JP2009292003A - 液滴吐出ヘッド、インクジェットプリンタ、液滴吐出ヘッドの製造方法およびインクジェットプリンタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る液滴吐出ヘッドの圧電体膜(17)は、キャビティ(Ca)の第1方向の略中央部に配置され、圧電体膜の前記第1方向の幅(Wp1)は、前記キャビティの前記第1方向の幅(Wc1)より小さく、前記圧電体膜の前記第1方向の両側に前記キャビティの形成領域であって、前記圧電体膜の形成領域とならない第1領域(腕部20)を有し、下部電極(15)は、前記第1領域に配置された開口部(OA1)と、前記開口部と交互に配置される橋部(BA)と、を有する。かかる構成によれば、前記圧電体膜の形成領域と前記キャビティの形成領域とが重ならない第1領域の下部電極が抜かれた構成となり、変位量を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
有するものには同一もしくは関連の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
図1は、本実施の形態の液滴吐出ヘッドの構成を示す要部断面図および平面図等である。図1(A)に示すように、本実施の形態の液滴吐出ヘッドは、振動板13の表面(第1面)上に配置された圧電素子Piと、振動板13の裏面(第2面)に、隔壁(11)により区画され、圧電素子Piに対応して配置されるキャビティCaと、キャビティCaを塞ぎ、ノズル孔21aを有するノズルプレート21を有する。
図2〜図8は、本実施の形態の液滴吐出ヘッド(液体吐出ヘッド、インクジェットヘッド)の製造方法を示す工程断面図又は平面図である。図2〜図8を参照しながら、本実施の形態の液滴吐出ヘッドの製造方法について説明するとともに、その構成をより明確にする。
圧電体形成領域PAのy方向の両側のキャビティ形成領域CA、言い換えれば、キャビティ形成領域CAであって、圧電体形成領域PAでない領域(腕部20、図4(B)の斜線部)に、開口部OA1および橋部BAを交互に配置する。
上記実施の形態においては、下部電極15に開口部OA1を設けたが、当該部分を薄膜部TAとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、下部電極15の開口部OA1をパターニングした後、圧電体膜17等をパターニングしたが、図11(A)に示すように、一度、下部電極15を略矩形にパターニングした後、圧電体膜17等をパターニングし(図11(B))、下部電極15を圧電体膜17間に露出させた後、開口部OA1を形成してもよい(図11(C))。この場合の平面図は、図6(C)と同様である。
また、上記実施の形態においては、開口部OA1のy方向に延在する辺を圧電体膜17間の距離と一致させたが、図12に示すように、キャビティCa間の隔壁上に下部電極15を残存させてもよい。即ち、橋部BA間をx方向に接続部30で接続した形状としてもよい。この場合も、下部電極15は、図12(A)に示すように、その外周が略矩形であり、内部に複数の開口部OA2を有する。開口部OA2は略矩形であり、所定の間隔をおいてアレイ状に配置されている。
図13は、上記実施の形態の液滴吐出ヘッドの特性(電圧変位量)を示す表である。
図14は、本実施の形態の液滴吐出ヘッドが適用されるインクジェットプリンタの一例を示す斜視図である。
Claims (14)
- 振動板の上部に配置され第1方向に並ぶ第1および第2の圧電素子と、
前記振動板の下部に、隔壁により区画され、前記第1および第2の圧電素子にそれぞれ対応して配置される第1および第2のキャビティと、を有し、
前記第1および第2の圧電素子は、それぞれ振動板側から下部電極、圧電体膜および上部電極の積層構造を有し、
前記圧電体膜は、前記キャビティの前記第1方向の略中央部に配置され、前記圧電体膜の前記第1方向の幅は、前記キャビティの前記第1方向の幅より小さく、前記圧電体膜の前記第1方向の両側に前記キャビティの形成領域であって、前記圧電体膜の形成領域とならない第1領域を有し、
前記下部電極は、前記第1および第2の圧電素子に共通の導電膜であり、
前記第1の圧電素子の圧電体膜形成領域に配置される第1電極部と、
前記第2の圧電素子の圧電体膜形成領域に配置される第2電極部と、
前記第1領域に配置された開口部と、前記開口部と交互に配置され、前記第1電極部と第2電極部とを接続する橋部と、を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 前記下部電極は、さらに、
前記第1および第2の圧電素子の前記キャビティ形成領域間において、前記橋部間を前記第1方向と交差する第2方向に接続する接続部を有することを特徴とする請求項1記載の液滴吐出ヘッド。 - 前記圧電体膜は、前記第1方向と交差する第2方向に長辺を有する略矩形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記下部電極は、格子状のパターンであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記下部電極は、白金(Pt)又はイリジウム(Ir)を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の液滴吐出ヘッド。
- インク吐出ヘッドとして請求項1乃至5のいずれか一項記載の液滴吐出ヘッドを有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
- 基板上に振動板を形成する工程と、
前記振動板上に、導電性膜を形成し、前記導電性膜を選択的に除去することにより、開口部を有する下部電極を形成する工程と、
前記開口部を除く領域上に圧電体膜を形成する工程と、
前記圧電体膜の上部に上部電極を形成する工程と、
前記振動板の下部の前記基板を選択的に除去することにより前記圧電体膜に対応するキャビティであって、第1方向の幅が前記圧電体膜の前記第1方向の幅より大きく、前記開口部と重なるキャビティを形成する工程と、
を有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。 - 基板上に振動板を形成する工程と、
前記振動板上に、導電性膜を形成する工程と、
前記導電性膜上に圧電体膜を形成する工程と、
前記圧電体膜の上部に上部電極を形成する工程と、
前記圧電体膜の両側の前記導電性膜を選択的に除去することにより開口部を有する下部電極を形成する工程と、
前記振動板の下部の前記基板を選択的に除去することにより前記圧電体膜に対応するキャビティであって、第1方向の幅が前記圧電体膜の前記第1方向の幅より大きく、前記開口部と重なるキャビティを形成する工程と、
を有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。 - 前記圧電体膜は、下部電極を下地膜として結晶成長することを特徴とする請求項7又は8記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
- 前記圧電体膜は、前記第1方向と交差する第2方向に長辺を有する略矩形状であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
- 前記下部電極は、格子状のパターンであることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
- 前記下部電極は、白金(Pt)又はイリジウム(Ir)を含有することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
- 前記圧電体膜は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)膜であることを特徴とする請求項7乃至12のいずれか一項記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
- インク吐出ヘッドの製造方法として請求項7乃至13のいずれか一項記載の液滴吐出ヘッドの製造方法を有することを特徴とするインクジェットプリンタの製造方法。
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