JP2010074954A - Waterproof case - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、自動車のエンジンルームなどに取り付けられる電気接続箱に用いられるのに好適な防水ケースに関するものである。 The present invention relates to a waterproof case suitable for use in, for example, an electric junction box attached to an engine room of an automobile.
自動車には多種多様な電子機器が搭載されている。これら多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車には、電源と前記電子機器との間の適宜箇所に、電気接続箱が配置されている。この電気接続箱は、ワイヤハーネスのコネクタ、リレー、ヒューズ等の複数の電気部品と、これら電気部品を収容した防水ケースと、で構成されている(特許文献1を参照。)。 A variety of electronic devices are mounted on automobiles. In order to supply electric power to these various electronic devices, an electric connection box is disposed in the vehicle at an appropriate location between a power source and the electronic device. This electrical junction box is composed of a plurality of electrical components such as connectors, relays, and fuses of a wire harness, and a waterproof case that houses these electrical components (see Patent Document 1).
図4は従来の電気接続箱を構成する防水ケースを示す斜視図である。図5は図4に示された従来の防水ケースの問題点を説明する説明図である。 FIG. 4 is a perspective view showing a waterproof case constituting a conventional electrical junction box. FIG. 5 is an explanatory view for explaining the problems of the conventional waterproof case shown in FIG.
図4及び図5に示す防水ケース101は、複数の周壁121により筒状に形成されたケース本体102と、このケース本体102の上側に位置する開口部を覆う格好でケース本体102に着脱自在に取り付けられるアッパカバー103と、ケース本体102の下側に位置する開口部を覆う格好でケース本体102に着脱自在に取り付けられるロアカバー104と、を有している。また、これらケース本体102とアッパカバー103とロアカバー104とは、絶縁性の合成樹脂で構成され周知の射出成型により形成されている。
A
上記アッパカバー103は、ケース本体102の上側に位置する開口部と相対する天井壁130と、この天井壁130の外縁から立設しかつ前記複数の周壁121にそれぞれ重なる複数の第2周壁131と、前記周壁121に設けられた複数のロック突起122にそれぞれ係止する複数のロックアーム132と、を有している。また、周壁121及び第2周壁131の互いに重なり合う部分、即ち合わせ目106、は、防水ケース101内への液体の侵入を防止するために段付き形状にされている。
The
上記ロアカバー104は、ケース本体102の下側に位置する開口部と相対する底壁140と、この底壁140の外縁から立設しかつ前記複数の周壁121にそれぞれ重なる複数の第3周壁141と、前記周壁121に設けられた複数のロック受け部123にそれぞれ係止する複数のロック部143と、を有している。また、周壁121及び第3周壁141の互いに重なり合う部分、即ち合わせ目107、は、防水ケース101内への液体の侵入を防止するために段付き形状にされている。
前述した従来の防水ケース101は、合わせ目106,107が段付き形状にされているので、一応の防水性はあるが、洗車時などに、図5の矢印W11に示すように、合わせ目106,107に液体が直接噴射されると、水圧により内側に撓んだ周壁121と第2周壁131との間即ち合わせ目106、及び、周壁121と第3周壁141との間即ち合わせ目107に隙間が生じ、矢印W12、矢印W13に示すように、周壁121を伝って液体が防水ケース101内に浸入してしまうことがあるという問題があった。
The above-described conventional
したがって、本発明は、内部に液体が浸入することを確実に防止できる防水ケースを提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a waterproof case that can reliably prevent liquid from entering inside.
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ケース本体と、該ケース本体の開口部を覆うカバーと、を有する防水ケースにおいて、前記ケース本体と前記カバーとのうち一方から柱状に立設した柱部と、前記柱部の先端に連なり、前記ケース本体と前記カバーとの合わせ目の外側に配置された板状の盾部と、で構成された防水盾を有し、そして、前記盾部の前記合わせ目から離れた側の表面に、当該盾部の中心から外縁に向かうにしたがって前記合わせ目に近付く方向に傾斜した複数の面が設けられていることを特徴とする防水ケースである。
In order to achieve the above object, the invention described in
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記柱部が弾性変形自在に形成されていることを特徴とするものである。
The invention described in
請求項1に記載された発明によれば、前記ケース本体と前記カバーとのうち一方から柱状に立設した柱部と、前記柱部の先端に連なり、前記ケース本体と前記カバーとの合わせ目の外側に配置された板状の盾部と、で構成された防水盾を有しているので、液体が合わせ目に向かって噴射されても、この液体が盾部に当たることで前記合わせ目に直接当たることがなく、そのために、盾部に当たった液体の水圧によってケース本体またはカバーが撓んでケース本体とカバーとの間、即ち合わせ目、に隙間が生じた場合でも、この隙間から防水ケースの内部に液体が侵入することを防止できる。また、前記盾部の前記合わせ目から離れた側の表面に、当該盾部の中心から外縁に向かうにしたがって前記合わせ目に近付く方向に傾斜した複数の面が設けられているので、液体がこれら複数の面に当たった際の盾部への衝撃を、盾部の合わせ目から離れた側を平らな一面にして該平らな一面によって液体を正面から受け止める場合に比べて小さくすることができ、ケース本体またはカバーの撓み量を小さくすることができる。これらのことによって、内部に液体が浸入することを確実に防止できる防水ケースを提供することができる。 According to the first aspect of the present invention, a column portion standing in a columnar shape from one of the case main body and the cover, and a joint between the case main body and the cover are connected to the tip of the column portion. Since a waterproof shield composed of a plate-shaped shield part arranged outside the liquid crystal is provided, even if liquid is sprayed toward the joint, the liquid hits the shield part to cause the joint to Even if there is a gap between the case body and the cover, i.e., the joint, due to the water pressure of the liquid that hits the shield, there is no direct contact. It is possible to prevent the liquid from entering the inside. In addition, since the surface of the shield part on the side away from the joint is provided with a plurality of surfaces inclined in a direction approaching the joint as it goes from the center of the shield part to the outer edge, the liquid can be The impact on the shield when hitting multiple surfaces can be reduced compared to the case where the side away from the joint of the shield is flat and the liquid is received from the front by the flat surface, The amount of bending of the case body or the cover can be reduced. By these things, the waterproof case which can prevent reliably that a liquid penetrate | invades inside can be provided.
請求項2に記載された発明によれば、前記柱部が弾性変形自在に形成されているので、液体が合わせ目に向かって斜め方向から噴射された場合、盾部の水圧がかかる部位が押されて柱部が曲がり、合わせ目を防水するのにより有利な角度に盾部を傾けることができる。また、盾部が傾くことによって複数の面の傾斜角度が変わり、該面に当たる前記液体の方向を合わせ目をよける角度に変えることができる。 According to the second aspect of the present invention, since the column portion is formed to be elastically deformable, when the liquid is sprayed from an oblique direction toward the joint, the portion to which the water pressure of the shield portion is applied is pushed. As a result, the pillar portion is bent, and the shield portion can be tilted at a more advantageous angle to waterproof the joint. In addition, the inclination angle of the plurality of surfaces is changed by the inclination of the shield portion, and the direction of the liquid that strikes the surfaces can be changed to an angle that avoids the joint.
以下、本発明の一実施の形態にかかる防水ケースを、図1ないし図3に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る防水ケースを示す斜視図である。図2は図1に示された防水ケースに対して液体が噴射された際の作用効果を説明する説明図である。図3は図2に示された防水ケースに対して斜め方向から液体が噴射された際の作用効果を説明する説明図である。 Hereinafter, a waterproof case according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 3. FIG. 1 is a perspective view showing a waterproof case according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is an explanatory diagram for explaining the operational effect when liquid is ejected to the waterproof case shown in FIG. FIG. 3 is an explanatory view for explaining the operational effect when the liquid is ejected from the oblique direction to the waterproof case shown in FIG.
本実施形態にかかる防水ケース1は、内側にワイヤハーネスのコネクタやリレー、ヒューズ、電子制御ユニットなどの複数の電気部品を収容して電気接続箱を構成する。この電気接続箱は、自動車のエンジンルームなどに取り付けられ、前記自動車に搭載された多種多様な電子機器に電力を供給する。
The
また、本発明で言う「防水」とは、水の浸入を阻止することに限らず、水、油、アルコール、等を含む液体全般に有効に作用することを意味するが、ここでは一般的に名称として広く用いられている「防水」を用いて説明する。 In addition, the term “waterproof” as used in the present invention is not limited to preventing the entry of water, but means that it effectively acts on all liquids including water, oil, alcohol, etc. The description will be made using “waterproof” widely used as a name.
上記防水ケース1は、図1に示すように、複数の周壁21により筒状に形成され、内側に前記複数の電気部品が装着されるケース本体2と、このケース本体2の上側に位置する開口部を覆う格好でケース本体2に着脱自在に取り付けられるカバーとしてのアッパカバー3と、ケース本体2の下側に位置する開口部を覆う格好でケース本体2に着脱自在に取り付けられるカバーとしてのロアカバー4と、ケース本体2に一体に設けられた防水盾5と、を有している。また、これらケース本体2と、アッパカバー3と、ロアカバー4と、防水盾5とは、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成型により形成されている。
As shown in FIG. 1, the
上記アッパカバー3は、ケース本体2の上側に位置する開口部と相対する天井壁30と、この天井壁30の外縁から立設しかつ前記複数の周壁21にそれぞれ重なる複数の第2周壁31と、前記周壁21に設けられた複数のロック突起22にそれぞれ係止する複数のロックアーム32と、を有している。また、周壁21及び第2周壁31の互いに重なり合う部分、即ち合わせ目6、は、防水ケース1内への液体の侵入を防止するために段付き形状にされている。
The
上記ロアカバー4は、ケース本体2の下側に位置する開口部と相対する底壁40(図2を参照。)と、この底壁40の外縁から立設しかつ前記複数の周壁21にそれぞれ重なる複数の第3周壁41と、前記周壁21に設けられた複数のロック受け部23にそれぞれ係止する複数のロック部43と、を有している。また、周壁21及び第3周壁41の互いに重なり合う部分、即ち合わせ目7、は、防水ケース1内への液体の侵入を防止するために段付き形状にされている。
The lower cover 4 is erected from the outer wall of the bottom wall 40 (see FIG. 2) facing the opening located on the lower side of the
上記防水盾5は、図1及び図2に示すように、ケース本体2の一つの周壁21から柱状に立設した柱部50と、柱部50の先端に連なり、ケース本体2とアッパカバー3との合わせ目6、及び、ケース本体2とロアカバー4との合わせ目7の双方の外側に配置された板状の盾部55と、で構成されている。また、前記防水盾5は、盾部55の合わせ目6,7から離れた側の表面に、当該盾部55の中心56から外縁に向かうにしたがって合わせ目6,7に近付く方向に傾斜した複数の面51,52,53,54が設けられている。このような盾部55は、平面視における形状が菱形である。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
前述した構成の防水ケース1は、雨水や結露した水等の液体が表面に付着した場合、合わせ目6,7の段付き形状によって、該合わせ目6,7から内部に前記液体が浸入することが防止される。
In the
また、本発明では、洗車時などに、図2の矢印W1に示すように、洗車液等の液体が合わせ目6,7に向かって噴射された場合、該液体は盾部55の複数の面51,52,53,54に当たって、矢印W2,W3に示すように、合わせ目6,7をよける角度に方向が変えられる。このことにより、前記液体が合わせ目6,7に直接当たることが防止され、そのために、盾部55に当たった前記液体の水圧によって周壁21が撓んでケース本体2とアッパカバー3との間、及び、ケース本体2とロアカバー4との間、即ち合わせ目6,7、に隙間が生じた場合でも、これら隙間から防水ケース1の内部に前記液体が侵入することが防止される。
In the present invention, when a car wash liquid or the like is sprayed toward the
さらに、本発明では、前記矢印W1に示す液体を、盾部55の中心56から外縁に向かうにしたがって合わせ目6,7に近付く方向に傾斜した複数の面51,52,53,54で受け止めるようにしているので、前記液体がこれら複数の面51,52,53,54に当たった際の盾部55への衝撃を、盾部55の合わせ目6,7から離れた側を平らな一面にして該平らな一面によって前記液体を正面から受け止める場合に比べて小さくすることができ、周壁21の撓み量を小さくすることができる。これらのことによって、防水ケース1の内部に液体が浸入することを確実に防止することができる。
Furthermore, in the present invention, the liquid indicated by the arrow W1 is received by the plurality of
さらに、本発明では、図2及び図3に示すように、柱部50を細く形成することで弾性変形自在に形成しているので、図3の矢印W4に示すように、洗車液等の液体が合わせ目6,7に向かって斜め方向から噴射された場合、盾部55の水圧がかかる部位が押されて柱部50が曲がり、合わせ目6,7を防水するのにより有利な角度に盾部55を傾けることができる。また、盾部55が傾くことによって複数の面51,52,53,54の傾斜角度が変わり、前記矢印W4に示す複数の面51,52,53,54に当たる液体の方向を合わせ目6,7をよける角度に変えることができる。
Further, in the present invention, as shown in FIG. 2 and FIG. 3, the
また、前述した防水盾5の複数の面51,52,53,54の傾斜角度や柱部50の太さ等については、実際の防水ケース1の取付角度や想定される液体の噴射方向などに応じて適宜設定することができる。また、このような防水盾5は、噴射された液体が当たると想定される箇所に設けることが効果的である。即ち、本発明の防水盾5は、盾部55が合わせ目6,7の少なくとも一部の外側に配置されていれば良い。
Further, the inclination angle of the plurality of
また、上述した実施形態では、防水盾5がケース本体2に一体に設けられていたが、本発明では、防水盾5がアッパカバー3またはロアカバー4に一体に設けられていても良い。また、本発明では、前記防水盾がケース本体2やアッパカバー3、ロアカバー4と別体で設けられてこれらに取り付けられた構成であっても良い。さらに、その場合、前記柱部の材質をウレタンゴム等にして該柱部を弾性変形自在に形成しても良い。さらに、本発明では、防水盾が複数設けられていても良い。
In the embodiment described above, the
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。 In addition, embodiment mentioned above only showed the typical form of this invention, and this invention is not limited to embodiment. That is, various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
1 防水ケース
2 ケース本体
3 アッパカバー(カバー)
4 ロアカバー(カバー)
5 防水盾
6,7 合わせ目
50 柱部
51,52,53,54 面
55 盾部
56 中心
1
4 Lower cover (cover)
5
Claims (2)
前記ケース本体と前記カバーとのうち一方から柱状に立設した柱部と、前記柱部の先端に連なり、前記ケース本体と前記カバーとの合わせ目の外側に配置された板状の盾部と、で構成された防水盾を有し、そして、
前記盾部の前記合わせ目から離れた側の表面に、当該盾部の中心から外縁に向かうにしたがって前記合わせ目に近付く方向に傾斜した複数の面が設けられていることを特徴とする防水ケース。 In a waterproof case having a case body and a cover that covers the opening of the case body,
A column portion standing upright from one of the case main body and the cover, a plate-shaped shield portion connected to the tip of the column portion, and disposed outside the joint of the case main body and the cover; Having a waterproof shield composed of, and
A waterproof case characterized in that a plurality of surfaces inclined in a direction approaching the joint as it goes from the center of the shield to the outer edge are provided on the surface of the shield that is away from the joint. .
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JP2008239739A JP2010074954A (en) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | Waterproof case |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012240473A (en) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Mitsubishi Motors Corp | Relay box |
KR101355579B1 (en) * | 2012-01-04 | 2014-01-24 | 엘에스엠트론 주식회사 | Receptacle connector having waterproof structure |
CN111682471A (en) * | 2019-03-11 | 2020-09-18 | 矢崎总业株式会社 | Electric connection box |
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