JP2010051774A - 美顔器 - Google Patents
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Abstract
触れない様にし、不必要な違和感、不安感を払拭し、且つボンベからの炭酸ガス噴出
調整もボンベを直視することなく軽快に操作できるという課題を解決することとし
た。
【解決手段】炭酸ガス供給用ボンベの上端噴出口頭部を隠蔽し、且つ下端が一定長さ
食み出す下開口の上側筒体、及びこの上側筒体の上部に装着されると共に、回転によ
りノズル部の弁杆を連動させて炭酸ガス噴出を調整する円形調整用摘子、並びに前記
上側筒体の下端開口縁より食み出した炭酸ガス供給用ボンベの該食出し部を収納する
と共に、前記上側筒体の下開口縁と着脱自在に嵌合する上開口で、而も底部が着座す
る下側筒体とで構成された直立型ボンベ収納ボックスと、更に前記スプレー本体とノ
ズル部とを接続する可撓性ホースとする美顔器。
【選択図】 図2
Description
そこで、この炭酸成分が皮膚下の毛細血管に作用してこの毛細血管を拡張させる効能を利用して、化粧水と共に混合液を顔肌等に吹き付けると共に、皮脂や汚れ等の残骸物を顔肌から遊離させて取り除き、より若々しく美しい顔肌を指向する。
一般的な美顔器として、例えば下記技術文献1及び2が存在する。
これらは、単にスチーム噴射、更には顔肌に吸引パットを添わせて顔肌の残骸物をハード的に除去させるものであり、顔肌へのソフト的な癒しは考慮されておらず、却って顔肌等を傷めることも否定できなかった。
更に技術文献3が存在するが、これは単に炭酸ガス供給用ボンベをスプレー本体に直接取付け、即ち一体化したものに過ぎない。
特に、この技術文献3を含め他の文献についても炭酸ガス供給用ボンベが露呈しており、使用者にとっては炭酸ガスを充満したボンベと言うことから違和感、不安感を抱き、敬遠される傾向にある。
技術文献4は炭酸ガスと化粧水との混合液をボンベに充満した所謂、エアゾールに過ぎない。
その後、本願発明者が更なる技術開発に傾注し、より実用に即した製品の具現化を探求することとした。
また、炭酸ガス供給用ボンベの下部は上側筒体の下端開口縁より一部が食み出しており、この食出し部をボンベの取替時、工具等で保持すると共に回転操作させてボンベの取替えを行うことができる。
勿論、その食出し部は上側筒体を下側筒体に嵌合させることにより該下側筒体に収納されているので外部に触れることはない。
更にこの下側筒体は底部が着座することで上側筒体とで直立型ボンベ収納ボックスを構成され、美顔器としてより感性を高めることができる。
また、下側筒体は下広状のスカート状に形成されているので、より安定して直立できる。
このソケット部5は上側筒体1の内筒7に装備されており、内筒7は上側筒体1の下開口1aより挿入されて両者1、7の抜止段部8、9にて圧入装備され、一体化される。
従って、炭酸ガス供給用ボンベBの上端噴出口頭部3は隠蔽されて外部に触れない状態で、該炭酸ガス供給用ボンベBが装填される。
ソケット部5のネジ孔6には炭酸ガス供給用ボンベBの上端噴出口頭部3の上部に対峙してノズル部10が螺着されている。
またノズル部10の底部には噴出口頭部3の封印膜3aに圧着してガス漏れ防止パッキン14が備えられている。
ノズル部10の内孔12には上下動する弁杆15を挿通しており、常にバネ16にて上方向に弾圧されている。而して、図5、6に示す如く、この弁杆15の上下動によってノズル孔13の開閉を行う。
即ち弁杆15は下方の噴出用信管11の側にバネ16に抗して弾圧されている。
而して、押圧杆18と共に円形調整用摘子17も常に下方向に引張られている。
具体的には、円形調整用摘子17の内側面17bにはボス22を設けており、その外周に数条の凸状スパイラル23が形成されている。また、上側筒体1の上部面1bにはこれに噛合する凹状スパイラル24が形成されていて、円形調整用摘子17の一定以上の回転により凸状スパイラル23が上側筒体1の凹状スパイラル24から遊離することとなり、且つその状態から反対方向に回転させることによって、再度噛合することとなる。
また、下側筒体2は下広状のスカート状面2cとなっているから、より安定して直立できる。
図7はスプレー本体Sをボンベ収納ボックスXの側面Xaの側面に着脱自在に引掛ける差込引掛部Zの具体例を示し、握手部Saが差込まれるホルダー部25a及び上側筒体1の上部で、而も調整用摘子17の直下の溝26に巻付くリング部25bとを金属板にて一体的に形成したフック体25としている。
勿論、図8に示す如く、フック体25を断面丸型金属体にて一体的に形成し、上側筒体1の下開口1aと下側筒体2の上開口2aとの間にて挟着しいもよい。
導管28の前方位置には所定量の化粧水Wを収納するカップ29を導管28の内孔28aに連通したネジ孔28bに着脱自在にねじ込み取付装備している。この化粧水Wとしては、例えば一般化粧剤にゲルマニウム粒子を混合させれば、炭酸成分の保湿性と美白効果が一層強まり、美容目的、即ちソフト的効能が一層好適となる。
また、この握手部Saには操作部30が装備されており、この操作部30を操作することにより、導管28の内孔28aを開閉するシャッター板32を上下にスライドさせる。
操作部30には、常に操作部30を矢印c、シャッター板32を矢印dと反対方向にバネ力を付勢している。
導管28の内孔28aには、化粧水収納カップ29の滴下口29aに逆止弁38が装備されており、炭酸ガスが化粧水収納カップ29側に流入するのを防止し、適正な炭酸成分の混合化粧水が得られる。この逆止弁38としては薄膜の合成樹脂にて成型する。
更に、噴出ノズル31には顔肌に添わせる吸引パット41を適宜装着する。
勿論、この吸引パット41を使用せずして直接肌面に噴霧混合化粧水を吹き付けてもよい。
図4は炭酸ガス供給用ボンベBが装填された状態を示している。この状態は、炭酸ガス供給用ボンベBの噴出口頭部3が上側筒体1のソケット部5に捻じ込まれており、ソケット部5の噴出用信管11が炭酸ガス供給用ボンベBの封印膜3aを貫通している。
従って、この状態に於いてスプレー本体Sを操作しても、炭酸ガスが噴出供給されていないからスプレー本体Sから炭酸混合化粧水は霧状に噴出することはない。
勿論、この状態は円形調整用摘子17が時計方向に回転しており、円形調整用摘子17の凸状スパイラル23が上側筒体1の凹状スパイラル24に噛合緊締し、且つ円形調整用摘子17の押圧杆18は下降し、その状態は維持されているから、図5に示す如くバネ16に抗して弁杆15を下方向に弾圧下降状態に維持されており、ガス漏れはない。
円形調整用摘子17の一定以上に回転すると、円形調整用摘子17の凸状スパイラル23が上側筒体1の凹状スパイラル24より遊離し、以降両ラチェット20、21が空転する。
而して、図6の夫々の矢印に示す如く円形調整用摘子17の押圧杆18はバネ19に抗して上昇する。この押圧杆18の弾圧開放により弁杆15はバネ16にて上昇して、維持される。
この状態に於いて、スプレー本体Sを操作すれば、炭酸ガスと化粧水収納カップ29からの炭酸ガスとが混合し、所望の炭酸混合化粧水をスプレー本体Sの噴出ノズル31から霧状に噴出させることとなる。
これにより図5に示す如くバネ15に抗して弁杆15は下方向に弾圧下降し、ノズル部10のノズル孔13と噴出用信管11とのガス流路を遮断し、ガス供給は断たれる。
勿論、この状態でこの状態に於いてスプレー本体Sを操作してもスプレー本体Sからは炭酸混合化粧水が噴出することはない。
尚、ガス消耗による炭酸ガス供給用ボンベBの取替えは、先ず炭酸ガス供給用ボンベBの食出し部Baを保持して回転させ、ソケット部5から取り外す。
而してソケット部5の噴出用信管11が噴出口頭部3の封印膜3aに貫通し、炭酸ガス供給用ボンベBからの噴出ガスは噴出用信管11、内孔12、ノズル孔13に亘ってガス流通路を形成し、炭酸ガス供給用ボンベBの装填を完了することとなる。
B 炭酸ガス供給用ボンベ
Ba ボンベ食出し部
X 収納ボックス
S スプレー本体
P 可撓性ホース
1 上側筒体
2 下側筒体
3 噴出口頭部
5 ソケット部
10 ノズル部
11 噴出用信管
12 内孔
13 ノズル孔
15 弁杆
17 円形調整用摘子
18 押圧杆
20 ラチェット
21 ラチェット
23 凸状スパイラル
24 凹状スパイラル
Z 引掛部
28 導管
29 カップ
31 噴出ノズル
Claims (8)
- 所定量の化粧水を収納するカップ及びこのカップから滴下された化粧水を引き込む導管、並びに導管内において前記滴下化粧水と炭酸ガスとを混合させて炭酸混合化粧水を霧状に噴出させる先端噴出ノズルとでスプレー本体を構成し、この炭酸ガス供給用ボンベと前記スプレー本体とを可撓性ホースにて接続し、而も該炭酸ガス噴出を調整用摘子にて調整できる様にした美顔器に於いて、前記炭酸ガス供給用ボンベの上端噴出口頭部を隠蔽し、且つ下端が一定長さ食み出す下開口の上側筒体、及びこの上側筒体の上部に装着されると共に、水平回転により前記噴出口頭部と連結されたノズル部の弁杆を上下動させて炭酸ガス噴出を調整する円形調整用摘子、並びに前記上側筒体の下端開口縁より食み出した炭酸ガス供給用ボンベの該食出し部を収納すると共に、前記上側筒体の下開口縁と着脱自在に嵌合する上開口で、而も底部が着座する下側筒体とで構成された直立型ボンベ収納ボックスと、更に前記スプレー本体とノズル部とを接続する可撓性ホースとで成したことを特徴とする美顔器。
- ボンベ収納ボックスの下側筒体を有底で、而も下広状のスカート状に形成したことを特徴とした請求項1記載の美顔器。
- ボンベ収納ボックスの側面にスプレー本体を着脱自在に差込引掛ける引掛部を設けたことを特徴とした請求項1記載の美顔器。
- 引掛部を、スプレー本体が差込まれるホルダー部及び上側筒体の上部で、而も調整用摘子の直下に巻付くリング部とを金属板にて一体的に形成したフック体としたことを特徴とした請求項3記載の美顔器。
- 引掛部を、スプレー本体が差込まれるホルダー部及び上側筒体と下側筒体との夫々の嵌合する開口縁間に介在するリング部とを断面丸型金属体にて一体的に形成したフック体としたことを特徴とした請求項3記載の美顔器。
- 円形調整用摘子に押圧杆を垂下装備し、円形調整用摘子の一方向への水平回転により該押圧杆をバネ力に抗して下降させると共に、ノズル部内孔の弁杆を連動下降させてノズル孔を閉塞し、且つ円形調整用摘子の逆方向への水平回転により該押圧杆をバネ力にて上昇させると共に、弁杆を連動上昇させてノズル孔を開口し、炭酸ガス供給用ボンベの噴出口頭部に差込まれた噴出用信管からの噴出ガスを前記ノズル部内孔からノズル孔に亘って流通可能としたことを特徴とした請求項1記載の美顔器。
- 炭酸ガス供給用ボンベの上端噴出口頭部を上側筒体の下開口より該上側筒体のソケット部に捻じ込むことによって、該ソケット部に備えられた噴出用信管が噴出口頭部の封印膜を貫通し、炭酸ガス供給用ボンベからの噴出ガスを噴出用信管、弁杆の内孔、ノズル孔に亘って流通可能としたことを特徴とした請求項1記載の美顔器。
- 上側筒体の上部面とこれに対面する円形調整用摘子の内側面とに夫々互に嵌合するラチェットを設けると共に、一方向の回転に対しては一定回転数にて緊締して炭酸ガス供給用ボンベからのガス供給を停止し、且つ反対方向の回転に対しては一定回転数以降両者のラチェットが空転してガス供給を維持する様にしたことを特徴とした請求項1記載の美顔器。
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