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JP2010048133A - エアフロメータの異常検出装置 - Google Patents

エアフロメータの異常検出装置 Download PDF

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JP2010048133A
JP2010048133A JP2008211828A JP2008211828A JP2010048133A JP 2010048133 A JP2010048133 A JP 2010048133A JP 2008211828 A JP2008211828 A JP 2008211828A JP 2008211828 A JP2008211828 A JP 2008211828A JP 2010048133 A JP2010048133 A JP 2010048133A
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Seiji Yoshimura
誠司 吉村
Masayuki Kajiya
雅之 梶屋
Akira Nakagami
章 中神
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】エアフロメータが測定した吸入空気量を補正係数により補正し、外部環境などの影響による変動の少ない補正吸入空気量を得ることができ、異常検出精度の高いエアフロメータの異常検出装置を提供すること。
【解決手段】エアフロメータにより測定されエンジンに吸入される吸入空気量を補正するECUの補正手段と異常判定手段とを有し、異常判定手段が、エンジンが異常検出条件を満したときに、補正された補正吸入空気量が設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、エアフロメータの異常の有無を判定するエアフロメータの異常判定装置において、ECUの補正手段が、測定吸入空気量をQとし、圧力補正係数をKpとし、温度の関数で補正する温度補正係数をKfとし、一次元マップに基づいて補正する温度補正係数をKmとし、補正吸入空気量をH1Qとすると、H1Q=Q×Kp×Kf×Kmに基づいて吸入空気量Qを補正する。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンの吸入空気量を測定するエアフロメータの異常の有無を、高い精度で検出するエアフロメータの異常検出装置に関する。
従来、この種のエアフロメータの異常検出装置として、エンジンが、吸気空気量を測定するエアフロメータを備え、エアフロメータにより測定された吸入空気量と、予め設定された異常判定値とを比較して、エアフロメータに異常があるか否かを検出する異常検出手段を有し、エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中である異常検出実施条件が成立する場合に、異常検出手段が、エアフロメータの異常の有無を検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のエアフロメータの異常検出装置においては、エアフロメータの測定値が比較的安定しているとき、すなわち、エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中であるときに、エアフロメータの異常の有無を検出することで、異常検出の精度を高めている。
また、エンジンの運転状態の中で比較的出現頻度の高いとき、すなわち、エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中であるときに、エアフロメータの異常の有無を検出することで、異常検出の実施回数を増大させるようにしている。
しかしながら、従来のエアフロメータの異常検出装置の場合には、エアフロメータの測定値をそのまま異常判定値と比較することにより、エアフロメータの異常の有無を検出している。この場合、例えば、エンジンに吸入された吸入空気が過給機により過給されたとき、エアフロメータの測定値が過給圧(kPa)や過給後の吸気温(℃)などの環境の影響を受け、エアフロメータの測定値と実際の吸入空気量とが乖離してしまい誤検出のおそれがあった。
このような過給圧や過給後の吸気温などの環境の影響を軽減するため、エアフロメータの測定値を補正して、実際の吸入空気量に近似した補正吸入空気量を算出し、補正吸入空気量と異常判定値とを比較して異常検出の精度を高めるようにしたものが知られている。
具体的には、エアフロメータの測定値をegnsm(g/rev)とし、過給圧をepim(kPa)とし、過給後の吸気温をethia(℃)とし、補正吸入空気量(g/rev)をegnsmafmとすると、次式(1)に基づいて、エアフロメータの測定値を補正し、補正吸入空気量を算出している。
Figure 2010048133
(gは、質量を表し、revは、クランク角360度、すなわちクランクシャフトの1回転を表し、Kは、ケルビンを表している。)
この補正吸入空気量は、エンジン回転数ene(rpm)に応じて、さらに補正がなされ、実際の吸入空気量により近似した値になるようにしている。
他方、異常判定値については、図9に示すように、エンジン回転数ene(rpm)に応じ、Aで示される異常判定値の上限値を表す上限異常スレッシュ(g/rev)と、Bで示される異常判定値の下限値を表す下限異常スレッシュ(g/rev)とからなる範囲が予め設けられている。なお、上限異常スレッシュおよび下限異常スレッシュは、エアフロメータの感度特性や車両に搭載したエアフロメータの実験データなどから求められたものである。
従来のエアフロメータの異常検出装置においては、補正吸入空気量が上限異常スレッシュおよび下限異常スレッシュの双方と比較され、補正吸入空気量が上限異常スレッシュを超えたとき、または下限異常スレッシュ未満であるとき、エアフロメータが異常ありと判定するようにしている。
特開2005−61335号公報
しかしながら、吸入空気量を補正する従来のエアフロメータの異常検出装置の場合には、過給圧epim、過給後吸気温ethiaおよびエンジン回転数eneの3つのパラメータで、エアフロメータから出力される測定吸入空気量を比例的に補正して補正吸入空気量を算出している。
この場合、車両の外気温度により、エアフロメータの測定吸入空気量が変動すると、前述の3つのパラメータで測定吸入空気量を補正しても、各パラメータが測定吸入空気量を比例的に補正しているので、測定吸入空気量の変動が、そのまま補正吸入空気量に影響し、補正吸入空気量が変動してしまう。
例えば、図9に示すように、外気温度が高温環境時(40℃)のとき、Cで表される補正吸入空気量は、上限異常スレッシュに近づくよう変動し、反対に、外気温度が低温環境時(−30℃)のとき、Dで表される補正吸入空気量は、下限異常スレッシュに近づくよう変動してしまう。このような変動は、エアフロメータの感度特性などによるものと考えられる。例えば、図10(a)のグラフで表されるように、過給後の吸気温が約20℃の場合、補正吸入空気量egnsmafmが、1.13(g/rev)〜1.18(g/rev)の範囲で変動してしまう。また、図10(b)のグラフで表されるように、過給前の吸気温、例えば、エアクリーナ付近の温度が約10℃の場合も、補正吸入空気量egnsmafmが、1.14(g/rev)〜1.17(g/rev)の範囲で変動してしまう。
このように、補正吸入空気量egnsmafmが外気温度の変動により数%程度変動してしまう。このように補正吸入空気量egnsmafmが変動すると、例えば、補正吸入空気量egnsmafmが上限異常スレッシュを超えていないにもかかわらず、誤って上限異常スレッシュを超えたと判定され誤判定の可能性があるという問題がある。
また、上限異常スレッシュを上方に修正し、下限異常スレッシュを下方に修正して異常判定の範囲を拡大すると、このような外気温度による補正吸入空気量egnsmafmの変動を吸収するとも考えられるが、反面、エアフロメータが異常であるにもかかわらず、正常範囲にあると判定される可能性があり、判定精度の低下を招くという問題がある。
本発明は、前述のような従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。すなわち、本発明は、エアフロメータが測定した吸入空気量を適正な補正係数により補正し、外部環境などの影響による変動の少ない補正吸入空気量を得ることができ、優れた異常検出精度を有するエアフロメータの異常検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアフロメータの異常検出装置は、上記目的達成のため、(1)過給機を介してエンジンに吸入される吸入空気の圧力を感知する圧力センサと、前記過給後の前記吸入空気の温度を感知する過給後吸気温センサと、エアフロメータにより測定され前記エンジンに吸入される吸入空気量を補正する補正手段と、前記エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中である異常検出条件が成立したときに、前記補正手段により補正された補正吸入空気量と予め設定された設定吸入空気量とを比較して前記補正吸入空気量が前記設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、前記エアフロメータの異常の有無を判定する異常判定手段と、を備えたエアフロメータの異常検出装置において、前記補正手段が、前記吸入空気量をQとし、前記圧力センサが感知した圧力に基づいて前記吸入空気量Qを補正する圧力補正係数をKpとし、前記過給後吸気温センサが感知した過給後吸気温に基づいて前記吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数をKfとし、前記過給後吸気温に対応して設定された過給後の温度補正係数の一次元マップに基づいて前記吸入空気量Qを補正する温度補正係数をKmとし、前記補正吸入空気量をH1Qとすると、次式、
H1Q=Q×Kp×Kf×Km
に基づいて、前記吸入空気量Qを補正することを特徴とする。
この構成により、高温環境時(40℃)や低温環境時(−30℃)などの外部環境の如何にかかわらず、補正吸入空気量の変動幅が著しく減少する。さらに、補正手段により、従来技術に適用された圧力補正係Kp、温度補正係数Kfに加えて、外部環境の影響をなくすよう温度補正係数Kmによってさらに補正されるので、補正吸入空気量は、いずれのエンジン回転数においても、上限異常スレッシュと下限異常スレッシュとの略中間の値になり異常検出の精度が著しく改善される。
また、エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中である異常検出条件が成立したときに、エアフロメータの異常検出が実施されるので、比較的安定したエアフロメータの測定値が得られ、高い精度で異常が検出される。また、エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中の状態は、エンジンの運転状態の中で比較的出現頻度が高いので、異常検出の実施回数を増大させることにより、エアフロメータの異常検出の精度が向上する。
本発明に係るエアフロメータの異常検出装置は、上記目的達成のため、(2)過給機を介してエンジンに吸入される吸入空気の圧力を感知する圧力センサと、前記過給前の前記吸入空気の温度を感知する過給前吸気温センサと、エアフロメータにより測定され前記エンジンに吸入される吸入空気量を補正する補正手段と、前記エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中である異常検出条件が成立したときに、前記補正手段により補正された補正吸入空気量と予め設定された設定吸入空気量とを比較して前記補正吸入空気量が前記設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、前記エアフロメータの異常の有無を判定する異常判定手段と、を備えたエアフロメータの異常検出装置において、前記補正手段が、前記吸入空気量をQとし、前記圧力センサが感知した圧力に基づいて前記吸入空気量Qを補正する圧力補正係数をKpとし、前記過給前吸気温センサが感知した過給前吸気温に基づいて前記吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数をMfとし、前記過給前吸気温に対応して設定された過給前の温度補正係数の一次元マップに基づいて前記吸入空気量Qを補正する温度補正係数をMmとし、前記補正吸入空気量をH2Qとすると、次式、
H2Q=Q×Kp×Mf×Mm
に基づいて、前記吸入空気量Qを補正することを特徴とする。
この構成により、特に、過給前吸気温と補正吸入空気量との相関が強い場合、すなわち、過給前吸気温に対する補正吸入空気量の感度が相当あり、過給前吸気温の測定値のばらつきが少なく、過給前吸気温に対する補正吸入空気量の関係が直線的であるような場合には、次式、
H2Q=Q×Kp×Mf×Mm
による補正の効果が顕著に現れる。すなわち、高い精度の補正吸入空気量が得られ、高い精度でエアフロメータの異常の有無が検出される。
本発明によれば、エアフロメータが測定した吸入空気量を適正な補正係数により補正し、外部環境などの影響による変動の少ない補正吸入空気量を得ることができ、優れた異常検出精度を有するエアフロメータの異常検出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置が適用されるエンジンの構成図であり、図2は、エンジンの吸気管に設けられたエアフロメータの斜視図であり、図3は、ECUに格納された過給後吸気温ethiaと温度補正係数Kmの関係を示す一次元マップであり、図4は、エンジン回転数eneと補正吸入空気量egnsmafmとの関係を示すグラフである。
まず、構成について説明する。
本実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置20は、車両に搭載されたエンジン10の一部を構成している。
図1に示すように、エンジン10は、例えば、直列4気筒のディーゼルエンジンで構成されており、エンジン本体11と、吸気装置12と、排気装置13と、排気装置13内の排気ガスの一部を吸気装置12内に還流させるEGR装置14と、吸気装置12内の吸入空気を過給する過給機15と、エンジン本体11に燃料を供給するコモンレールシステム16と、電子制御ユニット(ECU)17と、エアフロメータの異常検出装置20とを含んで構成されている。
なお、図1には一の気筒が示されているが、エンジン本体11は、4個の気筒を有しており、各気筒は吸気装置12および排気装置13に連結されている。なお、エンジン10は、直列4気筒のディーゼルエンジンに限られず、単気筒や任意に気筒配列された多気筒であってもよく、ガソリンエンジンなど、空気と混合し得る炭化水素などの液体または気体を燃料とする公知のエンジンであってもよい。
エンジン本体11は、シリンダヘッド21と、シリンダブロック22と、クランクケース23と、シリンダブロック22内に収容されたピストン24と、クランクシャフト25と、ピストン24とクランクシャフト25とを連結するコネクティングロッド26とを含んで構成されている。
このエンジン本体11は、図示しないエンジンマウントを介して車体にマウントされている。また、シリンダヘッド21には、各気筒と連通する複数の吸気ポート27および排気ポート28が設けられており、各吸気ポート27は、吸気装置12内の吸気通路と連通し、各排気ポート28は、排気装置13内の排気通路と連通している。
また、エンジン本体11は、シリンダブロック22には、燃焼室22nが形成されており、この燃焼室22nを囲むシリンダブロック22の燃焼室壁部22wに燃焼室内壁温(℃)を感知する燃焼室内壁温センサ22sが装着されている。この燃焼室内壁温センサ22sの感知部分は、燃焼室温をより正確に感知できるよう、燃焼室壁における燃焼室に近接する側にセットされている。この燃焼室内壁温センサ22sの燃焼室内壁温temp2の信号は、ECU17に出力されるようになっている。また、クランクケース23には、クランクポジションセンサ23sが装着されており、クランク位置、クランク角速度などのクランクの回転を検出し、検出されたエンジン回転数eneの信号は、ECU17に出力されるようになっている。
吸気装置12は、吸入空気を浄化するエアクリーナ31と、各吸気ポート27に吸入空気を流入させる吸気マニホールド32と、エアクリーナ31と吸気マニホールド32とを連結し吸入空気をエアクリーナ31から吸気マニホールド32に流通させる吸気管33とを含んで構成されている。また、吸気装置12には、過給機15が連結されており、吸気管33内の吸入空気が過給されるようになっている。
また、吸気装置12は、エアフロメータ34を含んで構成されており、このエアフロメータ34の近傍には、過給前の吸気温(℃)を感知する過給前吸気温センサ35が装着されている。エアフロメータ34は、エアクリーナ31と過給機15との間の吸気管33に装着されている。この過給前吸気温センサ35で感知されたエアフロメータ34の近傍の過給前吸気温ethaの信号は、ECU17に出力されるようになっている。なお、過給前吸気温センサ35は、エアフロメータ34に内蔵されたコンパクトタイプのサーミスタであってもよい。
図2に示すように、エアフロメータ34は、例えば、ホットワイヤ式エアフロメータからなり、吸気温度計測用の抵抗34oと、加熱抵抗34kとによりブリッジ回路が構成されており、吸入空気量が変化したときには、ブリッジ回路により、吸気温度計測用の抵抗34oと、加熱抵抗34kとの温度差を常に一定に保つよう加熱抵抗34kへの供給電力をフィードバック制御するよう構成されている。
この供給電力が電圧に変換され、吸入空気量egnsmとして、ECU17に出力するようになっており、ECU17において、予め設定されたエアフロメータ34の電圧と吸入空気の流量との関係から吸入空気量が算出されるよう構成されている。このエアフロメータ34は、吸気通路内に吸気温度計測用の抵抗34oおよび加熱抵抗34kが露出するよう吸気管33に装着されている。なお、吸気管33に吸入空気量計測用のバイパス通路管を設け、このバイパス通路管の吸気通路内に吸気温度計測用の抵抗および加熱抵抗が露出するようバイパス通路管に装着し、エアクリーナ31からの吸気脈動の影響を受けにくくして、吸入空気量を測定するようにしてもよい。また、エアフロメータ34は、他の計測手段であってもよい。例えば、吸気管33内の負圧を圧力センサで感知し、検知圧力を吸入空気量に換算するDジェトロニックタイプでもよく、吸入空気の流れの中に障害物を置くとその後ろに渦が発生し、この渦の数が吸入空気の流れが速いほど多くなる現象を利用したカルマン渦式エアフロメータでもよい。また、吸気管33内にプレートを設け、吸入空気がこのプレートを押すことでその動いた変位量から吸入空気量を算出する可動プレート式エアフロメータでもよい。
また、過給機15と吸気マニホールド32との間の吸気管33には、インタークーラ36が設けられており、過給機15により過給された吸入空気が冷却されるようになっている。また、EGR装置14と吸気管33との連結部33rとインタークーラ36との間の吸気管33には、スロットルバルブ37が設けられており、ECU17により各燃焼室22n内に供給する吸入空気量が調節されるようになっている。
また、連結部33rとスロットルバルブ37との間の吸気管33には、過給後の吸入空気の圧力、すなわち過給圧epimを感知する圧力センサ38が装着されており、過給圧epimの信号がECU17に出力されるようになっている。
吸気マニホールド32には、吸気マニホールド32の内壁温(℃)を感知する吸気マニホールド内壁温センサ39が装着されており、吸気マニホールド内壁温センサ39で感知された内壁温temp1の信号は、ECU17に出力されるようになっている。
インタークーラ36とスロットルバルブ37との間の吸気管33には、過給後の吸気温(℃)を感知する過給後吸気温センサ41が装着されており、過給後吸気温センサ41で感知された過給後吸気温ethiaの信号は、ECU17に出力されるようになっている。
吸気マニホールド32とスロットルバルブ37との間の吸気管33には、EGR装置14が連結されており、排気ポート28から排出された排気ガスの一部が吸気管33内に還流されるようになっている。
排気装置13は、排気通路を有する排気管51と、各排気ポート28から排出された排気ガスを排気管51に流入させる排気マニホールド52と、排気マニホールド52と連結された排気管51の下流側に設けられた排気ガス後処理装置53とを含んで構成されている。排気マニホールド52と排気ガス後処理装置53との間の排気管51には、過給機15が設けられており、排気ガスの流動エネルギにより吸気管33内の吸入空気を過給するよう構成されている。過給機15と排気マニホールド52との間には、EGR装置14が連結されており、排気ポート28から排出された排気ガスの一部が吸気管33内に還流されるようになっている。排気ガス後処理装置53は、酸化触媒、還元触媒および助触媒からなる三元触媒を含んで構成されており、排気ガス中の一酸化炭素、窒素酸化物および炭化水素などの有害物質が浄化されるようになっている。
EGR装置14は、吸気管33と排気管51とを連結するEGR管61と、EGR管61の吸気管33側に設けたEGRバルブ62と、EGRバルブ62と排気管51との間に設けられたEGRクーラ63とを含んで構成されており、排気ガスの一部を吸気管33内に還流させて吸入空気中に混入させることにより、気筒内の燃焼温度を下げてNOxの発生量を低減させるようになっている。
EGRバルブ62は、その開度がECU17により制御され、吸気管33の吸気通路内に還流される排気ガスの量を調整するようになっている。また、EGRクーラ63により、還流される排気ガスの温度が下げられ、燃焼室22n内における燃焼温度を適正なものにし、有害な窒素酸化物(NOx)の発生を抑制するようにしている。
過給機15は、排気タービン部15tと、コンプレッサ部15cと、排気タービン部15tと、コンプレッサ部15cとを連結するシャフト15sと、排気タービン部15tおよびコンプレッサ部15cを支持しシャフト15sを回転可能に支持するベアリングハウジング部15hとを含んで構成されている。排気タービン部15tと排気管51が連結され、排気ガスが排気タービン部15tに流入するとともに、下流側に連結された排気管51に排出されるようになっている。また、コンプレッサ部15cと吸気管33が連結され、吸入空気がコンプレッサ部15cに流入するとともに、コンプレッサ部15cの下流側に連結された吸気管33に過給された吸入空気が流入するようになっている。
コモンレールシステム16は、コモンレール16cと、燃料を燃焼室22n内に噴射するインジェクタ16fと、図示しない高圧ポンプとを含んで構成されている。高圧ポンプで燃料の圧力を高めてコモンレール16c内に貯留し、運転状況に応じてインジェクタ16fを介して適量な燃料を燃焼室22n内に噴射するようになっている。
ECU17は、吸入空気量を補正する補正手段と、エアフロメータ34の異常の有無を判定する異常判定手段と、燃焼室内壁温センサ22sと、クランクポジションセンサ23sと、過給前吸気温センサ35と、圧力センサ38と、吸気マニホールド内壁温センサ39と、過給後吸気温センサ41とを含んで構成されており、単一または複数のプログラムにより各手段の動作が連続的に実行されるようになっている。
ECU17は、具体的には、CPU、補正手段および異常判定手段の動作を実行させるプログラムなどが記憶されたROM、一時的にデータを記憶するRAM、バッテリを電源として作動し書換え可能な不揮発性のメモリからなるEPROM、A/D変換器やバッファなどの入力インターフェース回路および駆動回路などの出力インターフェース回路を含んで構成されている。
燃焼室内壁温センサ22s、クランクポジションセンサ23s、過給前吸気温センサ35、圧力センサ38、吸気マニホールド内壁温センサ39、過給後吸気温センサ41、図示しないオイル圧力センサ、スロットル開度センサ、アクセルポジションセンサなどのセンサが、ECU17の入力インターフェース回路に、それぞれ接続されており、これらのセンサから出力される情報は、入力インターフェース回路を介してECU17に取り込まれるようになっている。
ECU17においては、クランクポジションセンサ23sなどのクランクシャフト25の回転数(rpm)を検知するセンサから入力された情報に基づいて、エンジン回転数ene(rpm)が求められるようになっている。
ECU17の補正手段は、エアフロメータ34により測定された吸入空気量Qとしての吸入空気量egnsm(g/rev)に、圧力センサ38が感知した圧力epim(kPa)に基づいて吸入空気量Qを補正する圧力補正係数Kpと、過給後吸気温センサ41が感知した過給後吸気温ethiaに基づいて吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数Kfと、過給後吸気温ethiaに対応して設定された過給後の温度補正係数の一次元マップに基づいて吸入空気量Qを補正する温度補正係数Kmとを乗算することにより、補正するよう構成されている。すなわち、補正吸入空気量をH1Qとすると、次式、
H1Q=Q×Kp×Kf×Km
に基づいて、吸入空気量Qが補正されるようになっている。具体的には、次式(2)により、補正吸入空気量H1Qとしての補正吸入空気量egsmafmが得られる。
Figure 2010048133
(gは、質量を表し、revは、クランク角360度、すなわちクランクシャフトの1回転を表し、Kは、ケルビンを表している。)
ここで、Kpは、101.3/epimにより算出され、Kfは、(ethia+273.15)/(20+273.15)により算出され、Kmは、図3に示す一次元マップに基づいて決定され、決定されたそれぞれの値は、±0.1の許容範囲を有している。
図3に示すように、過給後の温度補正係数Kmは、過給後吸気温ethia(℃)に対応して設定されており、ECUのROMなどのメモリに格納されている。なお、過給後の温度補正係数Kmは、エアフロメータ34の感度特性や車両に搭載したエアフロメータ34の実験データなどに基づいて設定されたものである。
図4に示すように、ECU17の補正手段は、さらに、クランクポジションセンサ23sから出力されたエンジン回転数eneに基づいて、補正吸入空気量H1Qをエンジン回転数eneに対応する値に補正するようになっている。
ECU17の異常判定手段は、異常検出条件が成立したときに、ECU17の補正手段により補正された補正吸入空気量H1Qと、予め設定された設定吸入空気量とを比較して、補正吸入空気量H1Qが設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、エアフロメータ34の異常の有無を判定するよう構成されている。
異常検出条件は、エンジン10が減速運転状態で、かつ燃料カット中であるときに成立するよう設定されている。
図4に示すように、設定吸入空気量(g/rev)は、Aで示される設定された上限値を表す上限異常スレッシュ(g/rev)と、Bで示される設定された下限値を表す下限異常スレッシュ(g/rev)とにより特定される範囲を有している。
なお、上限異常スレッシュおよび下限異常スレッシュは、エンジン回転数eneに応じて設定されたものであり、ECU17の補正手段が、補正吸入空気量H1Qをエンジン回転数eneに対応する値に補正する方法と同様の方法により補正されたものである。
ECU17の異常判定手段においては、補正吸入空気量H1Qは、上限異常スレッシュおよび下限異常スレッシュの両者と比較され、補正吸入空気量H1Qが、上限異常スレッシュを超えている場合、または、下限異常スレッシュ未満である場合に、ECU17の異常判定手段により、エアフロメータ34に異常が有ると、判定するようになっている。
なお、上限異常スレッシュおよび下限異常スレッシュは、エアフロメータの感度特性や車両に搭載したエアフロメータの実験データや、車載式故障診断システム(OBD)の規制値などから求められたものであり、設定吸入空気量の範囲を逸脱すると、排気ガス中の有害物質が規制値をオーバーすることがある。
次に、本実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置20におけるエアフロメータの異常検出制御の動作について説明する。
図5は、エアフロメータの異常検出制御のフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートは、ECU17のROMに格納されたエアフロメータの異常検出制御プログラムの実行内容を示すもので、このエアフロメータの異常検出制御プログラムは、補正手段および異常判定手段の各機能内容を実行する単一または複数のプログラムを含んで構成されている。このエアフロメータの異常検出制御プログラムは、ECU17のCPUによって実行される。
図5に示すように、まず、ECU17は、エンジン10のスタータモータを作動するスタータスイッチがオンとなったことを検知、またはスタータスイッチがオンからオフに切り替わってから所定時間未満であることを検知した場合には、エンジン10が始動されたものと判定する(ステップS1)。いずれも検知しない場合には、ECU17は、所定の時間間隔で、エンジン10が始動されたものと判定されるまでスタータスイッチのオンまたはオフを監視する。なお、所定の時間間隔は、エアフロメータ34の特性や車種などに基づいて適宜選択され、例えば、適宜設定された一定の時間間隔でもよく、運転開始から運転終了までの1トリップ毎に監視するようにしてもよい。
次いで、ECU17は、エンジン10が減速運転状態で、かつ燃料カット中であるか否か、すなわち異常検出条件を満たすか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2でエンジン10が異常検出条件を満たすと判定された場合、圧力センサ38により過給圧epim(kPa)が感知され(ステップS3)、過給後吸気温センサ41により過給後吸気温ethia(℃)が感知され(ステップS4)、エアフロメータ34により吸入空気量egnsm(g/rev)が測定され(ステップS5)、クランクポジションセンサ23sによりエンジン回転数ene(rpm)が順次または同時に測定され(ステップS6)、ECUに出力される。
ECU17は、エアフロメータ34により測定された吸入空気量egnsm(g/rev)に対して、前述の式(2)により補正し、さらにエンジン回転数eneに対応する補正を加え、すなわち、エンジン回転数ene毎の補正を加え補正吸入空気量egnsmafm(g/rev)を算出する(ステップS7)。
次いで、ECU17は、算出された補正吸入空気量egnsmafmが、設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8において、補正吸入空気量egnsmafmが、設定吸入空気量の範囲を逸脱していないと判定された場合、ECU17は、エアフロメータ34に異常が無いことをメモリに記憶させる(ステップS9)。
次いで、ECU17は、エンジン10が停止したか否かを判定する(ステップS10)。ステップS2において、エンジン10が異常検出条件を満たさないと判定された場合も、ECU17は、このステップS10の処理に移行する。
ステップS10でエンジン10が停止していないと判定された場合、ECU17は、ステップS2に戻る。
ステップS8において、補正吸入空気量egnsmafmが、設定吸入空気量の範囲を逸脱していると判定された場合、ECU17は、エアフロメータ34に異常があることをメモリに記憶させ(ステップS11)、さらにエアフロメータ34に異常があることを運転席インジケータに表示し(ステップS12)、エアフロメータ34の異常検出制御が終了する。また、ステップS10でYESと判定された場合も、エアフロメータ34の異常検出制御が終了する。
このように、本実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置20は、前述のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
すなわち、エアフロメータの異常検出装置20は、エンジン10が、吸入空気を過給する過給機15と、過給機15により過給された吸入空気の圧力を感知する圧力センサ38と、過給後の吸入空気の温度を感知する過給後吸気温センサ41と、吸入空気の吸入空気量を測定するエアフロメータ34とを備え、吸入空気量を補正するECU17の補正手段と、エンジン10が減速運転状態で、かつ燃料カット中である異常検出条件が成立したときに、ECU17の補正手段により補正された補正吸入空気量H1Qと予め設定された設定吸入空気量とを比較して補正吸入空気量H1Qが設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、エアフロメータ34の異常の有無を判定するECU17の異常判定手段とを備え、ECU17の補正手段が、吸入空気量Q、圧力センサ38が感知した圧力に基づいて吸入空気量Qを補正する圧力補正係数Kp、過給後吸気温センサ41が感知した過給後吸気温ethiaに基づいて吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数Kf、過給後吸気温ethiaに対応して設定された過給後の温度補正係数の一次元マップに基づいて吸入空気量Qを補正する温度補正係数Kmを用いて、次式、H1Q=Q×Kp×Kf×Kmにより補正吸入空気量H1Qを補正するよう構成されている。
その結果、図9に示す従来技術のように、高温環境時(40℃)の補正吸入空気量egnsmafmと低温環境時(−30℃)の補正吸入空気量egnsmafmとの間で大きく変動していたが補正吸入空気量egnsmafmが図4に示すように解消した。すなわち、図4においては、エンジン回転数eneが900rpm〜4,500rpmの範囲で、高温環境時(40℃)や低温環境時(−30℃)などの外部環境の如何にかかわらず、Cで示す補正吸入空気量egnsmafmの変動幅が著しく小さくなった。
さらに、ECU17の補正手段により、従来技術に適用された圧力補正係Kp、温度補正係数Kfに加えて、外部環境の影響をなくすよう温度補正係数Kmによってさらに補正したので、補正吸入空気量egnsmafmは、いずれのエンジン回転数eneにおいても、上限異常スレッシュと下限異常スレッシュとの略中間の値になり、異常検出の精度が著しく向上した。
また、エンジン10が減速運転状態で、かつ燃料カット中である異常検出条件が成立したときに、エアフロメータ34の異常検出を実施しているので、次の効果が得られる。すなわち、エンジン10が減速運転状態で、かつ燃料カット中であるとき、比較的安定したエアフロメータの測定値が得られ、高い精度で異常を検出することができる。
また、エンジン10が減速運転状態で、かつ燃料カット中の状態は、エンジン10の運転状態の中で比較的出現頻度が高いので、異常検出の実施回数を増大させ、エアフロメータの異常検出の精度を向上させることができる。
本実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置20においては、ECU17の補正手段が、式(2)に基づいて、吸入空気量Qを補正して補正吸入空気量H1Qとしての補正吸入空気量egnsmafmを算出する場合について説明した。しかしながら、本発明に係るエアフロメータの異常検出装置においては、ECUの補正手段が、他の補正手段により、吸入空気量Qを補正して補正吸入空気量egnsmafmを算出するようにしてもよい。
以下、本実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置20の変形例について説明する。
図6は、変形例のエアフロメータの異常検出装置における過給前吸気温ethaと温度補正係数Mmとの関係を示す一次元マップである。
なお、変形例に係るエアフロメータの異常検出装置20においては、ECU17に代えてECU117が設けられているが、他の構成は同様に構成されている。したがって、同一の構成については、図1から図5に示した実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
ECU117は、実施の形態と同様に、吸入空気量を補正する補正手段と、エアフロメータ34の異常の有無を判定する異常判定手段とを含んで構成されており、単一または複数のプログラムにより各手段の動作が連続的に実行されるようになっている。
ECU117の補正手段は、エアフロメータ34により測定された吸入空気量Qとしての吸入空気量egnsm(g/rev)に、圧力センサが感知した圧力epim(kPa)に基づいて吸入空気量Qを補正する圧力補正係数Kpと、過給前吸気温センサ35が感知した過給前吸気温ethaに基づいて吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数Mfと、過給前吸気温ethaに対応して設定された過給前の温度補正係数の一次元マップに基づいて吸入空気量Qを補正する温度補正係数Mmとを乗算することにより、補正するよう構成されている。すなわち、補正吸入空気量をH2Qとすると、次式、
H2Q=Q×Kp×Mf×Mm
に基づいて、吸入空気量Qが補正されるようになっている。具体的には、次式(3)により、補正吸入空気量H2Qとしての補正吸入空気量egsmafmが得られる。
Figure 2010048133
(gは、質量を表し、revは、クランク角360度、すなわちクランクシャフトの1回転を表し、Kは、ケルビンを表している。)
ここで、Kpは、101.3/epimにより算出され、Mfは、(etha+273.15)/(20+273.15)により算出され、Mmは、図6に示す一次元マップに基づいて決定され、決定されたそれぞれの値は、±0.1の許容範囲を有している。
図6に示すように、過給前の温度補正係数Mmは、過給前吸気温etha(℃)に対応して設定されており、ECUのROMなどのメモリに格納されている。なお、過給前の温度補正係数Mmは、エアフロメータ34の感度特性や車両に搭載したエアフロメータ34の実験データなどに基づいて設定されたものである。
実施の形態と同様、図4に示すように、ECU117の補正手段は、さらに、クランクポジションセンサ23sから出力されたエンジン回転数eneに基づいて、補正吸入空気量H2Qをエンジン回転数eneに対応する値に補正するようになっている。
ECU117の異常判定手段は、実施の形態と同様、異常検出条件が成立したときに、ECU117の補正手段により補正された補正吸入空気量H2Qと、予め設定された設定吸入空気量とを比較して、補正吸入空気量H2Qが設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、エアフロメータ34の異常の有無を判定するよう構成されている。
ECU117の異常判定手段においても、実施の形態と同様、補正吸入空気量H2Qは、図4に示す上限異常スレッシュおよび下限異常スレッシュの両者と比較され、補正吸入空気量H2Qが、上限異常スレッシュを超えている場合、または、下限異常スレッシュ未満である場合に、ECU117の異常判定手段により、エアフロメータ34に異常が有ると、判定するようになっている。
次に、本変形例に係るエアフロメータの異常検出装置20におけるエアフロメータの異常検出制御について説明する。
エアフロメータの異常検出制御は、実施の形態におけるステップS7の実行内容が異なり、他のステップは実施の形態と同様に実行される。
ECU117は、エアフロメータ34により測定された吸入空気量egnsm(g/rev)に対して、前述の式(3)により補正し、さらにエンジン回転数eneに対応する補正を加え、すなわち、エンジン回転数ene毎に補正し補正吸入空気量egnsmafm(g/rev)を算出する(ステップS7)。
このように、本実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置20は、前述のように実施の形態と同様に構成されており、ステップS7において、前述の式(3)により吸入空気量egnsmを補正しているので、実施の形態と同様の効果が得られる。特に、過給前吸気温etha(℃)と補正吸入空気量egnsmafmとの相関が強い場合、すなわち、過給前吸気温ethaに対する補正吸入空気量egnsmafmの感度が相当あり、過給前吸気温ethaの測定値のばらつきが少なく、過給前吸気温ethaに対する補正吸入空気量egnsmafmの関係が直線的であるような場合には、前述の式(2)による補正の効果が顕著に現れる。すなわち、高い精度の補正吸入空気量egnsmafmが得られ、高い精度でエアフロメータ34の異常の有無を検出することができる。
以下、本実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置20の他の変形例について説明する。
図7は、他の変形例のエアフロメータの異常検出装置における吸気マニホールド内壁温temp1と温度補正係数Imとの関係を示す一次元マップである。
なお、本変形例に係るエアフロメータの異常検出装置20においては、ECU17に代えてECU217が設けられているが、他の構成は同様に構成されている。したがって、同一の構成については、図1から図5に示した実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
ECU217は、実施の形態と同様に、吸入空気量を補正する補正手段と、エアフロメータ34の異常の有無を判定する異常判定手段とを含んで構成されており、単一または複数のプログラムにより各手段の動作が連続的に実行されるようになっている。
ECU217の補正手段は、エアフロメータ34により測定された吸入空気量Q(g/rev)としての吸入空気量egnsm(g/rev)に、圧力センサが感知した圧力epim(kPa)に基づいて吸入空気量Qを補正する圧力補正係数Kpと、過給後吸気温センサ41が感知した過給後吸気温ethiaに基づいて吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数Kfと、吸気マニホールド内壁温temp1に対応して設定された温度補正係数の一次元マップに基づいて吸入空気量Qを補正する温度補正係数Imとを乗算することにより、補正するよう構成されている。すなわち、補正吸入空気量をH3Qとすると、次式、
H3Q=Q×Kp×Kf×Im
に基づいて、吸入空気量Qが補正されるようになっている。具体的には、次式(4)により、補正吸入空気量H3Qとしての補正吸入空気量egsmafmが得られる。
Figure 2010048133
(gは、質量を表し、revは、クランク角360度、すなわちクランクシャフトの1回転を表し、Kは、ケルビンを表している。)
ここで、Kpは、101.3/epimにより算出され、Kfは、(ethia+273.15)/(20+273.15)により算出され、Imは、図7に示す一次元マップに基づいて決定され、決定されたそれぞれの値は、±0.1の許容範囲を有している。
図7に示すように、温度補正係数Imは、吸気マニホールド内壁温temp1(℃)に対応して設定されており、ECU217のROMなどのメモリに格納されている。なお、温度補正係数Imは、エアフロメータ34の感度特性や車両に搭載したエアフロメータ34の実験データなどに基づいて設定されたものである。
実施の形態と同様、図4に示すように、ECU217の補正手段は、さらに、クランクポジションセンサ23sから出力されたエンジン回転数eneに基づいて、補正吸入空気量H3Qをエンジン回転数eneに対応する値に補正するようになっている。
ECU217の異常判定手段は、実施の形態と同様、異常検出条件が成立したときに、ECU217の補正手段により補正された補正吸入空気量H3Qと、予め設定された設定吸入空気量とを比較して、補正吸入空気量H3Qが設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、エアフロメータ34の異常の有無を判定するよう構成されている。
ECU217の異常判定手段においても、実施の形態と同様、補正吸入空気量H3Qは、図4に示す上限異常スレッシュおよび下限異常スレッシュの両者と比較され、補正吸入空気量H3Qが、上限異常スレッシュを超えている場合、または、下限異常スレッシュ未満である場合に、ECU217の異常判定手段により、エアフロメータ34に異常が有ると、判定するようになっている。
次に、他の変形例に係るエアフロメータの異常検出装置20におけるエアフロメータの異常検出制御の動作について説明する。
エアフロメータの異常検出制御は、実施の形態におけるステップS7の実行内容が異なり、他のステップは実施の形態と同様に実行される。
ECU217は、エアフロメータ34により測定された吸入空気量egnsm(g/rev)に対して、前述の式(4)により補正し、さらにエンジン回転数eneに対応する補正を加え、すなわち、エンジン回転数ene毎に補正し補正吸入空気量egnsmafm(g/rev)を算出する(ステップS7)。
このように、他の変形例に係るエアフロメータの異常検出装置20は、前述のように実施の形態と同様に構成されており、ステップS7において、前述の式(4)により吸入空気量egnsmを補正しているので、実施の形態と同様の効果が得られる。特に、吸気マニホールド内壁温temp1を感知しているので、体積効率や容積が変化する分を直接補正することが可能となり、高い精度の補正吸入空気量egnsmafmが得られ、高い精度でエアフロメータ34の異常の有無を検出することができる。
以下、本実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置20の他の変形例について説明する。
図8は、他の変形例のエアフロメータの異常検出装置における燃焼室内壁温temp2と温度補正係数Nmとの関係を示す一次元マップである。
なお、本変形例に係るエアフロメータの異常検出装置20においては、ECU17に代えてECU317が設けられているが、他の構成は同様に構成されている。したがって、同一の構成については、図1から図5に示した実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
ECU317は、実施の形態と同様に、吸入空気量を補正する補正手段と、エアフロメータ34の異常の有無を判定する異常判定手段とを含んで構成されており、単一または複数のプログラムにより各手段の動作が連続的に実行されるようになっている。
ECU317の補正手段は、エアフロメータ34により測定された吸入空気量Qとしての吸入空気量egnsm(g/rev)に、圧力センサが感知した圧力epim(kPa)に基づいて吸入空気量Qを補正する圧力補正係数Kpと、過給後吸気温センサ41が感知した過給後吸気温ethiaに基づいて吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数Kfと、燃焼室内壁温temp2に対応して設定された温度補正係数の一次元マップに基づいて吸入空気量Qを補正する温度補正係数Nmとを乗算することにより、補正するよう構成されている。すなわち、補正吸入空気量をH4Qとすると、次式、
H4Q=Q×Kp×Kf×Nm
に基づいて、吸入空気量Qが補正されるようになっている。具体的には、次式(5)により、補正吸入空気量H4Qとしての補正吸入空気量egsmafmが得られる。
Figure 2010048133
(gは、質量を表し、revは、クランク角360度、すなわちクランクシャフトの1回転を表し、Kは、ケルビンを表している。)
ここで、Kpは、101.3/epimにより算出され、Kfは、(ethia+273.15)/(20+273.15)により算出され、Nmは、図8に示す一次元マップに基づいて決定され、決定されたそれぞれの値は、±0.1の許容範囲を有している。
図8に示すように、温度補正係数Nmは、燃焼室内壁温temp2(℃)に対応して設定されており、ECUのROMなどのメモリに格納されている。なお、温度補正係数Nmは、エアフロメータ34の感度特性や車両に搭載したエアフロメータ34の実験データなどに基づいて設定されたものである。
実施の形態と同様、図4に示すように、ECU317の補正手段は、さらに、クランクポジションセンサ23sから出力されたエンジン回転数eneに基づいて、補正吸入空気量H4Qをエンジン回転数eneに対応する値に補正するようになっている。
ECU317の異常判定手段は、実施の形態と同様、異常検出条件が成立したときに、ECU317の補正手段により補正された補正吸入空気量H4Qと、予め設定された設定吸入空気量とを比較して、補正吸入空気量H4Qが設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、エアフロメータ34の異常の有無を判定するよう構成されている。
ECU317の異常判定手段においても、実施の形態と同様、補正吸入空気量H4Qは、図4に示す上限異常スレッシュおよび下限異常スレッシュの両者と比較され、補正吸入空気量H4Qが、上限異常スレッシュを超えている場合、または、下限異常スレッシュ未満である場合に、ECU317の異常判定手段により、エアフロメータ34に異常が有ると、判定するようになっている。
次に、他の変形例に係るエアフロメータの異常検出装置20におけるエアフロメータの異常検出制御について説明する。
エアフロメータの異常検出制御は、実施の形態におけるステップS7の実行内容が異なり、他のステップは実施の形態と同様に実行される。
ECU317は、エアフロメータ34により測定された吸入空気量egnsm(g/rev)に対して、前述の式(5)により補正し、さらにエンジン回転数eneに対応する補正を加え、すなわち、エンジン回転数ene毎に補正し補正吸入空気量egnsmafm(g/rev)を算出する(ステップS7)。
このように、他の変形例に係るエアフロメータの異常検出装置20は、前述のように実施の形態と同様に構成されており、ステップS7において、前述の式(5)により吸入空気量egnsmを補正しているので、実施の形態と同様の効果が得られる。特に、燃焼室内壁温temp2を感知しているので、体積効率や容積が変化する分を直接補正することが可能となり、高い精度の補正吸入空気量egnsmafmが得られ、高い精度でエアフロメータ34の異常の有無を検出することができる。
以上説明したように、本発明に係るエアフロメータの異常検出装置においては、エアフロメータが測定した吸入空気量を適正な補正係数により補正し、外部環境などの影響による変動の少ない補正吸入空気量を得ることができ、優れた異常検出精度を有するエアフロメータの異常検出装置を提供することができ、エンジンのエアフロメータの異常検出装置全般に有用である。
本発明の実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置が適用されるエンジンの構成図である。 本発明の実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置におけるエンジンの吸気管に設けられたエアフロメータの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置におけるECUに格納された過給後吸気温ethiaと温度補正係数Kmの関係を示す一次元マップである。 本発明の実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置におけるエンジン回転数eneと補正吸入空気量egnsmafmとの関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るエアフロメータの異常検出装置におけるエアフロメータの異常検出制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る変形例のエアフロメータの異常検出装置における過給前吸気温ethaと温度補正係数Mmとの関係を示す一次元マップである。 本発明の実施の形態に係る他の変形例のエアフロメータの異常検出装置における吸気マニホールド内壁温temp1と温度補正係数Imとの関係を示す一次元マップである。 本発明の実施の形態に係る他の変形例のエアフロメータの異常検出装置における燃焼室内壁温temp2と温度補正係数Nmとの関係を示す一次元マップである。 従来技術に係るエアフロメータの異常検出装置におけるエンジン回転数eneと補正吸入空気量egnsmafmとの関係を示すグラフである。 (a)は、従来技術に係るエアフロメータの異常検出装置における過給後吸気温ethiaと補正吸入空気量egnsmafmとの関係を示すグラフであり、(b)は、過給前吸気温ethaと補正吸入空気量egnsmafmとの関係を示すグラフである。
符号の説明
10 エンジン
11 エンジン本体
12 吸気装置
13 排気装置
14 EGR装置
15 過給機
16 コモンレールシステム
17、117、217 ECU(電子制御ユニット、補正手段、異常検出手段)
20 エアフロメータの異常検出装置
22n 燃焼室
22s 燃焼室内壁温センサ
33 吸気管
34 エアフロメータ
35 過給前吸気温センサ
38 圧力センサ
39 吸気マニホールド内壁温センサ
41 過給後吸気温センサ
51 排気管
egnsm 吸入空気量
etha 過給前吸気温
ethia 過給後吸気温
ene エンジン回転数
epim 過給圧
H1Q、H2Q、H3Q、H4Q 補正吸入空気量
Kf、Km、Mm、Im 温度補正係数
Kp 圧力補正係数
temp1 吸気マニホールド内壁温
temp2 燃焼室内壁温

Claims (2)

  1. 過給機を介してエンジンに吸入される吸入空気の圧力を感知する圧力センサと、前記過給後の前記吸入空気の温度を感知する過給後吸気温センサと、エアフロメータにより測定され前記エンジンに吸入される吸入空気量を補正する補正手段と、前記エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中である異常検出条件が成立したときに、前記補正手段により補正された補正吸入空気量と予め設定された設定吸入空気量とを比較して前記補正吸入空気量が前記設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、前記エアフロメータの異常の有無を判定する異常判定手段と、を備えたエアフロメータの異常検出装置において、
    前記補正手段が、前記吸入空気量をQとし、前記圧力センサが感知した圧力に基づいて前記吸入空気量Qを補正する圧力補正係数をKpとし、前記過給後吸気温センサが感知した過給後吸気温に基づいて前記吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数をKfとし、前記過給後吸気温に対応して設定された過給後の温度補正係数の一次元マップに基づいて前記吸入空気量Qを補正する温度補正係数をKmとし、前記補正吸入空気量をH1Qとすると、次式
    H1Q=Q×Kp×Kf×Km
    に基づいて、前記吸入空気量Qを補正することを特徴とするエアフロメータの異常検出装置。
  2. 過給機を介してエンジンに吸入される吸入空気の圧力を感知する圧力センサと、前記過給前の前記吸入空気の温度を感知する過給前吸気温センサと、エアフロメータにより測定され前記エンジンに吸入される吸入空気量を補正する補正手段と、前記エンジンが減速運転状態で、かつ燃料カット中である異常検出条件が成立したときに、前記補正手段により補正された補正吸入空気量と予め設定された設定吸入空気量とを比較して前記補正吸入空気量が前記設定吸入空気量の範囲を逸脱しているか否かに基づいて、前記エアフロメータの異常の有無を判定する異常判定手段と、を備えたエアフロメータの異常検出装置において、
    前記補正手段が、前記吸入空気量をQとし、前記圧力センサが感知した圧力に基づいて前記吸入空気量Qを補正する圧力補正係数をKpとし、前記過給前吸気温センサが感知した過給前吸気温に基づいて前記吸入空気量Qを温度の関数で補正する温度補正係数をMfとし、前記過給前吸気温に対応して設定された過給前の温度補正係数の一次元マップに基づいて前記吸入空気量Qを補正する温度補正係数をMmとし、前記補正吸入空気量をH2Qすると、次式
    H2Q=Q×Kp×Mf×Mm
    に基づいて、前記吸入空気量Qを補正することを特徴とするエアフロメータの異常検出装置。
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