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JP2009206042A - 多段動作スイッチ用可動接点 - Google Patents

多段動作スイッチ用可動接点 Download PDF

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JP2009206042A
JP2009206042A JP2008049824A JP2008049824A JP2009206042A JP 2009206042 A JP2009206042 A JP 2009206042A JP 2008049824 A JP2008049824 A JP 2008049824A JP 2008049824 A JP2008049824 A JP 2008049824A JP 2009206042 A JP2009206042 A JP 2009206042A
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Masayuki Muramatsu
正之 村松
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Abstract

【課題】 少なくとも3回路を切り替え、部品点数が少なく、小型で高ストローク化が可能な多段動作スイッチを実現可能な可動接点を得ることを目的とする。
【解決手段】 金属製3段動作スイッチ用可動接点であって、中央円板部と、中央円板部の外周を間隙を介して囲む環状の枠板部と、円板部の中心を通る直径線上において枠板部の内周縁と円板部の外周縁とを繋ぐ一対の連結板部と、一対の連結板部の各々から直径線上の枠板部外方へ延長して配された一対の脚部とを備え、中央円板部を第1ストローク分押圧した際に第1固定接点に接する一対の脚部の少なくとも一方に配された第1スイッチ接点部と、第2ストローク分押圧した際に枠板部全周の傾斜の反転により第2固定接点に接する中央円板部の周縁部に配された第2スイッチ接点部と、第3ストローク分押圧した際に中央円板部の反転により第3固定接点に接する中央円板部に配された第3スイッチ接点部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、押し込み操作の押し込みストロークに応じて複数対の電極間の電気的接続が段階的に行われる多段動作スイッチの可動接点に関するものである。
デジタルカメラ等の電子機器の入力操作部には、焦点合わせ後に撮影をしたりする等の機能が付与されている。例えばデジタルカメラのシャッタースイッチは、押しボタンを1段押した段階で焦点を合わせ、2段目にシャッター動作させることが可能な2段動作スイッチが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これは押し込みストロークに応じた2段の各々のクリック感を操作者に伝えるために、ドーム状の中央円板部とこの周囲に配されたリング状枠部とを備えた金属板から構成されており、浅い第1段のストロークでリング状枠部材の反りが反転してクリック感を与えると同時に1つの回路を繋げ、更に押し込むと第2段のストロークでドーム状の中央円板部の反りが反転して第1段のクリック感よりも強いクリック感を与えると同時に2つめの回路を繋げる。
実公平7−53234号公報
特許文献1のものは、部品点数が少なく、各部品は単純な構造のためコストが低い利点がある反面、第1段のクリックの反転時に連結部端部は浮き上がる力が働くため、連結部を接点にする場合は、チャタリングや接触不良を完全に防止することは難しかった。対策として、枠部材を接点にした例もあるが、枠板部も反転動作のために接触の安定性は得難かった。
また、ズーム等の機能を追加するために2段よりも高機能な3段スイッチを始めとする多段スイッチが望まれている。しかしながら、機能を増やすためにはスイッチの押し込みストロークをより深いものとする必要がある。
本発明は、少なくとも3回路を切り替える3段スイッチを実現することができ、部品点数が少なく、小型で高ストローク化が可能な多段動作スイッチを実現可能な可動接点を得ることを目的とする
請求項1に記載された発明に係る多段動作スイッチ用可動接点は、内部に第1スイッチ用の第1固定接点と、第2スイッチ用の第2固定接点と、第3スイッチ用の第3固定接点と、コモン接点とを備えたスイッチ基板上に配される金属製3段動作スイッチ用可動接点であって、
前記スイッチ基板方向に押圧される中央円板部と、
この中央円板部の外周を間隙を介して囲む環状の枠板部と、
前記円板部の中心を通る直径線上において前記枠板部の内周縁と前記円板部の外周縁とを繋ぐ一対の連結板部と、
これら一対の連結板部の各々から直径線上の前記枠板部外方へ延長して配された一対の脚部とを備え、
前記中央円板部は周縁部が下方に湾曲して形成され、
前記枠板部は内周縁から外周縁に向かって下向きに傾斜する皿バネが形成され、
前記一対の連結板部と脚部とは、各々前記円板部から前記枠板部外方向に向かって下向きに傾斜させて形成され、
前記中央円板部をスイッチ基板方向に第1ストローク分押圧した際に前記第1固定接点に接する前記一対の脚部の少なくとも一方に配された第1スイッチ接点部と、
更に第2ストローク分押圧した際に前記枠板部全周の傾斜の反転により第2固定接点に接する前記中央円板部の周縁部に配された第2スイッチ接点部と、
更に第3ストローク分押圧した際に前記中央円板部の反転により第3固定接点に接する前記中央円板部に配された第3スイッチ接点部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係る多段動作スイッチ用可動接点は、請求項1に記載の一対の連結板部と脚部とで半円状に形成された一対の枠板部の中間部の各々に形成された屈曲部を備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る多段動作スイッチ用可動接点は、請求項1又は2は一対の脚部の各々の端部に外方に向かって脚部の傾斜に対して更に下向きに傾斜して形成された袴部を更に備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係る多段動作スイッチ用可動接点は、請求項1〜3の何れか1項に記載の一対の脚部の少なくとも一方に配された第1スイッチ接点部が、前記脚部から分岐して形成された分岐部に形成されたことを特徴とするものである。
本発明は以上説明した通り、少なくとも3回路を切り替える3段スイッチを実現することができ、部品点数が少なく、小型で高ストローク化が可能な多段動作スイッチを実現可能な可動接点を得ることができるという効果がある。
本発明においては、内部に第1スイッチ用の第1固定接点と、第2スイッチ用の第2固定接点と、第3スイッチ用の第3固定接点と、コモン接点とを備えたスイッチ基板上に配される金属製3段動作スイッチ用可動接点であって、
前記スイッチ基板方向に押圧される中央円板部と、
この中央円板部の外周を間隙を介して囲む環状の枠板部と、
前記円板部の中心を通る直径線上において前記枠板部の内周縁と前記円板部の外周縁とを繋ぐ一対の連結板部と、
これら一対の連結板部の各々から直径線上の前記枠板部外方へ延長して配された一対の脚部とを備え、
前記中央円板部は周縁部が下方に湾曲して形成され、
前記枠板部は内周縁から外周縁に向かって下向きに傾斜する皿バネが形成され、
前記一対の連結板部と脚部とは、各々前記円板部から前記枠板部外方向に向かって下向きに傾斜させて形成され、
前記中央円板部をスイッチ基板方向に第1ストローク分押圧した際に前記第1固定接点に接する前記一対の脚部の少なくとも一方に配された第1スイッチ接点部と、
更に第2ストローク分押圧した際に前記枠板部全周の傾斜の反転により第2固定接点に接する前記中央円板部の周縁部に配された第2スイッチ接点部と、
更に第3ストローク分押圧した際に前記中央円板部の反転により第3固定接点に接する前記中央円板部に配された第3スイッチ接点部とを備えるため、3回路を切り替える3段スイッチを実現することができ、部品点数が少なく、小型で高ストローク化が可能な多段動作スイッチを実現できる。
即ち、本発明の多段動作スイッチ用可動接点は、円板部の中心を通る直径線上において枠板部の内周縁と円板部の外周縁とを繋ぐ一対の連結板部の各々から直径線上の前記枠板部外方へ延長して配された一対の脚部を備えるため、部品点数が少なく、小型で高ストローク化が可能となる。また、第2スイッチ用接点が接する際に枠板部の皿バネの反転が起こった場合や第3スイッチ用接点が接する際に中央円板部の反転が起こった場合にも、長い脚部によって各バネの反転の衝撃が長い脚部によって緩和されるため、チャタリングが生じ難くなるという特性がある。
従って、脚部の長さは、枠板部の皿バネの反転や中央円板部の反転が起こった場合に各反転の衝撃を緩和する長さや幅であればよい。中央円板部及びそれを取り巻く枠板部の大きさによってその脚部の長さや幅が決定されるが、例えば、枠板部の直径が3〜4mm程度であれば脚部の長さは2〜4mm程度、幅を0.8〜1.2mm程度とすることにより、チャタリングが生じ難くなる。
尚、第2スイッチ接点部の位置は中央円板部の周縁部であればどこでも良いが、連結部近傍を避け、前記直径線上にない位置、好ましくは直径線に対して最も遠い位置(90°前後の位置)がチャタリングが生じ難くなり好ましい。また、枠板部の反転と、ドーム周辺部第2スイッチ接点部との接触タイミング合わせは、枠板部の寸法と屈曲形状で調整してタイミングを合わせることができる。更に、連結部が基板面と接触することを避けるために連結部直下の基板面部分を一段下げると第1スイッチ接点部、第2スイッチ接点部の独立性が増してより安定な接触が得られる。
本発明の好ましい態様としては、一対の連結板部と脚部とで半円状に形成された一対の枠板部の中間部の各々に形成された屈曲部を備える。これにより、枠板部の反転の際に不要な力が連結板部等にかかる応力を緩和して長寿命にすることができる。
また、本発明の別の好ましい態様としては、一対の脚部の各々の端部に外方に向かって脚部の傾斜に対して更に下向きに傾斜して形成された袴部を更に備える。これにより、スイッチケース内での可動接点の保持が安定し、誤動作を低減させることができる。また、第1スイッチ用接点が第1固定接点に接触する場合にスイッチの押圧感が増すことにより、第1スイッチ回路が繋がった状態が操作者に伝えられ、良好な操作感を得ることができる。
更に、本発明の別の好ましい態様としては、一対の脚部の少なくとも一方に配された第1スイッチ接点部が、前記脚部から分岐して形成された分岐部に形成されたものである。これにより、第1スイッチ回路が繋がるストローク位置がより一定することになる。
図1は本発明の多段動作スイッチ用可動接点の一実施例の構成を示す平面図である。図2は図1の正面図である。図3は図1のA−A断面図である。図4は図1の可動接点を備えた多段動作スイッチの構成を示す説明図である。図5は図1の多段動作スイッチ用可動接点の各ストロークにおける変形の状態を示す説明図である。
図に示す通り、本実施例の可動接点10は、中央円板部11と、この外周をスリット(間隙)を介して囲む環状の枠板部12と、円板部11の中心を通る直径線上において枠板部12の内周縁と円板部11の外周縁とを繋ぐ一対の連結板部13と、これら一対の連結板部13の各々から直径線上の枠板部12外方へ延長して配された一対の脚部14とを備える。一対の連結板部と脚部とで半円状に形成された一対の枠板部12の中間部の各々には屈曲部15が形成されている。
中央円板部11は伏せた皿のように周縁部が下方に湾曲して皿バネを形成され、枠板部12は内周縁から外周縁に向かって下向きに傾斜して皿バネを形成し、一対の連結板部13と脚部14とは、各々円板部11から枠板部12方向に向かって下向きに傾斜させて形成されている。
図4に示す通り、可動接点10は、スイッチボックス21の筐体内に配置され、スイッチボックス21に配置された可動接点10の中央円板部11を押圧する押圧ボタン22によって押圧されるように構成されることにより多段スイッチ20を構成する。
スイッチボックス21の床面のスイッチ基板23の予め定められた位置には、外周方向から中心に向かって、コモン接点27と、第1固定接点24と、第2固定接点25と、第3固定接点26とが配置されている。図5のa図に示す通り、脚部14の一方の端縁部はコモン接点27と接触するコモン用接点部16となる。
図5のb図は中央円板部11を上から少し押し下げた状態を示す。このb図に示す通り、板バネとなる脚部14の他方の端縁部は先端方向に滑りながら撓み、中央円板部11をスイッチ基板23方向に第1ストローク分押圧した際に第1固定接点24には第1スイッチ接点部17が接する。これにより、コモン接点27と第1固定接点24とが電気的に導通することにより、第1の回路が形成される。
図5のc図は中央円板部11を更に押し下げた状態を示す。このc図に示す通り、第2ストローク分押圧した際に枠板部12の反転バネは応力限界を超えて傾斜が反転して小さなクリック感と共に、第2固定接点25に中央円板部11の周縁部に配された第2スイッチ接点部18が接する。これにより、コモン接点27と第2固定接点25とが電気的に導通することにより、第2の回路が形成される。
図5のd図は中央円板部11を更に押し下げた状態を示す。このd図に示す通り、第3ストローク分押圧した際に中央円板部11の皿バネが反転して大きなクリック感と共に第3固定接点26に中央円板部11に配された第3スイッチ接点部19が接する。これにより、コモン接点27と第3固定接点26とが電気的に導通することにより、第3の回路が形成される。
図6は本発明の多段動作スイッチ用可動接点の別の実施例の構成を示す平面図であり、図7は図6の正面図である。図8は図6の可動接点を備えた多段動作スイッチの構成を示す説明図である。
図に示す通り、本実施例の可動接点30は、中央円板部31と、この外周をスリット(間隙)を介して囲む環状の枠板部32と、円板部31の中心を通る直径線上において枠板部32の内周縁と円板部31の外周縁とを繋ぐ一対の連結板部33と、これら一対の連結板部33の各々から直径線上の枠板部32外方へ延長して配された一対の脚部34とを備え、一対の脚部34の各々の端部には、外方に向かって脚部34の傾斜に対して更に下向きに傾斜して形成された袴部34aを更に備える。一対の連結板部と脚部とで半円状に形成された一対の枠板部32の中間部の各々には屈曲部35が形成されている。
中央円板部31は伏せた皿のように周縁部が下方に湾曲して皿バネを形成され、枠板部32は内周縁から外周縁に向かって下向きに傾斜して皿バネを形成し、一対の連結板部33と脚部34とは、各々円板部31から枠板部32方向に向かって下向きに傾斜させて形成されている。
図8に示す通り、可動接点30は、スイッチボックス41の筐体内に配置され、スイッチボックス41に配置された可動接点30の中央円板部31を押圧する押圧ボタン42によって押圧されるように構成されることにより多段スイッチ40を構成する。
スイッチボックス41の床面のスイッチ基板43の予め定められた位置には、外周方向から中心に向かって、コモン接点47と、第1固定接点44と、第2固定接点45と、第3固定接点46とが配置されており、脚部34の一方の端縁部はコモン接点47と接触するコモン用接点部となる。具体的には、図6及び図9に示す通り、他方の脚部34の途中の下方スイッチ基板43には、第1固定接点44が配されている。第2固定接点45は一対の連結板部33を結ぶ線に対して直角に交わる中央円板部31の周縁部の一方に配されている。第3固定接点46は中央円板部31の中央部に配されている。
押圧ボタン42により中央円板部31を上から少し押し下げた状態では、板バネとなる脚部34の両端縁部は先端方向に滑りながら撓み、スイッチボックス41の側壁に袴部34aが当たる。更に中央円板部31を押し下げた場合には、脚部34と袴部34aとの境界で更に屈曲しつつ脚部34が撓み、他方の脚部34の中間位置の第1スイッチ接点部が第1固定接点44に接する。これにより、コモン接点47と第1固定接点44とが電気的に導通することにより、第1の回路が形成される。
以降の本実施例の動作は図1に示した実施例の動作と同様に、中央円板部31を更に押し下げた状態では、枠板部32の反転バネは応力限界を超えて傾斜が反転して小さなクリック感と共に、第2固定接点45に中央円板部31の周縁部に配された第2スイッチ接点部が接する。コモン接点47と第2固定接点45とが電気的に導通することにより、第2の回路が形成される。
中央円板部31を更に押し下げた状態では、中央円板部31の皿バネが反転して大きなクリック感と共に第3固定接点46に中央円板部31に配された第3スイッチ接点部が接する。コモン接点47と第3固定接点46とが電気的に導通することにより、第3の回路が形成される。
図9は本発明の多段動作スイッチ用可動接点の別の実施例の構成を示す平面図であり、図10は図9の正面図である。図11は図9の可動接点を備えた多段動作スイッチの構成を示す説明図である。
本実施例では、図6に示した実施例の可動接点の脚部から分岐して形成された4本の分岐部54bを備え、4本の分岐部54bの各々の先端部には下方に突設した折込み部54cが形成されている。
即ち、本実施例の可動接点50は、中央円板部51と、この外周をスリット(間隙)を介して囲む環状の枠板部52と、円板部51の中心を通る直径線上において枠板部52の内周縁と円板部51の外周縁とを繋ぐ一対の連結板部53と、これら一対の連結板部53の各々から直径線上の枠板部52外方へ延長して配された一対の脚部54とを備え、一対の脚部54の各々の端部には、外方に向かって脚部54の傾斜に対して更に下向きに傾斜して形成された袴部54aを更に備える。一対の連結板部と脚部とで半円状に形成された一対の枠板部52の中間部の各々には屈曲部55が形成されている。
中央円板部51は伏せた皿のように周縁部が下方に湾曲して皿バネを形成され、枠板部52は内周縁から外周縁に向かって下向きに傾斜して皿バネを形成し、一対の連結板部53と脚部54とは、各々円板部51から枠板部52方向に向かって下向きに傾斜させて形成されている。
図11に示す通り、可動接点50は、スイッチボックス61の筐体内に配置され、スイッチボックス61に配置された可動接点50の中央円板部51を押圧する押圧ボタン62によって押圧されるように構成されることにより多段スイッチ60を構成する。
スイッチボックス61の床面のスイッチ基板63の予め定められた位置には、コモン接点67と、第1固定接点64と、第2固定接点65と、第3固定接点66とが配置されている。具体的には、図9及び図11に示す通り、4本の分岐部54bの1つの折込み部54cの下方のスイッチ基板63には、コモン接点67が配されており、この1つの折込み部54cの点対称位置の分岐部54bの折込み部54cの下方のスイッチ基板63には、第1固定接点64が配されている。第2固定接点65は一対の連結板部53を結ぶ線に対して直角に交わる中央円板部51の周縁部の一方に配されている。第3固定接点66は中央円板部51の中央部に配されている。
押圧ボタン62により中央円板部51を上から少し押し下げた状態では、板バネとなる脚部54の両端縁部は先端方向に滑りながら撓み、スイッチボックス61の側壁に袴部54aが当たる。更に中央円板部51を押し下げた場合には、脚部54と袴部54aとの境界で更に屈曲しつつ脚部54が撓み、分岐部54bの折込み部54cがコモン接点67と第1固定接点64とに接する。これにより、コモン接点67と第1固定接点64とが電気的に導通することにより、第1の回路が形成される。
以降の本実施例の動作は図6に示した実施例の動作と同様に、中央円板部51を更に押し下げた状態では、枠板部52の反転バネは応力限界を超えて傾斜が反転して小さなクリック感と共に、第2固定接点65に中央円板部51の周縁部に配された第2スイッチ接点部58が接する。コモン接点67と第2固定接点65とが電気的に導通することにより、第2の回路が形成される。
中央円板部51を更に押し下げた状態では、中央円板部51の皿バネが反転して大きなクリック感と共に第3固定接点66に中央円板部51に配された第3スイッチ接点部が接する。コモン接点67と第3固定接点66とが電気的に導通することにより、第3の回路が形成される。
以上のように、第1の回路が形成され第2の回路が形成される寸前までの動作は脚部の板バネが行う。第2の回路が形成され第3の回路が形成される寸前までの動作は枠板部の反転バネが行う。第3の回路が形成される動作は中央円板部の皿バネが受け持ち、これら3つのバネが相互に影響する力は極めて小さい。そのためにそれぞれのバネの設計は簡単であるだけでなく、寿命性能も出しやすい。
また、コモン接点と第1固定接点は2つの反転バネの衝撃の影響を受けない充分に距離の離れた位置にあり、第2固定接点は一対の連結板部を結ぶ線に対して直角に交わる中央円板部の周縁部に設けられ、中央円板部の反転バネの衝撃を受け難い安定な接触構造になっている。また接触タイミングのばらつきも少ない構造である。
更に、コモン接点と、第1固定接点とを備える脚部の板バネは屈曲して(腹バイ)滑るために応力が緩和され十分な寿命特性を持つ。脚部の曲げ角度によって、ストロークを変えられ設計の自由度が大きく、高ストローク化できる。その場合でも脚部の板バネの応力は極端に大きくならない。また形状を大きくすることなく高ストローク化できる利点もある。尚、絶縁ハウジングの構造は複雑な段差がなく、金型構造が単純で、インサート成形が可能である。
本発明の多段動作スイッチ用可動接点の一実施例の構成を示す平面図である。 図1の正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1の可動接点を備えた多段動作スイッチの構成を示す説明図である。 図1の多段動作スイッチ用可動接点の各ストロークにおける変形の状態を示す説明図である。 本発明の多段動作スイッチ用可動接点の別の実施例の構成を示す平面図である。 図6の正面図である。 図6の可動接点を備えた多段動作スイッチの構成を示す説明図である。 本発明の多段動作スイッチ用可動接点の別の実施例の構成を示す平面図である。 図9の正面図である。 図9の可動接点を備えた多段動作スイッチの構成を示す説明図である。
符号の説明
10、30、50…可動接点、
11、31、51…中央円板部、
12、32、52…枠板部、
13、33、53…連結板部、
14、34、54…脚部、
34a、54a…袴部、
54b…分岐部、
54c…折込み部、
15、35、55…屈曲部、
16 …コモン用接点部、
17 …第1スイッチ接点部、
18 …第2スイッチ接点部、
19、39、59…第3スイッチ接点部、
20、40、60…多段スイッチ、
21、41、61…スイッチボックス、
22、42、62…押圧ボタン、
23、43、63…スイッチ基板、
24、44、64…第1固定接点、
25、45、65…第2固定接点、
26、46、66…第3固定接点、
27、47、67…コモン接点、

Claims (4)

  1. 内部に第1スイッチ用の第1固定接点と、第2スイッチ用の第2固定接点と、第3スイッチ用の第3固定接点と、コモン接点とを備えたスイッチ基板上に配される金属製3段動作スイッチ用可動接点であって、
    前記スイッチ基板方向に押圧される中央円板部と、
    この中央円板部の外周を間隙を介して囲む環状の枠板部と、
    前記円板部の中心を通る直径線上において前記枠板部の内周縁と前記円板部の外周縁とを繋ぐ一対の連結板部と、
    これら一対の連結板部の各々から直径線上の前記枠板部外方へ延長して配された一対の脚部とを備え、
    前記中央円板部は周縁部が下方に湾曲して形成され、
    前記枠板部は内周縁から外周縁に向かって下向きに傾斜する皿バネが形成され、
    前記一対の連結板部と脚部とは、各々前記円板部から前記枠板部外方向に向かって下向きに傾斜させて形成され、
    前記中央円板部をスイッチ基板方向に第1ストローク分押圧した際に前記第1固定接点に接する前記一対の脚部の少なくとも一方に配された第1スイッチ接点部と、
    更に第2ストローク分押圧した際に前記枠板部全周の傾斜の反転により第2固定接点に接する前記中央円板部の周縁部に配された第2スイッチ接点部と、
    更に第3ストローク分押圧した際に前記中央円板部の反転により第3固定接点に接する前記中央円板部に配された第3スイッチ接点部とを備えたことを特徴とする多段動作スイッチ用可動接点。
  2. 前記一対の連結板部と脚部とで半円状に形成された一対の枠板部の中間部の各々に形成された屈曲部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の多段動作スイッチ用可動接点。
  3. 前記一対の脚部の各々の端部に外方に向かって脚部の傾斜に対して更に下向きに傾斜して形成された袴部を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の多段動作スイッチ用可動接点。
  4. 前記一対の脚部の少なくとも一方に配された第1スイッチ接点部が、前記脚部から分岐して形成された分岐部に形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の多段動作スイッチ用可動接点。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019244400A1 (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 アルプスアルパイン株式会社 プッシュスイッチ

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