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JP2010059942A - エンジンとこれを備えた乗物 - Google Patents

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JP2010059942A JP2008229557A JP2008229557A JP2010059942A JP 2010059942 A JP2010059942 A JP 2010059942A JP 2008229557 A JP2008229557 A JP 2008229557A JP 2008229557 A JP2008229557 A JP 2008229557A JP 2010059942 A JP2010059942 A JP 2010059942A
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Abstract

【課題】アクチュエータ用の冷却手段を省略して、構造を簡略化できる吸気装置を有するエンジンおよびそれを備えた乗物を提供する。
【解決手段】燃焼室が形成されたシリンダ23と、前記燃焼室に空気を供給する吸気通路72,73の一部を形成し、吸気通路72,73の通路断面積を調整するスロットル弁54,55を内蔵したスロットルボディ56、およびスロットル弁54,55を駆動するアクチュエータ58を有する電動スロットル装置50とを備え、アクチュエータ58とシリンダ23との間にスロットルボディ56の少なくとも一部が位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動スロットル装置を備えたエンジンに関するものである。
従来、吸気通路の空気流量を調整する電動スロットル装置として、吸気通路が形成されているスロットルボディと、吸気通路の面積を調整するスロットル弁と、スロットル弁を回動するアクチュエータとを備え、該アクチュエータがスロットルボディの下部に配置されたものが知られている(特許文献1)。
特開2006−214293号公報
特許文献1では、アクチュエータを冷却するために、吸気通路を流れる空気をアクチュエータに導く冷却手段が設けられているが、これには冷却通路を形成する必要があり、構造が複雑化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、アクチュエータ用の冷却手段を省略して、構造を簡略化できる吸気装置を有するエンジンおよびそれを備えた乗物を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るエンジンは、燃焼室が形成されたシリンダと、前記燃焼室に空気を供給する吸気通路の一部を形成し、前記吸気通路の通路断面積を調整するスロットル弁を内蔵したスロットルボディ、および前記スロットル弁を駆動するアクチュエータを有する電動スロットル装置とを備え、前記電動スロットル装置は、前記シリンダから離間して配置されており、前記アクチュエータと前記シリンダとの間に前記スロットルボディの少なくとも一部が位置している。
この構成によれば、シリンダとアクチュエータの間に存在するスロットルボディの少なくとも一部が遮熱部として作用し、シリンダで発生した熱が輻射によってアクチュエータに直接伝わるのを遮断するので、アクチュエータ用の冷却手段を設けなくてもアクチュエータの安定した動作を維持することができ、その結果、構造が簡略化される。
本発明において、前記シリンダを複数有し、これらのシリンダによってVバンク空間が形成され、前記電動スロットル装置が前記Vバンク空間内に配置され、前記アクチュエータが前記スロットルボディの上方に位置していることが好ましい。例えば電動スロットル装置をV型エンジンのVバンク空間内に配置する場合、アクチュエータがVバンク空間の狭い底部に近接するので、アクチュエータとエンジンの発熱部との間隔が小さくなり、アクチュエータの使用環境としては好ましくないが、この構成によれば、V型エンジンのVバンク空間内に電動スロットル装置を配置してVバンク空間を有効に活用できる。また、Vバンク空間は上方にいくほど広いので、スロットルボディの上方にアクチュエータを配置することにより、下方に配置する場合に比べて、アクチュエータをエンジンの発熱部から十分引き離して、エンジンの熱によるアクチュエータの温度上昇を抑えることができる。
本発明において、前記Vバンク空間を形成する第1気筒と第2気筒は、エンジン回転軸心方向にオフセット(位置ずれ)して配置されており、前記アクチュエータが、前記Vバンク空間における前記第1気筒に近接し、かつ前記第1気筒のオフセットしている一側方とは反対側の他側部に配置されていることが好ましい。この構成によれば、アクチュエータがVバンク空間における第1気筒に近接し、かつ前記第1気筒のオフセットしている一側方とは反対側の他側部、つまり第1気筒との干渉を避けやすい、スペース上の余裕がある場所に配置されているので、アクチュエータの設置場所の自由度が高まるうえに、オフセットにより生じた空間を有効利用してメンテナンス性も向上させることができる。
本発明において、さらに、前記電動スロットル装置は、前記アクチュエータを前記スロットル弁に伝達する動力伝達機構を有し、前記動力伝達機構が前記Vバンク空間における前記第1気筒に近接し、かつ前記第1気筒のオフセットしている一側方とは反対側の他側部に配置されていることが好ましい。この構成によれば、動力伝達機構がVバンク空間における第1気筒に近接し、かつ前記第1気筒のオフセットしている一側方とは反対側のスペース上の余裕がある場所に配置されているので、周囲の部品との干渉を避けながら、動力伝達機構を適切な位置に容易に配置できる。
本発明において、前記アクチュエータの少なくとも一部が、前記第1気筒よりもエンジン回転軸心方向の他側方に露出するように配置されていることが好ましい。この構成によれば、露出部分の放熱性が高まるので、アクチュエータの冷却効果が向上する。
本発明において、さらに、前記スロットル弁の開閉位置を検出するスロットル位置センサを備え、前記スロットル位置センサが前記Vバンク空間における前記第1気筒に近接し、かつ前記第1気筒のオフセットしている一側方とは反対側の他側部に配置されていることが好ましい。この構成によれば、スペース上の余裕のある他側部にスロットル位置センサが配置されているので、十分な設置スペースを確保できるうえに、メンテナンス性も向上させることができる。
本発明はまた、本発明のエンジンを駆動源とする、例えば自動二輪車のような乗物を提供する。
本発明のエンジンによれば、シリンダとアクチュエータの間に存在するスロットルボディの少なくとも一部が遮熱部として作用し、シリンダで発生した熱が輻射によってアクチュエータに直接伝わるのを遮断するので、アクチュエータ用の冷却手段を設けなくてもアクチュエータの安定した動作を維持することができ、その結果、構造が簡略化される。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、この明細書において車体の左右方向は乗車状態のライダーから見た左右方向をいう。
図1は本発明の第1実施形態に係るスロットルボディを備えたクルーザタイプの自動二輪車を示す側面図である。同図に示す自動二輪車は、車体フレームFRの前半部を構成するメインフレーム1およびダウンチューブ18の前端に、ヘッドパイプ2が取り付けられ、このヘッドパイプ2に回動自在に挿通されたステアリングシャフト(図示せず)を介して、アッパーブラケット7およびロワーブラケット8が支持され、これらアッパーブラケット7およびロワーブラケット8にフロントフォーク3が支持され、このフロントフォーク3の下端部に前輪4が支持されている。また、フロントフォーク3の上端部のアッパーブラケット7にはハンドル5が取り付けられている。メインフレーム1およびダウンチューブ18に、自動二輪車の動力源であるV型2気筒のエンジンEが支持されている。エンジンEは車幅方向に回転軸心AXを有し、ベルト(図示せず)により後輪9を駆動する。
エンジンEはクランクケース22の上部に前傾した前気筒12と、後傾した後気筒13とを有し、両気筒12,13の間が、側面視でV字形のVバンク空間Sとなっており、このVバンク空間S内にエアクリーナ40および電動スロットル装置50が配置されている。各気筒12,13がクランクケース22に連結されたシリンダ23とその上部に連結されたシリンダヘッド24と、シリンダヘッド24の上部を覆うヘッドカバー25とを有している。シリンダ23の内部には燃焼室(図示せず)が形成されている。また、エンジンEの前気筒12と後気筒13の各シリンダヘッド24から取り出された排気管14がそれぞれ、車体の右側方の集合管16に連通され、この集合管16から分岐して左右一対のサイレンサ17が配置されている。なお、サイレンサ17は、左右一対に限られず、車体の一側方、例えば右側方に2本配置されていてもよい。
前記メインフレーム1は、湾曲部11で下方に湾曲してスイングアームブラケット6に連なっており、この湾曲部11に、後方へ延びる左右2本のシートレール10が連結されている。前記ダウンチューブ18の後半部はスイングアームブラケット6からさらに後方の上方へ延びてシートレール10に連結される左右2本の補強メンバ19を形成している。前記シートレール10には、ライダー用シート30と同乗者用シート31とが支持されている。前記メインフレーム1の上部、つまり、車体上部で、前記ハンドル5とライダー用シート30との間には、燃料タンク20が取り付けられている。また、車体前部に、前記ハンドル5の前方から車体前部の上部側方にかけての部分を覆う樹脂製のカウリング21が装着されている。なお、カウリング21が装着されない機種もある。
前記電動スロットル装置50は、エアクリーナ40からエンジンEへ、具体的には前記シリンダ23内の燃焼室へ吸入される空気の量を調整するためのもので、エアクリーナを外した状態のエンジンEの側面図である図2に示すように、一対の吸気通路部分52、53が形成され、吸気通路部分52、53の面積をそれぞれ調整するスロットル弁54、55を内蔵したスロットルボディ56と、電動スロットル装置50が自動二輪車に取り付けられた状態でスロットルボディ56の上方に配置され、スロットル弁54、55を回動させる動力を発生するアクチュエータ58と、アクチュエータ58の動力をスロットル弁54、55に伝達する動力伝達機構60と、スロットル弁54、55の開閉位置を検出するスロットル位置センサ62とを有している。
電動スロットル装置50のアクチュエータ58は、スロットルボディ56の上方に配置され、スロットルボディ56の上面に支持されている。これにより、アクチュエータ58と高温のシリンダ23との間にスロットルボディ56が位置して、シリンダ23から輻射熱がアクチュエータ58に伝達されるのを防いでいる。シリンダヘッド24の電動スロットル装置50側の部分は吸気側となるので、シリンダ23よりも若干低温になるが、このシリンダヘッド24からの輻射熱もスロットルボディ56に遮られて、アクチュエータ58に達しない。結局、輻射熱によるアクチュエータ58の温度上昇を抑制するには、アクチュエータ58とシリンダ23との間にスロットルボディ56の全体もしくは少なくとも一部が位置していればよい。
アクチュエータ58は、例えばDCモータ、DCモータ以外の電動モータ電磁ソレノイド、積層型圧電素子、油圧モータなどを使用できる。また、DCモータ以外の電動モータには、交流モータ、ステッピングモータあるいは超音波モータなどがある。動力伝達機構60とスロットル位置センサ62は、スロットルボディ56に着脱自在に取り付けられる樹脂製のギアカバー部材66により覆われている。このように、電動スロットル装置50は、スロットルボディ56、アクチュエータ58、動力伝達機構60およびスロットル位置センサ62が一体化されて、ユニットになっている。
エンジンEの要部の平面図である図3に示すように、V型エンジンEの前気筒12と後気筒13は、互いに車体の左右方向に、言い換えればエンジン回転軸心AX方向にオフセットしている。ここでは、前気筒12と後気筒13の軸心をそれぞれC1,C2とすると、車体の車幅方向(左右方向)の中心線Cに対して、前気筒12は左側方に△1だけ、後気筒13は右側方に△2だけオフセットしている。本実施形態では、△1と△2はほぼ同じであるが異なっていてもよい。前記エアクリーナ40はVバンク空間Sの車体の左右方向両側をふさぐように配置されている。
エアクリーナ40の内部には、エンジンEの左側部に第1室42が配置され、右側部に第2室44が配置され、第1室42と第2室44とを接続する接続通路46がVバンク空間S内を車体の左右方向に延びている。Vバンク空間S内の右側部であって、エアクリーナ40の接続通路46の上方に前記電動スロットル装置50が配置されている。このように、エンジンEの発熱部とアクチュエータ58との間に接続通路46が配置されるので、接続通路46が遮熱部として作用し、シリンダ23で発生した熱が輻射によってアクチュエータ58に直接伝わるのを遮断する。第1室42と接続通路46の上流部(左側部)とが第1ケース41内に形成され、第2室44と接続通路46の下流部(右側部)とが第2ケース43内に形成されている。第1ケース41と第2ケース43は、車体の左右方向の中心線Cよりも若干右側の突合せ部85において、突き合わされて接続されている。電動スロットル装置50の上流側は第2ケース43に連結されている。
アクチュエータ58は、スロットルボディ56の上部であって、左側方にオフセットした前気筒12に近接して、スロットルボディ56の前部に配置され、アクチュエータ58の一部が前気筒12よりも右側方に露出している。つまり、アクチュエータ58は、前面視で前気筒12とエアクリーナ40の第2カバー43との間から露出しており、自動二輪車の走行時には、アクチュエータ58に走行風が当たり、アクチュエータ58が冷却される。また、このように広いスペースを確保することで、モータの選択の幅が広がり、設計の自由度を高めることができる。ギアカバー部材66に覆われた動力伝達機構60(図2)およびスロットル位置センサ62(図2)は、左側方にオフセットした前気筒12に近接した面、この実施形態では電動スロットル装置50の前部に設けられている。
図4は、図3において電動スロットル装置50を切断した図である。電動スロットル装置50は、前気筒12および後気筒13のそれぞれの吸気ダクト45,47とエアクリーナ40の第2ケース43との間に連結されており、電動スロットル装置50内の吸気通路部分52,53とその下流の吸気ダクト45,47内の吸気通路部分45a,47aとが、エアクリーナ40からエンジンEまでの2つの吸気通路72、73を形成している。各通路72,73の上流側はエアクリーナ40内の第2室44に連通しており、前側の吸気通路72の下流側は前気筒12の吸気ポート78に、後側の吸気通路73の下流側は後気筒13の吸気ポート79にそれぞれ接続されている。外気Aは第1ケース41の上側から第1室42に吸引され、第1室42内のエアフィルタ(図示せず)を通過して清浄空気CAとなった後、接続通路46および第2室44を経て、電動スロットル装置50の吸気通路部分52,53に入る。吸気ダクト45,47の上部には、燃料噴射弁81,83が取り付けられており、吸気ダクト45,47の吸気通路部分45a,47a内で混合気が生成され、吸気ポート78,79に導入される。
このようにVバンク空間Sの内側に吸気ダクト45,47が接続され、前述のとおり、Vバンク空間Sの外側に位置する排気ポート(図示せず)に排気管14が接続されている。つまり、Vバンク空間Sの2つのシリンダヘッド23のうち、温度の低い吸気ポート78,79はVバンク空間Sに臨み、温度の高い排気管14の排気ポートはVバンクの外側に開口しているので、Vバンク空間Sに配置された電動スロットル装置50、具体的には、アクチュエータ58周囲の温度上昇が抑制される。
電動スロットル装置50の斜視図である図5に示すように、前記動力伝達機構60のギアカバー部材66は、4本の取付ねじ80によってアクチュエータ58の前部に取り付けられている。動力伝達機構60の下方に、ハンドル5(図1)のアクセルグリップの回転位置を検出するグリップ位置センサ64が配置されて、2本の取付ねじ82によってスロットルボディ56の下部に取り付けられ、グリップ位置センサ64と電動スロットル装置50がユニット化されている。このように、グリップ位置センサ64と電動スロットル装置50とをユニット化することで、組立工数を減らすことができる。グリップ位置センサ64は、アクセルグリップ86に接続されるワイヤ67と、ワイヤ67を巻き取るワイヤ巻取部68と、樹脂製のケース70内に収納され、ワイヤ巻取部68の角変位を検出するセンサ素子(図示せず)とからなる。グリップ位置センサ64の信号接続部分71は、図3の前気筒12よりも右側に露出し、かつ前気筒12の端部の後方に位置し、図2に示すように、下方に開口しているので、前気筒12に干渉することなく信号線を配設することができる。
この実施形態では、グリップ位置センサ64は、スロットルボディ56の下部に取り付けられているが、上部に取り付けてもよく同様の効果を得られる。また、グリップ位置センサ64は従来通りアクセルグリップ86に設けてもよく、この場合はユニット化できる効果はなくなるが、その分だけ電動スロットル装置50が小型化され、図3のエアクリーナ40の容量を大きくすることができる。
図5に示す電動スロットル装置50の上部右側面にはエンジン・コントロール・ユニット(図示しない)との通信を行うケーブルを接続するソケット部69が設けられている。ソケット部69は、図3に示す左側にオフセットした前気筒12の右側の空間に近接するので、ケーブルの脱着およびケーブルの配設を容易に行うことができる。このソケット部69に接続されるケーブルを介して、エンジン・コントロール・ユニットへ図5のスロットル位置センサ62およびグリップ位置センサ64の信号を送信する。また、エンジン・コントロール・ユニットからコントロール信号がアクチュエータ58に送出され、このコントロール信号に基づいてアクチュエータ58が作動してスロットル弁54、55(図4)の開度を調節し、吸気通路72,73からエンジンEへ送り込まれる清浄空気CAの量を調節する。
上記構成において、図2に示すシリンダ23とアクチュエータ58の間に存在するスロットルボディ56の少なくとも一部が遮熱部として作用し、シリンダ23で発生した熱が輻射によってアクチュエータ58に直接伝わるのを遮断するので、アクチュエータ用の冷却手段を設けなくてもアクチュエータ58の安定した動作を維持することができ、その結果、構造が簡略化される。また、スロットルボディ56の上部にアクチュエータ58が配置されているので、V型エンジンEのVバンク空間S内に電動スロットル装置50を配置してVバンク空間Sを有効に活用できる。また、Vバンク空間Sは上方にいくほど広いので、スロットルボディ56の上方にアクチュエータ58を配置することにより、下方に配置する場合に比べて、アクチュエータ58をエンジンEの発熱部から十分引き離して、エンジンEの熱によるアクチュエータ58の温度上昇を抑えることができる。
また、アクチュエータ58がVバンク空間Sにおける前気筒12に近接し、かつ前気筒12のオフセットしている左側方とは反対側の右側部、つまりエンジン回転軸心AX方向にスペース上の余裕がある場所に配置されているので、アクチュエータ58の設置場所の自由度が高まるうえに、オフセットにより生じた空間を有効利用してメンテナンス性も向上させることができる。さらに、動力伝達機構60もVバンク空間Sにおけるスペース上の余裕がある場所に配置されているので、周囲の部品との干渉を避けながら、動力伝達機構60を適切な位置に容易に配置できる。
また、オフセットにより生じた空間を利用してアクチュエータ58、動力伝達機構60およびスロットル位置センサ62が配置されているので、十分な配置スペースを確保できるうえに、メンテナンス性も向上させることができる。さらに、図3に示すアクチュエータ58の一部が車体の右側方に露出しているから、露出部分の放熱性が高まるので、アクチュエータ58の冷却効果が向上する。
上記実施形態では前気筒12が左側に、後気筒13が右側にそれぞれオフセットしているが、それぞれが反対側にオフセットしていてもよく、その場合、アクチュエータ58はVバンク空間Sの右側方で、前気筒12に近接して配置される。このように、アクチュエータ58は、前後気筒12,13のオフセット状態およびエアクリーナ40の第2室44(下流側)の位置に応じて適宜配置することができる。
また、上記実施形態では吸気通路部分52,53を2つ有し、各通路にスロットル弁54,55を配置したダブルスロットル弁について記載されているが、単一の通路と単一のスロットル弁を有するシングルスロットル弁であってもよい。さらに、アクチュエータ58によりアクセル連動するスロットル弁とは別に、電子制御されるサブスロットル弁を設けてもよい。
上記実施形態では、V型エンジンについて説明したが、要はシリンダ23とアクチュエータ58の間にスロットルボディ56の少なくとも一部が配置されればよいので、V型エンジンに限らず単気筒エンジン、並列2気筒エンジン、水平対向エンジンなどにも適用可能である。
また、上記実施形態ではクルーザタイプの自動二輪車に、本発明に係るエンジンを適用した例について説明したが、クルーザタイプ以外の自動二輪車、不整地走行車のような四輪車両、小型滑走艇などの鞍乗型乗物のほか、乗物以外にも適用できる。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
本発明の第1実施形態に係る電動スロットル装置を備えた自動二輪車を示す側面図である。 同上電動スロットル装置とその周辺を示す側面図である。 同上電動スロットル装置とその周辺を示す平面図である。 同上電動スロットル装置の一部破断した平面図である。 同上電動スロットル装置を示す斜視図である。
符号の説明
E エンジン
S Vバンク空間
AX エンジン回転軸心
12 前気筒
13 後気筒
23 シリンダ
50 電動スロットル装置
54、55 スロットル弁
56 スロットルボディ
58 アクチュエータ
60 動力伝達機構
62 スロットル位置センサ
64 グリップ位置センサ
72,73 吸気通路

Claims (7)

  1. 燃焼室が形成されたシリンダと、
    前記燃焼室に空気を供給する吸気通路の一部を形成し、前記吸気通路の通路断面積を調整するスロットル弁を内蔵したスロットルボディ、および前記スロットル弁を駆動するアクチュエータを有する電動スロットル装置とを備え、
    前記電動スロットル装置は、前記シリンダから離間して配置されており、
    前記アクチュエータと前記シリンダとの間に前記スロットルボディの少なくとも一部が位置しているエンジン。
  2. 請求項1において、前記シリンダを複数有し、これらのシリンダによってVバンク空間が形成され、前記電動スロットル装置が前記Vバンク空間内に配置され、前記アクチュエータが前記スロットルボディの上方に位置しているエンジン。
  3. 請求項1において、前記シリンダを複数有し、これらのシリンダによってVバンク空間が形成され、前記電動スロットル装置が前記Vバンク空間内に配置され、前記Vバンク空間を形成する第1気筒と第2気筒は、エンジン回転軸心方向にオフセットして配置されており、前記アクチュエータが、前記Vバンク空間における前記第1気筒に近接し、かつ前記第1気筒のオフセットしている一側方とは反対側の他側部に配置されているエンジン。
  4. 請求項1において、前記シリンダを複数有し、これらのシリンダによってVバンク空間が形成され、前記電動スロットル装置が前記Vバンク空間内に配置され、前記Vバンク空間を形成する第1気筒と第2気筒は、エンジン回転軸心方向にオフセットして配置されており、さらに、前記電動スロットル装置は、前記アクチュエータを前記スロットル弁に伝達する動力伝達機構を有し、
    前記動力伝達機構が前記Vバンク空間における前記第1気筒に近接し、かつ前記第1気筒のオフセットしている一側方とは反対側の他側部に配置されているエンジン。
  5. 請求項3または4において、前記アクチュエータの少なくとも一部が、前記第1気筒よりもエンジン回転軸心方向の他側方に露出するように配置されているエンジン。
  6. 請求項3から5のいずれか一項において、さらに、前記スロットル弁の開閉位置を検出するスロットル位置センサを備え、
    前記スロットル位置センサが前記Vバンク空間における前記第1気筒に近接し、かつ前記第1気筒のオフセットしている一側方とは反対側の他側部に配置されているエンジン。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載されたエンジンを動力源として備えた乗物。
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