンツ登録メッセージを自己が保持しているルーティングテーブルを参照して送信する。端末装置1mが、図3の例と同様のルーティングテーブルを持っていたとすると、コンテンツID「3020」は「3XXX」のエリアであるため、当該「3XXX」のエリアに属す端末装置1のうち、所在情報(IPアドレス)を知っている端末装置1a(端末ID「3213」)に対してコンテンツ登録メッセージを送信する。
次に、コンテンツ登録メッセージを受信した端末装置1aは、このコンテンツ登録メッセージが自端末装置1a宛のメッセージであるか否かを判定する。自端末装置1a宛のメッセージであるか否かは、ルーティングテーブルに基づき宛先識別情報が自端末装置1aの識別情報である端末IDと近いか否かが判定される。そして、自端末装置1aの端末IDよりも他の端末装置1の端末IDの方が、宛先識別情報に近いため、端末装置1aは、当該端末装置1a自身が保持しているルーティングテーブルのテーブルを参照して、「30XX」のエリアに属す端末装置1のうち、所在情報(IPアドレス)を知っている端末装置1b(端末ID「3031」)に対してコンテンツ登録メッセージを転送する。
このように、DHTルーティングにより、コンテンツIDの桁を上から順に適合していく要領でコンテンツ登録メッセージの転送が進み、最終的に当該コンテンツ情報を管理する端末装置1c、すなわちルート端末装置に辿り着くと、当該端末装置1c自身がそのコンテンツ情報のルート端末装置となるべきだと判断し、当該コンテンツ登録メッセージに含まれる当該コンテンツID及びコンテンツ保持端末装置の端末IDや所在情報(IPアドレス)等(以下、これらを「インデックス情報」と呼ぶ。)を図6に示すようなインデックステーブルに記憶する。
[3.コンテンツ情報の取得方法]
次に、図7を参照して、コンテンツ情報を保持している端末装置1の検索方法の一例について説明する。図7は、コンテンツ情報を保持している端末装置1がDHTルーティングにより検索される様子の一例を示す図である。ここでは、端末ID「1133」の端末装置1nがリクエスタとして、コンテンツID「3020」を有するコンテンツ情報を探す際の手順について説明する。なお、他のコンテンツ情報も同様の手順でコンテンツIDに基づいて探されることになる。
リクエスタ1nは、図7に示すように、コンテンツID「3020」と同じエリアの端末IDを持つ端末装置1の端末IDを宛先とし、コンテンツID「3020」を宛先識別情報として、コンテンツ保持端末装置情報(コンテンツ保持端末装置の所在情報であるIPアドレスを含む情報)の送信要求(以下、「コンテンツ検索メッセージ」と呼ぶ。)を送信する(図7(1)参照。)。そして、このコンテンツ検索メッセージも、上記コンテンツ登録メッセージと同様にルーティングテーブルに従って、次々と転送されていき(図7(2)参照。)、最終的に当該検索対象のコンテンツ情報を管理する端末装置1c(端末ID「3011」)、すなわちルート端末装置に辿り着くと、当該ルート端末装置1cは、コンテンツ検索メッセージに含まれるコンテンツID「3020」を、自身がインデックステーブルに管理しているインデックス情報の中から検索し、当該コンテンツ情報を所有しているコンテンツ保持端末装置(ここでは、端末装置1mとする。)のIPアドレス等をリクエスタ1nに返信する(図7(3)参照。)。
リクエスタ1nは、上記ルート端末装置1cから、コンテンツID「3020」のコンテンツ情報の所在情報、即ち、コンテンツID「3020」のコンテンツ情報を保持するコンテンツ保持端末装置1mのIPアドレスを受信して知ることになり、コンテンツID「3020」のコンテンツ保持端末装置1mに、コンテンツID「3020」のコンテンツ情報の送信要求を行なうことにより(図7(4)参照。)、当該コンテンツ保持端末装置1mから、コンテンツID「3020」のコンテンツ情報を取得することになる(図7(5)参照。)。
リクエスタ1nは、コンテンツ保持端末装置1mからコンテンツID「3020」のコンテンツ情報を取得すると、当該コンテンツ情報を再生手段によって再生する。このとき、リクエスタ1nは、取得したコンテンツ情報をコンテンツ記憶手段に記憶して、コンテンツID「3020」のコンテンツ情報のコンテンツ保持端末装置となり、コンテンツ登録メッセージをコンテンツID「3020」を宛先識別情報として送信し、ルート端末装置1cのインデックステーブルに自装置1nの所在情報(IPアドレス)等を登録する。
なお、コンテンツ情報を取得する際には、当該コンテンツ情報のコンテンツIDが必要となるが、各端末装置1は、通信システムSに参加の際及び参加後は定期的に、センタサーバ10からコンテンツカタログを取得するようにしており、端末装置1がリクエスタとして機能するとき、このコンテンツカタログから取得対象のコンテンツ情報を選択し、当該選択したコンテンツ情報のコンテンツIDをコンテンツカタログから取得するようにしている。
[4.新規コンテンツ情報の取得制限]
各端末装置1は上述のような取得方法によりコンテンツ情報を取得することができるが、本実施形態における通信システムSでは、通信システムS内に新規コンテンツ情報が公開されたときに、コンテンツ保持端末装置に過剰なアクセスが集中しないように、各端末装置1からの要求を制限するようにしている。
以下、端末装置1におけるコンテンツ取得制限について図面を参照して説明する。図8〜図10は、コンテンツ情報の公開時からの経過時間と端末装置1におけるコンテンツ取得確率との関係を示す図である。
各端末装置1は、コンテンツ情報の公開時期になったとき、コンテンツ情報の取得処理を開始する。この取得処理において、端末装置1は、処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が高くなるコンテンツ情報の取得許可判定処理を所定期間毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときにコンテンツ保持端末装置からコンテンツ情報の取得を行うこととしている。
各端末装置1におけるコンテンツ情報の取得許可判定処理は、図8に示すように、コンテンツ情報の公開時からの時間の経過に従って指数関数的に高くなる許可確率Paで取得許可とする処理である。
例えば、指数関数的に高くなる許可確率Paは、次の式(1)で表すものとすることができる。
Figure 2010079738
ここで、Cは端末装置1において同一コンテンツ情報を他の端末装置1へ同時に送信できる数(同時送信可能数)、iは公開開始時から所定時間ta毎にインクリメントされるカウンタ値、Nは公開時に新規コンテンツ情報を取得しようとする端末装置1の数(以下、「配信端末数」とも呼ぶ。)である。また、上記式(1)は公開開始時(i=0)にはコンテンツ保持端末装置は1台であるときの許可確率Paである。
以下、上記式(1)の許可確率Paでの取得許可判定処理動作の一例について説明する。なお、同時送信可能数C=2、取得端末数N=10000とする。また、所定時間taは、端末装置1間でのコンテンツ情報の送受信に要する時間(送受信所要時間)とする。
まず、公開開始時(i=0)に、各端末装置1における取得許可判定処理の許可確率は、Pa=2/9999となる。すなわち、新規コンテンツ情報を取得しようとする端末装置1のうち約2台の端末装置1だけがコンテンツ情報の取得要求を許可される確率となる。従って、公開開始時(i=0)に存在している1台のコンテンツ保持端末装置が配信できる数(ここでは、2台)の端末装置1からコンテンツ情報の要求となり、コンテンツ情報の要求を適切に抑えることができる。なお、これによりコンテンツ保持端末装置は3台となる。
次に、公開開始からの経過時間が所定時間ta(i=1)のとき、各端末装置1における取得許可判定処理の許可確率は、Pa=6/9997となる。すなわち、新規コンテンツ情報を取得しようとする端末装置1のうち6台の端末装置1がコンテンツ情報の取得要求を許可される確率となる。従って、公開開始時からの経過時間が所定時間ta時(i=1)に存在している3台のコンテンツ保持端末装置が配信できる数(ここでは、6台)の端末装置1からコンテンツ情報の要求となり、コンテンツ情報の要求を適切に抑えることができる。なお、これによりコンテンツ保持端末装置は9台となる。
同様に、指数関数的に許可確率Paが高くなっていき、公開開始からの経過時間が8×所定時間ta(i=8)のとき、各端末装置1における取得許可判定処理の許可確率は、Pa=4374/7813となる。このとき、コンテンツ保持端末装置の数は6560台程度となることから、公開開始からの経過時間が9×所定時間ta(i=9)には、新規コンテンツ情報を取得しようとする端末装置1の全てが新規コンテンツ情報を取得することができる。
このように、指数関数的に許可確率Paを高くしていくことにより、リクエスタからのコンテンツ情報の要求の数を、通信システムS内のコンテンツ保持端末装置が配信できる程度の数以下に抑えることができ、これによりコンテンツ保持端末装置へのアクセスを有効に制限することができ、トラフィックの過度な集中を抑制することができる。
なお、この新規コンテンツ情報のルート端末装置には、新たにコンテンツ保持端末装置となった端末装置1からコンテンツ登録メッセージを受信することになるが、所定時間ta内においては、同一コンテンツ保持端末装置の所在情報を同時送信可能数C=2分を限度としてリクエスタに送信することで、リクエスタによる新規コンテンツ情報の送信要求を効率よく分散させることができる。
ここで、新規コンテンツの公開開始日時は、各端末装置1がセンタサーバ10から取得するコンテンツカタログにその情報が含まれている。新規コンテンツ情報の取得選択が利用者により行われた端末装置1は、このコンテンツカタログに含まれる公開日時情報となったとき、換言すれば、通信システムS内の一以上の端末装置1に記憶されたコンテンツ情報が他の端末装置1から取得可能となったときに取得許可判定処理を行う。
各端末装置1は、新規コンテンツ情報の公開開始日時となったとき、新規コンテンツ情報の取得処理を開始する。例えば、端末装置1の利用者がコンテンツカタログにおいて未公開の新規コンテンツ情報の取得を選択したとき、端末装置1はコンテンツカタログに含まれる公開開始日時から新規コンテンツ情報の取得許可判定処理を開始する。また、端末装置1の利用者がコンテンツカタログにおいて公開直後の新規コンテンツ情報の取得を選択したとき、端末装置1はコンテンツカタログに含まれる公開開始日時からの経過時間に応じた新規コンテンツ情報の取得許可判定処理を行う。例えば、利用者が公開直後の新規コンテンツ情報を選択したときに公開開始日時から3×所定時間taが経過しているとき、端末装置1は、i=3又はi=4として新規コンテンツ情報の取得許可判定処理を行う。
なお、端末装置1は、コンテンツカタログに公開開始が含まれないときには、コンテンツ情報を取得しようとするときに、センタサーバ10に取得しようとするコンテンツ情報の公開開始日時を問い合わせるようにしてもよい。
また、上述においては、経過時間に応じて指数関数的に確率が高くなる許可確率Paについて説明したが、経過時間に応じて確率が高くなる許可確率Paであればよい。例えば、図9に示すように、経過時間に応じて比例して高くなる確率、すなわち、経過時間に応じて増加し、この増加割合が一定の割合である許可確率Paとしてもよく、図10に示すように、経過時間に応じて増加し、この増加割合が時間の経過に応じて低下する許可確率Paとしてもよい。
また、各端末装置1は、他の端末装置1に要求された新規コンテンツ情報のすべてのデータを記憶されていないときでも、当該新規コンテンツ情報のうち記憶しているデータから順次ネットワーク8を介して送信することもできる。
このとき、所定時間taは、端末装置1間でのコンテンツ情報の送受信に要する時間(送受信所要時間)よりも短い時間とすることができ、これにより新規コンテンツ情報をより高速に通信システムS内の端末装置1に配布することができる。
新規コンテンツ情報のルート端末装置では、新たにコンテンツ保持端末装置となった端末装置1からコンテンツ登録メッセージを受信することになるが、同一コンテンツ保持端末装置の情報を同時送信可能数C=2分を限度とし、かつ新たにコンテンツ保持端末装置となった端末装置の所在情報(インデックス情報)を優先してリクエスタに送信することで、リクエスタによる新規コンテンツ情報の送信要求を効率よく分散させることができる。
ここで、通信システムSにおける端末装置1の具体的構成及び動作の一例について図面を参照して説明する。
[5.端末装置の具体的構成及び動作の説明]
以下、図面を参照して、端末装置1の具体的構成及び動作の一例について説明する。
(端末装置1の構成について)
まず、端末装置1の構成について説明する。図11は、本実施形態の通信システムSにおける端末装置1の具体的構成を示す図である。
端末装置1は、専用のコンピュータの他、一般のパーソナルコンピュータを適用可能であり、図11に示すように、制御部101と、ルーティングテーブル、インデックステーブル、センタサーバ10や他の端末装置1から取得したコンテンツ情報を記憶する不揮発性メモリである記憶部102(コンテンツ記憶手段の一例に相当)と、現日時を計時する計時部103と、記憶部102に記憶したコンテンツ情報を順次取り出してデコードするデコーダ部105と、このデコーダ部105によってデコードされたコンテンツ情報のうち映像情報を後述の表示部107で表示可能な情報に変換処理する映像処理部106と、この映像処理部106からの出力に基づいてコンテンツ情報の映像を表示する液晶表示装置(LCD)などの表示部107と、デコーダ部105によってデコードされたコンテンツ情報のうち音声情報を後述のスピーカ109で音波として出力可能な情報に変換処理する音声処理部108と、この音声処理部108からの出力に基づいてコンテンツ情報の音声を音波として出力するスピーカ109と、マウス及びキーボードなどからなる入力部110と、ネットワーク8を介して、センタサーバ10や他の端末装置1と通信するための通信部111とを備えている。なお、制御部101、記憶部102、計時部103、デコーダ部105、通信部111は、システムバス120を介して相互に接続されている。また、デコーダ部105、映像処理部106及び音声処理部108は再生手段の一例に相当する。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、内部メモリから構成される。この内部メモリには、通信システムSに参加して、コンテンツ情報などを送受信し、コンテンツ情報を再生したりするための情報処理プログラムが格納されており、CPUは内部メモリに記憶されている情報処理プログラムを読み出して実行することによって、リスト取得手段、コンテンツ取得手段、コンテンツ送信手段、再生処理手段、コンテンツカタログ取得手段、表示処理手段等として機能する。
なお、この情報処理プログラムは、例えば、ネットワーク8に接続されたサーバ(例えば、センタサーバ10)から、通信部111を介して、制御部101の内部メモリにダウンロードされるようにしてもよく、又CD−ROM等の記録媒体に記録されてから図示しない記録媒体ドライブを介して、制御部101の内部メモリに読み込まれるようにしてもよい。
(端末装置1の動作について)
以上のように構成された端末装置1の動作を図面を参照して具体的に説明する。図12は本実施形態における端末装置1のメイン処理フローチャートである。なお、以下の各処理は、端末装置1の制御部101が上述した各手段等として機能することによって実行されるものである。ここでは、特徴的な部分の動作を主として説明しており、一部の動作内容は省略している。
図12に示すように、端末装置1においてメイン電源スイッチ(図示せず)がONされたときやリセットスイッチ(図示せず)が操作されたとき、制御部101のCPUは、初期化を行う(ステップS1)。すなわち、内部メモリに記憶した情報処理プログラムを実行状態として、制御部101としての機能を動作状態とした後、通信システムSへ参加してステップS2に処理を移行する。
ここで、通信システムSへの参加は、制御部101による処理によって次のように行われる。まず、制御部101は、自装置のIPアドレスを所定のハッシュ関数で演算することによって自端末装置1の端末IDを得る。制御部101は、この端末IDを宛先識別情報とし自装置の所在情報(IPアドレスなど)を含む参加メッセージを通信部111及びネットワーク8を介して所定の端末装置1へ送信する。この参加メッセージはDHTルーティングにより転送される。そして、この参加メッセージを受信した他の端末装置1は、自装置のルーティングテーブルから参加メッセージの転送回数に応じたレベルのテーブルの情報を取り出して、参加メッセージを送信した端末装置1へその情報を送信する。制御部101は、このように参加メッセージを受信した端末装置1からルーティングテーブルの情報をネットワーク8及び通信部111を介して取得し、これらの情報に基づいてルーティングテーブルを生成し、通信システムSに参加する。
また、制御部101は、通信システムSへの参加時にセンタサーバ10からコンテンツカタログを取得し、表示部107にこのコンテンツカタログの内容を表示する。これにより、端末装置1の利用者は、通信システムSにおいて再生可能なコンテンツ情報を把握し、入力部110へ所定の操作を行ってコンテンツ情報を取得する。このように制御部101は、通信システムSにおいて送受信が可能なコンテンツ情報のリストを取得するリスト取得手段として機能する。
ステップS2において、制御部101は、記憶部102に記憶したコンテンツ情報の再生指示があるか否かを判定する。例えば、記憶部102に記憶したコンテンツ情報の一覧を再生リストとして表示部107に表示し、利用者による入力部110への操作によって、表示部107に表示されている再生リストの中からコンテンツ情報が選択されたときに、制御部101は、再生指示があったと判定する。
この処理において、再生指示があったと判定すると(ステップS2:Yes)、制御部101は、再生処理を起動する(ステップS3)。この再生処理は、再生指示のあったコンテンツ情報を記憶部102から読み出して、上述した再生手段によって処理することによって行う。すなわち、制御部101が、記憶部102に記憶したコンテンツ情報を順次取り出してデコーダ部105に入力することによってデコードされたコンテンツ情報に応じた映像や音声を映像処理部106や音声処理部108を介して表示部107やスピーカ109から出力することによって行なう。このように、制御部101は、記憶部に記憶したコンテンツ情報を再生手段で再生する再生処理手段として機能する。
一方、再生指示がないと判定すると(ステップS2:No)、制御部101は、コンテンツ情報の取得指示があるか否かを判定する(ステップS4)。例えば、利用者による入力部110への操作によって、表示部107に表示されているコンテンツカタログの中からコンテンツ情報が選択されたときに、制御部101は、コンテンツ情報の取得指示があったと判定する。
この処理において、コンテンツ情報の取得指示があったと判定すると(ステップS4:Yes)、制御部101は、コンテンツ取得処理を起動する(ステップS5)。このコンテンツ取得処理は、図13におけるステップS20〜S26の処理であり、後で詳述する。
ステップS4において、コンテンツ情報の取得指示がないと判定すると(ステップS4:No)、制御部101は、ネットワーク8及び通信部111を介して他の端末装置1又はセンタサーバ10からDHTメッセージ(例えば、コンテンツ登録メッセージ、コンテンツ検索メッセージなど)を受信したか否かを判定する(ステップS6)。この処理において、DHTメッセージを受信したと判定すると(ステップS6:Yes)、制御部101は、DHTメッセージ処理を行う(ステップS7)。このDHTメッセージ処理は、図15におけるステップS40〜S46の処理であり、後で詳述する。
ステップS6において、DHTメッセージを受信していないと判定すると(ステップS6:No)、制御部101は、ネットワーク8及び通信部111を介してコンテンツ送信要求を受信したか否かを判定する(ステップS8)。この処理において、コンテンツ送信要求を受信したと判定すると(ステップS8:Yes)、制御部101は、コンテンツ送信処理を行う(ステップS9)。コンテンツ送信処理は、コンテンツ送信要求に応じたコンテンツ情報を記憶部102から取り出し、コンテンツ送信要求を行なった他の端末装置1へ通信部111及びネットワーク8を介して送信することによって行なう。このように、制御部101は、他の端末装置1からの要求に応じてコンテンツ記憶手段である記憶部102に記憶したコンテンツ情報を通信部111及びネットワーク8を介して送信するコンテンツ送信手段として機能する。
ステップS8において、コンテンツ送信要求を受信していないと判定したとき(ステップS8:No)、又はステップS3,S5,S7,S9の処理が終了したとき、制御部101は、終了指示を検知したか否かを判定する(ステップS10)。例えば、自端末装置1の電源がOFF状態へ移行したとき、制御部101は、終了指示を検知する。
ステップS10において、終了指示を検知したと判定すると(ステップS10:Yes)、制御部101は、メイン処理を終了し、一方、終了指示を検知していないと判定すると(ステップS10:No)、制御部101は、ステップS2からの処理を繰り返す。
(コンテンツ取得処理)
次に、ステップS5のコンテンツ取得処理について図13のフローチャートを参照して具体的に説明する。図13は端末装置1におけるコンテンツ取得処理のフローチャートである。
図13に示すように、コンテンツ取得処理を開始すると、制御部101は、取得指示が行われたコンテンツ情報が公開前の新規コンテンツ情報であるか否かを判定する(ステップS20)。新規コンテンツ情報であるか否かは、コンテンツカタログに含まれる当該コンテンツ情報の公開開始日時と現日時との比較に基づいて行う。すなわち、取得しようとするコンテンツ情報の公開開始日時が計時部103により計時される現日時よりも後の日時であるとき、公開前の新規コンテンツ情報であると判定する。
この処理において、取得指示が行われた新規コンテンツ情報が公開前の新規コンテンツ情報であると判定すると(ステップS20:Yes)、制御部101は、取得指示が行われた新規コンテンツ情報の公開開始日時が到来したか否かを判定する(ステップS21)。公開開始日時が到来したか否かは、コンテンツカタログに含まれる当該コンテンツ情報の公開開始日時と現日時との比較に基づいて行う。すなわち、計時部103により計時される現日時が、新規コンテンツ情報の公開開始日時となったときに、新規コンテンツ情報の公開開始日時が到来したと判定する。このように制御部101は、コンテンツ情報の取得処理を当該コンテンツ情報の取得開始可能時期から開始するコンテンツ取得手段として機能することになる。
この処理において、新規コンテンツ情報の公開開始日時が到来したと判定すると(ステップS21:Yes)、制御部101は、ステップS23に移行してコンテンツ情報取得許可判定処理を行う。このコンテンツ情報取得許可判定処理は、図14に示すステップS30〜S36の処理であり、後で詳述する。
ステップS20において、取得指示が行われたコンテンツ情報が公開前の新規コンテンツ情報ではないと判定すると(ステップS20:No)、制御部101は、取得指示が行われたコンテンツ情報が公開直後の新規コンテンツ情報であるか否かを判定する(ステップS22)。公開直後の新規コンテンツ情報であるか否かは、コンテンツカタログに含まれる当該新規コンテンツ情報の公開開始日時と現日時との比較に基づいて行う。すなわち、取得指示が行われたコンテンツ情報の公開開始日時が計時部103により計時される現日時よりも所定期間だけ前の日時であるとき、公開直後の新規コンテンツ情報であると判定する。
この処理において、取得指示が行われたコンテンツ情報が公開直後の新規コンテンツ情報であると判定すると(ステップS22:Yes)、制御部101は、ステップS23に移行してコンテンツ情報取得許可判定処理を行う。
ステップS23におけるコンテンツ情報取得許可判定処理が終了すると、制御部101は、取得指示が行われたコンテンツ情報のルート端末装置に向けてコンテンツ検索メッセージを送信する(ステップS24)。すなわち、制御部101は、コンテンツカタログを参照し、取得指示のあったコンテンツ情報のコンテンツIDをコンテンツカタログから取り出す。そして、記憶部102に記憶したルーティングテーブルに基づき、このコンテンツIDを宛先識別情報とした検索メッセージを、通信部111及びネットワーク8を介して他の端末装置1へ送信する。
その後、制御部101は、ルート端末装置から所定期間内にコンテンツ保持端末装置の所在情報を取得する(ステップS25)。すなわち、制御部101は取得指示が行われたコンテンツ情報のコンテンツ保持端末装置の所在情報をルート端末装置からネットワーク8及び通信部111を介して取得する。
次に、制御部101は、このように所在情報を取得したコンテンツ保持端末装置に対してコンテンツ情報の送信要求をネットワーク8及び通信部111を介して行う。その後、この要求に対してコンテンツ保持端末装置から送信されるコンテンツ情報をネットワーク8及び通信部111を介して取得し、コンテンツ記憶手段としての記憶部102に記憶して(ステップS26)、コンテンツ取得処理を終了する。このように、制御部101は、他の端末装置1からネットワーク8を介してコンテンツ情報を取得するコンテンツ取得手段として機能する。
ここで、ステップS23におけるコンテンツ情報取得許可判定処理について図14のフローチャートを参照して説明する。図14は端末装置1におけるコンテンツ情報取得許可判定処理のフローチャートである。
図14に示すように、コンテンツ情報取得許可判定処理を開始すると、制御部101は、初期値の設定を行う(ステップS30)。制御部101が設定する初期値としては、取得指示のあった新規コンテンツ情報の配信端末数N、端末装置1が同一のコンテンツ情報を同時に配信できる数である同時配信数C、カウンタ値iなどがある。制御部101は、配信端末数N、同時配信数C、カウンタ値iなどを記憶部102の初期値記憶領域(図示せず)に記憶することによって初期値の設定を行う。
ここで、配信端末数Nは、センタサーバ10において、コンテンツ情報の予測人気度に応じて予め配信端末数Nとして設定された値(以下、「設定配信端末数」と呼ぶ。)をコンテンツ情報に関連付けてコンテンツカタログに含ませており、制御部101は、コンテンツカタログから設定配信端末数を読み出して配信端末数Nを記憶部102の初期値記憶領域に記憶する。また、同様に、センタサーバ10において、同時配信数Cの情報もコンテンツ情報に関連付けてコンテンツカタログに含ませており、制御部101は、コンテンツカタログから同時配信数Cの情報を読み出して記憶部102の初期値記憶領域に記憶する。
なお、制御部101は、センタサーバ10から配信端末数Nの情報を取得するようにしてもよい。例えば、取得指示が公開前のコンテンツ情報であったとき、制御部101は、その取得指示があったことの通知(予約通知)をセンタサーバ10へ通信部111及びネットワーク8を介して送信しておく。そして、コンテンツ情報取得許可判定処理を開始したときに、センタサーバ10から予約通知を行った端末装置の数を通信部111及びネットワーク8を介して取得して配信端末数Nとして設定する。このように制御部101は、コンテンツ情報の取得開始可能時期の情報をセンタサーバ10などからコンテンツカタログなどにより取得する取得時期情報取得手段として機能する。
また、ステップS30において公開前と判断したコンテンツ情報の場合には、カウンタ値iを「0」に設定する。また、ステップS31において公開直後と判断したコンテンツ情報の場合には、公開開始時からの経過時間tに応じてカウンタ値i=0を設定する。すなわち、経過時間tを所定時間taで除した値の小数点を切り下げて算出した値をカウンタ値iとする。例えば、端末装置1間でのコンテンツ情報の送受信に要する時間(送受信所要時間)を所定時間taとする。
次に、制御部101は、記憶部102から配信端末数N、同時配信数C、カウンタ値iを読み出して、上記式(1)と同じ演算式(2)で確率Pを演算する。この確率Pは、指数関数的に高くなる確率である。
Figure 2010079738
次に、制御部101は、確率Pが1以上であるか否かを判定する(ステップS32)。この処理において確率Pよりも小さいとき(ステップS32:No)、[0,1]の範囲でランダムな小数点数を許可判定用閾値Rとして決定する(ステップS33)。
そして、制御部101は、確率Pが許可判定用閾値Rよりも大きいか否かを判定する(ステップS34)。すなわち、コンテンツ取得を許可するか否かを判定する。この処理において、確率Pが許可判定用閾値Rよりも大きくないと判定すると(ステップS34:No)、制御部101は、所定時間taだけ待機した後(ステップS35)、カウンタ値iを1だけインクリメントして(ステップS36)、処理をステップS31に戻す。
なお、例えば、ここでの所定時間taは、端末装置1間でのコンテンツ情報の送受信に要する時間(送受信所要時間)とすることができる。このとき、所定時間ta毎にカウンタ値iを1だけインクリメントするので、所定時間ta毎にコンテンツ保持端末装置の数分のリクエスタを発生させることができる。従って、リクエスタからのコンテンツ情報の要求の数を、通信システムS内のコンテンツ保持端末装置が配信できる数以下に抑えることができ、これによりコンテンツ保持端末装置へのアクセスを有効に制限することができ、トラフィックの過度な集中を抑制することができる。
一方、ステップS34において、確率Pが許可判定用閾値Rよりも大きいと判定すると(ステップS34:Yes)、制御部101は、コンテンツ情報取得許可判定処理を終了する。すなわち、コンテンツ取得を許可する。なお、確率Pがランダムな許可判定用閾値Rよりも大きい確率は、確率Pと同じであることから、結果として、確率Pが許可確率Paとなる。
このように、制御部101は、コンテンツ情報の取得処理を開始すると、当該処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が指数関数的に高くなるコンテンツ情報取得許可判定処理を所定時間ta毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときに、ステップS24〜S26に示すように他の端末装置1からコンテンツ情報の取得を行うコンテンツ取得手段として機能する。なお、時間の経過に伴って確率が高くなる図9や図10に示す許可確率での許可を行うコンテンツ情報取得許可判定処理を行うようにしてもよい。
(DHTメッセージ処理)
次に、ステップS7のDHTメッセージ処理について図15のフローチャートを参照して具体的に説明する。図15は端末装置1におけるDHTメッセージ処理のフローチャートである。
図15に示すように、DHTメッセージ処理を開始すると、制御部101は、受信したメッセージが自装置宛であるか否かを判定する(ステップS40)。受信したメッセージが自装置宛であるか否かは、このメッセージの宛先識別情報に自装置の端末IDが近いか否かによって判定する。なお、「近い」ことの定義は、例えば、DHTメッセージの宛先識別情報を超えず、この宛先識別情報と端末IDとの差が一番少ないものとするが、一貫していれば他の定義でもよい。
ステップS40の処理において、受信したメッセージが自装置宛でないと判定すると(ステップS40:No)、制御部101は、当該メッセージを記憶部102に記憶したルーティングテーブルに基づいてDHTルーティングにより転送する(ステップS41)。一方、受信したメッセージが自装置宛であると判定すると(ステップS40:Yes)、制御部101は、当該メッセージがコンテンツ登録メッセージであるか否かを判定する(ステップS42)。
ステップS42の処理において、受信したメッセージがコンテンツ登録メッセージであると判定すると(ステップS42:Yes)、制御部101は、当該コンテンツ登録メッセージに含まれるインデックス情報(コンテンツ保持端末装置の所在情報)を記憶部102に記憶したインデックステーブル(例えば、図6参照。)に追加してインデックステーブルを更新する(ステップS43)。一方、受信したメッセージがコンテンツ登録メッセージではないと判定すると(ステップS42:No)、制御部101は、当該メッセージがコンテンツ検索メッセージであるか否かを判定する(ステップS44)。
ステップS44の処理において、受信したメッセージがコンテンツ検索メッセージであると判定すると(ステップS44:Yes)、制御部101は、当該コンテンツ検索メッセージで要求されているインデックス情報を記憶部102に記憶したインデックステーブル(例えば、図6参照。)から取り出して、要求元の端末装置1へ送信する(ステップS45)。一方、受信したメッセージがコンテンツ検索メッセージではないと判定すると(ステップS44:No)、制御部101は、当該メッセージに応じた処理を行なう(ステップS46)。
ステップS41,S43,S45,S46の処理が終了したとき、制御部101は、DHTメッセージ処理を終了する。
以上のように本実施形態における通信システムSの端末装置1では、新規コンテンツ情報の公開開始時期になると、時間の経過に基づきコンテンツ情報の取得許可の確率が高くなる演算を所定期間毎に行うようにしている。
そのため、通信システムS内でコンテンツ保持端末装置を増加させつつも、増加するコンテンツ保持端末装置の数に応じた数でリクエスタからこれらのコンテンツ保持端末装置へコンテンツ情報の送信を要求させることができる。
その結果、コンテンツ保持端末装置へのアクセスを有効に制限することができ、トラフィックの過度な集中を抑制することができる。
なお、制御部101は、他の端末装置1から要求されたコンテンツ情報のすべてのデータがコンテンツ記憶手段である記憶部102に記憶されていないときでも、当該コンテンツ情報のうち記憶部102に記憶されているデータから順次通信部111及びネットワーク8を介して送信するコンテンツ送信手段として機能するようにしてもよい。
このようにしたとき、所定時間taを、端末装置1間でのコンテンツ情報の送受信に要する時間(送受信所要時間)よりも短い時間とし、かつルート端末装置が新たにコンテンツ保持端末装置となった端末装置の所在情報を優先してリクエスタに送信することで、リクエスタによる新規コンテンツ情報の送信要求を効率よく分散させることができる。
また、上述の実施形態としては、端末装置1の所在情報をIPアドレスとして説明したが、端末装置1のネットワーク8上の所在がわかる情報(他の端末装置1からネットワーク8を介してアクセスできる)であればよく、例えば、IPアドレスとポート番号とを所在情報としてもよい。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
本発明の一実施形態に係る通信システムの各端末装置及びセンタサーバの接続態様の一例を示す図である。 ID空間の説明図である。 ルーティングテーブルの一例である。 センタサーバからコンテンツ情報が投入される様子を示す図である。 コンテンツ保持端末装置のコンテンツ登録メッセージがDHTルーティングにより転送される様子を示す図である。 インデックステーブルの一例である。 コンテンツ情報を保持している端末装置がDHTルーティングにより検索される様子の一例を示す図である。 コンテンツ情報の公開時からの経過時間と端末装置におけるコンテンツ取得確率との関係を示す図である。 コンテンツ情報の公開時からの経過時間と端末装置におけるコンテンツ取得確率との関係を示す図である。 コンテンツ情報の公開時からの経過時間と端末装置におけるコンテンツ取得確率との関係を示す図である。 端末装置の具体的構成を示す図である。 図11に示す端末装置のメイン処理フローチャートである。 図11に示す端末装置におけるコンテンツ取得処理のフローチャートである。 図11に示す端末装置におけるコンテンツ情報取得許可判定処理のフローチャートである。 図11に示す端末装置におけるDHTメッセージ処理のフローチャートである。
符号の説明
S 通信システム
1 端末装置
10 センタサーバ
8 ネットワーク
101 端末装置の制御部
102 端末装置の記憶部
111 端末装置の通信部

Claims (9)

  1. ネットワークに接続された複数の端末装置を備え、前記端末装置間でコンテンツ情報の送受信を行う通信システムにおける前記端末装置において、
    他の装置から前記ネットワークを介してコンテンツ情報を取得するコンテンツ取得手段と、
    前記取得したコンテンツ情報を記憶するコンテンツ記憶手段と、
    他の端末装置の要求に応じて前記コンテンツ記憶手段に記憶したコンテンツ情報を当該他の端末装置へ前記ネットワークを介して送信するコンテンツ送信手段と、を備え、
    前記コンテンツ取得手段は、前記コンテンツ情報の取得処理を開始すると、当該処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が高くなる前記コンテンツ情報の取得許可判定処理を所定期間毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときに他の端末装置からコンテンツ情報の取得を行うことを特徴とする端末装置。
  2. 前記コンテンツ取得手段は、当該通信システム内の一以上の端末装置に記憶されたコンテンツ情報が他の端末装置から取得可能となったときに当該コンテンツ情報の取得処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. コンテンツ情報の取得開始可能時期の情報を取得する取得時期情報取得手段を備え、
    前記コンテンツ取得手段は、コンテンツ情報の取得処理を当該コンテンツ情報の取得開始可能時期から開始することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記取得許可判定処理の許可確率を、前記コンテンツ情報の取得処理開始からの時間の経過に伴って指数関数的に高くなる確率としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 前記取得許可判定処理の許可確率を、前記コンテンツ情報の取得処理開始からの時間の経過に比例して高くなる確率としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 前記コンテンツ送信手段は、他の端末装置から要求されたコンテンツ情報のすべてのデータが前記コンテンツ記憶手段に記憶されていないときでも、当該コンテンツ情報のうち前記コンテンツ記憶手段に記憶されているデータから順次前記ネットワークを介して送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. コンピュータを、請求項1〜6のいずれか1項に記載の前記端末装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 複数の端末装置を備え、前記端末装置間でネットワークを介してコンテンツ情報の送受信を行う通信システムにおいて、
    各前記端末装置は、
    他の装置から前記ネットワークを介してコンテンツ情報を取得するコンテンツ取得手段と、
    前記取得したコンテンツ情報を記憶するコンテンツ記憶手段と、
    他の端末装置の要求に応じて前記コンテンツ記憶手段に記憶したコンテンツ情報を当該他の端末装置へ前記ネットワークを介して送信するコンテンツ送信手段と、を備え、
    前記コンテンツ取得手段は、前記コンテンツ情報の取得処理を開始すると、当該処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が高くなる前記コンテンツ情報の取得許可判定処理を所定期間毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときに他の端末装置からコンテンツ情報の取得を行うことを特徴とする通信システム。
  9. 複数の端末装置を備え、前記端末装置間でネットワークを介してコンテンツ情報の送受信を行う通信システムにおける前記端末装置の前記コンテンツ情報取得方法であって、
    前記端末装置が、他の装置から前記ネットワークを介してコンテンツ情報を取得する第1ステップと、
    前記端末装置が、前記取得したコンテンツ情報をコンテンツ記憶手段に記憶する第2ステップと、
    前記端末装置が、他の端末装置の要求に応じて当該他の端末装置へ前記コンテンツ記憶手段に記憶したコンテンツ情報を前記ネットワークを介して送信する第3ステップと、を有し、
    前記第1ステップにおいて、前記端末装置は、前記コンテンツ情報の取得処理を開始すると、当該処理開始からの時間の経過に伴って許可確率が高くなる前記コンテンツ情報の取得許可判定処理を所定期間毎に行い、当該判定処理の結果が取得許可となったときに他の端末装置からコンテンツ情報の取得を行うことを特徴とする端末装置のコンテンツ情報取得方法。
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