JP2010066375A - Deflection correcting device, lens barrel, and imaging device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被写体の光学像のブレを補正可能な振れ補正装置とそれを用いたレンズ鏡筒、および撮像装置に関する。 The present invention relates to a shake correction apparatus capable of correcting blurring of an optical image of a subject, a lens barrel using the same, and an imaging apparatus.
近年、デジタルカメラには、カメラ本体の振れに起因する画像のぼけを防止する振れ補正機能が搭載されている。例えば、交換レンズ式のデジタルカメラにおいて、交換レンズの一部のレンズを光軸に垂直な平面内で動かすことで振れ補正を行う、いわゆるレンズシフト式の振れ補正装置が存在する。 In recent years, a digital camera is equipped with a shake correction function for preventing blurring of an image caused by camera shake. For example, in an interchangeable lens type digital camera, there is a so-called lens shift type shake correction device that performs shake correction by moving a part of the interchangeable lens in a plane perpendicular to the optical axis.
特許文献1に、振れ補正装置が開示されている。この振れ補正装置は、基準枠にポールが固定され、可動枠に設けた係合部がポールと係合し、可動枠の光軸方向の動きを規制している。
特許文献1に記載の振れ補正装置においては、ポールが被写体側からみて露出している。また、ポールは摺動摩擦を小さくするために、その表面が光沢を有することが多い。そのため、ポールでの光の反射によりフレアやゴーストが発生するという課題がある。
In the shake correction apparatus described in
本発明は、フレアやゴーストの発生を抑えた振れ補正装置を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a shake correction device that suppresses the occurrence of flare and ghost.
上記目的は、以下の振れ補正装置によって実現できる。当該振れ補正装置は、
基準枠と、
振れ補正レンズ群を支持し、前記振れ補正レンズ群の光軸と直交する面内において前記基準枠に対して移動可能な可動枠と、
前記可動枠に対して前記光軸に直交する第1の方向の駆動力を与える第1駆動部と、
前記可動枠に対して前記光軸に直交する第2の方向の駆動力を与える第2駆動部と、
前記基準枠に固定され、前記光軸に直交する方向に伸びた形状をした第1ポールと、
前記基準枠に固定され、前記光軸に直交する方向に伸びた形状をした第2ポールと、
前記可動枠に形成され、前記第1ポールに係合し、前記基準枠に対する前記可動枠の前記光軸方向の移動を規制する第1係合部と、
前記可動枠に形成され、前記第2ポールに係合し、前記基準枠に対する前記可動枠の前記光軸方向の移動を規制する第2係合部と、
前記第1ポールの被写体側に配置され、前記第1ポールを被写体側から覆う第1遮光部と、
前記第2ポールの被写体側に配置され、前記第2ポールを被写体側から覆う第2遮光部と、を備える。
The above object can be realized by the following shake correction apparatus. The shake correction device
A reference frame,
A movable frame that supports the shake correction lens group and is movable with respect to the reference frame in a plane orthogonal to the optical axis of the shake correction lens group;
A first driving unit that applies a driving force in a first direction perpendicular to the optical axis to the movable frame;
A second driving unit that applies a driving force in a second direction perpendicular to the optical axis to the movable frame;
A first pole fixed to the reference frame and having a shape extending in a direction perpendicular to the optical axis;
A second pole fixed to the reference frame and having a shape extending in a direction perpendicular to the optical axis;
A first engaging portion that is formed on the movable frame, engages with the first pole, and restricts movement of the movable frame relative to the reference frame in the optical axis direction;
A second engaging portion that is formed on the movable frame, engages with the second pole, and restricts movement of the movable frame relative to the reference frame in the optical axis direction;
A first light-shielding portion disposed on the subject side of the first pole and covering the first pole from the subject side;
A second light-shielding portion disposed on the subject side of the second pole and covering the second pole from the subject side.
本発明によれば、フレアやゴーストの発生を抑えた振れ補正装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a shake correction apparatus that suppresses the occurrence of flare and ghost.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して、詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[第1実施形態]
<デジタルカメラの概要>
図1〜図13を用いて、デジタルカメラ1について説明する。図1はデジタルカメラ1の概略構成図である。図1に示すように、デジタルカメラ1(撮像装置の一例)は、交換レンズ式のデジタルカメラであり、主に、カメラ本体3と、カメラ本体3に取り外し可能に装着された交換レンズユニット2(レンズ鏡筒の一例)と、を備えている。交換レンズユニット2は、レンズマウント95を介して、カメラ本体3の前面に設けられたボディーマウント4に装着されている。
[First Embodiment]
<Overview of digital camera>
The
図2はカメラ本体3の構成を示すブロック図である。図3はデジタルカメラ1の概略斜視図である。図4(A)はカメラ本体3の上面図であり、図4(B)はカメラ本体3の背面図である。図5〜図8は交換レンズユニット2の概略断面図である。図5および図6が広角端の状態を示しており、図7および図8が望遠端の状態を示している。図6は図5とは異なる平面における断面図である。図8は図7とは異なる平面における断面図である。図9および図10は第2レンズ群ユニット77およびフォーカスレンズユニット75の分解斜視図である。図12(A)および図12(B)は光学系Lの構成図である。図12(A)が広角端の状態を示しており、図12(B)が望遠端の状態を示している。図13は、ズームリング84の回転位置と、各部材の撮像センサ11からの距離と、の関係を示している。
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the
なお、本実施形態では、デジタルカメラ1に対して3次元直交座標系を設定する。光学系L(後述)の光軸AZはZ軸方向(光軸方向の一例)と一致している。X軸方向はデジタルカメラ1での縦撮り姿勢における水平方向と一致している。Y軸方向はデジタルカメラ1での横撮り姿勢における鉛直方向と一致している。また、以下の説明において、「前」とは、デジタルカメラ1の被写体側(Z軸方向正側)を、「後」とは、デジタルカメラ1の被写体側と反対側(ユーザー側、Z軸方向負側)を意味する。
In the present embodiment, a three-dimensional orthogonal coordinate system is set for the
<交換レンズユニット>
図1〜図12(B)を用いて交換レンズユニット2の概略構成を説明する。図1に示すように、交換レンズユニット2は、光学系Lと、光学系Lを支持するレンズ支持機構71と、フォーカス調節ユニット72と、絞り調節ユニット73と、振れ補正ユニット74と、レンズマイコン40と、を有している。
<Interchangeable lens unit>
A schematic configuration of the
(1)光学系
光学系Lは、被写体の光学像を形成するためのズームレンズ系であり、主に4つのレンズ群から構成されている。具体的には図12(A)および図12(B)に示すように、光学系Lは、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、を有している。
(1) Optical System The optical system L is a zoom lens system for forming an optical image of a subject, and is mainly composed of four lens groups. Specifically, as shown in FIGS. 12A and 12B, the optical system L includes a first lens group G1 having a positive refractive power and a second lens group G2 having a negative refractive power. And a third lens group G3 having a negative refractive power and a fourth lens group G4 having a positive refractive power.
第1レンズ群G1は、第1レンズL1と、第1レンズL1の撮像センサ11側に配置あされた第2レンズL2と、を有している。第1レンズL1は被写体側を向く凸面を有する負メニスカスレンズである。第2レンズL2は、被写体側を向く凸面を有する正メニスカスレンズであり、接着層を介して第1レンズL1に接合されている。
The first lens group G1 includes a first lens L1 and a second lens L2 disposed on the
第2レンズ群G2は、第3レンズL3と、第3レンズL3の撮像センサ11側に配置された第4レンズL4と、第4レンズL4の撮像センサ11側に配置された第5レンズL5(第1レンズ素子の一例)と、を有している。第3レンズL3は被写体側に向く凸面を有する負メニスカスレンズである。第4レンズL4は両凹レンズである。第5レンズL5は両凸レンズである。
The second lens group G2 includes a third lens L3, a fourth lens L4 arranged on the
第3レンズ群G3は第6レンズL6(フォーカスレンズの一例)から構成されている。第6レンズL6は、撮像センサ11側を向く凸面を有する負メニスカスレンズであり、第5レンズL5と第7レンズL7とのZ軸方向間(第2レンズ群G2と第4レンズ群G4とのZ軸方向間)に配置されている。
The third lens group G3 includes a sixth lens L6 (an example of a focus lens). The sixth lens L6 is a negative meniscus lens having a convex surface facing the
第4レンズ群G4は、第7レンズL7(第2レンズ素子の一例)と、第8レンズL8と、第9レンズL9と、第10レンズL10と、第11レンズL11と、第12レンズL12と、を有している。第7レンズL7は、振れ補正のための正メニスカスレンズであり、撮像センサ11側を向く凸面を有している。第8レンズL8は両凸レンズである。第9レンズL9は、両凹レンズであり、接着層を介して第8レンズL8に接合されている。第10レンズL10は両凸レンズである。第10レンズL10の被写体側の面は、非球面である。第11レンズL11は、被写体側を向く凸面を有する負メニスカスレンズであり、接着層を介して第10レンズL10に接合されている。第12レンズL12は両凸レンズである。
The fourth lens group G4 includes a seventh lens L7 (an example of a second lens element), an eighth lens L8, a ninth lens L9, a tenth lens L10, an eleventh lens L11, and a twelfth lens L12. ,have. The seventh lens L7 is a positive meniscus lens for shake correction, and has a convex surface facing the
図12(A)、図12(B)および図13に示すように、広角端から望遠端へのズーミング時には、第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4は、それぞれ被写体側へと光軸AZに沿ってZ軸方向へ移動する。より詳細には、広角端から望遠端へのズーミング時には、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が増加し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少する。絞りユニット62(後述)は第4レンズ群G4と共に被写体側に移動する。 As shown in FIGS. 12A, 12B, and 13, during zooming from the wide-angle end to the telephoto end, the first lens group G1 to the fourth lens group G4 each have an optical axis AZ toward the subject side. Along the Z axis. More specifically, during zooming from the wide-angle end to the telephoto end, the distance between the first lens group G1 and the second lens group G2 increases, and the distance between the second lens group G2 and the third lens group G3 increases. The distance between the third lens group G3 and the fourth lens group G4 decreases. The aperture unit 62 (described later) moves to the subject side together with the fourth lens group G4.
また、無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシング時には、第3レンズ群G3が光軸AZに沿って被写体側へと移動する。 Further, at the time of focusing from the infinitely focused state to the close junction focused state, the third lens group G3 moves toward the subject side along the optical axis AZ.
さらに、デジタルカメラ1の動きに起因する光学像の振れを抑制するために、第7レンズL7が光軸AZと直交する2方向に移動する。
Furthermore, in order to suppress the shake of the optical image due to the movement of the
(2)レンズ支持機構
レンズ支持機構71は、光学系Lを移動可能に支持するための機構であり、レンズマウント95と、固定枠50と、カム筒51と、第1ホルダー52と、第1レンズ群支持枠53と、第2レンズ群支持枠54(第1レンズ支持枠の一例)と、第2ホルダー55(第1レンズ支持枠の一例)と、第3レンズ群支持枠56(フォーカスレンズ支持枠の一例)と、第4レンズ群支持枠61と、ズームリングユニット83(ズーム機構の一例)と、フォーカスリングユニット88と、を有している。
(2) Lens Support Mechanism The
レンズマウント95は、カメラ本体3のボディーマウント4に装着される部分であり、レンズ側接点91を有している。固定枠50は、カム筒51を回転可能に支持する部材であり、レンズマウント95に固定されている。固定枠50は、Z軸方向正側の端部に突起50aと、外周に設けられた3つの凹部50bと、光軸AZ回りに等ピッチで配置された3本の貫通直進溝50cと、を有している。カム筒51は、内周に設けられた3つの凸部51aと、3本の第1カム溝51dと、3本の第2カム溝51bと、3本の第3カム溝51cと、を有している。カム筒51の凸部51aが固定枠50の凹部50bに挿入されているため、Z軸方向の相対移動が規制された状態で、固定枠50に対して回転可能なようにカム筒51が固定枠50により支持されている。
The
第1レンズ群支持枠53は、第1ホルダー52に固定されており、第1レンズ群G1を支持している。第1ホルダー52は、内周側に形成されZ軸方向に延びる縦溝52aと、光軸AZ周りに等ピッチで配置された3つのカムピン81と、を有している。縦溝52aには固定枠50の突起50aが挿入されている。カムピン81はカム筒51の第1カム溝51dに挿入されている。これらの構成により、第1ホルダー52は固定枠50に対して回転することなくZ軸方向に移動可能である。固定枠50に対する第1ホルダー52の移動量は第1カム溝51dの形状により決まる。第1ホルダー52の先端には、偏光フィルタや保護フィルタのような光学フィルタおよびコンバージョンレンズを取り付けるための雌ねじ部52cが形成されている。
The first lens
第2レンズ群支持枠54は、第2ホルダー55に固定されており、第2レンズ群G2を支持している。第2レンズ群支持枠54および第2ホルダー55により、第2レンズ群ユニット77(第1レンズユニットの一例)が構成されている。第2ホルダー55は、光軸AZ周りに等ピッチで配置された3つの凸部55bと、凸部55bに固定された3つのカムピン82と、を有している。カムピン82はカム筒51の第2カム溝51bに挿入されている。凸部55bは固定枠50の貫通直進溝50cに挿入されている。これらの構成により、第2レンズ群支持枠54および第2ホルダー55は、固定枠50に対して回転することなくZ軸方向に移動可能である。固定枠50に対する第2レンズ群支持枠54および第2ホルダー55の移動量は、第2カム溝51bの形状により決まる。
The second lens
第3レンズ群支持枠56は、第3レンズ群G3(より詳細にはフォーカスレンズとして機能する第6レンズL6)を支持する部材であり、軸受け部56aと、廻り止め部56bと、ラック支持部56cと、突起56dと、を有している。第6レンズL6および第3レンズ群支持枠56によりフォーカスレンズユニット75が構成されている。第2ホルダー55は、Z軸方向に延びる2本のガイドポール63a、63bの前側端部を支持している。ガイドポール支持板65は、ガイドポール63aの後側端部を支持するための部材であり、第2ホルダー55の撮像センサ11側に固定されている。軸受け部56aにはガイドポール63aが挿入されており、廻り止め部56bにはガイドポール63bが挿入されている。ガイドポール63aおよび63bにより、光軸AZ周りの回転が規制された状態で、第3レンズ群支持枠56はZ軸方向に移動可能に支持されている。
The third lens
ラック支持部56cは、軸受け部56aからZ軸方向負側に延びる部分であり、ラック66を軸方向に一体で移動可能にかつ回転可能に支持している。ラック66は、複数の歯66cを有するラック本体66aと、Z軸方向に延びる軸部66bと、を有している。複数の歯66cはフォーカスモータ64のリードスクリュ64aと噛み合っている。軸部66bはラック支持部56cに支持されているため、ラック66はラック支持部56cに対して中心軸R回りに回転可能となっている。
The
さらに、図9および図11に示すように、ラック支持部56cにはねじりコイルバネ68が取り付けられている。ねじりコイルバネ68は、弾性力を発生する巻き回り部68aと、第1端部68bと、第2端部68cと、を有している。巻き回り部68aはラック66の軸部66bに挿入されている。巻き回り部68aが捩られた状態で、第1端部68bがラック支持部56cに引っかけられており、第2端部68cがラック66に引っかけられている。つまり、ねじりコイルバネ68は、ラック66に対してA方向へ回転力を付与しており、リードスクリュ64aに対してラック66を常に押し付けている。これにより、ラック66とリードスクリュ64aとの間のバックラッシュを低減することができ、フォーカスレンズユニット75の位置精度を高めることができる。また、ラック66がリードスクリュ64aに常に押し付けられているため、リードスクリュ64aからラック66に駆動力を効率よく伝達することが可能となる。
Furthermore, as shown in FIGS. 9 and 11, a
さらに、ねじりコイルバネ68の巻き回り部68aは、ラック支持部56cとラック66との間でZ軸方向(中心軸Rに平行な方向)に圧縮されている。ねじりコイルバネ68はラック66に対して押付力Fを付与しており、ねじりコイルバネ68によりラック66はラック支持部56cに押し付けられている。これにより、ラック66がラック支持部56cに対してZ軸方向に移動するのを抑制でき、フォーカスレンズユニット75の位置精度をさらに高めることができる。
Further, the winding
第2ホルダー55にはフォーカスモータ64(フォーカスアクチュエータの一例)が固定されている。フォーカスモータ64は例えばステッピングモータである。フォーカスモータ64は、Z軸方向に延びた回転軸としてのリードスクリュ64aを有している。このリードスクリュ64aにラック66が噛み合っている。
A focus motor 64 (an example of a focus actuator) is fixed to the
突起56dは、フォーカスレンズユニット75の原点を検出するための部分であり、フォトセンサ67(後述)の検出領域を通過可能な位置に設けられている。本実施形態では、フォーカスレンズ群である第3レンズ群G3が1枚の第6レンズL6により形成されているため、第3レンズ群G3の重量を例えば1g以下とすることができ、フォーカスモータ64での駆動速度を高めることができる。
The
第4レンズ群支持枠61(第2レンズ支持枠の一例)は、第1支持枠57(可動枠の一例)と、第2支持枠58(基準枠の一例)と、第3支持枠59と、第4支持枠60と、を有している。第4レンズ群G4および第4レンズ群支持枠61により、第4レンズ群ユニット78(第2レンズユニットの一例)が構成されている。
The fourth lens group support frame 61 (an example of a second lens support frame) includes a first support frame 57 (an example of a movable frame), a second support frame 58 (an example of a reference frame), and a
第1支持枠57は第7レンズL7(振れ補正レンズ群の一例)を支持している。第2支持枠58は、第8レンズL8および第9レンズL9を支持しており、さらに第1支持枠57を光軸AZに直交する2方向に移動可能に支持している。第2支持枠58は光軸AZ周りに等ピッチで配置された3つのカムピン80を有している。
The
第3支持枠59は、第10レンズL10および第11レンズL11を支持しており、例えばネジにより第2支持枠58に固定されている。第4支持枠60は、第12レンズL12を支持しており、例えばネジにより第3支持枠59に固定されている。これらの構成により、第1支持枠57、第2支持枠58、第3支持枠59および第4支持枠60は、光軸AZに沿って一体で移動する。
The
また、第1支持枠57は、例えば第2支持枠58により光軸AZに直交する2方向に移動可能なように支持されている。この構成により、第1支持枠57は、第2支持枠58、第3支持枠59および第4支持枠60に対してZ軸方向には一体で移動しつつ光軸AZに直交する方向に移動可能である。
Further, the
ズームリングユニット83は、リングベース86と、ズームリング84(ズーム操作部の一例)と、ズームリング84の回転位置を検出するリニアポジションセンサ87と、を有している。ズームリング84の回転位置とは、ズームリング84の回転方向の位置を意味しており、ある基準位置からのズームリング84の回転角度ということもできる。
The
ズームリング84は、円筒形状を有しており、固定枠50に固定されたリングベース86により、Z軸方向への移動が規制された状態で光軸AZ周りに回転可能に支持されている。ズームリング84はZ軸方向負側の端部に貫通穴84aを有している。貫通穴84aには、カム筒51に固定されたズーム駆動ピン85が挿入されている。これにより、カム筒51はズームリング84と光軸AZ周りに一体回転する。
The
リニアポジションセンサ87は、ユーザーによるズームリング84の回転位置および回転方向を検出し、検出結果をレンズマイコン40に送信する。具体的には、リニアポジションセンサ87は、リングベース86に固定されており、半径方向外側に突出する摺動子87aを有している。この摺動子87aは、ズームリング84に形成されたカム溝84bに挿入されている。固定枠50に対してズームリング84が回転すると、カム溝84bに沿って摺動子87aはZ軸方向に移動する。リニアポジションセンサ87は、可変抵抗器を有しており、摺動子87aがこの可変抵抗器内にある磁気抵抗体上をスライドすることにより、両端に所定の電圧を付与した端子間において、摺動子87aのZ軸方向の位置に比例した出力(出力電圧)をリニアに得ることができる。リニアポジションセンサ87の出力を回転位置情報に変換することで、ズームリング84の回転位置を検出することが可能となる。ズームリング84の外周面には、光学系Lの焦点距離が表示されている。
The
なお、第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4がレンズ支持機構71を介して機械的に連結されているため、第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4の絶対位置(例えば、撮像センサ11の受光面11aを基準とした位置)はズームリング84の回転位置と一定の関係を有している。したがって、ズームリング84の回転位置を検出することにより、例えばレンズマウント95に対する第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4の絶対位置を把握することができる。なお、ズームリング84は、例えば可動式のレバーのような他の構造を有していてもよい。
Since the first lens group G1 to the fourth lens group G4 are mechanically coupled via the
フォーカスリングユニット88は、フォーカスリング89と、フォーカスリング89の回転角度を検出するフォーカスリング角度検出部90と、を有している。フォーカスリング89は、円筒形状を有しており、リングベース86により、Z軸方向の移動が規制された状態で光軸AZ周りに回転可能に支持されている。フォーカスリング89の回転角度および回転方向は、フォーカスリング角度検出部90により検出可能である。例えば、このフォーカスリング角度検出部90は、2つのフォトセンサ(図示せず)を有している。フォーカスリング89は、回転方向に等間隔で配置され半径方向内側に突出する複数の突起89aを有している。各フォトセンサは、発光部(図示せず)および受光部(図示せず)を有しており、発光部および受光部の間を複数の突起89aが通過することで、フォーカスリング89の回転角度および回転方向を検出することができる。なお、フォーカスリング89は、例えば可動式のレバーのような他の構造を有していてもよい。
The
(3)フォーカス調節ユニット
フォーカス調節ユニット72は、フォーカスモータ64と、フォーカス駆動制御部41と、フォトセンサ67(位置センサの一例)と、を有している。フォーカスモータ64は、第2ホルダー55に固定されており、第2レンズ群ユニット77に対してフォーカスレンズユニット75をZ軸方向に駆動する。第2レンズ群ユニット77に対するフォーカスレンズユニット75の駆動は、フォーカスモータ64のみにより行われる。言い換えると、フォーカスモータ64がフォーカスレンズユニット75を駆動していない状態(例えば、フォーカスモータ64に電力が供給されていない状態)では、第2レンズ群ユニット77に対してフォーカスレンズユニット75を移動させることはできない。この場合、フォーカスレンズユニット75は第2ホルダー55と一体でZ軸方向に移動する。
(3) Focus Adjustment Unit The
フォーカスモータ64のリードスクリュ64aは、フォーカス駆動制御部41から入力された駆動信号に基づいて回転する。フォーカスモータ64で発生した回転運動は、リードスクリュ64aおよびラック66によりフォーカスレンズユニット75のZ軸方向の直進運動に変換される。これにより、第2レンズ群ユニット77に対してフォーカスレンズユニット75がZ軸方向に移動可能となる。
The
このデジタルカメラ1では、被写体距離を実質的に一定に保ちつつ焦点距離を変更できるズームレンズ系を実現するために、レンズマイコン40に予め記憶されているトラッキングテーブルに基づいてフォーカス調節ユニット72によりフォーカスレンズユニット75が駆動される。ここでは、このようなトラッキング方式を電子トラッキングと呼ぶ。
In this
トラッキングテーブルとは、焦点距離が変化しても焦点が合う被写体距離が実質的に一定に保たれるフォーカスレンズユニット75の位置(より詳細には、第2レンズ群ユニット77に対するフォーカスレンズユニット75の位置)を示す情報である。被写体距離が実質的に一定とは、被写体距離の変化量が所定の被写界深度内に収まることを意味している。電子トラッキングについては後述する。
The tracking table refers to the position of the
また、第2ホルダー55には、フォーカスレンズユニット75の原点位置を検出するフォトセンサ67が搭載されている。このフォトセンサ67は発光部(図示せず)と受光部(図示せず)とを有している。発光部と受光部との間を第3レンズ群支持枠56の突起56dが通過すると、フォトセンサ67は突起56dの有無を検出できる。つまり、フォトセンサ67により、第2レンズ群ユニット77に対するフォーカスレンズユニット75の原点位置を検出することが可能となる。言い換えれば、フォトセンサ67は、第2レンズ群G2に対する第3レンズ群G3の原点位置を検出する原点検出器である。レンズマイコン40は、第3レンズ群G3を原点位置に駆動し、フォトセンサ67からの信号によりフォーカスレンズユニット75(第3レンズ群G3)が原点位置にあることを認識する。
The
フォトセンサ67により検出できる原点位置は第2レンズ群ユニット77に対して移動することがない絶対位置である。このため、フォーカスレンズユニット75の位置を第2レンズ群ユニット77に対して原点位置にリセットする際には、フォトセンサ67により原点検出用の突起56dが検出される位置までフォーカスレンズユニット75を駆動する。例えば、デジタルカメラ1の電源スイッチ25をオフにすると、フォーカスレンズユニット75の現在位置に関わらず、第3レンズ群支持枠56の突起56dがフォトセンサ67に検出される位置までフォーカスレンズユニット75がフォーカスモータ64により駆動される。フォーカスレンズユニット75の駆動完了後、デジタルカメラ1の電源がオフになる。逆に、デジタルカメラ1の電源スイッチ25をオンにすると、フォーカスモータ64によりフォーカスレンズユニット75がトラッキングテーブルに基づいて求められた所定の位置まで駆動される。なお、原点検出器は、フォトセンサに限られず、例えば、マグネットおよび磁気センサを組み合わせることで実現されてもよい。
The origin position that can be detected by the
(4)絞り調節ユニット
絞り調節ユニット73は、絞りユニット62(絞り装置の一例)と、絞りユニット62を駆動する絞り駆動モータと、絞り駆動モータ62Mを制御する絞り駆動制御部42と、を有している。絞り駆動モータ62Mは、例えばステッピングモータである。絞り駆動モータは、絞り駆動制御部42から入力される駆動信号に基づいて駆動される。絞り駆動モータで発生した駆動力により、絞り羽根62aが開方向および閉方向に駆動され、開口形状が変化する。絞り羽根62aを駆動することで光学系Lの絞り値を変更することができる。
(4) Aperture Adjustment Unit The
図15は、第2支持枠58と絞りユニット62と第3支持枠59の分解斜視図である。図16は、第2支持枠58と絞りユニット62と第3支持枠59の別角度から見た分解斜視図である。図17は、第2支持枠58と絞りユニット62を撮像センサ側から見た図である。絞りユニット62は、第2支持枠58(第1絞り支持枠の一例)と第3支持枠59(第2絞り支持枠の一例)とにより、光軸AZ方向から挟まれている。
FIG. 15 is an exploded perspective view of the
第2支持枠58の絞りユニット62側には、位置決めボス58A(位置決め部の一例)と回転止めボス58B(位置決め部の一例)が光軸AZ方向の絞りユニット62側に突出するように形成されている。ここで、位置決めボス58Aの中心軸、回転止めボス58Bの中心軸、光軸AZが、光軸AZと直交する平面内で一直線上に位置するように、位置決めボス58Aと回転止めボス58Bが配置されることが望ましい。さらに、位置決めボス58Aと回転止めボス58Bの、光軸に垂直な平面内での間隔は広い方が好ましい。絞りユニット62の位置決め精度が向上するからである。
A
絞りユニット62には位置決めボス58A(位置決め係合部の一例)と係合する位置決め孔62A、および、回転止めボス58B(位置決め係合部の一例)と係合する回転止め孔62Bが形成されている。位置決めボス58Aおよび回転止めボス58Bは、光軸AZと直交する方向から絞りユニット62と当接している。これにより、絞りユニット62の光軸AZに直交する方向の位置が定まっている。
The
具体的には、位置決めボス58Aと位置決め孔62Aの係合により、絞りユニット62の光軸と直交する平面内での平行移動が規制される。位置決め孔62Aの形状は、前記位置決めボス58Aの同平面内での形状とほぼ同一である。さらに、回転止めボス58Bと回転止め孔62Bの係合により、絞りユニット62の光軸AZと直交する平面内での回転が規制される。回転止め孔62Bの形状は、例えば、長孔やU字形状である。
Specifically, the engagement between the
第3支持枠59には板バネ59C(付勢部の一例)が3箇所形成されている。絞りユニット62の、第3支持枠59と対向する側には、板バネ当接部62Cが3箇所形成されている。第3支持枠59が第2支持枠58にネジ等で固定されると、板バネ59Cは板バネ当接部62Cに当接し、板バネ59Cは板バネ当接部62Cに押圧力を与え、絞りユニット62を第2支持枠58に押し付ける。絞りユニット62は、第2支持枠58に当接する。これにより、絞りユニット62の光軸AZ方向の位置が定まる。
The
3つの板バネ59Cは光軸と直交する平面内にて、光軸を中心にして略120°間隔にて配置されている。当接される絞りユニット62が光軸と垂直な平面と平行になるようにするためである。また、各板バネ59Cは、お互いの間隔を大きく確保して配置されることが好ましい。絞りユニット62の光軸方向の位置決めの精度が向上するからである。
The three leaf springs 59C are arranged at approximately 120 ° intervals around the optical axis in a plane orthogonal to the optical axis. This is because the
また、絞りユニット62の内部には絞り羽根が存在する。光軸AZと直交する平面内での光軸AZと絞り羽根の最大の間隔よりも、光軸AZと板バネ59Cとの間隔の方が大きい。すなわち、光軸AZと直交する平面内において、板バネ59Cおよび板バネ当接部62Cは、絞り羽根よりも外側に配置されている。板バネ59Cから受ける押圧力によって絞り羽根の駆動性が劣化することを防止するためである。
In addition, diaphragm blades exist inside the
また、図17に示すように、光軸AZに直交する平面内における光軸AZを中心とした極座標において、板バネ当接部62Cが配置された場所の偏角θと、カムピン80が配置された場所の偏角が、実質的に等しいことが望ましい。言い換えると、光軸AZに直交する平面内における光軸AZを中心とした極座標において、板バネ59Cが配置された場所の偏角θと、カムピン80が配置された場所の偏角が、実質的に等しいことが望ましい。カムピン80と4群レンズ支持枠ユニット用カム溝51cの係合によって第2支持枠58は交換レンズユニット2の中でその位置が定まるので、カムピン80と板バネ当接部62Cおよび板バネ59Cの位相(偏角)が実質的に等しいことにより、絞りユニット62の交換レンズユニット2の中での位置が高精度になるからである。
In addition, as shown in FIG. 17, in polar coordinates centered on the optical axis AZ in a plane orthogonal to the optical axis AZ, the deviation angle θ where the leaf
以上のように、絞りユニット62は第2支持枠58に固定されているが、固定手段として、ネジを使用していない。そのため、ネジの締付応力により第2支持枠58がひずみ、第8レンズL8等がずれるということがない。
As described above, the
(5)振れ補正ユニット
振れ補正ユニット74は、交換レンズユニット2およびカメラ本体3の動きに起因する光学像の振れを抑制するためのユニットであり、電磁アクチュエータ46と、位置検出センサ47と、振れ補正用マイコン48と、を有している。
(5) Shake Correction Unit The
電磁アクチュエータ46は第1支持枠57を光軸AZに直交する方向に駆動する。位置検出センサ47は、第2支持枠58に対する第1支持枠57の位置を検出するためのセンサである。交換レンズユニット2には、ジャイロセンサなどの動き検出センサ(図示せず)が搭載されている。振れ補正用マイコン48は、位置検出センサ47の検出結果および動き検出センサの検出結果に基づいて、電磁アクチュエータ46を制御する。これにより、デジタルカメラ1の動きに起因する被写体像の振れを抑制することができる。
The
なお、被写体像の振れを抑制する方法として、撮像センサ11から出力される画像データに基づいて画像に表れる振れを補正する電子式振れ補正を適用してもよい。また、光学像の振れを抑制する方法として、撮像センサ11を光軸AZと直交する2方向に駆動するセンサシフト方式を適用してもよい。
Note that electronic shake correction that corrects shake appearing in an image based on image data output from the
以下、本実施形態に係る振れ補正ユニット74(振れ補正装置の一例)について、具体的に説明する。図18は振れ補正ユニットの斜視図である。図19は振れ補正ユニットの構成を示す分解斜視図である。また、図20は振れ補正ユニットの構成を示す別の方向からの分解斜視図である。 Hereinafter, the shake correction unit 74 (an example of the shake correction apparatus) according to the present embodiment will be specifically described. FIG. 18 is a perspective view of the shake correction unit. FIG. 19 is an exploded perspective view showing the configuration of the shake correction unit. FIG. 20 is an exploded perspective view from another direction showing the configuration of the shake correction unit.
まず、第2支持枠58(基準枠の一例)に関して説明する。第2支持枠58には第1固定部58Lおよび第2固定部58Sが形成されている。第1固定部58Lには第1ポール96L(第1位置規制部材の一例)が圧入によって固定されている。第2固定部58Sには第2ポール96S(第2位置規制部材の一例)が圧入によって固定されている。すなわち、第1ポール96L、第2ポール96Sは第2支持枠58に固定されている。第1ポール96Lは光軸AZに直交する方向に伸びた形状であり、具体的には、光軸AZに直交する円筒形状である。第2ポール96Sも同様に光軸AZに直交する方向に伸びた形状であり、具体的には、光軸AZに直交する円筒形状である。また、第1ポール96Lの長手方向と第2ポール96Sの長手方向は平行でない。
First, the second support frame 58 (an example of a reference frame) will be described. The
第2支持枠58の前面には、フレキシブルプリントケーブル(以下、FPCとも言う。)94が取り付けられている。FPC94は、第2支持枠58と第1支持枠57との間に配置されている。FPC94には、ピッチホール素子78とヨーホール素子79が電気的に接続されている。ピッチホール素子78は、第2支持枠58に対する第1支持枠57のピッチング方向(第1の方向の一例)の位置を検出する。ヨーホール素子79は、第2支持枠58に対する第1支持枠57のヨーイング方向(第2の方向の一例)の位置を検出する。なお、ピッチ方向およびヨー方向は共に光軸AZに直交する方向である。また、ピッチング方向はX軸方向と平行であり、ヨーイング方向はY軸方向と平行である。ピッチホール素子78とヨーホール素子79とは、位置検出センサ47の一例である。
A flexible printed cable (hereinafter also referred to as FPC) 94 is attached to the front surface of the
また、FPC94には、ピッチファインパターンコイル(以下、ピッチFPコイルとも言う。)92Cとヨーファインパターンコイル(以下、ヨーFPコイルとも言う。)93Cが電気的に接続されている。具体的には、ピッチFPコイル92CとヨーFPコイル93CのそれぞれのZ軸方向負側の面にはそれぞれ電気端子(不図示)が露出されている。そして、各電気端子と、FPC94の前面に設けられたパターン露出部とが半田付け等によって、電気的に接続されている。FPC94の一端(不図示)は振れ補正用マイコン48に接続されている。そして、位置検出センサ47からの信号を読み込んだり、ピッチFPコイル92CやヨーFPコイル93Cに電圧を加えたりする。ピッチFPコイル92Cには位置決め穴92Dと回転止め穴92Eとが形成されている。位置決め穴92Dと回転止め穴92Eは第2支持枠58に形成された位置決めボス58Dと回転止めボス58Eとに、それぞれ係合されている。これによってピッチFPコイル92Cは光軸に垂直な平面内における第2支持枠58に対する位置が定まる。また、ピッチFPコイル92Cは、位置決め穴92Dと位置決めボス58Dと溶着、及び、回転止め穴92Eと回転止めボス58Eとの溶着によって、第2支持枠58に固定されている。これによってピッチFPコイル92Cは第2支持枠58に対する光軸の位置が定まる。ヨーFPコイル93Cも同様に第2支持枠58に固定される。
Further, a pitch fine pattern coil (hereinafter also referred to as a pitch FP coil) 92C and a yaw fine pattern coil (hereinafter also referred to as a yaw FP coil) 93C are electrically connected to the
また、第2支持枠58にはシャフト69(回転軸の一例)が固定されている。シャフト69は、光軸AZと平行に配置され、Z軸方向負側の端が第2支持枠58に圧入されている。さらに、第2支持枠58には、第8レンズL8と第9レンズL9が熱カシメによって固定されている。
A shaft 69 (an example of a rotating shaft) is fixed to the
次に、第1支持枠57(可動枠の一例)に関して説明する。第1支持枠57には、第7レンズL7(振れ補正レンズ群の一例)が熱カシメによって固定されている。
Next, the first support frame 57 (an example of a movable frame) will be described. A seventh lens L7 (an example of a shake correction lens group) is fixed to the
ピッチマグネット92Mとヨーマグネット93Mとは片側に2極着磁されている。第1支持枠57の背面には、凹形状のマグネット固定部57x、57yが形成されている。マグネット固定部57yにピッチマグネット92Mとピッチヨーク92Yとが挿入されている。そして、接着剤塗布スペース57eに塗布された紫外線硬化性接着剤等の固定手段によって第1支持枠57にピッチマグネット92Mが固定されている。ヨーマグネット93Mとヨーヨーク93Yに関しても同様に、マグネット固定部57xに挿入されており、第1支持枠57に固定されている。なお、ピッチFPコイル92Cとピッチマグネット92Mとは、第1駆動部の一例である。ピッチFPコイル92Cに通電することにより、ピッチFPコイル92Cとピッチマグネット92Mとは、第1支持枠57にピッチング方向の駆動力を与える。また、ヨーFPコイル93Cとヨーマグネット93Mとは、第2駆動部の一例である。ヨーFPコイル93Cに通電することにより、ヨーFPコイル93Cとヨーマグネット93Mとは、第1支持枠57にヨーイング方向の駆動力を与える。
The
第1支持枠57には、第1爪部57L(第1係合部の一例)と第2爪部57S(第2係合部の一例)とが形成されている。第1爪部57Lは光軸AZと直交する方向に開口したU溝形状であり、具体的には、X軸方向負側が開口している。第2爪部57Sは光軸AZと直交する方向に開口したU溝形状であり、具体的には、Y軸方向負側が開口している。第1爪部57L、第2爪部57Sはそれぞれ第1ポール96L、第2ポール96Sと係合している。具体的には、第1爪部57L、第2爪部57Sはそれぞれ第1ポール96L、第2ポール96Sを光軸AZ方向から挟み込む。これによって第1支持枠57は、第2支持枠58に対する光軸AZ方向の移動が規制される。また、第1支持枠57は、光軸AZと直交する面内において第2支持枠58に対して移動可能である。
The
第1爪部57Lは、前から光軸方向にみて、第1ポール96Lを覆っている。すなわち、第1爪部57Lは、第1遮光部を含み、第1ポール96Lに光が当たるのを防いでいる。また、第2爪部57Sは、前から光軸方向にみて、第2ポール96Sを覆っている。すなわち、第2爪部57Sは、第2遮光部を含み、第2ポール96Sに光が当たるのを防いでいる。言い換えると、第1爪部57Lは、第1ポール96Lの被写体側に配置され、第1ポール96Lを被写体側から覆う第1遮光部の一例である。また、第2爪部57Sは、第2ポール96Sの被写体側に配置され、第2ポール96Sを被写体側から覆う第2遮光部の一例である。つまり、本実施形態では、第1遮光部は第1係合部と一体的に形成されており、第2遮光部は第2係合部と一体的に形成されている。
The
第1支持枠57には、溝57c(回転軸係合部の一例)が形成されている。溝57cは、シャフト69が配置される側(Z軸方向負側)が開口している。また、溝57cは、第1爪部57Lの開口している方向(X軸方向負側)が開口している。溝57cは、その長手方向が光軸AZと直交する形状である。そして、溝57cは、シャフト69と係合する。具体的には、溝57cは、溝57cの長手方向および光軸と直交する方向からシャフト69を挟み込み、その方向への第1支持枠57の第2支持枠58に対する移動を規制する。これによって、第1支持枠57は、第2支持枠58に対する光軸AZと直交する面内での移動が、光軸AZと直交する直線方向、具体的には溝57cの長手方向と、シャフト69を中心とした回転方向とに規制される。ピッチFPコイル92Cとピッチマグネット92Mとによって与えられるピッチング方向の駆動力により、第1支持枠57は第2支持枠58に対してシャフト69を中心とした回転方向に駆動される。ヨーFPコイル93Cとヨーマグネット93Mとによって与えられるヨーイング方向の駆動力により、第1支持枠57は第2支持枠58に対して溝57cの長手方向に駆動される。
The
第1爪部57Lとシャフト69との、ヨーイング方向の間隔は、第2爪部57Sとシャフト69とのヨーイング方向の間隔より小さい。
The distance between the
第1支持枠57には、光軸AZ方向に貫通した移動範囲規制穴57dが形成されている。第2支持枠58には、光軸AZと平行に移動範囲規制ピン70が圧入されて固定されている。移動範囲規制ピン70と移動範囲規制穴57dとの光軸AZ方向の位置は重複している。これによって第1支持枠57が第2支持枠58からはずれることを防止している。同時に、移動範囲規制穴57dの形状を定めることで、第1支持枠57に支持された第7レンズL7の移動可能範囲を定めている。この移動可能範囲のいずれの場所に第1支持枠57に支持された第7レンズL7があるときでも、第1爪部57Lは、前から光軸方向にみて、第1ポール96Lを覆っており、第2爪部57Sは、前から光軸方向にみて、第2ポール96Sを覆っている。
The
次に、振れ補正ユニット74の製造方法について説明する。図26は、振れ補正ユニット74の製造方法のフローチャートである。図21は、第1製造工程後の振れ補正ユニットを示す図である。図22は、第2製造工程後の振れ補正ユニットを示す図である。図23は、第3製造工程後の振れ補正ユニットを示す図である。図24は、第4製造工程後の振れ補正ユニットを示す図である。
Next, a method for manufacturing the
まず、第2支持枠58に、第1ポール96Lと第2ポール96S、ピッチFPコイル92CとヨーFPコイル93C、FPC94、シャフト69、カムピン80、第8レンズL8、第9レンズL9が圧入、熱カシメ等によって固定される。(ステップS81)。そして、振れ補正ユニット74は、図21に示す状態となる。
First, the
第1支持枠57に、ピッチマグネット92M、ピッチヨーク92Y、ヨーマグネット93M、ヨーヨーク93Yを接着し、第7レンズL7を熱カシメによって固定する(ステップS82)。
The
次に、ステップS83〜86により、第2支持枠58に、第1支持枠57を挿入する。ここで、図24に示す状態における第1支持枠57と第2支持枠58の位置関係を基準状態として説明する。
Next, the
第1支持枠57を、XY平面内において基準状態から反時計回りに5°傾いた状態とする(図22(a))。また、第1支持枠57は、ZX平面内において基準状態から反時計回りに9°傾いた状態とする(図22(b))(ステップS83)。そして、これらの傾きを保ったまま、第1支持枠57の第1爪部57Lを第1ポール96Lに係合させ、溝57cをシャフト69に係合させる(ステップS84)。そして、振れ補正ユニット74は、図22に示す状態となる。
The
次に、第1支持枠57をZX平面内において第1ポール96Lを中心に時計回りに9°回転させる。そして、ZX平面内における第1支持枠57の位置を基準状態にする(ステップS85)。そして、振れ補正ユニット74は、図23に示す状態となる。ここで、第1支持枠57はXY平面内においてシャフト69を中心に基準状態に対して反時計回りに5°傾いたままである。この状態で、第1支持枠57は第2ポール96Sおよび固定部58Sとは当たらない。
Next, the
次に、第1支持枠57をXY平面内においてシャフト69を中心に時計回りに5°回転させる。そして、XY平面内における第1支持枠57の位置を基準状態にする(ステップS86)。このとき、第1支持枠57は第2支持枠58、第2ポール96Sと干渉を起こさずに回転する。そして、第1支持枠57の第2爪部57Sと第2ポール96Sが係合する。こうして、第1支持枠57は基準状態となる。このように、第2爪部57Sと第2ポール96Sとは、第1爪部57Lと第1ポール96Lとが係合している状態で、第2爪部57Sと第2ポール96Sとの係合が着脱可能であるように配置されている。さらには、第2爪部57Sと第2ポール96Sとは、第1爪部57Lと第1ポール96Lとが係合し、かつ、溝57cとシャフト69とが係合した状態で、第2爪部57Sと第2ポール96Sとの係合が着脱可能であるように配置されている。具体的には、第2爪部57Sと第2ポール96Sとは、中心がシャフト69である仮想円C1と交わる位置に配置されている。
Next, the
この後、移動範囲規制ピン70を、第1支持枠57の移動範囲規制穴57dを通して第2支持枠58に圧入させる(ステップS87)。そして、振れ補正ユニット74は、図24に示す状態となる。
Thereafter, the movement
(6)レンズマイコン
レンズマイコン40は、CPU(図示せず)、ROM(図示せず)およびメモリ40aを有しており、ROMに格納されているプログラムがCPUに読み込まれることで、様々な機能を実現し得る。例えば、レンズマイコン40は、フォトセンサ67の検出信号によりフォーカスレンズユニット75が原点位置にあることを認識することができる。
(6)
メモリ40aは、不揮発性メモリであり、電力供給が停止している状態でも記憶している情報を保持できる。メモリ40aには、例えば交換レンズユニット2に関する情報(レンズ情報)やズームレンズ系を実現するためのトラッキングテーブル(後述)が格納されている。レンズマイコン40は、このトラッキングテーブルに基づいてフォーカスモータ64を制御し、フォーカスモータ64によりフォーカスレンズユニット75がZ軸方向に駆動される。以下、トラッキングテーブルに基づいてフォーカスレンズユニット75の位置を焦点距離の変化に追従させる動作を、電子トラッキングという。
The
レンズマイコン40は、フォーカスモータ64のパルス数をカウントするためのカウンタ40bを有している。カウンタ40bは、フォーカスレンズユニット75をZ軸方向正側に駆動した場合、カウントを「+1」とし、フォーカスレンズユニット75をZ軸方向負側に駆動した場合、カウントを「−1」とする。このように、カウンタ40bでフォーカスモータ64の駆動パルス数をカウントすることで、レンズマイコン40は、第2レンズ群G2に対する第3レンズ群G3の相対位置(第2レンズ群ユニット77に対するフォーカスレンズユニット75の位置)を把握することができる。
The
例えば、フォーカスモータ64のリードスクリュ64aの1回転当たり、ラック66が0.6mmだけZ軸方向に駆動される。マグネット(図示せず)が10極であるフォーカスモータ64を1−2相励磁にて駆動する場合、1パルス当たり、0.6/20/2=0.015mm(15μm)だけラック66がZ軸方向に駆動される。マイクロステップ駆動時には、さらに細かい単位でラック66を駆動できる。ステッピングモータを用いることで、細かい単位でフォーカスレンズユニット75を駆動することができ、例えば反転駆動時のバックラッシュを小さくすることができる。つまり、フォーカスモータ64としてステッピングモータを選定することで、高精度なフォーカス調節を実現できる。また、駆動パルス数をカウントすることで、第2レンズ群ユニット77に対するフォーカスレンズユニット75の現在位置を把握でき、さらにフォーカスレンズユニット75の駆動量を算出することができる。
For example, the
<カメラ本体>
図1〜図4(B)を用いてカメラ本体3の概略構成について説明する。図1〜図4(B)に示すように、カメラ本体3は、筐体3aと、ボディーマウント4と、操作ユニット39と、画像取得部35と、画像表示部36と、ファインダ部38と、ボディーマイコン10(駆動制御部の一例、予備動作検知部の一例)と、バッテリー22(主電源の一例)と、を有している。
<Camera body>
A schematic configuration of the
(1)筐体
筐体3aは、カメラ本体3の外装部を構成している。図4(A)および図4(B)に示すように、筐体3aの前面には、ボディーマウント4が設けられており、筐体3aの背面および上面には、操作ユニット39が設けられている。具体的には、筐体3aの背面には、表示部20と、電源スイッチ25と、モード切り換えダイヤル26と、十字操作キー27と、メニュー設定ボタン28と、設定ボタン29と、モード切り換えボタン34と、動画撮影操作ボタン24が設けられている。筐体3aの上面には、シャッターボタン30が設けられている。
(1) Case The case 3 a constitutes the exterior part of the
(2)ボディーマウント
ボディーマウント4は、交換レンズユニット2のレンズマウント95が装着される部分であり、レンズ側接点91と電気的に接続可能なボディー側接点(図示せず)を有している。ボディーマウント4およびレンズマウント95を介して、カメラ本体3は交換レンズユニット2とデータの送受信が可能である。例えば、ボディーマイコン10(後述)は、ボディーマウント4およびレンズマウント95を介して露光同期信号などの制御信号をレンズマイコン40に送信する。
(2) Body Mount The
(3)操作ユニット
図4(A)および図4(B)に示すように、操作ユニット39は、ユーザーが操作情報を入力するための各種操作部材を有している。例えば、電源スイッチ25は、デジタルカメラ1あるいはカメラ本体3の電源の入切を行うためのスイッチである。電源スイッチ25により電源がオン状態になると、カメラ本体3および交換レンズユニット2の各部に電源が供給される。
(3) Operation Unit As shown in FIGS. 4A and 4B, the
モード切り換えダイヤル26は、静止画撮影モード、動画撮影モードおよび再生モード等の動作モードを切り換えるためのダイヤルであり、ユーザーはモード切り換えダイヤル26を回転させて動作モードを切り換えることができる。モード切り換えダイヤル26により静止画撮影モードが選択されると、動作モードを静止画撮影モードへ切り換えることができ、モード切り換えダイヤル26により動画撮影モードが選択されると、動作モードを動画撮影モードへ切り換えることができる。動画撮影モードでは、基本的に動画撮影が可能となる。さらに、モード切り換えダイヤル26により再生モードが選択されると、動作モードを再生モードへ切り換えることができ、表示部20に撮影画像を表示させることができる。
The
十字操作キー27は、ユーザーが上下左右の方向を選択できるボタンである。十字操作キー27を用いて、例えば表示部20に表示された各種メニュー画面から所望のメニューを選択することができる。
The
メニュー設定ボタン28はデジタルカメラ1の各種動作を設定するためのボタンである。設定ボタン29は各種メニューの実行を確定するためのボタンである。
The
動画撮影操作ボタン24は、動画撮影の開始および停止を指示するためのボタンである。モード切り換えダイヤル26において選択された動作モードが静止画撮影モードまたは再生モードであっても、この動画撮影操作ボタン24を押すことにより、モード切り換えダイヤル26での設定内容に関係なく、強制的に動作モードが動画撮影モードに移行し、動画撮影が開始される。さらに、動画撮影中に、この動画撮影操作ボタン24が押されると、動画撮影が終了し、モード切り換えダイヤル26において選択された動作モード、すなわち動画撮影開始前の動作モードへと移行する。例えば、動画撮影操作ボタン24が押される際にモード切り換えダイヤル26により静止画撮影モードが選択されている場合は、動画撮影操作ボタン24が再度押された後に動作モードが自動的に静止画撮影モードへと移行する。
The moving image
シャッターボタン30は、撮影の際にユーザーによって操作される。シャッターボタン30が操作されると、タイミング信号がボディーマイコン10に出力される。シャッターボタン30は、半押し操作と全押し操作が可能な2段式のスイッチである。ユーザーが半押し操作すると測光処理および測距処理を開始する。シャッターボタン30を半押しの状態でユーザーがシャッターボタン30を全押し操作すると、タイミング信号が出力され、画像取得部35で画像データが取得される。
The
さらに、図2に示すように、カメラ本体3の前面には、交換レンズユニット2をカメラ本体3から取り外すためのレンズ取り外しボタン99(レンズ取り外し操作部の一例、予備動作検知部の一例)が設けられている。レンズ取り外しボタン99は、例えばユーザーに押されるとオン状態になる接点(図示せず)を有しており、ボディーマイコン10と電気的に接続されている。レンズ取り外しボタン99が押されると、内蔵されている接点がオンになり、ボディーマイコン10はレンズ取り外しボタン99が押されたことを認識することができる。
Further, as shown in FIG. 2, a lens removal button 99 (an example of a lens removal operation unit and an example of a preliminary operation detection unit) for removing the
(4)画像取得部
画像取得部35は主に、光電変換を行うCCD(Charge Coupled Device)などの撮像センサ11(撮像素子の一例)と、撮像センサ11の露光状態を調節するシャッターユニット33と、ボディーマイコン10からの制御信号に基づいてシャッターユニット33の駆動を制御するシャッター制御部31と、撮像センサ11の動作を制御する撮像センサ駆動制御部12と、を有している。
(4) Image Acquisition Unit The
撮像センサ11は、光学系Lにより形成される光学的な像を電気的な信号に変換する、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサである。撮像センサ11は、撮像センサ駆動制御部12により発生されるタイミング信号により駆動制御される。なお、撮像センサ11はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサでもよい。
The
シャッター制御部31は、タイミング信号を受信したボディーマイコン10から出力される制御信号にしたがって、シャッター駆動アクチュエータ32を駆動し、シャッターユニット33を動作させる。
The
なお、本実施形態では、オートフォーカス方式として、撮像センサ11で生成された画像データを利用するコントラスト検出方式が採用されている。コントラスト検出方式を用いることにより、高精度なフォーカス調節を実現することができる。
In the present embodiment, a contrast detection method using image data generated by the
(5)ボディーマイコン
ボディーマイコン10は、カメラ本体3の中枢を司る制御装置であり、操作ユニット39に入力された操作情報に応じて、デジタルカメラ1の各部を制御する。具体的には、ボディーマイコン10にはCPU、ROM、RAMが搭載されており、ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれることで、ボディーマイコン10は様々な機能を実現することができる。例えば、ボディーマイコン10は、交換レンズユニット2がカメラ本体3に装着されたことを検知する機能、あるいは交換レンズユニット2から焦点距離情報などのデジタルカメラ1を制御する上で必要な情報を取得する機能を有している。
(5) Body Microcomputer The
ボディーマイコン10は、電源スイッチ25、シャッターボタン30、モード切り換えダイヤル26、十字操作キー27、メニュー設定ボタン28および設定ボタン29の信号を、それぞれ受信可能である。また、ボディーマイコン10内のメモリ10aには、カメラ本体3に関する各種情報が格納されている。メモリ10aは、不揮発性メモリであり、電力供給が停止している状態でも記憶している情報を保持できる。
The
また、ボディーマイコン10は、垂直同期信号を定期的に生成し、垂直同期信号の生成と並行して、垂直同期信号に基づいて露光同期信号を生成する。ボディーマイコン10が垂直同期信号を基準とした露光開始タイミングおよび露光終了タイミングを予め把握しているために、ボディーマイコン10は露光同期信号を生成できる。ボディーマイコン10は、垂直同期信号をタイミング発生器(図示省略)に出力し、露光同期信号をボディーマウント4およびレンズマウント95を介してレンズマイコン40に一定の周期で出力する。レンズマイコン40は、露光同期信号に同期して、フォーカスレンズユニット75の位置情報を取得する。
The
撮像センサ駆動制御部12は、垂直同期信号に基づいて、撮像センサ11の読み出し信号と電子シャッター駆動信号とを一定の周期で生成する。撮像センサ駆動制御部12は、読み出し信号および電子シャッター駆動信号に基づいて、撮像センサ11を駆動する。すなわち、撮像センサ11は、読み出し信号に応じて、撮像センサ11内に多数存在する光電変換素子(図示せず)で生成された画素データを垂直転送部(図示せず)に読み出す。
The image sensor
また、ボディーマイコン10は、レンズマイコン40を介してフォーカス調節ユニット72(後述)を制御する。
The
撮像センサ11から出力された画像信号は、アナログ信号処理部13から、A/D変換部14、デジタル信号処理部15、バッファメモリ16および画像圧縮部17へと、順次送られて処理される。アナログ信号処理部13は、撮像センサ11から出力される画像信号にガンマ処理等のアナログ信号処理を施す。A/D変換部14は、アナログ信号処理部13から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号処理部15は、A/D変換部14によりデジタル信号に変換された画像信号に対してノイズ除去や輪郭強調等のデジタル信号処理を施す。バッファメモリ16は、RAM(Random Access Memory)であり、画像信号を一旦記憶する。バッファメモリ16に記憶された画像信号は、画像圧縮部17から画像記録部18へと、順次送られて処理される。バッファメモリ16に記憶された画像信号は、画像記録制御部19の命令により読み出されて、画像圧縮部17に送信される。画像圧縮部17に送信された画像信号のデータは、画像記録制御部19の命令に従って画像信号に圧縮処理される。画像信号は、この圧縮処理により、元のデータより小さなデータサイズになる。画像信号の圧縮方法として、例えば1フレームの画像信号毎に圧縮するJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式が用いられる。その後、圧縮された画像信号は、画像記録制御部19により画像記録部18に記録される。ここで、動画を記録する場合、複数の画像信号をそれぞれ1フレームの画像信号毎に圧縮するJPEG方式を用いることもでき、また、複数のフレームの画像信号をまとめて圧縮するH.264/AVC方式を用いることもできる。
The image signal output from the
画像記録部18は、画像記録制御部19の命令に基づいて、画像信号と記録すべき所定の情報とを関連付けて静止画ファイルまたは動画ファイルを作成する。そして、画像記録部18は、画像記録制御部19の命令に基づいて、静止画ファイルまたは動画ファイルを記録する。画像記録部18は、例えば内部メモリおよび/または着脱可能なリムーバブルメモリである。なお、画像信号とともに記録すべき所定の情報には、画像を撮影した際の日時と、焦点距離情報と、シャッタースピード情報と、絞り値情報と、撮影モード情報とが含まれる。静止画ファイルは、例えばExif(登録商標)形式やExif(登録商標)形式に類する形式である。また、動画ファイルは、例えばH.264/AVC形式やH.264/AVC形式に類する形式である。
The
(6)画像表示部
画像表示部36は、表示部20と、画像表示制御部21と、を有している。表示部20は例えば液晶モニタである。表示部20は、画像表示制御部21からの命令に基づいて、画像記録部18あるいはバッファメモリ16に記録された画像信号を可視画像として表示する。表示部20での表示形態としては、画像信号のみを可視画像として表示する表示形態や、画像信号と撮影時の情報とを可視画像として表示する表示形態が考えられる。
(6) Image Display Unit The
(7)ファインダ部
ファインダ部38は、撮像センサ11により取得された画像を表示する液晶ファインダ8と、筐体3aの背面に設けられたファインダ接眼窓9と、を有している。ユーザーは、ファインダ接眼窓9を覗くことで液晶ファインダ8に表示された画像を視認することができる。
(7) Finder Unit The
(8)バッテリー
バッテリー22は、カメラ本体3の各部に電力を供給し、さらにレンズマウント95を介して交換レンズユニット2に電力を供給する。本実施形態ではバッテリー22は充電池である。なお、バッテリー22は、乾電池でもよいし、電源コードにより外部から電力供給が行われる外部電源であってもよい。
(8) Battery The
<トラッキングテーブル>
デジタルカメラ1では、被写体距離を実質的に一定に保ちつつ焦点距離が変更できるようにするために、フォーカス調節ユニット72により電子トラッキングが行われる。具体的には図14に示すように、電子トラッキングを行うために、トラッキングテーブル100がメモリ40aに格納されている。このトラッキングテーブル100は、ズームリング84の回転位置とフォーカスレンズユニット75の第2レンズ群ユニット77に対するZ軸方向の位置との関係を示している。例えば、被写体距離が0.3m、1.0mおよび無限遠(∞)に対応する3つのトラッキングテーブル100がメモリ40aに格納されている。
<Tracking table>
In the
トラッキングテーブル100は、ズームリング84の回転位置およびフォーカスレンズユニット75のZ軸方向の位置がいくつかに分割された離散的な情報である。一般的には、分割数は、ズームリング84を回転させても被写体距離が所定の被写界深度内に納まるように決定されている。
The tracking table 100 is discrete information in which the rotational position of the
ズームリング84の回転位置(回転方向の位置)はリニアポジションセンサ87により検出することができる。この検出結果およびトラッキングテーブル100に基づいて、レンズマイコン40は、第2レンズ群ユニット77に対するフォーカスレンズユニット75のZ軸方向の位置を決定することができる。
The rotation position (position in the rotation direction) of the
第2レンズ群ユニット77に対するフォーカスレンズユニット75の原点位置Dはフォトセンサ67により検出され、図14では一点鎖線で示されている。本実施形態では、原点位置Dは、無限遠のトラッキングテーブル100におけるフォーカスレンズユニット75の移動範囲(位置E1および位置E2の間)の中央付近に位置している。このように、原点位置Dを中央付近に配置することにより、デジタルカメラ1の電源オン時に、いずれの位置にも比較的素早くフォーカスレンズユニット75を移動させることができる。
The origin position D of the
なお、無限遠のトラッキングテーブル100を基準に原点位置Dを決定しているのは、ユーザーがデジタルカメラ1の電源を入れて被写体を撮影する際に、無限遠の位置にある被写体を撮影する確率が高いためである。
Note that the origin position D is determined based on the tracking table 100 at infinity when the user turns on the
また、トラッキングテーブル100は、いくつかに分割された離散的な情報ではなく多項式で表されてもよい。ズームリング84の回転位置の代わりに、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2または第4レンズ群G4のZ軸方向の位置情報を用いてもよい。第2レンズ群ユニット77に対するフォーカスレンズユニット75のZ軸方向の位置とは、第2レンズ群ユニット77に対する第3レンズ群G3のZ軸方向の位置、あるいは、第2レンズ群G2に対する第3レンズ群G3のZ軸方向の位置と言い換えることもできる。
The tracking table 100 may be represented by a polynomial instead of discrete information divided into several parts. Instead of the rotation position of the
<デジタルカメラの動作>
デジタルカメラ1の動作について説明する。
<Operation of digital camera>
The operation of the
(1)撮影モード
このデジタルカメラ1は、2つの撮影モードを有している。具体的には、デジタルカメラ1は、ユーザーがファインダ接眼窓9で被写体を観察するファインダ撮影モードと、ユーザーが表示部20で被写体を観察するモニタ撮影モードと、を有している。
(1) Shooting mode The
ファインダ撮影モードでは、例えば画像表示制御部21が液晶ファインダ8を駆動する。この結果、液晶ファインダ8には、撮像センサ11により取得された被写体の画像(いわゆるスルー画像)が表示される。
In the finder shooting mode, for example, the image
モニタ撮影モードでは、例えば画像表示制御部21により表示部20が駆動され、表示部20に被写体の実時間画像が表示される。この2つの撮影モードの切り換えは、撮影モード切り換えボタン34にて行うことができる。
In the monitor photographing mode, for example, the
(2)ズーム動作
次に、ユーザーがズーム操作を行う際の交換レンズユニット2の動作を説明する。
(2) Zoom Operation Next, the operation of the
ユーザーによりズームリング84が回転操作されると、ズームリング84とともにカム筒51が回転する。カム筒51が光軸AZ周りに回転すると、第1ホルダー52は、カム筒51の第1カム溝51dに案内され、Z軸方向に直進する。また、第2ホルダー55および第4レンズ群支持枠61も、カム筒51の第2カム溝51bおよび第3カム溝51cに案内され、Z軸方向に直進する。よって、ズームリング84を回転操作することにより、交換レンズユニット2の状態を、図5および図6に示す広角端の状態から図7および図8に示す望遠端の状態まで変化させることができる。これにより、ズームリング84の回転位置を調節することで、所望のズーム位置にて被写体を撮影することが可能となる。
When the
このとき、ズームリング84の回転操作により第2ホルダー55はZ軸方向に機械的に駆動されるが、フォーカスレンズユニット75のみは、被写体距離が実質的に一定に保たれるように、メモリ40aに予め記憶されたトラッキングテーブル100に基づき、フォーカス調節ユニット72により電気的に駆動制御される。例えば、トラッキングテーブル100に基づいてフォーカスモータ64によりフォーカスレンズユニット75を駆動することで、広角端から望遠端に移動した場合や望遠端から広角端に移動した場合も、無限遠にて合焦した状態を維持する。
At this time, the
(3)静止画撮影
ユーザーによりシャッターボタン30が全押しされると、撮像センサ11の測光出力に基づいて計算された絞り値に光学系Lの絞り値が設定されるように、ボディーマイコン10からレンズマイコン40へ命令が送信される。そして、レンズマイコン40により絞り駆動制御部42が制御され、指示された絞り値まで絞りユニット62を絞り込む。絞り値の指示と同時に、撮像センサ駆動制御部12から撮像センサ11へ駆動命令が送信され、シャッターユニット33の駆動命令が送信される。撮像センサ11の測光出力に基づいて計算されたシャッタースピードの時間だけ、シャッターユニット33により撮像センサ11が露光される。
(3) Still Image Shooting The
振れ補正ユニット74の動作モードがONの場合、振れ補正ユニット74は、少なくとも撮像センサ11が露光される間、後述する振れ補正動作を行う。
When the operation mode of the
ボディーマイコン10は、撮影処理を実行し、撮影が終了すると、画像記録制御部19に制御信号を送信する。画像記録部18は、画像記録制御部19の命令に基づいて、画像信号を内部メモリおよび/またはリムーバブルメモリに記録する。画像記録部18は、画像記録制御部19の命令に基づいて、画像信号とともに撮影モードの情報(オートフォーカス撮影モードかマニュアルフォーカス撮影モードか)を、内部メモリおよび/またはリムーバブルメモリに記録する。
The
さらに、露光完了後、撮像センサ駆動制御部12は、撮像センサ11から画像データを読み出し、所定の画像処理後、ボディーマイコン10を介して画像表示制御部21へ画像データが出力される。これにより、表示部20へ撮影画像が表示される。
Further, after the exposure is completed, the image sensor
また、露光終了後、ボディーマイコン10により、シャッターユニット33が初期位置にリセットされる。また、ボディーマイコン10からレンズマイコン40へ絞りユニット62を開放位置にリセットするよう絞り駆動制御部42に命令が下され、レンズマイコン40から各ユニットへリセット命令が下される。リセット完了後、レンズマイコン40は、ボディーマイコン10にリセット完了を伝える。ボディーマイコン10は、レンズマイコン40からリセット完了情報を受信した後であって、かつ、露光後の一連の処理が完了した後に、シャッターボタン30が押されていないことを確認し、撮影シーケンスを終了する。
Further, after the exposure is completed, the
(4)動画撮影
デジタルカメラ1は、動画を撮影する機能も有している。動画撮影モードでは、一定の周期で撮像センサ11により画像データが生成され、生成される画像データを利用してコントラスト検出方式によるオートフォーカスが継続的に行われる。動画撮影モードにおいて、シャッターボタン30が押される、あるいは動画撮影操作ボタン24が押されると、画像記録部18に動画が記録され、シャッターボタン30、あるいは動画撮影操作ボタン24が再度押されると、画像記録部18での動画の記録が停止する。
(4) Movie shooting The
振れ補正ユニット74の動作モードがONの場合、振れ補正ユニット74は、少なくとも動画が記録される間、後述する振れ補正動作を行う。
When the operation mode of the
(5)振れ補正動作
デジタルカメラ1に加えられた振れは、振れ検出部によって検出される。振れ検出部は、ピッチング方向(Y方向)の振れを検出する第1角速度センサと、ヨーイング方向(X方向)の振れを検出する第2角速度センサとを有する。振れ補正用マイコン48は、第1角速度センサおよび第2角速度センサによって得られた出力信号を時間積分し、デジタルカメラ1のピッチング方向およびヨーイング方向の振れ角度情報に変換する。振れ補正用マイコン48は、振れ角度情報に基いて、デジタルカメラ1の振れによって生じた撮像面上の光学像の移動を元に戻すための、第7レンズL7の目標位置情報を算出する。この目標位置情報に応じて第7レンズL7を移動させるために、振れ補正用マイコン48は、目標位置情報と位置検出センサ47により検出された現在の第7レンズL7の位置情報との差を演算し、ピッチアクチュエータ92および/またはヨーアクチュエータ93に信号を伝送する。
(5) Shake Correction Operation Shake applied to the
ピッチアクチュエータ92および/またはヨーアクチュエータ93は、この信号に基づいて第7レンズL7を駆動する。具体的には、FPC94を通じてピッチFPコイル92Cに電流が流され、ピッチング方向(Y方向)に駆動力が働き、第7レンズL7を支持する第1支持枠57をピッチング方向(Y方向)に駆動する。また、FPC94を通じてヨーFPコイル93Cに電流が流され、ヨーイング方向(X方向)に駆動力が働き、第7レンズL7を支持する第1支持枠57をヨーイング方向(X方向)に駆動する。こうして、デジタルカメラ1の振れにより発生する被写体像の振れを補正する。
The
[他の実施形態]
本発明の実施形態は、前述の実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の修正および変更が可能である。また、前述の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
[Other Embodiments]
Embodiments of the present invention are not limited to the above-described embodiments, and various modifications and changes can be made without departing from the spirit of the present invention. The above-described embodiments are essentially preferable examples, and are not intended to limit the scope of the present invention, its application, or its use.
(1)
前述の実施形態では、デジタルカメラは静止画および動画の撮影が可能であるが、静止画撮影のみ、あるいは、動画撮影のみ可能であってもよい。
(1)
In the above-described embodiment, the digital camera can shoot still images and moving images, but may only shoot still images or only moving images.
(2)
前述の実施形態においては、デジタルカメラは、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話およびカメラ付きPDAであってもよい。
(2)
In the above-described embodiment, the digital camera may be, for example, a digital still camera, a digital video camera, a camera phone, and a camera PDA.
(3)
前述のデジタルカメラ1はクイックリターンミラーを有していないが、従来の一眼レフカメラのようにクイックリターンミラーが搭載されていてもよい。
(3)
The
(4)
光学系Lの構成は前述の実施形態に限定されない。例えば、第3レンズ群G3が複数のレンズから構成されていてもよいし、第2レンズ群G2が単一のレンズから構成されていてもよい。
(4)
The configuration of the optical system L is not limited to the above-described embodiment. For example, the third lens group G3 may be composed of a plurality of lenses, and the second lens group G2 may be composed of a single lens.
(5)
前述の実施形態では、シャッターユニット33を動作させることにより撮像センサ11への露光時間を制御しているが、電子シャッターにより撮像センサ11の露光時間を制御してもよい。
(5)
In the above-described embodiment, the exposure time to the
(6)
前述の実施形態では、レンズマイコン40により電子トラッキングが行われるが、ボディーマイコン10からレンズマイコン40に命令が送信され、その命令に基づいて電子トラッキングの制御が行われてもよい。
(6)
In the above-described embodiment, electronic tracking is performed by the
(7)
溝57cを第2支持枠58に形成し、シャフト69を第1支持枠57に設けてもよい。この場合でも、第1支持枠57は、第2支持枠58に対する光軸AZと直交する面内での移動が、光軸AZと直交する直線方向、具体的には溝57cの長手方向と、シャフト69を中心とした回転方向とに規制される。さらに、この場合には、溝57cは、シャフト69が配置される側(Z軸方向正側)が開口し、第1爪部57Lの開口している方向と反対の方向(X軸方向正側)が開口しているようにするのが好ましい。これにより、第1ポール96Lに第1爪部57Lを係合させる工程とシャフト69に溝57cを係合させる工程とを1工程で行うことが可能である。
(7)
The
(8)
図25(a)に示すように、光軸方向の規制を行う第1位置規制部材を第1ポール96Lとし、第1係合部を第1爪部57Lとした。しかし、これに限定されず、例えば、図25(b)のように、第1位置規制部材が角柱であっても構わない。また、図25(c)のように、第1位置規制部材がU溝であり、第1系合部がポールであっても構わない。すなわち、第1位置規制部材と第1系合部が係合することによって、第1系合部が光軸AZ方向に規制されていればよい。第2位置規制部材と第2係合部についても同様に、第2位置規制部材と第2系合部が係合することによって、第2系合部が光軸AZ方向に規制されていればどのような構成でもよい。
(8)
As shown in FIG. 25A, the first position restricting member that restricts the optical axis direction is the
(9)
前述の実施形態では、第1支持枠57にピッチマグネット92M、ピッチヨーク92Y、ヨーマグネット93M、ヨーヨーク93Yが接着され、第2支持枠58にピッチFPコイル92C、ヨーFPコイル93Cが固定されている。これを逆にして、第1支持枠57にピッチFPコイル92C、ヨーFPコイル93Cを固定し、第2支持枠58にピッチマグネット92M、ピッチヨーク92Y、ヨーマグネット93M、ヨーヨーク93Yを固定しても同様の効果を奏する。また、ピッチヨーク92Y、ヨーヨーク93Yを省略したり、ピッチFPコイル92C、ヨーFPコイル93Cに代えていわゆる巻線コイルを使用したりしてもよい。
(9)
In the above-described embodiment, the
(10)
前述の実施形態では、第1ポール96L、第2ポール96Sの被写体側を第1支持枠57の一部が遮光する構成であったが、さらに、例えば、シャフト69、FPC94、または、ピッチFPコイル92Cの被写体側を第1支持枠57に形成された遮光部が遮光する構成であってもよい。
(10)
In the above-described embodiment, a part of the
(11)
前述の第1遮光部は、第1爪部57Lと一体に形成されている。しかし、第1遮光部は、第1爪部57Lとは別に、第1支持枠57に形成してもよい。また、第1遮光部は、第2支持枠58に形成してもよい。例えば、第1遮光部を、第1固定部58Lと一体に形成してもよい。第2遮光部も同様に、第2爪部57Sとは別に、第1支持枠57に形成してもよい。また、第2遮光部は、第2支持枠58に形成してもよい。例えば、第2遮光部を、第2固定部58Sと一体に形成してもよい。
(11)
The first light shielding portion described above is formed integrally with the
(12)
位置決めボス58A(位置決め部の一例)と回転止めボス58B(位置決め部の一例)の両方または一方を、第3支持枠59に形成してもよい。また、板バネ59Cを第2支持枠58に設けてもよい。
(12)
Both or one of the
[実施形態の特徴]
実施形態の特徴を以下に列記する。なお、実施形態に含まれる発明は、以下のものに限られない。
[Features of the embodiment]
The features of the embodiment are listed below. The invention included in the embodiment is not limited to the following.
(1)
振れ補正装置であって、
基準枠と、
振れ補正レンズ群を支持し、前記振れ補正レンズ群の光軸と直交する面内において前記基準枠に対して移動可能な可動枠と、
前記可動枠に対して前記光軸に直交する第1の方向の駆動力を与える第1駆動部と、
前記可動枠に対して前記光軸に直交する第2の方向の駆動力を与える第2駆動部と、
前記基準枠に固定され、前記光軸に直交する方向に伸びた形状をしたポールと、
前記可動枠に形成され、前記第1ポールに係合し、前記基準枠に対する前記可動枠の前記光軸方向の移動を規制する第1係合部と、
前記可動枠に形成され、前記第2ポールに係合し、前記基準枠に対する前記可動枠の前記光軸方向の移動を規制する第2係合部と、
前記第1ポールの被写体側に配置され、前記第1ポールを被写体側から覆う第1遮光部と、
前記第2ポールの被写体側に配置され、前記第2ポールを被写体側から覆う第2遮光部と、を備える。
(1)
A shake correction device,
A reference frame,
A movable frame that supports the shake correction lens group and is movable with respect to the reference frame in a plane orthogonal to the optical axis of the shake correction lens group;
A first driving unit that applies a driving force in a first direction perpendicular to the optical axis to the movable frame;
A second driving unit that applies a driving force in a second direction perpendicular to the optical axis to the movable frame;
A pole fixed to the reference frame and having a shape extending in a direction perpendicular to the optical axis;
A first engaging portion that is formed on the movable frame, engages with the first pole, and restricts movement of the movable frame relative to the reference frame in the optical axis direction;
A second engaging portion that is formed on the movable frame, engages with the second pole, and restricts movement of the movable frame relative to the reference frame in the optical axis direction;
A first light-shielding portion disposed on the subject side of the first pole and covering the first pole from the subject side;
A second light-shielding portion disposed on the subject side of the second pole and covering the second pole from the subject side.
これにより、ポールに光が当たることを防ぎ、フレアやゴーストの発生を低減することができる。 Thereby, it is possible to prevent the light from hitting the pole and reduce the occurrence of flare and ghost.
(2)
1に記載の振れ補正装置であって、
前記可動枠が前記基準枠に対して移動可能なすべての位置関係において、前記第1遮光部は前記第1ポールを被写体側から覆い、前記第2遮光部は前記第2ポールを被写体側から覆う。
(2)
The shake correction apparatus according to 1, wherein
In all the positional relationships in which the movable frame can move with respect to the reference frame, the first light shielding portion covers the first pole from the subject side, and the second light shielding portion covers the second pole from the subject side. .
これにより、振れ補正動作中においても、フレアやゴーストの発生を低減することができる。 This can reduce the occurrence of flare and ghost even during the shake correction operation.
(3)
1または2に記載の振れ補正装置であって、
前記第1遮光部および前記第2遮光部は、前記可動枠に形成されている。
(3)
The shake correction apparatus according to 1 or 2, wherein
The first light shielding part and the second light shielding part are formed on the movable frame.
これにより、部品点数を削減することが可能となる。 Thereby, the number of parts can be reduced.
(4)
前記第1遮光部は、前記第1係合部と一体的に形成されており、
前記第2遮光部は、前記第2係合部と一体的に形成されている、
これにより、部品点数を削減することが可能となり、レンズ鏡筒等に用いた場合にレンズ鏡筒等の小型化が可能となる。
(4)
The first light shielding portion is formed integrally with the first engagement portion,
The second light shielding portion is formed integrally with the second engaging portion.
As a result, the number of parts can be reduced, and when used in a lens barrel or the like, the lens barrel or the like can be reduced in size.
(5)
レンズ鏡筒であって、1から4のいずれかに記載の振れ補正装置を備える。
(5)
A lens barrel, comprising the shake correction device according to any one of 1 to 4.
(6)
撮像装置であって、1から4のいずれかに記載の振れ補正装置を備える。
(6)
An imaging apparatus, comprising the shake correction apparatus according to any one of 1 to 4.
本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、交換レンズ式デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話およびカメラ付きPDAなどの撮像装置に好適である。 The present invention is suitable for imaging apparatuses such as a digital still camera, a digital video camera, an interchangeable lens type digital camera, a camera-equipped mobile phone, and a camera-equipped PDA.
1 デジタルカメラ(撮像装置の一例)
2 交換レンズユニット(レンズ鏡筒の一例)
3 カメラ本体
3a 筐体
4 ボディーマウント
10 ボディーマイコン(駆動制御部の一例、予備動作検知部の一例)
11 撮像センサ(撮像素子の一例)
12 撮像センサ駆動制御部
20 表示部
21 画像表示制御部
22 バッテリー(主電源の一例)
50 固定枠
51 カム筒
52 第1ホルダー
53 第1レンズ群支持枠
54 第2レンズ群支持枠(第1レンズ支持枠の一例)
55 第2ホルダー(第1レンズ支持枠の一例)
57 第1支持枠(可動枠の一例)
57L 第1爪部(第1係合部、第1遮光部の一例)
57S 第2爪部(第2係合部、第2遮光部の一例)
57c 溝(回転軸係合部の一例)
58 第2支持枠(第1絞り支持枠の一例、基準枠の一例)
58A 位置決めボス(位置決め部の一例)
58B 回転止めボス(位置決め部の一例)
59 第3支持枠(第2絞り支持枠の一例)
59C 板バネ(付勢部の一例)
61 第4レンズ群支持枠(第2レンズ支持枠の一例)
62 絞りユニット(絞り装置の一例)
64 フォーカスモータ(フォーカスアクチュエータの一例)
67 フォトセンサ(位置センサの一例)
69 シャフト(回転軸の一例)
74 振れ補正ユニット(振れ補正装置の一例)
75 フォーカスレンズユニット
77 第2レンズ群ユニット(第1レンズユニットの一例)
78 第4レンズユニット(第2レンズユニットの一例)
83 ズームリングユニット(ズーム機構の一例)
84 ズームリング(ズーム操作部の一例)
87 リニアポジションセンサ
88 フォーカスリングユニット
89 フォーカスリング
90 フォーカスリング角度検出部
96L 第1ポール(第1位置規制部材の一例)
96S 第2ポール(第2位置規制部材の一例)
99 レンズ取り外しボタン(レンズ取り外し操作部の一例、予備動作検知部の一例)
100 トラッキングテーブル
L 光学系
L7 第7レンズ(振れ補正レンズ群の一例)
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L5 第5レンズ(第1レンズ素子の一例)
L6 第6レンズ(フォーカスレンズの一例)
L7 第7レンズ(第2レンズ素子の一例)
1 Digital camera (an example of an imaging device)
2 Interchangeable lens unit (an example of a lens barrel)
3 Camera
11 Image sensor (an example of an image sensor)
12 Image sensor
50 fixed
55 Second holder (an example of a first lens support frame)
57 First support frame (an example of a movable frame)
57L 1st nail | claw part (an example of a 1st engaging part and a 1st light-shielding part)
57S 2nd nail | claw part (an example of a 2nd engaging part and a 2nd light-shielding part)
57c groove (an example of a rotating shaft engaging portion)
58 second support frame (an example of a first diaphragm support frame, an example of a reference frame)
58A Positioning boss (example of positioning part)
58B Anti-rotation boss (example of positioning part)
59 Third support frame (an example of a second aperture support frame)
59C leaf spring (example of biasing part)
61 Fourth lens group support frame (an example of a second lens support frame)
62 Aperture unit (an example of an aperture device)
64 Focus motor (an example of focus actuator)
67 Photosensor (an example of a position sensor)
69 Shaft (example of rotating shaft)
74 Shake correction unit (an example of shake correction device)
75
78 Fourth lens unit (an example of a second lens unit)
83 Zoom ring unit (example of zoom mechanism)
84 Zoom ring (example of zoom operation unit)
87
96S second pole (an example of a second position regulating member)
99 Lens removal button (an example of a lens removal operation unit, an example of a preliminary motion detection unit)
100 tracking table L optical system L7 seventh lens (an example of a shake correction lens group)
G1 First lens group G2 Second lens group G3 Third lens group G4 Fourth lens group L5 Fifth lens (an example of a first lens element)
L6 6th lens (an example of a focus lens)
L7 seventh lens (an example of a second lens element)
Claims (6)
振れ補正レンズ群を支持し、前記振れ補正レンズ群の光軸と直交する面内において前記基準枠に対して移動可能な可動枠と、
前記可動枠に対して前記光軸に直交する第1の方向の駆動力を与える第1駆動部と、
前記可動枠に対して前記光軸に直交する第2の方向の駆動力を与える第2駆動部と、
前記基準枠に固定され、前記光軸に直交する方向に伸びた形状をした第1ポールと、
前記基準枠に固定され、前記光軸に直交する方向に伸びた形状をした第2ポールと、
前記可動枠に形成され、前記第1ポールに係合し、前記基準枠に対する前記可動枠の前記光軸方向の移動を規制する第1係合部と、
前記可動枠に形成され、前記第2ポールに係合し、前記基準枠に対する前記可動枠の前記光軸方向の移動を規制する第2係合部と、
前記第1ポールの被写体側に配置され、前記第1ポールを被写体側から覆う第1遮光部と、
前記第2ポールの被写体側に配置され、前記第2ポールを被写体側から覆う第2遮光部と、
を備える、振れ補正装置。 A reference frame,
A movable frame that supports the shake correction lens group and is movable with respect to the reference frame in a plane orthogonal to the optical axis of the shake correction lens group;
A first driving unit that applies a driving force in a first direction perpendicular to the optical axis to the movable frame;
A second driving unit that applies a driving force in a second direction perpendicular to the optical axis to the movable frame;
A first pole fixed to the reference frame and having a shape extending in a direction perpendicular to the optical axis;
A second pole fixed to the reference frame and having a shape extending in a direction perpendicular to the optical axis;
A first engaging portion that is formed on the movable frame, engages with the first pole, and restricts movement of the movable frame relative to the reference frame in the optical axis direction;
A second engaging portion that is formed on the movable frame, engages with the second pole, and restricts movement of the movable frame relative to the reference frame in the optical axis direction;
A first light-shielding portion disposed on the subject side of the first pole and covering the first pole from the subject side;
A second light-shielding portion disposed on the subject side of the second pole and covering the second pole from the subject side;
A shake correction apparatus comprising:
請求項1に記載の振れ補正装置。 In all the positional relationships in which the movable frame can move with respect to the reference frame, the first light shielding portion covers the first pole from the subject side, and the second light shielding portion covers the second pole from the subject side. ,
The shake correction apparatus according to claim 1.
請求項1または2に記載の振れ補正装置。 The first light shielding part and the second light shielding part are formed on the movable frame,
The shake correction apparatus according to claim 1.
前記第2遮光部は、前記第2係合部と一体的に形成されている、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の振れ補正装置。 The first light shielding portion is formed integrally with the first engagement portion,
The second light shielding portion is formed integrally with the second engaging portion.
The shake correction apparatus according to any one of claims 1 to 3.
レンズ鏡筒。 The shake correction device according to claim 1 is provided.
Lens barrel.
撮像装置。 The shake correction apparatus according to claim 1 is provided.
Imaging device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230885A JP2010066375A (en) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | Deflection correcting device, lens barrel, and imaging device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008230885A JP2010066375A (en) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | Deflection correcting device, lens barrel, and imaging device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010066375A true JP2010066375A (en) | 2010-03-25 |
Family
ID=42192037
Family Applications (1)
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JP2008230885A Pending JP2010066375A (en) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | Deflection correcting device, lens barrel, and imaging device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010066375A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013015591A (en) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Nikon Corp | Lens barrel and imaging device |
JP2013156433A (en) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Nidec Copal Corp | Lens drive device |
-
2008
- 2008-09-09 JP JP2008230885A patent/JP2010066375A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013015591A (en) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Nikon Corp | Lens barrel and imaging device |
JP2013156433A (en) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Nidec Copal Corp | Lens drive device |
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