JP2009246765A - 受信装置、受信方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】より簡単な構成で、信頼性の高い無線通信を行うことができるようにする。
【解決手段】受信処理部202は、位相特性が定常的である通信路を介して、16QAM変調された信号を受信する。8値識別器241は、ベースバンド信号を、Q軸およびI軸のそれぞれについて、4値に量子化するのではなく、8値のデジタル値に変換する。再量子化部244は、8値識別器241および242から供給されるデジタル値から決定される受信信号点に対応する復調値を、統計処理部243に記憶されている学習により求められた再量子化テーブルに基づいて決定し、パラシリ変換器99に供給する。本発明は、例えば、筐体内の無線通信を行う受信装置に適用できる。
【選択図】図19
【解決手段】受信処理部202は、位相特性が定常的である通信路を介して、16QAM変調された信号を受信する。8値識別器241は、ベースバンド信号を、Q軸およびI軸のそれぞれについて、4値に量子化するのではなく、8値のデジタル値に変換する。再量子化部244は、8値識別器241および242から供給されるデジタル値から決定される受信信号点に対応する復調値を、統計処理部243に記憶されている学習により求められた再量子化テーブルに基づいて決定し、パラシリ変換器99に供給する。本発明は、例えば、筐体内の無線通信を行う受信装置に適用できる。
【選択図】図19
Description
本発明は、受信装置、受信方法、およびプログラムに関し、特に、より簡単な構成で、信頼性の高い無線通信を行うことができるようにする受信装置、受信方法、およびプログラムに関する。
従来、例えば、テレビジョン放送信号を受信するチューナや、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤなどの外部機器からの画像の信号に信号処理を施して、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置に画像の信号を供給する信号処理装置がある。
このような信号処理装置では、外部機器から供給された画像の信号からノイズを除去するノイズ除去処理や、外部機器からの画像よりも表示装置に表示される画像が高画質となるように画像の信号を変換する画像変換処理、表示装置に表示される画像の明るさやコントラストを調整する画像調整処理などの信号処理が行われる。
図1は、従来の信号処理装置の一例の構成を示すブロック図である。
図1において、信号処理装置11は、筐体12、コネクタ131ないし134、入力セレクタ14、信号ルータ15、コネクタ161ないし164、コネクタ171ないし173、機能ブロック181ないし183、コネクタ19、リモートコマンダ20、操作部21、システム制御ブロック22、及び制御バス23等から構成される。
信号処理装置11では、コネクタ131ないし134が、信号ケーブルを介して入力セレクタ14に接続されており、入力セレクタ14が、信号ケーブルを介して信号ルータ15に接続されている。また、信号ルータ15は、信号ケーブルを介してコネクタ161ないし164とコネクタ19に接続されており、さらに、コネクタ161ないし163及びコネクタ171ないし173を介して、機能ブロック181ないし183に接続されている。また、入力セレクタ14、信号ルータ15、コネクタ161ないし164、及びシステム制御ブロック22は、制御バス23を介して、互いに接続されている。
筐体12は、例えば、直方体形状の金属製の筐体であり、その内部には、入力セレクタ14、信号ルータ15、コネクタ161ないし164、コネクタ171ないし173、機能ブロック181ないし183、システム制御ブロック22、及び制御バス23等が収納されている。
また、筐体12には、コネクタ131ないし134,19、及び操作部21が、外部に露出する形で設けられている。
コネクタ131ないし134には、信号処理装置11と、信号処理装置11に画像の信号を供給するチューナやDVDプレーヤなどの外部機器(図示せず)とを接続するケーブルが接続される。
入力セレクタ14には、コネクタ131ないし134を介して、外部機器から画像の信号が供給される。入力セレクタ14は、システム制御ブロック22の制御に従って、コネクタ131ないし134から供給される画像の信号を選択し、信号ルータ15に供給する。
信号ルータ15は、システム制御ブロック22の制御に従い、入力セレクタ14から供給される信号を、コネクタ16i及び17iを介して、機能ブロック18iに供給する(図1では、i=1,2,3)。
また、信号ルータ15には、機能ブロック18iから、信号処理が施された信号が、コネクタ17i及び16iを介して供給される。信号ルータ15は、機能ブロック18iからの信号を、コネクタ19を介して、コネクタ19に接続されている表示装置(図示せず)に供給する。
コネクタ16iと17iとは、互いに着脱可能であり、信号ルータ15、及び制御バス23のそれぞれと、機能ブロック18iとを接続する。
なお、図1では、筐体12内に、4つのコネクタ161ないし164が設けられており、そのうちの3つのコネクタ161ないし163に、機能ブロック181ないし183のコネクタ171ないし173が、それぞれ接続されている。図1において、何も接続されていないコネクタ164には、信号処理装置11に追加される新たな機能ブロック(のコネクタ)を接続することができる。
機能ブロック181ないし183は、ノイズ除去処理、画像変換処理、又は画像調整処理などの信号処理を施す信号処理回路をそれぞれ有している。機能ブロック181ないし183は、信号ルータ15から供給される信号に対して信号処理を施し、信号処理が施された信号を、信号ルータ15に供給する。
コネクタ19には、信号処理装置11と、信号処理装置11から出力される画像を表示する表示装置とを接続するケーブルが接続される。
リモートコマンダ20は、ユーザにより操作される複数のボタンなどを備えており、ユーザにより操作され、ユーザの操作に応じた操作信号を、赤外線などを利用して、システム制御ブロック22に供給(送信)する。
操作部21は、リモートコマンダ20と同様に、ユーザにより操作される複数のボタンなどを備えており、ユーザにより操作され、ユーザの操作に応じた操作信号を、システム制御ブロック22に供給する。
システム制御ブロック22は、ユーザの操作に応じた操作信号が、リモートコマンダ20又は操作部21から供給されると、その操作信号に応じた処理が行われるように、制御バス23を介して、入力セレクタ14、信号ルータ15、又は機能ブロック181ないし183を制御する。
以上のように構成される信号処理装置11では、コネクタ131ないし134及び入力セレクタ14を介して信号ルータ15に画像の信号が供給され、信号ルータ15と機能ブロック181ないし183との間で、信号ケーブルを介して、画像の信号が伝送(送信)される。
ところで、近年、画像の高精細化に伴い、信号処理装置11が信号処理を施す画像の信号の容量が、大きくなる傾向がある。画像の信号の容量が大きくなると、例えば、信号ルータ15と機能ブロック181ないし183との間、または、機能ブロック181ないし183どうしの間で、信号ケーブルを介して、画像の信号が高速で伝送される。このように、信号が高速で伝送されると、信号ケーブルの周波数特性や、クロストーク、パラレルな信号ケーブルにおいて生じるタイミングのずれ(スキュー)などの影響により、信号の伝送に問題が発生する。
そこで、信号の伝送を、無線通信により行う方法がある。例えば、電波を用いた無線通信により行うようにした信号処理装置や、産業用情報処理装置の筐体内で無線通信を行う無線通信システムがある(例えば、特許文献1参照)。
従来の無線通信では、例えば、送信すべき信号を、振幅変復調、周波数変復調、位相変復調などの変復調方式により変調して送信することが一般的に行われている。
図2および図3を参照して、搬送波の位相と振幅を変復調する変復調方式である16QAM (Quadrature Amplitude Modulation)を用いた送信器と受信器の構成について説明する。
図2は、従来の送信器41の構成例を示すブロック図である。
送信器41は、シリパラ変換器51、2値4値変換器52および53、乗算器54および55、加算器56、搬送波発生回路57、並びにπ/2位相器58により構成されている。
シリパラ変換器51には、例えば、画像の信号がシリアルデータで供給される。シリパラ変換器51は、供給されるシリアルデータの信号を、4ビットごとに、パラレルデータに変換する。そして、シリパラ変換器51は、変換後のパラレルデータの先の2ビットを2値4値変換器52に供給し、後の2ビットを2値4値変換器53に供給する。
2値4値変換器52は、入力される2値(0または1)の要素を2つ持つベクトルから、4値の要素を持つ1つのベクトルに変換する。例えば、入力された2ビットが[0,1]であった場合、2値4値変換器52は、それを[01]に変換する。変換後の値は、乗算器54に供給される。
2値4値変換器53も同様に、入力される2値の要素を2つ持つベクトルを、4値の要素を持つ1つのベクトルに変換し、変換後の値を乗算器55に供給する。
乗算器54は、2値4値変換器52から供給される4値の値と搬送波信号とを乗算し、乗算後の信号を加算器56に供給する。乗算器55は、2値4値変換器53から供給される4値の値と搬送波信号とを乗算し、乗算後の信号を加算器56に供給する。乗算器54に供給される搬送波信号は、乗算器55に供給される搬送波信号と比較して、π/2位相器58により位相がπ/2ずれたものとなっている。
加算器56は、乗算器54から供給される信号と、乗算器55から供給される信号とを合成することにより、16QAM変調された信号を生成し、図示せぬアンテナに出力する。
搬送波発生回路57は、所定の周波数の搬送波信号を生成し、乗算器55とπ/2位相器58に供給する。π/2位相器58は、搬送波信号の位相をπ/2だけずらし、乗算器54に供給する。
以上のように構成される送信器41においては、4ビットごとのデータに対応して位相差と振幅が変調された変調信号が生成され、送信される。
図3は、従来の受信器81の構成例を示すブロック図である。
受信器81は、乗算器91および92、LPF(ローパスフィルタ:Low Pass Filter)93および94、4値識別器95および96、4値2値変換器97および98、パラシリ変換器99、搬送波再生回路100、位相同期回路101、およびπ/2位相器102により構成されている。
乗算器91は、受信した信号(受信信号)と、搬送波再生回路100および位相同期回路101により受信信号に周波数と位相の同期が確立された搬送波信号とを乗算し、LPF93に供給する。乗算器92も同様に、受信した信号と、周波数と位相の同期が確立された搬送波信号とを乗算し、LPF94に供給する。ここで、乗算器91に供給される搬送波信号と、乗算器92に供給される搬送波信号の位相は、互いにπ/2だけずれたものとなっている。
LPF93および94は、乗算器91または92から供給される信号の高周波成分を除去する。乗算器91とLPF93、および、乗算器92とLPF94により、受信信号がベースバンド帯域の信号に変換され、4値識別器95または4値識別器96に供給される。
4値識別器95は、LPF93から供給されるアナログのベースバンド信号を、4値のデジタル値に変換する。即ち、4値識別器95は、[00],[01],[10]、または[11]のいずれかの値に変換する。4値識別器96も同様に、LPF94から供給されるアナログのベースバンド信号を、4値のデジタル値に変換する。ここで、例えば、4値識別器95が出力するデジタル信号がQ軸の値に対応し、4値識別器96が出力するデジタル信号がI軸の値に対応する。
4値2値変換器97は、送信器41の2値4値変換器52の逆変換を行う。即ち、4値識別器95から供給される4値の要素を持つ1つのベクトルを、2値(0または1)の要素を2つ持つベクトル(2ビットのパラレル信号)に変換する。例えば、入力された4値の要素を持つ1つのベクトルが[01]であった場合、4値2値変換器97は、それを[0,1]に変換する。4値2値変換器98も同様に、送信器41の2値4値変換器53の逆変換を行う。
パラシリ変換器99は、4値2値変換器97と4値2値変換器98から供給される合計4ビットのパラレル信号をシリアル信号に変換して出力する。
搬送波再生回路100は、搬送波信号を生成し、受信信号から抽出される搬送波信号と周波数の同期を確立し、周波数同期後の搬送波信号を位相同期回路101に供給する。位相同期回路101は、搬送波再生回路100から供給される搬送波信号の位相を受信信号と合わせた後、乗算器92およびπ/2位相器102に供給する。π/2位相器102は、入力される搬送波信号の位相をπ/2ずらして乗算器91に供給する。
以上のように構成される受信器81においては、受信器81内で生成した搬送波信号を、受信信号から抽出した搬送波信号に周波数と位相を同期させ、同期確立後の搬送波信号を用いて、16QAMの変調(復調)方式により受信信号が復調される。
以上のように、送信器41や受信器81を用いた従来の無線通信では、受信側において、搬送波信号を、受信した搬送波と同調させて発振させなければならず、この点が無線通信において正確な通信を行うための難しさの一つともなっていた。受信した搬送波と同調させる手法としては、従来、一般的には、受信した電波から発振信号の周波数と位相を同期させる遅延検波が広く採用されている。
しかしながら、図1の信号処理装置11の筐体内で無線通信を行うようにした場合には、筐体12の壁面や内部の構造物による多重反射により、受信信号が激しく歪んでいるため、遅延検波が困難となる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より簡単な構成で、信頼性の高い無線通信を行うことができるようにするものである。
本発明の一側面の受信装置は、位相特性が定常的である通信路を介して受信された、所定の変調方式で変調された信号を、Q軸およびI軸のそれぞれについて、前記変調方式が一度に送信可能なビット数よりも多値にデジタル変換する多値変換手段と、前記多値変換手段によりデジタル変換された値を、前記位相特性に応じて前記変調方式本来の多値に再量子化する再量子化手段とを備える。
前記位相特性を学習により求める学習手段をさらに設けることができる。
前記学習手段は、前記デジタル変換された値と、送信値との対のデータを蓄積し、前記再量子化手段は、前記デジタル変換された値ごとに最も頻度の高い送信値を、前記位相特性に応じた復調値として決定することにより、再量子化することができる。
本発明の一側面の受信方法は、信号を受信する受信装置が、位相特性が定常的である通信路を介して受信された、所定の変調方式で変調された前記信号を、Q軸およびI軸のそれぞれについて、前記変調方式が一度に送信可能なビット数よりも多値にデジタル変換し、デジタル変換された値を、前記位相特性に応じて前記変調方式本来の多値に再量子化する。
本発明の一側面のプログラムは、コンピュータを、位相特性が定常的である通信路を介して受信された、所定の変調方式で変調された信号を、Q軸およびI軸のそれぞれについて、前記変調方式が一度に送信可能なビット数よりも多値にデジタル変換する多値変換手段と、前記多値変換手段によりデジタル変換された値を、前記位相特性に応じて前記変調方式本来の多値に再量子化する再量子化手段として機能させる。
本発明の一側面においては、位相特性が定常的である通信路を介して受信された、所定の変調方式で変調された信号が、Q軸およびI軸のそれぞれについて、変調方式が一度に送信可能なビット数よりも多値にデジタル変換され、デジタル変換された値が位相特性に応じて変調方式本来の多値に再量子化される。
受信装置は、独立した装置であっても良いし、受信処理を行うブロックであっても良い。
本発明の一側面によれば、より簡単な構成で、信頼性の高い無線通信を行うことができる。
図4は、本発明を適用した信号処理装置の一実施の形態の構成例を示す斜視図である。
図4において、信号処理装置131は、筐体132、電源モジュール133、基板(プラットフォーム基板)134、基板(入力基板)135、基板(信号処理基板)1361ないし1363、及び基板(出力基板)137から構成される。
筐体132は、直方体形状の金属製の筐体であり、その内部には、電源モジュール133、プラットフォーム基板134、入力基板135、信号処理基板1361ないし1363、及び出力基板137が収納されている。
電源モジュール133は、プラットフォーム基板134、入力基板135、信号処理基板1361ないし1363、及び出力基板137に、駆動に必要な電力を供給する。
プラットフォーム基板134には、信号処理基板1361ないし1363が装着されている。なお、信号処理基板1361ないし1363には、プラットフォーム基板134を介して、電源モジュール133から電力が供給される。
入力基板135は、筐体132の外部に設けられているコネクタ131ないし134(図5)に接続されており、入力基板135には、コネクタ13iを介して接続される外部機器(図示せず)から、例えば、画像の信号が供給される。また、入力基板135は、電波を用いた無線通信を行うためのアンテナ135aを備えており、外部機器から供給された画像の信号を、アンテナ135aを介して、信号処理基板1361ないし1363に送信(伝送)する。
信号処理基板1361ないし1363は、電波を用いた無線通信を行うためのアンテナ136a1ないし136a3をそれぞれ備えている。信号処理基板136iには、アンテナ136aiを介して、入力基板135から送信されてくる画像の信号が供給される。信号処理基板136iは、入力基板135からの画像の信号に対し、ノイズ除去処理、画像変換処理、又は画像調整処理などの信号処理を施し、信号処理を施した画像の信号を、アンテナ136aiを介して、出力基板137に送信する。
出力基板137は、電波を用いた無線通信を行うためのアンテナ137aを備えるとともに、筐体132に設けられているコネクタ19(図5)に接続されている。出力基板137は、アンテナ137aを介して、信号処理基板1361ないし1363から送信されてくる画像の信号を受信し、コネクタ19に接続されている表示装置(図示せず)に供給する。
図5は、図4の信号処理装置131の電気的な構成例を示すブロック図である。
なお、図中、図1の信号処理装置11と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図5において、信号処理装置131は、コネクタ131ないし134、コネクタ19、リモートコマンダ20、操作部21、筐体132、入力セレクタ144、信号ルータ145、機能ブロック1461ないし1463、システム制御ブロック150、システム同期信号発振器161、およびシステム同期信号線162から構成される。
信号処理装置131では、コネクタ131ないし134が、信号ケーブルを介して入力セレクタ144に接続されており、入力セレクタ144が、信号ケーブルを介して信号ルータ145に接続されており、信号ルータ145が、信号ケーブルを介してコネクタ19に接続されている。
筐体132の内部には、入力セレクタ144、信号ルータ145、機能ブロック1461ないし1463、及びシステム制御ブロック150が収納されている。
入力セレクタ144は、例えば、図4の入力基板135に設けられており、その入力基板135に設けられているアンテナ135aを介して無線通信を行うことが可能となっている。
また、入力セレクタ144には、コネクタ131ないし134を介して、図示せぬ外部機器から画像の信号が供給される。入力セレクタ144は、システム制御ブロック150の制御に従って、コネクタ131ないし134に接続された外部機器から供給される画像の信号を選択し、信号ルータ145に供給する。
信号ルータ145は、例えば、図4の出力基板137に設けられており、その出力基板137に設けられているアンテナ137aを介して無線通信を行うことが可能となっている。
信号ルータ145は、システム制御ブロック150の制御に従い、入力セレクタ144から供給される画像の信号を、アンテナ137aを介して、電波を用いた無線通信により、機能ブロック1461ないし1463に送信する。
また、信号ルータ145は、アンテナ137aを介して、電波を用いた無線通信により、機能ブロック1461ないし1463から送信されてくる画像の信号を受信し、機能ブロック1461ないし1463からの画像の信号を、コネクタ19を介して、コネクタ19に接続されている表示装置(図示せず)に供給する。
機能ブロック1461ないし1463は、例えば、図4の信号処理基板1361ないし1363にそれぞれ設けられており、信号処理基板1361ないし1363に設けられているアンテナ136a1ないし136a3を介して無線通信を行うことが、それぞれ可能となっている。
機能ブロック146iは、アンテナ136aiを介して、電波を用いた無線通信により、信号ルータ145から送信されてくる画像の信号を受信し、その画像の信号に対し、ノイズ除去処理、画像変換処理、又は画像調整処理などの信号処理を施す。そして、機能ブロック146iは、信号処理を施した画像の信号を、アンテナ136aiを介して、電波を用いた無線通信により、信号ルータ145に送信する。また、機能ブロック146iと146i'どうしも、アンテナ136aiと136ai'を介して、無線通信による信号の送受信を、必要に応じて行う。
なお、機能ブロック1461ないし1463のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、以下、適宜、機能ブロック1461ないし1463を機能ブロック146と称する。同様に、アンテナ136a1ないし136a3も、アンテナ136aと称する。
システム制御ブロック150は、例えば、図4のプラットフォーム基板134に設けられており、そのプラットフォーム基板134に設けられている、図4には図示していないアンテナ150aを介して無線通信を行うことが可能となっている。
また、システム制御ブロック150には、リモートコマンダ20及び操作部21から、操作信号が供給される。
システム制御ブロック150は、ユーザの操作に応じた操作信号が、リモートコマンダ20や操作部21から供給されると、その操作信号に応じた処理が行われるように、アンテナ150aを介して、電波を用いた無線通信により、入力セレクタ144、信号ルータ145、及び機能ブロック146を制御する。
システム同期信号発振器161は、信号処理装置131全体で基準となるクロック信号であるシステム基準信号を生成し、システム同期信号線162を介して、入力セレクタ144、信号ルータ145、機能ブロック146、およびシステム制御ブロック150に供給する。
このシステム基準信号の周波数は、ベースバンド信号の処理の処理タイミングを決めるシステムクロック信号の周波数と同一であり、入力セレクタ144、信号ルータ145、機能ブロック146、およびシステム制御ブロック150は、システム基準信号に基づいて動作する。これにより、信号処理装置131の筐体132内においては、入力セレクタ144、信号ルータ145、機能ブロック146、およびシステム制御ブロック150の各ブロックにおいて、動作基準信号(システムクロック信号)の位相ジッタおよび周波数ジッタを最小限に抑えることができる。
また、入力セレクタ144、信号ルータ145、機能ブロック146、およびシステム制御ブロック150が無線通信を行う場合の搬送波信号は、システム基準信号を逓倍することにより生成される。これにより、信号処理装置131の筐体132内の無線通信においては、一般的な移動体の無線通信システムとは異なり、送信側と受信側の搬送波信号の周波数の同期が、システム基準信号を共有することにより確立されている。
以上のように構成される信号処理装置131の筐体132の内部では、必要に応じて、入力セレクタ144、信号ルータ145、機能ブロック146、及びシステム制御ブロック150のうちの、任意の1つのブロックが送信装置となるとともに、他の1以上のブロックが受信装置となって、送信装置が、電波を用いた無線通信により、例えば、画像の信号や制御信号その他の信号を送信する。そして、受信装置が、送信装置からの信号を受信する。
なお、信号処理装置131の無線通信では、同一周波数帯で複数の送信元が別々の情報を同時に送信するということ(多元接続)は行わないものとする。
入力セレクタ144、信号ルータ145、機能ブロック146、及びシステム制御ブロック150は、いずれも、同一の送信処理部および受信処理部を有しているため、以下では、機能ブロック146を代表として、送信処理部および受信処理部の詳細な構成および動作について説明する。
図6は、機能ブロック146の詳細構成例を示すブロック図である。
機能ブロック146は、送信処理部201、受信処理部202、信号処理部203、制御部204、およびシステム基準信号取得部205により構成されている。
なお、図6においては、アンテナ136aを、便宜的に送信処理部201と受信処理部202の両方に図示しているが、この2つのアンテナ136aは同一のものである。また、図6においては、機能ブロック146内の画像の信号の流れは実線で、コマンド等の制御信号の流れは点線で、システム同期信号発振器161からシステム同期信号線162を介して供給されるシステム基準信号は1点鎖線で図示されている。
送信処理部201は、信号処理部203から供給される画像の信号や、制御部204から供給される制御信号を、アンテナ136aから電波で送信する送信処理を行う。送信処理部201では、送信データを変調する変調方式として、例えば、16QAM (Quadrature Amplitude Modulation)が採用されている。
受信処理部202は、アンテナ136aが電波を受信することによりアンテナ136aから供給される信号を復調する受信処理を行い、その結果得られるデータ(制御信号を含む)を、必要に応じて、信号処理部203や制御部204に供給する。受信処理部202が採用する復調(変調)方式は、送信処理部201と同様の16QAMである。
信号処理部203は、受信処理部202から供給される画像の信号に対して、ノイズ除去処理、画像変換処理、又は画像調整処理などの所定の信号処理を施し、処理後の信号を送信処理部201に供給する。
制御部204は、受信処理部202から供給される制御信号等に従い、送信処理部201、受信処理部202、および信号処理部203を制御する。
システム基準信号取得部205は、システム同期信号発振器161(図5)からシステム同期信号線162を介して供給されるシステム基準信号を取得し、送信処理部201、受信処理部202、信号処理部203、および制御部204に供給する。
以上のように構成される機能ブロック146においては、例えば、受信された画像の信号に対して、所定の処理が施され、処理後の画像の信号が送信処理部201から送信される。
信号処理装置131の筐体132内の無線通信における送信側と受信側では、システム基準信号を共有することにより搬送波信号の周波数については同期が確立されたものとなるが、搬送波信号の位相については、ずれたものとなる。
図7は、変復調方式が16QAMである場合の信号点配置図(コンスタレーションダイアグラム:Constellation diagram)を示している。
16QAMはI軸方向で4値(4種類の値)、Q軸方向で4値を取ることから、I軸方向およびQ軸方向にそれぞれ4分割されることになり、IQ平面全体では、その領域が16分割される。IQ平面上の黒丸で示されている各信号点は、受信した信号が16分割された各領域内にあるとき、その領域の中心にある信号点が送信されたものとして復調されることを示している。換言すれば、16QAMでは、IQ平面を16分割した各領域のうちのどの領域で受信されたかにより、復調される4ビットデータが決定される。
信号処理装置131の筐体132内において、送信側が、送信すべき4ビットデータに対応して、図7に示した各信号点を表す信号を送信した場合、受信側で受信される信号点は、図8に示されるようになる。
即ち、図8は、16QAMによる送信側の信号点配置図と、送信側からの信号を筐体132内の通信路を介して受信した受信側の信号点配置図を示している。
図8の受信側の信号点配置図において、信号点が拡大しているのは、熱雑音による影響であり、信号点の配置が時計回りに回転しているのは位相ずれによるものである。
信号処理装置131の筐体132内という限られた空間であって、かつ、基板135乃至137等の配置および筐体132の形状に変化がないという物理的環境が固定されている状態においては、熱雑音については予測不可能であるが、信号点の回転角度は定常的に決まってくる。
換言すれば、筐体132の内部の基板配置や筐体132の形状が変化するなど物理的な環境変化がない限り、熱雑音による影響を無視すると、信号点配置図上の受信側の信号点(受信信号点)は、図9に示すように、送信時よりも回転はするものの、その回転角度が大きく変化することはない。このような性質を有する通信路を、位相特性が定常的である通信路と呼ぶことにし、筐体内の通信路(筐体内通信路)は、その一つである。
受信処理部202は、送信側から送出された16QAMの各信号点が、受信側でどのような位置にくるかを予め学習することで、送信側の各信号点(送信信号点)を認識できるようにする。これにより、受信処理部202は、位相ずれを調整する回路を持たなくても、送信側と受信側で正確な通信を行うことができるようになされている。
そこで、受信処理部202が、16QAMの送信信号点の位相ずれを含んだ信号点配置を学習する学習処理について説明する。
従来の16QAMによる復調では、図3を参照して説明したように搬送波信号の周波数と位相を同期させた上で、Q軸方向およびI軸方向の各軸で4値([00],[01],[10],[11]のいずれかの値)に量子化することにより、図7のIQ平面上の16分割された領域のどの領域に信号点が位置するかが判断されている。
これに対して、受信処理部202では、受信した信号点の位置を、より高精度(高分解能)に認識するため、16QAM本来の4値よりも細かい単位(16QAMが一度に送信可能なビット数よりも多値)で、Q軸方向およびI軸方向の各軸を量子化する。本実施の形態では、受信処理部202は、Q軸方向およびI軸方向のそれぞれについて、8値に量子化する。
Q軸方向およびI軸方向の各軸方向を8値に量子化する場合、I軸方向およびQ軸方向がそれぞれ8分割されるので、IQ平面全体では領域が64分割される。即ち、送信側が送信した信号は、受信処理部202において、最初は、図10に示される受信信号点M11乃至M88のいずれかとして受信されることになる。
学習処理では、送信側が、“1000”,“1001”,“1011”,・・・の16種類の各信号を送信したとき、受信処理部202で、受信信号点M11乃至M88のどこで受信することが多いかが統計値として求められる。
そして、受信処理では、受信処理部202は、64点の受信信号点M11乃至M88のうちのどこで最も多く受信したかによって、送信側が“1000”,“1001”,“1011”,・・・のどの信号を送信したかを決定し、それを復調値とする。
図11は、位相がずれた状態の16QAM本来の信号点配置に、受信処理部202で検出可能な受信信号点M11乃至M88を重ねた図である。
図11の信号点配置によれば、例えば、送信側が“1000”を送信した場合には、受信処理部202では、それを受信信号点M21や受信信号点M31として受信する頻度が多くなると予想され、そのような学習結果(統計値)が得られた場合、受信処理部202は、受信処理で受信信号点M21や受信信号点M31が検出されたとき、受信データが“1000”であるとして復調する(再量子化する)。
また例えば、送信側が“1100”を送信した場合には、受信処理部202では、それを受信信号点M41、受信信号点M42、受信信号点M51、または受信信号点M52として受信する頻度が多くなると予想され、そのような学習結果(統計値)が得られた場合、受信処理部202は、受信処理で受信信号点M41、受信信号点M42、受信信号点M51、または受信信号点M52が検出されたとき、受信データが“1100”であるとして復調する(再量子化する)。
学習処理の具体的な内容について説明する。
学習処理では、最初に、“1000”,“1001”,“1011”,・・・“0010”の16個の送信信号点がほぼ均一に所定回数送信されるようなテストパターン(ビット列)が決定され、送信側と受信側は、そのテストパターンを共有する。
そして、テストパターンが送信側から送信され、受信側は、受信した受信信号点M11乃至M88のいずれかと、そのとき送信側が送信したはずの送信信号点(真値)との対応をとって蓄積し、受信信号点M11乃至M88ごとに、送信信号点の分布を求める。
図12は、学習処理により得られた受信信号点ごとの送信信号点分布の例を示している。
図12の例によれば、受信信号点M11や受信信号点M21は、“1000”の送信信号点を受信した頻度が最も高く、受信信号点M32は、“1001”の送信信号点を受信した頻度が最も高くなっている。また、受信信号点M88は、“0010”の送信信号点を受信した頻度が最も高い。
受信処理部202は、各受信信号点において最も頻度の高い送信信号点を、その受信信号点で受信したときの16QAMの復調値に決定する。即ち、受信処理部202は、受信処理において、受信信号点M11や受信信号点M21で受信したときは“1000”に復調し、受信信号点M32で受信したときは“1001”に復調し、受信信号点M88で受信したときは“0010”に復調することを決定する。
なお、図12において、位相ずれによる回転後の16分割された各領域の境界線(点線)から離れた位置にある受信信号点M11や受信信号点M21では、最も頻度の高い送信信号点である“1000”の頻度と、それ以外の送信信号点の頻度の差は大きく、ほぼ境界線上にある受信信号点M32などでは、最も頻度の多い送信信号点である“1001”の頻度と、それ以外の送信信号点の頻度の差は小さいが、受信処理部202は、いずれにおいても、最も頻度の高い送信信号点を、その受信信号点で受信した場合の復調値として決定する。
64点の受信信号点M11乃至M88を、送信信号点分布に基づいて決定された復調値ごとに分類すると、図13に示すようになる。
図13は、例えば、受信信号点M11、受信信号点M21、および受信信号点M31で受信された場合には、“1000”と復調し、受信信号点M12、受信信号点M22、受信信号点M32、受信信号点M13、および受信信号点M23で受信された場合には、“1001”と復調することを表している。
受信処理部202は、送信信号点分布に基づいて決定された受信信号点M11乃至M88ごとの復調値を、図14に示されるような再量子化テーブルとして記憶する。即ち、図14は、学習処理の結果として得られる、受信信号点ごとの復調値に対応する再量子化テーブルの例である。
次に、図15のフローチャートを参照して、送信側および受信側それぞれの学習処理について説明する。この学習処理は、信号処理装置131全体を制御するシステム制御ブロック150から、学習処理の初期設定コマンドを受信したとき開始される。
従って、最初のステップS11では、送信処理部201は、システム制御ブロック150から初期設定コマンドを受信し、受信処理部202も、ステップS51において、システム制御ブロック150から初期設定コマンドを受信する。
ステップS12において、送信処理部201は、送信準備を行う。具体的には、送信処理部201は、システム基準信号取得部205から供給されるシステム基準信号に基づいて搬送波信号を生成するとともに、受信した初期設定コマンドに基づいて、通信速度の設定などを行う。
受信側の受信処理部202も、ステップS52において、受信準備を行う。具体的には、受信処理部202は、システム基準信号取得部205から供給されるシステム基準信号に基づいて搬送波信号を生成するとともに、受信した初期設定コマンドに基づいて、通信速度の設定などを行う。送信側と受信側は、同一のシステム基準信号に基づいて搬送波信号が生成されるので、搬送波信号の周波数同期は確立される。
図16および図17を参照して、初期設定コマンドに基づいて設定される内容について説明する。
図16は、システム制御ブロック150から送られてくる初期設定コマンドのフォーマットを示している。
初期設定コマンドには、図16に示されるように、“送信側変調方式”、“通信速度”、および“テストパターンの情報”が含まれている。
“送信側変調方式”は、送信側の変調方式を示す情報である。従って、本実施の形態では、“送信側変調方式”として16QAMを表す情報が入力されている。なお、詳細は後述するが、変復調方式は16QAMに限定されるものではない。受信側では、送信側の変調方式を認識することで、送信信号点(復調値)の種類(個数)を設定することができる。
“通信速度”は、送受信間におけるデータの通信速度を示す情報である。筐体内の無線通信は、この通信速度で実行される。
“テストパターンの情報”は、どういった信号(ビット列)をテストパターンとして用いて送受信間でやりとりするかを特定するための情報である。
例えば、テストパターンとして、PRBS(Pesudo Random Binary Sequence:バイナリ擬似乱数列)を採用することができる。
図17Aは、PRBSを生成する最も簡単なM系列のバイナリ信号発生器の構成例を示しており、このバイナリ信号発生器は、シフトレジスタと排他的論理和演算器により構成される。
M系列のバイナリ信号発生器は、シフトレジスタと排他的論理和演算器の組み合わせ方と、そこに与えるレジスタの初期値によってさまざまなPRBSを生成することができ、また、シフトレジスタの構造と初期値が同じであれば、全く同じPRBSを生成することができるという特徴を有している。図17Bに示される例では、7ビットごとに周期を持つランダムビット列“0010111”が出力される例を示している。
このM系列のバイナリ信号発生器を用いて、例えば、初期設定コマンドの“テストパターンの情報”として、シフトレジスタと排他的論理和演算器の組み合わせ方とレジスタの初期値が与えられることにより、送信側と受信側で、同一のテストパターンを生成することが可能となる。
なお、M系列のバイナリ信号発生器は、機能ブロック146内の、例えば、信号処理部203などに設けられ、必要に応じて、テストパターンとしてのビット列を、送信処理部201や受信処理部202に供給する。
図15に戻り、初期設定コマンドに基づく各種の設定が行われた後、ステップS13において、信号処理部203は、受信処理部202から制御部204を介して制御信号として供給されるテストパターンの情報に基づいて、テストパターンを生成する。生成されたテストパターンは、制御信号として信号処理部203から送信処理部201に供給される。
受信側でも同様に、ステップS53において、信号処理部203は、受信処理部202から制御部204を介して制御信号として供給されるテストパターンの情報に基づいて、テストパターンを生成する。生成されたテストパターンは、制御信号として信号処理部203から受信処理部202に供給される。
ステップS14において、送信処理部201は、テストパターンを電波により送信する。即ち、送信処理部201は、テストパターンを16QAMにより変調した信号を受信側に送信する。
受信側の受信処理部202は、ステップS54において、送信処理部201から送信されてきたテストパターンに対応する信号を、筐体内無線通信路を介して受信する。
さらに、ステップS55において、受信処理部202は、受信した信号をデジタル変換して得られた受信信号点(受信信号点M11乃至M88のいずれか)と、テストパターンから認識される送信処理部201が送信した送信信号点とを対応付けて蓄積する。
一方、送信側では、ステップS15において、送信処理部201は、テストパターンの送信を終了するかを判定する。例えば、テストパターンを生成して送信することを所定回数だけ繰り返し実行することが予め決められており、送信処理部201は、テストパターンの送信回数が予め決められた所定回数に達しているか否かを判定することにより、テストパターンの送信を終了するかを判定する。
ステップS15で、テストパターンの送信をまだ終了しないと判定した場合、処理はステップS13に戻り、ステップS13乃至S15の処理が繰り返される。これにより、次のテストパターンとしてのランダムビット列が生成され、そのランダムビット列を16QAMにより変調した信号が受信側に送信される。
一方、ステップS15で、テストパターンの送信が終了したと判定された場合、ステップS16において、送信処理部201は、テストパターン送信終了コマンドを受信側に送信して、処理を終了する。
受信側の受信処理部202は、ステップS56において、テストパターン送信終了コマンドを受信したかを判定する。ステップS56で、テストパターン送信終了コマンドを受信していないと判定した場合、処理はステップS53に戻り、上述したステップS53乃至S56が繰り返される。即ち、次のテストパターンが生成され、受信信号点と送信信号点の対のデータが蓄積される。
一方、ステップS56で、テストパターン送信終了コマンドを受信したと判定された場合、処理はステップS57に進み、受信処理部202は、繰り返し実行したステップS53乃至S56の処理により蓄積された受信信号点と送信信号点の対のデータを用いて、受信信号点M11乃至M88ごとに最適な復調値を決定する。即ち、受信処理部202は、受信信号点M11乃至M88ごとに、最も頻度の高い送信信号点を、その受信信号点で受信した場合の最適な復調値として決定する。
ステップS58において、受信処理部202は、受信信号点M11乃至M88のそれぞれについて、受信信号点と復調値とを対応付けた再量子化テーブルを作成し、内部メモリに記憶して処理を終了する。
次に、上述した学習処理により求められた再量子化テーブルを用いて行う、送信処理部201の送信処理と受信処理部202の受信処理について説明する。
図18は、送信処理部201の詳細な構成例を示すブロック図である。
なお、図18において、図2の送信器41と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
送信処理部201は、シリパラ変換器51、2値4値変換器52および53、乗算器54および55、加算器56、並びに逓倍回路221により構成されている。
即ち、図18の送信処理部201は、システム基準信号を逓倍することにより搬送波信号を生成する点が図2の送信器41と異なる。そのため、送信処理部201では、図2の搬送波発生回路57に代えて、システム基準信号取得部205から供給されるシステム基準信号を逓倍して搬送波信号を生成する逓倍回路221が設けられている。
送信処理部201のその他の構成は、送信器41と同様である。
図19は、受信処理部202の詳細な構成例を示すブロック図である。
図19において、図3の受信器81と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
受信処理部202は、乗算器91および92、LPF93および94、パラシリ変換器99、π/2位相器102、8値識別器241および242、統計処理部243、再量子化器244、並びに逓倍回路245により構成されている。
受信処理部202では、受信した信号を、Q軸およびI軸のそれぞれで、4値に量子化するのではなく、8値に量子化するため、受信器81における4値識別値95および96に代えて、8値識別器241および242が設けられている。即ち、8値識別器241は、LPF93から供給されるアナログのベースバンド信号を8値のデジタル値に変換する。8値識別器242も同様に、LPF94から供給されるアナログのベースバンド信号を8値のデジタル値に変換する。
統計処理部243は、学習処理において受信信号点と送信信号点の対のデータを蓄積し、最適な復調値を決定する。そして、統計処理部243は、受信信号点ごとに決定した最適な復調値に基づいて再量子化テーブルを生成し、記憶する。
再量子化部244は、8値識別器241および242から供給されるデジタル値から決定される受信信号点に対応する復調値を、統計処理部243に記憶されている再量子化テーブルに基づいて決定し、パラシリ変換器99に供給する。即ち、再量子化部244は、再量子化テーブルを用いて、8値識別器241および242から供給されるデジタル値を16QAM本来の多値に再量子化する。
逓倍回路245は、システム基準信号取得部205から供給されるシステム基準信号を逓倍して搬送波信号を生成し、乗算器92およびπ/2位相器102に供給する。
次に、図20のフローチャートを参照して、送信処理について説明する。
初めに、ステップS81において、機能ブロック46のシステム基準信号取得部205は、システム同期信号発振器161から供給されるシステム基準信号を取得し、送信処理部201に供給する。なお、ステップS81の処理は、送信処理部201がシステム基準信号に基づく送信処理を行うことにより、周波数については同期が確立されていることを説明するため記述しているが、実際には、システム基準信号は、データを送信するか否かに関わらず、送信処理部201に供給されている。
ステップS82において、送信処理部201は、信号処理部203から供給された送信データを16QAMにより変調し、変調した後の信号をアンテナ136aに供給する。
ステップS83において、アンテナ136aは、送信処理部201から供給された変調後の信号を、電波により送信し、処理を終了する。
次に、図21のフローチャートを参照して、受信処理について説明する。
初めに、ステップS101において、受信側の機能ブロック146のシステム基準信号取得部205は、システム同期信号発振器161から供給されるシステム基準信号を取得し、受信処理部202に供給する。なお、上述したステップS81での説明と同様に、受信処理部202には、受信処理を行うか否かに関わらず、システム基準信号が供給されている。
ステップS102において、受信側の機能ブロック146のアンテナ136aは、送信側から送信されてきた信号を受信し、受信処理部202に供給する。受信処理部202の乗算器91およびLPF93は、供給された受信信号をベースバンド信号に変換して8値識別器241に供給する。乗算器92およびLPF94も同様に、供給された受信信号をベースバンド信号に変換して8値識別器242に供給する。
ステップS103において、8値識別器241は、LPF93から供給されたベースバンド信号を8値のデジタル値に変換する。8値識別器242も同様に、LPF94から供給されたベースバンド信号を8値のデジタル値に変換する。
ステップS104において、再量子化器244は、統計処理部243に記憶されている再量子化テーブルに基づいて、8値識別器241および242から供給されるデジタル値から決定される受信信号点(受信信号点M11乃至M88のいずれか)に対応する復調値を決定する。そして、パラシリ変換器99は、再量子化器244から供給される復調値としての4ビットのパラレルデータを、シリアルデータに変換する。変換後の値が信号処理部203に供給され、処理は終了する。
以上のように、信号処理装置131内の筐体内通信路を用いた無線通信では、システム基準信号を共有することにより送信側と受信側で周波数の同期が確立されるので、受信処理部202は、周波数同期を行う必要がない。
また、筐体内通信路は位相特性が定常的である通信路であるので、受信側で、送信側から送信された16QAMの各送信信号点が、位相ずれを含めた状態で、どの受信信号点で受信されるかを、16QAM本来の多値変換分解能よりも細かい分解能で予め学習し、その学習結果に基づいて、受信信号点を16QAM本来の多値に再量子化することにより、実質的に同期検波を行ったと同様の、通信を行うことができる。これにより、受信処理部202は、位相同期のための位相器を必要としない簡単な構成で、信頼性の高い(精度の高い)通信を行うことができる。
上述した実施の形態では、変復調方式として16QAMを採用したが、本発明は、16QAMの変復調方式に限定されない。例えば、変復調方式がBPSK(Binary Phase Shift Keying)やQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)であってもよい。
図22は、変復調方式としてBPSKを採用した場合の送受信処理の概念図を示している。
変復調方式がBPSKである場合、送信時の信号点はI軸上に位置するが、受信時には、信号点が、位相ずれのため、例えば、図22に示されるように、反時計回りに回転した位置となっている。この場合も、受信信号点M11乃至M88に対して、位相ずれによる回転に応じて“1”の復調値か、または、“0”の復調値が対応付けられた再量子化テーブルを学習処理により作成することで、再量子化テーブルを用いて、受信信号点M11乃至M88から復調値を得ることができる。
図23は、変復調方式としてQPSKを採用した場合の送受信処理の概念図を示している。
変復調方式がQPSKである場合、送信時の信号点はI軸およびQ軸で4分割される各領域の中心に位置するが、受信時には、信号点が、位相ずれのため、例えば、図23に示されるように、反時計回りに回転した位置となっている。この場合も、受信信号点M11乃至M88に対して、位相ずれによる回転に応じて“00”,“01”,“10”、または“11”のいずれかの復調値が対応付けられた再量子化テーブルを学習処理により作成することで、再量子化テーブルを用いて、受信信号点M11乃至M88から復調値を得ることができる。
図24は、変復調方式がBPSK,QPSK,16QAMのいずれにも対応可能な、1シンボルでnビットを送受信する場合の、受信装置202nの構成例を示すブロック図である。
なお、図24において、図19と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
受信装置202nは、乗算器91および92、LPF93および94、π/2位相器102、8値識別器241および242、統計処理部243、再量子化器244、パラシリ変換器281、並びに逓倍回路245により構成されている。
即ち、受信装置202nの構成は、図19の受信処理部202と比較すると、4ビットのパラレルデータをシリアルデータに変換するパラシリ変換器99が、nビットのパラレルデータをシリアルデータに変換するパラシリ変換器281に変更されている以外は、図19の受信処理部202と同様である。
従って、図24に示される構成から、高フレームレート化や高解像度化により、信号処理装置131内でやりとりする信号の高速化が必要となった場合に、乗算器91および92、LPF93および94、8値識別器241および242、再量子化器244、パラシリ変換器281などが、BPSK,QPSK,16QAMと高速化していっても対応可能なハードウエアでありさえすれば、受信装置202nは、最初に、変復調方式としてBPSKを採用していた場合であっても、統計処理部243に記憶されている再量子化テーブルを再構築するだけで、QPSK,16QAMへの変更が対応可能であるということが言える。即ち、受信装置202nは、信号処理装置131内でやりとりする信号の帯域に関してスケーラビリティを持たせることが可能である。
換言すれば、高フレームレート化や高解像度化などによって、送受信する信号が高速化しても、受信装置202nによれば、少ない工数で高速化に対応可能な信号処理装置131を提供することができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図25は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)301,ROM(Read Only Memory)302,RAM(Random Access Memory)303は、バス304により相互に接続されている。
バス304には、さらに、入出力インタフェース305が接続されている。入出力インタフェース305には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部306、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部307、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部308、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部309、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア311を駆動するドライブ310が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU301が、例えば、記憶部308に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース305及びバス304を介して、RAM303にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU301)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア311に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア311をドライブ310に装着することにより、入出力インタフェース305を介して、記憶部308にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部309で受信し、記憶部308にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM302や記憶部308に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
すなわち、本実施の形態では、画像の信号を送信の対象としたが、送信の対象とする信号としては、画像の他、例えば、音声の信号等を採用することができる。また、本発明は、基板間の他、例えば、LSI間で行われる通信にも適用可能である。
また、上述した実施の形態では、LPF後のベースバンド信号をQ軸およびI軸の各軸で8値のデジタル値に変換したが、デジタル変換する多値の値(ビット数)が大きいほど、高精度に送信信号点を切り分けられるので、8値以上の多値にデジタル変換することが可能である。
上述した実施の形態では、変復調方式がBPSK,QPSK,16QAMの3種類の場合について説明したが、本発明は、それ以外の64QAMなどにも勿論適用可能である。ただし、変調方式の送信信号点数よりも多い(細かい)受信信号点数で受信可能であることが必要である。
なお、上述した実施の形態では、逓倍回路によりシステム基準信号を逓倍することにより搬送波信号を生成したが、搬送波信号の周波数は、システム基準信号の周波数よりも低くても高くてもどちらでもよい。
また、信号処理装置31の無線通信では、同一周波数帯で複数の送信元が別々の情報を同時に送信するということ(多元接続)は行わないものとしたが、同一周波数帯で複数の送信元が別々の情報を同時に送信することを許可する場合には、周波数分割多元接続方式や時分割多元接続方式を併用することで実現可能である。
131 信号処理装置, 136a アンテナ, 146 機能ブロック, 202 受信処理部, 241,242 8値識別器, 243 統計処理部, 244 再量子化部, 245 逓倍回路
Claims (5)
- 位相特性が定常的である通信路を介して受信された、所定の変調方式で変調された信号を、Q軸およびI軸のそれぞれについて、前記変調方式が一度に送信可能なビット数よりも多値にデジタル変換する多値変換手段と、
前記多値変換手段によりデジタル変換された値を、前記位相特性に応じて前記変調方式本来の多値に再量子化する再量子化手段と
を備える受信装置。 - 前記位相特性を学習により求める学習手段をさらに備える
請求項1に記載の受信装置。 - 前記学習手段は、前記デジタル変換された値と、送信値との対のデータを蓄積し、
前記再量子化手段は、前記デジタル変換された値ごとに最も頻度の高い送信値を、前記位相特性に応じた復調値として決定することにより、再量子化する
請求項2に記載の受信装置。 - 信号を受信する受信装置が、
位相特性が定常的である通信路を介して受信された、所定の変調方式で変調された前記信号を、Q軸およびI軸のそれぞれについて、前記変調方式が一度に送信可能なビット数よりも多値にデジタル変換し、
デジタル変換された値を、前記位相特性に応じて前記変調方式本来の多値に再量子化する
受信方法。 - コンピュータを、
位相特性が定常的である通信路を介して受信された、所定の変調方式で変調された信号を、Q軸およびI軸のそれぞれについて、前記変調方式が一度に送信可能なビット数よりも多値にデジタル変換する多値変換手段と、
前記多値変換手段によりデジタル変換された値を、前記位相特性に応じて前記変調方式本来の多値に再量子化する再量子化手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008092190A JP2009246765A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 受信装置、受信方法、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008092190A JP2009246765A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 受信装置、受信方法、およびプログラム |
Publications (1)
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JP2009246765A true JP2009246765A (ja) | 2009-10-22 |
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ID=41308185
Family Applications (1)
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JP2008092190A Withdrawn JP2009246765A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 受信装置、受信方法、およびプログラム |
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JP (1) | JP2009246765A (ja) |
-
2008
- 2008-03-31 JP JP2008092190A patent/JP2009246765A/ja not_active Withdrawn
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