JP2009291989A - 流体噴射装置、及びメンテナンス方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】白地の媒体に印刷された黄色のパターンを、適切に視認することにある。
【解決手段】流体を媒体に噴射するノズルと、前記ノズルが前記流体を噴射することにより黄色のパターンが形成された前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射する照射部と、を備えることを特徴とする流体噴射装置。
【選択図】図7
【解決手段】流体を媒体に噴射するノズルと、前記ノズルが前記流体を噴射することにより黄色のパターンが形成された前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射する照射部と、を備えることを特徴とする流体噴射装置。
【選択図】図7
Description
本発明は、流体噴射装置、及びメンテナンス方法に関する。
流体噴射装置として、紙や布、フィルムなどの各種媒体に流体(例えば、インク)を噴射して、画像の印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このプリンタは、インクを媒体に噴射するノズルを備え、ノズルにインクを噴射させることにより媒体に画像を印刷する。
ところで、プリンタが画像を印刷しない状態で長時間放置されると、ノズル内にて外気に触れているインクの溶媒が蒸発して、インクの粘度が高くなることがある。かかる場合には、ノズル内にて目詰まり等が発生して、その後のインクの噴射が適切に行われない恐れがある。
そこで、ノズル内にて目詰まりが発生しているかを確認するために、ノズルにインクを噴射させて、媒体にパターンを印刷している。これにより、実際にパターンが印刷されていない場合には、ノズル内にて目詰まりが発生していると判断され、プリンタは、目詰まり等を解消するためにノズルのクリーニングを行う。
特開2007−168173号公報
上記のプリンタは、複数の色から構成されるカラー画像を実現すべく、例えば黄色のインクを噴射するノズルを備えている。そして、前記パターンには、黄色のインクで印刷されたパターンが含まれている。一方、前記パターンが印刷される媒体としては、白地のものが多い。
ここで、媒体の地色である白色と、黄色との明度差が、比較的小さいので、白地の媒体に形成された黄色のパターンを、視認し難い。このため、媒体に実際に黄色のパターンが印刷されているかを判断し難い。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、目的とするところは、白地の媒体に印刷された黄色のパターンを、適切に視認することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、
流体を媒体に噴射するノズルと、
前記ノズルが前記流体を噴射することにより黄色のパターンが形成された前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射する照射部と、
を備えることを特徴とする流体噴射装置である。
流体を媒体に噴射するノズルと、
前記ノズルが前記流体を噴射することにより黄色のパターンが形成された前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射する照射部と、
を備えることを特徴とする流体噴射装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
流体を媒体に噴射するノズルと、
前記ノズルが前記流体を噴射することにより黄色のパターンが形成された前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射する照射部と、
を備えることを特徴とする流体噴射装置。
このような流体噴射装置においては、照射部から照射された光によって黄色と白色のコントラストがより大きくなることにより、黄色のパターンが白地の媒体に対して映えるので、当該パターンを適切に視認することが可能となる。
前記ノズルが前記流体を噴射することにより黄色のパターンが形成された前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射する照射部と、
を備えることを特徴とする流体噴射装置。
このような流体噴射装置においては、照射部から照射された光によって黄色と白色のコントラストがより大きくなることにより、黄色のパターンが白地の媒体に対して映えるので、当該パターンを適切に視認することが可能となる。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記パターンが形成された前記媒体を排出する排出機構と、
前記排出機構によって排出された前記媒体を支持する支持部と、を備え、
前記照射部は、前記支持部に向かい合っており、前記支持部に支持された前記媒体に対して上方から前記光を照射することが望ましい。
かかる場合には、パターンが印刷された媒体をパターンの視認のために移動させる必要が無いので、ユーザーフレンドリーな流体噴射装置を実現できる。
前記パターンが形成された前記媒体を排出する排出機構と、
前記排出機構によって排出された前記媒体を支持する支持部と、を備え、
前記照射部は、前記支持部に向かい合っており、前記支持部に支持された前記媒体に対して上方から前記光を照射することが望ましい。
かかる場合には、パターンが印刷された媒体をパターンの視認のために移動させる必要が無いので、ユーザーフレンドリーな流体噴射装置を実現できる。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記照射部の照射タイミングを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記パターンの前記媒体への形成中は前記照射部に前記光を照射させず、前記パターンが形成された前記媒体が前記排出機構によって排出された後に前記光を照射させることが望ましい。
かかる場合には、媒体の排出後に光を照射させることにより、光の照射時間を制限できるので、照射部を長寿命化できる。
前記照射部の照射タイミングを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記パターンの前記媒体への形成中は前記照射部に前記光を照射させず、前記パターンが形成された前記媒体が前記排出機構によって排出された後に前記光を照射させることが望ましい。
かかる場合には、媒体の排出後に光を照射させることにより、光の照射時間を制限できるので、照射部を長寿命化できる。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記黄色のパターンを含む複数色のパターンが、前記媒体に形成され、
前記照射部は、前記複数色のパターンのうちの、前記媒体の排出方向において最も上流側に形成された前記黄色のパターンに向かって、前記光を照射することが望ましい。
かかる場合には、排出された媒体のパターンが形成された部分に光が照射されやすいので、ユーザーフレンドリーな流体噴射装置を実現できる。
前記黄色のパターンを含む複数色のパターンが、前記媒体に形成され、
前記照射部は、前記複数色のパターンのうちの、前記媒体の排出方向において最も上流側に形成された前記黄色のパターンに向かって、前記光を照射することが望ましい。
かかる場合には、排出された媒体のパターンが形成された部分に光が照射されやすいので、ユーザーフレンドリーな流体噴射装置を実現できる。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記パターンが形成された前記媒体を排出する排出機構を備え、
前記照射部は、流体噴射装置本体の上部に設けられており、前記排出機構によって排出された後に前記上部に向かい合う位置に移動した前記媒体に対して、下方から前記光を照射することが望ましい。
かかる場合には、媒体を照射部に対して自由に向かい合わせられるので、パターンをより視認しやすい。
前記パターンが形成された前記媒体を排出する排出機構を備え、
前記照射部は、流体噴射装置本体の上部に設けられており、前記排出機構によって排出された後に前記上部に向かい合う位置に移動した前記媒体に対して、下方から前記光を照射することが望ましい。
かかる場合には、媒体を照射部に対して自由に向かい合わせられるので、パターンをより視認しやすい。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記ノズルは、複数のノズルであり、
前記パターンは、複数の罫線から構成され、
前記複数の罫線の各々は、異なる前記ノズルから噴射された流体によって、形成されていることが望ましい。
かかる場合には、パターンが多数の罫線から構成されていても、多数の罫線を適切に視認できる。
前記ノズルは、複数のノズルであり、
前記パターンは、複数の罫線から構成され、
前記複数の罫線の各々は、異なる前記ノズルから噴射された流体によって、形成されていることが望ましい。
かかる場合には、パターンが多数の罫線から構成されていても、多数の罫線を適切に視認できる。
また、黄色のパターンを媒体に形成するために、前記媒体に流体を噴射するステップと、
前記流体の噴射後に、前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射するステップと、
前記流体の噴射を実行しても前記黄色のパターンが前記媒体に形成されていないと、前記光の照射中に視認された場合には、前記流体を噴射するノズルをクリーニングするステップと、
を有することを特徴とするメンテナンス方法。
このようなメンテナンス方法によれば、黄色と白色のコントラストをより大きくする光の照射中に黄色のパターンを視認することにより、当該黄色のパターンを識別しやすいので、ノズルのクリーニングを適切に行える。
前記流体の噴射後に、前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射するステップと、
前記流体の噴射を実行しても前記黄色のパターンが前記媒体に形成されていないと、前記光の照射中に視認された場合には、前記流体を噴射するノズルをクリーニングするステップと、
を有することを特徴とするメンテナンス方法。
このようなメンテナンス方法によれば、黄色と白色のコントラストをより大きくする光の照射中に黄色のパターンを視認することにより、当該黄色のパターンを識別しやすいので、ノズルのクリーニングを適切に行える。
===プリンタの構成===
図1は、流体噴射装置の一例であるプリンタ1の全体構成のブロック図である。図2Aは、プリンタ1の正面図である。図2Bは、プリンタ1の側面図である。図3Aは、プリンタ1の内部構成の概略図である。図3Bは、プリンタ1の内部構成の断面図である。図4は、ノズルの配列を示す説明図である。
図1は、流体噴射装置の一例であるプリンタ1の全体構成のブロック図である。図2Aは、プリンタ1の正面図である。図2Bは、プリンタ1の側面図である。図3Aは、プリンタ1の内部構成の概略図である。図3Bは、プリンタ1の内部構成の断面図である。図4は、ノズルの配列を示す説明図である。
プリンタ1は、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50、コントローラ60、メンテナンスユニット70、及び光照射ユニット80等を有する。外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット20等)を制御する。コントローラ60は、コンピュータ110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、紙に画像を印刷する。プリンタ1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラ60に出力する。コントローラ60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙S)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、図3Bに示すように、給紙ローラ21と、搬送モータ22と、搬送ローラ23と、プラテン24と、排出機構の一例である排紙ローラ25とを有する。
給紙ローラ21は、紙挿入口である給紙トレイ11に挿入された(積層された)紙Sをプリンタ内に給紙する。搬送ローラ23は、給紙ローラ21によって給紙された紙Sを印刷可能な領域まで搬送する。搬送ローラ23は、搬送モータ22によって駆動される。プラテン24は、印刷中の紙Sを支持する。排紙ローラ25は、紙Sをプリンタの外部に排出する。そして、搬送ローラ25によって排出された紙は、支持部の一例である排紙トレイ12に支持される。
キャリッジユニット30は、ヘッド41を所定の方向(以下、移動方向という)に移動させるためのものである。キャリッジユニット30は、図3Aに示すように、キャリッジ31と、キャリッジモータ32(CRモータとも言う)とを有する。キャリッジ31は、移動方向に往復移動可能であり、キャリッジモータ32によって駆動される。また、キャリッジ31は、流体の一例であるインクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。
ヘッドユニット40は、紙にインクを噴射するためのものである。ヘッドユニット40は、インクを噴射する複数のノズルを有するヘッド41を備える。このヘッド41はキャリッジ31に設けられているため、キャリッジ31が移動方向に移動すると、ヘッド41も移動方向に移動する。そして、ヘッド41が移動方向に移動中にインクを断続的に噴射することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が紙に形成される(すなわち、画像が印刷される)。なお、インクとしては、水性インクと油性インクの両方を含むものとする。
また、ヘッド41の下面には、カラー画像を印刷すべく図4に示すように、ブラックインクノズル群Kと、シアンインクノズル群Cと、マゼンタインクノズル群Mと、イエローインクノズル群Yが形成されている。各ノズル群は、各色のインクを吐出するための吐出口であるノズルを90個備えている。
各ノズル群の複数のノズルは、搬送方向に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、紙Sに形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。例えば、ノズルピッチが90dpi(1/90インチ)であって、搬送方向のドットピッチが720dpi(1/720インチ)である場合、k=8である。
各ノズル群のノズルは、下流側のノズルほど小さい数の番号が付されている(♯1〜♯90)。つまり、ノズル♯1は、ノズル♯90よりも搬送方向の下流側に位置している。なお、前述の光学センサ54は、紙搬送方向の位置に関して、一番上流側にあるノズル♯90とほぼ同じ位置にある。
各ノズルには、それぞれインクチャンバー(不図示)と、ピエゾ素子が設けられている。ピエゾ素子の駆動によってインクチャンバーが伸縮・膨張し、ノズルからインク滴が吐出される。
検出器群50には、図3Bに示すように、リニア式エンコーダ51、ロータリー式エンコーダ52、紙検出センサ53、および光学センサ54等が含まれる。リニア式エンコーダ51は、キャリッジ31の移動方向の位置を検出する。ロータリー式エンコーダ52は、搬送ローラ23の回転量を検出する。紙検出センサ53は、給紙中の紙の先端の位置を検出する。光学センサ54は、キャリッジ31に取付けられている発光部と受光部により、紙の有無を検出する。
メンテナンスユニット70は、ヘッド41からの紙Sに対するインクの噴射が良好に維持されるように、各種のメンテナンス動作を行うためのものである。メンテナンスユニット70は、ヘッド41の下面を封止するキャップ71(図3A)と、インクを吸引する吸引ポンプ72等を有している。そして、メンテナンスユニット70は、キャップ71を前記下面に封止し、かつ、吸引ポンプ72を動作させることにより、ノズルからインクを強制排出させて、目詰まり等が発生したノズルをクリーニングする。
光照射ユニット80は、所定タイミングで(具体的には、後述するノズル状態の回復処理時に)、紙Sに対して光を照射するためのものである。この光照射ユニット80は、排紙トレイ12の上方に設けられている。この光照射ユニット80は、光を照射する光源として青色LED81を有している。そして、青色LED81は、3つ設けられており、排紙トレイ12に向かい合っており、排紙トレイ12に支持された紙に対して上方から光を照射する。
コントローラ60は、プリンタの制御を行う制御ユニット(制御部)である。コントローラ60は、インターフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェース部61は、コンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンタ全体の制御を行う演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリ63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
===ノズルの目詰まりとノズルチェックパターン===
プリンタ1が紙に画像を印刷しない状態で長時間放置されると、ノズル内にて外気に触れているインクの溶媒が蒸発して、インクの粘度が高くなることがある。かかる場合には、ノズル内にて目詰まり等が発生して、その後のインクの噴射が適切に行われない恐れがある。
プリンタ1が紙に画像を印刷しない状態で長時間放置されると、ノズル内にて外気に触れているインクの溶媒が蒸発して、インクの粘度が高くなることがある。かかる場合には、ノズル内にて目詰まり等が発生して、その後のインクの噴射が適切に行われない恐れがある。
そこで、このノズル内にて目詰まりが発生しているか否かを確認するために、ノズルにインクを噴射させて、ノズルチェックパターンを紙(テストシート)に印刷する。これにより、ノズルチェックパターンが実際にテストシートに印刷された場合には、目詰まりが発生していると判断できる。そして、目詰まりが発生したと判断した場合には、プリンタ1は、目詰まりを解消するために、メンテナンスユニット70によって、ノズルをクリーニングする。
なお、プリンタ1は、上記のノズルチェックパターンの印刷と、ノズルのクリーニングとを、目詰まりを解消する処理(以下、ノズル状態の回復処理と呼ぶ)の一環として、実行している。そして、ノズル状態の回復処理が、メンテナンス方法に相当する。
===ノズル状態の回復処理===
図5は、ノズル状態の回復処理を説明するためのフローチャートである。本フローチャートは、プリンタ1が画像を印刷しない状態で長時間放置されて、ノズル内にて目詰まりが発生したときから始まる。
図5は、ノズル状態の回復処理を説明するためのフローチャートである。本フローチャートは、プリンタ1が画像を印刷しない状態で長時間放置されて、ノズル内にて目詰まりが発生したときから始まる。
ノズル状態の回復処理が実行されるときのプリンタ1の各種動作は、主として、コントローラ60によって実現される。特に、本実施の形態においては、メモリ13に格納されたプログラムをCPU12が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
そして、本回復処理の特徴は、主に、(1)イエローのノズルチェックパターンをテストシートに形成するために、紙にインクを噴射するステップと、(2)インクの噴射後に、テストシートに対して、黄色(イエロー)と白色のコントラストをより大きくする光を照射するステップと、(3)インクの噴射を実行してもイエローのノズルチェックパターンが紙に形成されていないと、光の照射中に視認された場合には、インクを噴射するノズルをクリーニングするステップと、を有することにある。
本回復処理においては、まず、コントローラ60は、ノズルの目詰まりが発生しているか否かを確認すべく、ノズルチェックパターンをテストシートに印刷する(ステップS2)。すなわち、給紙トレイ11に積層された紙(テストシート)が、搬送ローラ23によって搬送され、搬送中のテストシートに対してヘッド41のノズルがインクを噴射することによって、ノズルチェックパターンが印刷される。
ここで、テストシートTSに印刷されるノズルチェックパターンについて説明する。
図6は、ノズルチェックパターンを示した図である。ノズルチェックパターンは、各ノズル群の全てのノズルがインクをテストシートTSに噴射することにより、印刷される。これにより、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のノズルパターンが、テストシートTSに形成される。具体的には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順に形成され、ブラックのノズルチェックパターンが、搬送方向(排出方向)において最も下流側に位置し、イエローのノズルチェックパターンが、搬送方向において最も上流側に位置する。なお、パターンの形成順は、上記に限定されない。
図6は、ノズルチェックパターンを示した図である。ノズルチェックパターンは、各ノズル群の全てのノズルがインクをテストシートTSに噴射することにより、印刷される。これにより、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のノズルパターンが、テストシートTSに形成される。具体的には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順に形成され、ブラックのノズルチェックパターンが、搬送方向(排出方向)において最も下流側に位置し、イエローのノズルチェックパターンが、搬送方向において最も上流側に位置する。なお、パターンの形成順は、上記に限定されない。
また、各色のノズルチェックパターンは、同様であるので、以下においては、イエローのノズルチェックパターンを例に挙げて説明する。
イエローのノズルチェックパターンは、複数の罫線(具体的には、90個の罫線)から構成されている。そして、90個の罫線の各々は、異なるノズルから噴射されたインクによって、形成されている。例えば、罫線Y1は、イエローインクノズル群のノズル#1から噴射されたインクによって、罫線Y2は、ノズル#2から噴射されたインクによって、罫線Y90は、ノズル#90から噴射されたインクによって、それぞれ形成されている。なお、形成された90個の罫線は、3つの罫線群に分割される。例えば、一つの罫線群は、罫線Y1、Y4、Y7、・・・、Y88から構成される。
イエローのノズルチェックパターンは、複数の罫線(具体的には、90個の罫線)から構成されている。そして、90個の罫線の各々は、異なるノズルから噴射されたインクによって、形成されている。例えば、罫線Y1は、イエローインクノズル群のノズル#1から噴射されたインクによって、罫線Y2は、ノズル#2から噴射されたインクによって、罫線Y90は、ノズル#90から噴射されたインクによって、それぞれ形成されている。なお、形成された90個の罫線は、3つの罫線群に分割される。例えば、一つの罫線群は、罫線Y1、Y4、Y7、・・・、Y88から構成される。
そして、コントローラ60は、ノズルチェックパターンの印刷が完了したら、テストシートを排紙する(ステップS4)。すなわち、排紙ローラ25は、ノズルチェックパターンが形成されたテストシートを排出する。そして、排紙ローラ25によって排出されたテストシートは、排紙トレイ12によって支持される。
次に、コントローラ60は、青色LED81を動作させて、排紙トレイ12に支持されたテストシートに光を照射させる(ステップS6)。なお、本実施例においては、コントローラ60が、青色LED81の照射タイミングを制御する制御部に相当する。
ここで、青色LED81による光の照射状態について、説明する。
図7は、青色LED81のテストシートに対する光の照射状態を、説明するための模式図である。図7Bは、テストシート上の光の照射位置を示した模式図である。
図7は、青色LED81のテストシートに対する光の照射状態を、説明するための模式図である。図7Bは、テストシート上の光の照射位置を示した模式図である。
青色LED81は、複数色のノズルチェックパターンのうちの、テストシートの排出方向において最も上流側に形成されたイエローのノズルチェックパターンに向かって、光を照射する。具体的には、3つの青色LED81の各々は、3つの罫線群のうちの対応する罫線群に向かって、光を照射する。このように、青色LED81は、4色のノズルチェックパターンのうちのイエローのノズルチェックパターンに向かって、青色の光を照射する。これにより、テストシート上において実際に光が照射される箇所は、図7Bに示すように、イエローのノズルチェックパターンと、その周辺部となる。
ところで、青色LED81から照射される青色の光は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のうちの最も色が淡いイエロー(黄色)と、テストシートの地色である白色とのコントラストをより大きくする光である。これは、寒色系である青色が、4色のうち暖色系であるイエローを照射すると、淡いイエローのノズルチェックパターンが浮かび上がる(明るくなる)ためである。
このため、青色LED81が、イエローのノズルチェックパターンに向かって、青色の光を照射することによって、白地のテストシートに形成されたイエローのノズルチェックパターンを認識しやすくなる。本実施例においては、ノズルチェックパターンが90個の罫線から構成されるが、これら90個の罫線を認識しやすくなる。この結果、90個のノズルのノズル抜けを確認できる。
また、本実施例においては、排紙された状態が維持されたテストシートに対して、青色LED81から光が自動的に照射される。これは、排紙トレイ12に対向する青色LED81の取り付け位置が、イエローのノズルパターンに光が照射される位置に取り付けられているためである。別言すれば、イエローのノズルチェックパターンが、光が適切に照射される位置に、形成されている。このため、光の照射のためにテストシートを移動させる必要がないので、ユーザへの負担を軽減でき、かつ、ノズル抜けのチェックを迅速に行える。
更に、本実施例においては、テストシートが排出されるまでは、青色LED81は光を発しない。このように、コントローラ60は、ノズルチェックパターンのテストシートへの形成中は青色LED81に光を照射させず、ノズルチェックパターンが形成されたテストシートが排紙ローラ25によって排出された後に光を照射させる。これにより、青色LED81の発光時間が長くなることを抑制でき、この結果、青色LED81の寿命を長くできる。なお、テストシートの排紙中に、光の照射が開始されることとしても良い。
なお、イエロー以外の他の色のノズルチェックパターンには、光が照射されない理由は、以下の通りである。すなわち、マゼンタ、シアン、及びブラックは、イエローに比べて濃い色であり、テストシートの地色である白色と明度差が大きい。このため、特段光を照射しなくても、これら3色のノズルチェックパターンを認識できるからである。
図5に示すフローチャートに戻って説明を続ける。ユーザは、光の照射中に、テストシート上に各ノズルチェックパターン(90個の罫線)が実際に形成されているかを判断する(ステップS8)。そして、90個の罫線が形成されていない場合には、インクを適切に噴射しないノズルがある(すなわち、ノズル抜けが発生した)ことをなる。
図8Aは、ノズル抜けが発生していない状態を示した模式図である。図8Bは、ノズル抜けが発生した状態を示した模式図である。ノズル抜けが発生していない場合には、各ノズルからインクが適切に噴射されるので、90個の罫線が形成されることとなる。一方で、ノズル抜けが発生した場合には、インクを噴射できないノズルがあるので、90個の罫線のうち前記ノズルによって形成されるべき罫線が、実際には形成されないこととなる。なお、図8Bでは、罫線Y4と罫線Y6が形成されていない。
そして、図8Bに示すようにノズル抜けが発生している場合には(ステップS8:Yes)、コントローラ60は、メンテナンスユニット70にノズルをクリーニングさせる(ステップS10)。すなわち、コントローラ60は、キャップ71にヘッド41の下面を封止させた状態で、吸引ポンプ72によってノズルからインクを強制吸引する。これにより、目詰まりの原因となったインク(高粘度のインク)が、ノズルから排出される。
ところで、1回のインク吸引によって、ノズル内の目詰まりが解消することもあるが、1回のインク吸引では目詰まりが解消しないことともある。このため、ノズルのクリーニング後に、再度ノズルチェックパターンを印刷して、実際に目詰まりが解消したかどうかを確認する。そして、目詰まりが解消していない場合には、再度、ノズルのクリーニングを実行する。すなわち、プリンタ1は、目詰まりが解消するまで、ノズルチェックパターンの印刷とノズルのクリーニングを実行する。
一方、図8Aに示すようにノズル抜けが発生していない(90個の罫線が形成された)場合には(ステップS8:No)、ノズル内の目詰まりが解消されているので、コントローラ60は、本処理を終了する。このように目詰まりが解消された後に、実際の紙への画像の印刷が行われる。
===本実施の形態に係るプリンタ1の有効性について===
上述したように、本実施形態に係るプリンタ1は、(a)インクをテストシートに噴射するノズルと、(b)ノズルがインクを噴射することによりイエローのノズルチェックパターンが形成されたテストシートに対して、黄色(イエロー)と白色のコントラストをより大きくする光を照射する青色LED81(照射部の一例)と、を備える(図7A、図7B参照)。これにより、以下に説明するように、白地の紙(テストシート)に印刷されたイエローのノズルチェックパターンを、適切に視認することが可能となる。
上述したように、本実施形態に係るプリンタ1は、(a)インクをテストシートに噴射するノズルと、(b)ノズルがインクを噴射することによりイエローのノズルチェックパターンが形成されたテストシートに対して、黄色(イエロー)と白色のコントラストをより大きくする光を照射する青色LED81(照射部の一例)と、を備える(図7A、図7B参照)。これにより、以下に説明するように、白地の紙(テストシート)に印刷されたイエローのノズルチェックパターンを、適切に視認することが可能となる。
プリンタ1は、複数の色から構成されるカラー画像を実現すべく、例えばイエローのインクを噴射するノズルを備えている。そして、ノズル抜けを確認するためのノズルチェックパターンには、イエローのインクで印刷されたノズルチェックパターンが含まれている。一方、ノズルチェックパターンが印刷される紙(テストシート)としては、白地のものが多い。
ここで、テストシートの地色である白色と、黄色(イエロー)との明度差が、比較的小さいので、白地のテストシートに形成されたイエローのノズルチェックパターンを、視認し難い。特に、イエローは、他の3色(マゼンタとシアンとブラック)に比べて淡いので、イエローのノズルチェックパターンは、テストシートに形成された他の3色のノズルチェックパターンよりも視認し難い。この結果、テストシートに実際にイエローのノズルチェックパターンが印刷されているかどうかを判断し難い。
また、ノズルチェックパターンの視認は、白熱灯や蛍光灯(例えば、橙色の光を発する)の光が照らしている環境下で、ユーザ等によって行われる。しかし、かかる環境下においては、白地のテストシートに形成されたイエローのノズルチェックパターンを、視認し難い。これは、橙色と黄色(イエロー)はいわゆる暖色系(明度の値が近い)であることにより、橙色の光では黄色を識別し難いためである。
これに対して、本実施形態においては、図7Aと図7Bに示すように、青色LED81が、イエローのノズルチェックパターンが印刷された紙(テストシート)に対して、青色の光を照射している。具体的には、青色LED81が、イエローのノズルチェックパターン及びその周辺部に対して、青色の光を照射している。この青色は、上記の橙色や黄色とは異なり寒色系である。このため、青色の光が照射されることにより、淡い色であるイエローのノズルチェックパターンが、白地のテストシートに対して映える(明るくなる)。これにより、イエローのノズルチェックパターンとその周辺部において、黄色と白色のコントラスト(明度差)がより大きくなり、イエローのノズルチェックパターンを識別しやすい。
以上から、本実施形態に係るプリンタ1によれば、青色LED81から照射された光によって白色と黄色のコントラスト(明度差)がより大きくなることにより、イエローのノズルチェックパターンが、白地のテストシートに対して映える(明るくなる)ので、当該ノズルチェックパターンを適切に視認することが可能となる。この結果、イエローのインクを噴射するノズルに関して、ノズル抜けを適切に確認できる。
===第2実施形態===
上述した実施形態(第1実施形態)とは異なる第2実施形態に係るプリンタ1の構成と、ノズル状態の回復処理とについて、説明する。
上述した実施形態(第1実施形態)とは異なる第2実施形態に係るプリンタ1の構成と、ノズル状態の回復処理とについて、説明する。
<<プリンタの構成>>
図9Aは、第2実施形態に係るプリンタ1の側面図であり、図9Bは、プリンタ1の上面図である。
図9Aは、第2実施形態に係るプリンタ1の側面図であり、図9Bは、プリンタ1の上面図である。
青色LED81は、第1実施形態とは異なり、プリンタ本体の上部に設けられている。そして、青色LED81は、3つ設けられており、所定のタイミング時(ノズル状態の回復処理時)に上方に向かって青色の光を発する。また、第2実施形態においては、青色LED81の発光タイミングをユーザが操作できるように、操作ボタン90が設けられている。ユーザが、この操作ボタン90を押すと、青色LED81が光を発する。
なお、説明を省いたプリンタ1の他の構成は、第1実施形態に係るプリンタ1の構成と同様である。
<<ノズル状態の回復処理>>
図10は、第2実施形態に係る、ノズル状態の回復処理を説明するためのフローチャートである。
図10は、第2実施形態に係る、ノズル状態の回復処理を説明するためのフローチャートである。
まず、コントローラ60は、各色のノズルチェックパターンをテストシートTSに印刷する(ステップS22)。これにより、図6に示すパターンが印刷される。印刷が終了したら、コントローラ60は、排紙ローラ25によってテストシートを排紙する(ステップS24)。これにより、排紙されたテストシートが排紙トレイ12上に位置する。次に、コントローラ60は、ユーザによって操作ボタン90が押されたら(ステップS26:Yes)、青色LED81を発光させる。
そして、青色LED81による光の発光中に、ユーザが、排紙トレイ12上のテストシートをプリンタ1の上部に向かい合う位置(具体的には、イエローのノズルチェックパターンが形成された部分の裏側が、青色LED81に対向する位置)に移動させる。そして、移動後のテストシートに対して、青色LED81が、テストシートの下方から青色の光を照射する。これにより、テストシートに形成されたイエローのノズルチェックパターンが、浮かび上がる(明るくなる)。なお、ユーザがテストシートの位置を自由に決めることができるので、例えばパターンが視認しやすい位置にテストシートを位置させることにより、ノズル抜けの確認を効果的に行える。
そして、光の照射中に、ユーザが、テストシートに実際に形成されたノズルチェックパターン(90個の罫線)を見て、ノズル抜けをチェックする(ステップS30)。例えば図8Bに示すようにノズル抜けがある場合には(ステップS30:Yes)、コントローラ60は、ノズルをクリーニングする(ステップS32)。
一方で、図8Aに示すようにノズル抜けが無い場合には(ステップS30:No)、コントローラ60は、本処理を終了する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、白色と黄色(イエロー)のコントラストをより大きくする青色の光を、イエローのノズルチェックパターンが印刷されたテストシートに照射することにより、イエローのノズルチェックパターンを適切に視認できる。
なお、上記においては、ユーザが操作ボタン90を押すと、青色LED81が光を発することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタ1の上部に、紙を検出するセンサーを設けて、ノズルチェックパターンが印刷されたテストシートを当該センサーが検出したときに、青色LED81が光を照射することとしても良い。かかる場合には、ユーザによる操作ボタンの操作が不要となるので、ユーザーフレンドリーなプリンタ1を実現できる。
逆に、第1実施形態において、テストシートの排紙後に青色LED81が光を自動的に照射することとしたが、操作ボタン90が押されると青色LED81が光を照射することとしても良い。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る流体噴射装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る流体噴射装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
前記実施形態では、流体噴射装置をインクジェットプリンタに具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射できる固体など)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。
例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射する粉体噴射式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態においては、照射部は青色LED81であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、照射部が、青色の光をテストシートに照射するライトであっても良い。
なお、上記では、青色の光が照射されることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、寒色系である緑色や紫色の光を、ノズルチェックパターンが形成されたテストシートに対して照射することとしても良い。
1 プリンタ、
11 給紙トレイ、12排紙トレイ、
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ、
23 搬送ローラ、24 プラテン、25 排紙ローラ、30 キャリッジユニット、
31 キャリッジ、32 キャリッジモータ、40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、51 リニア式エンコーダ、52 ロータリー式エンコーダ、
53 紙検出センサ、54 光学センサ、60 コントローラ、
61 インターフェース部、62 CPU、63 メモリ、64 ユニット制御回路、
70 メンテナンスユニット、71 キャップ、
80 光照射ユニット、81 青色LED、90 操作ボタン、
110 コンピュータ
11 給紙トレイ、12排紙トレイ、
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ、
23 搬送ローラ、24 プラテン、25 排紙ローラ、30 キャリッジユニット、
31 キャリッジ、32 キャリッジモータ、40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、51 リニア式エンコーダ、52 ロータリー式エンコーダ、
53 紙検出センサ、54 光学センサ、60 コントローラ、
61 インターフェース部、62 CPU、63 メモリ、64 ユニット制御回路、
70 メンテナンスユニット、71 キャップ、
80 光照射ユニット、81 青色LED、90 操作ボタン、
110 コンピュータ
Claims (7)
- 流体を媒体に噴射するノズルと、
前記ノズルが前記流体を噴射することにより黄色のパターンが形成された前記媒体に対して、黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射する照射部と、
を備えることを特徴とする流体噴射装置。 - 請求項1に記載の流体噴射装置であって、
前記パターンが形成された前記媒体を排出する排出機構と、
前記排出機構によって排出された前記媒体を支持する支持部と、を備え、
前記照射部は、前記支持部に向かい合っており、前記支持部に支持された前記媒体に対して上方から前記光を照射することを特徴とする流体噴射装置。 - 請求項2に記載の流体噴射装置であって、
前記照射部の照射タイミングを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記パターンの前記媒体への形成中は前記照射部に前記光を照射させず、前記パターンが形成された前記媒体が前記排出機構によって排出された後に前記光を照射させることを特徴とする流体噴射装置。 - 請求項2または請求項3に記載の流体噴射装置であって、
前記黄色のパターンを含む複数色のパターンが、前記媒体に形成され、
前記照射部は、前記複数色のパターンのうちの、前記媒体の排出方向において最も上流側に形成された前記黄色のパターンに向かって、前記光を照射することを特徴とする流体噴射装置。 - 請求項1に記載の流体噴射装置であって、
前記パターンが形成された前記媒体を排出する排出機構を備え、
前記照射部は、流体噴射装置本体の上部に設けられており、前記排出機構によって排出された後に前記上部に向かい合う位置に移動した前記媒体に対して、下方から前記光を照射することを特徴とする流体噴射装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の流体噴射装置であって、
前記ノズルは、複数のノズルであり、
前記パターンは、複数の罫線から構成され、
前記複数の罫線の各々は、異なる前記ノズルから噴射された流体によって、形成されていることを特徴とする流体噴射装置。 - 黄色のパターンを媒体に形成するために、前記媒体に流体を噴射するステップと、
前記流体の噴射後に、前記媒体に対して黄色と白色のコントラストをより大きくする光を照射するステップと、
前記流体の噴射を実行しても前記黄色のパターンが前記媒体に形成されていないと、前記光の照射中に視認された場合には、前記流体を噴射するノズルをクリーニングするステップと、
を有することを特徴とするメンテナンス方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008146078A JP2009291989A (ja) | 2008-06-03 | 2008-06-03 | 流体噴射装置、及びメンテナンス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009291989A true JP2009291989A (ja) | 2009-12-17 |
Family
ID=41540637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008146078A Pending JP2009291989A (ja) | 2008-06-03 | 2008-06-03 | 流体噴射装置、及びメンテナンス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009291989A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207039A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Brother Industries Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2012045831A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Fujifilm Corp | 不良記録素子補償パラメータ選定用チャート、不良記録素子補償パラメータ決定方法及び装置、並びに画像形成装置 |
JP7563017B2 (ja) | 2020-07-15 | 2024-10-08 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体排出装置、記録装置 |
-
2008
- 2008-06-03 JP JP2008146078A patent/JP2009291989A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011207039A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Brother Industries Ltd | インクジェット記録装置 |
US8459789B2 (en) | 2010-03-30 | 2013-06-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording apparatus including internal light source |
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