JP2009300579A - 撮像装置およびストロボ装置の充電制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ストロボ撮影を行う際、撮影条件が限定されることなく、レリーズタイムラグを短縮することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、適切な撮像装置の動き状態、被写体の検出状態あるいは被写体の動き状態を検出し、これらの状態に基づき、選択されている撮影モードに応じて、ユーザが撮影態勢に入ることを予測し、ストロボの充電をあらかじめ開始しておく。これにより、レリーズ操作時のストロボ充電処理が不要となる。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置は、適切な撮像装置の動き状態、被写体の検出状態あるいは被写体の動き状態を検出し、これらの状態に基づき、選択されている撮影モードに応じて、ユーザが撮影態勢に入ることを予測し、ストロボの充電をあらかじめ開始しておく。これにより、レリーズ操作時のストロボ充電処理が不要となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ストロボ装置の充電を制御する撮像装置およびストロボ装置の充電制御方法に関する。
従来のカメラは、ストロボ発光に際し、メインコンデンサの充電電圧を所定の電圧と比較し、この充電電圧が所定電圧以下であった場合、シャッタレリーズ時に必ずストロボの補充電を行う。このように、カメラは安定したストロボ発光量で撮影可能な構成を有する。
しかし、このようなカメラにおいては、ストロボ補充電の時間分、レリーズタイムラグが増加し、操作性を低下させる要因となっていた。
特許文献1には、ストロボ充電電圧に対応するストロボガイドナンバとISO情報と被写体距離情報より演算される絞り値が、カメラの絞り補正可能範囲内にあると判別した場合、絞り補正を行ってレリーズする撮像装置が提案されている。これにより、操作性が向上する。
特開平07−140511号公報
しかしながら、上記従来の撮像装置では、以下に掲げる問題があった。即ち、この撮像装置は、ストロボガイドナンバとISO情報と被写体距離情報より演算された絞り値がカメラの絞り補正可能範囲内である場合にのみ適応可能な構成となっているので、撮影条件によっては、補充電によるレリーズタイムラグの増加が発生した。
そこで、本発明は、ストロボ撮影を行う際、撮影条件が限定されることなく、レリーズタイムラグを短縮することができる撮像装置およびストロボ装置の充電制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、ストロボ装置を用いて撮影する撮像装置であって、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御手段と、前記撮像装置が撮影操作前の状態にあるか否かを判断する判断手段と、前記判断結果に応じて、前記充電制御手段に指示を行う指示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、ストロボ装置を用いて撮影する撮像装置であって、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御手段と、前記撮像装置の動きを検出する動き検出手段と、前記検出された撮像装置の動きの状態に応じて、前記充電制御手段に指示を行う指示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、ストロボ装置を用いて撮影する撮像装置であって、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御手段と、前記撮像装置の撮像信号から被写体を検出する被写体検出手段と、前記検出された被写体の状態に応じて、前記充電制御手段に指示を行う指示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、ストロボ装置を用いて撮影する撮像装置であって、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御手段と、前記撮像装置の撮像信号から被写体の動きを検出する動き検出手段と、前記検出された被写体の動きの状態に応じて、前記充電制御手段に指示を行う指示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のストロボ装置の充電制御方法は、撮像装置による撮影に用いられるストロボ装置の充電制御方法であって、前記撮像装置の判断手段が、前記撮像装置が撮影操作前の状態にあるか否かを判断する判断ステップと、前記撮像装置の指示制御手段が、前記判断結果に応じた充電指示を行う指示制御ステップと、前記撮像装置の充電制御手段が、前記充電指示に従って、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のストロボ装置の充電制御方法は、撮像装置による撮影に用いられるストロボ装置の充電制御方法であって、前記撮像装置の動き検出手段が、前記撮像装置の動きを検出する動き検出ステップと、前記撮像装置の指示制御手段が、前記検出された撮像装置の動きの状態に応じた充電指示を行う指示制御ステップと、前記撮像装置の充電制御手段が、前記充電指示に従って、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のストロボ装置の充電制御方法は、撮像装置による撮影に用いられるストロボ装置の充電制御方法であって、前記撮像装置の被写体検出手段が、前記撮像装置の撮像信号から被写体を検出する検出ステップと、前記撮像装置の指示制御手段が、前記検出された被写体の状態に応じた充電指示を行う指示制御ステップと、前記撮像装置の充電制御手段が、前記充電指示に従って、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のストロボ装置の充電制御方法は、撮像装置による撮影に用いられるストロボ装置の充電制御方法であって、前記撮像装置の動き検出手段が、前記撮像装置の撮像信号から被写体の動きを検出する動き検出ステップと、前記撮像装置の指示制御手段が、前記検出された被写体の動きの状態に応じた充電指示を行う指示制御ステップと、前記撮像装置の充電制御手段が、前記充電指示に従って、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置によれば、撮像装置が撮影操作前の状態にあるか否かを判断し、その判断結果に応じて充電制御手段に指示を行うので、ユーザが撮影態勢に入ろうとしていることを予測し、ストロボ装置の充電を予め開始しておくことができる。これにより、撮影操作(レリーズ操作)時のストロボ充電処理が不要となり、レリーズタイムラグを短縮することが可能となる。例えば、適切な撮像装置の動き状態、被写体の検出状態あるいは被写体の動き状態に基づき、ストロボ装置の充電をあらかじめ開始しておくことができる。このように、ストロボ撮影を行う際、撮影条件が限定されることなく、レリーズタイムラグを短縮することができる。従って、撮像装置の操作性の向上が図れる。
請求項2、6に係る撮像装置によれば、撮像装置が静止したことにより、ユーザがフレーミング操作を完了し、撮影態勢に入ろうとしていることを予測することができ、撮影操作が行われる前にストロボ装置の充電を開始しておくことが可能となる。
請求項3、7に係る撮像装置によれば、被写体が一定期間検出された場合、ユーザが被写体をフレーム内に捕らえることができており、撮影態勢に入ろうとしていると判断し、ストロボ装置の充電をあらかじめ開始しておくことが可能となる。
請求項4、8に係る撮像装置によれば、撮像装置が静止していることに加え、被写体である人物が静止していることを検出することができる。これにより、ユーザが撮影態勢に入ったことをより正確に予測し、ストロボ装置の充電をあらかじめ開始しておくことが可能となる。
請求項5に係る撮像装置によれば、種々のストロボ装置に適用することができる。
請求項9に係る撮像装置によれば、被写体が動いている状態であっても、ストロボ射程距離以内であれば、ストロボを発光させることによって高速シャッタでの撮影が実現可能である。
本発明の撮像装置およびストロボ装置の充電制御方法の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は実施の形態における撮像装置の構成を示す図である。本実施形態の撮像装置(カメラ)は、画像処理装置100、ストロボ装置400および記録媒体200、210から主に構成される。
画像処理装置100には、撮影レンズ10、絞り機能を備えるシャッタ12、光学像を電気信号に変換する撮像素子14、および撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器16が設けられている。
また、画像処理装置100には、撮像素子14、A/D変換器16およびD/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路18等が設けられている。タイミング発生回路18はメモリ制御回路22およびシステム制御回路50により制御される。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータあるいはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。
システム制御回路50は、画像処理回路20によって得られた演算結果に基づき、露光制御部40および測距制御部42を制御し、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(ストロボプリ発光)処理を行う。
さらに、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理や、画像全体または特定領域のフレーム間の相関データを出力する。
顔検出処理回路(部)21は、撮像素子14の撮像信号(撮像した画像データ)を用いて、パターン認識等により人物の顔を複数検出可能である。さらに、顔検出処理回路21には、検出した各顔の大きさ等の情報を元に、主被写体とする人物の顔を自動で判断するアルゴリズムが搭載されており、主被写体人物の顔を抽出する処理を行うことができる。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32および顔検出処理回路21を制御する。A/D変換器16から出力されるデータは、画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介して、あるいは直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24あるいはメモリ30に書き込まれる。
画像表示部28は、TFT_LCD等からなり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データをD/A変換器26を介して表示する。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示することで、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により、任意に表示をON/OFFすることが可能である。画像表示部28の表示をOFFにした場合、画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
さらに、画像表示部28は、回転可能なヒンジ部によって画像処理装置100と結合されており、自由な向きに角度を設定することで、電子ファインダ機能や再生表示機能などの各種表示機能を使用することが可能である。
また、画像表示部28の表示部分を画像処理装置100に向けて格納することが可能である。この場合、画像表示部開閉検知部106により、画像表示部28の格納状態を検知し、画像表示部28の表示動作を停止することができる。
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納するためのものであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するために十分な記憶容量を有する。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影を行う場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長するものである。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、この処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
露光制御部40は絞り機能を備えるシャッタ12を制御するものであり、ストロボ404と連携することによりストロボ調光機能も有する。測距制御部42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する。
露光制御部40および測距制御部42はTTL方式を用いて制御される。撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50は、露光制御部40および測距制御部42に対して制御を行う。
ズーム制御部44は撮影レンズ10のズーミングを制御する。バリア制御部46はバリアである保護部102の動作を制御する。
システム制御回路50は画像処理装置100全体を制御する。メモリ52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
表示部54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ等からなる。表示部54は、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に、単数あるいは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成される。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示されるものとして、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示がある。また、ストロボ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200、210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示されるものとして、合焦表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能なメモリである。不揮発性メモリとして、例えばEEPROM等が用いられる。
モードダイアル60、シャッタスイッチ(SW1)62、シャッタスイッチ(SW2)64、画像表示ON/OFFスイッチ66、単写/連写スイッチ68および操作部70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部である。これらは、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数あるいは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作部を具体的に説明する。モードダイアル60は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替えて設定する。
シャッタスイッチ(SW1)62は、シャッタボタン(図示せず)の操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(ストロボプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
シャッタスイッチ(SW2)64は、シャッタボタン(図示せず)の操作完了でONとなり、一連の処理の動作開始を指示する。この一連の処理として、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16およびメモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、および画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理が行われる。さらに、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200あるいは210に画像データを書き込む記録処理が行われる。
画像表示ON/OFFスイッチ66は画像表示部28のON/OFFを設定可能である。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際、TFT_LCD等からなる画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることができる。
単写/連写スイッチ68は、シャッタSW2を押した場合、1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードと、シャッタSW2を押している間、連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定可能である。
記録先選択スイッチ115は、撮像した画像の記録先を、「外部記憶装置」、「記録媒体」および「外部記憶装置及び記録媒体」の中から選択可能である。接続/切断スイッチ116は、外部装置との通信確立あるいは通信切断を指示する。
操作部70は各種ボタンやタッチパネル等からなる。操作部70には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、ストロボ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンがある。また、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影・再生を実行する際に各種機能の選択・切り替えを設定する選択/切り替えボタンがある。また、パノラマモード等の撮影・再生を実行する際に各種機能の決定・実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチがある。また、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチがある。また、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、あるいは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マルチ画面再生・消去モードがある。また、PC接続モード等の各機能モードを設定可能である再生モードスイッチ、撮影モード状態において撮影した画像をメモリ30あるいは記録媒体200、210から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する再生スイッチ等がある。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類および電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、検出結果およびシステム制御回路50の指示に従って、DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部に供給する。
電源制御部80には、コネクタ82、84を介して電源部86が接続される。電源部86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池、NiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。
インタフェース90、94には、それぞれコネクタ92、96を介して、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200、210が接続されている。記録媒体着脱検知部98は、コネクタ92、96にそれぞれ記録媒体200、210が装着されているか否かを検知する。
なお、本実施形態では、記録媒体を取り付けるインタフェースおよびコネクタが2系統設けられている。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェースおよびコネクタは、単数あるいは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェースおよびコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インタフェースおよびコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いた構成とすることができる。
さらに、インタフェース90、94およびコネクタ92、96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、各種通信カードを接続することが可能である。各種通信カードとして、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等が挙げられる。各種通信カードを接続することにより、画像処理装置100は他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
保護部102は、画像処理装置100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである。
光学ファインダ104は、撮影時に撮影範囲を決めたり、ピントを合わせるために用いられる。そして、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。
また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
画像表示部開閉検知部106は、画像表示部28がその表示部分を画像処理装置100に向けて格納した格納状態にあるか否かを検知する。ここで、格納状態にあると検知された場合、画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を抑えることが可能である。
通信部(通信制御部)111、113は、RS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。コネクタ112は、通信部111により、USBやIEEE1394等の有線で画像処理装置100を他の機器と接続する。
アンテナ114は、通信部113により、IEEE802.11b、IEEE802.11g等の無線LAN通信、Bluetooth等のスペクトラム拡散通信、IrDA等の赤外線通信等の無線接続を行うために用いられる。
なお、ここでは、有線用コネクタおよび無線接続アンテナの両方がシステム構成に含まれる場合を示したが、有線接続のみあるいは無線接続のみのシステム構成であってもよい。
また、前述したインタフェース90、94にそれぞれ接続されるコネクタ92、96には、LANカード、モデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等の各種通信カードが接続されてもよい。そして、これにより、外部装置との通信を行うシステム構成であってもよい。
記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース204、および画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備える。
記録媒体210は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインタフェース214、および画像処理装置100と接続を行うコネクタ216を備える。
ストロボ装置400は撮像装置に内蔵され、ストロボ404およびストロボ制御回路405を有する。なお、ストロボ装置は、撮像装置に内蔵される代わりに、コネクタを介して撮像装置に着脱自在に設けられてもよい。
ストロボ404は、メインコンデンサ、メインコンデンサに充電するための昇圧回路、および閃光放電管を内蔵する。また、ストロボ404はストロボ調光機能も有する。ストロボ制御回路405は、システム制御回路50からの指示に従って、ストロボ404内のメインコンデンサへの充電制御や発光制御を行う。また、ストロボ制御回路405は、ストロボ404内のメインコンデンサの充電電圧をAD変換により取得し、システム制御回路50に通知する。
動き検出(検知)部406は、画像処理装置の姿勢、変位量、速度、方向等を検知する。例えば、動き検出部406として、加速度や角速度を検出するモーションセンサや、撮像素子14からの入力信号を元にした画像信号のフレーム間の相関データや画像信号の特徴抽出データを基に判断する検出部が挙げられる。この検出部は、検出結果から手振れによる周期的な変位の影響を無くし、ユーザのフレーミング操作による変位を検出可能なアルゴリズムも搭載している。
上記構成を有する撮像装置の動作を示す。図2、図3、図4および図5は画像処理装置100の動作手順を示すフローチャートである。ここでは、画像処理装置100の起動後、撮影から電源OFFになるまでの動作が示されている。この動作プログラムはシステム制御回路50内のROMに記憶されており、システム制御回路50内のCPUによって実行される。
まず、電源投入により、システム制御回路50が起動すると、システム制御回路50は各周辺デバイスの初期設定等を行い、その後、カメラのストロボ設定を参照し、ストロボ設定OFFであるか否かを判別する(ステップS1)。ストロボ設定OFFである場合、システム制御回路50はそのままステップS3の処理に進む。
一方、ストロボOFF設定でない場合、システム制御回路50は、ストロボ制御回路405に対し、ストロボ404のメインコンデンサへの充電開始を指示する(ステップS2)。その後、システム制御回路50は、ストロボ404のメインコンデンサの充電電圧が所定電圧(しきい値)V1以上であるか否かを判別する(ステップS3)。
ストロボ404のメインコンデンサの充電電圧が所定電圧V1に達すると、システム制御回路50は、ストロボ制御回路405に対し、ストロボ404のメインコンデンサへの充電停止を指示する(ステップS4)。
そして、システム制御回路50は、起動後、被写体に応じて、自動露出(AE)・自動焦点調整(AF)・自動ホワイトバランス(AWB)を行いながら、ライブ画像表示を行う(ステップS5、S6、S7、S8)。AE・AF・AWBでは、撮像素子14からの撮像信号をA/D変換器16でデジタル信号に変換した後、画像処理回路20における演算で求められた、輝度・コントラスト・色等の情報を元にフィードバック制御が行われる。ライブ画像表示は、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22およびD/A変換器26を介して画像表示部28に逐次表示することで、実現される。
システム制御回路50は、動き検出部406の検出結果を逐次取得する(ステップS9)。さらに、システム制御回路50は、顔検出処理回路21の検出結果である主被写体人物の顔領域を逐次取得する(ステップS10)。S10は被写体検出手段に相当する。
システム制御回路50は、モードダイアル60で選択された撮影モードを判別する(ステップS11)。そして、システム制御回路50は、ステップS9、S10で逐次得られた結果を基に、モードダイアル60で選択された撮影モードに応じたストロボ充電判定処理を行う。
ステップS11で、カメラが自動でシーンを判別してユーザにお勧めの撮影条件を提供するフルオートモードが選択されている場合、システム制御回路50は、ステップS9の検出結果、過去一定時間、撮像装置が静止しているか否かを判別する(ステップS12)。撮像装置が静止していない場合、システム制御回路50はステップS20の処理に進む。
一方、過去一定時間、撮像装置が静止していると判断された場合、システム制御回路50は、ストロボ設定がOFFであるか否かを判別する(ステップS17)。ストロボ設定がOFFでない場合、システム制御回路50は、ストロボ404のメインコンデンサの充電電圧が所定電圧V1未満であるか否かを判別する(ステップS18)。
システム制御回路50は、ストロボ404のメインコンデンサの充電電圧が所定電圧V1に満たない場合、ストロボ制御回路405に対し、ストロボ404のメインコンデンサへの充電開始を指示(充電指示)する(ステップS19)。S19の処理は指示制御手段に相当する。
また、ステップS17でストロボ設定がOFFである場合、あるいはステップS18で充電電圧が所定電圧V1以上で満たしている場合、システム制御回路50はステップS20の処理に進む。
このように、撮像装置が一定期間静止したことにより、システム制御回路50は、ユーザがフレーミング操作を完了し、撮影態勢に入ろうとしていることを予測する。つまり、撮像装置が撮影操作前の状態にあることが判断される。これにより、撮影操作が行われる前にストロボの充電を開始しておくことが可能となる。
また、ステップS11において、夜間の人物撮影に適した撮影条件を提供するナイトスナップモードが選択されている場合、システム制御回路50は、ステップS9の検出結果、過去一定時間、撮像装置が静止しているか否かを判別する(ステップS15)。撮像装置が静止していない場合、システム制御回路50はステップS20の処理に進む。
一方、ステップS9の検出結果、過去一定時間、撮像装置が静止していると判断された場合、システム制御回路50は、ステップS10の検出結果、主被写体人物の顔領域が過去一定期間静止しているか否かを判別する(ステップS16)。主被写体人物の顔領域が過去一定期間静止していない場合、システム制御回路50はステップS20の処理に進む。
一方、過去一定時間、撮像装置が静止しており、かつ主被写体人物の顔領域が過去一定期間静止していると判断された場合、システム制御回路50は、前述したステップS17以降の処理に進む。
このように、人物をストロボ撮影する前提の撮影モードにおいては、システム制御回路50は、撮像装置が静止していることに加え、主被写体人物が静止していることを検出する。これにより、撮像装置が撮影操作前の状態にあることが判断される。このように、ユーザが撮影態勢に入ったことをより正確に予測し、ストロボの充電をあらかじめ開始しておくことが可能となる。
また、ステップS11において、動き回る子供の撮影に適した撮影条件を提供するキッズモードが選択されている場合、ストロボ射程距離以下であれば、ストロボを発光させることによって高速シャッタでの撮影が実現可能である。
システム制御回路50は、ステップS10で主被写体人物の顔領域が過去一定期間検出されているか否かを判別する(ステップS13)。主被写体人物の顔領域が過去一定期間検出されていない場合、システム制御回路50はステップS20の処理に進む。
一方、主被写体人物の顔領域が過去一定期間検出されている場合、システム制御回路50は、ステップS6でフォーカシングした結果、主被写体距離がストロボ射程距離以下(以内)であるか否かを判別する(ステップS14)。主被写体距離がストロボ射程距離以内でない場合、システム制御回路50はステップS20の処理に進む。
一方、主被写体人物の顔領域が過去一定期間検出されており、かつ主被写体距離がストロボ射程距離以内である場合、システム制御回路50は、前述したステップS17以降の処理に進む。
このように、主被写体人物の顔が一定期間検出された場合、システム制御回路50は、ユーザが被写体をフレーム内に捕らえることができており、撮影態勢に入ろうとしていると判断する。つまり、撮像装置が撮影操作前の状態にあることが判断される。これにより、ストロボの充電をあらかじめ開始しておくことが可能となる。
システム制御回路50は、適切な撮像装置の動き状態、被写体の検出状態あるいは被写体の動き状態に基づき、選択されている撮影モードに応じた適切な判定アルゴリズムにより、ユーザが撮影態勢に入ることを予測し、ストロボの充電をあらかじめ開始しておく。これにより、後述するように、レリーズ操作時のストロボ充電処理が不要となり、レリーズタイムラグを短縮することが可能となる。
システム制御回路50は、ユーザによるSW操作を検出したか否かを判別する(ステップS20)。SW操作を検出していない場合、システム制御回路50はステップS3に戻り、これまでのモニタリング処理を繰り返す。
一方、SW操作を検出した場合、システム制御回路50はSW種別を検出する(ステップS21)。システム制御回路50は、ストロボ設定ボタンの操作を検出した場合、ステップS1に戻り、再度、ストロボモード判定を行う。
一方、ステップS21でモードダイアルの変更を検出した場合、システム制御回路50は、モードダイアルが他の撮影モードに変更されたか否かを判別する(ステップS22)。モードダイアルが他の撮影モードに変更された場合、システム制御回路50は、ステップS1に戻り、再度、ストロボモード判定を行う。
一方、ステップS22でモードダイアルが電源OFFに変更された場合、システム制御回路50は、各周辺デバイスへの電源供給を遮断した後、システムの電源を遮断することにより本処理を終了する。
一方、ステップS21でシャッタSW1の押下を検出した場合、システム制御回路50は、測光処理を行って絞り値およびシャッタ時間を決定し(ステップS23)、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせる(ステップS24)。
システム制御回路50は、ストロボ発光するか否かを判断する(ステップS25)。この判断は、ステップS23における測光結果だけでなく、ステップS9で取得した撮像装置の動き状態、ステップS10で取得した主顔の検出状態や主顔の動き状態、あるいはステップS24における被写体距離情報を基に行われる。なお、ストロボ発光する場合、システム制御回路50は、ステップS25において、ストロボ発光用の絞り値およびシャッタ時間を変更する。
システム制御回路50は、ステップS25の判断結果、ストロボ発光の有無を判別する(ステップS26)。ストロボ発光なしと判別された場合、そのままステップS29の処理に進む。一方、システム制御回路50は、ステップS25の判断結果でストロボ発光ありと判別された場合、ストロボ404のメインコンデンサの充電電圧が所定電圧V1以上であるか否かを判別する(ステップS27)。
ストロボ404のメインコンデンサの充電電圧が所定電圧V1に満たない場合、システム制御回路50は、ストロボ制御回路405に対し、ストロボ404のメインコンデンサへの充電開始を指示する(ステップS28)。この後、システム制御回路50はステップS27の処理に戻る。ここで、あらかじめ撮像装置の動きや被写体の動き検出により、ユーザが撮影態勢に入ることを予測してステップS19でストロボ充電が行われている。このため、実際には、ステップS27においてメインコンデンサの充電電圧が所定電圧V1を下回ることは少なく、ストロボ充電待ちは不要となる。したがって、ストロボ充電によるレリーズタイムラグの増加による操作性の低下を防ぐことが可能となる。
一方、ステップS26でストロボ発光なしの場合、あるいはステップS27でストロボ充電完了の場合、システム制御回路50は充電を停止する(ステップS29)。
システム制御回路50は、シャッタSW1がON(オン)であるか否かを判別する(ステップS30)。シャッタSW1がこの時点でOFF(オフ)されている場合、システム制御回路50は、ステップS3に戻り、モニタリング動作に復帰する。
一方、ステップS30でシャッタSW1がON(オン)である場合、システム制御回路50は、シャッタSW2がON(オン)であるか否かを判別する(ステップS31)。シャッタSW2がOFF(オフ)である場合、システム制御回路50はステップS30の処理に戻る。
一方、シャッタSW2が押されてオンになった場合、システム制御回路50は、撮像素子14への露光を開始する(ステップS32)。システム制御回路50は、ストロボ発光の有無を判別する(ステップS33)。ストロボ発光ありの場合、システム制御回路50は、ストロボ制御回路405に対し、ストロボ404の発光を指示する(ステップS34)。一方、ステップS33でストロボ発光なしの場合、システム制御回路50はそのままステップS35の処理に進む。
システム制御回路50は、ステップS32の露光開始からステップS25で決定されたシャッタ時間分経過した時点で、撮像素子14への露光を終了する(ステップS35)。システム制御回路50は、露光完了後、撮像素子14から電荷信号を読み出す(ステップS36)。そして、システム制御回路50は、A/D変換器16、画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介して、あるいはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域への撮影画像データを書き込む。
システム制御回路50は、メモリ30の所定領域へ書き込まれた画像データの一部を、メモリ制御回路22を介して読み出す。そして、システム制御回路50は、現像処理を行うために必要なWB(ホワイトバランス)積分演算処理およびOB(オプティカルブラック)積分演算処理を行う(ステップS37)。システム制御回路50は、その演算結果をシステム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶する。
さらに、システム制御回路50は、メモリ制御回路22を介して、また必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像データを読み出し、各種現像処理を行う(ステップS38)。具体的に、システム制御回路50は、その内部メモリあるいはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理および色変換処理を含む各種現像処理を行う。
システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(ステップS39)。そして、システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの書き込みを行う。
システム制御回路50は、現像処理済みの画像データから、画像処理回路20を用いて表示用の画像データを画像表示メモリ24に書き出し、メモリ制御回路22およびD/A変換器26を介して画像表示部28にレックレビューを表示する(ステップS40)。
システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶した画像データを読み出し、インタフェース90およびコネクタ92を介して記録媒体200へ書き込みを行う記録処理を行う(ステップS41)。あるいは、システム制御回路50はインタフェース94およびコネクタ96を介して記録媒体210へ書き込みを行う。記録媒体には、コンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード等が用いられる。なお、記録媒体200あるいは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示するために、システム制御回路50は、表示部54において、例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行う。この後、システム制御回路50は、ステップS3に戻り、モニタリング動作に復帰する。
本実施形態の撮像装置は、適切な撮像装置の動き状態、被写体の検出状態あるいは被写体の動き状態を検出し、これらの状態に基づき、選択されている撮影モードに応じて、ユーザが撮影態勢に入ることを予測し、ストロボの充電をあらかじめ開始しておく。これにより、レリーズ操作時のストロボ充電処理が不要となり、レリーズタイムラグを短縮することが可能となる。すなわち、ストロボ撮影を行う際、撮影条件が限定されることなく、レリーズタイムラグを短縮することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、ストロボ装置400は、撮像装置(カメラ)に内蔵されており、画像処理装置100に接続されていた。ストロボ装置400は画像処理装置100と分離して設けられ、コネクタを介して撮像装置と着脱自在に接続される構成であってもよい。さらには、複数種類のストロボ装置が、個々に画像処理装置100と接続可能な構成、あるいは固定したままの状態となる構成であってもよい。
また、本実施形態においては、顔検出処理回路21で検出した人物の顔を被写体として説明を行ったが、あくまでも一例であり、被写体は人物の顔に限られない。
また、本実施形態では、顔検出処理回路21で検出した人物の顔領域の変化により、被写体の動きを検出するものとして説明したが、撮像した画像データを画像処理回路20で演算して得られる輝度データの変化を基に、被写体の動きを検出することも可能である。あるいは、測距データの変化を基に、被写体の動きを検出することも可能である。ここで、輝度データや測距データは、撮像データから得られた情報ではなく、測光センサや測距センサを搭載することでも得られる。
また、画像処理回路20から出力される画像の特定領域のフレーム間相関データに基づき、被写体の動きを検出することも可能である。
また、本実施形態においては、充電レベルを検出することにより充電するか否かを判断したが、前回所定の充電レベル(所定電圧)V1に到達してからの経過時間に基づいて充電を行うか否かを判断する構成としてもよい。例えば、ストロボ装置のメインコンデンサの放電特性に基づき、あらかじめ決定された所定の時間経過後、充電を行うと判断する等の構成であってもよい。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
また、記録媒体200、210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスクで構成されてもよい。また、記録媒体200、210は、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されてもよい。また、記録媒体200、210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であってもよい。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としてもよい。
また、上記実施形態では、記録媒体は画像処理装置と分離して設けられ、画像処理装置にコネクタを介して着脱自在に接続されたが、いずれかあるいは全ての記録媒体が画像処理装置に固定したままとなっていてもよい。
また、記録媒体は、画像処理装置に単数あるいは複数、つまり任意の個数接続可能な構成であっても構わない。
また、本発明の撮像装置は、コンパクトタイプのデジタルカメラ、デジタルSLR(一眼レフカメラ)等に適用可能である。
14 撮像素子
20 画像処理回路
50 システム制御回路
100 画像処理装置
400 ストロボ装置
20 画像処理回路
50 システム制御回路
100 画像処理装置
400 ストロボ装置
Claims (13)
- ストロボ装置を用いて撮影する撮像装置であって、
前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御手段と、
前記撮像装置が撮影操作前の状態にあるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果に応じて、前記充電制御手段に指示を行う指示制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - ストロボ装置を用いて撮影する撮像装置であって、
前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御手段と、
前記撮像装置の動きを検出する動き検出手段と、
前記検出された撮像装置の動きの状態に応じて、前記充電制御手段に指示を行う指示制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - ストロボ装置を用いて撮影する撮像装置であって、
前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御手段と、
前記撮像装置の撮像信号から被写体を検出する被写体検出手段と、
前記検出された被写体の状態に応じて、前記充電制御手段に指示を行う指示制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - ストロボ装置を用いて撮影する撮像装置であって、
前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御手段と、
前記撮像装置の撮像信号から被写体の動きを検出する動き検出手段と、
前記検出された被写体の動きの状態に応じて、前記充電制御手段に指示を行う指示制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記ストロボ装置は、前記撮像装置に内蔵されているか、あるいはコネクタを介して前記撮像装置に着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
- 前記撮像装置が静止していると判断された場合、前記指示制御手段は、前記充電制御手段に充電開始を指示することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
- 前記被写体検出手段によって前記被写体が一定期間検出された場合、前記指示制御手段は、前記充電制御手段に充電開始を指示することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
- 前記検出された被写体が静止していると判断された場合、前記指示制御手段は、前記充電制御手段に充電開始を指示することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
- 前記被写体までの距離を測距する測距手段を備え、
前記被写体までの距離が前記ストロボ装置の射程距離以下であり、かつ前記被写体が静止していないと判断された場合、前記指示制御手段は、前記充電制御手段に充電開始を指示することを特徴とする請求項3または7記載の撮像装置。 - 撮像装置による撮影に用いられるストロボ装置の充電制御方法であって、
前記撮像装置の判断手段が、前記撮像装置が撮影操作前の状態にあるか否かを判断する判断ステップと、
前記撮像装置の指示制御手段が、前記判断の結果に応じた充電指示を行う指示制御ステップと、
前記撮像装置の充電制御手段が、前記充電指示に従って、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御ステップとを有することを特徴とするストロボ装置の充電制御方法。 - 撮像装置による撮影に用いられるストロボ装置の充電制御方法であって、
前記撮像装置の動き検出手段が、前記撮像装置の動きを検出する動き検出ステップと、
前記撮像装置の指示制御手段が、前記検出された撮像装置の動きの状態に応じた充電指示を行う指示制御ステップと、
前記撮像装置の充電制御手段が、前記充電指示に従って、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御ステップとを有することを特徴とするストロボ装置の充電制御方法。 - 撮像装置による撮影に用いられるストロボ装置の充電制御方法であって、
前記撮像装置の被写体検出手段が、前記撮像装置の撮像信号から被写体を検出する検出ステップと、
前記撮像装置の指示制御手段が、前記検出された被写体の状態に応じた充電指示を行う指示制御ステップと、
前記撮像装置の充電制御手段が、前記充電指示に従って、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御ステップとを有することを特徴とするストロボ装置の充電制御方法。 - 撮像装置による撮影に用いられるストロボ装置の充電制御方法であって、
前記撮像装置の動き検出手段が、前記撮像装置の撮像信号から被写体の動きを検出する動き検出ステップと、
前記撮像装置の指示制御手段が、前記検出された被写体の動きの状態に応じた充電指示を行う指示制御ステップと、
前記撮像装置の充電制御手段が、前記充電指示に従って、前記ストロボ装置の充電を制御する充電制御ステップとを有することを特徴とするストロボ装置の充電制御方法。
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JP2008152835A JP2009300579A (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | 撮像装置およびストロボ装置の充電制御方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012168321A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Nikon Corp | リモコン送信機、リモコン受信機、カメラ、および撮影システム |
-
2008
- 2008-06-11 JP JP2008152835A patent/JP2009300579A/ja active Pending
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