JP2009260022A - 基板処理ユニットおよび基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】密着強化処理を行う密着強化処理ユニット1において、密閉された処理空間Vを形成するチャンバ10と、処理空間Vに所定の処理ガス(気化した密着強化剤)を供給する処理ガス供給部50と、処理空間V内に配置され、基板Wを載置するプレート20とを備える。プレート20には挿通孔22が形成され、挿通孔22には昇降移動して基板Wの裏面を突き上げ支持する支持ピン30が挿通されている。この挿通孔22と支持ピン30との間隙を封止部80により封止する。
【選択図】図1
Description
〈1−1.構成〉
この発明の実施の形態に係る基板処理ユニットである密着強化処理ユニット1の全体構成について図1を参照しながら説明する。図1は、密着強化処理ユニット1の側断面図である。
チャンバ10は、例えば、ステンレススチール等の金属材料を用いて構成される筐体であり、その内部に密閉された処理空間Vを形成する。チャンバ10は、プレート20の周囲に着設された周壁11を備える。周壁11の上部開口は、蓋12により開閉自在とされている。
プレート20の上面には、セラミックス製のプロキシミティボール21が例えば3個埋設されている。被処理基板Wはプロキシミティボール21を介して所定のギャップ(例えば、0.1mm)を隔ててプレート20に載置される。
複数本の支持ピン30は、それぞれがプレート20に形成された挿通孔22に挿通され、その先端でプレート20に載置された基板Wを突き上げ支持する棒状の部材である。
加熱部40は、プレート20に内蔵され、プレート20を所定の温度まで加熱するヒータである。加熱部40は、制御部90と電気的に接続されており、制御部90からの制御に応じてプレート20を所定の設定温度に温調する。
処理ガス供給部50は、密着強化剤供給源51と、密着強化剤供給源51から供給された密着強化剤を気化させる気化処理装置52とを備える。密着強化剤供給源51から供給され、気化処理装置52にて気化された密着強化剤は、バルブ53が介挿されたライン54を通じて導入孔121に導かれる。バルブ53は、制御部90と電気的に接続されており、制御部90の制御に応じて開閉制御される。
排気部60は、プレート20の全周に渡って形成された排気溝61と、これと接続された1個の排気口63とを備える。
封止部80の構成について、図2を参照しながら具体的に説明する。図2は、封止部80の構成を示す図である。上述の通り、封止部80は、支持ピン30が待避位置にある状態において支持ピン30と挿通孔22との間隙を封止する機能部であり、支持ピン30とそれが挿通される挿通孔22との間に設けられる。
密着強化処理ユニット1において実行される処理を、図3および図4を参照しながら説明する。図3は、密着強化処理ユニット1にて実行される処理の流れを示す図である。図4は、各処理段階における密着強化処理ユニット1の様子を模式的に示す図である。以下の処理は、制御部90が密着強化処理ユニット1の各構成部を制御することによって行われる。
上述した密着強化処理ユニットP−AHPは、例えば、基板Wに塗布処理、熱処理、現像処理等の各処理を行う処理ユニットを所定の位置に配置した基板処理装置100に搭載される。密着強化処理ユニット1が搭載された基板処理装置100について、図5〜図11を参照しながら説明する。図5は、基板処理装置100の全体構成を模式的に示す平面図である。図6、図7、図8および図9は、基板処理装置100を、図1に示す矢印Q1方向、矢印Q2方向、矢印Q3方向および矢印Q4方向からそれぞれみた縦断面図である。図10は、基板処理装置100の制御ブロック図である。図11は、基板処理装置100の備える搬送機構のそれぞれが反復して行う動作の流れを示す図である。
まず、基板処理装置100の制御系について図10を参照しながら説明する。基板処理装置100は、後述する各構成部110,120,130の動作を制御する制御部(第1〜第4コントローラ191〜194およびメインコントローラ199)、および、ユーザインターフェイスである操作部および表示部(いずれも図示省略)を備えている。制御部は、図示しないLAN回線等を通じて基板処理装置100と隣接して配置された露光装置EXPとも接続されている。
基板処理装置100は、露光処理の前後において、基板Wに塗布処理、熱処理、現像処理等の一連の処理を行うための装置である。基板処理装置100は、主として、インデクサ部(ID部)110、処理部120およびインターフェイス(IF部)130を備え、これら各部110,120,130をこの順に並設した構成となっている。また、IF部130の−Y側には、基板処理装置100とは別体の露光装置EXPが接続される。
ID部110は、複数枚の基板Wを収容するキャリアCに対する基板Wの受け渡しを行う。ID部110は、複数個(この実施の形態においては4個)のキャリアCを、1列に並べて載置するキャリア載置台111と、基板Wを搬送する機構(IDロボット)T10とを備える。なお、キャリアCの形態としては、基板Wを密閉空間に収納するFOUP(front opening unified pod)の他に、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気にさらすOC(open cassette)であってもよい。IDロボットT10は、キャリア載置台111に載置されたキャリアCと、PASS1a,1bとの間で基板Wを搬送する。
処理部120は、積層配置された複数(この実施の形態においては2つ)の基板処理列201を備える。基板処理列201は、ID部110とIF部130との間を結ぶ処理列を構成する。基板処理列201は、基板Wを搬送する機構(メインロボットT21)と、メインロボットT21の搬送スペースAを挟んで互いに対向配置された、2つの処理ブロック(主として基板Wに対する熱処理を行う熱処理ブロック21および主として基板Wに所定の処理液を供給する液処理を行う液処理ブロック22)を備える。
再び図5を参照する。IF部130は、処理部120と露光装置EXPとの間での基板Wの受け渡しを行う。IF部130は、インターフェイス搬送機構として、2つの搬送機構(PEBロボットT31、IFロボットT32)とを備える。
上記の実施の形態に係る密着強化処理ユニット1においては、支持ピン30が待避位置におかれた状態において、封止部80によって支持ピン30と挿通孔22との間が封止される。この構成によると、支持ピン30を処理空間Vの外部から隔離するための密包部材(例えば、図13に示される蛇腹配管97のような部材)が不要となり、密包部材の内部に処理ガスの滞留空間が形成されるといった事態が生じない。すなわち、処理空間V内に処理ガスが残存しにくくなり、排気部60により処理空間V内部の処理ガスを完全に排気することができる。これによって、処理空間Vに供給された処理ガスが処理空間の外部へ流出することを防止することができる。
上記の実施の形態に係る密着強化処理ユニット1においては、封止部80を、リング81、凹部82およびシール部83により構成したが、封止部80の構成はこれに限らず、少なくとも支持ピン30が待機位置におかれた状態において、支持ピン30と挿通孔22との間を封止する機構であればどのようなものであってもよい。例えば、接触シール(所謂、メカニカルシール)によって構成してもよい。
10 チャンバ
12 蓋
121 導入孔
13 蓋駆動機構
20 プレート
22 挿通孔
30 支持ピン
31 支持ピン駆動機構
40 加熱部
50 処理ガス供給部
60 排気部
80 封止部
81 リング
82 凹部
83 シール部
811 係止突起部
821 係止段部
100 基板処理装置
110 ID部
120 処理部
130 IF部
T10 IDロボット
T21,T22 メインロボット
T31 PEBロボット
T32 IFロボット
Claims (8)
- 基板処理ユニットであって、
密閉された処理空間を形成するチャンバと、
前記処理空間内に所定の処理ガスを供給する供給手段と、
前記処理空間内に配置され、被処理基板を載置するプレートと、
前記プレートに形成された挿通孔内に挿通され、その先端が前記プレートの載置面よりも上側に突出した基板支持位置と、その先端が前記載置面と同一面上またはそれよりも下側に埋没した待避位置との間で移動可能な棒状の支持ピンと、
前記待避位置におかれた前記支持ピンと前記挿通孔との間隙を封止する封止手段と、
を備えることを特徴とする基板処理ユニット。 - 請求項1に記載の基板処理ユニットにおいて、
前記封止手段が、前記支持ピンの上端部に形成されていることを特徴とする基板処理ユニット。 - 請求項1または2に記載の基板処理ユニットにおいて、
前記封止手段が、
前記支持ピンに周設された環状の外周部材と、
前記挿通孔の内壁に、前記支持ピンが待避位置におかれた状態において前記外周部材の底面と係合する段差を形成する係合部と、
前記外周部材の底面と前記係合部との間を密封する密封部材と、
を備えることを特徴とする基板処理ユニット。 - 請求項1から3のいずれかに記載の基板処理ユニットにおいて、
排気口に負圧を形成して前記排気口から前記処理空間内の前記処理ガスを吸引する排気手段と、
前記排気口に形成される負圧を、前記プレートの全周に分散させる圧分散手段と、
を備えることを特徴とする基板処理ユニット。 - 請求項4に記載の基板処理ユニットであって、
前記圧分散手段が、
前記プレートの周囲に配設された排気溝と、
前記排気溝と前記排気口との間に形成されるバッファ空間と、
前記バッファ空間に配置された1以上のラビリンスリングと、
を備えることを特徴とする基板処理ユニット。 - 請求項4に記載の基板処理ユニットであって、
前記圧分散手段が、
前記プレートの周囲に配設された排気溝と、
前記排気溝と前記排気口との間に形成されるバッファ空間と、
前記バッファ空間に配置された多孔を有するバッフル板と、
を備えることを特徴とする基板処理ユニット。 - 請求項1から6のいずれかに記載の基板処理ユニットにおいて、
前記所定の処理ガスが、気化した密着強化剤であることを特徴とする基板処理ユニット。 - 所定の外部装置に隣接して配置され、基板に対する一連の処理を行う基板処理装置であって、
それぞれが基板に対する所定の処理を行う1以上の処理ユニットと、前記1以上の処理ユニットに所定の順序で基板を搬送していく主搬送機構とを備える処理部と、
前記処理部と前記外部装置との間で基板を搬送するインターフェイス搬送機構と、
を備え、
前記1以上の処理ユニットのいずれかが、
密閉された処理空間を形成するチャンバと、
前記処理空間内に所定の処理ガスを供給する供給手段と、
前記処理空間内に配置され、被処理基板を載置するプレートと、
前記プレートに形成された挿通孔内に挿通され、その先端が前記プレートの載置面よりも上側に突出した基板支持位置と、その先端が前記載置面と同一面上またはそれよりも下側に埋没した待避位置との間で移動可能な支持ピンと、
前記支持ピンが前記待避位置にある状態において前記支持ピンと前記挿通孔との間隙を封止する封止手段と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。
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JP2008106961A JP2009260022A (ja) | 2008-04-16 | 2008-04-16 | 基板処理ユニットおよび基板処理装置 |
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- 2008-04-16 JP JP2008106961A patent/JP2009260022A/ja active Pending
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