JP2009230945A - Electric connector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、産業機械やカーナビゲーションシステム等の電気機器や電子機器に使用される電気コネクタに関するもので、特に、省スペース化(嵌合時の幅寸法を5mm以下)しても、耐振動性に優れ、かつ、フローティング可能な構造にした電気コネクタである。 The present invention relates to an electrical connector used in electrical equipment and electronic equipment such as industrial machines and car navigation systems, and in particular, vibration resistance even if space saving (width dimension when mated is 5 mm or less). It is an electrical connector that has an excellent structure and can be floated.
従来、フローティング可能な電気コネクタの構造としては、2つの絶縁体を使用し、どちらか一方をコンタクトのみで保持し、かつ、前記コンタクトに弾性が可能な弾性部を設けるようにしたものが多い。前記弾性部とは蛇行させるものや2つの絶縁体間の距離を長くすることで前記コンタクトの長さを長くしたものがある。
下記に、特許文献として、本出願人が既に提案した特許文献1(特開2002−42937)と特許文献2(特開2002−352908)と特許文献3(特開2003−45525)の3つの文献を示す。
The following three documents, Patent Document 1 (Japanese Patent Laid-Open No. 2002-42937), Patent Document 2 (Japanese Patent Laid-Open No. 2002-352908), and Patent Document 3 (Japanese Patent Laid-Open No. 2003-45525) have been proposed by the present applicant. Indicates.
近年においては、客先からの要望も様々である。プラグコネクタとレセプタクルコネクタとの嵌合時の基板間寸法の低背化し、嵌合時の省スペース化(幅寸法の小型化)を出来る限り図りつつ、耐振動性に優れ、かつ、フローティング可能で、接続安定にも優れたものが要求されたりする。
省スペース化(幅寸法の小型化)を実現するには肉厚を薄くすることになり、耐振動性を向上させるには肉厚を厚くすると言った相反する問題と、フローティングを可能にするのはコンタクトを蛇行させる必要、かつ、2つの絶縁体を組合わせる必要があるために幅寸法が大きくなってしまうと言った問題もあった。
また、優れた耐振動性を得るためには、肉厚を厚くする必要があるが、肉厚を厚くするためには接触部と蛇行部分の位置関係を上下方向でずらす必要があり、低背化に反することになる。
さらに、フローティング時の接触安定性の問題から、2点接触も要求されるようになってきている。2点接触にすると、省スペース化に逆行することに繋がる。
上述した特許文献1から3の構造では、これら全ての要求を満足することができない。
In recent years, there are various requests from customers. The board-to-board dimensions when mating the plug connector and receptacle connector are reduced, and space saving (miniaturization of the width dimension) is reduced as much as possible, while being excellent in vibration resistance and floating. Something that has excellent connection stability is required.
To realize space saving (reduced width dimension), the thickness must be reduced. To improve the vibration resistance, the conflicting problem of increasing the thickness is possible and floating is possible. There is also a problem that the width dimension becomes large because it is necessary to meander the contact and to combine two insulators.
In addition, in order to obtain excellent vibration resistance, it is necessary to increase the wall thickness, but in order to increase the wall thickness, it is necessary to shift the positional relationship between the contact portion and the meandering portion in the vertical direction. It will be contrary to the conversion.
Furthermore, two-point contact is also required due to the problem of contact stability during floating. If two-point contact is used, this leads to a space saving.
The structures of
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、耐振動性にも優れ、かつ、5.6mmの省スペース化ができ、5.5mm以下の低背化もできるとともにフローティングが可能な構造で、2点接触ができ、接続安定性に優れた電気コネクタを提供せんとするものである。 The present invention has been made in view of such conventional problems, and is excellent in vibration resistance, can save space of 5.6 mm, can be reduced in height to 5.5 mm or less, and is floating. Therefore, it is intended to provide an electrical connector that can make two-point contact and has excellent connection stability.
本目的は、プラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ50が着脱自在に嵌合する電気コネクタ10であって、相手コンタクトと接触する第1接触部26とブロック22に固定される第1固定部28と基板90に接続する第1接続部30を有する複数のプラグコンタクト24と該プラグコンタクト24が保持・配列されるブロック22を有する前記プラグコネクタ20と、前記プラグコンタクト24と接触する第2接触部58とハウジング52及び絶縁体54に固定される第2及び第3固定部60、62と基板90に接続する第2接続部64を有する複数のレセプタクルコンタクト56と該レセプタクルコンタクト56が保持・配列されるハウジング52及び絶縁体54を有する前記レセプタクルコネクタ50とを備える電気コネクタ10において、前記レセプタクルコンタクト56の第2固定部60と第3固定部62との間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部66を設け、かつ、前記絶縁体54は前記レセプタクルコンタクト56のみに保持されることで浮遊状態にすることによりフローティング可能にし、前記プラグコンタクト24の第1接触部26と前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58の形状を略板状片にし、かつ、前記プラグコンタクト24の第1接触部26と前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58との接触を1箇所の線接触にするとともに前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58から第3固定部62との間を1回蛇行させることにより前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58と対向する位置にさらに第3接触部76を設け、前記弾性部66の位置を、前記第2接触部58より下方(第2接続部64方向側)で、かつ、前記絶縁体54より下方(第2接続部64方向側)に配置することを特徴とする電気コネクタ10により達成できる。
The purpose is an
請求項2の電気コネクタ10は、前記ハウジング52には、前記レセプタクルコネクタ50の絶縁体54が入る略箱形状の空間68を設け、前記ハウジング52の側壁70の厚さを出来る限り厚くしても、前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ50の嵌合時の幅寸法を5.6mm以下に抑え、かつ、振動性の向上を図るとともにフローティング可能にすることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ10にある。
また、請求項3の電気コネクタ10は、前記弾性部66を1回蛇行させ、かつ、前記弾性部66の2つの曲率径72を0.2〜0.7mmにすることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ10にある。
さらに、請求項4の電気コネクタ10は、前記第3接触部76を前記第2接触部58方向に突出させることにより点接触にすることを特徴とする請求項1または2、3記載の電気コネクタ10にある。
In the
The electrical connector according to claim 3 is characterized in that the
4. The electrical connector according to
請求項5の電気コネクタ10は、前記レセプタクルコンタクト56の第2接続部64を、前記ハウジング52から突出しないように配置することにより点接触にすることを特徴とする請求項1、2または3、4記載の電気コネクタ10にある。
また、請求項6の電気コネクタ10は、前記レセプタクルコンタクト56の弾性部66と第3固定部62との間に、内側方向(前記ハウジング52の中心方向)へ折り曲げた屈曲部74を設けることを特徴とする請求項1から5項のうちいずれか1項記載の電気コネクタ10にある。
The
Further, in the
以上の説明から明らかなように、本発明の電気コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1記載の電気コネクタ10は、プラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ50が着脱自在に嵌合する電気コネクタ10であって、相手コンタクトと接触する第1接触部26とブロック22に固定される第1固定部28と基板90に接続する第1接続部30を有する複数のプラグコンタクト24と該プラグコンタクト24が保持・配列されるブロック22を有する前記プラグコネクタ20と、前記プラグコンタクト24と接触する第2接触部58とハウジング52及び絶縁体54に固定される第2及び第3固定部60、62と基板90に接続する第2接続部64を有する複数のレセプタクルコンタクト56と該レセプタクルコンタクト56が保持・配列されるハウジング52及び絶縁体54を有する前記レセプタクルコネクタ50とを備える電気コネクタ10において、前記レセプタクルコンタクト56の第2固定部60と第3固定部62との間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部66を設け、かつ、前記絶縁体54は前記レセプタクルコンタクト56のみに保持されることで浮遊状態にすることによりフローティング可能にし、前記プラグコンタクト24の第1接触部26と前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58の形状を略板状片にし、かつ、前記プラグコンタクト24の第1接触部26と前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58との接触を1箇所の線接触にするとともに前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58から第3固定部62との間を1回蛇行させることにより前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58と対向する位置にさらに第3接触部76を設け、前記弾性部66の位置を、前記第2接触部58より下方(第2接続部64方向側)で、かつ、前記絶縁体54より下方(第2接続部64方向側)に配置することを特徴とする電気コネクタ10にしているので、嵌合時5.5mm以下(従来より2.5mm小さくなる)の省スペース化が可能で、嵌合時10mm以下(従来より6.75mm低くなる)の低背化の実現もでき、振動性の向上を図れ(図6を参照)、0.2〜0.5mmのフローティングが可能で、2点接触にすることにより接続安定性も優れ、つまり、フローティングができ、かつ、省スペース化や低背化もでき、耐振動性と接続安定性にも優れた電気コネクタ10が提供できる。
(2)請求項2の電気コネクタ10は、前記ハウジング52には、前記レセプタクルコネクタ50の絶縁体54が入る略箱形状の空間68を設け、前記ハウジング52の側壁70の厚さを出来る限り厚くしても、前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ50の嵌合時の幅寸法を5.6mm以下に抑え、かつ、振動性の向上を図るとともにフローティング可能にすることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ10にしているので、嵌合時5.5mm以下(従来より2.5mm小さくなる)の省スペース化が可能で、嵌合時10mm以下(従来より6.75mm低くなる)の低背化の実現もでき、振動性の向上を図れ(図6を参照)、0.2〜0.5mmのフローティングが可能で、2点接触にすることにより接続安定性も優れ、つまり、フローティングができ、かつ、省スペース化や低背化もでき、耐振動性と接続安定性にも優れた電気コネクタ10が提供できる。
(3)請求項3の電気コネクタ10は、前記弾性部66を1回蛇行させ、かつ、前記弾性部66の2つの曲率径72を0.2〜0.7mmにすることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ10にしているので、より省スペース化に繋がり、嵌合時5.5mm以下(従来より2.5mm小さくなる)の省スペース化が可能で、嵌合時10mm以下(従来より6.75mm低くなる)の低背化の実現もでき、振動性の向上を図れ(図6を参照)、0.2〜0.5mmのフローティングが可能で、2点接触にすることにより接続安定性も優れ、つまり、フローティングができ、かつ、省スペース化や低背化もでき、耐振動性と接続安定性にも優れた電気コネクタが提供できる。
(4)請求項4の電気コネクタ10は、前記第3接触部76を前記第2接触部58方向に突出させることにより点接触にすることを特徴とする請求項1または2、3記載の電気コネクタ10にしているので、より接続安定性に優れ、嵌合時5.5mm以下(従来より2.5mm小さくなる)の省スペース化が可能で、嵌合時10mm以下(従来より6.75mm低くなる)の低背化の実現もでき、振動性の向上を図れ(図6を参照)、0.2〜0.5mmのフローティングが可能で、2点接触にすることにより接続安定性も優れ、つまり、フローティングができ、かつ、省スペース化や低背化もでき、耐振動性と接続安定性にも優れた電気コネクタ10が提供できる。
(5)請求項5の電気コネクタ10は、前記レセプタクルコンタクト56の第2接続部64を、前記ハウジング52から突出しないように配置することにより点接触にすることを特徴とする請求項1、2または3、4記載の電気コネクタ10にしているので、より省スペース化に繋がり、嵌合時5.5mm以下(従来より2.5mm小さくなる)の省スペース化が可能で、嵌合時10mm以下(従来より6.75mm低くなる)の低背化の実現もでき、振動性の向上を図れ(図6を参照)、0.2〜0.5mmのフローティングが可能で、2点接触にすることにより接続安定性も優れ、つまり、フローティングができ、かつ、省スペース化や低背化もでき、耐振動性と接続安定性にも優れた電気コネクタ10が提供できる。
(6)請求項6の電気コネクタ10は、前記レセプタクルコンタクト56の弾性部66と第3固定部62との間に、内側方向(前記ハウジング52の中心方向)へ折り曲げた屈曲部74を設けることを特徴とする請求項1から5項のうちいずれか1項記載の電気コネクタ10にしているので、より省スペース化に繋がり、嵌合時5.5mm以下(従来より2.5mm小さくなる)の省スペース化が可能で、嵌合時10mm以下(従来より6.75mm低くなる)の低背化の実現もでき、振動性の向上を図れ(図6を参照)、0.2〜0.5mmのフローティングが可能で、2点接触にすることにより接続安定性も優れ、つまり、フローティングができ、かつ、省スペース化や低背化もでき、耐振動性と接続安定性にも優れた電気コネクタ10が提供できる。
As is clear from the above description, according to the electrical connector of the present invention, the following excellent effects can be obtained.
(1) The
(2) In the
(3) The
(4) The electrical connector according to claim 4, wherein the electrical contact according to
(5) The
(6) The
本発明の特徴は、プラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ50が着脱自在に嵌合する電気コネクタ10であって、相手コンタクトと接触する第1接触部26とブロック22に固定される第1固定部28と基板90に接続する第1接続部30を有する複数のプラグコンタクト24と該プラグコンタクト24が保持・配列されるブロック22を有する前記プラグコネクタ20と、前記プラグコンタクト24と接触する第2接触部58とハウジング52及び絶縁体54に固定される第2及び第3固定部60、62と基板90に接続する第2接続部64を有する複数のレセプタクルコンタクト56と該レセプタクルコンタクト56が保持・配列されるハウジング52及び絶縁体54を有する前記レセプタクルコネクタ50とを備える電気コネクタ10において、前記レセプタクルコンタクト56の第2固定部60と第3固定部62との間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部66を設け、かつ、前記絶縁体54は前記レセプタクルコンタクト56のみに保持されることで浮遊状態にすることによりフローティング可能にし、前記プラグコンタクト24の第1接触部26と前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58の形状を略板状片にし、かつ、前記プラグコンタクト24の第1接触部26と前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58との接触を1箇所の線接触にするとともに前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58から第3固定部62との間を1回蛇行させることにより前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58と対向する位置にさらに第3接触部76を設け、前記弾性部66の位置を、前記第2接触部58より下方(第2接続部64方向側)で、かつ、前記絶縁体54より下方(第2接続部64方向側)に配置することを特徴とする電気コネクタ10である。
つまり、レセプラクルコネクタ50側のプラスチック製の絶縁物をハウジング52と絶縁体54に分け、前記絶縁体54を弾性部66を有するレセプタクルコンタクト56のみで保持することでフローティング可能にし、前記弾性部66の位置を前記第2接触部58より下方(第2接続部64方向側)で、かつ、前記絶縁体54より下方(第2接続部64方向側)に配置することで、嵌合時5.5mm以下の省スペース化を可能にしつつ、前記ハウジング52の肉厚を増やし耐振動性を高め、かつ、前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58から第3固定部62との間を1回蛇行させることにより前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58と対向する位置にさらに第3接触部76を設けることにより、2点接触にすることで、接続安定性を高めたものである。
A feature of the present invention is an
In other words, the plastic insulator on the side of the
図6に基づいて、2つの従来品と本願品(改善品)について振動試験について説明する。試験条件としては、周波数が20〜200Hzで、加速度が10Gで、試験時間は15min/1サイクルで、瞬断するまでの時間の確認を行いました。その結果を図6に示したました。その結果、図7(A)の従来品−1は1時間しかもたなく、図7(B)の従来品−2は4時間しかもたないのに対して、本願品(改善品)は10時間以上もつもとがわかり、振動性の向上に繋がっていることがわかります。 Based on FIG. 6, a vibration test will be described for two conventional products and the present product (improved product). As test conditions, the frequency was 20 to 200 Hz, the acceleration was 10 G, the test time was 15 min / 1 cycle, and the time until instantaneous interruption was confirmed. The result is shown in FIG. As a result, the conventional product-1 in FIG. 7A has only one hour, and the conventional product-2 in FIG. 7B has only four hours, whereas the present product (improved product) has 10 hours. You can see the above and understand that it leads to improved vibration.
図に基づいて、本発明の電気コネクタの一実施例を説明する。図1(A)は嵌合方向からみたプラグコネクタの斜視図であり、(B)は嵌合方向からみたレセプタクルコネクタの斜視図である。図2はあるコンタクト部分で断面したプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の断面斜視図である。図3(A)はプラグコンタクトの斜視図であり、(B)はレセプタクルコンタクトの斜視図である。図4(A)はプラグコネクタのハウジングの斜視図であり、(B)はプラグコネクタの絶縁体の斜視図であり、(C)はレセプタクルコネクタのブロックの斜視図である。図5(A)はあるコンタクト部分で断面したプラグコネクタの断面斜視図であり、(B)はあるコンタクト部分で断面したレセプタクルコネクタの断面斜視図である。 An embodiment of the electrical connector of the present invention will be described based on the drawings. FIG. 1A is a perspective view of the plug connector viewed from the fitting direction, and FIG. 1B is a perspective view of the receptacle connector viewed from the fitting direction. FIG. 2 is a cross-sectional perspective view of a state in which a plug connector and a receptacle connector, which are cross-sectioned at a certain contact portion, are fitted. 3A is a perspective view of the plug contact, and FIG. 3B is a perspective view of the receptacle contact. 4A is a perspective view of a housing of the plug connector, FIG. 4B is a perspective view of an insulator of the plug connector, and FIG. 4C is a perspective view of a block of the receptacle connector. FIG. 5A is a cross-sectional perspective view of a plug connector cut at a certain contact portion, and FIG. 5B is a cross-sectional perspective view of a receptacle connector cut at a certain contact portion.
本発明の電気コネクタ10は、プラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ50とを備えている。それぞれのコネクタともに、主にコンタクトとプラスチック製の絶縁物とから構成されている。
The
まず、レセプタクルコネクタ50について説明する。前記レセプタクルコネクタ50は主にハウジング52と絶縁体54とレセプタクルコンタクト56を有している。前記ハウジング52と前記絶縁体54は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポニフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記ハウジング52と前記絶縁体54には、所要数のレセプタクルコンタクト56が装着される第2挿入孔78と第3挿入孔80が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
First, the
本発明のポイントであるレセプタクルコンタクト56について説明する。前記レセプタクルコンタクト56は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記レセプタクルコンタクト56の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記レセプタクルコンタクト56は主にプラグコンタクト24と接触する第2接触部58と前記ハウジング52に固定される第2固定部60と前記絶縁体54に固定される第3固定部62と基板90に接続される第2接続部64と前記第2固定部60と前記第3固定部62との間に設けられた少なくとも1回以上蛇行する弾性部66とさらにプラグコンタクト20と接触する第3接触部76とを有している。
The
それぞれの部位は、第3接触部76・第2接触部58・第3固定部60・弾性部66・第2固定部62・第2接続部64の順に配置されている。以下で、それぞれの部位について説明する。まず、前記第2接触部58はプラグコンタクト24の第1接触部26と接触する部分である。前記第2接触部58は略板状片の平坦な形状をしており、前記プラグコンタクト24の第1接触部26と1箇所での線接触構造になっている。前記第2接触部58は前記プラグコンタクト24の第1接触部26と接触できればよく、接触安定性や嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化及び低背化や加工性等を考慮して適宜設計する。
さらに、安定した接触を得るために、前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58から第3固定部62との間を1回蛇行させることにより前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58と対向する位置にさらに第3接触部76を設けて、2点が接触する構造にしている。つまり、前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58と第3接触部76との間に、前記プラグコンタクト24の第1接触部26が挟み込まれるようになり、2点が接触している。本実施例では、前記第3接触部76を前記第2接触部方向58に突出させることにより点接触にしている。
前記第3固定部62は前記ハウジング52の第2挿入孔78に保持される部分である。本実施例では圧入によって保持しているが、保持できればいかなる方法でもよく、コネクタの小型化や強度や保持力等を考慮して適宜設計する。
The respective portions are arranged in the order of the
Further, in order to obtain a stable contact, the position of the
The
前記弾性部66は前記絶縁体54を浮遊状態に保持し、かつ、前記絶縁体54が移動(フローティング)できるようにする部分である。本実施例においては、前記弾性部66は1回蛇行させている。前記弾性部66の位置は、前記第2固定部60と前記第3固定部62の間で、前記第2接触部58より下方(第2接続部64方向側)で、かつ、前記絶縁体54より下方(第2接続部64方向側)に配置している。前記弾性部66は、前記絶縁体54が移動(フローティング)できれば、何回蛇行させてもよいが、嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化及び低背化や加工性等を考慮して適宜設計する。前記弾性部66の蛇行部分の曲率径72は嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化及び低背化や加工性等を考慮して適宜設計するが、本実施例では0.2〜0.7mmにしている。0.2mm以下では弾性がなく、フローティングできないし、0.7mm以上では嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化を図ることができない。
The
前記第2固定部60は前記絶縁体54の第3挿入孔80に保持される部分である。本実施例では圧入によって保持しているが、保持できればいかなる方法でもよく、コネクタの小型化や強度や保持力や絶縁体のフローティング性等を考慮して適宜設計する。
前記第2接続部64は基板90に接続する部分である。前記第2接続部64は基板90に接続できれば、いかなる形状(タイプ)でもよいが、本実施例では表面実装(SMT)タイプにしている。例えば、ディップタイプであってもよい。また、前記第2接続部64は省スペース化を考慮して、前記ハウジング52から突出しないように配置している。
The
The
嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化を考えると、前記レセプタクルコンタクト56の弾性部66と第3固定部62との間に、内側方向(前記側壁70の逆側)へ折り曲げた屈曲部74を設けることが望ましい。屈曲部74を設けることで、十分なフローティングを確保しつつ、省スペース化に繋がる。
Considering the space saving of the
次に、前記ハウジング52について説明する。前記ハウジング52は断面略U字形状をしている。前記ハウジング52には前記レセプタクルコンタクト56が挿入され、保持される第2挿入孔78が前記レセプタクルコンタクト56の芯数分だけ設けられている。前記第2挿入孔78の形状・大きさは前記レセプタクルコンタクト56の大きさや形状や保持力等を考慮して適宜設計する。
また、前記ハウジング52には前記絶縁体54が挿入され、かつ、浮遊可能な空間68が設けられている。前記空間68の形状・大きさは、前記絶縁体54が入り、かつ、浮遊可能であれば、いかなるものでもよい。本実施例では、フローティング量を考慮して、前記絶縁体54より0.3〜1.0mm程度大きくしている。
Next, the
The
次に、前記絶縁体54について説明する。前記絶縁体54は断面略T字形状をしている。前記絶縁体54には前記レセプタクルコンタクト56が挿入され、保持される第3挿入孔80が前記レセプタクルコンタクト56の芯数分だけ設けられている。前記第3挿入孔80の形状・大きさは前記レセプタクルコンタクト56の大きさや形状や保持力等を考慮して適宜設計する。また、前記第3挿入孔80は、前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58に、前記プラグコンタクト24の第1接触部26が接触できるような形状になっている。
Next, the
次に、プラグコネクタ20について説明する。前記プラグコネクタ20は主にブロック22とプラグコンタクト24を有している。
Next, the
最初に、プラグコンタクト24について説明する。前記プラグコンタクト24は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記プラグコンタクト24の材質としても、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記プラグコンタクト24は主にレセプタクルコンタクト56と接触する第1接触部26と前記ブロック22に固定される第1固定部28と基板90に接続される第1接続部30とを有している。
First, the
それぞれの部位は、第1接触部26・第1固定部28・第1接続部30の順に配置されている。以下で、それぞれの部位について説明する。まず、前記第1接触部26はレセプタクルコンタクト56の第2接触部58と接触する部分である。前記第1接触部26は略板状片で、かつ、湾曲しており、前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58と1箇所での線接触構造になっている。前記第1接触部26は前記レセプタクルコンタクト56の第2接触部58と接触できればよく、接触安定性や嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化及び低背化や加工性等を考慮して適宜設計する。
Each part is arranged in the order of the
前記第1固定部28は前記ブロック22の第1挿入孔34に保持される部分である。本実施例では圧入によって保持しているが、保持できればいかなる方法でもよく、コネクタの小型化や強度や保持力や絶縁体のフローティング性等を考慮して適宜設計する。
前記第1接続部30は基板90に接続する部分である。前記第1接続部30は基板90に接続できれば、いかなる形状(タイプ)でもよいが、本実施例では表面実装(SMT)タイプにしている。例えば、ディップタイプであってもよい。また、前記第1接続部30は省スペース化を考慮して、前記ブロック22から突出しないように配置している。
The
The
次に、前記ブロック22について説明する。前記ブロック22は断面略T字形状をしている。前記ブロック22は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポニフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記ブロック22には、所要数のプラグコンタクト24が装着される第1挿入孔34が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
Next, the
本発明の活用例としては、産業機械やカーナビゲーションシステム等の電気機器や電子機器に使用される電気コネクタ10に活用され、特に、省スペース化(嵌合時の幅寸法を5mm以下)しても、耐振動性に優れ、かつ、フローティング可能な構造にした電気コネクタ10に関するものである。
As an application example of the present invention, it is used for an
10 電気コネクタ
20 プラグコネクタ
22 ブロック
24 プラグコンタクト
26 第1接触部
28 第1固定部
30 第1接続部
34 第1挿入孔
50 レセプタクルコネクタ
52 ハウジング
54 絶縁体
56 レセプタクルコンタクト
58 第2接触部
60 第2固定部
62 第3固定部
64 第2接続部
66 弾性部
68 空間
70 側壁
72 曲率径
74 屈曲部
76 第3接触部
78 第2挿入孔
80 第3挿入孔
DESCRIPTION OF
Claims (6)
相手コンタクトと接触する第1接触部とブロックに固定される第1固定部と基板に接続する第1接続部を有する複数のプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列されるブロックを有する前記プラグコネクタと、
前記プラグコンタクトと接触する第2接触部とハウジング及び絶縁体に固定される第2及び第3固定部と基板に接続する第2接続部を有する複数のレセプタクルコンタクトと該レセプタクルコンタクトが保持・配列されるハウジング及び絶縁体を有する前記レセプタクルコネクタとを備える電気コネクタにおいて、
前記レセプタクルコンタクトの第2固定部と第3固定部との間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部を設け、かつ、前記絶縁体は前記レセプタクルコンタクトのみに保持されることで浮遊状態にすることによりフローティング可能にし、
前記プラグコンタクトの第1接触部と前記レセプタクルコンタクトの第2接触部の形状を略板状片にし、かつ、前記プラグコンタクトの第1接触部と前記レセプタクルコンタクトの第2接触部との接触を1箇所の線接触にするとともに前記レセプタクルコンタクトの第2接触部から第3固定部との間を1回蛇行させることにより前記レセプタクルコンタクトの第2接触部と対向する位置にさらに第3接触部を設け、
前記弾性部の位置を、前記第2接触部より下方(第2接続部方向側)で、かつ、前記絶縁体より下方(第2接続部方向側)に配置することを特徴とする電気コネクタ。 An electrical connector in which a plug connector and a receptacle connector are detachably fitted,
The plug connector having a plurality of plug contacts having a first contact portion that contacts a mating contact, a first fixing portion fixed to the block, and a first connection portion connected to the substrate, and a block in which the plug contacts are held and arranged When,
A plurality of receptacle contacts having a second contact portion that contacts the plug contact, second and third fixing portions fixed to the housing and the insulator, and a second connection portion connected to the substrate, and the receptacle contacts are held and arranged. An electrical connector comprising: a housing having a housing; and the receptacle connector having an insulator.
An elastic portion that snakes at least once is provided between the second fixing portion and the third fixing portion of the receptacle contact, and the insulator is held in the receptacle contact only to be in a floating state. Makes floating possible,
The shape of the first contact portion of the plug contact and the second contact portion of the receptacle contact is a substantially plate-like piece, and the contact between the first contact portion of the plug contact and the second contact portion of the receptacle contact is 1 Further, a third contact portion is provided at a position opposite to the second contact portion of the receptacle contact by making a meandering once between the second contact portion and the third fixing portion of the receptacle contact while making the line contact at the location. ,
The electrical connector is characterized in that a position of the elastic portion is arranged below the second contact portion (second connection portion direction side) and below the insulator (second connection portion direction side).
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