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JP2009212299A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャパシタの異常の原因を容易に推測することができる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】アルミニウム酸化膜10上に強誘電体キャパシタCが形成されている。また、アルミニウム酸化膜10上には、一対の検査端子13も形成されている。検査端子13は、例えば白金膜等の導電体から構成されている。検査端子13及び強誘電体キャパシタCを覆うアルミニウム酸化膜21が保護膜として形成されている。アルミニウム酸化膜21及び10は、強誘電体キャパシタCを水素の侵入から保護する。アルミニウム酸化膜21上に、シリコン酸化膜22が形成されている。シリコン酸化膜22は、例えばTEOSを原料としている。検査端子13は、配線28の外部パッドとして機能する部分に電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、強誘電体メモリに好適な半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、デジタル技術の進展に伴い、大容量のデータを高速に処理又は保存する傾向が高まっている。このため、電子機器に使用される半導体装置の高集積化及び高性能化が要求されている。
そこで、半導体記憶装置に関しては、キャパシタの容量絶縁膜として、強誘電体膜を用いたものが実用化されている。このような半導体記憶装置は、強誘電体メモリ(Ferro-electric Random Access Memory)とよばれる。強誘電体膜の材料としては、PZT(Pb(Zrx,Ti1-x)O3)、及びBiT(Bi4Ti312)等の金属酸化物が用いられている。
ところが、強誘電体キャパシタが水分を吸着した状態又は水分が強誘電体キャパシタの近傍に存在する状態で熱処理を行うと、水分に含まれる水素によって強誘電体膜が還元され、その強誘電体特性が低下してしまう。強誘電体キャパシタの形成後に、TEOS(tetraethylorthosilicate)を用いて層間絶縁膜を形成した場合には、強誘電体膜の反転分極量が低下したり(図4)、ヒステリシスループが正の電圧側にシフトしたりする(図5)。つまり、図4及び図5中の実線のヒステリシスループで示される特性が、破線のヒステリシスループで示される特性に変化してしまう。また、このような特性の低下は、製造時だけでなく、製造後において生じることもある。そして、強誘電体膜の特性が低下すると、強誘電体メモリに誤動作が生じる。即ち、正常な書き込み及び読み出しができなくなる。但し、誤動作の原因が、すべて強誘電体膜の特性の低下にあるとはいえない。なお、非特許文献1によると、水素の含有量は5×1019原子/cm3以下であることが好ましいが、TEOSを用いて形成された層間絶縁膜中には5×1020原子/cm3程度の水素が含まれている。
そこで、従来、強誘電体メモリの誤動作の原因が強誘電体膜の特性の低下にあるのか判断するためには、強誘電体メモリの表面から研磨を行って強誘電体膜を露出し、その上で水分の含有量等の測定を行っている。
しかしながら、この方法では、検査に必要な処理が多く、時間及び費用が多くかかってしまう。二次イオン質量分析(SIMS:secondary ion mass spectroscopy)により水分の含有量を測定することも考えられるが、多くの強誘電体メモリでは、強誘電体膜上に上部電極並びに複数の配線及び層間絶縁膜が存在するため、正確に水及び水素の含有量を測定することはできない。また、強誘電体キャパシタの平面形状が極めて小さいことも、正確な測定を妨げる原因となっている。つまり、多くのノイズが検出されてしまうのである。
このような問題点は、強誘電体キャパシタのみならず、強誘電体以外の誘電体を容量絶縁膜としたキャパシタを備えた半導体装置にも存在する。
J.S. Cross et al, Jpn. J. Appl. Phys. Vol. 41 (2002) 698
本発明の目的は、キャパシタの異常の原因を容易に推測することができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
本願発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
半導体装置の一態様には、基板と、前記基板の上方に位置し、2個の電極間に誘電体膜が挟まれて構成されたキャパシタと、が設けられている。更に、前記基板の表面を基準として、前記キャパシタと同じ高さに位置する一対の検査端子と、前記キャパシタ及び前記一対の検査端子を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜内に設けられた導電部を介して前記一対の検査端子に電気的に接続された一対の外部パッドと、が設けられている。
半導体装置の製造方法の一態様では、基板の上方に、2個の電極間に誘電体膜が挟まれて構成されたキャパシタ、及び一対の検査端子を、前記基板の表面を基準として互いに同じ高さに形成し、その後、前記キャパシタ及び前記一対の検査端子を覆う絶縁膜を形成する。そして、前記絶縁膜内に設けられた導電部を介して前記一対の検査端子に電気的に接続される一対の外部パッドを形成する。
上記の半導体装置等によれば、一対の検査端子間の電気的特性を容易に測定することができ、この測定に基づいてキャパシタの周囲の状態を推測することができる。従って、キャパシタの異常の原因を容易に推測することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリ(半導体装置)の構造を示す断面図である。
この強誘電体メモリにおいては、Si基板等の半導体基板1の表面に、素子活性領域を区画する素子分離絶縁膜2が形成されている。そして、素子分離絶縁膜2により区画された素子活性領域内に、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、シリサイド層5及びサイドウォール6を備えたトランジスタTが形成されている。トランジスタ(MOSFET)Tには、低濃度拡散層51及び高濃度拡散層52からなるソース・ドレイン拡散層も設けられている。そして、トランジスタTを覆うシリコン酸窒化膜7が全面に形成され、その上にシリコン酸化膜8が形成されている。シリコン酸化膜8の表面は平坦化されている。更に、シリコン酸化膜8上に、シリコン酸窒化膜9及びアルミニウム酸化膜10がこの順で形成されている。
アルミニウム酸化膜10上に、下部電極12、容量絶縁膜16及び上部電極17を備えた強誘電体キャパシタCが形成されている。下部電極12は、例えば白金から構成されている。容量絶縁膜16は、例えばPZT膜等の強誘電体から構成されている。上部電極17は、例えばイリジウム酸化物から構成されている。また、アルミニウム酸化膜10上には、一対の検査端子13が形成されている。検査端子13は、例えば白金膜等の導電体から構成されており、そのインピーダンスは50Ω程度である。アルミニウム酸化膜10は、下部電極12及び検査端子13とシリコン酸窒化膜9との間の密着膜として機能する。
そして、検査端子13及び強誘電体キャパシタCを覆うアルミニウム酸化膜21が保護膜として形成されている。アルミニウム酸化膜21及び10は、強誘電体キャパシタCを水素の侵入から保護する。アルミニウム酸化物における水素の拡散係数は非常に低く、300℃で1×10-16cm2/秒程度である。アルミニウム酸化膜21上に、シリコン酸化膜22が形成されている。シリコン酸化膜22は、例えばTEOSを原料とし、シリコン酸化膜22中の水素濃度は、1×1019原子/cm3以上である。また、シリコン酸化膜22の表面は平坦化されている。
シリコン酸化膜22、アルミニウム酸化膜21、アルミニウム酸化膜10、シリコン酸窒化膜9、シリコン酸化膜8及びシリコン酸窒化膜7に、トランジスタTまで到達する孔を形成し、その中に導電プラグ23を形成する。導電プラグ23は、例えばタングステン及びバリアメタル(チタン、チタン窒化物等)から構成されている。更に、シリコン酸化膜22及びアルミニウム酸化膜21には、強誘電体キャパシタCまで到達する孔及び検査端子13まで到達する孔も形成されている。そして、検査端子13まで到達する孔内に導電プラグ25が形成されている。導電プラグ25の上端はシリコン酸化膜22上まで拡がっている。また、強誘電体キャパシタCの下部電極12まで到達する孔内及び上部電極17まで到達する孔内に配線24が形成されている。配線24の一部は、上部電極17と導電プラグ23とを電気的に接続している。配線24及び導電プラグ25は、例えばアルミニウム等から構成されている。
シリコン酸化膜22上に、配線24及び導電プラグ25を覆うシリコン酸化膜26が層間絶縁膜として形成されている。シリコン酸化膜26は、例えばTEOSを原料としている。また、シリコン酸化膜26の表面は平坦化されている。シリコン酸化膜26には、配線24及び導電プラグ25まで到達する孔が形成されており、これらに導電プラグ25が埋め込まれている。導電プラグ25は、例えばタングステン及びバリアメタル(チタン、チタン窒化物等)から構成されている。
シリコン酸化膜26上に、導電プラグ27に電気的に接続された配線28が形成されている。このようなシリコン酸化膜26、導電プラグ27及び配線28を備えた配線層が複数設けられて多層配線構造が構成されている。そして、全体を覆うカバー膜31が形成されている。カバー膜31には、最上層に位置する配線28の一部を露出する開口部が複数形成されている。そして、配線28の開口部から露出された部分が外部パッド(外部端子)として用いられる。一対の検査端子13には、一対の外部パッドが対応して設けられている。
このように構成された強誘電体メモリでは、一対の検査端子13間の電気的特性(電気抵抗の大きさ及び容量の大きさ)がアルミニウム酸化膜21及び10中の水分量に応じて変化する。従って、同一の処理を経て製造された強誘電体メモリを用いて、予めアルミニウム酸化膜21及び10中の水分量と電気的特性(電気抵抗の大きさ及び容量の大きさ等)との関係を取得しておけば、検査端子13間の電気的特性を測定するだけで、アルミニウム酸化膜21及び10中の水分量を認識することができる。つまり、強誘電体キャパシタCの直近に位置するアルミニウム酸化膜21及び10中の水分量を認識することができる。従って、使用開始後に生じた異常の原因が、アルミニウム酸化膜21及び10による保護が不足していることにあるのか否かという判断を容易に行うことが可能となる。
また、SIMSとは異なり、直接的にアルミニウム酸化膜21及び10の特性を測定するため、高い精度での測定が可能である。
なお、一対の検査端子13が設けられる平面視での位置は特に限定されないが、メモリセルアレイにダミーワード線及びダミービット線が含まれている場合、ダミーワード線及びダミービット線の一本毎にその近傍に位置していることが好ましい。また、面積的な制約が少ない場合は、メモリセル毎に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、検査端子13がアルミニウム酸化膜21及び10により挟まれているが、いずれか一方のアルミニウム酸化膜のみが存在していても、強誘電体キャパシタCの近傍の水分量を推測することは可能である。
また、検査端子13の材料は限定されないが、MHz帯の高周波信号を用いて測定を行う場合には、リンギング等を抑制するために、インピーダンスが50Ω程度のものを用いることが好ましい。
次に、上述の強誘電体メモリを製造する方法について説明する。図2A乃至図2Gは、強誘電体メモリ(半導体装置)の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図2Aに示すように、半導体基板1の表面に素子分離絶縁膜2を、例えばロコス(LOCOS:Local Oxidation of Silicon)法により形成する。次いで、素子分離絶縁膜2により区画された素子活性領域内にトランジスタTを形成する。ゲート絶縁膜3としては、例えば、熱酸化により、厚さが100nm程度のSiO2膜を形成する。その後、全面に、シリコン酸窒化膜7を、MOSFETを覆うようにして形成し、更に全面にシリコン酸化膜8を形成する。シリコン酸窒化膜7は、シリコン酸化膜8を形成する際のゲート絶縁膜3等の水素劣化を防止するために形成されている。シリコン酸化膜8の形成は、TEOSを原料としたCVD法により行い、その厚さは700nm程度とする。
続いて、N2雰囲気中で、650℃、30分間のアニール処理を行うことにより、シリコン酸化膜8の脱ガスを行う。次いで、シリコン酸化膜8上にシリコン酸窒化膜9を形成し、その上に、密着膜として、例えばスパッタリング法により、厚さが10nm〜100nm程度のアルミニウム酸化膜10を形成する。その後、アルミニウム酸化膜10上に、例えばスパッタリング法により、厚さが150nm程度の白金膜11を形成する。
続いて、白金膜11をパターニングすることにより、図2Bに示すように、下部電極12及び一対の検査端子13を形成する。白金膜11のパターニングに続けて、アルミニウム酸化膜10をパターニングしてもよい。
次いで、図2Cに示すように、下部電極12及び検査端子13を覆うPZT膜14を全面に形成し、更に、その上にイリジウム酸化膜15を形成する。PZT膜14の形成に当たっては、例えば、スパッタリング法によるアモルファス状態での堆積を行った後に、Ar及びO2を含有する雰囲気中で650℃以下での熱処理(RTA:Rapid Thermal Annealing)を行い、更に、酸素雰囲気中で750℃でのRTAを行う。この結果、結晶化したPZT膜14が得られ、また、下部電極12及び検査端子13を構成する白金膜が緻密化し、下部電極12及び検査端子13とPZT膜14との界面近傍におけるPtとOとの相互拡散が抑制される。また、イリジウム酸化膜15の形成は、例えばスパッタリング法により行い、その厚さは150nm乃至300nm程度とする。
その後、イリジウム酸化膜15をパターニングすることにより、図2Dに示すように、上部電極17を形成する。続いて、パターニングによる損傷等を回復させるための酸素を含有する雰囲気中での熱処理を行う。次いで、PZT膜14のパターニングを行うことにより、同じく図2Dに示すように、容量絶縁膜16を形成する。その後、後に形成するアルミニウム酸化膜の剥がれ防止用の酸素アニールを行う。下部電極12、容量絶縁膜16及び上部電極17から強誘電体キャパシタCが構成される。
続いて、図2Eに示すように、アルミニウム酸化膜21をスパッタリング法により全面に形成する。アルミニウム酸化膜21の厚さは10nm〜100nm程度とする。次いで、スパッタリングによる損傷を緩和するために、酸素アニールを行う。アルミニウム酸化膜21により、外部からの水素の強誘電体キャパシタCへの侵入が防止される。次いで、シリコン酸化膜22を層間絶縁膜として高密度プラズマ法により全面に形成する。シリコン酸化膜22の原料としてTEOSを用いた場合、シリコン酸化膜22中の水素濃度は、1×1019原子/cm3以上となる。シリコン酸化膜22の厚さは、例えば1.5μm程度とする。その後、CMP(化学機械的研磨)法により、シリコン酸化膜22の平坦化を行う。続いて、N2Oガスを用いたプラズマ処理を行う。この結果、シリコン酸化膜22の表層部が若干窒化され、その内部に水分が侵入しにくくなる。なお、このプラズマ処理は、N又はOの少なくとも一方が含まれたガスを用いていれば有効的である。
次いで、図2Fに示すように、トランジスタTの高濃度拡散層52上のシリサイド層5まで到達する孔を、シリコン酸化膜22、アルミニウム酸化膜21、アルミニウム酸化膜10、シリコン酸窒化膜9、シリコン酸化膜8及びシリコン酸窒化膜7に形成する。その後、スパッタリング法により、Ti膜及びTiN膜を連続して孔内に形成することにより、バリアメタル膜(図示せず)を形成する。続いて、更に、孔内に、CVD(化学気相成長)法にてW膜を埋め込み、CMP法によりW膜の平坦化を行うことにより、導電プラグ23を形成する。
次いで、導電プラグ23の酸化防止膜としてシリコン酸窒化膜(図示せず)を、例えばプラズマ増速CVD法により形成する。続いて、上部電極17まで到達する孔、下部電極12まで到達する孔、及び、検査端子13まで到達する孔を、シリコン酸窒化膜、シリコン酸化膜22、及びアルミニウム酸化膜21に形成する。その後、損傷を回復させるために、酸素アニールを行う。続いて、シリコン酸窒化膜をエッチバックにより全面にわたって除去することにより、導電プラグ23の表面を露出させる。続いて、上部電極17の表面の一部、下部電極12の表面の一部、検査端子13の表面の一部、及び、導電プラグ23の表面が露出した状態で、導電膜を形成し、このパターニングを行うことにより、配線24及び導電プラグ25を形成する。このとき、例えば、導電プラグ23と上部電極17とを配線24の一部で互いに接続する。導電膜としては、例えば、Al膜及び導電性バリア膜を形成する。導電性バリア膜としては、例えばTiN膜、TiSiN膜、TaN膜、CrN膜、HfN膜、ZrN膜、TiAlN膜、TaAlN膜、CrAlN膜、HfAlN膜等を用いることができる。また、これらを積層してもよい。また、導電性バリア膜として、TiSi膜、CoSi等のシリサイド膜を用いてもよい。
次いで、図2Gに示すように、シリコン酸化膜26を層間絶縁膜として高密度プラズマ法により全面に形成し、その表面を平坦化する。その後、シリコン酸化膜26に、配線24及び導電プラグ25まで到達する孔を形成し、その内部に導電プラグ27を埋め込む。続いて、シリコン酸化膜26上に導電プラグ27に電気的に接続される配線28を形成する。その後、このようなシリコン酸化膜26、導電プラグ27及び配線28を備えた配線層を複数形成する。
そして、全面にカバー膜31を形成し、カバー膜31に、最上層に位置する配線28の一部を露出する開口部を外部パッド開口部として形成する。このようにして、強誘電体キャパシタを有する強誘電体メモリを完成させる。
このような方法によれば、使用開始後に生じた異常の原因が、アルミニウム酸化膜21及び10による保護が不足していることにあるのか否かという判断を容易に行うことが可能な強誘電体キャパシタを得ることができる。
なお、使用開始後の水分量の測定は不要であるものの、使用開始前の水分量の測定が必要とされる場合もある。つまり、製造プロセスが水素の拡散の抑制に適したものとなっているかのみが分かればよい場合もある。このような場合には、検査端子13をスクライブライン上に形成してもよい。スクライブライン上に検査端子13が設けられている場合には、ダイシングの前に水分量の測定を行えば、検査端子13が強誘電体メモリ内に残らないため、その分だけ小型化することが可能である。
また、図3に示すように、アルミニウム酸化膜21を検査端子13の周囲から除去し、アルミニウム酸化膜10のみが検査端子13に接するようにしてもよい。また、アルミニウム酸化膜10が形成されていない場合にアルミニウム酸化膜21が検査端子13を覆うように形成されていてもよい。更に、強誘電体キャパシタCを直接覆う絶縁膜(例えばアルミニウム酸化膜)中の水分量との電気的特性の相関関係が得られるものであれば、一対の検査端子13間に電気的に存在する絶縁膜の材料はアルミニウム酸化物に限定されない。
また、強誘電体キャパシタの構造は、プレーナ構造である必要はなく、スタック構造であってもよい。
更に、容量絶縁膜として、強誘電体以外の誘電体からなるものを用いて構成されたキャパシタを備えた半導体装置に本発明を適用することも可能である。
実施形態に係る強誘電体メモリの構造を示す断面図である。 実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す断面図である。 図2Aに引き続き、強誘電体メモリの製造方法を示す断面図である。 図2Bに引き続き、強誘電体メモリの製造方法を示す断面図である。 図2Cに引き続き、強誘電体メモリの製造方法を示す断面図である。 図2Dに引き続き、強誘電体メモリの製造方法を示す断面図である。 図2Eに引き続き、強誘電体メモリの製造方法を示す断面図である。 図2Fに引き続き、強誘電体メモリの製造方法を示す断面図である。 他の実施形態に係る強誘電体メモリの構造を示す断面図である。 反転分極量の低下を示すグラフである。 ヒステリシスループのシフトを示すグラフである。
符号の説明
C:強誘電体キャパシタ
T:トランジスタ
12:下部電極
16:容量絶縁膜
17:上部電極
10、21:アルミニウム酸化膜
13:検査端子

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に位置し、2個の電極間に誘電体膜が挟まれて構成されたキャパシタと、
    前記基板の表面を基準として、前記キャパシタと同じ高さに位置する一対の検査端子と、
    前記キャパシタ及び前記一対の検査端子を覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜内に設けられた導電部を介して前記一対の検査端子に電気的に接続された一対の外部パッドと、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記キャパシタを直接覆う第1のアルミニウム酸化膜と、
    前記一対の検査端子に接する第2のアルミニウム酸化膜と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 基板の上方に、2個の電極間に誘電体膜が挟まれて構成されたキャパシタ、及び一対の検査端子を、前記基板の表面を基準として互いに同じ高さに形成する工程と、
    前記キャパシタ及び前記一対の検査端子を覆う絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜内に設けられた導電部を介して前記一対の検査端子に電気的に接続される一対の外部パッドを形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記キャパシタを直接覆う第1のアルミニウム酸化膜を形成する工程と、
    前記一対の検査端子に接する第2のアルミニウム酸化膜を形成する工程と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記一対の外部パッドを形成する工程の後に、前記一対の外部パッドを介して前記一対の検査端子間の電気的特性の測定を行う工程を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記一対の検査端子をスクライブライン上に形成し、
    前記電気的特性の測定を行う工程の後に、前記スクライブラインに沿ってダイシングを行う工程を有することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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