JP2010045009A - 照明装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ケースの下部に締結され、両端が上部に突出し折り曲げられた拡散板を備えて、側部へ出射される光の出射面積を増大させるような照明装置を提供すること。
【解決手段】収容空間を有するケース１１０と、ケース１１０の収容空間に配設される光源１２０と、両端が上部に突出し折り曲げられ、ケース１１０の両側部と締結される拡散板１３０とを含む照明装置１００を提供する。光源１２０は、ＬＥＤからなってもよい。ケース１１０の収容空間の一面には、放熱板がさらに取り付けられてもよい。ケース１１０が、設置空間の内部に埋設され、ケース１１０に締結された拡散板１３０が、その設置空間の外部に突出してもよい。拡散板１３０が、透明または不透明アクリル系樹脂からなってもよい。拡散板１３０が、その両端が折り曲げられ、ケース１１０の両側部と密着結合し、固定部材１４０によって固定されてもよい。固定部材１４０が、弾性体からなってもよい。
【選択図】 図２

Description

本発明は、照明装置に関するものであって、より詳細には、両端が上部に突出し折り曲げられ、ケースの両側部と締結される拡散板を含む照明装置に関するものである。

一般に、広く使われている照明装置としては、白熱灯と蛍光灯とに大別することができる。そのうち、白熱灯は通常タングステン合金を螺旋形に捻ってフィラメントを作り、該フィラメントに電気を流すと、多くの熱が出て、温度が上昇し、光が発せられるように構成されている。

そして、蛍光灯は、前述のようなフィラメント発熱による白熱灯より一層発展したもので、高電圧下にて電気の放電を用いた仕組みとなっている。詳しくは、蛍光灯は、真空ガラス管に少量の水銀蒸気と放電を容易にするためのアルゴンガスとを封入した後、両端に電極を設けたもので、該電極間に高電圧を掛けると放電が起きて光が発せられるようになるという仕組みになっている。

ところが、上記白熱灯の場合、長時間使用した場合に、たくさんの電気を消耗するという短所がある。そのため、長時間点灯しておく必要のある室内での使用は経済性に欠けるが、スイッチのＯＮ/ＯＦＦを頻繁に、反復的に行う化粧室のような場所においては、白熱灯を用いることが適していると言える。

一方、蛍光灯は、寿命が殆ど終わると、放電が十分に起こらなくなり、蛍光灯がちらつくようになり、このちらつきによって不快さを感じるようになる。蛍光灯が点灯する際に著しいちらつきが起こり、グローランプの機能が喪失して蛍光灯の両端が黒くなると、蛍光灯の寿命が尽きたこととなる。そのため、このちらつきによって目の疲労が起こるという短所がある。

そして、最近照明に用いられ始めているＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ、発光ダイオード）は、ダイオードのＰ−Ｎ接合部に電界が加えられれば、電流が流れながら発光し、電界によって固体が発光する電界ルミネッセンスの一種である。その特徴は、点灯または消灯の速度が速く、電力消耗が少なく、寿命が長く、多様な色相の発光が可能で、他の照明用光源に比べて眩しさが少ないという長所を有している。そのため、最近はＬＥＤを用いた照明装置の事務所及び家庭用での利用が徐々に拡大されてきている。

図１は、従来のＬＥＤを用いた照明装置の断面図である。図１を参照して説明すれば、従来のＬＥＤを用いた照明装置１０は、ケース１１と、該ケース１１上に取り付けられた電源供給装置１２と、ケース１１の内部に取り付けられた光源であるＬＥＤ１３と、ケース１１と結合する拡散板１４と、ケース１１と拡散板１４とを結合させる結合部材１５とから構成されている。

従来の照明装置１０において、拡散板１４は実装空間１７の天井面１６と同一平面上に位置するように設計されており、底部へ照射される光の量が多いことに対して、側部へ照射される光の量は少なく、光源であるＬＥＤ１３の発光効率に対して、室内空間があまり明るくならないという問題があった。

従って、本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであって、本発明は、ケースの下部に締結され、両端が上部に突出し折り曲げられた拡散板を備えて、側部へ出射される光の出射面積を増大させるような照明装置を提供することをその目的の一つとする。

上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の好適な実施の形態によるＬＥＤ照明装置は、収容空間を有するケースと、前記収容空間に配設される光源と、両端が上部に突出し折り曲げられ、前記ケースの両側部と締結される拡散板とを含んでなされる。

また、前記光源は、ＬＥＤからなることができる。また、前記ケースの収容空間の一面には、放熱板がさらに取り付けられることができる。また、前記ケースは設置空間の内部に埋設され、前記ケースに締結された拡散板は設置空間の外部に突出することができる。

また、前記拡散板は、透明または不透明アクリル系樹脂から成るものとすることができる。また、前記拡散板は、その両端が折り曲げられて前記ケースの両側部と密着結合し、固定部材によって固定されることができる。また、前記固定部材は、弾性体からなるものとすることができる。

本発明によれば、両端が上部に突出し折り曲げられ、ケースの両側部と締結される拡散板を備えることによって、側部へ出射される光の出射面積を拡大し、室内空間の明るさを向上させることができるという効果を奏する。よって、安定的で快適な照明環境を具現することができるようになる。

本発明のさらに他の目的、本発明によって得られる利点は、以下において図面を参照して説明される実施の形態から一層明らかにされるであろう。

図２を参照して、本発明の好適な実施の形態による照明装置に対して詳細に説明する。図２は、本発明の好適な実施の形態による照明装置の断面図である。図２を参照して説明すれば、本発明の照明装置１００は、大別すると、ケース１１０、光源１２０、拡散板１３０とから構成されている。

ケース１１０は、光源１２０の配設される収容空間を有し、通常の照明装置に使われるケース１１０と同一または類似の構造を有してもよく、その形状及び模様などのデザインは多様に変形されてもよい。ここで、ケース１１０は、外部環境から光源１２０を保護し、アルミニウム材質などから成るものとすることができる。

そして、ケース１１０の上面には、電源供給部１１５がさらに取り付けられる。電源供給部１１５は、コネクタのような外部電源を備え、光源１２０に駆動電源を供給する役割をする。ケース１１０の収容空間に配設されて光を発する光源１２０はＬＥＤから成り、通常ＧａＮ系のＬＥＤを用いることができる。

ケース１１０の収容空間には、光源１２０と電源供給部１１５とが接続され、光源１２０に電源を印加または遮断する回路基板（図示せず）がさらに取り付けられる。該回路基板は、ケース１１０内の一面に取り付けられ、光源１２０の発光に影響を受けないように光源１２０の取り付け面上に装着されることが望ましい。

そしてケース１１０の収容空間の一面には、放熱板（図示せず）がさらに取り付けられ、光源１２０から発生した熱をケース１１０の収容空間へ放出させて放熱効果を増大することができる。また、ケース１１０の下部には、光源１２０から発せられた光を一定方向にガイドして拡散させる拡散板１３０が締結されており、該拡散板１３０は設置空間１５０の外部に突設されている。

拡散板１３０の両端は、上部に突出し折り曲げられ、該折り曲げられた両端は、設置空間１５０に一部挿入され、天井面１４５に係止され、ケース１１０の両側部と密着結合している。ここで、拡散板１３０は、反射率、透過率、拡散性のみならず、強度、耐久性、防水性、防湿性なども考慮し、透明または不透明アクリル系合成樹脂材質からなることが望ましい。

本発明の実施の形態のように、拡散板１３０の両端が突設されることによって、光源１２０の光出射面積は前記室内空間の底部だけでなく側部へまで拡大されるようになる。ここで、前記側部へ出射される光の一部は室内空間へ向かっており、それ以外の光の一部は設置空間の天井面１４５で反射されて室内空間へ向かうため、前記光の発光効率が増大し、室内空間を明るく照明することができる。

そして、ケース１１０と拡散板１３０とが締結される位置に固定部材１４０がさらに備えられており、これはケース１１０の両側部と拡散板１３０の両端とを密着させて、締結構造をより確実にする。

ここで、固定部材１４０は、ケース１１０と拡散板１３０との締結部位が弾性的に加圧されるような弾性体からなり、図２に示すように、ケース１１０の両側部と拡散板１３０の両端と天井面１４５との間に弾性的に結合する形態、またはケース１１０の両側部と拡散板１３０の両端とを覆いかぶせる逆コの字状に構成されてもよい。これに限定される訳ではなく、固定部材１４０は多様な形態で変形可能であることは勿論である。

従って、本発明による照明装置１００は、使用者によって電源が印加されれば、前記回路基板に設けられた光源１２０は、光を設置空間１５０から突設された拡散板１３０へ一次的に反射させ、該拡散板１３０は該反射した光を一定方向にガイドして、室内空間の底部及び側部にまで前記光の出射範囲を拡大させることによって、室内空間を明るく照明する。

また、前述のように構成された照明装置１００の相対照度を測定したところ、室内表面の推奨相対照度比、即ち、底部１．０：壁面０．５〜０．８：天井０．３〜０．９という類似の値として測定されたので、照明装置１００は、安定的で快適な照明環境を具現することができるものと言うことができる。

今回開示された実施の形態は例示に過ぎず、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した実施の形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

従来のＬＥＤを用いた照明装置の断面図である。 本発明の実施の形態による照明装置の断面図である。

符号の説明

１００ ＬＥＤ照明装置
１１０ ケース
１１５ 電源供給装置
１２０ 光源
１３０ 拡散板
１４０ 固定部材
１４５ 天井面
１５０ 設置空間

Claims (7)

1. 収容空間を有するケースと、
   前記ケースの収容空間に配設される光源と、
   両端が上部に突出し折り曲げられ、前記ケースの両側部と締結される拡散板と、
   を含むことを特徴とする照明装置。
2. 前記光源が、ＬＥＤからなることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
3. 前記ケースの収容空間の一面には、放熱板がさらに取り付けられることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
4. 前記ケースが、設置空間の内部に埋設され、前記ケースに締結された前記拡散板が、該設置空間の外部に突出することを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
5. 前記拡散板が、透明または不透明アクリル系樹脂からなることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
6. 前記拡散板が、その両端が折り曲げられ、前記ケースの両側部と密着結合し、固定部材によって固定されることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
7. 前記固定部材が、弾性体からなることを特徴とする請求項６に記載の照明装置。

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