JP2010073120A - Optical transceiver - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光信号を送受信する光トランシーバに関する。 The present invention relates to an optical transceiver that transmits and receives an optical signal.
複数波長多重型の従来の光トランシーバの場合、波長毎にレーザダイオードのバイアス電流や光出力の波長をモニタ制御するために複数のコントローラが備えられている。同様にコンピュータシステムにおいても、同時に且つ迅速に大量の情報を処理するためには、複数のコントローラが用いられている。このような技術を開示するものとしては、下記特許文献1がある。特許文献1には、基板上に複数のコントローラと、各コントローラに対応する複数の記憶部(EEPROM:Electrically ErasableProgrammable Read-Only Memory)とを有し、互いに対応するコントローラとEEPROMとがJTAG(Joint Test Action Group)バスを介して接続されているコンピュータシステムが開示されている。
しかしながら、このようなコンピュータシステムでは、コントローラ毎にEEPROMが設けられているため、プログラムの初回のダウンロードやバージョンアップ等のプログラム更新の際に、すべてのEEPROMでデータを書き込まなければならなかった。また、複数のEEPROMが用いられるため、製造コストの上昇を招くことにもなる。 However, in such a computer system, since an EEPROM is provided for each controller, data must be written in all EEPROMs at the time of program update such as initial program download or version upgrade. In addition, since a plurality of EEPROMs are used, the manufacturing cost increases.
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、プログラムのセットアップ時の処理時間の短縮及びコストの低減が可能な光トランシーバを提供することを課題とする。 The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide an optical transceiver capable of shortening the processing time and reducing the cost when setting up a program.
上述の課題を解決するため、本発明に係る光トランシーバは、複数のレーザダイオードを含む光送信サブアッセンブリと、複数のフォトダイオードを含む光受信サブアッセンブリと、光送信サブアッセンブリ及び光受信サブアッセンブリを監視し制御する複数の副制御部と、複数の副制御部に第1のシリアルインターフェースによって接続された主制御部と、複数の副制御部のためのアプリケーションプログラムが格納されており、複数の副制御部と第2のシリアルインターフェースによって接続されている記憶部と、を備えた光トランシーバであって、主制御部は、複数の副制御部が、該光トランシーバの起動時に第2のシリアルインターフェースを介して順次に記憶部からアプリケーションプログラムを読み出し、複数のレーザダイオードから各光出力信号が同時に出力開始されるように複数の副制御部に発光制御信号を送出することを特徴とする。 In order to solve the above problems, an optical transceiver according to the present invention includes an optical transmission subassembly including a plurality of laser diodes, an optical reception subassembly including a plurality of photodiodes, an optical transmission subassembly, and an optical reception subassembly. A plurality of sub-control units to be monitored and controlled, a main control unit connected to the plurality of sub-control units by a first serial interface, and an application program for the plurality of sub-control units are stored. An optical transceiver comprising a control unit and a storage unit connected by a second serial interface, wherein the main control unit has a plurality of sub-control units configured to use the second serial interface when the optical transceiver is activated. Application programs are sequentially read from the storage unit via a plurality of laser diodes. Each optical output signal from which is characterized in that sends a light emission control signals to a plurality of sub-control section so as to output start simultaneously.
また、本発明に係る光トランシーバは、複数のレーザダイオードを含む光送信サブアッセンブリと、複数のフォトダイオードを含む光受信サブアッセンブリと、光送信サブアッセンブリ及び光受信サブアッセンブリを監視し制御する複数の副制御部と、複数の副制御部に第1のシリアルインターフェースによって接続された主制御部と、複数の副制御部のアプリケーションプログラムが格納されており、複数の副制御部と第2のシリアルインターフェースによって接続されている記憶部と、を備えた光トランシーバであって、主制御部は、複数の副制御部が、該光トランシーバの起動時に第2のシリアルインターフェースを介して順次に記憶部からアプリケーションプログラムを読み出し、複数のレーザダイオードから各光出力信号が同時に出力開始されるように複数のレーザダイオードに対して発光制御信号を送出することを特徴とする。 An optical transceiver according to the present invention includes a plurality of optical transmission subassemblies including a plurality of laser diodes, an optical reception subassembly including a plurality of photodiodes, and a plurality of optical transmission subassemblies and optical reception subassemblies. The sub-control unit, the main control unit connected to the plurality of sub-control units by the first serial interface, and the application programs of the plurality of sub-control units are stored. The plurality of sub-control units and the second serial interface An optical transceiver comprising: a storage unit connected to each other, wherein the main control unit is configured so that a plurality of sub-control units sequentially apply applications from the storage unit via the second serial interface when the optical transceiver is activated. Reads a program and outputs each optical output signal from multiple laser diodes simultaneously Characterized by sending a light emission control signal to a plurality of laser diodes as a force initiated.
これらの本発明に係る光トランシーバでは、複数の副制御部と第2のシリアルインターフェースによって接続されている記憶部を備えており、その記憶部には複数の副制御部のアプリケーションプログラムが格納されている。このように、本発明に係る光トランシーバでは、複数の副制御部の起動の際に各副制御部にアプリケーションプログラムを提供する記憶部が単一のものであるため、コントローラ毎にEEPROMが設けられている従来の光トランシーバのように、プログラムの初回のダウンロードやバージョンアップ等のプログラム更新の際にすべてのEEPROMにデータを書き込む必要がない。従って、プログラムのセットアップ時の処理時間を短縮することができる。また、記憶部が一つであるため製造コスト及び実装面積の面においても有利である。 These optical transceivers according to the present invention include a storage unit connected to a plurality of sub-control units by a second serial interface, and application programs of the plurality of sub-control units are stored in the storage unit. Yes. As described above, since the optical transceiver according to the present invention has a single storage unit that provides an application program to each sub control unit when a plurality of sub control units are activated, an EEPROM is provided for each controller. Unlike conventional optical transceivers, it is not necessary to write data in all EEPROMs when updating a program such as the first download or version upgrade. Therefore, it is possible to shorten the processing time when setting up the program. Further, since there is only one storage unit, it is advantageous in terms of manufacturing cost and mounting area.
更に、これらの本発明に係る光トランシーバでは、主制御部により複数のレーザダイオードに又は複数の副制御部に発光制御信号が送出され、複数のレーザダイオードから各光出力信号が同時に出力開始されるように制御される。そのため、複数のレーザダイオードから出力される各光出力信号が遅延して発光することを防止することができる。 Further, in these optical transceivers according to the present invention, the main control unit sends light emission control signals to the plurality of laser diodes or to the plurality of sub-control units, and the optical output signals are simultaneously started to be output from the plurality of laser diodes. To be controlled. Therefore, it is possible to prevent the light output signals output from the plurality of laser diodes from emitting light with a delay.
本発明に係る光トランシーバによれば、プログラムのセットアップ時の処理時間を短縮することができると共にコストを低減することもできる。 According to the optical transceiver of the present invention, it is possible to shorten the processing time at the time of program setup and reduce the cost.
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するにあたり最良と思われる形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素には同一の符号を用い、重複する説明を省略する。 DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments that are considered to be the best for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In addition, the same code | symbol is used for the same or equivalent element, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光トランシーバ1Aの概略構成図である。また、図2は、メインCPU(主制御部)3、サブCPU(副制御部)5A,5B及びEEPROM20の間の通信に関する光トランシーバ1Aの構成をより詳細に示す図である。本実施形態に係る光トランシーバ1Aは、4つの異なる波長の光信号を送受信できる4波長多重型である。光トランシーバ1Aは、図1及び図2に示されるようにメインCPU3と、サブCPU5A,5Bと、EEPROM20と、チップセレクト部30と、光送信サブアセンブリ(Transmitter Optical Sub-Assembly:以下、TOSAという)101と、発光部制御回路103と、光受信サブアッセンブリ(Receiver Optical Sub-Assembly:以下、ROSAという)107と、信号増幅回路105とを備えている。
(First embodiment)
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an
メインCPU3は、外部に設けられた上位制御ユニットであるホストCPU7とシリアルインターフェースの一種であるI2Cインターフェースを介して接続されていると共に、サブCPU5A及び5BともI2Cインターフェースを介して接続されている。また、メインCPU3、サブCPU5A及びサブCPU5Bは、シリアルインターフェースの一種であるSPI(System Packet Interface)を介して1つのEEPROM20に接続されている。
The
メインCPU3は、ホストCPU7と接続されているI2Cインターフェースを経由して、サブCPU5A及び5B用のアプリケーションプログラムをEEPROM20に書き込む。また、メインCPU3は起動後、チップセレクト部30からのチップセレクト信号をCS0からCS1又はCS2に切り替えて、サブCPU5A又は5BがEEPROM20からアプリケーションプログラムを読み込み可能な状態にさせる。ここで、チップセレクト部30とは、メインCPU3の制御の下に、メインCPU3、サブCPU5A及び5Bそれぞれをイネーブルするためのチップセレクト信号CS0、CS1及びCS2を生成してEEPROM20に出力するアドレスデコーダ出力として動作するものである。
The
メインCPU3、サブCPU5A及びサブCPU5Bは、ダウンロード用のシリアルインターフェース41を持ち、そのシリアルインターフェース41を介してサブCPU5A及び5Bにはブートプログラムがダウンロードされて格納されている。また、メインCPU3にもアプリケーションプログラムが格納されている。
The
サブCPU5A,5Bのプログラムコードは、各サブCPU5A,5Bに内蔵されている各フラッシュROMに格納されているブートプログラムと、EEPROM20に格納されているアプリケーションプログラムとに分かれている。サブCPU5A及び5Bそれぞれは、起動後にまず、ブートプログラムを実行し、その後にEEPROM20から読み出されるアプリケーションプログラムを読み出す。それ以後には、EEPROM20からアプリケーションプログラムに従い、TOSA101及びLDD13a〜13dを介してLD11a〜11dのバイアス電流や光出力レベルをモニタすると同時にこれらを個別に制御する。また、サブCPU5A,5Bは、信号増幅回路105及びROSA107の監視も行う。
The program codes of the
また、サブCPU5A,5Bの外部アドレスピン(A0、A1)の論理は、メインCPU3のI2Cインターフェースのスレーブアドレスの下位2bitと連動している。サブCPU5A及び5Bのそれぞれの入力ピンには、サブCPU5Aが、A0=LOW、A1=LOWとされており、サブCPU5BがA0=High、A1=LOWとされている。そのため、位置情報をメインCPU3で判別でき、2つのサブCPU5A及び5Bは同一プログラムコードで動作される。
The logic of the external address pins (A0, A1) of the
図3は、ホストCPU7からダウンロードされてEEPROM20に格納されているデータの2つの例を示す。サブCPU5A及び5B用のアプリケーションプログラムは、図3(a)のように同一の第1サブエリアに格納された1種類であってもよく、図3(b)のように区切られたサブエリア毎(第1及び第2のサブエリア)に格納された別の種類であってもよい。後者の場合には、外部アドレスピン(A0,A1)の論理により、サブCPU5A,5BにおけるEEPROM20の読み込み開始アドレスを変更しておく必要がある。
FIG. 3 shows two examples of data downloaded from the
TOSA101は、出力光の波長が互いに異なる4つのレーザダイオード(LD)11a〜11dからなるLD部11と、光合波器11eとにより構成されている。光合波器11eは、各LD11a〜11dから出力される波長の異なる複数のレーザ光信号を合波し、発光部制御回路103からの制御信号に応じた合波光信号を形成する。その後、TOSA101は、外部に接続された光伝送路に向かって光分波器15eにより形成された合波光信号を送信する。また、TOSA101は、光合波器11eによって生成された合波光信号を発光部制御回路103にも出力する。
The TOSA 101 includes an
発光部制御回路103は、各LD11a〜11dに対応するレーザダイオード駆動(LDD:Laser Diode Drive)回路13a〜13dからなるLDD回路部13及びAPC(Automatic Power Control)回路(図示せず)を有し、サブCPU5A及び5Bからの制御信号に応じてAPC回路及びLDD回路部13を動作させる。具体的には、サブCPU5Aからの制御信号に応じてLDD13a,13bを動作させ、サブCPU5Bからの制御信号に応じてLDD13c,13dを動作させる。LDD13a〜13dは、送信線L1〜L4を介して2つの互いに位相が反転された相補的な送信信号TD+、TD−を外部から受信する。また、発光部制御回路103は、送信信号TD+、TD−に応じた光信号がTOSA101によって生成されるように、LDD回路部13からTOSA101に供給されるLD11a〜11dの各駆動電流を制御する。
The light emitting
更に、発光部制御回路103は、各LD11a〜11dでの各送信パワーをモニタし、いずれかが異常値の場合にはTDFault信号を生成してサブCPU5A及びサブCPU5Bに出力する。サブCPU5A及びサブCPU5Bは、TDFault信号を受けた場合に、それに対応するアラーム信号をメインCPU3を介してホストCPU7に出力するとともに、アラーム信号に応じて発光部制御回路103の動作を停止する等の制御を行う。
Further, the light emitting
このように、サブCPU5A及び5Bは、TOSA101及びLDD13a〜13dを介してLD11a〜11dのLDバイアス電流や光出力レベルをモニタすると同時に個別にLD11a〜11dの制御を行う。
As described above, the
なお、LDD回路13a及び13bは送信線LA及びLBを介してサブCPU5Aに接続されており、LDD回路13c及び13dは送信線LC及びLDを介してサブCPU5Bに接続されている。サブCPU5Aは送信線LA及びLBを介してLDD回路13a及び13bに発光停止信号TxDISABLEが入力可能にされており、サブCPU5Bは送信線LC及びLDを介してLDD回路13c及び13dに発光停止信号TxDISABLEを入力可能にされている。
Incidentally,
ROSA107は、外部の光伝送路を経由して受信された光信号を4つの波長毎に分波する光分波器15eと、その4つの波長毎に光電変換させるフォトダイオード(PD)15a〜15dからなるPD部15とにより構成されており、その変換された各電気信号を信号増幅回路105に出力する。
The
信号増幅回路105は、PD15a〜15dそれぞれに対応するリミッティングアンプ(LIA)17a〜17dからなるLIA部17を備えており、LIA部17により信号を受けて増幅し、2つの相補的な受光信号RD+、RD−を生成する。また、信号増幅回路105は、生成された受光信号RD+、RD−を受信線L5〜L8を介して外部に送信する。更に、信号増幅回路105は、ROSA107のPD15a〜15dにおける光信号の受信パワーをモニタし、基準値以下の場合にLOS(Loss of Signal)信号を生成してサブCPU5A又は5Bに出力する。サブCPU5A及びサブCPU5BはLOS信号を受けた場合にそのアラーム信号をメインCPU3を介してホストCPU7に出力するとともに、信号増幅回路105の動作を停止する等の制御を行う。このように、サブCPU5A及び5Bは、ROSA107及びLIA17a〜17dを介して光入力レベルをモニタすることができる。
The
次に、図4及び図5を参照して、光トランシーバ1Aの動作を説明する。まず、電源起動によりメインCPU3が起動される(S01)と、初期化処理が行われメインCPU3が初期化される(S02)。このメインCPU3の起動時の初期化によって、チップセレクト部30によりチップセレクト信号CS0が生成されてメインCPU3とEEPROM20との間でSPI通信が可能とされる。また、サブCPU5A及び5Bがリセット状態になる。その後、チップセレクト部30により生成されるチップセレクト信号がCS1に切り替わり(S03)、サブCPU5Aのリセット信号が解除される(S04)。サブCPU5Aのリセット信号の解除が行われると、サブCPU5Aが起動され(S05)、ブートプログラムが実行されてサブCPU5Aのハードウェアの初期化が行われる(S06)。その後、サブCPU5Aは、EEPROM20からアプリケーションプログラム等のデータを読み出してサブCPU5AのRAM領域に読み込む(S07)。
Next, the operation of the
一方、ステップS05〜ステップS07の処理が行われる間、メインCPU3においてはI2Cインターフェースを経由してサブCPU5AとのI2C通信が行われ(S08)、サブCPU5Aでアプリケーションの読み出しが完了したか否かが判定される(S09)。その判断は、サブCPU5Aがアプリケーションの読み出しの完了まで行われ(S10)、読み出し完了情報を得るとチップセレクト部30により生成されるチップセレクト信号がCS2に切り替える(S11)。すると、サブCPU5Bのリセット信号が解除される(S12)。サブCPU5Bのリセット信号の解除が行われると、サブCPU5Bが起動され(S13)、ブートプログラムが実行されてサブCPU5Aのハードウェアの初期化が行われる(S14)。その後、サブCPU5Bは、EEPROM20からそのアプリケーションプログラム等のデータを取得してサブCPU5BのRAM領域に読み込む(S15)。
On the other hand, during the processing of steps S05 to S07, the
一方、ステップS13〜ステップS15の処理が行われる間、メインCPU3においてはI2Cインターフェースを経由してサブCPU5BとのI2C通信が行われ(S16)、サブCPU5Bでアプリケーションの読み出しが完了したか否かが判定される(S17)。その判定は、サブCPU5Bがアプリケーションの読み出しの完了まで行われ(S18)、読み出し完了情報を得るとチップセレクト部30により生成されるチップセレクト信号がCS0に切り替わる(S19)。
On the other hand, during the processing of step S13 to step S15, the
チップセレクト信号がCS0に切り替わると、メインCPU3はI2Cインターフェースを経由してサブCPU5AとI2C通信を行い(S20)、LD11a及びLD11bにおいて光出力の準備が完了しているか否かを判定する(S21)。その判定は、LD11a及びLD11bにおいて光出力の準備が完了するまで行われる(S22)。その後、メインCPU3はI2Cインターフェースを経由してサブCPU5BとI2C通信を行い(S23)、LD11c及びLD11dにおいて光出力の準備が完了しているか否かを判定する(S24)。その判定は、LD11c及びLD11dにおいて光出力の準備が完了するまで行われる(S25)。ステップ21〜ステップ25を通じて、LD11a〜11dにおける光出力の準備が完了したと判定されると、メインCPU3はI2C通信を行い、サブCPU5A及び5Bに対して発光停止信号TxDISABLEの解除指令を同時に送信する(S26)。すると、サブCPU5A,5Bはその解除指令を受信し(S27)、発光停止信号TxDISABLEを同時に解除する(S28)。その後、メインCPU3、サブCPU5A及び5Bそれぞれにおいては、取得したアプリケーションプログラムが動作され、そのプログラムに従って光出力のモニタ及び制御が行われる。
When the chip select signal is switched to CS0, the
本実施形態に係る光トランシーバ1Aでは、サブCPU5A及び5BとSPIを介して接続されているEEPROM20を備えており、そのEEPROM20にはサブCPU5A及び5Bのアプリケーションプログラムが格納されている。このようにこれらの本実施形態に係る光トランシーバ1Aは、単一のEEPROM20を備えているため、コントローラ毎にEEPROMが設けられている従来の光トランシーバのように、プログラムの初回のダウンロードやバージョンアップ等のプログラム更新の際に、すべてのEEPROMでデータを書き込む必要がない。従って、プログラムのセットアップ時の処理時間を短縮することができる。また、単一のEEPROM20が用いられるためコスト面においても有利である。更に、実装面積を削減することができ、光トランシーバ1Aの小型化を実現することができる。
The
一般的に1つのEEPROMが用いられると、サブCPU5A及び5Bが順次に起動されるため、図6に示されるように、LD11a〜11dから出力される各光送信信号が遅延して発光する。すなわち、図6(b)のように出力光の波長が互いに異なるLD11a〜11dから同時に各レーザ光信号(光送信信号)が発光する前に図6(a)のように例えば最短波長の光送信信号が発光してしまう。しかし、本実施形態に係る光トランシーバ1Aでは、LD11a〜11dにおける光出力の準備が完了したと判定されると、メインCPU3からサブCPU5A及び5Bに対して発光停止信号TxDISABLEの解除指令が同時に送信され、サブCPU5A及び5Bにより発光停止信号TxDISABLEが同時に解除されることで、LD11a〜11dからの各光出力信号が同時に出力開始されるように制御とされる。そのため、LD11a〜11dから各光出力信号が遅延して発光することを防止することができる。
In general, when one EEPROM is used, the
以下、上述した本実施形態の光トランシーバ1Aの効果をより明らかにするため、2つの比較例を挙げて説明する。図7は、比較例の光トランシーバ1Bの構成図である。光トランシーバ1Bは、1つのメインCPU3とそれに従属する2つのサブCPU5A及び5Bを備える光トランシーバ1Aに対して、サブCPUを有しておらず1つのCPU3Aのみを備える点で相違する。また、TOSA101、発光部制御回路103、ROSA107及び信号増幅回路105がそれぞれ複数のLD(11a〜11d)、LDD(13a〜13d)、PD(15a〜15d)及びLIA(17a〜17d)を有する光トランシーバ1Aに対して、単一のLD11a、LDD13a、PD15a及びLIA17aを有する点で相違する。また、これに伴って光合波器11e、光分波器15eをも備えていない。
Hereinafter, two comparative examples will be described in order to clarify the effects of the
このような光トランシーバ1Bにおいては、光入出力信号が1波長のみの場合は、この構成で十分に監視及び制御を行うことが可能である。しかしながら、光トランシーバ1Bの伝送速度をより高くする場合、例えば10GBASE−LX4のような光トランシーバの中で4波長多重する場合には、1波長毎にLDバイアス電流や変調電流を制御し、方式によっては更に温度制御(TEC制御)も必要となるが、これらの4波長分の監視・制御を1つのCPU3Aで担うと、LDのバイアス電流や光出力レベル及び出力パワー等などのモニタ及び制御周期が大きくなる。その結果、LDバイアス電流、変調電流及び出力パワー等のモニタ値の更新、発光部制御回路103からのTDFault信号及び信号増幅回路105からのLOS(Loss of Signal)信号の処理遅延、APC制御の応答の遅延が生じてしまう。
In such an
図8及び図9は、別の比較例である光トランシーバ1Cの構成図である。光トランシーバ1Cは、2つのサブCPU5A及び5Bが1つのEEPROM20により接続されている光トランシーバ1Aに対して、サブCPU5A及び5BのそれぞれにEEPROM20A及び20Bが接続されている点で相違する。また、これに伴いチップセレクト部30を備えていない。このような構成の場合には、複数のEEPROM20A及び20Bが用いられるため、プログラムの初回のダウンロードやバージョンアップ等の際にすべてのEEPROM20A,20Bでデータを書き込まなければならず、書き込み処理時間が長くかかってしまう。また、サブCPU5A及び5Bに対して、2つのEEPROM20A及び20Bが必要であるため、製造コスト及び実装面積の面においても不利となる。上述したような比較例と比べて、本実施形態ではプログラムセットアップ時の処理時間及び装置規模の面においても有利となる。
8 and 9 are configuration diagrams of an
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図10に示すように、第2実施形態に係る光トランシーバ1Dは、LDD回路13a及び13bが送信線LA及びLBを介してサブCPU5Aに接続されており、LDD回路13c及び13dが送信線LC及びLDを介してサブCPU5Bに接続されている第1実施形態に係る光トランシーバ1Aに対比して、LDD回路部13の各LDD回路13a〜13dが送信線LA〜LDを介してメインCPU3と直接的に接続されている点で相違する。また、メインCPU3は、送信線LA〜LDを介してLDD回路13a〜13dに発光停止信号TxDISABLEが入力可能にされる。その他の構成は、光トランシーバ1Aの構成と同等であるため、同一の符号を付して重複説明を省略する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. As shown in FIG. 10, the
第2実施形態に係る光トランシーバ1Dは、動作においても第1実施形態に係る光トランシーバ1Aと同等であるが、ステップ27及び28を有しない点において相違する。すなわち、光トランシーバ1DのメインCPU3は、サブCPU5A,5Bを介することなくステップ26においてLDD回路13a〜13dに対して直接的に発光停止信号TxDISABLEの解除を指令する。
The
第2実施形態に係る光トランシーバ1Dは、このような構成を採用しているため、光トランシーバ1Aと同様な効果が得られるほか、メインCPU3によりLDD回路13a〜13dに対して直接的に発光停止信号TxDISABLEの解除指令が行われることによりLD11a〜11dから各光出力信号が遅延して発光することをより確実に防止することができる。
Since the
1A〜1D…光トランシーバ、3…メインCPU、5A,5B…サブCPU、11a〜11d…レーザダイオード、15a〜15d…フォトダイオード、20…EEPROM、101…TOSA、107…ROSA。
DESCRIPTION OF
Claims (2)
複数のフォトダイオードを含む光受信サブアッセンブリと、
前記光送信サブアッセンブリ及び前記光受信サブアッセンブリを監視し制御する複数の副制御部と、
前記複数の副制御部に第1のシリアルインターフェースによって接続された主制御部と、
前記複数の副制御部のためのアプリケーションプログラムが格納されており、前記複数の副制御部と第2のシリアルインターフェースによって接続されている記憶部と、
を備えた光トランシーバであって、
前記主制御部は、前記複数の副制御部が、該光トランシーバの起動時に前記第2のシリアルインターフェースを介して順次に前記記憶部から前記アプリケーションプログラムを読み出し、前記複数のレーザダイオードから各光出力信号が同時に出力開始されるように前記複数の副制御部に発光制御信号を送出することを特徴とする光トランシーバ。 An optical transmission subassembly including a plurality of laser diodes;
An optical receiver subassembly including a plurality of photodiodes;
A plurality of sub-control units that monitor and control the optical transmission sub-assembly and the optical reception sub-assembly;
A main control unit connected to the plurality of sub-control units by a first serial interface;
An application program for the plurality of sub-control units is stored, and a storage unit connected to the plurality of sub-control units by a second serial interface;
An optical transceiver comprising:
In the main control unit, the plurality of sub-control units sequentially read out the application program from the storage unit via the second serial interface when the optical transceiver is activated, and output each optical output from the plurality of laser diodes. An optical transceiver, wherein a light emission control signal is sent to the plurality of sub-control units so that signals are output simultaneously.
複数のフォトダイオードを含む光受信サブアッセンブリと、
前記光送信サブアッセンブリ及び前記光受信サブアッセンブリを監視し制御する複数の副制御部と、
前記複数の副制御部に第1のシリアルインターフェースによって接続された主制御部と、
前記複数の副制御部のアプリケーションプログラムが格納されており、前記複数の副制御部と第2のシリアルインターフェースによって接続されている記憶部と、
を備えた光トランシーバであって、
前記主制御部は、前記複数の副制御部が、該光トランシーバの起動時に前記第2のシリアルインターフェースを介して順次に前記記憶部から前記アプリケーションプログラムを読み出し、前記複数のレーザダイオードから各光出力信号が同時に出力開始されるように前記複数のレーザダイオードに対して発光制御信号を送出することを特徴とする光トランシーバ。 An optical transmission subassembly including a plurality of laser diodes;
An optical receiver subassembly including a plurality of photodiodes;
A plurality of sub-control units that monitor and control the optical transmission sub-assembly and the optical reception sub-assembly;
A main control unit connected to the plurality of sub-control units by a first serial interface;
An application program of the plurality of sub-control units is stored, and a storage unit connected to the plurality of sub-control units by a second serial interface;
An optical transceiver comprising:
In the main control unit, the plurality of sub-control units sequentially read out the application program from the storage unit via the second serial interface when the optical transceiver is activated, and output each optical output from the plurality of laser diodes. An optical transceiver, wherein a light emission control signal is sent to the plurality of laser diodes so that signals are output simultaneously.
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2008
- 2008-09-22 JP JP2008242686A patent/JP2010073120A/en active Pending
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