JP2009276759A - Image display apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、テレビ映像等を表示する画像表示装置に関するものであり、特に画像表示装置の動作時に装置内部で発生する熱を、効率的に装置外部に放熱するための放熱構造に関するものである。 The present invention relates to an image display apparatus that displays television images and the like, and more particularly to a heat dissipation structure for efficiently radiating heat generated inside the apparatus during operation of the image display apparatus to the outside of the apparatus.
近年、テレビ映像等を表示する画像表示装置では、薄型化・大画面化が進んでおり、プラズマディスプレイパネルや液晶ディスプレイパネル等のいわゆる平板型表示パネルを用いた画像表示装置が普及している。 2. Description of the Related Art In recent years, image display devices that display television images and the like have become thinner and larger screens, and image display devices that use so-called flat display panels such as plasma display panels and liquid crystal display panels have become widespread.
図10は、従来のプラズマディスプレイパネル(以下、PDP)表示装置100の内部構成を示す模式的断面図である。PDP表示装置100の内部構成を図10を用いて説明する。
FIG. 10 is a schematic cross-sectional view showing an internal configuration of a conventional plasma display panel (hereinafter referred to as PDP)
PDP表示装置100のフロントカバー8とバックカバー7の内部には、画像表示パネル2と、画像表示パネル2を画像表示面と反対の面で支持するフレームシャーシ6、フレームシャーシ6の画像表示パネル2取り付け面と反対側の面に設置された電源回路基板4、パネル駆動回路基板5、データドライバ9、チューナボックス12とが納められている。電源回路基板4には電源回路用の電子部品4aが実装され、パネル駆動回路基板5にはパネル駆動回路用の電子部品5aがそれぞれ実装されている。画像表示パネル2とフレームシャーシ6との間には、画像表示パネルの熱をフレームシャーシ6に伝えるための伝熱シート3が挟みこまれる。フロントカバー8とバックカバー7は、フレームシャーシ6端部の連結部15で連結される。データドライバ9は、画像表示パネル2に画像を表示させる際、画像データを面内走査させる機能を有する。データドライバ9は、画像表示パネル2とフレキケーブル13aを経由して接続されている。データドライバ9の熱を拡散させるため、データドライバ9はデータドライバ用均熱板13の1つの面に埋め込まれるように設置される。データドライバ用均熱板13はフレームシャーシ6の端に沿って、フレームシャーシ6上に設けたボス14を介して1列に複数個並んで配置される。バックカバー7はフロントカバー8に連結部16で連結される。バックカバー7には、PDP表示装置100内部の放熱のためにバックカバー7の下部に吸気孔10と、バックカバー7の上部に排気用ファン11が設けられる。
Inside the front cover 8 and the
フロントカバー8には、透明の前面フィルタ2aが画像表示パネル2と平行かつ数mmの隙間をもって設置されており、電磁波を遮蔽する機能等を有する。ユーザは、画像表示パネル2の画像表示面上に表示された画像を前面フィルタ2a越しに観賞する。
The front cover 8 is provided with a
PDP表示装置100内部において、大きく発熱するデバイスは画像表示パネル2とデータドライバ9である。PDP表示装置100は画像表示パネル2内のガス放電を利用して画像を表示するという動作原理から、画像表示パネル2は高温になる。画像表示パネル2が所定の温度以上の高温になると、画像表示パネル2内部に形成されている電極の電気容量が変化し、正常な放電が行われなくなり表示画像の画質が劣化する。表示画像の画質を劣化させないためには、画像表示パネル2で発生する熱を放熱し、画像表示パネル2を所定の温度以下に保つことが必要である。
In the
次に、PDP表示装置100内部の放熱経路について、図10を用いて説明する。
Next, a heat dissipation path inside the
画像表示パネル2で発生する熱の一部は、輻射により前面フィルタ2aに伝えられ、前面フィルタ2aから自然対流または輻射によりPDP表示装置100の前面の外気に放熱される。或いは前面フィルタ2aからフロントカバー8またはバックカバー7に熱伝導し、フロントカバー8またはバックカバー7から自然対流または輻射によりPDP表示装置100の外気に放熱される。
Part of the heat generated in the
画像表示パネル2で発生する熱のうち、前面フィルタ2aを経由して外気に放熱される以外の熱は、伝熱シート3を介してフレームシャーシ6に伝えられる。また、データドライバ9から発生した熱の60〜80%は、データドライバ9とフレームシャーシ6を接続するボス14を介してフレームシャーシ6に伝熱される。フレームシャーシ6に伝熱された熱のうち大部分の熱は、PDP表示装置100の内部に含まれる筐体内部空気7Aに対流伝達され、PDP表示装置100内部の筐体内部空気7Aの温度を上昇させる。温度上昇したPDP表示装置100内部の筐体内部空気7Aを効率よく換気するために、PDP表示装置100下部のバックカバー7上に設けた吸気孔10から矢印Iの向きに冷たい外気7Bを取り入れ、PDP表示装置100上部のバックカバー7上に設けたファン11から、矢印Oの向きに温度上昇したPDP表示装置100内部の空気を排気空気7Cとして排出される。
Of the heat generated in the
フレームシャーシ6に伝熱された熱のうちPDP表示装置100の筐体内部空気7Aに伝達される以外の熱は、フレームシャーシ6からバックカバー7に輻射により伝達されるか、フレームシャーシ6の端部から連結部15および連結部16を経由して、フロントカバー8とバックカバー7に伝導する。
Of the heat transferred to the
近年、平板型表示パネルを用いた画像表示装置では高解像度化対応のため、デジタルテレビ放送の映像信号の方式として走査線1080本以上のフルハイビジョン方式が適用されてきている。これに伴い、PDP表示装置100の画像表示パネル2やデータドライバ9に投入する電力も大きくなってきている。しかしながら、画像表示パネル2とデータドライバ9と熱的に接続されているフレームシャーシ6や伝熱シート3の厚みは、例えば1〜4mmと薄く、面内方向への熱拡散能力は小さい。特に、フレームシャーシ6に設置されている電源回路基板4やパネル駆動回路基板5とフレームシャーシ6との間の空間が狭い場合には、この空間を流れる空気への熱伝達量も小さくなる。そのため、電源回路基板4やパネル駆動回路基板5に近接するフレームシャーシ6上の領域近傍の温度が局所的に高くなってしまう。その結果、画像表示パネル2の温度も局所的に高くなる。
2. Description of the Related Art In recent years, a full high-definition system having 1080 scanning lines or more has been applied as an image signal system for digital television broadcasting in order to cope with higher resolution in an image display apparatus using a flat panel display panel. Along with this, the power supplied to the
従来、画像表示パネル2の局所的に温度の高くなった部分を冷却するには、筐体をしきりにより上下に分割することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。図11は、特許文献1に記載された従来のPDP表示装置101の冷却構造を示す模式的断面図である。特許文献1によると、PDP表示装置101は画像表示パネル2と画像表示パネル2を前面に支持したフレームシャーシ6と、フレームシャーシ6の背面に固定された複数の回路基板17と、これらを内部に納めるフロントカバー8とバックカバー7とを備えた画像表示装置であって、バックカバー7内部の空間を上下方向に分割して複数の領域18、19とする仕切り板26と、領域18、19のそれぞれに対応してバックカバー7に設けられた通気孔20乃至23とを有することを特徴としている。PDP表示装置101の外から流入する低温の空気24は、PDP表示装置101内部で温められ、温度の高い空気25となって排出される。特許文献1に示された冷却構造では、バックカバー内部の空気の経路が短くなり、空気の温度上昇が抑制されるため、通気孔を通じた自然対流による温度上昇抑制効果を十分に得ることができるとしている。なお、温度の高い空気25を画像表示装置外に排出するのにファンを用いてもよいとしている。
Conventionally, in order to cool a locally high temperature portion of the
従来、画像表示パネル2の局所的に温度の高くなった部分を冷却するには、筐体を縦に分割することも提案されている(例えば特許文献2参照)。図12は、特許文献2に記載された従来のPDP表示装置の冷却構造を示す模式図である。図12(A)は、バックカバー7を取り外した状態で画像表示装置1を背面側から見たときの平面図である。図12(B)は、フレームシャーシ6およびフレームシャーシ6上に形成されて仕切り板の役目を果たすリブ27とバックカバー7の配置を模式的に示す斜視図である。なお、図12(B)では、分かりやすくするため回路基板28の描画は省略している。特許文献2によると、フレームシャーシ6に配設した複数のリブ27の間に電子部品が実装された回路基板28を配置している。リブ27は、フレームシャーシ6に対して概ね垂直方向に配設され、横方向に平行に複数個配列されている。さらに、これらの複数のリブ27と図12(B)の点線で示すバックカバー7とを密接して設け、複数のブロック29を構成している。各ブロック29の上端部30と下端部31は開口された構造としているため、外部の空気は、煙突のような効果により下方から上方へと流れ、温度の高いブロックほど速く流れ、冷却効果が向上する特徴がある。したがってフレームシャーシ6および回路基板28から発生する熱は、この空気流によって下方から上方へと放出されるとしている。なお、温度の高いブロック29の上端部近傍にファンを設けることにより、外部へ空気を放出してもよいとしている。
Conventionally, in order to cool a locally high temperature portion of the
画像表示装置の筐体厚みは、従来例えば100mm程度であったが、最近では薄型化がさらに加速している傾向にあり、例えば50mm以下の画像表示装置などが市場に現れている。これに伴い、図10に示したPDP表示装置100の構成においても、フレームシャーシ6とバックカバー7で囲まれた空間の厚みをできるだけ小さくすることが要求されている。このため、電源回路基板4に実装されている電子部品4aと、パネル駆動回路基板5に実装されている電子部品5aの低背化が求められ、これが部品点数の増大を招くことから電源回路基板4と、パネル駆動回路基板5は、基板面積が大きくなる。また、面積が増大した電源回路基板4またはパネル駆動回路基板5と、フレームシャーシ6との空間距離も小さくすることが求められるため、これら基板とフレームシャーシ6の間に挟まれた空間に空気がほとんど流れにくくなり、フレームシャーシ6の熱を空気に伝達させにくくなる。さらに、ファン11の流入面とフレームシャーシ6の距離も小さくなることから、圧力損失が大きくなりファン自体の流量も確保しにくい状態となる。これらのことから、電源回路基板4やパネル駆動回路基板5に近接するフレームシャーシ6上の領域近傍の温度が局所的に非常に高くなる。
The thickness of the housing of the image display device has been conventionally about 100 mm, for example, but recently there has been a tendency to reduce the thickness further, and for example, an image display device of 50 mm or less has appeared on the market. Accordingly, in the configuration of the
大画面の画像表示パネルを有する画像表示装置がこのように薄型化した場合、特許文献1で提案されている構成では、たとえファンを用いても、仕切り板で区切られた個々の空間が横方向に長い大きな空間となり、ファンによる流れは流路抵抗の小さい箇所、例えば隣り合う回路基板同士の隙間の空間を流れてしまい、フレームシャーシと回路基板の間に空気を流しにくい。また、特許文献2で提案されている構成では、たとえファンを用いても、仕切り板で区切られた個々の空間が縦方向に長い大きな空間となり、圧力損失が大きくファンの風量が確保しにくいという課題を有していた。
When the image display device having a large-screen image display panel is thinned in this way, in the configuration proposed in
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、大画面の画像表示パネルを有する画像表示装置がこのように薄型化した場合においても、画像表示パネルおよび回路基板からの熱を、効率よく筐体のバックカバーが構成する背面空間へ放散させてバックカバーに配設された排気孔より外部へ放熱することができる画像表示装置を提供することを目的とする。 The present invention solves the above-described conventional problems, and even when an image display device having a large-screen image display panel is thinned as described above, heat from the image display panel and the circuit board is efficiently accommodated. An object of the present invention is to provide an image display apparatus that can dissipate to the back space formed by the back cover of the body and dissipate heat to the outside through an exhaust hole disposed in the back cover.
上記目的を達成するために本発明の画像表示装置の放熱構造は、フロントカバーとバックカバーとを含む筐体と、前記筐体の前面に画像を表示する画像表示パネルと、前記画像表示パネルの背面に熱伝導材料を介して装着するフレームシャーシと、前記画像表示パネルと電気的に接続され、前記フレームシャーシの前記画像表示パネルと反対側に配設された複数の回路基板と、前記フレームシャーシと前記バックカバーで囲まれた筐体の背面空間を、前記複数の回路基板のうち1ないし複数の回路基板ごとに囲むように仕切る鉛直方向及び水平方向の仕切り板と、前記仕切り板で囲まれた空間毎に対応して、前記バックカバーに配設された吸気孔と、前記バックカバーに配設された排気孔と、前記仕切り板で囲まれた空間内の空気を前記排気孔から排気するファンとを具備した画像表示装置であって、前記仕切り板で囲まれた空間は、前記筐体の鉛直方向・水平方向に各々2つ以上有することを特徴とする。 To achieve the above object, a heat dissipation structure for an image display device according to the present invention includes a housing including a front cover and a back cover, an image display panel that displays an image on the front surface of the housing, and the image display panel. A frame chassis mounted on the back surface via a heat conductive material; a plurality of circuit boards that are electrically connected to the image display panel and disposed on the opposite side of the image display panel of the frame chassis; and the frame chassis And a partition plate in the vertical direction and the horizontal direction that partitions the back space of the casing surrounded by the back cover so as to surround each of the circuit boards among the plurality of circuit boards, and the partition board. Corresponding to each space, the air in the space surrounded by the intake holes disposed in the back cover, the exhaust holes disposed in the back cover, and the partition plate is exhausted. An image display apparatus and a fan for exhausting the space surrounded by the partition plate, characterized by having each two or more vertically and horizontal direction of the housing.
本発明の画像表示装置によれば、画像表示パネルおよび回路基板からの熱を、効率よく筐体のバックカバーが構成する背面空間へ放散させてバックカバーに配設された排気孔より外部へ放熱することができる画像表示装置を提供することができる。 According to the image display device of the present invention, the heat from the image display panel and the circuit board is efficiently dissipated to the back space formed by the back cover of the casing, and is radiated to the outside from the exhaust hole provided in the back cover. It is possible to provide an image display device capable of performing the above.
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。 The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す模式的斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す模式的断面図である。図2(A)は、画像表示装置の水平方向中央付近におけるP−Q−R−S断面図であり、図2(B)、は、画像表示装置端部から装置幅寸法の6分の1の距離付近におけるT−U−V−W断面図である。本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の構成要素について、図1と図2を用いて説明する。図1と図2に示した本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の構成要素の基本部分は、図10に示した従来の画像表示装置の構成要素と共通しており、共通の構成要素の符号も図1と図10とで同じ符号を用いることとする。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a schematic perspective view showing a schematic configuration of an image display apparatus according to the first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a schematic configuration of the image display apparatus according to the first embodiment of the present invention. 2A is a cross-sectional view of the PQRS in the vicinity of the center in the horizontal direction of the image display device, and FIG. 2B is 1/6 of the device width dimension from the end of the image display device. It is TU-V-W sectional view in the vicinity of the distance. The components of the image display apparatus according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The basic parts of the constituent elements of the image display apparatus according to the first embodiment of the present invention shown in FIGS. 1 and 2 are the same as the constituent elements of the conventional image display apparatus shown in FIG. The same reference numerals are used in FIG. 1 and FIG.
図2に示すように画像表示装置であるPDP表示装置1は、画像表示パネル2が、アルミニウムを主成分とする材料からなるフロントカバー8と鉄を主成分とする材料からなるバックカバー7とで覆われて構成されている。バックカバー7はアルミニウムを主成分とする材料で構成されていてもよい。図1はバックカバー7を取り外した状態を図示しており、バックカバー7は想像線(2点鎖線)で示している。バックカバー7は吸気孔10a〜10fを有する。吸気孔10a〜10fは直径3〜5mmの複数の円形孔で構成され、円形孔は中心間隔6〜8mmピッチで縦20〜30mm×横250〜1200mm程度の領域に並んでいる。また、吸気孔10が形成されている領域は、バックカバー7の背面全体に対する割合として表される開口率としては、30〜60%程度となっている。また、バックカバー7にはファン11が取り付けられ、吸気孔10a〜10fから外気7Bを吸い込み、PDP表示装置1の内部で温められた熱い空気である排出空気7Cをファン11a〜11fから吐き出し、PDP表示装置1内部を冷却する構造となっている。図1の画像表示装置で用いるファン11は例えば軸流ファンなどを想定している。ファン11a〜11fは、フレームシャーシ6側に取り付けられることもある。また、図示しないが、ファン11a〜11fの吐き出し口側にはバックカバー7下側に設けられた吸気孔10と同様に排気口が設けられる。
As shown in FIG. 2, in the
図2に示すように、画像表示パネル2とこれを前面側に支持するフレームシャーシ6との間には、熱伝導性の高い樹脂を主成分とする材料からなる伝熱シート3が挟まれている。この伝熱シート3は、正面からみた面積は画像表示パネル2とほぼ等しく長方形であり、厚みが1〜4mm程度である。伝熱シート3を介することによって、ガラス基板から構成される画像表示パネル2と、金属であるフレームシャーシ6とを密着させ、画像表示パネル2から発生する熱をフレームシャーシ6へと伝導する熱伝導効果を高めている。さらに、画像表示パネル2とフレームシャーシ6にある反りを吸収することができるとともに、外部からの衝撃を緩和することができる。このため、伝熱シート3の材料としては、柔軟性と熱伝導性を兼ね備えたシリコン等が用いられる。
As shown in FIG. 2, between the
フレームシャーシ6は、正面からみた形状・面積はパネル2とほぼ等しく、厚みが1.5〜4mm程度の金属製である。フロントカバー8およびバックカバー7内で画像表示パネル2を保持して全体を支える役割と、画像表示パネル2から伝熱シート3を経由して伝導された熱を、フレームシャーシ6自体の面内方向に拡散させることで均熱化を図り、フレームシャーシ6とバックカバー7との間の空間を流れる空気に熱を伝達させる役割をしている。このため、フレームシャーシ6の材料としては、熱伝導のよいアルミニウム等が使われ、また、バックカバー7側である背面部分には必要に応じて放熱フィンを形成することもある。
The shape and area of the
フレームシャーシ6の背面側には、パネル駆動回路基板5がフレームシャーシ6のボスにねじ止めされて、画像表示パネル2と平行になるように取り付けられている。パネル駆動回路基板5は、各基板へ電源供給するための電源回路基板4や画像表示パネル2の電極に信号を与えて画像表示を行う信号処理回路や駆動回路等を構成する。データドライバ9は、PDP表示装置1の上側と下側に横1列に配置される。図2に示すように、データドライバ用均熱板13は、データドライバ9を横一列に覆うような大きさで配置される。それぞれのデータドライバ9は、2本のデータドライバ用ボス14でねじ止めされている。
On the back side of the
本実施の形態に係るPDP表示装置1が、図10で示した従来のPDP表示装置100と異なるのは、図1に示すようにPDP表示装置1内部に配置された回路基板毎に、筐体の上下方向をリブ33a〜33cで仕切り、筐体の左右方向をリブ34a〜34bで仕切っている点である。これらのリブによりPDP表示装置1はA〜Fまでの6つの空間に区切られる。リブ33aとリブ34aにより、パネル駆動回路基板5Lを囲む領域Aとデータドライバ用均熱板13bを囲む領域Bに分けられる。リブ33bとリブ34aとリブ34bにより、電源回路基板4と画像処理基板32とを囲む領域Cとデータドライバ用均熱板13dを囲む領域Dに分けられる。またリブ33cとリブ34bにより、パネル駆動回路基板5Rを囲む領域Eとデータドライバ用均熱板13fを囲む領域Fに分けられる。なおリブ33a〜33c、34a〜34bはフレームシャーシ6を補強するリブを兼ねる。領域A〜Fの下側には、それぞれ吸気孔10a〜10fが設けられており、上側には排気用ファン11a〜11fが配設されている。吸気孔10b、10d、10fは、水平方向に連結させてもよい。
The
次に本実施形態における作用効果について説明する。 Next, the effect in this embodiment is demonstrated.
図1では詳細を示していないが、画像表示パネル2は、透明な電極を持った前面および背面ガラス基板を貼り合わせて構成され、これら二枚のガラス基板間の微小間隙にネオンガスやキセノンガス等の放電ガスが封入されている。電極に電圧を印加することで放電を起こし、放電ガスをプラズマ状態にして紫外線を発生させ、この紫外線が背面ガラス基板に塗布された、赤、青、緑の蛍光体を刺激して画像を発光表示させる。たとえば、前面ガラスには横方向、背面ガラスには縦方向に電極が並び、それらの交点にあたる場所での発光を制御できるようになっている。なお、一枚のガラス基板はおよそ1.5mm〜3mmの厚さである。このような仕組みで画像を表示するため、画像表示パネル2は全面にわたって放電を繰り返し行い、パネル自体が高温になりやすい。PDP表示装置1全体の消費電力は300〜500Wであるのに対し、画像表示パネル2の消費電力が200〜300W程度と全体の半分以上を占めているので、非常に温度が高くなる。画像表示パネル2とフレームシャーシ6との間には熱伝導性の高い樹脂を主成分とする材料からなる伝熱シート3が挟まれており、画像表示パネル2の熱がフレームシャーシ6に伝わる。
Although not shown in detail in FIG. 1, the
データドライバ9は1個当たり数W〜10数Wの大電力を消費し、非常に温度が高くなる。また、データドライバ9から放出される熱のうち60〜80%はデータドライバ9からデータドライバ用均熱板13へ伝わり、そこから均熱板のボス14を経由して、フレームシャーシ6に熱が伝わる。
Each
フレームシャーシ6に伝熱された熱のうち大部分の熱は、PDP表示装置1の内部に含まれる筐体内部空気7Aに対流伝達され、PDP表示装置1内部の筐体内部空気7Aの温度が上昇する。温度上昇したPDP表示装置1内部の空気7Aを効率よく換気するために、PDP表示装置1の内部をA〜Fまでの6つの領域に区切り、それぞれの領域に対応するバックカバー7上に吸気孔10a〜10fと、ファン11a〜11fが設置されている。冷たい外気7Bが、吸気孔10a〜10fからPDP表示装置1のA〜Fの各領域に供給され、温度上昇したPDP表示装置1内部の空気7Aが、ファン11a〜11fによりPDP表示装置1の外部に排出空気7Cとして排出される。
Most of the heat transferred to the
次に、データドライバ9の支持方法について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るデータドライバ9の支持方法を示す模式的図である。図3(A)はPDP表示装置1の下側からデータドライバ用均熱板13の取り付け部を見た図である。図3(B)は、データドライバ9のその他の支持方法のその他の形態を示す図で、PDP表示装置1の下側からデータドライバ用均熱板13の取り付け部を見た図である。本実施形態ではデータドライバ9を保持するデータドライバ用均熱板13はフレームシャーシ6にボス14を経由して取り付けられている。データドライバ9の発熱量が大きい場合、データドライバ用均熱板13に、例えばコの字放熱板35などが配設される。コの字放熱板35は取り付けボルト36により、ボス14に対してデータドライバ用均熱板13と共締めされ固定される。
Next, a method for supporting the
またデータドライバ9の発熱量が特に大きい場合には、データドライバ用均熱板13をフレームシャーシ6にボス14を経由して接続すると、データドライバ9から受熱したデータドライバ用均熱板13から、ボス14を経由してフレームシャーシ6に非常に大きな熱流が発生し、フレームシャーシ6の温度が上昇してしまう。これを回避するために、図3(B)のように、データドライバ用均熱板13を、大放熱板37に取り付けボルト38により組み付け、さらに大放熱板37をボス39を経由してフレームシャーシ6に取り付けている。この構成によれば、データドライバ9からフレームシャーシ6へ熱伝導する経路長が長くなり、熱抵抗が大きくなるので、フレームシャーシ6への熱流を生じにくくすることができる。
When the
本実施形態では、データドライバ用均熱板13を筐体の下側の領域B、D、Fに設けるようにし、この領域内で吸排気することで、データドライバ9の熱がPDP表示装置1の上部の領域A、C、Eの領域に伝わりにくくなるようにしている。また領域A、C、Eは、1ないし複数の回路基板毎に領域を分割しているので、吸気孔10とファン11が設けられた排気孔の距離が近くなりファン吸気の際流路による圧力損失を低減できる。すなわちファンが固有に持つPQ特性曲線上において、より流量を確保しやすいポイントでファンを動作させることができる。また仕切り板で囲まれた空間毎の発熱ブロックに対して強制空冷ファンによる吸排気を行っているため、吸気温度と発熱部の温度差を大きくすることができ、少ない流量でも熱伝達効率を維持し易くできる。この構成によれば、PDP表示装置1を仕切り板で分割しない従来構成でのパネル最高温度から更に10〜20℃程度の温度低下を実現することができる。
In the present embodiment, the data
なお、フレームシャーシ6とバックカバー7とで囲まれた空間の厚みが非常に狭くなる場合、例えば、画像表示装置の厚みが50mm以下の場合、筐体を上下に仕切るリブ33a〜33cは配設しなくてもよい。これは、上領域の下部に設けた吸気孔から、下領域のファンが空気を吸引することで生じる鉛直下向きの風速成分と、フレームシャーシにより温められた筐体内部の空気7Aの浮力により生じる上昇気流の風速成分が釣り合う領域(死水領域)が、上領域の下部に設けた吸気孔10と下領域のファン11との間にできるため、結果的に下領域の空気が上領域に流れこみにくくなることによる。
In addition, when the thickness of the space surrounded by the
ところで、本実施の形態1では、筐体の下側の領域B、D、Fのファン11b、11d、11fの真上に、筐体の上側の領域A、C、Eの吸気孔10a、10c、10eが存在するため、下側の領域B、D、Fで温められた空気が吸気孔10a、10c、10eで吸入されやすくなり、筐体の上側の領域A、C、Eでの強制空冷の効率が悪くなる。
By the way, in the first embodiment, the
これを回避するための吸気孔10とファン11の配置について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態の変形例に係るPDP表示装置のバックカバー開口部とファンの配置を示す概略平面図である。図4(A)は吸気口とファンの相対配置を示す図で、バックカバー側から見た図である。図4(B)は吸気口とファンの図4(A)とは別の形態の相対配置を示す図で、バックカバー側から見た図である。図4(A)の変形例に示すように、下側の領域B、D、Fのファン11b、11d、11fの左右方向の位置と、上側の領域A、C、Eの吸気孔10a、10c、10eの左右方向の位置が重なり合わないように配置してもよい。すなわち、水平方向の仕切り板33の下側に位置する空間B、D、Fの上部に配設された排気孔と水平方向の仕切り板33の上側に隣接して位置する空間A、C、Fの下部に配設された吸気孔とは、筐体の水平方向の位置において重複しない構成であってもよい。この構成によれば、筐体の下側の領域B、D、Fのファン11b、11d、11fから排出された空気が、筐体の上側の領域A、C、Eの吸気孔10a、10c、10eに直接入りこみにくくなり、筐体の上側の領域A、C、Eでの強制空冷の効率の悪化を防ぐことができる。なお、図4(B)の変形例に示すように、下側の領域B、D、Fのファン11b、11d、11fの左右方向の位置と、上側の領域A、C、Eの吸気孔10a、10c、10eの左右方向の位置との間で重複部分があっても、この重複部分の左右方向寸法が、上側の領域A、C、Eの吸気孔10a、10c、10eの左右方向の寸法に対して小さい構成であってもよい。すなわち、水平方向の仕切り板33の下側に位置する空間B、D、Fの上部に配設された排気孔と水平方向の仕切り板33の上側に隣接して位置する空間A、C、Fの下部に配設された吸気孔とは、筐体の水平方向の位置において少なくともその一部が重複するように位置しており、重複部分の水平方向寸法は、空間A、C、Fの下部に配設された吸気孔の水平方向寸法に対して短い構成であってもよい。この構成によっても、同様の効果が得られる。
The arrangement of the intake holes 10 and the
なおファンの騒音防止のため、図13に示すような構成としてもよい。具体的には、リブ34aと34bの上部を削除し、樹脂のスポンジで構成された多孔体の吸音材47で置き換えた構成である。吸音材47は画像表示装置の内部の空間を仕切るリブとしての役割を果たし、かつ柔軟性があるため自由な形状のリブにすることができる。
In order to prevent fan noise, a configuration as shown in FIG. 13 may be adopted. Specifically, the upper portions of the
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す模式的斜視図である。図6は、本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す模式的断面図である。本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置の構成要素について、図5と図6を用いて説明する。図5と図6に示した本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置の構成要素の基本部分は、図10に示した従来の画像表示装置の構成要素および、図1に示した本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の構成要素と共通しており、共通の構成要素の符号も図5と図6と図1と図10とで同じ符号を用いることとする。
(Embodiment 2)
FIG. 5 is a schematic perspective view showing a schematic configuration of an image display apparatus according to the second embodiment of the present invention. FIG. 6 is a schematic cross-sectional view showing a schematic configuration of an image display apparatus according to the second embodiment of the present invention. The components of the image display apparatus according to the second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Basic components of the image display apparatus according to the second embodiment of the present invention shown in FIGS. 5 and 6 are the same as those of the conventional image display apparatus shown in FIG. 10 and the book shown in FIG. It is common to the constituent elements of the image display apparatus according to the first embodiment of the invention, and the same reference numerals are used in FIGS. 5, 6, 1, and 10 for the common constituent elements.
図5では、図1の本発明の第1の実施形態で用いた軸流ファンの代わりに遠心式ファン40を用いている。また、電源回路基板4やパネル駆動回路基板5は電子部品4a、5aが実装された面をフレームシャーシ6面に対向させて配設されている。
In FIG. 5, a
電源回路基板4やパネル駆動回路基板5は電子部品4a、5aが実装された面をフレームシャーシ6面に対向させて配設されている理由について説明する。筐体が薄型化した場合、電源回路基板4に実装されている電子部品4aと、パネル駆動回路基板5に実装されている電子部品5aの低背化が求められ、これが部品点数の増大を招くことから電源回路基板4と、パネル駆動回路基板5は、基板面積が大きくなる。また、面積が増大した電源回路基板4またはパネル駆動回路基板5と、フレームシャーシ6との空間距離も小さくすることが求められるため、これら基板とフレームシャーシ6の間に挟まれた空間に空気がほとんど流れにくくなり、フレームシャーシ6の熱を筐体内部空気7Aに伝達させにくくなる。電源回路基板4またはパネル駆動回路基板5と、フレームシャーシ6で囲まれた空間の厚みを少しでも大きくし、フレームシャーシ6の熱を内部空気7Aに伝達させやすくすることを目的としている。
The reason why the
本発明の第2の実施形態に係るPDP表示装置1では、図5に示すように筐体の上下方向をリブ33a〜33cで仕切り、筐体の左右方向をリブ34a〜34bで仕切っている。これらのリブによりPDP表示装置1はA〜Fまでの6つの空間に区切られる。リブ33aとリブ34aにより、駆動回路基板5Lを囲む領域Aとデータドライバ用均熱板13bを囲む領域Bに分けられる。リブ33bとリブ34aとリブ34bにより、電源回路基板4と画像処理基板32とを囲む領域Cとデータドライバ用均熱板13dを囲む領域Dに分けられる。またリブ33cとリブ34bにより、駆動回路基板5Rを囲む領域Eとデータドライバ用均熱板13fを囲む領域Fに分けられる。なおリブ33a〜33c、34a〜34bはフレームシャーシ6を補強するリブを兼ねる。領域A〜Fの下側には、それぞれ吸気孔10a〜10fが設けられており、上側には排気用ファン40a〜40fと、排気口41a〜41fが配設されている。吸気孔10b、10d、10fは、水平方向に連結させてもよい。
In the
遠心式ファン40a〜40f近傍の構成について、詳しく説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係る遠心式ファン近傍の流れを説明する模式的断面図で、画像表示装置の側面方向から見た図である。図7(A)は、遠心ファンを両面吸気で用いかつ遠心ファンを筐体の中央に置いた場合の、遠心ファン位置を示す図で、筐体の下側から見た図である。図7(A)では遠心式ファン40を両側吸気のファンとして想定している。遠心式ファン40のフレームシャーシ6側に面した吸気面45とフレームシャーシ6との距離は、遠心式ファン40のバックカバー7側に面した吸気面44とバックカバー7との距離とほぼ等しくしている。遠心式ファン40の側面の一部には開口部46が設けられている。開口部46はダクト42aの一方の端に接続されている。ダクト42aの他方の端は、バックカバー7に設けた排気口41に接続されている。図7(B)は遠心ファンを片面吸気で用いかつ遠心ファンの吸気面をシャーシ側に面した場合の、遠心ファン位置を示す図である。遠心式ファン40を構成するバックカバー7側の面44は閉じられ、フレームシャーシ6側の面45には吸気用の開口部が設けられる。図7(C)は遠心ファンを片面吸気で用いかつ遠心ファンの吸気面をバックカバー側に面した場合の、遠心ファン位置を示す図である。遠心式ファン40を構成するバックカバー7側の面44には吸気用の開口部が設けられ、フレームシャーシ側の面45は閉じられる。
The configuration near the
次に本実施形態における作用効果について図5および図6(A)を用いて説明する。フレームシャーシ6に伝熱された熱のうち大部分の熱は、PDP表示装置1の内部に含まれる空気7Aに対流伝達され、PDP表示装置1内部の空気7Aの温度が上昇する。温度上昇したPDP表示装置1内部の空気7Aを効率よく換気するために、PDP表示装置1の内部をA〜Fまでの6つの領域に区切り、それぞれの領域に対応するバックカバー7上に吸気孔10a〜10fと、ファン40a〜40fが設置されている。冷たい外気7Bが、吸気孔10a〜10fからPDP表示装置1のA〜Fの各領域に供給される。
Next, the effect in this embodiment is demonstrated using FIG. 5 and FIG. 6 (A). Most of the heat transferred to the
PDP表示装置1の筐体内部で温められた空気7Aは、遠心式ファン40のモータ回転により、吸気面44、45から遠心式ファン内部に導入され、遠心式ファン40の遠心方向(中心軸43から半径方向に離れる方向)に向かう。遠心式ファン40の側面に設けた開口部46からダクト42aを経由して、バックカバー7上に設けた排出口41から排出空気7Cとして筐体外部に排気される。
The
なお、遠心式ファン40を両面吸気で用いた場合、ファン吸気面とフレームシャーシ6またはバックカバー7との距離が例えば数mm以下と非常に狭くなり、かつ狭い隙間に流速の大きな吸い込み気流が生じるため、塵埃が堆積しやすい。塵埃堆積を回避するためには、遠心式ファン40を片面吸気で用いた方がよい。この場合の遠心式ファン近傍の構成について、図7(B)を用いて詳しく説明する。遠心式ファン40のフレームシャーシ6側に面した吸気面45とフレームシャーシ6との距離は、遠心式ファン40のバックカバー7側に面した吸気面44とバックカバー7との距離より大きい。遠心式ファン側面の一部には開口部46が設けられており、開口部46はダクト42bの一方の開口端に接続されている。ダクト42bの他方の開口端は、バックカバー7に設けた排気口41に接続される。
When the
PDP表示装置1の筐体内部で温められた空気7Aは、遠心式ファン40のモータ回転により、主に吸気面45から遠心式ファン40内部に導入され、遠心式ファン40の遠心方向(中心軸43から半径方向に離れる方向)に向かう。遠心式ファンの側面に設けた開口部46からダクト42bを経由して、バックカバー7上に設けた排出口41から排出空気7Cとして筐体外部に排気される。遠心式ファン40のバックカバー7側に面した吸気面44とバックカバー7との距離は小さいために、遠心式ファン40のモータが回転しても、PDP表示装置1の筐体内部で温められた空気7Aは、吸気面44からは遠心式ファン内部に導入されにくい。従って、吸気面44は完全に閉じてもよい。
The
遠心式ファン40が片面吸気の状態で用いられ、図6(B)のようにバックカバー7に近接させて配設される場合、電源回路基板4またはパネル駆動回路基板5の鉛直下側に実装される電子部品群は、回路基板の鉛直上側に実装される電子部品群よりも低背にすると、鉛直上方向に向かうにしたがってフレームシャーシ6と電源回路基板4またはパネル駆動回路基板5との距離が小さくなるため、筐体内部で温められた空気7Aの流速を煙突効果により増加させフレームシャーシ6の熱伝達率を大きくすることができる。
When the
なお、片面吸気の遠心式ファン40は図8に示すように、フレームシャーシ6に近接させて配置してもよい。この場合の遠心式ファン40近傍の構成について、図7(C)を用いて詳しく説明する。遠心式ファン40のフレームシャーシ6側に面した吸気面45とフレームシャーシ6との距離は、遠心式ファン40のバックカバー7側に面した吸気面44とバックカバー7との距離より小さい。遠心式ファン40側面の一部には開口部46が設けられており、開口部46はダクト42cの一方の開口端に接続されている。ダクト42cの他方の開口端は、バックカバー7に設けた排気口41に接続される。
The single-sided intake
PDP表示装置1の筐体内部で温められた空気7Aは、遠心式ファン40のモータ回転により、主に吸気面44から遠心式ファン40内部に導入され、遠心式ファン40の遠心方向(中心軸43から半径方向に離れる方向)に向かう。遠心式ファン40の側面に設けた開口部46からダクト42cを経由して、バックカバー7上に設けた排出口41から排出空気7Cとして筐体外部に排気される。遠心式ファン40のバックカバー7側に面した吸気面45とバックカバー7とで囲まれた空間の距離は小さいために、遠心式ファン40のモータが回転しても、PDP表示装置1の筐体内部で温められた空気7Aは、吸気面45からは遠心式ファン40内部に導入されにくい。従って、吸気面45は完全に閉じてもよい。
The
片面吸気の遠心式ファン40が図8に示すように、フレームシャーシ6に近接させて配設された場合には、電源回路基板4やパネル駆動回路基板5は電子部品4a、5aが実装された面をバックカバー7面に対向させて配設され、かつ電源回路基板4またはパネル駆動回路基板5の鉛直下側に実装される電子部品群は、回路基板の鉛直上側に実装される電子部品群よりも低背にすることが望ましい。このとき鉛直上方向に向かうにしたがってバックカバー7と電源回路基板4またはパネル駆動回路基板5との距離が小さくなるため、筐体内部で温められた空気7Aの流速を煙突効果により増加させ電源回路基板4やパネル駆動回路基板5の熱伝達率を大きくすることができる。この場合、フレームシャーシ6と電源回路基板4またはパネル駆動回路基板5との間で囲まれた空間には、図示しないが耐電圧性能をもつ伝熱シートなどで満たすことが望ましい。
As shown in FIG. 8, when the single-side intake
次に、吸気孔10とファン40および排気口41の配置について説明する。図9は、本発明の第2の実施形態に係るPDP表示装置1のバックカバー7の開口部とファンの配置を示す概略平面図である。図9(A)は吸気口とファンの相対配置を示す図で、バックカバー7側から見た図である。図9(B)は吸気口とファンの図9(A)とは別の形態の相対配置を示す図で、バックカバー7側から見た図である。本実施の形態2では、図9(A)に示すように筐体の下側の領域B、D、Fのファン40b、40d、40fの真上に、筐体の上側の領域A、C、Eの吸気孔10a、10c、10eが存在するため、下側の領域B、D、Fで温められた空気が吸気孔10a、10c、10eで吸入されやすくなり、筐体の上側の領域A、C、Eでの強制空冷の効率が悪くなる。これを回避するため、図9(B)の変形例に示すように、下側の領域B、D、Fのファン40b、40d、40fの排気口41b、41d、41fの左右方向の位置と、上側の領域A、C、Eの吸気孔10a、10c、10eの左右方向の位置が重なり合わないように配置してもよい。この構成によれば、筐体の下側の領域B、D、Fのファン40b、40d、40fから排出された空気が、筐体の上側の領域A、C、Eの吸気孔10a、10c、10eに直接入りこみにくくなり、筐体の上側の領域A、C、Eでの強制空冷の効率の悪化を防ぐことができる。
Next, the arrangement of the
なお、図9(C)の変形例に示すように、上側ファン40aに接続されたダクト41aのうち、画像表示装置の側面に近い方のダクトは、上側ファン40aの画像表示装置側面に面する方法に配設されてもよい。同様に上側ファン40eに接続されたダクト41eのうち、画像表示装置の側面に近い方のダクトは、上側ファン40eの画像表示装置側面に面する方法に配設されてもよい。
As shown in the modification of FIG. 9C, the duct closer to the side of the image display device among the
なお、ファンの騒音防止のため、図14に示すような構成としてもよい。具体的には、リブ34aと34bの上部を削除し、樹脂のスポンジで構成された多孔体の吸音材47で置き換えた構成である。吸音材47は画像表示装置の内部の空間を仕切るリブとしての役割を果たし、かつ柔軟性があるため自由な形状のリブにすることができる。
In order to prevent fan noise, the configuration shown in FIG. 14 may be used. Specifically, the upper portions of the
なお、本実施の形態において、ディスプレイ表示装置の例として、その動作原理上パネルの発熱が重要な問題となっているPDPを用いて説明してきたが、本発明はこれに限られるものではなく、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、FEDなどの平面型表示パネルに適用でき、同様の作用効果を得ることができる。 In the present embodiment, as an example of a display device, a description has been given using a PDP in which heat generation of the panel is an important problem due to its operation principle, but the present invention is not limited to this, The present invention can be applied to a flat display panel such as a liquid crystal display, an organic EL display, and an FED, and similar effects can be obtained.
本発明は、平面型表示パネルを有するディスプレイの放熱、薄型化に好適である。 The present invention is suitable for heat dissipation and thinning of a display having a flat display panel.
1 PDP表示装置
2 画像表示パネル
2a 前面フィルタ
3 伝熱シート
4 電源回路基板
4a 電子部品
5 パネル駆動回路基板
5a 電子部品
6 フレームシャーシ
7 バックカバー
7A 筐体内部空気
7B 外気
7C 排出空気
8 フロントカバー
9 データドライバ
10 吸気孔
11 ファン
13 データドライバ用均熱板
14 ボス
13a フレキケーブル
15 連結部
16 連結部
32 画像処理基板
33a〜33b リブ
34a〜34b リブ
35 コの字放熱板
36 取り付けボルト
37 大放熱板
38 取り付けボルト
39 ボス
40 遠心式ファン
41 排気口
42 ダクト
43 中心軸
44 吸気面
45 吸気面
A〜F 仕切り板により仕切られた筐体内部の領域
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記筐体の前面に画像を表示する画像表示パネルと、
前記画像表示パネルの背面に熱伝導材料を介して装着するフレームシャーシと、
前記画像表示パネルと電気的に接続され、前記フレームシャーシの前記画像表示パネルと反対側に配設された複数の回路基板と、
前記フレームシャーシと前記バックカバーで囲まれた筐体の背面空間を、前記複数の回路基板のうち1ないし複数の回路基板ごとに囲むように仕切る鉛直方向及び水平方向の仕切り板と、
前記仕切り板で囲まれた空間毎に対応して、前記バックカバーに配設された吸気孔と、
前記仕切り板で囲まれた空間毎に対応して、前記バックカバーに配設された排気孔と、
前記仕切り板で囲まれた空間内の空気を前記排気孔から排気するファンと、を具備し、
前記仕切り板で囲まれた空間は、前記筐体の鉛直方向・水平方向に各々2つ以上有する、
画像表示装置。 A housing including a front cover and a back cover;
An image display panel for displaying an image on the front surface of the housing;
A frame chassis mounted on the back surface of the image display panel via a heat conductive material;
A plurality of circuit boards electrically connected to the image display panel and disposed on the opposite side of the frame chassis from the image display panel;
A partition plate in a vertical direction and a horizontal direction for partitioning a back space of a housing surrounded by the frame chassis and the back cover so as to surround each of the circuit boards among the plurality of circuit boards;
Corresponding to each space surrounded by the partition plate, an intake hole disposed in the back cover,
Corresponding to each space surrounded by the partition plate, exhaust holes disposed in the back cover,
A fan that exhausts air in the space surrounded by the partition plate from the exhaust hole,
The space surrounded by the partition plate has two or more in the vertical direction and horizontal direction of the casing,
Image display device.
請求項1に記載の画像表示装置。 The exhaust holes disposed in the upper portion of the space located below the horizontal partition plate and the intake holes disposed in the lower portion of the space located adjacent to the upper side of the horizontal partition plate, It is located so that at least a part thereof overlaps in the horizontal position of the housing, and the horizontal dimension of the overlapping part is shorter than the horizontal dimension of the intake hole,
The image display device according to claim 1.
請求項1記載の画像表示装置。 The exhaust holes disposed in the upper portion of the space located below the horizontal partition plate and the intake holes disposed in the lower portion of the space located adjacent to the upper side of the horizontal partition plate, Does not overlap in the horizontal position of the housing,
The image display device according to claim 1.
請求項2ないし3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 The fan is a centrifugal fan,
The image display device according to claim 2.
請求項4に記載の画像表示装置。 The centrifugal fan is a fan that sucks one side of the fan rotation surface, and is disposed so that the opposite surface of the suction surface faces the back cover, and the distance between the suction surface and the frame chassis is determined by the intake air. Greater than the distance between the opposite surface and the back cover,
The image display device according to claim 4.
請求項5に記載の画像表示装置。 The circuit board has a surface on which electronic components are mounted facing the frame chassis surface.
The image display device according to claim 5.
請求項6に記載の画像表示装置。 The circuit board has an in-plane direction substantially parallel to a vertical direction of the frame chassis, and an electronic component group mounted on the vertical lower side of the circuit board is an electronic component group mounted on the vertical upper side of the circuit board. Is lower than
The image display device according to claim 6.
請求項4記載の画像表示装置。 The centrifugal fan is a fan that sucks one side of the fan rotation surface, and is disposed so that the opposite surface of the suction surface is opposed to the frame chassis, and a distance between a space surrounded by the suction surface and the back cover. Is larger than the distance between the opposite surface of the intake surface and the space surrounded by the frame chassis,
The image display device according to claim 4.
請求項2ないし3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 Among the plurality of circuit boards, some of the circuit boards are not directly attached to the frame chassis via bosses, but are attached to a heat sink provided on the surface of the circuit board opposite to the frame chassis, and the heat dissipation The plate is attached directly to the frame chassis via the boss,
The image display device according to claim 2.
請求項1記載の画像表示装置。 A part of the partition plate is composed of a porous body.
The image display device according to claim 1.
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