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JP2009240062A - ワイヤハーネスの分岐構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの分岐構造 Download PDF

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Abstract

【課題】コルゲートチューブを幹線および支線に外装したワイヤハーネスにおいて、分岐位置で電線を露出させないように被覆する。
【解決手段】ワイヤハーネスの幹線に外装するコルゲートチューブを分岐部で分断し、分断した両側の各コルゲートチューブを分断端から所要長さの領域で周方向の一部を切除して一部開口の円弧部を設けておき、前記幹線の分岐部から分岐する支線の分岐方向および支線の太さに応じて、前記両側のコルゲートチューブの円弧部を、所要角度範囲で重ねて周方向の開口角度を調節すると共に、両側の円弧部を所要長さ範囲で重ねて開口長さを調節し、前記円弧部の内外に重ねた山部同士および谷部同士を嵌合している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスの分岐構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの分岐部分に外装するコルゲートチューブの接合端部の形状を改良しているものである。
自動車の内部に配索する電線を集束したワイヤハーネスは、ワイヤハーネスの所要位置に、蛇腹状で中空した樹脂成形品からなるコルゲートチューブを外装して、電線束が他部材と干渉して損傷を受けることを防止している。
コルゲートチューブを取り付ける部分にワイヤハーネスの幹線から支線が分岐する分岐位置では、コルゲートチューブを分割する必要があり、該分岐位置ではコルゲートチューブで保護できず、電線束が露出して車体のエッジ等の外部干渉材と干渉し損傷を受ける恐れがあるため、其の対策が種々施されている。
例えば、ワイヤハーネスが露出する分岐位置を外部干渉材と干渉しない位置にずらせるレイアウトとする。しかし、この場合は、ワイヤハーネスの配索の自由度を低下させ、さらに、分岐部をずらすことによって、余分な長さの支線が必要となる。
また、図10(A)に示すように、T字状の分岐部では、T字状の筒部となるプロテクタ1を別体で設け、該別体のプロテクタ1で分岐部を覆う提案がなされている。しかし、この場合は、別体のプロテクタ1を必要とし、コストアップとなる。
さらに、図10(B)に示すように、幹線に外装するコルゲートチューブ2に支線分岐位置に支線引き出し用の穴2aを設ける。しかし、この場合は、支線が分岐する位置毎に予め穴2aを設けたコルゲートチューブを形成する必要があり、コルゲートチューブが多種類形成する必要がある。
さらに、本出願人は、特開平9−172714号公報において、図11(A)に示すように、分岐位置で接合する3つのコルゲートチューブ3A、3B、3Cを設け、これらコルゲートチューブ3A〜3Cの接合端に斜めカット部4a、4b、4cを設けている。
しかしながら、分岐位置のワイヤハーネスの径は種々相違し、例えば、図11(B)に示すように、コルゲートチューブ3A、3Bを外装する電線径が小さい場合には、コルゲートチューブ3A、3Bの外径は小さくなり、コルゲートチューブ3Cを外装する電線径が大きい場合にはコルゲートチューブ3Cの外径は大きくなる。即ち、横軸方向のコルゲートチューブ3A、3Bは小さく、縦軸方向のコルゲートチューブ3Cが大きいと、電線群Wが露出する部分ができ、分岐部を十分に保護することができない。
さらに、図11(C)に示すように、斜めカット部は端縁同士の重なりが少ないため、ワイヤハーネスを曲げた場合に、電線群が露出する部分が発生し、この場合も分岐部を十分に保護することができない問題がある。
特開平9−172714号公報
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであり、ワイヤハーネスの幹線、支線の太さ、分岐方向のいかんにかかわらず、別体のプロテクタを用いずに、ワイヤハーネスの分岐部分を確実に保護するワイヤハーネスの分岐構造を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、周方向の山部と谷部とを長さ方向に交互に設けたコルゲートチューブで外装しているワイヤハーネスの分岐構造であって、
ワイヤハーネスの幹線に外装するコルゲートチューブを分岐部で分断し、分断した両側の各コルゲートチューブを分断端から所要長さの領域で周方向の一部を切除して一部開口の円弧部を設けておき、
前記幹線の分岐部から分岐する支線の分岐方向および支線の太さに応じて、前記両側のコルゲートチューブの円弧部を所要角度範囲で重ねて周方向の開口角度を調節すると共に、両側の円弧部を所要長さ範囲で重ねて開口長さを調節し、前記円弧部の内外に重ねた山部同士および谷部同士を嵌合していることを特徴とするコルゲートチューブで外装したワイヤハーネスの分岐構造を提供している。
即ち、連続して成形されるコルゲートチューブを分岐部で分断し、該分断はコルゲートチューブのそれぞれの分断端で周方向の一部を切除して一部開口の円弧部を設けておき、ワイヤハーネス幹線の分岐部から分岐する支線の分岐方向および太さに応じて、両側のコルゲートチューブの円弧部を内外周で重ねている。其の際、所要角度範囲で重ねて周方向の開口角度を調節すると共に、両側の円弧部を所要長さ範囲で重ねて開口長さを調節し、重ねた前記円弧部の山部同士および谷部同士を嵌合している。これにより、支線の太さや分岐方向が相違しても共用で用いることができると共に、コルゲートチューブの山谷に嵌合により重ね位置がずれることはない。
前記分断した両側のコルゲートチューブはそれぞれ半周部を切除して、分割端に半周の円弧部を有する形状としていることが好ましい。
即ち、コルゲートチューブの上半と下半の半周部をクランク型に切断することで、前記円弧部を有する分断を行うことができ、コルゲートチューブの廃棄部分をなくすことができる。かつ、分断したコルゲートチューブの円弧部の周方向の重ね代を調整することにより開口の周方向の大きさを調整でき、円弧部の長さ方向の重ね代を調整することで開口長さを調整できる。
即ち、周方向の重ね代を最大として、長さ方向の重ね代を最小とすると最も大きな開口を形成でき、支線が太い場合に対応できる。一方、周方向の重ね代を最小として、長さ方向の重ね代を最大とすると最も小さい開口を形成でき、支線が1本〜3本等の細線の場合にも対応でき、分岐部において電線群が露出するのを防ぐことができる。
前記クランク型の切断は、コルゲートチューブは軸線方向に連続してスリットを設けているスリット付きコルゲートチューブである場合は、該コルゲートチューブの前記スリットと直径方向に対向する部分を軸線方向に沿って所要長さ切断すると共に、該切断部の長さ方向の一端は上半周側を前記スリットに向けて切断すると共に他端は下半周側を前記スリットに向けて切断することにより行い、前記半周の円弧部を有する分断された両側のコルゲートチューブを設けている。
このように切断することにより、コルゲートチューブの破棄部分を完全になくすことができると共に、コルゲートチューブの切断が容易にできる。
また、本発明のワイヤハーネスの分岐構造は、前記両側のコルゲートチューブの円弧部の間に形成される前記開口から1本の支線を幹線に対してT字状に分岐させ、または、2本の支線を幹線に対して十字状に分岐させ、または、複数本の支線を所要角度あけて分岐させ、分岐させた各支線にコルゲートチューブを外装し、該各支線に外装したコルゲートチューブの先端を前記開口に嵌合し、かつ、これらコルゲートチューブの先端をテープ巻して固着している。
即ち、前記開口を周方向に大きくして、該開口から突出させる2本の分岐線を幹線と直交方向にすると十字状の分岐する分岐線を開口から引き出すことができる。また、開口長さを大きくすると、異なる方向に分岐する2本等の複数の支線を前記開口から引き出すことができる。
上述したように、本発明では、長さ方向に連続して成形されるコルゲートチューブを分岐部でクランク型等に分断し、分断したコルゲートチューブのそれぞれの分断端で周方向の一部を切除して一部開口の円弧部を設けた形状としているため、ワイヤハーネス幹線の分岐部から分岐する支線の分岐方向および太さに応じて、両側のコルゲートチューブの円弧部を周方向で所要角度範囲で重ねて周方向の開口角度を調節できると共に、両側の円弧部を所要長さ範囲で重ねて開口長さを調節することができる。よって、ワイヤハーネスの支線の太さ、分岐方向に応じて周方向および長さ方向の重ね代を調節するだけで、分岐部で電線を露出させることなく保護することができる。
また、周方向および長さ方向に重ね代を調節した状態で、両側のコルゲートチューブの山谷を重ねることで位置ずれを防止でき、開口形状を保持できる。
このように、開口の形状を周方向および長さ方向に任意に調整できるため、T字状の1本の支線の分岐にも、十字状の2本の支線の分岐にも、また角度をつけた複数本の支線の分岐にも適用できるという優れた効果を奏する。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図7に、本発明に係るワイヤハーネスの分岐構造の第一実施形態を示す。
ワイヤハーネスの幹線W/H−1から支線W/H−2が略T字に分岐する分岐部Xにおいて、幹線W/H−1に取り付けるコルゲートチューブCを図2(A)に示すように分断し、図2(B)に示す第1コルゲートチューブ10と第2コルゲートチューブ11として接合している。
コルゲートチューブCは、周方向の山部Caと谷部Cbとを長さ方向に交互に設けると共に、長さ方向に連続して1つのスリットCsを有する連続成形品からなる。
該コルゲートチューブCは所要位置で、図2(A)に示すようにスリットCsと直径方向に対向する部分を軸線方向(L1)に沿って所要長さ切断して切断部Cdー1を設けると共に、該切断部Cdー1の長さ方向の一端はコルゲートチューブの上半周側Ceを前記スリットCsに向けて切断して切断部Cd−2を設け、他端は下半周側Cfを前記スリットCsに向けて切断して切断部Cd−3を設けている。即ち、図示のようにクランク型に切断している。
前記のように、スリットCsと直交方向に対抗する長さ方向の切断部Cd−1と、これら一対の長さ方向の分断部の両端で一方は上半周側の切断部Cd−2、他方は下半周側の切断部Cd−3を設けることで、分断された第1コルゲートチューブ10と第2コルゲートチューブ11との分断端は、図2(B)の形状としている。
即ち、第1、第2コルゲートチューブ10、11はいずれも、分断端から所要長さの領域で、半円環状の円弧部10a、11aを有すと共に半円周の開口10b、11bを有する形状としている。
さらに、図1に示すように、幹線W/H−1から分岐する支線W/H−2には、その太さに応じて、支線W/H−2を外装する別体の第3コルゲートチューブ12を設けている。該第3コルゲートチューブ12もスリット付きコルゲートチューブとしている。
前記幹線W/H−1に外装する第1、第2コルゲートチューブ10、11は、支線W/H−2の分岐位置で、支線W/H−2に外装する第3コルゲートチューブ12の外径に対応させて、第1コルゲートチューブ10の分断端の円弧部10aの内周に第2コルゲートチューブ11の円弧部11aを挿入している。
図3(A)(B)に示すように、その周方向の重ね代と、図4(A)(B)に示すように、長さ方向の重ね代を調節し、開口10bと11bとを組み合わせて形成する支線引出用開口15を形成している。
詳細には、図3(A)では円弧部10aと10bとを周方向で完全に重ねて支線引出口15の周方向長さr1を図中一点鎖線の仮想線で示す最大の半周状の開口とし、図3(B)では円弧部10aと11aの重ね代を小さくして、支線引出口15を図中一点鎖線の仮想線で示すように周方向の長さr2の小さい円弧の開口としている。
また、図4(A)では円弧部10aと10bとを長さ方向で完全に重ねて支線引出口15を図中一点鎖線の仮想線で示す長さ方向L2が最小の開口とし、図4(B)では円弧部10aと11aの重ね代を小さくして、支線引出口15の長さL3を図中一点鎖線の仮想線で示す大きい開口としている。
よって、周方向の重ね代を最大とし、長さ方向の重ね代を最小とすると最も大きな開口となる一方、周方向の重ね代を最小と、長さ方向の重ね代を最大とすると、最も小さい開口となる。
この支線引出用開口15は第3コルゲートチューブ12の先端12aが丁度嵌合する周方向および長さ方向を有する大きさとなるように調整している。
このように、重ね代を調整した状態で、図5に示すように、外周側の第1コルゲートチューブ10と内周側の第2コルゲートチューブ11の周方向の山部Ca同士、谷部Cb同士を嵌合して、長さ方向に位置決め保持し、かつ、山部同士および谷部同士は内嵌する側を無理に押し込めて嵌合し、密嵌することになるため周方向にも位置決め保持できる。
前記支線引出用開口15より支線W/H−2を引き出し、該支線W/H−2に外装する第3コルゲートチューブ12の先端12aを支線引出用開口15に位置させ、この状態で、粘着テープTを股掛けして巻き付けて、第1〜第3コルゲートチューブ10〜12を固着している。
次ぎに、コルゲートチューブをワイヤーハーネスへ取り付ける作業工程を図6に基づいて説明する。
まず、図6(A)に示すように、ワイヤハーネス組立台(図示せず)より突設した布線治具18で支持してワイヤハーネスW/Hを構成する各電線を布線し、幹線W/Hー1より支線W/H−2を分岐させる。
次に、図6(B)に示すように、幹線W/H−1の左側の幹線W/H−1aに第1コルゲートチューブ10をスリットCsを開いて軸直角方向から外装する。この時、第1コルゲートチューブ10の円弧部10aを支線W/H−2の分岐側と反対側に位置させる。
同様に、ワイヤハーネス幹線W/H−1の右側の幹線W/H−1bに第2コルゲートチューブ11を外装し、円弧部11aを支線W/H−2の分岐側と反対側に位置させる。
また、支線W/H−2に第3コルゲートチューブ12を外装する。
次に、図6(C)に示すように、第3コルゲートチューブ12の先端が支線引出用開口15に丁度嵌合する大きさとなるように、第1、第2コルゲートチューブ10、11の円弧部10a、11aの長さ方向に移動させると共に周方向に回転させ、円弧部10aの内面側に円弧部11aを重ね、長さ方向および周方向の重ね代を調整する。
重ねた状態で第1、第2コルゲートチューブ10、11の山部Ca同士、谷部Cb同士を嵌合して、位置決め保持する。
前記のように形成した支線引出用開口15に、図6(D)に示すように、支線W/H−2の第3コルゲートチューブ12の先端12aを位置させて嵌合する。この状態で、T字状の分岐部Xを第1、第2コルゲートチューブ10、11の円弧部10a、11aとで完全に覆い、電線群は露出していない。
最後に、図6(E)に示すように、第1、第2コルゲートチューブ10、11の円弧部10a、11aの外周面から第3コルゲートチューブ12の外周面にかけて粘着テープTを股掛け状に巻き付けて、第1〜第3コルゲートチューブ10〜12の接合部分を固着している。
このように、ワイヤハーネス支線W/H−2の太さに応じて、第1、第2コルゲートチューブ10、11の周方向および長さ方向の重なり範囲を調整することで、支線引出用開口15の大きさを調整して、支線W/H−2に外装する第3コルゲートチューブ12の外径の大きさに合わせているため、第1〜第3コルゲートチューブ10〜12の端部で、ワイヤハーネスの分岐部Xを完全に覆い、分岐部Xの電線群を確実に保護する。
また、第1、第2コルゲートチューブ10、11の円弧部10a、11aの重ね代を調整するだけで、支線引出用開口15の大きさを調節できるので、支線W/Hの径に応じて第3コルゲートチューブ12の外径が変化しても対応することができる。言い換えれば、第1、第2コルゲートチューブ10、11は支線W/Hに外装する第3コルゲートチューブ12の大きさが変わっても共用で用いることができる。
さらに、第1、第2コルゲートチューブ10、11の円弧部10a、11aの重ね代を十分にとることにより、図7(A)に示すように、分岐部Xが曲げられても電線群が露出しないように保護することができる。また、図7(B)に示すように、第3コルゲートチューブ12が大きい場合にも電線群を露出させないようにすることができる。
図8(A)(B)(C)に第二実施形態を示す。
第二実施形態では、分岐部Xは十字分岐であり、幹線W/H−1から2本の支線W/H−21とW/H−22とが幹線W/H−1と直交方向に分岐している。
幹線W/H−1に外装する第1、第2コルゲートチューブ10、11の円弧部10a、11aは周方向において完全に重ねて、支線引出用開口15は半周が開口させている。
一方、2本の支線W/H−21とW/H−22に外装する第4、第5コルゲートチューブ21、22は、前記第1、第2コルゲートチューブと同様は、先端に半周状の円弧部21a、22aを有する形状としている。
これらの円弧部21a、22aは、前記半周が開口した支線引出用開口15に円弧部21a、22aの先端を突き合わせて、あるいは重ねて位置させることにより、支線引出用開口15を閉鎖するように位置させることができる。
この状態で、第一実施形態と同様に粘着テープを巻き付けて、4つのコルゲートチューブの先端を固着している。
図9に第三実施形態を示す。
第三実施形態では、支線引出用開口15の周方向の長さは短くする一方、長さを大として、3本の支線W/H23〜25を引き出し、夫々コルゲートチューブ23〜25で外装している。
このように、支線引出用開口15の長さを大とすることにより、配線方向が相違する複数の支線を引き出すことができる。
支線の根元部分でわずかに露出する部分は、最後に巻き付ける粘着テープで被覆することができる。
なお、前記実施形態のコルゲートチューブはいずれも軸線方向にスリットを有するスリット付きコルゲートチューブを用いているが、スリット無しコルゲートチューブの場合においは、2本の軸線方向の切断を設けることで、図2に示すようにコルゲートチューブを分断することができる。
また、コルゲートチューブは前記にようにクランク型に分断すると、コルゲートチューブに破棄部分となる無駄が発生しないが、分岐位置の支線や幹線の大きさに応じて、円弧部の周方向長さを相違しても良い。また、分断する一方の円弧部の周方向長さを大とし、他方を小さくしてもよい。
本発明の第一実施形態を示す分解斜視図である。 (A)はコルゲートチューブの切断線を示す図面、(B)切断されたコルゲートチューブを示す斜視図である。 (A)(B)は分断されたコルゲートチューブの円弧部の周方向の重ね位置を変えた断面図である。 (A)(B)は分断されたコルゲートチューブの円弧部の長さ方向の重ね位置を変えた正面図である。 コルゲートチューブの円弧部の嵌合状態を示す説明図である。 (A)〜(E)はコルゲートチューブの取付工程を示す図面である。 (A)は第一実施形態の分岐部が曲げられた状態を示す図面、(B)は第3コルゲートチューブが大径な場合の図面である。 第二実施形態を示す斜視図である。 第三実施形態を示す斜視図である。 (A)(B)は夫々従来例を示す図面である。 (A)は他の従来例を示し、(B)(C)が該従来例の問題点を示す図面である。
符号の説明
10 第1コルゲートチューブ
10a 円弧部
10b 開口
11 第2コルゲートチューブ
11a 円弧部
11b 開口
12 第3コルゲートチューブ
15 支線引出用開口
W/H−1 幹線
W/H−2 支線
X 分岐部
C コルゲートチューブ
Ca 山部
Cb 谷部
Cs スリット
Cd−1〜Cd−3 切断線

Claims (4)

  1. 周方向の山部と谷部とを長さ方向に交互に設けたコルゲートチューブで外装しているワイヤハーネスの分岐構造であって、
    ワイヤハーネスの幹線に外装するコルゲートチューブを分岐部で分断し、分断した両側の各コルゲートチューブを分断端から所要長さの領域で周方向の一部を切除して一部開口の円弧部を設けておき、
    前記幹線の分岐部から分岐する支線の分岐方向および支線の太さに応じて、前記両側のコルゲートチューブの円弧部を、所要角度範囲で重ねて周方向の開口角度を調節すると共に、両側の円弧部を所要長さ範囲で重ねて開口長さを調節し、前記円弧部の内外に重ねた山部同士および谷部同士を嵌合していることを特徴とするコルゲートチューブで外装したワイヤハーネスの分岐構造。
  2. 前記分断した両側のコルゲートチューブはそれぞれ半周部を切除して、分割端に半周の円弧部を有する形状としている請求項1に記載のコルゲートチューブで外装したワイヤハーネスの分岐構造。
  3. 前記コルゲートチューブは軸線方向に連続してスリットを設けているスリット付きコルゲートチューブであり、該コルゲートチューブの前記スリットと直径方向に対向する部分を軸線方向に沿って所要長さ切断すると共に、該切断部の長さ方向の一端は上半周側を前記スリットに向けて切断すると共に他端は下半周側を前記スリットに向けて切断して、前記半周の円弧部を有する分断された両側のコルゲートチューブを設けている請求項2に記載のコルゲートチューブで外装したワイヤハーネスの分岐構造。
  4. 前記両側のコルゲートチューブの円弧部の間に形成する前記開口から1本の支線を幹線に対してT字状に分岐させ、2本の支線を幹線に対して直交方向に分岐させて十字状に分岐させ、または、複数本の支線を所要角度あけて分岐させ、
    前記各分岐線にコルゲートチューブを外装し、該支線に外装したコルゲートチューブの先端を前記開口に嵌合し、かつ、
    これらコルゲートチューブの先端をテープ巻して固着している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコルゲートチューブで外装したワイヤハーネスの分岐構造。
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