JP2010067771A - ダイシング−ダイボンディングテープ及び半導体チップの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザーダイシング用のダイシング−ダイボンディングテープ1であって、ダイボンディングフィルム3と、ダイボンディングフィルム3の一方の面に貼り付けられた非粘着フィルム4とを有し、ダイボンディングフィルム3が、熱硬化性化合物と、熱硬化剤とを含み、非粘着フィルム4は、(メタ)アクリル樹脂組成物の架橋体を主成分として含み、非粘着フィルム4のゲル分率が60〜100%の範囲内にあるダイシング−ダイボンディングテープ1。
【選択図】図1
Description
非粘着フィルム4は、ダイボンディングフィルム3と非粘着フィルム4との界面で、ダイボンディングフィルム3を非粘着フィルム4から剥離するために設けられている。
W1:酢酸エチルに浸漬する前の試験片の重量
W2:酢酸エチルに浸漬し、乾燥した後の試験片の重量
ダイシングフィルム5は、ダイシング−ダイボンディングテープをダイシングリングに貼り付けるために用いられている。また、ダイシングフィルム5は、ダイシングが行われた後のエキスパンド性を高めるために、あるいはダイボンディングフィルム3付き半導体チップのピックアップ性を高めるために用いられている。ダイシングフィルム5は、基材5aと、該基材5aの片面に塗布された粘着剤5bとを有する。ダイシング−ダイボンディングテープ1は、ダイシングフィルム5を備える。ただし、ダイシングフィルム5は必ずしも備えられていなくてもよい。
ダイボンディングフィルム3は、レーザーダイシングにより切断される。ダイボンディングフィルム3は、レーザーダイシング後に半導体チップごと取り出され、半導体チップのダイボンディングに用いられる。
離型フィルム2は、半導体ウェーハが貼り付けられるダイボンディングフィルム3の表面3aを保護するために用いられている。ただし、離型フィルム2は必ずしも用いられなくてもよい。
次に、上述したダイシング−ダイボンディングテープ1を用いた場合の半導体チップの製造方法を図4〜図7を用いて以下説明する。
(ダイボンディングフィルムA)
G−2050M(日本油脂社製、エポキシ基含有アクリル系高分子ポリマー、重量平均分子量Mw20万)15重量部と、EXA−7200HH(大日本インキ社製、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂)80重量部と、HP−4032D(大日本インキ社製、ナフタレン型エポキシ樹脂)5重量部と、YH−309(ジャパンエポキシレジン社製、酸無水物系硬化剤)35重量部と、2MAOK−PW(四国化成社製、イミダゾール)8重量部と、S320(チッソ社製、アミノシラン)2重量部とを配合し、配合物を得た。この配合物を溶剤としてのメチルエチルケトン(MEK)に固形分60%となるように添加し、攪拌し、塗液を得た。この塗液を離型フィルムに塗布し、110℃のオーブン内で3分間加熱乾燥し、離型フィルム上に厚み40μmのダイボンディングフィルムAを形成した。
日立化成工業社製DF402
先ず、以下の(メタ)アクリル樹脂を合成した。
2−エチルヘキシルアクリレート97重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート3重量部、光ラジカル発生剤としてのイルガキュア651(チバガイギ社製、50%酢酸エチル溶液)0.2重量部、及びラウリルメルカプタン0.01重量部を酢酸エチルに溶解させ、溶液を得た。この溶液に紫外線を照射して重合を行い、ポリマーの酢酸エチル溶液を得た。さらに、この溶液の固形分100重量部に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工社製、カレンズMOI)を1.8重量部反応させて、(メタ)アクリル樹脂であるアクリル共重合体(ポリマー1)を得た。ポリマー1は、重量平均分子量が89万であり、酸価が0.58(mgKOH/g)であった。
2−エチルヘキシルアクリレート99重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート1重量部、光ラジカル発生剤としてのイルガキュア651(チバガイギ社製、50%酢酸エチル溶液)0.2重量部、及びラウリルメルカプタン0.01重量部を酢酸エチルに溶解させ、溶液を得た。この溶液に紫外線を照射して重合を行い、ポリマーの酢酸エチル溶液を得た。さらに、この溶液の固形分100重量部に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工社製、カレンズMOI)を0.9重量部反応させて、(メタ)アクリル樹脂であるアクリル共重合体(ポリマー2)を得た。ポリマー2は、重量平均分子量が73万であり、酸価が0.34(mgKOH/g)であった。
2−エチルヘキシルアクリレート95重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート5重量部、光ラジカル発生剤としてのイルガキュア651(チバガイギ社製、50%酢酸エチル溶液)0.2重量部、及びラウリルメルカプタン0.01重量部を酢酸エチルに溶解させ、溶液を得た。この溶液に紫外線を照射して重合を行い、ポリマーの酢酸エチル溶液を得た。さらに、この溶液の固形分100重量部に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工社製、カレンズMOI)を7重量部反応させて、(メタ)アクリル樹脂であるアクリル共重合体(アクリルポリマー3)を得た。得られたポリマー3の重量平均分子量は92万であり、酸価は1.00(mgKOH/g)であった。
(ダイシングフィルムDC1)
PEテープ#6318−B:積水化学社製、ポリエチレン基材の片面にゴム系粘着剤からなる粘着剤層が形成されたPEテープ、基材の厚み60μm、粘着剤層の厚み10μm
得られたポリマー1と、U−324A(新中村化学工業社製、ウレタンアクリルオリゴマー)と、光ラジカル発生剤としてのイルガキュア651(チバガイギ社製)とを下記の表1に示す割合で配合し、酢酸エチルに溶解し、溶液を得た。この溶液を、離型PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの上にアプリケーターを用いて塗工した。さらに110℃のオーブン内で3分間加熱乾燥し、厚み50μmのフィルムを形成した。このフィルムに、高圧水銀灯下で、365nmの紫外線を、光の照射エネルギーが200mJ/cm2となるように照射した。このようにして(メタ)アクリル樹脂組成物の架橋体により形成された非粘着フィルムL1を得た。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から300mJ/cm2に変更したこと以外は実施例1と同様にして、非粘着フィルムL2を得た。非粘着フィルムL2を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から400mJ/cm2に変更したこと以外は実施例1と同様にして、非粘着フィルムL3を得た。非粘着フィルムL3を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から500mJ/cm2に変更したこと以外は実施例1と同様にして、非粘着フィルムL4を得た。非粘着フィルムL4を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から750mJ/cm2に変更したこと以外は実施例1と同様にして、非粘着フィルムL5を得た。非粘着フィルムL5を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から1000mJ/cm2に変更したこと以外は実施例1と同様にして、非粘着フィルムL6を得た。非粘着フィルムL6を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
ダイボンディングフィルムAをダイボンディグフィルムBに変更したこと以外は、実施例6と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
得られたポリマー2と、U−324A(新中村化学工業社製、ウレタンアクリルオリゴマー)と、光ラジカル発生剤としてのイルガキュア651(チバガイギ社製)とを下記表1に示す割合で配合し、酢酸エチルに溶解し、溶液を得た。この溶液を、離型PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの上にアプリケーターを用いて塗工した。さらに110℃のオーブン内で3分間加熱乾燥し、厚み50μmのフィルムを形成した。このフィルムに、高圧水銀灯下で、365nmの紫外線を、光の照射量が200mJ/cm2となるように照射した。このようにして(メタ)アクリル樹脂組成物の架橋体により形成された非粘着フィルムL7を得た。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から300mJ/cm2に変更したこと以外は実施例8と同様にして、非粘着フィルムL8を得た。非粘着フィルムL8を用いたこと以外は実施例8と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から400mJ/cm2に変更したこと以外は実施例8と同様にして、非粘着フィルムL9を得た。非粘着フィルムL9を用いたこと以外は実施例8と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から500mJ/cm2に変更したこと以外は実施例8と同様にして、非粘着フィルムL10を得た。非粘着フィルムL10を用いたこと以外は実施例8と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から750mJ/cm2に変更したこと以外は実施例8と同様にして、非粘着フィルムL11を得た。非粘着フィルムL11を用いたこと以外は実施例8と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から1000mJ/cm2に変更したこと以外は実施例8と同様にして、非粘着フィルムL12を得た。非粘着フィルムL12を用いたこと以外は実施例8と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
ダイボンディングフィルムAをダイボンディグフィルムBに変更したこと以外は、実施例13と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
得られたポリマー3と、U−324A(新中村化学工業社製、ウレタンアクリルオリゴマー)と、光ラジカル発生剤としてのイルガキュア651(チバガイギ社製)とを下記表2に示す割合で配合し、酢酸エチルに溶解し、溶液を得た。この溶液を、離型PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの上にアプリケーターを用いて塗工した。さらに110℃のオーブン内で3分間加熱乾燥し、厚み50μmのフィルムを形成した。このフィルムに、高圧水銀灯下で、365nmの紫外線を、光の照射エネルギ−が200mJ/cm2となるように照射した。このようにして(メタ)アクリル樹脂組成物の架橋体により形成された非粘着フィルムL13を得た。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から300mJ/cm2に変更したこと以外は実施例15と同様にして、非粘着フィルムL14を得た。非粘着フィルムL14を用いたこと以外は実施例15と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から400mJ/cm2に変更したこと以外は実施例15と同様にして、非粘着フィルムL15を得た。非粘着フィルムL15を用いたこと以外は実施例15と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から500mJ/cm2に変更したこと以外は実施例15と同様にして、非粘着フィルムL16を得た。非粘着フィルムL16を用いたこと以外は実施例15と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から750mJ/cm2に変更したこと以外は実施例15と同様にして、非粘着フィルムL17を得た。非粘着フィルムL17を用いたこと以外は実施例15と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から1000mJ/cm2に変更したこと以外は実施例15と同様にして、非粘着フィルムL18を得た。非粘着フィルムL18を用いたこと以外は実施例15と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
ダイボンディングフィルムAをダイボンディングフィルムBに変更したこと以外は、実施例20と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から100mJ/cm2に変更したこと以外は実施例1と同様にして、非粘着フィルムL19を得た。非粘着フィルムL19を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から100mJ/cm2に変更したこと以外は実施例8と同様にして、非粘着フィルムL20を得た。非粘着フィルムL20を用いたこと以外は実施例8と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
紫外線を照射する際に、光の照射エネルギーを200mJ/cm2から100mJ/cm2に変更したこと以外は実施例15と同様にして、非粘着フィルムL21を得た。非粘着フィルムL21を用いたこと以外は実施例15と同様にして、ダイシング−ダイボンディングテープを作製した。
(1)非粘着フィルムのゲル分率
実施例1〜21及び比較例1〜3で用いた非粘着フィルムを用意した。上述の方法により非粘着フィルムのゲル分率を求めた。
非粘着フィルムを厚さ0.5mm、幅5mm及び長さ3cmの大きさに切り出し、評価サンプルを得た。得られた評価サンプルについて、アイティ計測社製DVA−200を用いて、10Hz及び歪み0.1%の条件で、25℃及び60℃での貯蔵弾性率を測定した。
直径12inch及び厚み50μmのシリコンウェーハであって、10mm×10mmのチップサイズ及びカーフ幅30μmに分割されているシリコンウェーハを用意した。ダイシング−ダイボンディングテープの離型フィルムを剥離し、露出したダイボンディングフィルムをシリコンウェーハの裏面に60℃の温度でラミネートし、評価サンプルを作製した。
○:非粘着フィルムに切り込みが形成されておらず、切断面に非粘着フィルムとダイボンディングフィルムとの間の融着が見られず、ダイボンディングフィルムを精度良く切断できた
△:非粘着フィルムにごく浅いが切り込みが形成されているか、又は切断面に非粘着フィルムとダイボンディングフィルムの界面に若干融着が見られた
×:非粘着フィルムに切り込みが形成されおり、かつ、切断面に非粘着フィルムとダイボンディングフィルムの界面に融着が見られ、平面視した際に切断線がきれいな直線ではなかった
上記のレーザーダイシング後に、ダイボンダーbestem D−02(キャノンマシーナリー社製)を用いて、コレットサイズ8mm角、突き上げ速度5mm/秒、及びエキスパンド4mmの各条件で、分割された半導体チップの連続ピックアップを行い、ピックアップの可否を評価した。さらに、ピックアップ後に、ピックアップされた5個の半導体チップについて4辺ずつ、計20辺においてダイボンディングフィルムの一部が欠けているか否かを観察した。辺に沿った長さが50μmより大きい欠けが存在しない辺の数を数えた。
2…離型フィルム
2a…上面
3…ダイボンディングフィルム
3a…表面
3b…分割溝
4…非粘着フィルム
4a,4b…表面
5…ダイシングフィルム
5a…基材
5b…粘着剤
5c…延長部
6,7…保護シート
11…ダイシング−ダイボンディングテープ
15…ダイシング−ダイボンディングテープ
16…非粘着フィルム
16a,16b…表面
17…第1の層
18…第2の層
20…積層体
21…半導体ウェーハ
21a…表面
21b…裏面
21c…切り込み
21d…分割溝
21A…半導体チップ
22…保護シート
Claims (11)
- レーザーダイシングによりダイボンディングフィルムが接合された半導体チップを得、半導体チップをダイボンディングするのに用いられるレーザーダイシング用のダイシング−ダイボンディングテープであって、
ダイボンディングフィルムと、前記ダイボンディングフィルムの一方の面に貼り付けられた非粘着フィルムとを有し、
前記ダイボンディングフィルムが、熱硬化性化合物と、熱硬化剤とを含み、
前記非粘着フィルムは、(メタ)アクリル樹脂組成物の架橋体を主成分として含み、
前記非粘着フィルムのゲル分率が60〜100%の範囲内にあることを特徴とする、ダイシング−ダイボンディングテープ。 - 前記(メタ)アクリル樹脂組成物が、炭素数1〜18のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルポリマーを含む、請求項1に記載のダイシング−ダイボンディングテープ。
- 前記(メタ)アクリル酸アルキルエステルポリマーの酸価が2以下である、請求項1または2に記載のダイシング−ダイボンディングテープ。
- 前記(メタ)アクリル樹脂組成物が、アクリル基と反応可能な二重結合を有し、かつ重量平均分子量が100〜50000の範囲内にあるオリゴマーをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のダイシング−ダイボンディングテープ。
- 前記オリゴマーが、ポリエーテル骨格、ポリエステル骨格、ブタジエン骨格、ポリウレタン骨格、シリケート骨格、イソプレン骨格、ポリアルキル骨格、ポリアクリロニトリル骨格、ポリカーボネート骨格及びジシクロペンタジエン骨格からなる群から選択された少なくとも1種の骨格を有する、請求項4に記載のダイシング−ダイボンディングテープ。
- 前記非粘着フィルムの25℃での貯蔵弾性率が1〜1000MPaの範囲内にあり、かつ60℃での貯蔵弾性率が1MPa以上である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のダイシング−ダイボンディングテープ。
- 前記非粘着フィルムの前記ダイボンディングフィルムが貼り付けられた面とは反対側の面に、ダイシングフィルムが貼り付けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のダイシング−ダイボンディングテープ。
- 個々の半導体チップに分割された半導体ウェーハを用意する工程と、
請求項1〜7のいずれか1項に記載のダイシング−ダイボンディングテープを、前記ダイボンディングフィルム側から、個々の半導体チップに分割された前記半導体ウェーハの裏面に貼り付ける工程と、
分割された前記半導体ウェーハの分割溝に沿って、前記ダイボンディングフィルムをレーザー光の照射により切断する工程と、
ダイシング後に、前記半導体チップが接合された前記ダイボンディングフィルムを前記非粘着フィルムから剥離し、ダイボンディングフィルムごと半導体チップを取り出す工程とを備えることを特徴とする、半導体チップの製造方法。 - 前記個々の半導体チップに分割された半導体ウェーハを用意する工程が、半導体ウェーハの表面に、前記半導体ウェーハを個々の半導体チップに分割するための切り込みを形成する工程と、切り込みが形成された前記半導体ウェーハの表面に保護シートを貼り付ける工程と、保護シートが貼り付けられた前記半導体ウェーハの裏面を研削し、前記半導体ウェーハを個々の半導体チップに分割する工程とを備え、
前記ダイシング−ダイボンディングテープを前記半導体ウェーハの裏面に貼り付ける工程の後、前記ダイボンディングフィルムをレーザー光の照射により切断する工程の前に、前記半導体ウェーハの表面から保護シートを剥離する工程をさらに備える、請求項8に記載の半導体チップの製造方法。 - 前記ダイボンディングフィルムをレーザー光の照射により切断する工程において、レーザー光の照射により、前記非粘着フィルムが切断されることなく、かつ前記非粘着フィルムに切り込みが形成されることなく、前記ダイボンディングフィルムを切断する、請求項8または9に記載の半導体チップの製造方法。
- 前記半導体チップを取り出す工程において、前記ダイボンディングフィルムと前記非粘着フィルムとの間の剥離力を変化させることなく、半導体チップを取り出す、請求項8〜10のいずれか1項に記載の半導体チップの製造方法。
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