JP2009234358A - 車両のコンテンツデータ再生装置及びコンテンツデータ再生システム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯機器に記憶されたコンテンツデータを車内で再生するためのコンテンツデータ再生装置において、コンテンツデータを選択して再生させる際の利便性を向上させる。
【解決手段】コンテンツデータ再生装置は、データ選択部3aと、ディスプレイ13と、再生ユニット31とを備えている。データ選択部3aは、車両の乗員が携帯する携帯機器25に記憶されたコンテンツデータを受信したときに、該コンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択する。ディスプレイ13は、データ選択部3aにより選択されたコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に表示する。再生ユニット31は、ディスプレイ13により表示されたコンテンツ名に対応するコンテンツデータを再生可能になっている。
【選択図】図1
【解決手段】コンテンツデータ再生装置は、データ選択部3aと、ディスプレイ13と、再生ユニット31とを備えている。データ選択部3aは、車両の乗員が携帯する携帯機器25に記憶されたコンテンツデータを受信したときに、該コンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択する。ディスプレイ13は、データ選択部3aにより選択されたコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に表示する。再生ユニット31は、ディスプレイ13により表示されたコンテンツ名に対応するコンテンツデータを再生可能になっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の乗員が携帯する携帯機器に記憶されたコンテンツデータを再生するための車両のコンテンツデータ再生装置及びコンテンツデータ再生システムに関するものである。
近年、コンテンツデータを記憶可能な携帯機器と車両に搭載されたマイクロコンピュータ(マイコン)とを接続し、車両に搭載されたスピーカやディスプレイを用いて該コンテンツデータを再生するようにした再生装置が知られている。
例えば、特許文献1では、コンテンツデータを再生可能なリモコンが車外にあるときは携帯機器からコンテンツデータを該リモコンに出力する一方、該リモコンが車内にあるときは携帯機器からのコンテンツデータの出力先を車載装置に素早く切り替える再生装置が開示されている。
特開2006−173893号公報
上述のような再生装置では、携帯機器に記憶されたコンテンツデータの内容を示すコンテンツ名を、例えば、インストルメントパネルに設けられたディスプレイに表示することにより、乗員が視聴したいコンテンツデータを選択できるようになっているが、ディスプレイの大きさはインストルメントパネルに設けられた他の機器との関係で制約を受けることから、ディスプレイに一度に表示できるコンテンツ名の数は限られている。
ところで、乗員がコンテンツデータを選択する際には、日付の新しいコンテンツデータや新たにダウンロードされたコンテンツデータほど選択される可能性が高いが、上述のようにディスプレイに一度に表示できるコンテンツ名の数は限られていることから、ディスプレイに表示されるコンテンツ名がランダムに並んでいると、乗員がスイッチ操作によりディスプレイの画面をスクロールさせて新しい(選択したい)データを検索したりする必要があり、利便性が悪いという問題がある。
また、音声によりコンテンツ名を乗員に伝達し、視聴したいコンテンツ名が読み上げられたときにボタン操作を行うことにより、コンテンツデータを選択できるようにすることも考えられるが、この場合にも、コンテンツ名がランダムに読み上げられると、乗員は視聴したいコンテンツ名が読み上げられるまで待たねばならず、利便性が悪くなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、携帯機器に記憶されたコンテンツデータを車内で再生するためのコンテンツデータ再生装置において、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性を向上させる技術を提供することにある。
第1の発明は、車両の乗員が携帯する携帯機器に記憶されたコンテンツデータを受信したときに、該コンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択するデータ選択手段と、上記データ選択手段により選択されたコンテンツデータのコンテンツ名を上記乗員に伝達する伝達手段と、上記伝達手段により伝達されたコンテンツ名に対応するコンテンツデータを再生可能な再生手段とを備えていることを特徴とする車両のコンテンツデータ再生装置である。
なお、「新しいコンテンツデータ」とは、例えば、ニュースのように日時(日付、時刻)を含むコンテンツデータについては日時が新しいものを意味し、映画や音楽のように日時を含まないコンテンツデータについてはダウンロードされた日時が新しいものを意味する。
また、「コンテンツ名」とは、乗員等がコンテンツデータを識別するために個々のコンテンツデータに付けられた名前を意味する。
第1の発明によれば、車両の乗員が携帯する携帯機器に記憶されたコンテンツデータを車両に設けられている再生手段で再生する際に、該コンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択し、選択されたコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に伝達することから、乗員により選択される可能性の高い新しいコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に対して伝達することができる。したがって、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記伝達手段は、上記コンテンツ名を表示する表示手段であることを特徴とするものである。
このように、コンテンツ名を表示することにより、乗員がコンテンツ名を確認し易くなるので、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性をさらに向上させることができる。
第3の発明は、上記第1又は2の発明において、上記データ選択手段は、上記コンテンツデータを受信したときには、該コンテンツデータのうち上記再生手段により過去に再生されたコンテンツデータを除外し、残りのコンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択するように構成されていることを特徴とするものである。
このように、携帯機器から受信したコンテンツデータのうち再生手段により過去に再生されたコンテンツデータを除外するので、乗員が誤って同じコンテンツデータを複数回選択するのを抑制することができる。したがって、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性を一層向上させることができる。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、上記データ選択手段は、同種のコンテンツデータを複数受信したときには、該同種のコンテンツデータのうち最新のコンテンツデータを選択するように構成されていることを特徴とするものである。
なお、「同種のコンテンツデータ」とは、単に互いに同じジャンルのコンテンツデータ、または、例えば、XXX放送のニュースというように、互いに配信元又は作成元及びジャンルが同じコンテンツデータを意味する。
第4の発明によれば、同種のコンテンツデータのうち選択される可能性が最も高い最新のコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に対して伝達でき、特に伝達手段として表示手段を用いる場合には、ディスプレイに一度に表示できるコンテンツ名の数が限られていても、種類の異なるコンテンツデータのコンテンツ名を一度に表示することができる。したがって、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性をより一層向上させることができる。
第5の発明は、上記第1〜4のいずれか1つの発明において、上記データ選択手段により選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいるか否かを判別するデータ判別手段と、上記車両が走行状態であるか停止状態であるかを判定する走行状態判定手段とをさらに備えており、上記再生手段は、上記データ判別手段により上記選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいると判別された場合には、上記走行状態判定手段により上記車両が停止状態であると判定されたときにのみ、該画像データを再生可能に構成されていることを特徴とするものである。
このように、再生手段は、データ判別手段によりコンテンツデータが画像データを含んでいると判別された場合には、車両が停止状態であると判定されたときにのみ、画像データを再生可能に構成されているので、乗員の脇見運転を抑制することができる。したがって、乗員が車内でコンテンツデータを再生させる際の安全性を向上させることができる。
第6の発明は、上記第1〜5のいずれか1つの発明において、上記コンテンツデータには少なくとも音声データが含まれており、上記選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいるか否かを判別するデータ判別手段と、上記車両が走行状態であるか停止状態であるかを判定する走行状態判定手段とをさらに備えており、上記再生手段は、上記データ判別手段により上記選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいると判別された場合であって、上記走行状態判定手段により上記車両が走行状態であると判定されたときには、該コンテンツデータのうち音声データのみを再生可能に構成されていることを特徴とするものである。
このように、再生手段は、少なくとも音声データが含まれているコンテンツデータがデータ判別手段により画像データを含んでいると判別された場合であって、車両が走行状態であると判定されたときには、該コンテンツデータのうち音声データのみを再生可能に構成されているので、乗員の脇見運転を抑制することができる。したがって、乗員が車両走行中にコンテンツデータを再生させる際の安全性を向上させることができる。
第7の発明は、車両の乗員が携帯し、コンテンツデータを記憶可能な携帯機器と、上記車両に設けられ、上記携帯機器に記憶されたコンテンツデータを受信したときに、該コンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択するデータ選択手段と、上記車両に設けられ、上記データ選択手段により選択されたコンテンツデータのコンテンツ名を上記乗員に伝達する伝達手段と、上記車両に設けられ、上記伝達手段により伝達されたコンテンツ名に対応するコンテンツデータを再生可能な再生手段とを備えていることを特徴とするコンテンツデータ再生システムである。
第7の発明によれば、第1の発明と同様の作用効果が得られる。
本発明によれば、携帯機器に記憶されたコンテンツデータを車載の再生手段で再生する際に、該コンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択してそのコンテンツ名を乗員に伝達することから、選択される可能性の高い新しいコンテンツデータのコンテンツ名が乗員に対して伝達されるので、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、本実施形態に係るコンテンツデータ再生システムは、車両の乗員が携帯する携帯機器25と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)3とオーディオ5とビデオ7とディスプレイ13とを有する車載のオーディオビジュアル機器1と、携帯機器25とオーディオビジュアル機器1とを有線接続するためのケーブル23と、車速センサ19と、選択スイッチ21とを備えている。そして、オーディオビジュアル機器1と車速センサ19と選択スイッチ21とがコンテンツデータ再生装置を構成している。なお、表示手段(伝達手段)はディスプレイ13に対応し、再生手段はマイコン3、オーディオ5、ビデオ7、DPS9、アンプ11、スピーカ15及びディスプレイ13に対応し、これらのマイコン3、オーディオ5、ビデオ7、DPS9、アンプ11、スピーカ15及びディスプレイ13が再生ユニット31を構成している。
図1に示すように、本実施形態に係るコンテンツデータ再生システムは、車両の乗員が携帯する携帯機器25と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)3とオーディオ5とビデオ7とディスプレイ13とを有する車載のオーディオビジュアル機器1と、携帯機器25とオーディオビジュアル機器1とを有線接続するためのケーブル23と、車速センサ19と、選択スイッチ21とを備えている。そして、オーディオビジュアル機器1と車速センサ19と選択スイッチ21とがコンテンツデータ再生装置を構成している。なお、表示手段(伝達手段)はディスプレイ13に対応し、再生手段はマイコン3、オーディオ5、ビデオ7、DPS9、アンプ11、スピーカ15及びディスプレイ13に対応し、これらのマイコン3、オーディオ5、ビデオ7、DPS9、アンプ11、スピーカ15及びディスプレイ13が再生ユニット31を構成している。
上記携帯機器25は、図2に示すように、インターネット27を通して提供されるweb型コンテンツデータをPC(パーソナルコンピュータ)29からダウンロードすることにより、コンテンツデータを記憶(記録、保存)するとともに、乗員が屋外にいるときや歩行中に該ダウンロードされたコンテンツデータを再生できるようにしたものである。
上記コンテンツデータとしては、画像データと音声データとからなるもの(例えば、ニュース、トークショー、スポーツ中継などのコンテンツデータ)、画像データからなるもの(例えば、文章、新聞などのコンテンツデータ)、音声データからなるもの(例えば、音楽、ラジオ番組などのコンテンツデータ)であり、画像データには、動画データからなるものや静止画データ(文字データを含む)からなるもの等がある。なお、本実施形態では、コンテンツデータはニュースのコンテンツデータである。
上記マイコン3は、コンテンツデータが記憶された携帯機器25とオーディオビジュアル機器1とがケーブル23を介して接続されると、該コンテンツデータを受信して読み取るようになっている。なお、本実施形態では、マイコン3は、ケーブル23を用いた有線通信により、携帯機器25から送信されたコンテンツデータを受信するように構成されているが、これに限らず、例えば、近距離無線通信機器を用いた無線通信によりコンテンツデータを受信することも可能である。
上記ディスプレイ13は、インストルメントパネルに設けられており、マイコン3と携帯機器25とがケーブル23により接続された状態で、マイコン3からの指示情報に従い、図4に示すように、マイコン3内のデータ選択部3aにより選択されたコンテンツデータを識別するためのコンテンツ名(発信元、日付、ニュース名)を表示するようになっている。
上記データ選択部(データ選択手段)3aは、携帯機器25から受信したコンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択し、該選択されたコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13に表示するように構成されている。より詳しくは、データ選択部3aは、携帯機器25から受信したコンテンツデータのうち上記再生ユニット31により過去に再生されたコンテンツデータを除外し、残りのコンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択し、該選択されたコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13において上から下へ新しい順に表示して乗員に伝達するようになっている。
上記データ選択部3aによる選択処理の具体的な一例を示すと、データ選択部3aは、例えば、図3(a)に示すように、マイコン3が該携帯機器25に記憶された8つのニュース(コンテンツデータ)を受信すると、これら8つのニュースを日付の新しい順に並べ替えた後、メモリ17に記憶されたデータの再生履歴に基づき、図3(b)に示すように、再生ユニット31により過去に再生されたNo.1、2、4、7及び8のニュースを除外する。そして、例えば、ディスプレイ13に一度に表示できるコンテンツ名が2つに限られている場合には、残りの未再生のニュース(No.3、5及び6)のうち日付が29日の(日付が1番目、2番目に新しい)ニュース(No.3及びNo.6)を選択し、図4に示すように、該選択されたニュースのコンテンツ名(放送局、日付、ニュース名)をディスプレイ13に上から日付順に表示するようになっている(図4ではNo.3のニュースとNo.6のニュースとは同順)。
コンテンツ名がディスプレイ13に表示された後、上記選択スイッチ21を乗員が操作し、例えば、XXX放送の12月29日のモーニングニュースが選択されると、該ニュースに対応するコンテンツデータが、マイコン3内のデータ判別部(データ判別手段)3bに入力される。このデータ判別部3bは、入力されたコンテンツデータが動画データ(画像データ)を含んでいるか否かを判別するように構成されている。
また、マイコン3は、車両の走行速度を検出する車速センサ19と接続されており、車速センサ19により検出された車両の走行速度に基づいて車両が走行状態であるか(走行しているか)停止状態であるか(停止しているか)を判定するようになっている。なお、本発明で言うところの走行状態判定手段は、マイコン3及び車速センサ19に対応する。
そして、マイコン3は、データ判別部3bによりコンテンツデータが動画データを含んでいると判別された場合には、車両の停止状態が確認されたときにのみ、該動画データを再生するように(再生可能に)構成されている。より具体的には、マイコン3は、データ判別部3bによりXXX放送の12月29日のモーニングニュースに動画データが含まれていると判別されると、車両が現在停止状態であることが確認されたときにのみビデオ7に再生指示情報を出力するように構成されており、再生指示情報を受けたビデオ7は、該ニュースに含まれる動画をディスプレイ13に表示するようになっている。このとき、マイコン3は、オーディオ5にも再生指示情報を出力するように構成されており、再生指示情報を受けたオーディオ5は、DSP(ディジタル信号プロセッサ)9によりコンテンツデータをデータ処理させ、該処理された信号をアンプ11で増幅させた後、スピーカ15を通して該ニュースに含まれる音声データを再生するようになっている。
一方、マイコン3は、データ判別部3bによりコンテンツデータが動画データを含んでいると判別された場合であって、車両の走行状態が確認されたときには、該コンテンツデータのうち音声データのみを再生するように(再生可能に)構成されている。このように、動画データを再生せず音声データのみを再生するのは、乗員の脇見運転を抑制するためであり、車両が走行しているときには、ニュースに動画が含まれていても、ビデオ7には再生指示が入力されず、オーディオ5にのみ再生指示が入力されるようになっている。なお、本実施形態では、動画データは特に脇見運転を誘発する可能性が高いことから、データ判別部3bを選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいるか否かを判別するように構成しているが、これに限らず、例えば、選択されたコンテンツデータが静止画データ(文字データを含む)を含んでいるか否かも判別するようにしてもよい。
−コンテンツデータ再生装置の処理動作−
ここで、コンテンツデータ再生装置1,19,21の処理動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
ここで、コンテンツデータ再生装置1,19,21の処理動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、最初のステップS1では、携帯機器25がマイコン3に接続されているか否かを判定し、このステップS1の判定がNOであるときは、リターンしてステップS1の動作を繰り返し行う。一方、ステップS1の判定がYESであるときは、ステップS2に進む。
次のステップS2では、携帯機器25から読み取ったコンテンツデータをマイコン3内において、新しいコンテンツデータから順に並び替え、しかる後にステップS3に進む。
次のステップS3では、新しい順に並び替えられたコンテンツデータの中に再生ユニット31により過去に再生されたコンテンツデータがあるか否かを判定し、このステップS3の判定がNOであるときは、ステップ4に進み、コンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13において上から下へ新しい順に表示し、しかる後にステップ6に進む。一方、ステップS3の判定がYESであるとき、すなわち、過去に再生済みのコンテンツデータがあるときには、ステップS5に進む。
次のステップS5では、ステップ2で並び替えられたコンテンツデータから過去に再生されたコンテンツデータを除外し、残りのコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13において上から下へ新しい順に表示し、しかる後にステップS6に進む。
そして、次のステップS6では、乗員のスイッチ操作によるコンテンツデータの再生指示があったか否かを判定し、このステップS6の判定がNOであるときには、該ステップ6おける動作を繰り返す一方、ステップS6の判定がYESであるときには、ステップS7に進む。
次のステップS7では、再生指示されたコンテンツデータが動画データを含んでいるか否かを判定する。このステップS7の判定がNOであるときには、ステップS8に進んで、コンテンツデータ、すなわち、音声データを再生し、しかる後にリターンする。一方、ステップS7の判定がYESであるときには、ステップS9に進む。
次のステップS9では、車両が停止状態か否かを判定し、このステップS9の判定がYESであるときには、ステップS10に進んで、音声データと動画データを再生し、しかる後にリターンする。一方、ステップS9の判定がNOであるとき、すなわち、走行状態であるときには、ステップS8に進んで、音声データのみを再生し、しかる後にリターンする。
−効果−
本実施形態によれば、車両の乗員が携帯する携帯機器25に記憶されたコンテンツデータを車両に設けられている再生ユニット31で再生する際に、該コンテンツデータのうち日付の新しいコンテンツデータを優先的に選択し、選択されたコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13に表示することから、乗員により選択される可能性の高い新しいコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に対して表示することができる。また、コンテンツ名をディスプレイ13に表示することにより、乗員がコンテンツ名を確認し易くなる。よって、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性を向上させることができる。
本実施形態によれば、車両の乗員が携帯する携帯機器25に記憶されたコンテンツデータを車両に設けられている再生ユニット31で再生する際に、該コンテンツデータのうち日付の新しいコンテンツデータを優先的に選択し、選択されたコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13に表示することから、乗員により選択される可能性の高い新しいコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に対して表示することができる。また、コンテンツ名をディスプレイ13に表示することにより、乗員がコンテンツ名を確認し易くなる。よって、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性を向上させることができる。
さらに、携帯機器25から受信したコンテンツデータのうち再生ユニット31により過去に再生されたコンテンツデータを除外するので、乗員が誤って同じコンテンツデータを複数回選択するのを抑制することができる。したがって、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性を一層向上させることができる。
また、データ判別部3bによりコンテンツデータが動画データを含んでいると判別された場合には、車両が停止状態であると判定されたときにのみ、動画データを再生するので、乗員の脇見運転を抑制することができる。したがって、乗員が車内でコンテンツデータを再生させる際の安全性を向上させることができる。
さらに、少なくとも音声データが含まれているコンテンツデータがデータ判別部3bにより動画データを含んでいると判別された場合であって、車両が走行状態であると判定されたときには、該コンテンツデータのうち音声データのみを再生するので、乗員の脇見運転を抑制することができる。したがって、乗員が車両走行中にコンテンツデータを再生させる際の安全性を向上させることができる。
(実施形態2)
本実施形態は、データ選択部3aによるコンテンツデータの選択手順が実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
本実施形態は、データ選択部3aによるコンテンツデータの選択手順が実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
データ選択部3aは、同種のコンテンツデータを複数受信したときには、該同種のコンテンツデータのうち最新のコンテンツデータを選択するように構成されている。本実施形態において、「同種のコンテンツデータ」とは、例えば、XXX放送のニュースというように配信元(XXX放送)及びジャンル(ニュース)が互いに同じコンテンツデータを意味する。
例えば、図6(a)に示すように、マイコン3が該携帯機器25に記憶されたXXX放送の4つのニュース(コンテンツデータ)と、YYY放送の4つのニュースとを受信すると、データ選択部3aは、図6(b)に示すように、XXX放送の4つのニュースうち最新のものであるNo.4のニュースと、YYY放送の4つのニュースうち最新のものであるNo.8のニュースとを選択し、該選択されたNo.4とNo.8のニュースのコンテンツ名をディスプレイ13において上から下へ新しい順に表示するようになっている。
−効果−
本実施形態によれば、携帯機器25から同種のコンテンツデータを複数受信したときには、該同種のコンテンツデータのうち最新のコンテンツデータを選択してディスプレイ13に表示するので、同種のコンテンツデータのうち選択される可能性が最も高い最新のコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に対して表示するとともに、ディスプレイ13に一度に表示できるコンテンツ名の数が限られていても、種類の異なるコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13に一度に表示することができる。したがって、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性をより一層向上させることができる。
本実施形態によれば、携帯機器25から同種のコンテンツデータを複数受信したときには、該同種のコンテンツデータのうち最新のコンテンツデータを選択してディスプレイ13に表示するので、同種のコンテンツデータのうち選択される可能性が最も高い最新のコンテンツデータのコンテンツ名を乗員に対して表示するとともに、ディスプレイ13に一度に表示できるコンテンツ名の数が限られていても、種類の異なるコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13に一度に表示することができる。したがって、乗員がコンテンツデータを選択して再生させる際の利便性をより一層向上させることができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、ディスプレイ13に一度に表示できるコンテンツ名が2つに限られている場合について説明したが、これに限らず、例えば、ディスプレイ13が大きい場合には、携帯機器25から受信した全てのコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13に表示してもよい。このように全てのコンテンツ名をディスプレイ13に表示する場合にも、データ選択部3aは、新しいコンテンツデータを優先的に選択し、該選択されたコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13において上から下へ新しい順に表示するので、乗員がコンテンツデータを選択する際の利便性を向上させることができる。
上記各実施形態では、ディスプレイ13に一度に表示できるコンテンツ名が2つに限られている場合について説明したが、これに限らず、例えば、ディスプレイ13が大きい場合には、携帯機器25から受信した全てのコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13に表示してもよい。このように全てのコンテンツ名をディスプレイ13に表示する場合にも、データ選択部3aは、新しいコンテンツデータを優先的に選択し、該選択されたコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13において上から下へ新しい順に表示するので、乗員がコンテンツデータを選択する際の利便性を向上させることができる。
また、上記実施形態2では、配信元及びジャンルが互いに同じニュースのうち最新のニュース(No.4及びNo.8)を選択するように構成されているが、これに限らず、例えば、ニュースというジャンルのうち最新のニュース(No.8)を選択するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、ディスプレイ13に表示することによりコンテンツ名を乗員に伝達しているが、これに限らず、例えば、スピーカ15からの音声によりコンテンツ名を乗員に伝達してもよい。
また、上記各実施形態では、携帯機器25はPC29を介してコンテンツデータをダウンロードし記憶しているが、これに限らず、例えば、携帯電話のように、コンテンツデータを直接ダウンロードできるような携帯機器25を用いてもよい。
さらに、上記各実施形態では、携帯機器25はPC29を介してインターネット27からコンテンツデータを取得しているが、これに限らず、例えば、パッケージソフトからPC29に記憶されたコンテンツデータを取得してもよい。
また、上記各実施形態では、データ選択部3aは、新しい日付のニュース(コンテンツデータ)を優先的に選択し、該選択されたコンテンツデータのコンテンツ名をディスプレイ13に表示するように構成されているが、例えば、音楽データのように日付を含まないコンテンツデータについては、携帯機器25にダウンロードされた日付の新しいものを優先的に選択するようにしてもよい。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、携帯機器に記憶されたコンテンツデータを車内で再生するためのコンテンツデータ再生装置等について有用である。
1 オーディオビジュアル機器(コンテンツデータ再生装置)
3 マイクロコンピュータ(走行状態判定手段)
3a データ選択部(データ選択手段)
3b データ判別部(データ判別手段)
13 ディスプレイ(表示手段)(伝達手段)
19 車速センサ(走行状態判定手段)
25 携帯機器
31 再生ユニット(再生手段)
3 マイクロコンピュータ(走行状態判定手段)
3a データ選択部(データ選択手段)
3b データ判別部(データ判別手段)
13 ディスプレイ(表示手段)(伝達手段)
19 車速センサ(走行状態判定手段)
25 携帯機器
31 再生ユニット(再生手段)
Claims (7)
- 車両の乗員が携帯する携帯機器に記憶されたコンテンツデータを受信したときに、該コンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択するデータ選択手段と、
上記データ選択手段により選択されたコンテンツデータのコンテンツ名を上記乗員に伝達する伝達手段と、
上記伝達手段により伝達されたコンテンツ名に対応するコンテンツデータを再生可能な再生手段とを備えていることを特徴とする車両のコンテンツデータ再生装置。 - 請求項1記載の車両のコンテンツデータ再生装置において、
上記伝達手段は、上記コンテンツ名を表示する表示手段であることを特徴とする車両のコンテンツデータ再生装置。 - 請求項1又は2記載の車両のコンテンツデータ再生装置において、
上記データ選択手段は、上記コンテンツデータを受信したときには、該コンテンツデータのうち上記再生手段により過去に再生されたコンテンツデータを除外し、残りのコンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択するように構成されていることを特徴とする車両のコンテンツデータ再生装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両のコンテンツデータ再生装置において、
上記データ選択手段は、同種のコンテンツデータを複数受信したときには、該同種のコンテンツデータのうち最新のコンテンツデータを選択するように構成されていることを特徴とする車両のコンテンツデータ再生装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両のコンテンツデータ再生装置において、
上記データ選択手段により選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいるか否かを判別するデータ判別手段と、
上記車両が走行状態であるか停止状態であるかを判定する走行状態判定手段とをさらに備えており、
上記再生手段は、上記データ判別手段により上記選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいると判別された場合には、上記走行状態判定手段により上記車両が停止状態であると判定されたときにのみ、該画像データを再生可能に構成されていることを特徴とする車両のコンテンツデータ再生装置。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両のコンテンツデータ再生装置において、
上記コンテンツデータには少なくとも音声データが含まれており、
上記選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいるか否かを判別するデータ判別手段と、
上記車両が走行状態であるか停止状態であるかを判定する走行状態判定手段とをさらに備えており、
上記再生手段は、上記データ判別手段により上記選択されたコンテンツデータが画像データを含んでいると判別された場合であって、上記走行状態判定手段により上記車両が走行状態であると判定されたときには、該コンテンツデータのうち音声データのみを再生可能に構成されていることを特徴とする車両のコンテンツデータ再生装置。 - 車両の乗員が携帯し、コンテンツデータを記憶可能な携帯機器と、
上記車両に設けられ、上記携帯機器に記憶されたコンテンツデータを受信したときに、該コンテンツデータのうち新しいコンテンツデータを優先的に選択するデータ選択手段と、
上記車両に設けられ、上記データ選択手段により選択されたコンテンツデータのコンテンツ名を上記乗員に伝達する伝達手段と、
上記車両に設けられ、上記伝達手段により伝達されたコンテンツ名に対応するコンテンツデータを再生可能な再生手段とを備えていることを特徴とするコンテンツデータ再生システム。
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2008
- 2008-03-26 JP JP2008081311A patent/JP2009234358A/ja active Pending
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