JP2010071591A - 空調システム、設定温度制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 冷房負荷及び暖房負荷を可及的に小さくし、省エネを図る。
【解決手段】 年間を通じて、外気の温湿度を計測し、空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるように、対応させる外気温度の範囲、及び、外気エンタルピの範囲を決定し、温度基準及びエンタルピ基準の対応関係を記憶しておく。これを前提として、外気の温度及び湿度を取得し(S100)、温度基準の対応関係を用い、設定温度を算出する(S110)。一方、取得される外気の温度及び湿度から外気のエンタルピを算出し(S120)、エンタルピ基準の対応関係を用い、設定温度を算出する(S130)。そして、算出された2つの設定温度のうち、必要エネルギーのより小さな設定温度を選択する(S140)。
【選択図】 図4
【解決手段】 年間を通じて、外気の温湿度を計測し、空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるように、対応させる外気温度の範囲、及び、外気エンタルピの範囲を決定し、温度基準及びエンタルピ基準の対応関係を記憶しておく。これを前提として、外気の温度及び湿度を取得し(S100)、温度基準の対応関係を用い、設定温度を算出する(S110)。一方、取得される外気の温度及び湿度から外気のエンタルピを算出し(S120)、エンタルピ基準の対応関係を用い、設定温度を算出する(S130)。そして、算出された2つの設定温度のうち、必要エネルギーのより小さな設定温度を選択する(S140)。
【選択図】 図4
Description
本発明は、工場内などの空調室に用いられる空調システムに関する。
工場内などの空調室(クリーンルーム)として、研削室や組付室がある。研削室では、研削対象の熱による膨張を防止するため、室内の温度を管理する必要が生じる。また、組付室では、防錆のため、室内の湿度を管理する必要が生じる。そのため、周知のとおり、空調システムによる空調制御が行われている。
このような空調システムは空調機を制御するための自動制御盤を具備し、この自動制御盤による制御によって、空調室内の温湿度を一定条件下で維持するようになっている。具体的に言うと、自動制御盤は、予め設定される設定温度に基づき、空調室の空気調節を行うようになっている。
そして、この設定温度は、手動で設定されるのが一般的であり、例えば季節ごとに変更される。一例として、春期は24℃、夏期は26℃、秋期は24℃、冬期は22℃というような設定が挙げられる。
そして、この設定温度は、手動で設定されるのが一般的であり、例えば季節ごとに変更される。一例として、春期は24℃、夏期は26℃、秋期は24℃、冬期は22℃というような設定が挙げられる。
しかしながら、春期、秋期といった中間期における一日の冷房負荷及び暖房負荷を例に挙げて考えると、昼間と夜間との外気温の差が大きくなることから、設定温度と外気温との差が大きくなる。そのため、設定温度を24℃というように一定値として設定温度を設定すると、図7(a)に示すように、冷房負荷(記号Oで示した)及び暖房負荷(記号Pで示した)が大きくなってしまい、省エネという観点から好ましくない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、冷房負荷及び暖房負荷を可及的に小さくし、省エネを図ることにある。
上述した目的を達成するためになされた請求項1に記載の空調システムは、外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御すると共に、空調機における空気調節に要する必要エネルギー(以下単に「必要エネルギー」という)が相対的に小さくなるよう設定温度を制御する。
本発明では、対応関係記憶手段に、温度対応関係、及び、エンタルピ対応関係が記憶されている。温度対応関係は、外気に対し温度を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能なものである。一方、エンタルピ対応関係は、外気に対しエンタルピを基準として調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能なものである。これら対応関係はいずれも、必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められている。ここで「調節範囲」は、空調室の種類によって決まってくる。
ここで特に、温湿度取得手段が、外気の温度及び湿度を取得する。ここでいう湿度は、相対湿度を意味する。また、第1温度算出手段が、温度対応関係を用い、取得される外気の温度から、調節範囲に含まれる第1温度を算出する。一方、第2温度算出手段が、エンタルピ対応関係を用い、取得される外気の温度及び湿度から、温度調節範囲に含まれる第2温度を算出する。そして、設定温度選択手段によって、第1及び第2温度のうち必要エネルギーがより小さくなる温度が、設定温度として選択される。
つまり、必要エネルギーを小さくするように制御の目標となる温度(終局的には設定温度)を算出することを考えると、種々の基準を利用することができる。そこで、本発明では、特に有効な、温度の基準及びエンタルピの基準を用いることとした。このような観点で予め求められるのが、温度対応関係及びエンタルピ対応関係である。具体的には、外気の温度及び湿度を実際に取得し、例えば年間を通じて、必要エネルギーが小さくなるような対応関係を求めておく。
例えば、温度対応関係は、請求項2に示すように、外気の特定範囲の温度を調節範囲にリニアに対応させたものとするという具合である。より具体化すると、例えば、図3(a)で示すごとくである。ここでは、外気の特定範囲の温度(図中では外気温度)18〜28(℃)を調節範囲(図中では設定温度)20〜26(℃)にリニアに対応させている。このとき、上述したように必要エネルギーが年間を通じて相対的に小さくなるように外気の特定範囲の温度が設定されている。
また例えば、エンタルピ対応関係は、請求項3に示すように、外気の特定範囲のエンタルピを調節範囲にリニアに対応させたものとするという具合である。より具体化すると、例えば、図3(b)で示すごとくである。ここでは、外気の特定範囲のエンタルピ(図中では外気エンタルピ)40〜60(kj/kg)を調節範囲(図中では設定温度)20〜26(℃)に対応させている。このとき、上述したように必要エネルギーが年間を通じて相対的に小さくなるように外気の特定範囲のエンタルピが設定されている。
そして本発明では、このような対応関係が記憶されていることを前提として、さらに、温度対応関係を用いて算出される第1温度と、エンタルピ対応関係を用いて算出される第2温度とで、必要エネルギーがより小さくなる温度を、設定温度とする。つまり、温度の基準とエンタルピの基準とを併用することで、さらなる省エネを図るのである。このようにすれば、冷房負荷及び暖房負荷を可及的に小さくすることができ、省エネを図ることができる。
ところで、上記構成を具体化する構成として、請求項4に示すように、エンタルピ算出手段が、外気の温度及び湿度から外気のエンタルピを算出する構成としてもよい。このときは、エンタルピ算出手段にて算出される外気のエンタルピから、第2温度算出手段によって、第2温度が算出される。
また、設定温度選択手段は、請求項5に示すように、空気調節に主として空調機の冷房運転が必要となる場合、第1及び第2温度のうち、より高い温度を、設定温度として選択することが例示される。また、設定温度選択手段は、請求項6に示すように、空気調節に主として空調機の暖房運転が必要となる場合、第1及び第2温度のうち、より低い温度を、設定温度として選択することが例示される。これらの構成を採用すれば、第1温度と第2温度との単なる比較で設定温度が選択されるため、設定温度選択手段の構成が簡単になるという点で有利である。
以上、空調システムの発明として説明してきたが、本発明は、設定温度の制御に特徴を有することから、設定温度制御方法の発明として実現することができる。
すなわち、請求項7に示すような、外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御するにあたり、空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるよう設定温度を制御する設定温度制御方法であって、必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められた対応関係であって、外気に対し温度を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能な温度対応関係、及び、外気に対しエンタルピを基準として調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能なエンタルピ対応関係が記憶されており、温度対応関係を用い、取得される外気の温度から、調節範囲に含まれる第1温度を算出すると共に、エンタルピ対応関係を用い、取得される外気の温度及び湿度から、温度調節範囲に含まれる第2温度を算出する温度算出処理と、第1及び第2温度のうち必要エネルギーがより小さくなる温度を、設定温度として選択する設定温度選択処理とを備えることを特徴とする設定温度制御方法である。
すなわち、請求項7に示すような、外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御するにあたり、空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるよう設定温度を制御する設定温度制御方法であって、必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められた対応関係であって、外気に対し温度を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能な温度対応関係、及び、外気に対しエンタルピを基準として調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能なエンタルピ対応関係が記憶されており、温度対応関係を用い、取得される外気の温度から、調節範囲に含まれる第1温度を算出すると共に、エンタルピ対応関係を用い、取得される外気の温度及び湿度から、温度調節範囲に含まれる第2温度を算出する温度算出処理と、第1及び第2温度のうち必要エネルギーがより小さくなる温度を、設定温度として選択する設定温度選択処理とを備えることを特徴とする設定温度制御方法である。
このような設定温度制御方法によれば、上述と同様の効果が奏される。
また、請求項2〜6に示した空調システムと同様の構成を採用することもできる。すなわち、請求項8に示すように、温度対応関係は、外気の特定範囲の温度を調節範囲にリニアに対応させたものとしてもよい。また、請求項9に示すように、エンタルピ対応関係は、外気の特定範囲のエンタルピを調節範囲にリニアに対応させたものとしてもよい。
また、請求項2〜6に示した空調システムと同様の構成を採用することもできる。すなわち、請求項8に示すように、温度対応関係は、外気の特定範囲の温度を調節範囲にリニアに対応させたものとしてもよい。また、請求項9に示すように、エンタルピ対応関係は、外気の特定範囲のエンタルピを調節範囲にリニアに対応させたものとしてもよい。
さらにまた、請求項10に示すように、外気の温度及び湿度から外気のエンタルピを算出するエンタルピ算出処理を実行することとしてもよい。このとき、温度算出処理では、エンタルピ算出処理にて算出される外気のエンタルピから、第2温度が算出される。
また、請求項11に示すように、設定温度選択処理では、空気調節に主として空調機の冷房運転が必要となる場合、第1及び第2温度のうち、より高い温度が、設定温度として選択されることとしてもよい。さらにまた、請求項12に示すように、設定温度選択処理では、空気調節に主として空調機の暖房運転が必要となる場合、第1及び第2温度のうち、より低い温度が、設定温度として選択されることとしてもよい。
これらの構成を採用すれば、上記空調システムと同様の効果が得られることになる。
なお、このような設定温度制御方法はコンピュータシステムにて実現されることから、請求項13に示すようなプログラムの発明として実現することもできる。
すなわち、請求項7〜12のいずれか一項に記載の設定温度制御方法における各処理を含むことを特徴とするプログラムである。
なお、このような設定温度制御方法はコンピュータシステムにて実現されることから、請求項13に示すようなプログラムの発明として実現することもできる。
すなわち、請求項7〜12のいずれか一項に記載の設定温度制御方法における各処理を含むことを特徴とするプログラムである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す本実施形態の空調システム1は、空調室90における空気調節のためのシステムである。空気調節される空調室90は、例えば研削室や組付室である。研削室においては、研削対象物の熱膨張による影響が製品の精度を左右するため、室内の温度管理などが重要となる。また、組付室においては、防錆の観点から、室内の湿度管理などが重要となる。
図1に示す本実施形態の空調システム1は、空調室90における空気調節のためのシステムである。空気調節される空調室90は、例えば研削室や組付室である。研削室においては、研削対象物の熱膨張による影響が製品の精度を左右するため、室内の温度管理などが重要となる。また、組付室においては、防錆の観点から、室内の湿度管理などが重要となる。
空調システム1は、主として、空調機10と、自動制御盤20と、ボイラ30と、冷凍機40とを備えている。
ここで空調機10は、送風機(図中では「FAN」と示した)11、加湿部12、加熱部13、及び、冷却部14を有している。
ここで空調機10は、送風機(図中では「FAN」と示した)11、加湿部12、加熱部13、及び、冷却部14を有している。
送風機11は、運転時において、矢印Aで示すように外気を取り込む。取り込まれた空気は、冷却部14、加熱部13、加湿部12を順に経由し、矢印Bで示すように、空調室90へ送られる。
加湿部12は、取り込まれた空気を加湿する構成であり、加湿用配管15を具備する。加湿用配管15は、送風機11の近傍に複数の孔を有している。かかる構成により、加湿用配管15を経由して送られてくる水蒸気によって、取り込まれた空気が加湿されることになる。
加熱部13は、取り込まれた空気を加熱する構成であり、加熱用配管16を具備する。加熱用配管16には、後述するボイラ30からの温水が流れるようになっている。かかる構成により、取り込まれた空気が加熱部13を通過すると熱交換が行われて、取り込まれた空気が加熱されることになる。なお、ここでは温水としたが、水蒸気を加熱用配管16の中に流す構成としてもよい。
冷却部14は、取り込まれた空気を冷却及び除湿する構成であり、冷却用配管17を具備する。冷却用配管17には、後述する冷凍機40からの冷水が流れるようになっている。かかる構成により、取り込まれた空気が冷却部14を通過すると熱交換が行われて、取り込まれた空気が冷却及び除湿されることになる。
周知な構成であるため詳しい説明は省略したが、これら加湿部12、加熱部13及び冷却部14によって、空気の加湿、加熱、冷却、及び、除湿が可能となる。
自動制御盤20は、いわゆる制御部であり、入力情報に基づいて空調機10を制御する。入力情報は、外気温湿度センサ21及び室内温湿度センサ22によって取得される情報である。外気温湿度センサ21は、外気の温度及び湿度を計測する。一方、室内温湿度センサ22は、空調室90内の温度及び湿度を計測する。なお、自動制御盤20は、後述する対応関係を記憶するための記憶部23を有している。
具体的な制御について言及すると、自動制御盤20は、室内温湿度センサ22からの入力情報に基づき、加湿部12、加熱部13及び冷却部14を制御する。加熱部13の制御に係る構成が温水弁51である。また、冷却部14の制御に係る構成が冷水弁52である。なお、加湿部12の制御構成については省略した。以下では、加熱部13及び冷却部14に対する制御を例に挙げて説明することとする。
ここで室内温湿度センサ22からの入力情報に基づく制御は、空調室90内の温度が設定温度となるように、温水弁51及び冷水弁52を制御するものである。ここでいう設定温度は、制御の目標となる目標温度である。そして、本実施形態の特徴は、自動制御盤20が外気温湿度センサ21からの入力情報に基づき空調室90の「設定温度を自動制御する」ことにある。設定温度の自動制御については、後に詳述する。
ボイラ30は、温水を生成するための構成である。ボイラ30には、供給用配管31とリターン用配管32とが接続されている。供給用配管31には、温水ポンプ61、及び、温水弁51が配設されている。この温水ポンプ61により、ボイラ30にて生成された温水が温水弁51を介して加熱部13へ送られることになる。具体的に言うと、温水弁51は三方弁であり、温水弁51によって、温水を加熱部13へ送る経路(矢印Cで示す経路)、又は、加熱部13へ送らずリターン用配管32へ直接戻す経路(矢印Dで示す経路)の切り換えが可能となっている。したがって、自動制御盤20は、加熱運転を行う場合、温水弁51を切り換えて、温水を加熱部13へ送る。
冷凍機40は、冷水を生成するための構成である。冷凍機40にも、ボイラ30と同様に、供給用配管41とリターン用配管42とが接続されている。供給用配管41には、冷水ポンプ62、及び、冷水弁52が配設されている。この冷水ポンプ62により、冷凍機40にて生成された冷水が冷水弁52を介して冷却部14へ送られることになる。具体的に言うと、冷水弁52は三方弁であり、冷水弁52によって、冷水を冷却部14へ送る経路(矢印Eで示す経路)、又は、冷却部14へ送らずリターン用配管42へ直接戻す経路(矢印Fで示す経路)の切り換えが可能となっている。したがって、自動制御盤20は、冷却及び除湿運転を行う場合、冷水弁52を切り換えて、冷水を冷却部14へ送る。
以上空調システム1の概略構成を説明したが、本実施形態の特徴は、上述したように、外気の温湿度に基づいて、空調室90の設定温度を自動制御することにある。そこで次に、設定温度の自動制御について説明する。
まず前提として、空調室90において維持されるべき室内条件が存在する。例えば、空調室90が研削室である場合には、研削室に応じた温湿度の条件が存在する。また例えば、空調室90が組付室である場合には、組付室に応じた温湿度の条件が存在する。この範囲の一例を図2の空気線図に、室内条件として示した(記号Sの枠で示した)。図2では、温度20〜26(℃)、湿度30〜60(%)が室内条件となっている。すなわち、設定温度を制御する場合、この室内条件に入るように制御する必要がある。
本実施形態では、空調室90の設定温度をリニアに制御する。具体的には、図3(a)及び(b)に示すような基準でリニア制御を行う。
図3(a)は、外気温度を基準とするものであり、外気温度18〜28(℃)を、設定温度20〜26(℃)にリニアに対応させる。なお、外気温度が18℃を下回る場合の設定温度は一律に20℃となり、外気温度が28℃を上回る場合の設定温度は一律に26℃となる。この対応関係を用いれば、例えば外気温度が22℃のときは、設定温度は22.5℃として設定されることになる。また例えば外気温度が28℃のときは、設定温度は26℃として設定されることになる。
図3(a)は、外気温度を基準とするものであり、外気温度18〜28(℃)を、設定温度20〜26(℃)にリニアに対応させる。なお、外気温度が18℃を下回る場合の設定温度は一律に20℃となり、外気温度が28℃を上回る場合の設定温度は一律に26℃となる。この対応関係を用いれば、例えば外気温度が22℃のときは、設定温度は22.5℃として設定されることになる。また例えば外気温度が28℃のときは、設定温度は26℃として設定されることになる。
一方、図3(b)は、外気エンタルピを基準とするものであり、外気エンタルピ40〜60(kj/kg)を、設定温度20〜26(℃)に対応させる。なお、外気エンタルピは、飽和点における外気のエンタルピである。図3(b)から分かるように、外気エンタルピが40(kj/kg)を下回る場合の設定温度は一律に20℃となり、外気エンタルピが60(kj/kg)を上回る場合の設定温度は一律に26℃となる。この対応関係を用いれば、例えば外気温度が22℃で湿度92%のときは、外気エンタルピが60(kj/kg)以上となるため、設定温度は26℃として設定されることになる。また例えば、外気温度が28℃で湿度35%のときは、外気エンタルピが50(kj/kg)となるため、設定温度は23℃として設定されることになる。
このような対応関係は、予め求められるものである。そこで次に、このような対応関係の設定方法について説明する。
例えば、図2中に記号T1で示すように、夏場(昼)の外気が温度33℃で湿度60%であったとする。このとき仮に設定温度を26℃とすると、外気の冷却及び除湿に要する必要エネルギーは、記号dで示すエンタルピの差分として算出できる。そこで、年間を通じて、外気の温湿度を計測し、必要エネルギーが相対的に小さくなるように、リニアに対応させる外気温度の範囲を決定するのである。同様に、年間を通じて、外気の温湿度を計測し、必要エネルギーが相対的に小さくなるように、リニアに対応させる外気エンタルピの範囲を決定するのである。なお、このような対応関係の基準として、外気温度及び外気エンタルピの他に、湿度や飽和点の温度を採用することもできる。ただし、省エネという観点からは、外気温度及び外気エンタルピの基準を用いることが好ましい。そこで、本実施形態では、外気温度による基準(以下「温度基準」という)と外気エンタルピによる基準(以下「エンタルピ基準」という)とを併用することとした。
例えば、図2中に記号T1で示すように、夏場(昼)の外気が温度33℃で湿度60%であったとする。このとき仮に設定温度を26℃とすると、外気の冷却及び除湿に要する必要エネルギーは、記号dで示すエンタルピの差分として算出できる。そこで、年間を通じて、外気の温湿度を計測し、必要エネルギーが相対的に小さくなるように、リニアに対応させる外気温度の範囲を決定するのである。同様に、年間を通じて、外気の温湿度を計測し、必要エネルギーが相対的に小さくなるように、リニアに対応させる外気エンタルピの範囲を決定するのである。なお、このような対応関係の基準として、外気温度及び外気エンタルピの他に、湿度や飽和点の温度を採用することもできる。ただし、省エネという観点からは、外気温度及び外気エンタルピの基準を用いることが好ましい。そこで、本実施形態では、外気温度による基準(以下「温度基準」という)と外気エンタルピによる基準(以下「エンタルピ基準」という)とを併用することとした。
なお、このようにして予め求められる温度基準の対応関係が「温度対応関係」に相当し、エンタルピ基準の対応関係が「エンタルピ対応関係」に相当する。また、これらの対応関係は、自動制御盤20の記憶部23に記憶されているものとする。この意味で、記憶部23が「対応関係記憶手段」を構成する。
次に、自動制御盤20にて実行される設定温度制御処理を、図4のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップ100(以下「ステップ」を単に記号Sで示す)において、外気の温度及び湿度を取得する。この処理は、外気温湿度センサ21から入力される入力情報に基づいて行われる。
最初のステップ100(以下「ステップ」を単に記号Sで示す)において、外気の温度及び湿度を取得する。この処理は、外気温湿度センサ21から入力される入力情報に基づいて行われる。
続くS110では、温度基準で設定温度を算出する。具体的には、図3(a)に示した温度基準の対応関係を用い、S100にて取得された温度から設定温度を算出する。次のS120では、S100にて取得された温度及び湿度から外気のエンタルピを算出する。
続くS130では、エンタルピ基準で設定温度を算出する。具体的には、図3(b)に示したエンタルピ基準の対応関係を用い、S120で算出された外気エンタルピから設定温度を算出する。
次のS140ではS110及びS130で得られた設定温度のうち必要エネルギーのより小さな設定温度を選択し、その後、本設定温度制御処理を終了する。S140の処理は、設定温度の比較によって行うことが例示される。例えば、温湿度が相対的に高い場合であれば、冷却及び除湿(冷房運転)が中心となるため、2つの設定温度のうちの高い方を選択するという具合である。また例えば、温湿度が相対的に低い場合であれば、加熱及び加湿(暖房運転)が中心となるため、2つの設定温度のうちの低い方を選択するという具合である。
以上設定温度制御処理について説明したが、この設定温度制御処理に対する理解を容易にするため、次に具体例を挙げて説明する。
図5及び図6は、設定温度の選択を具体的に示す説明図である。ここでは最初に図5中に記号T2で示される外気に対する設定温度の選択を説明する。この場合、外気は温度22℃で湿度92%であるものとする。次に、図6中に記号T3で示される外気に対する設定温度の選択を説明する。この場合、外気は温度28℃で湿度35%であるものとする。
図5及び図6は、設定温度の選択を具体的に示す説明図である。ここでは最初に図5中に記号T2で示される外気に対する設定温度の選択を説明する。この場合、外気は温度22℃で湿度92%であるものとする。次に、図6中に記号T3で示される外気に対する設定温度の選択を説明する。この場合、外気は温度28℃で湿度35%であるものとする。
まず、図5中の記号T2で示す外気の温湿度は、外気温湿度センサ21から取得される(図4中のS100)。次に、温度基準で設定温度を算出すると、この例では、外気の温度が22℃であるため、設定温度は22.5℃として算出される(S110、図3(a)参照)。次に、外気のエンタルピを算出する。この例では、温度22℃で湿度92%であるため、外気のエンタルピが62(kj/kg)となり(S120)、60(kj/kg)を上回る。したがって、エンタルピ基準で設定温度を算出すると、設定温度は26℃として算出される(S130、図3(b)参照)。この場合、冷却及び除湿が中心となるため、2つの設定温度のうち高い方の設定温度26℃を選択する(S140)。このとき、図5の空気線図で見ると、加熱に必要なエネルギー(図中の左側から右側へ向かう矢印)はほぼ同じになるが、冷却及び除湿に必要なエネルギーは、温度基準では20kjであるのに対し、エンタルピ基準では10kjとなる。したがって、エンタルピ基準で算出された設定温度26℃が選択されることで、省エネが図られることが分かる。
次に、図6中の記号T3で示す外気の温湿度は、外気温湿度センサ21から取得される(図4中のS100)。次に、温度基準で設定温度を算出すると、この例では、外気の温度が28℃であるため、設定温度は26℃として算出される(S110、図3(a)参照)。次に、外気のエンタルピを算出する。この例では、温度28℃で湿度35%であるため、外気のエンタルピが50(kj/kg)となる(S120)。したがって、エンタルピ基準で設定温度を算出すると、設定温度は23℃として算出される(S130、図3(b)参照)。この場合、冷却を行うことになるため、2つの設定温度のうち高い方の設定温度26℃を選択する。このとき、図6の空気線図で見ると、冷却に必要なエネルギーは、温度基準では4kjであるのに対し、エンタルピ基準では8kjとなる。したがって、温度基準で算出された設定温度26℃が選択されることで、省エネが図られることが分かる。
ところで、図5及び図6の例では冷却及び除湿が中心となる場合を特に示したが、加熱及び加湿が中心となる場合も、2つの設定温度のうち低い方の設定温度を選択することになるだけで、同様である。
なお、本実施形態における外気温湿度センサ21が「温湿度取得手段」を構成し、自動制御盤20が「第1温度算出手段」、「第2温度算出手段」、「設定温度選択手段」及び「エンタルピ算出手段」を構成する。
また、図4中のS110の処理が「第1温度算出手段」の機能としての処理に相当し、S130の処理が「第2温度算出手段」の機能としての処理に相当する。これらS110及びS120の処理が「温度算出処理」を構成する。したがって、S110にて算出される設定温度が「第1温度」に相当し、S130にて算出される設定温度が「第2温度」に相当する。また、S140の処理が「設定温度選択手段」の機能としての処理に相当すると共に、「設定温度選択処理」を構成する。さらにまた、S120の処理が「エンタルピ算出手段」としての処理に相当すると共に、「エンタルピ算出処理」を構成する。
以上詳述したように、本実施形態の空調システム1では、年間を通じて、外気の温湿度を計測し、必要エネルギーが相対的に小さくなるように、対応させる外気温度の範囲、及び、外気エンタルピの範囲を決定し、温度基準及びエンタルピ基準の対応関係(図3(a)及び(b)参照)を記憶しておく。これを前提として、外気の温度及び湿度を取得し(図4中のS100)、温度基準の対応関係を用い、設定温度を算出する(S110)。一方、取得される外気の温度及び湿度から外気のエンタルピを算出し(S120)、エンタルピ基準の対応関係を用い、設定温度を算出する(S130)。そして、算出された2つの設定温度のうち、必要エネルギーのより小さな設定温度を選択する(S140)。
つまり、必要エネルギーを小さくするように設定温度を算出することを考えると種々の基準を利用することができるが、省エネに有効という観点で、本実施形態では、温度基準及びエンタルピ基準の対応関係を併用することとした。そして、これら2つの基準で算出された設定温度のうち必要エネルギーのより小さな設定温度を選択する。これによって、図7(b)に示すように、冷房負荷(図中に記号Qで示した)及び暖房負荷(図中に記号Rで示した)を可及的に小さくすることができ、省エネを図ることができる。
また、本実施形態では、温度基準及びエンタルピ基準の対応関係として、外気温度と設定温度とを、また、外気エンタルピと設定温度とを、リニアに対応させるようにした(図3(a)及び(b)参照)。このようなリニアな対応関係を用いれば、対応関係が複雑にならず、制御構成が簡単になるという点で有利である。もちろん、設定温度が自動制御されるような対応関係であればよく、リニアな対応関係に限定されるものではない。
さらにまた、本実施形態では、設定温度の選択(図4中のS140)にあたり、温湿度が相対的に高い場合であれば、冷却及び除湿(冷房運転)が中心となるため、2つの設定温度のうちの高い方を選択する。一方、温湿度が相対的に低い場合であれば、加熱及び加湿(暖房運転)が中心となるため、2つの設定温度のうちの低い方を選択する。これによって、単なる比較で設定温度が選択されるため、設定温度の選択処理の構成が簡単になっている。
ここで、上記実施形態に含まれる技術思想について言及する。
(イ)上記実施形態では、対応関係を用いて設定温度を制御する。この意味で、
「外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御すると共に、前記空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるよう前記設定温度を制御する空調システムであって、
前記必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められた対応関係であって、外気に対し所定要因を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能な対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
外気の情報を取得する情報取得手段と、
前記対応関係を用い、前記取得される外気の情報から、前記調節範囲に含まれる温度を設定温度として算出する設定温度算出手段と、
を備えていること」としてもよい。
(イ)上記実施形態では、対応関係を用いて設定温度を制御する。この意味で、
「外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御すると共に、前記空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるよう前記設定温度を制御する空調システムであって、
前記必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められた対応関係であって、外気に対し所定要因を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能な対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
外気の情報を取得する情報取得手段と、
前記対応関係を用い、前記取得される外気の情報から、前記調節範囲に含まれる温度を設定温度として算出する設定温度算出手段と、
を備えていること」としてもよい。
(ロ)なお、基準となる所定要因として、外気の温度、外気のエンタルピの他、湿度、飽和点の温度を基準とすることが例示される。そこで「前記所定要因は、外気の温度、外気のエンタルピの他、湿度、又は、飽和点の温度であること」としてもよい。
(ハ)また、複数(上記実施形態では2つ)の対応関係を用いて調節範囲に含まれる温度を設定温度として算出し、しかる後、必要エネルギーがより小さくなる設定温度を選択している。この意味で、
「外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御すると共に、前記空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるよう前記設定温度を制御する空調システムであって、
前記必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められた対応関係であって、外気に対し所定要因を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能な複数の対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
外気の情報を取得する情報取得手段と、
前記複数の対応関係を用い、前記取得される外気の情報から、前記調節範囲に含まれる温度を算出する温度算出手段と、
前記算出される複数の温度のうち前記必要エネルギーがより小さくなる温度を、前記設定温度として選択する設定温度選択手段と、
を備えていること」としてもよい。
「外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御すると共に、前記空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるよう前記設定温度を制御する空調システムであって、
前記必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められた対応関係であって、外気に対し所定要因を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能な複数の対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
外気の情報を取得する情報取得手段と、
前記複数の対応関係を用い、前記取得される外気の情報から、前記調節範囲に含まれる温度を算出する温度算出手段と、
前記算出される複数の温度のうち前記必要エネルギーがより小さくなる温度を、前記設定温度として選択する設定温度選択手段と、
を備えていること」としてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1…空調システム、10…空調機、11…送風機、12…加湿部、13…加熱部、14…冷却部、15…加湿用配管、16…加熱用配管、17…冷却用配管、20…自動制御盤(第1温度設定手段、第2温度設定手段、設定温度選択手段、エンタルピ算出手段)、21…外気温湿度センサ(温湿度取得手段)、22…室内温湿度センサ、23…記憶部(対応関係記憶手段)、30…ボイラ、31…供給用配管、32…リターン用配管、40…冷凍機、41…供給用配管、42…リターン用配管、51…温水弁、52…冷水弁、61…温水ポンプ、62…冷水ポンプ、90…空調室
Claims (13)
- 外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御すると共に、前記空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるよう前記設定温度を制御する空調システムであって、
前記必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められた対応関係であって、外気に対し温度を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能な温度対応関係、及び、外気に対しエンタルピを基準として調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能なエンタルピ対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
外気の温度及び湿度を取得する温湿度取得手段と、
前記温度対応関係を用い、前記取得される外気の温度から、前記調節範囲に含まれる第1温度を算出する第1温度算出手段と、
前記エンタルピ対応関係を用い、前記取得される外気の温度及び湿度から、前記調節範囲に含まれる第2温度を算出する第2温度算出手段と、
前記第1及び第2温度のうち前記必要エネルギーがより小さくなる温度を、前記設定温度として選択する設定温度選択手段と、
を備えていることを特徴とする空調システム。 - 請求項1に記載の空調システムにおいて、
前記温度対応関係は、外気の特定範囲の温度を前記調節範囲にリニアに対応させたものであることを特徴とする空調システム。 - 請求項1又は2に記載の空調システムにおいて、
前記エンタルピ対応関係は、外気の特定範囲のエンタルピを前記調節範囲にリニアに対応させたものであることを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の空調システムにおいて、
前記温湿度取得手段にて取得された外気の温度及び湿度から外気のエンタルピを算出するエンタルピ算出手段を備え、
前記第2温度算出手段は、前記エンタルピ算出手段にて算出される外気のエンタルピから、前記第2温度を算出することを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の空調システムにおいて、
前記設定温度選択手段は、空気調節に主として空調機の冷房運転が必要となる場合、前記第1及び第2温度のうち、より高い温度を、前記設定温度として選択することを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の空調システムにおいて、
前記設定温度選択手段は、空気調節に主として空調機の暖房運転が必要となる場合、前記第1及び第2温度のうち、より低い温度を、前記設定温度として選択することを特徴とする空調システム。 - 外気に対する空気調節を行い当該空気調節された空気を空調室へ送り出す空調機を設定温度に基づき制御するにあたり、前記空調機における空気調節に要する必要エネルギーが相対的に小さくなるよう前記設定温度を制御する設定温度制御方法であって、
前記必要エネルギーが相対的に小さくなるよう予め求められた対応関係であって、外気に対し温度を基準にして調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能な温度対応関係、及び、外気に対しエンタルピを基準として調節範囲に含まれる温度を対応付けることが可能なエンタルピ対応関係が記憶されており、
前記温度対応関係を用い、取得される外気の温度から、前記調節範囲に含まれる第1温度を算出すると共に、前記エンタルピ対応関係を用い、取得される外気の温度及び湿度から、前記調節範囲に含まれる第2温度を算出する温度算出処理と、
前記第1及び第2温度のうち前記必要エネルギーがより小さくなる温度を、前記設定温度として選択する設定温度選択処理と、
を備えていることを特徴とする設定温度制御方法。 - 請求項7に記載の設定温度制御方法において、
前記温度対応関係は、外気の特定範囲の温度を前記調節範囲にリニアに対応させたものであることを特徴とする設定温度制御方法。 - 請求項7又は8に記載の設定温度制御方法において、
前記エンタルピ対応関係は、外気の特定範囲のエンタルピを前記調節範囲にリニアに対応させたものであることを特徴とする設定温度制御方法。 - 請求項7〜9のいずれか一項に記載の設定温度制御方法において、
取得される外気の温度及び湿度から外気のエンタルピを算出するエンタルピ算出処理を備え、
前記温度算出処理では、前記エンタルピ算出処理にて算出される外気のエンタルピから、前記第2温度を算出することを特徴とする設定温度制御方法。 - 請求項7〜10のいずれか一項に記載の設定温度制御方法において、
前記設定温度選択処理では、空気調節に主として空調機の冷房運転が必要となる場合、前記第1及び第2温度のうち、より高い温度が、前記設定温度として選択されることを特徴とする設定温度制御方法。 - 請求項7〜11のいずれか一項に記載の設定温度制御方法において、
前記設定温度選択処理では、空気調節に主として空調機の暖房運転が必要となる場合、前記第1及び第2温度のうち、より低い温度が、前記設定温度として選択されることを特徴とする設定温度制御方法。 - 請求項7〜12のいずれか一項に記載の設定温度制御方法における各処理を含むことを特徴とするプログラム。
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JP2008241564A JP2010071591A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 空調システム、設定温度制御方法、及び、プログラム |
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JP2011069520A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Mazda Motor Corp | 塗装用空調装置及びその空調方法 |
JP2013224794A (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | Panasonic Corp | クリーンルームの空調制御方法とその装置 |
CN106152285A (zh) * | 2016-08-16 | 2016-11-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调系统及其控制方法 |
CN106839252A (zh) * | 2015-12-04 | 2017-06-13 | 艾默生网络能源有限公司 | 一种除湿控制方法、装置、系统及空调 |
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2008
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