JP2009288018A - Radiowave sensor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電波センサに関するものである。 The present invention relates to a radio wave sensor.
従来、電波を用いて物体までの距離を検出する電波センサがあり、送信手段から電波を送信し、物体に当たった反射波を受信手段が受信して、送信電波と受信電波との位相差に基づいて物体までの距離を検出している(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, there is a radio wave sensor that detects the distance to an object using radio waves, the radio wave is transmitted from the transmission means, the reflected wave that hits the object is received by the reception means, and the phase difference between the transmission radio wave and the reception radio wave is detected. Based on this, the distance to the object is detected (see, for example, Patent Document 1).
また、送信する電波として、所定周期でパルスを発生する無線信号を用いるものがあり、送信した無線信号が物体に当たって反射した反射波を受信し、受信した信号を包絡線検波して検波信号を生成し、この検波信号のパルス部分を所定の積分期間において積分し、この積分値に基づいて、送信したパルスと受信したパルスとの位相差を検出して、当該位相差から物体までの距離を算出している。
上記のように、所定周期でパルスを発生する無線信号を用いる電波センサには、積分回路や増幅回路が用いられており、使用するIC等はロットによって部品バラツキがあるため、積分ゲインや増幅ゲインにバラツキが生じ、さらには受信したパルスの立ち上がり特性も異なる。したがって、パルス幅に対する積分期間の長さ(積分時間)が適切に設定されない状態が生じると、センサ感度が低下し、物体までの正確な距離を検出することができなくなる。具体的には、パルス幅に対して積分時間が長い場合は、積分処理において雑音の影響によって感度が低下し、パルス幅に対して積分時間が短い場合は、積分処理において電荷を蓄積する時間が不十分になるため感度が低下する。 As described above, an integration circuit or an amplification circuit is used for a radio wave sensor that uses a radio signal that generates a pulse at a predetermined cycle. Since an IC or the like to be used varies depending on lots, an integration gain or an amplification gain is used. In addition, the rising characteristics of received pulses are different. Therefore, if a state in which the length of the integration period with respect to the pulse width (integration time) is not set appropriately occurs, the sensor sensitivity is lowered, and the accurate distance to the object cannot be detected. Specifically, when the integration time is long with respect to the pulse width, sensitivity decreases due to the influence of noise in the integration process, and when the integration time is short with respect to the pulse width, the time for accumulating charge in the integration process is reduced. Sensitivity decreases because of insufficientness.
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品バラツキがある場合でもパルス幅に対する積分時間を適切に設定可能であり、所定周期でパルスを発生する無線信号を用いて物体までの正確な距離を検出することができる電波センサを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described reasons, and the object thereof is to use a radio signal that can appropriately set an integration time with respect to a pulse width even when there are component variations, and generates a pulse at a predetermined cycle. An object of the present invention is to provide a radio wave sensor that can detect an accurate distance to an object.
請求項1の発明は、所定周期で発生するパルスで構成される無線信号を送信し、当該送信した無線信号が物体に当たって反射した反射波を受信し、送信した無線信号と受信した反射波との位相差に基づいて物体までの距離を検出する電波センサにおいて、所定周期のパルスで構成される無線信号を送信する送信手段と、送信手段が送信した無線信号を受信する受信手段と、受信手段が受信した信号を包絡線検波して検波信号を出力する検波手段と、検波手段の出力を積分期間において積分し、積分値を出力する積分手段と、検波手段の出力に含まれるパルスに対する積分期間の位相を変動自在に設定して、積分期間を当該パルスに同期させる位相制御手段と、積分手段の出力をデジタル信号に変換した信号強度を出力するA/D変換手段と、A/D変換手段の出力に基づいて、送信した1乃至複数のパルスと受信した反射波の1乃至複数のパルスとの位相差を検出し、当該位相差に基づいて物体までの距離を算出する信号処理手段と、積分期間の長さである積分時間を変動自在に設定する積分時間制御手段とを備えることを特徴とする。
The invention of
この発明によれば、使用するIC等にロット毎の部品バラツキによって、積分手段の特性バラツキがある場合でも、積分手段の積分時間を電波センサの個体毎に調整して、受信パルスのパルス幅に一致させるので、測距精度の個体差を抑制するとともに、測距精度の低下を防止できる。したがって、部品バラツキがある場合でもパルス幅に対する積分時間を適切に設定可能であり、所定周期でパルスを発生する無線信号を用いて物体までの正確な距離を検出することができる。 According to the present invention, even when there is a variation in the characteristics of the integration means due to the variation in parts in each IC or the like used, the integration time of the integration means is adjusted for each individual radio wave sensor to obtain the pulse width of the received pulse. Since they are matched, individual differences in distance measurement accuracy can be suppressed, and a decrease in distance measurement accuracy can be prevented. Therefore, even when there are component variations, the integration time with respect to the pulse width can be set appropriately, and the accurate distance to the object can be detected using a radio signal that generates pulses at a predetermined period.
請求項2の発明は、請求項1において、前記受信手段は、前記送信手段から所定距離離れて配置されて、送信手段が送信した無線信号を受信し、前記位相制御手段によって、前記積分期間の位相を、積分期間にパルスを含まない第1の位相に設定して第1の信号強度を測定し、次に前記積分期間の位相を積分期間にパルス全体を含む第2の位相に設定して測定した信号強度から第1の信号強度を引いた第2の信号強度を導出し、次に前記積分期間の位相を、第2の信号強度の半分である第3の信号強度が得られる第3の位相に設定し、次に積分時間制御手段によって、第2の位相と第3の位相との差に基づいて積分時間を設定するコントローラを備えることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the receiving unit is disposed at a predetermined distance from the transmitting unit, receives a radio signal transmitted by the transmitting unit, and the phase control unit determines the integration period. The phase is set to a first phase that does not include a pulse in the integration period and a first signal intensity is measured, and then the phase of the integration period is set to a second phase that includes the entire pulse in the integration period. A second signal strength obtained by subtracting the first signal strength from the measured signal strength is derived, and then the phase of the integration period is obtained as a third signal strength that is half of the second signal strength. And a controller for setting the integration time based on the difference between the second phase and the third phase by the integration time control means.
この発明によれば、コントローラが積分時間の設定を自動で行うことで、設定作業を簡素化し、生産効率の向上を図ることができる。 According to the present invention, since the controller automatically sets the integration time, the setting work can be simplified and the production efficiency can be improved.
以上説明したように、本発明では、部品バラツキがある場合でもパルス幅に対する積分時間を適切に設定可能であり、所定周期でパルスを発生する無線信号を用いて物体までの正確な距離を検出することができるという効果がある。 As described above, in the present invention, even when there are component variations, the integration time with respect to the pulse width can be set appropriately, and an accurate distance to the object is detected using a radio signal that generates pulses at a predetermined period. There is an effect that can be.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施形態1)
本発明の電波センサは、所定周期でパルスを発生する無線信号を用いて物体までの距離を検出するものであり、図1にその基本構成を示し、所定周期でパルスを発生するパルス信号を生成する送信部1と、送信部1が出力するパルス信号を無線信号に変換して送信するとともにその反射波を受信するアンテナ2と、アンテナ2で受信した信号を包絡線検波して検波信号K1を出力する検波ブロック(検波手段)3と、アンテナ2を送信部1または検波ブロック3に切替可能に接続する切替部4と、検波ブロック3の出力を積分期間において積分し、積分値を出力する積分回路(積分手段)5と、積分回路5の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器(A/D変換手段)6と、A/D変換器6の出力に基づいて、送信した1乃至複数のパルスと受信した1乃至複数のパルスとの位相差を検出し、当該位相差から物体までの距離を算出する信号処理部(信号処理手段)7と、受信したパルスに対する積分期間の位相を変動自在に設定する位相制御部(位相制御手段)8と、積分期間の長さ(積分時間)を変動自在に設定する積分時間制御部(積分時間制御手段)9とを備える。なお、アンテナ2が、無線信号の反射波を受信する受信手段を構成し、送信部1とアンテナ2とが、所定周期でパルスを発生する無線信号を送信する送信手段を構成している。
(Embodiment 1)
The radio wave sensor of the present invention detects a distance to an object using a radio signal that generates a pulse at a predetermined cycle. FIG. 1 shows the basic configuration of the pulse sensor that generates a pulse at a predetermined cycle. The transmitting
ここで、無線信号について図2を用いて説明する。図2(a)はアンテナ2を介して送受信されるパルス信号の波形を示す図であり、パルス信号はパルスP1が所定周期で発生しており、各パルスP1は、例えば10個程度連続した超短パルスで構成されている。図2(b)は、図2(a)の範囲Aにおけるパルス信号が検波ブロック3で包絡線検波された検波信号K1の拡大図である。
Here, the radio signal will be described with reference to FIG. FIG. 2A is a diagram showing a waveform of a pulse signal transmitted / received via the
次に、電波センサの動作について説明する。切替部4は、信号処理部7によって切替制御が為されており、まず、切替部4が送信部1の出力をアンテナ2に接続した状態で、送信部1がパルス信号を出力し、切替部4を介してアンテナ2から無線信号を送信する。次に、信号処理部7は、切替部4を切り替えてアンテナ2を検波ブロック3に接続し、送信された無線信号が物体に当たって反射した反射波をアンテナ2で受信する。図1に示す検波ブロック3は、アンテナ2で受信された受信信号を増幅する増幅部30と、増幅部30の出力信号から無線信号の使用周波数帯域の成分を抽出するフィルタ(帯域フィルタ)31と、フィルタ31の出力信号を包絡線検波し、検波信号K1として出力する検波器32とを備えており、検波信号K1は、図2(b)に示すように、パルス信号のパルスP1を包絡線検波した受信パルスP2が所定周期で発生している。上記検波ブロック3によって、アンテナ2で受信された例えば3.8GHzの帯域の受信信号は約500MHz程度に周波数変換され、検波信号K1は、検波器32から積分回路5に出力される。
Next, the operation of the radio wave sensor will be described. The switching unit 4 is controlled by the
積分回路5は、積分期間において検波信号K1を積分したアナログ値の積分信号を出力し、A/D変換器6は、積分信号をデジタル値に変換した信号強度を出力する。なお、積分回路5の積分処理は、検波信号K1の電力を積分するものであり、より具体的には検波信号K1の電荷をコンデンサに蓄積して、コンデンサの充電電圧を積分結果として出力している。
The
信号処理部7は、A/D変換器6が出力するデジタルの信号強度に基づいて、検波信号K1の受信パルスP2のタイミングに同期するように積分期間のタイミングを決定し、位相制御部8は、積分期間に亘ってHighレベル(以降、Hレベルと称す)を維持し、積分期間以外はLowレベル(以降、Lレベルと称す)となる積分オン/オフ信号Sgを出力し、積分回路5が、積分オン/オフ信号SgがHレベルの間、積分処理を行うことで、積分期間の位相を受信パルスP2のタイミングに同期させる。そして、信号処理部7は、同期後の信号強度に基づいて受信パルスP2の発生タイミングを判断し、送信したパルス信号(すなわち送信した無線信号)のパルスP1と、検波信号K1(すなわち受信した反射波)の受信パルスP2との位相差(1つのパルスに対する位相差、または複数のパルスに対する位相差の平均)から物体までの距離を算出し、距離情報として出力する。
The
このような電波センサでは、使用するIC等のロット毎の部品バラツキによって、同じ製品であっても個体によって積分回路5の積分時間にバラツキが生じる。例えば、検波信号K1の受信パルスP2のパルス幅が3ns、積分回路5の積分時間が6nsの場合、積分回路5は、受信パルスP2のない時間3nsの間も積分することになり、この受信パルスP2以外の電力を積分する3nsの間に雑音が混入すると、信号成分のロスを招くこととなり、測距精度が低下する。また、検波信号K1の受信パルスP2のパルス幅が3ns、積分回路5の積分時間が2nsの場合、積分回路5の積分動作の遅延等によって、十分な電荷が蓄積されない可能性があるので、この場合も信号成分のロスを招くこととなり、測距精度が低下する。
In such a radio wave sensor, the integration time of the
そこで、本発明では、積分回路5の積分時間を調整する積分時間制御部9を備えており、位相制御部8は、積分時間制御部9によって設定された積分期間に亘ってHレベルを維持する積分オン/オフ信号Sgを出力する。具体的には、電波センサの出荷時に、アンテナ2から所定距離の位置に所定の大きさ、形状の物体を配置して、この物体からの反射波を受信する。そして、検査者が、図3(a)(b)に示すように、検波信号K1と積分オン/オフ信号Sgとの各波形を観測し、積分時間制御部9を手動操作して積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長(積分時間)Tgを、受信パルスP2のパルス幅Tpに一致させる。
Therefore, in the present invention, an integration
したがって、使用するIC等にロット毎の部品バラツキによって、積分回路5の特性バラツキがある場合でも、積分回路5の積分時間を電波センサの個体毎に調整して、受信パルスP2のパルス幅に一致させるので、測距精度の個体差を抑制するとともに、測距精度の低下を防止できる。また、送信部1、検波ブロック3の特性バラツキによる測距精度の個体差も同様に抑制できる。
Therefore, even if there is a variation in the characteristics of the
(実施形態2)
本実施形態の電波センサは図4に示すように、実施形態1の構成(図1参照)にアンテナ10と切替部11とを設けたものであり、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(Embodiment 2)
As shown in FIG. 4, the radio wave sensor of this embodiment is provided with an
切替部11は、送信部1の出力を切替部4またはアンテナ10に切替可能に接続するものであり、信号処理部7によって切替制御が為される。そして、通常の距離検出時は、送信部1の出力を切替部4に接続して、アンテナ2を送受信共用として測距動作を行う。
The switching
一方、積分時間の調整時は、送信部1の出力をアンテナ10に接続して、アンテナ10を送信専用、アンテナ2を受信専用で用いる。アンテナ10とアンテナ2とは所定の距離Xを空けて配置されており、アンテナ10から送信された無線信号は距離Xに応じた位相差でアンテナ2に受信される。
On the other hand, when adjusting the integration time, the output of the
そして、本実施形態では、位相制御部8による積分期間の位相制御、および積分時間制御部9による積分時間制御を手動で調整可能であり、まず、検査者が、図5(a)(b)に示すように、検波信号K1と積分オン/オフ信号Sgとの各波形を観測し、積分時間制御部9を手動操作して、積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長(積分時間)Tgを、受信パルスP2のパルス幅Tp(=3ns)に比べて十分に長い10nsに設定し、次に位相制御部8を手動操作して、積分オン/オフ信号SgのHレベルの期間が受信パルスP2に重ならないようにする(すなわち、積分期間の位相を、積分期間に受信パルスP2を含まない第1の位相に設定している)。このとき、積分回路5は、図5(c)に示すように、検波信号K1の受信パルスP2以外の成分を積分したアナログの積分信号K2を出力しており、その積分値L1は背景雑音強度を表している。そして、A/D変換器6が積分値L1をデジタル値に変換した信号強度を出力し、検査者はこの信号強度をモニタする。検査者は、上記処理を1回行う、または複数回繰り返した平均を導出することで、A/D変換器6の出力から検波信号K1の背景雑音強度(第1の信号強度)を取得する。
In the present embodiment, the phase control of the integration period by the
次に、検査者が、図6(a)(b)に示すように、検波信号K1と積分オン/オフ信号Sgとの各波形を観測し、積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長Tgを10nsに維持したまま、次に位相制御部8を手動操作して、積分オン/オフ信号SgのHレベルの期間が受信パルスP2の全期間に重なるようにする(すなわち、積分期間の位相を、積分期間に受信パルスP2全体を含む第2の位相に設定している)。このとき、積分回路5は、図6(c)に示すように、検波信号K1の受信パルスP2の全期間を含む成分を積分したアナログの積分信号K2を出力しており、その積分値L2は受信パルスP2の全期間および背景雑音を含む信号強度を表している。そして、A/D変換器6が積分値L2をデジタル値に変換した信号強度を出力し、検査者はこの信号強度をモニタする。検査者は、上記処理を1回行って導出した信号強度、または複数回繰り返した平均を導出した信号強度から、上記検波信号K1の背景雑音強度を引いた差分を第2の信号強度として取得する。
Next, as shown in FIGS. 6A and 6B, the examiner observes each waveform of the detection signal K1 and the integration on / off signal Sg, and the time length of the integration on / off signal Sg at the H level. While maintaining Tg at 10 ns, the
次に、検査者が、図7(a)(b)に示すように、検波信号K1と積分オン/オフ信号Sgとの各波形を観測し、積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長Tgを10nsに維持したまま、次に位相制御部8を手動操作して、図6(a)(b)の状態から、積分オン/オフ信号SgのHレベル期間を、受信パルスP2に対して遅延させる方向にシフトさせながら(すなわち、積分期間の位相を上記第2の位相から遅れ方向にシフトさせながら)、A/D変換器6が出力する信号強度をモニタする。そして、検査者は、モニタしている信号強度が上記第2の信号強度の半分になる時点(図7(c)において、第3の信号強度L3=L2/2となる第3の位相に積分期間が設定されたとき)において、上記第2の位相と第3の位相との差を、積分期間の位相のシフト量W1として検出する。
Next, as shown in FIGS. 7A and 7B, the inspector observes each waveform of the detection signal K1 and the integration on / off signal Sg, and the time length of the H level of the integration on / off signal Sg. While maintaining Tg at 10 ns, the
そして、検査者が、積分時間制御部9を手動操作して、このシフト量W1の2倍の時間を、通常の距離検出時における積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長Tg(すなわち、積分時間)に設定することで、積分時間が受信パルスP2のパルス幅Tpに一致するのである。
Then, the inspector manually operates the integration
したがって、使用するIC等にロット毎の部品バラツキによって、積分回路5の特性バラツキがある場合でも、積分回路5の積分時間を電波センサの個体毎に調整して、受信パルスP2のパルス幅に一致させるので、測距精度の個体差を抑制するとともに、測距精度の低下を防止できる。また、送信部1、検波ブロック3の特性バラツキによる測距精度の個体差も同様に抑制できる。
Therefore, even if there is a variation in the characteristics of the
また、本実施形態では、上述のようにシフト量W1の2倍の時間を積分時間に設定しているが、シフト量W1に基づいて通信環境に応じた適切な積分時間を設定すればよく、例えば、シフト量W1を所定倍する(1.5倍、2.5倍等)、シフト量W1に所定値を加算する、シフト量W1に所定値を加算または減算した後に所定倍する等で、適切な積分時間を設定すればよい。 In the present embodiment, the time twice as long as the shift amount W1 is set as the integration time as described above. However, an appropriate integration time corresponding to the communication environment may be set based on the shift amount W1, For example, by multiplying the shift amount W1 by a predetermined value (1.5 times, 2.5 times, etc.), adding a predetermined value to the shift amount W1, adding a predetermined value to or subtracting the predetermined value from the shift amount W1, etc. An appropriate integration time can be set.
(実施形態3)
本実施形態の電波センサは図8に示すように、実施形態2の構成(図4参照)にコントローラ20を設けたものであり、実施形態2と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(Embodiment 3)
As shown in FIG. 8, the radio wave sensor of this embodiment is provided with a
コントローラ20は、信号制御部7に接続されており、実施形態2で検査者が手動で行っていた積分時間の設定を自動で行うものである。
The
まず、コントローラ20が、図5(a)(b)に示すように、検波信号K1と積分オン/オフ信号Sgとの各波形を観測し、積分時間制御部9を遠隔操作して、積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長(積分時間)Tgを、受信パルスP2のパルス幅Tp(=3ns)に比べて十分に長い10nsに設定し、次に位相制御部8を遠隔操作して、積分オン/オフ信号SgのHレベルの期間が受信パルスP2に重ならないようにする(すなわち、積分期間の位相を、積分期間に受信パルスP2を含まない第1の位相に設定している)。このとき、積分回路5は、図5(c)に示すように、検波信号K1の受信パルスP2以外の成分を積分したアナログの積分信号K2を出力しており、その積分値L1は背景雑音強度を表している。そして、A/D変換器6が積分値L1をデジタル値に変換した信号強度を出力し、コントローラ20はこの信号強度をモニタする。コントローラ20は、上記処理を1回行って信号強度を導出する、または上記処理を複数回繰り返して信号強度の平均を導出することで、A/D変換器6の出力から検波信号K1の背景雑音強度(第1の信号強度)を取得する。
First, as shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b), the
次に、コントローラ20が、図6(a)(b)に示すように、検波信号K1と積分オン/オフ信号Sgとの各波形を観測し、積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長Tgを10nsに維持したまま、次に位相制御部8を遠隔操作して、積分オン/オフ信号SgのHレベルの期間が受信パルスP2の全期間に重なるようにする(すなわち、積分期間の位相を、積分期間に受信パルスP2全体を含む第2の位相に設定している)。このとき、積分回路5は、図6(c)に示すように、検波信号K1の受信パルスP2の全期間を含む成分を積分したアナログの積分信号K2を出力しており、その積分値L2は受信パルスP2の全期間および背景雑音を含む信号強度を表している。そして、A/D変換器6が積分値L2をデジタル値に変換した信号強度を出力し、コントローラ20はこのデジタル値をモニタする。コントローラ20は、上記処理を1回行って導出した信号強度、または複数回繰り返した導出した信号強度の平均値から、上記検波信号K1の背景雑音強度を引いた差分を第2の信号強度として取得する。
Next, as shown in FIGS. 6A and 6B, the
次に、コントローラ20が、図7(a)(b)に示すように、検波信号K1と積分オン/オフ信号Sgとの各波形を観測し、積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長Tgを10nsに維持したまま、次に位相制御部8を遠隔操作して、図6(a)(b)の状態から、積分オン/オフ信号SgのHレベル期間を、受信パルスP2に対して遅延させる方向にシフトさせながら(すなわち、積分期間の位相を上記第2の位相から遅れ方向にシフトさせながら)、A/D変換器6が出力する信号強度をモニタする。そして、コントローラ20は、モニタ値が上記第2の信号強度の半分になる時点(図7(c)において、第3の信号強度L3=L2/2となる第3の位相に積分期間が設定されたとき)において、上記第2の位相と第3の位相との差を、積分期間の位相のシフト量W1として検出する。
Next, as shown in FIGS. 7A and 7B, the
そして、積分時間制御部9は、このシフト量W1の2倍の期間を、通常の距離検出時における積分オン/オフ信号SgのHレベルの時間長Tg(すなわち、積分時間)として、コントローラ20内の図示しない不揮発性メモリに格納しておく。
Then, the integration
そして、送信部1の出力を切替部4に接続して、アンテナ2を送受信共用として測距動作を行う際には、信号処理部7がコントローラ20の不揮発性メモリから積分時間を読み出し、測距動作時の積分時間に設定することで、積分時間が受信パルスP2のパルス幅Tpに一致して、高い測距精度を実現している。
When the output of the
したがって、使用するIC等にロット毎の部品バラツキによって、積分回路5の特性バラツキがある場合でも、積分回路5の積分時間を電波センサの個体毎に調整して、受信パルスP2のパルス幅に一致させるので、測距精度の個体差を抑制するとともに、測距精度の低下を防止できる。また、送信部1、検波ブロック3の特性バラツキによる測距精度の個体差も同様に抑制できる。さらには、コントローラ20が積分時間の設定を自動で行うことで、設定作業を簡素化し、生産効率の向上を図ることができる。
Therefore, even if there is a variation in the characteristics of the
また、本実施形態では、上述のようにシフト量W1の2倍の時間を積分時間に設定しているが、シフト量W1に基づいて通信環境に応じた適切な積分時間を設定すればよく、例えば、シフト量W1を所定倍する(1.5倍、2.5倍等)、シフト量W1に所定値を加算する、シフト量W1に所定値を加算または減算した後に所定倍する等で、適切な積分時間を設定すればよい。 In the present embodiment, the time twice as long as the shift amount W1 is set as the integration time as described above. However, an appropriate integration time corresponding to the communication environment may be set based on the shift amount W1, For example, by multiplying the shift amount W1 by a predetermined value (1.5 times, 2.5 times, etc.), adding a predetermined value to the shift amount W1, adding a predetermined value to or subtracting the predetermined value from the shift amount W1, etc. An appropriate integration time can be set.
1 送信部
2 アンテナ
3 検波ブロック
4 切替部
5 積分回路
6 A/D変換器
7 信号処理部
8 位相制御部
9 積分時間制御部
DESCRIPTION OF
Claims (2)
所定周期のパルスで構成される無線信号を送信する送信手段と、
送信手段が送信した無線信号を受信する受信手段と、
受信手段が受信した信号を包絡線検波して検波信号を出力する検波手段と、
検波手段の出力を積分期間において積分し、積分値を出力する積分手段と、
検波手段の出力に含まれるパルスに対する積分期間の位相を変動自在に設定して、積分期間を当該パルスに同期させる位相制御手段と、
積分手段の出力をデジタル信号に変換した信号強度を出力するA/D変換手段と、
A/D変換手段の出力に基づいて、送信した1乃至複数のパルスと受信した反射波の1乃至複数のパルスとの位相差を検出し、当該位相差に基づいて物体までの距離を算出する信号処理手段と、
積分期間の長さである積分時間を変動自在に設定する積分時間制御手段と
を備えることを特徴とする電波センサ。 Transmits a radio signal composed of pulses generated at a predetermined period, receives a reflected wave reflected when the transmitted radio signal hits an object, and reaches the object based on a phase difference between the transmitted radio signal and the received reflected wave In the radio wave sensor that detects the distance of
Transmitting means for transmitting a radio signal composed of pulses of a predetermined period;
Receiving means for receiving a radio signal transmitted by the transmitting means;
Detecting means for detecting an envelope of the signal received by the receiving means and outputting a detection signal;
Integrating means for integrating the output of the detection means in the integration period and outputting the integrated value;
A phase control means for setting the phase of the integration period relative to the pulse included in the output of the detection means to be variable, and synchronizing the integration period with the pulse;
A / D conversion means for outputting the signal intensity obtained by converting the output of the integration means into a digital signal;
Based on the output of the A / D conversion means, a phase difference between one or more transmitted pulses and one or more pulses of the received reflected wave is detected, and a distance to the object is calculated based on the phase difference. Signal processing means;
An electromagnetic wave sensor comprising: an integration time control means for variably setting an integration time which is the length of an integration period.
前記位相制御手段によって、前記積分期間の位相を、積分期間にパルスを含まない第1の位相に設定して第1の信号強度を測定し、次に前記積分期間の位相を積分期間にパルス全体を含む第2の位相に設定して測定した信号強度から第1の信号強度を引いた第2の信号強度を導出し、次に前記積分期間の位相を、第2の信号強度の半分である第3の信号強度が得られる第3の位相に設定し、次に積分時間制御手段によって、第2の位相と第3の位相との差に基づいて積分時間を設定するコントローラを備えることを特徴とする請求項1記載の電波センサ。 The receiving means is arranged at a predetermined distance from the transmitting means, receives a radio signal transmitted by the transmitting means,
The phase control means sets the phase of the integration period to a first phase that does not include a pulse in the integration period and measures the first signal intensity, and then sets the phase of the integration period to the entire pulse in the integration period. A second signal strength obtained by subtracting the first signal strength from the measured signal strength set to the second phase including the second phase, and then the phase of the integration period is half of the second signal strength. A controller is provided which sets the third phase at which the third signal intensity is obtained, and then sets the integration time based on the difference between the second phase and the third phase by the integration time control means. The radio wave sensor according to claim 1.
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