JP2009135725A - リモコン制御装置およびリモコン制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の携帯端末によりリモコン操作をした場合でも、競合が起こることなくリモコン操作の利便性を向上させることができるリモコン制御装置を提供する。
【解決手段】リモコン制御装置において、機器(101、107,113、119、131、137)に対する携帯端末(125、128)間での機器選択要求が競合した場合、後から機器選択要求を発行した携帯端末(125、128)側の機器選択動作を、先に機器選択要求を発行した携帯端末(125、128)側の機器選択動作の完了後まで待ち合わせる。機器(101、107,113、119、131、137)に付属する専用リモコン(105、111、117、123、135、141)からの操作と携帯端末(125,128)からの操作が競合した場合は専用リモコンからの操作を優先し、携帯端末(125、128)からの操作は破棄する。
【選択図】図1
【解決手段】リモコン制御装置において、機器(101、107,113、119、131、137)に対する携帯端末(125、128)間での機器選択要求が競合した場合、後から機器選択要求を発行した携帯端末(125、128)側の機器選択動作を、先に機器選択要求を発行した携帯端末(125、128)側の機器選択動作の完了後まで待ち合わせる。機器(101、107,113、119、131、137)に付属する専用リモコン(105、111、117、123、135、141)からの操作と携帯端末(125,128)からの操作が競合した場合は専用リモコンからの操作を優先し、携帯端末(125、128)からの操作は破棄する。
【選択図】図1
Description
本発明はネットワークに接続された機器を、携帯端末を用いてリモコン操作可能とするリモコン制御装置およびリモコン制御方法に関し、特に携帯端末を振り向けた方向にある機器をリモコン操作対象として選択可能とし、複数の機器が応答した場合にもリストに視線を移すことなく、利用者の意図した機器を選択可能とする技術に関する。
従来テレビなどには専用の赤外線リモコン装置が付属しており、該リモコン装置を親機器の方向に向けて操作を行えばリモコン制御を行うことができていた。目の前にある機器に手に持ったリモコン端末を向けてリモコン操作するだけでよいという直感的にわかりやすいインターフェースになっていた。
ところが、家電機器、AV機器が増えてくるとその数だけ専用リモコン装置が存在することになり、リモコンを選び出す煩雑さが増すという問題があった。
ホームネットワークに接続された家電機器やAV機器をリモコン操作する場合、ネットワーク通信可能なリモコン端末にネットワーク接続された機器の一覧を表示し、その中から利用者が操作対象機器を選択する方法が知られている。この方法により各機器のリモコン端末を1台の携帯端末にまとめることが可能になる。
しかし、一方で、ホームネットワークに接続された全ての機器のリストの中から操作対象機器を選ばねばならず、目の前にある機器にリモコン端末を向けて操作するだけというわかりやすいインターフェースが損なわれる。
特開2006−60411号公報(特許文献1)には、リモコン端末から赤外線コマンドを発行し、その赤外線コマンドを受信した機器を操作対象機器候補とし、リモコン端末上に操作対象機器候補のリストを表示することにより機器選択を容易にする手段が記載されている。
特開2005−217645号公報(特許文献2)には、リモコン端末からの赤外線コマンドを受信した機器が、ネットワークを介してその機器自身を操作するために必要なGUI(Graphical User Interface)情報をリモコン端末に返信することにより、汎用の携帯端末でどの機器も操作可能にする手段が記載されている。
特開2006−60411号公報
特開2005−217645号公報
携帯電話に代表される携帯端末には赤外線インターフェースや無線LAN接続機能が付いていることがある。したがって特許文献1、特許文献2に記載されているリモコン操作手段を携帯電話に適用することが可能である。
一方、携帯電話は広く普及し、1人が1台の携帯端末を持っていてもおかしくない時代になってきている。例えば、リビングに複数の人がいる場合、設置されている機器に共通に使用できるリモコン端末が複数存在するという状況が想定され、テレビとレコーダとプレーヤが隣接して設置されている場合、ある人はテレビのリモコン操作を希望し、ほぼ同時に他の人がプレーヤのリモコン操作を希望することもありうる。
特許文献1では、1台のリモコン端末が発行した赤外線コマンドを隣接する複数の機器が同時に受信した場合の機器間の競合を解決する手段(機器選択手段)についての記載があるが、あくまでリモコン端末は1台に限られ、リモコン端末が複数台存在するという着想がない。したがって、上記の例のようにリモコンが複数台あり、機器選択手段の競合が起こる場合に対処できない。
上記機器選択手段の競合を調停するためには、どの携帯端末がどの機器を選択しようとしているのか、あるいはどの携帯端末がどの機器をリモコン制御しているのかといった情報を一元管理する必要がある。そのためには、特許文献2にあるようにネットワーク上にサーバーを設け該サーバーにおいてリモコン制御の状況を管理するのが容易な解決策である。しかしホームネットワークにサーバーを設ける必然性が低く、またコストもかかってしまう。
そこで、本発明の目的は、複数の携帯端末によりリモコン操作をした場合でも、競合が起こることなくリモコン操作の利便性を向上させることができるリモコン制御装置およびリモコン制御方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的なものの概要は、複数の携帯端末から機器選択要求を連続して受信した場合、後から機器選択要求を発行した携帯端末による機器選択動作を、先に機器選択要求を発行した携帯端末による機器選択動作が終了するまで待ち合わせる機器選択の待ち合わせ処理を行うリモコンマスタ部を備えたものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、代表的なものによって得られる効果は、複数の携帯端末によりリモコン操作をした場合でも、競合が起こることなくリモコン操作の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
まず、本発明が実施される環境について説明する。
本発明はホームネットワークのようなネットワーク手段に接続されている家庭用機器(AV機器、エアコンや白物家電など)をリモコン操作する場合に効果的に実施することができる。
家庭用機器には専用の赤外線リモコンが付属することが多い。機器に付属する専用リモコンを用いれば該機器の操作や設定変更などを行うことができ便利である。一方、複数の機器がある場合、複数の専用リモコンが存在することになる。操作対象とする機器の専用リモコンを探し、あるいは持ち替えて各機器を操作することとなり機器が多くなるほど煩わしさを感じさせる。
これら機器はネットワークに接続されているので、1つの操作端末を用意し、該操作端末において操作対象の機器を選択して操作を行うことが可能である。該操作端末として携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)のような携帯端末を利用することができる。機器の選択操作に関しては、ホームネットワークに接続されている全ての機器の一覧リストから選択することになる。
この機器一覧リストには多くの選択肢が表示されることとなり、操作対象機器選択操作は利用者にとって煩わしい操作となる。対策として例えば機器一覧リストを部屋毎にグループ分けして、まず部屋を選ぶことにより機器一覧リストを探しやすくするなどの工夫が考えられる。しかし、リビングなど多くの機器が集中して置かれている場合、やはり機器一覧リストには多くの選択候補が表示されることとなり、機器選択操作の煩わしさは解消できない。
片や機器の専用リモコンの場合、専用リモコンを操作対象機器に向けて操作するだけでよく、機器選択の必要はない。利用者にとってこのような操作方法が直観的であり自然である。つまり、操作端末として利用する携帯端末を操作対象機器に向けて操作することにより機器の選択が行われるとよい。例えば、携帯端末をテレビに向けて操作すればテレビの操作が、エアコンに向けて操作すればエアコンの操作が可能になるといった具合である。
携帯端末が向けられた機器を特定するには、指向性が高い性質を持つ赤外線を利用するとよい。機器側には専用リモコンで利用するために赤外線インターフェースが既に備えられており、また携帯電話やPDAにも赤外線インターフェースが備えられていることが多く、新たに部品点数を増やすことなく利用することが可能である。指向性が高いので、携帯端末を振り向けた先にある機器を選択することにも都合がよい。
携帯端末から携帯端末のID情報を含む機器選択赤外線コマンド(以下、機器選択IRコマンドと略記する)を発行し、この赤外線コマンド(以下、IRコマンドと略記する)を受信した機器が「選択された機器」として、ネットワーク手段を介して携帯端末に自らのID情報を送信する。
携帯端末は機器のID情報を受け取り、利用者が指定する操作情報を、ネットワーク手段を介して該当機器へ送信することにより、携帯端末から機器のリモコン操作が可能となる。この際、機器から該機器の操作に必要なGUI情報(操作画面など)を携帯端末へ送り、該機器固有の機能を操作可能にすることもできる。
以上の仕組みにより、利用者は操作したい機器に携帯端末を向けて、あたかも機器の専用リモコンを用いて操作するように機器をリモコン操作可能となる。
ただし、次にあげる問題点がある。
(1)赤外線通信の指向性が高いとはいえ、例えばテレビとレコーダのように機器が隣接して設置されている場合、複数の機器が携帯端末からの機器選択IRコマンドを受信してしまい機器選択において競合が発生する可能性がある。例えば、利用者はテレビを操作したいのに、テレビもレコーダも応答してしまい、機器選択ができないといったケースである。
(2)複数の利用者が専用リモコンや各自の携帯端末を使って、相前後してIRコマンドを発行する場合、リモコン操作が競合する可能性がある。機器側では、専用リモコンあるいはどの携帯端末からのリモコン操作を優先するかを決める必要が生じる。
以下、本発明が実施される環境において、上記のような問題点を解決すべく考案されたリモコン制御装置の実施の形態について説明する。
図1により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器によるホームネットワークが導入されている家屋の構成およびホームネットワーク内での動作の概要について説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器によるホームネットワークが導入されている家屋の構成を示す構成図である。
図1において、リビング145と寝室146にホームネットワークに接続された機器が配置されている。リビング145には機器A101、機器B107、機器C113、機器D119およびホームネットワークのハブとして機能するルータ143が配置されている。
寝室146には機器E131、機器F137が配置されている。本実施の形態においてこれらの機器は、例えば、機器A101はテレビ、機器B107はHDDレコーダ、機器C113はDVDプレーヤ、機器D119はエアコン、機器Eは寝室146のテレビ、機器Fは寝室146のエアコンであると想定する。
本実施の形態において、ルータ143は無線LAN機能を提供し、そのためのアンテナ144を備えている。ルータ143の提供する無線LANは寝室146にも到達可能である。
機器A101には赤外線発光部106を備えた機器A専用リモコン105が付属している。この機器A専用リモコン105を用いれば、本実施の形態で想定しているホームネットワークが構築されていない家庭においても従来通り機器A101の赤外線によるリモコン操作が可能である。
同様に、機器B107には赤外線発光部112を備えた機器B専用リモコン111が、機器C113には赤外線発光部118を備えた機器C専用リモコン117が、機器D119には赤外線発光部124を備えた機器D専用リモコン123が、機器E131には赤外線発光部136を備えた機器E専用リモコン135が、機器F137には赤外線発光部142を備えた機器F専用リモコン141が、それぞれ付属している。
機器A101は赤外線受光部103、動作状態を示すパイロットランプ104、ルータ143と通信するためのアンテナ102を備えている。機器B107は赤外線受光部109、動作状態を示すパイロットランプ110、ルータ143と通信するためのアンテナ108を備えている。機器C113は赤外線受光部115、動作状態を示すパイロットランプ116、ルータ143と通信するためのアンテナ114を備えている。
機器D119は赤外線受光部121、動作状態を示すパイロットランプ122、ルータ143と通信するためのアンテナ120を備えている。機器E131は赤外線受光部133、動作状態を示すパイロットランプ134、ルータ143と通信するためのアンテナ132を備えている。機器F137は赤外線受光部139、動作状態を示すパイロットランプ140、ルータ143と通信するためのアンテナ138を備えている。
携帯端末(イ)125は、ホームネットワークにおける操作端末として機能する。携帯端末(イ)125は例えば携帯電話やPDAを利用してもよい。
携帯端末(イ)125は赤外線発光部127と、ルータ143と通信するためのアンテナ126を備えている。同様に携帯端末(ロ)128は赤外線発光部130と、ルータ143と通信するためのアンテナ129を備えている。
本実施の形態のホームネットワークでは、機器A101、機器B107、機器C113、機器D119、機器E131、機器F137、携帯端末(イ)125、携帯端末(ロ)128が相互に通信可能である。
まず、全体の動作の概要を説明するため、利用者が携帯端末(イ)125を手に取り、機器Aに向けて機器選択IRコマンドを発行する場合を考える。発行される機器選択IRコマンドは、携帯端末(イ)125のID情報を含む。
このID情報によって、ホームネットワーク上で携帯端末(イ)125の識別が可能になる。ここでは基本的な動作を説明するため、携帯端末(イ)125からの機器選択IRコマンドは機器A101だけに到達し、他の機器には到達しないとする。
機器A101は機器選択IRコマンドを受信し、携帯端末(イ)125のID情報を得る。機器A101はホームネットワークを介して携帯端末(イ)125へ応答を返す。この応答には機器A101のID情報を含む。携帯端末(イ)125と機器A101はお互いのID情報を使ってホームネットワーク上で通信可能となる。
利用者が携帯端末(イ)125を操作し、操作信号が機器A101に送信され、機器A101は受信した操作信号に従って動作を行う。この際、始めに機器A101から、機器A101の操作に適したGUI情報を携帯端末(イ)125に送信することが可能である。
携帯端末(イ)125では、受信したGUI情報に基づき表示器にメニュー画面を表示し、利用者による操作を容易にすることもできる。
以上のように、利用者はホームネットワークに接続されている機器一覧リストから所望の機器を選び出す操作なしに、携帯端末(イ)125を向けて操作するだけで所望の機器を選択し、該機器を操作することが可能となる。
上記動作の概要では、携帯端末(イ)125からの機器選択IRコマンドは機器A101だけに到達し、他の機器には到達しないと仮定した。実際には、テレビとHDDレコーダのように機器と機器が隣接して設置されることがある。
図1に示す赤外線照射範囲147は、携帯端末(イ)125からの機器選択IRコマンドが機器A101、機器B107、機器C113に到達する様子を示している。この場合、機器A101、機器B107、機器C113がそれぞれ携帯端末(イ)125へ応答を返すことになってしまう。このままでは携帯端末(イ)125は、どの機器と通信を行えばよいかを決めることができない。
このように機器選択IRコマンドを受信した機器が複数あり、機器間の競合が発生した場合の対処方法を説明する。
1つの案として、携帯端末(イ)125がそれぞれの機器からの応答を受信してリストを作成し、このリストを利用者に提示して操作対象機器を選ばせるという方法もある。しかし、この場合利用者は一旦携帯端末(イ)125に視線を移し、リストから機器選択動作を行うことが必要になる。これでは、携帯端末を所望の機器に向けて操作するだけで、機器の操作を可能とする本実施の形態の利点が損なわれてしまう。
機器に向かってリモコン操作を行う場合、リモコンを手に取った後、利用者の視線は機器の方に向けられていることが多い。
本実施の形態において、各機器はパイロットランプ104、110、116、122、134、140を備えている。複数の機器が機器選択IRコマンドを受信して競合が起こった場合、利用者の視線が向けられている機器のパイロットランプの点灯状況によって、所望の機器を選択できると便利である。具体的な手段は後述する。
次に、図2により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器の構成について説明する。図2は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器の構成を示す構成図である。
図2は機器として、機器A101のテレビを例に説明する。他の機器についても、リモコン制御装置としての構成は同様である。
図2において、機器A101は、テレビ受像手段201、システムバス204、プロセッサ203、RAM205、ROM206、タイマ207、無線LANアダプタ208、制御信号受信部202、赤外線受光部103から構成されている。
テレビ受像手段201は一般的なテレビ受像機能を提供する。制御信号受信部202を通して電源のオンオフや音量の調整、その他各種調整を行うことができる。テレビ受像手段201の詳細については本発明の本質にはかかわりがないため説明を省略する。
テレビ受像手段201の部分は機器によって異なる。例えば、機器B107の場合はHDDレコーダ機能を提供するHDDレコーダ手段(図示せず)であり、機器C113の場合はDVDプレーヤ機能を提供するDVDプレーヤ手段(図示せず)であるという具合である。
システムバス204には、プロセッサ203、RAM205、ROM206、タイマ207、無線LANアダプタ208、制御信号受信部202、赤外線受光部103が接続される。プロセッサ203はROM206に格納されているプログラムを実行する。
プログラムの実行によって複数のタスクが生成される。タスクは仮想的な概念であるが、本実施の形態においてはプログラム実行のワークエリアとして使用されるRAM205の中にあるものとして図示する。
プロセッサ203、RAM205、ROM206、タイマ207および各タスクの処理により、リモコン制御装置が構成され、リモコン制御装置は、例えば、機器の内部の処理部に含まれてもいいし、機器とは別の処理回路、処理装置として実装されてもよい。
ここでは、これらタスクの概要を説明するに留め、各タスクの詳細は後述する。コマンド抽出機能209は、赤外線受光部103および無線LANアダプタ208から送られてくる通信信号(コマンドや通知)を取得し、コマンド分別機能210に渡すタスクである。
コマンド分別機能210はLAN経由のコマンド(以下LANコマンドと略記する)であるか、赤外線経由のコマンド(以下IRコマンドと略記する)であるか、機器の専用リモコンからのIRコマンドであるかを分別し必要な処理を起動するタスクである。
リモコン優先権管理機能211は、機器Aのリモコン操作に関して優先権を持っている携帯端末のID情報保存や、優先権のタイムアウト管理などを行うタスクである。
リモコンマスタ機能213のタスクは3つの役割を果たす。
第1の機能は、現在リモコンマスタになっている機器のID情報を保存・提供する機能である。
第2の機能は、同一の機器選択IRコマンドを受信し、機器選択に関して競合する複数の機器の中から利用者が操作を望む機器の選択手段を提供する機能である。
第3の機能は、ホームネットワークに接続されているいずれの機器もリモコンマスタになっていない場合に、いずれか1台の機器がリモコンマスタになるように調停する機能である。
これら機能のうち、第2の機能を提供できるのはホームネットワークに接続されている機器のうち1台の機器のみである。第1の機能と第3の機能はどの機器においても有効である。
ホームネットワークに接続されている各機器に内蔵されているリモコンマスタ機能213のタスクの第3の機能によって、複数の機器のうち1台がリモコンマスタに選ばれ、リモコンマスタ機能213のタスクの第2の機能を提供する。
リモコンマスタ以外の機器においてはリモコンマスタ機能213のタスクの第2の機能は動作しない。リモコンマスタ機能213のタスクの第1の機能は、いずれの機器においても動作する。
また、リモコン優先権管理機能211およびリモコンマスタ機能213でリモコンマスタ部を構成している。
次に、図3により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器によるホームネットワーク内の携帯端末の構成について説明する。図3は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器によるホームネットワーク内の携帯端末の構成を示す構成図である。
図3において、携帯端末(イ)125は、システムバス302、プロセッサ301、RAM303、ROM304、キーパッド305、LCD表示器308、無線LANアダプタ309、赤外線発光部127から構成されている。
システムバス302に、プロセッサ301、RAM303、ROM304、キーパッド305、LCD表示器308、無線LANアダプタ309、赤外線発光部127が接続される。プロセッサ301はROM304に格納されているプログラムを実行する。RAM303はワーク領域として使用される。
キーパッド305は複数の押しボタン式スイッチを備え、そのうちの1つが機器選択ボタン306として機能する。
また、リモコン操作終了ボタン307として機能する押しボタン式スイッチがあってもよい。LCD表示器308はグラフィックスや文字を組み合わせたGUIを表示できる。赤外線発光部127はプロセッサ301からの信号によりIRコマンドを送出する。無線LANアダプタ309はアンテナ126を備え、ルータ143の提供する無線LANとの通信を行う。
次に、図4により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のパイロットランプの状態について説明する。図4は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のパイロットランプの状態を示す図である。
図4は、携帯端末(イ)125からの機器選択IRコマンドが機器A101、機器B107、機器C113に到達した場合における機器選択時のパイロットランプの状態を示している。
利用者の視線が向けられている機器のパイロットランプの点灯状況により、機器の選択を可能とする。図4の401はそれぞれの状態における機器A101、機器B107、機器C113のパイロットランプの点灯状況を説明するための表である。列402は状態を表す。
列403は機器A101のパイロットランプ104の状態を表す。列404は機器B107のパイロットランプ110の状態を表す。列404は機器C113のパイロットランプ116の状態を表す。行406は機器A101、機器B107、機器C113が全てオフである定常状態を表す。行407は各機器が機器選択IRコマンドを受信した直後の状態を表す。
この状態では、機器A101、機器B107、機器C113のパイロットランプはいずれも橙色で点灯する。利用者はこのパイロットランプの状態を見て、自らが行った機器選択ボタン306の押下により、機器A101、機器B107、機器C113が反応したことを知ることができる。
行408は機器選択状態[1]を表す。機器A101のパイロットランプ104のみが橙色に点灯し、機器B107、機器C113のパイロットランプは消灯する。
行409は機器選択状態[2]を表す。機器B107のパイロットランプ110のみが橙色に点灯し、機器A101、機器C113のパイロットランプは消灯する。
行410は機器選択状態[3]を表す。機器C113のパイロットランプ116のみが橙色に点灯し、機器A101、機器B107のパイロットランプは消灯する。
一定の間隔を持って、機器選択状態[1]の後に機器選択状態[2]、機器選択状態[2]の後に機器選択状態[3]、機器選択状態[3]の後に機器選択状態[1]と遷移する。利用者は所望の機器のパイロットランプが点灯しているときに機器選択ボタン306を押下することにより、機器を選択することができる。
例えば、機器選択状態[3]で機器選択ボタン306を押下すると、行411に例示する機器選択確定状態へ遷移する。このとき、選択された機器C113のパイロットランプ116が赤色に点灯し、機器選択の結果を利用者に伝える。
また、この時点でどの端末がどの機器をリモコン操作するのかが決まる。この例では、携帯端末(イ)125が機器C113をリモコン操作することが決まる。
本実施の形態ではこのことを「機器C113に対して携帯端末(イ)125がリモコン優先権を持つ」と表現する。利用者によるリモコン操作が終了すると、行412に例示する機器C113がオンである定常状態に遷移する。
このとき機器C113のパイロットランプ116は緑色に点灯する。以上の各状態の管理や各機器のパイロットランプの点灯あるいは消灯は、リモコンマスタになっている機器のリモコンマスタ機能の第2の機能により行われる。
次に、図5により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のコマンド抽出機能の動作について説明する。図5は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のコマンド抽出機能の動作を示す図である。
赤外線リモコンコマンド復号手段501は、赤外線受光部103からの赤外線信号からIRコマンドを復号し、リモコンコマンドキュー504へ送る。無線LANリモコンコマンド復号手段502は、無線LANアダプタ208からの通信信号からLANコマンドを取り出す。
スイッチ503は、リモコン優先権管理機能211に問い合わせ、リモコン優先権を持っている端末からのLANコマンドのみをリモコンコマンドキュー504に送る。リモコン優先権のない端末からのLANコマンドは捨てる。
例えば、リモコン優先権管理機能211に問い合わせた結果、リモコン優先権を持つ端末が携帯端末(イ)125であるとの回答を得たとすると、スイッチ503は携帯端末(イ)125からのLANコマンドはリモコンコマンドキュー504に送り、他の端末からのLANコマンドは捨てることになる。リモコンコマンドキュー504はFIFO(先入れ先出し)でコマンド分別機能210のタスクへコマンドを送る。
次に、図6により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のコマンド分別機能の動作について説明する。図6は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のコマンド分別機能の動作を示す図である。
まず、ステップ601でIRコマンドか、LANコマンドかにより分岐する。LANコマンドの場合はスイッチ610、LANコマンドキュー609、スイッチ611、スイッチ612を経由してコマンド処理タスク613へ送られる(図6の607参照)。
専用リモコンからのIRコマンドの場合は、ステップ601、ステップ602を経由してステップ606に至る。
ステップ606では後述のリモコン優先権管理機能へ通知を行い、専用リモコンのIRコマンドを専用リモコンコマンドキュー608へ送る。この際、スイッチ610、スイッチ611、スイッチ612はそれぞれ反転する(図6の614参照)。
これらスイッチが反転することにより、LANコマンドキュー609に滞留しているLANコマンドも含め全てのLANコマンドは捨てられる。専用リモコンのIRコマンドはスイッチ612を経由してコマンド処理タスク613へ送られる。
この動作により、専用リモコンはいずれの携帯端末よりも優先して機器のリモコン操作を行うことができる。
いずれかの携帯端末からのIRコマンドの場合はステップ601、ステップ602を経由してステップ603に至る。ステップ603でIRコマンドが機器選択IRコマンドである場合はステップ615へ進み、それ以外のIRコマンドの場合は何もしない(ステップ605)。
ステップ615では後述のリモコンマスタ状態記憶領域215の値を調べ、その値がリモコンマスタ調停中状態を示す値である場合には何もしない(ステップ605)。そうでない場合はリモコンマスタ調停604のタスクへ進む。リモコンマスタ調停604のタスクはリモコンマスタ機能の第3の機能を提供する(後述)。
どの機器がリモコンマスタであるか、またはリモコンマスタである機器が存在しない場合にはどの機器がリモコンマスタにするかを決める調停(リモコンマスタ調停)が実行される。
次に、図7により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のリモコン優先権管理機能の動作について説明する。図7は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のリモコン優先権管理機能の動作を示す図である。
リモコン優先権管理機能211のタスクは起動されるとイベント待ち受け状態701に入る。
以下に述べる5つのイベントが発生すると、イベントによって異なる動作を行い再びイベント待ち受け状態701に遷移する。
リモコン優先権とは、当該機器に対するリモコン操作を許可された携帯端末に与えられる権利である。リモコン優先権記憶領域212に、リモコン優先権を持つ携帯端末のID情報を保持する。リモコン優先権を持つ携帯端末からの最後のリモコン操作が届いてから一定時間(例えば15秒)経過後あるいは利用者が携帯端末のリモコン操作終了ボタン307を用いて明示的にリモコン操作を終了させるとリモコン優先権は消去される。
また、専用リモコンからのIRコマンドが届いた場合もリモコン優先権は消去される。リモコン優先権記憶領域212が空の場合は、いずれの携帯端末からのLANコマンドも受け付けられない。
後述のコマンド処理タスク613がリモコンマスタから当該機器のリモコン優先権設定通知を受信すると、リモコン優先権管理機能211のタスクに対して、リモコン優先権を獲得した携帯端末のID情報を付加した優先権設定通知を発行する。
この通知を受信すると、ステップ702を経由してステップ703に至る。ステップ703では、リモコン優先権記憶領域212に、リモコン優先権を持つ携帯端末のID情報をセットする。
リモコン優先権参照要求が発生すると、リモコンID参照イベントが発生し、ステップ704を経由してステップ705に至る。ステップ705では、リモコン優先権記憶領域212にセットされているリモコン優先権を持つ携帯端末のID情報を返す。
リモコン優先権参照要求は、スイッチ503の動作を行う場合に発生する。スイッチ503はリモコン優先権を持つ携帯端末からのLANコマンドのみを通すことが可能となる。
携帯端末からの最後のLANコマンドを受信してから一定時間経過すると、コマンド処理613のタスクにてタイムアウトイベントが発生し、リモコン優先権管理機能211はタイムアウトであることを示す通知を受信する。この通知を受信するとタイムアウト通知受信イベントが発生し、ステップ706を経由してステップ709に至る。
ステップ709ではリモコン優先権記憶領域212を空にする。次のステップ710では、リモコン優先権が失われたことをリモコンマスタに通知する。
専用リモコンからのIRコマンドを受信すると、コマンド分別機能210のタスクのステップ606から専用リモコンコマンド受信イベントが発行される。専用リモコンコマンド受信イベントが発生すると、ステップ707を経由してステップ709に至る。ステップ709、ステップ710での動作は上述のとおりである。
利用者がリモコン操作終了ボタン307を押下することにより明示的にリモコン操作を終了させるとコマンド処理613のタスクにて操作終了イベントが発生する。コマンド処理タスク613は操作終了イベントが発生すると、リモコン優先権管理機能211のタスクに対してリモコン操作終了通知を発行する。
リモコン操作終了通知を受信すると、ステップ708を経由してステップ709へ至る。ステップ709、ステップ710での動作は上述のとおりである。
次に、図8により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のコマンド処理の動作について説明する。図8は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のコマンド処理の動作を示す図である。
コマンド処理タスク613は起動されるとイベントが発生するまでコマンド待ち受け状態801に入る。いずれかのイベント発生時には、後述のリモコンマスタ状態記憶領域215の値を調べ、その値がリモコンマスタ調停中状態を示す値である場合には、ステップ802を経由してステップ803に至る。
リモコンマスタ調停中は、ステップ803にて全てのLANコマンドや通知をリモコンマスタ機能213のタスクへ転送する。リモコンマスタ調停中状態にあるリモコンマスタ機能213のタスクは、転送されたLANコマンドや通知のうちリモコンマスタに関する通知のみを受け取り、その他のLANコマンドや通知は無視する。ステップ803の処理が終了するとコマンド待ち受け状態801に遷移する。
コマンド待ち受け状態801において、最後のLANコマンドを受信した後一定時間が経過するとタイムアウトイベントが発生する。タイムアウトイベントが発生すると、ステップ804を経由してステップ805へ至る。ステップ805では、リモコン優先権管理機能211のタスクに対してタイムアウト通知を発行する。
この通知はリモコン優先権管理機能211のタスクのステップ706で捕捉される。ステップ805の処理が終了するとコマンド待ち受け状態801に遷移する。
携帯端末からの機器選択LANコマンドを受信すると、ステップ806を経由してステップ807に至る。ステップ807では、リモコンマスタ機能213のタスクに対して機器選択LANコマンド受信イベントを発行する。機器選択LANコマンド受信イベントは後述のステップ910にて捕捉される。ステップ807の処理が終了するとコマンド待ち受け状態801に遷移する。
携帯端末からの操作終了LANコマンドを受信すると、ステップ808を経由してステップ809に至る。ステップ809では、リモコン優先権管理機能211のタスクに対してリモコン操作終了通知を発行する。
この通知はリモコン優先権管理機能211のタスクのステップ708で捕捉される。ステップ809の処理が終了するとコマンド待ち受け状態801に遷移する。
リモコンマスタからリモコン優先権設定通知を受信すると、ステップ810を経由してステップ811に至る。ステップ811では、リモコン優先権管理機能211のタスクに対して優先権設定通知を発行する。この優先権設定通知にはリモコン優先権を獲得した携帯端末のID情報が付加される。
この優先権設定通知はリモコン優先権管理機能211のタスクのステップ702で捕捉される。ステップ811の処理が終了するとコマンド待ち受け状態801に遷移する。
上記以外のコマンドを受信した場合はステップ812に至る。ステップ812では、受信したコマンドを制御信号受信部202に対して送信する。機器A101の場合なら、例えば「テレビ受像開始」や「音量を上げる/下げる」、「チャンネル切り替え」などのリモコンコマンドが送信されることになる。ステップ812の処理が終了するとコマンド待ち受け状態801に遷移する。
次に、図9〜図13により、本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のリモコンマスタ機能の動作について説明する。図9は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のリモコンマスタ機能の機器選択動作を示す図、図10は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のリモコンマスタ機能のマスタ調停動作を示す図、図11は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器の機器リストの一例を示す図、図12は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器の優先権リストの一例を示す図、図13は本発明の一実施の形態に係るリモコン制御装置を含む機器のリモコンマスタ機能の機器リストエントリの比較動作を示す図である。
リモコンマスタ機能213のタスクの第1の機能は、現在リモコンマスタになっている機器のID情報を保存・提供する機能である。リモコンマスタ機能213のタスクの第3の機能であるマスタ調停機能により、現在リモコンマスタになっている機器のID情報がリモコンマスタ記憶領域214に設定される。リモコンマスタ記憶領域214を参照すれば、リモコンマスタになっている機器のID情報を知ることができる。
図9を用いて、リモコンマスタ機能213のタスクの第2の機能を説明する。第2の機能は、同一の機器選択IRコマンドを受信し、機器選択に関して競合する複数の機器の中から利用者が操作を望む機器の選択手段を提供する機能である。
例えば、携帯端末(イ)125から機器選択IRコマンドが発行され、機器A101、機器B107、機器C113に到達したとする。各機器は機器選択IRコマンド受信通知をリモコンマスタに対して発行する。機器選択IRコマンド受信通知には、機器選択IRコマンドを発行した携帯端末のID情報が含まれる。リモコンマスタは各機器から機器選択IRコマンド受信通知を受け、機器リストを作成する。機器リストは機器リストの集合216内に作成されるリストである。
図11を用いて機器リストを説明する。機器リストの集合216は複数の機器リストを保持することができる。機器リスト1101は、携帯端末(イ)125からの機器選択IRコマンドを機器A101、機器B107、機器C113が受信したことを表している。
機器リストの各要素を説明する。要素1102は機器リスト集合216において機器リストを識別するための番号を示す。要素1103は機器選択IRコマンドを発行した携帯端末IDを示す。
ここでは、携帯端末(イ)の端末IDが示されている。要素1104はこの機器リストが作られた時刻を示すタイムスタンプである。要素1105はセマフォリストへのポインタを示す。セマフォはセマフォリスト1109に格納される。要素1110は1つ目のセマフォを示している。
セマフォリスト1109は、複数のセマフォを格納可能である。セマフォは機器リスト間で、機器選択の候補となる機器リストエントリの重複がある場合に設定される。要素1106、要素1107、要素1108は機器選択IRコマンドを受信した機器のID情報を示す機器リストエントリである。
ここでは、機器A、機器B、機器CのID情報が格納されている。機器リストエントリの数は特に制限しない。リモコンマスタが機器リスト1101を作成する場合、一番先の機器選択IRコマンド受信通知を受信後、一定の待ち合わせ時間(例えば100ミリ秒)内に通知のあった機器に関して機器リスト1101に追加して行く。
また、リモコンマスタは現時点においてリモコン優先権が確立している機器の一覧として、優先権リスト217を持つ。図12を用いて優先権リスト217を説明する。
列1203はリモコン優先権を持つ携帯端末のID情報を示し、列1204はリモコン優先権が設定されている機器のID情報を示す。行1201は携帯端末(イ)125が機器A101に対してリモコン優先権を持っている場合の様子を示している。
行1202は携帯端末(ロ)128が機器D119に対してリモコン優先権を持っている場合の様子を示している。リモコンマスタは機器リストを作成する際、優先権リスト217を参照する。もし機器選択IRコマンド受信通知を発行した機器が優先権リストの列1204内にある場合、リモコンマスタは該当機器を機器リストには入れない。
リモコンマスタが機器リストを作成する様子を図9の流れ図に沿って説明する。通常リモコンマスタ機能の第2の機能は、機器間競合調停依頼を待ち受ける状態902にある。
最初の機器選択IRコマンド受信通知を受信すると、イベントが発生しタイマ207を用いて一定の待ち合わせ時間(例えば100ミリ秒)の計測を始めると共に、ステップ903、ステップ904へと進む。
ここでは仮に機器A101からの機器選択IRコマンド受信通知であるとし、機器選択IRコマンドを発行した携帯端末は携帯端末(イ)125であることを示しているとする。待ち合わせ時間内なので、ステップ904からステップ905に分岐する。
ステップ905では優先権リスト217を参照し、列1204に機器A101のID情報があるかどうかを判別する。列1204に機器A101のID情報がない場合には携帯端末(イ)125用に新しく機器リストを割り当て、エントリに機器A101のID情報を入れる。
列1204に機器A101のID情報がある場合にはエントリの追加はしない。そして再び状態902に入る。待ち合わせ時間内に機器B107および機器C113からの機器選択IRコマンド受信通知を受信すると、同様に携帯端末(イ)125用の機器リストにそれぞれの機器のID情報を入れる。上記待ち合わせ時間が経過するとタイムアウトイベントが発生する。
するとステップ903、ステップ904へと進む。待ち合わせ時間が終了しているので、ステップ904からステップ914へと進む。ステップ914では、機器リストエントリの比較を行う。
ここで、ステップ914の処理の詳細は図13を用いて説明する。図13のステップ1301では、機器リストの集合216に含まれる機器リストの中から、現在作成中の機器リスト(仮に機器リストID=01とする)よりも前に作成された機器リストを機器リストのタイムスタンプの比較により検索する。
現在作成中の機器リストよりも前に作成された機器リストがない場合にはステップ1302を経て状態907へ入る。前に作成された機器リストがある(仮に機器リストID=00とする)場合、機器リストID=01の機器リストエントリと機器リストID=00の機器リストエントリの各要素を比較し、同じ機器エントリがあるかどうかを確認する(ステップ1303)。
例えば、図11の機器リスト1111が機器リストID=01の機器リストを表し、機器リスト1101が機器リストID=00の機器リストを表しているとする。機器リストエントリ1116(機器B)は機器リストエントリ1107と重複している。
また、機器リストエントリ1117(機器C)は機器リストエントリ1108と重複している。このように同じ機器リストエントリがある場合には、セマフォリストへのポインタ1115の示すセマフォリストにセマフォ1120を追加する。
セマフォの値として、機器リスト1101の機器リストIDである「00」を設定する(ステップ1305)。機器リストエントリの重複がない場合にはステップ1306へ進む。機器リストエントリの重複がない場合には、セマフォが設定されないので、ステップ1306を経て状態907へ入る。
図9に示すリモコンマスタ機能901は、携帯端末ごとに1つのインスタンスがマルチタスクで実行される。各インスタンスは機器リストの集合216を共有する。後述するように、携帯端末による機器選択が確定すると機器リストは不要となる。
機器リストは消去することになるが、その前に消去しようとしている機器リストIDと同じセマフォの値を持つ他の機器リストを検索する。
上記の例では機器リスト1101が消去される場合に、他の機器リストのセマフォの値を参照し、一致するセマフォがあればそのセマフォをクリアする。機器リスト1111のセマフォ1120に機器リスト1101の機器リストID=00が設定されているので、このセマフォ1120をクリアする。
このように、機器リストのセマフォは他のリモコンマスタ機能タスク・インスタンスによってクリアされる。図13のステップ1306の説明に戻る。全てのセマフォがクリアされない限りステップ1306に戻るループになっている。つまり全てのセマフォがクリアされると状態907へ進むことができる。
図9の説明に戻る。ステップ914を抜けた時点で、図11の機器リストが完成している。以下の説明では、図11の機器リスト1101を例に説明する。
パイロットランプ操作状態907では、機器リストに従い各機器のパイロットランプの点灯、消灯の操作を行う。
まず、タイマ207を用いて機器選択の制限時間(例えば30秒)の計測を始める。この制限時間を超えるとタイムアウトイベントが発生する。
次に、利用者に対しリモコン操作の機器選択に関し、機器A101、機器B107、機器C113が競合状態にあることを示すために、図4の行407に例示するように3つの機器のパイロットランプを全て橙色に点灯させる。
パイロットランプの点灯あるいは消灯コマンドは、リモコンマスタになっている機器から各機器へLAN経由で発行される。
一定時間(例えば500ミリ秒)経過後、行408に例示する機器選択状態[1]に移行する。この状態では機器A101のパイロットランプ104を橙色に点灯させ、機器B107のパイロットランプ110と機器C113のパイロットランプ116を消灯させる。
一定時間(例えば1000ミリ秒)経過後、行409に例示する機器選択状態[2]に移行する。この状態では機器B107のパイロットランプ110を橙色に点灯させ、機器A101のパイロットランプ104と機器C113のパイロットランプ116を消灯させる。
一定時間(例えば1000ミリ秒)経過後、行410に例示する機器選択状態[3]に移行する。この状態では機器C113のパイロットランプ116を橙色に点灯させ、機器A101のパイロットランプ104と機器B107のパイロットランプ110を消灯させる。
一定時間(例えば1000ミリ秒)経過後、再び行408に移行する。以後行408、行409、行410に例示する3状態を繰り返す。
このパイロットランプ操作状態907において、携帯端末(この例では携帯端末(イ)127)からリモコンマスタである機器に対して機器選択LANコマンドが発行されると、その時点でパイロットランプが点灯している機器がリモコン操作対象機器として確定する。
リモコンマスタである機器に、携帯端末からの機器選択LANコマンドが到来するとイベントが発生し、ステップ908、ステップ910を経てステップ911に至る。
ステップ911では、優先権リスト217にエントリを追加する。例えば機器A101が選択されたとすると、列1203の値として携帯端末(イ)125のID情報、列1204の値として機器A101のID情報をもつエントリを追加する。次にステップ912において、選択された機器A101に対し、携帯端末(イ)125が優先権を獲得した旨の通知を発行する。
この通知により機器A101では、図8のステップ811を経て、図7のステップ703が実行され、機器A101のリモコン優先権記憶領域212に携帯端末(イ)125のID情報がセットされる。
パイロットランプ操作状態907においては、携帯端末(イ)125以外の携帯端末からのLANコマンドや、携帯端末(イ)125の機器選択LANコマンド以外のLANコマンドはステップ910にて無視される。
パイロットランプ操作状態907において、機器選択の制限時間(例えば30秒)を超えるとタイムアウトイベントが発生し、ステップ908を経てステップ909へ至る。これは制限時間内に携帯端末(イ)127からリモコンマスタである機器に対して機器選択LANコマンドが発行されなかったというケースである。この場合は機器選択中断とし、ステップ909にて機器リスト1101を消去、および他の機器リストの該当するセマフォをクリアし状態902に戻る。
機器選択が完了すると、携帯端末(イ)125が機器A101に対するリモコン優先権を持つことになる。図7を用いて説明したように、タイムアウトや機器A101の専用リモコンからのIRコマンドの到来、利用者による明示的なリモコン操作終了によって、リモコン優先権は失われる。
リモコン優先権が失われると、図7のステップ710において、機器A101からリモコンマスタである機器に対しリモコン優先権喪失通知が発行される。リモコンマスタがリモコン優先権喪失通知を受け取ると、ステップ903を経てステップ913が実行される。ステップ913では優先権リスト217から該当するエントリを削除する。
図10を用いてリモコンマスタ機能の第3の機能であるリモコンマスタ調停機能について説明する。リモコンマスタ調停とは、ホームネットワークに接続されているいずれの機器もリモコンマスタになっていない場合に、いずれか1台の機器をリモコンマスタにすることである。
機器が携帯端末から機器選択IRコマンドを受光すると、図5のコマンド抽出機能209のタスクを経て、図6のコマンド分別機能210のタスクに入り、ステップ601、ステップ602、ステップ603を経て、リモコンマスタ調停604に至る。
リモコンマスタ調停はステップ1001から始まる。ステップ1001では、リモコンマスタ状態記憶領域215に「調停中」を示すデータをセットする。ステップ1002では、リモコンマスタ探索通知をホームネットワークに対してブロードキャスト発行する。次にブロードキャストに対する応答を待ち受ける状態1003に入る。状態1003に入った時点でタイマ207を用いて応答待ち合わせ時間の計測を開始(リセット)する。
通知待ち受け状態1003では、上記ブロードキャスト発行後に受信する何らかの応答を待ち合わせる。応答待ち合わせ時間が過ぎるとタイムアウトイベントが発生し、ステップ1005を経て、ステップ1006に至る。リモコンマスタ探索通知ブロードキャストに対して何の応答もなかったことになる。
よって、リモコンマスタ探索通知ブロードキャストを発行したこの機器がリモコンマスタになる。ステップ1006ではリモコンマスタ記憶領域214に、この機器自身のID情報をセットする。ステップ1007ではリモコンマスタ確立完了通知をブロードキャスト発行する。
ステップ1014ではリモコンマスタ状態記憶領域215のデータをクリアする。ステップ1015ではリモコンマスタに対し、機器選択IRコマンド受信通知を発行する。また、この機器自身がリモコンマスタになるために図9の状態902へ移行する。
通知待ち受け状態1003で、他の機器からのリモコンマスタ探索通知(ブロードキャスト)を受信するとイベントが発生し、ステップ1005、ステップ1008を経てステップ1009に至る。
この場合、この機器自身がリモコンマスタ探索通知をブロードキャストした後に、他の機器からのリモコンマスタ探索通知ブロードキャストを受信したことになる。先にリモコンマスタ探索通知ブロードキャストを発行した機器の方がリモコンマスタになる優先権を持つ。
したがって、後からリモコンマスタ探索通知ブロードキャストを発行した機器に対して、この機器自身の方がリモコンマスタになる優先権を持っていることを通知する。このためステップ1009でリモコンマスタ探索通知を発行した機器に対してリモコンマスタ確立準備中通知を発行する。次に再び通知待ち受け状態1003に入る。ただし、この場合は応答待ち合わせ時間のリセットは行わない。
通知待ち受け状態1003で、他の機器からのリモコンマスタ確立準備中通知を受信するとイベントが発生し、ステップ1005、ステップ1008、ステップ1010を経て状態1011に入る。
これは、この機器自身がリモコンマスタ探索通知をブロードキャストしたが、この機器よりも先にリモコンマスタ探索通知ブロードキャストを発行していた機器があり、その機器がリモコンマスタ確立準備中通知を返信してきたというケースである。
他の機器がリモコンマスタになろうとしている状態なので、その機器がリモコンマスタとして確立するまで待ち合わせのための状態1011に入る。
状態1011では、他の機器からの通知を受信するとイベントが発生する。その通知がリモコンマスタ確立完了通知である場合、ステップ1013に進む。リモコンマスタ確立完了通知に含まれる相手機器のID情報をリモコンマスタ記憶領域214にセットする。
次に、ステップ1014ではリモコンマスタ状態記憶領域215のデータをクリアする。ステップ1015ではリモコンマスタに対し、機器選択IRコマンド受信通知を発行する。
通知待ち受け状態1003で、他の機器からのリモコンマスタ確立完了通知を受信するとイベントが発生し、ステップ1005、ステップ1008、ステップ1010、ステップ1016を経てステップ1013に至る。ステップ1013では、リモコンマスタ確立完了通知に含まれる相手機器のID情報をリモコンマスタ記憶領域214にセットする。
次に、ステップ1014ではリモコンマスタ状態記憶領域215のデータをクリアする。ステップ1015ではリモコンマスタに対し、機器選択IRコマンド受信通知を発行する。
通知待ち受け状態1003で、他の機器からのリモコンマスタ存在通知を受信するとイベントが発生し、ステップ1005、ステップ1008、ステップ1010、ステップ1016、ステップ1017を経てステップ1013に至る。
ステップ1013では、リモコンマスタ存在通知に含まれる相手機器のID情報をリモコンマスタ記憶領域214にセットする。次に、ステップ1014ではリモコンマスタ状態記憶領域215のデータをクリアする。ステップ1015ではリモコンマスタに対し、機器選択IRコマンド受信通知を発行する。ステップ1017での結果がNoの場合は状態1003に戻る(符号1004は流れ図が続くことを示す接続記号である)。
以上のように流れ図を中心に細かく説明したが、次に、実際の動作はどのようになるかを具体例により説明する。
携帯端末(イ)125から機器選択IRコマンドが発行され、それを機器A101、機器B107、機器C113が受光したとする。その直後に携帯端末(ロ)128から機器選択IRコマンドが発行され、それを機器B107、機器C113、機器D119が受光したとする。
ただし、携帯端末(イ)125からの機器選択IRコマンド受光により機器A101、機器B107、機器C113それぞれがリモコンマスタ調停を行っている間は携帯端末(ロ)128から機器選択IRコマンドは無視されてしまう。
よって、携帯端末(ロ)128からの機器選択IRコマンド発行は、各機器特に機器B107、機器C113のリモコンマスタ調停後に行われることとする。
携帯端末(イ)125からの機器選択IRコマンドを受光すると機器A101、機器B107、機器C113から、リモコンマスタに対して機器選択IRコマンド受信通知が送られる。機器選択IRコマンド受信通知を送信する直前にリモコンマスタ調停(図10参照)が行われLAN上のいずれか1つの機器がリモコンマスタになる。
リモコンマスタ機能の第2の機能により、携帯端末(イ)125用にリモコンマスタ機能213のタスクのインスタンス(図9参照)が作られる。このインスタンスにより機器リストの集合216に機器リスト1101が作られる。
機器リスト1101の要素1102には機器リストIDとして「00」が格納されるとする。要素1103には携帯端末(イ)125のID情報が格納される。要素1104には機器リスト作成時刻がタイムスタンプとして格納される。要素1105にはセマフォリストへのポインタ(固定値)が設定されている。
ここでは、リモコンマスタが機器A101、機器B107、機器C113からの機器選択IRコマンド受信通知を受信するので、機器リストエントリとして要素1106に機器A101のID情報が格納される。
同様に要素1107に機器Bの、要素1108に機器C113のID情報が格納される。要素1106、要素1107、要素1108に格納する機器リストエントリの順番は特に定めておらず、機器選択IRコマンド受信通知の到着順に機器のID情報を格納するなどすればよい。
この時点において優先権リスト217にエントリはないとする。また機器リストの集合216の中に機器リスト1101以外の機器リストは存在しないとする。一定時間(例えば100m秒)待ち合わせて、もう他の機器からの機器選択IRコマンド受信通知が届かないなら機器リスト1101が完成したことになる。
一方、携帯端末(ロ)128からの機器選択IRコマンドを受信した機器B107、機器C113、機器D119からも、リモコンマスタに対して機器選択IRコマンド受信通知が送られる。
リモコンマスタ機能の第2の機能により、携帯端末(ロ)128用にリモコンマスタ機能213のタスクのインスタンス(図9参照)が作られる。このインスタンスにより機器リストの集合216に機器リスト1111が作られる。機器リスト1111の要素1112には機器リストIDとして「01」が格納されるとする。
要素1113には携帯端末(ロ)128のID情報が格納される。要素1114には機器リスト作成時刻がタイムスタンプとして格納される。機器リスト1111のタイムスタンプの値は、機器リスト1101のタイムスタンプよりも後の時刻になる。要素1115にはセマフォリストへのポインタ(固定値)が設定されている。
ここでは、リモコンマスタが機器B107、機器C113、機器D119からの機器選択IRコマンド受信通知を受信するので、機器リストエントリとして要素1116に機器B107のID情報が格納される。
同様に要素1117に機器C113の、要素1118に機器D119のID情報が格納される。一定時間(例えば100m秒)待ち合わせて、もう他の機器からの機器選択IRコマンド受信通知が届かないなら機器リスト1111が完成したことになる。
この時点において優先権リスト217には機器リスト1101が存在する。そのためステップ914(図9)で機器リストエントリの比較が行われる。
まず、ステップ1301(図13)で機器リスト1111よりもタイムスタンプが古い機器リストを検索する。古い機器リストとして機器リスト1101が存在する。よってステップ1302を経てステップ1303にて機器リストエントリの比較を行う。
機器リスト1101の機器リストエントリと機器リスト1111の機器リストエントリを比較すると、機器リストエントリ1107と機器リストエントリ1116に機器B107のID情報が存在する。
また、機器リストエントリ1108と機器リストエントリ1117に機器C113のID情報が存在する。このように機器リストエントリが重複する場合、ステップ1304を経てステップ1305にて新しい方の機器リスト1111のセマフォリストにセマフォを挿入する。
このセマフォの値として機器リスト1101の機器リストIDである「00」を設定する。セマフォが設定されたためステップ1306で無限ループに入る。したがって、セマフォがクリアされるまで機器リスト1111による機器選択動作は待ち合わせられることになる。
携帯端末(イ)125用のリモコンマスタ機能タスクのインスタンスの説明に戻る。携帯端末(イ)125の機器リストにはセマフォが設定されていないので、図9の状態907(機器選択状態)に入る。
図4の行408、行409、行410に例示するように、機器A101、機器B107、機器C113のパイロットランプが順繰りにローテーションして橙色に発光する。携帯端末(イ)125の利用者は操作を希望する機器のパイロットランプが橙色に点灯したとき、携帯端末(イ)125の機器選択ボタン306を押下することにより機器選択を確定することができる。
ここでは、機器A101が選択されたとする。リモコンマスタ機能213のタスクのインスタンスはステップ911(図9)で、優先権リスト217にエントリを追加し、列1203の値として携帯端末(イ)125のID情報、列1204の値として機器A101のID情報を格納する。
次に、ステップ912で機器A101に対し、携帯端末(イ)125による優先権取得通知を発行する。機器A101は該通知を受信すると、ステップ810(図8)、ステップ811(同)を経てステップ703(図7)にてリモコン優先権記憶領域212に携帯端末(イ)125のID情報を格納する。
次に、ステップ915で他の機器リストのセマフォリセットと機器リスト1101の消去を行う。機器リスト1101の機器リストID「00」が設定されているセマフォエントリは機器リスト1111にある。
よって、機器リスト1111のセマフォエントリをクリアし機器リスト1101を消去する。セマフォがクリアされたため機器リスト1111による機器選択動作が再開されるが、この説明は後で行う。
上記のようにリモコンマスタの優先権リストに携帯端末(イ)125のID情報と機器A101のID情報が格納され、機器A101のリモコン優先権記憶領域212に、携帯端末(イ)125のID情報が格納されると、機器A101から携帯端末(イ)125に対するLAN通信が可能になり、携帯端末(イ)125に機器A101のID情報を通知することができる。
携帯端末(イ)125は機器A101のID情報を受信し、以後携帯端末(イ)125から機器A101へのLAN経由によるリモコン操作コマンド発行が可能となる。
携帯端末(イ)125から機器A101へのリモコン操作コマンド発行が途絶えて一定時間(例えば30秒)経過するか、携帯端末(イ)125のリモコン操作終了ボタン307の押下による明示的なリモコン操作終了コマンドの発行かによって、リモコン優先権は失われる。
一定時間が経過した場合は、ステップ805(図8)、ステップ706(図7)を経て、ステップ709にてリモコン優先権記憶領域がクリアされ、ステップ710にてリモコンマスタに対し優先権喪失通知が発行される。リモコンマスタは機器A101の優先権喪失通知を受信すると、ステップ903(図9)を経てステップ913にて優先権リストから機器A101のエントリを削除する。
一方、セマフォがクリアされ機器リスト1111による機器選択動作が再開する。機器B107、機器C113は先ほどまで携帯端末(イ)125による機器選択候補となっていたが、機器リスト1101の消去により解放された状態にある。
携帯端末(ロ)128用のリモコンマスタ機能タスクのインスタンスは状態907(機器選択状態)に入る。機器リスト1101による機器選択動作と同様に、機器B107、機器C113、機器D119のパイロットランプのローテーションが行われ、携帯端末(ロ)128の利用者は操作を希望する機器のパイロットランプが橙色に点灯したとき、携帯端末(イ)125の機器選択ボタン306を押下することにより機器選択を確定することができる。
ここでは、機器D119が選択されたとする。リモコンマスタ機能213のタスクのインスタンスはステップ911(図9)で、優先権リスト217にエントリを追加し、列1203の値として携帯端末(ロ)128のID情報、列1204の値として機器D119のID情報を格納する。
次に、ステップ912で機器D119に対し、携帯端末(ロ)128による優先権取得通知を発行する。機器D119は該通知を受信すると、ステップ810(図8)、ステップ811(同)を経てステップ703(図7)にてリモコン優先権記憶領域212に携帯端末(ロ)128のID情報を格納する。
次に、ステップ915で他の機器リストのセマフォリセットと機器リスト1111の消去を行う。この時点では機器リスト1111しか存在しないため、機器リスト1111の消去のみを行う。
上記のようにリモコンマスタの優先権リストに携帯端末(ロ)128のID情報と機器D119のID情報が格納され、機器D119のリモコン優先権記憶領域212に、携帯端末(ロ)128のID情報が格納されると、機器D119から携帯端末(ロ)128に対するLAN通信が可能になり、携帯端末(ロ)128に機器D119のID情報を通知することができる。
携帯端末(ロ)128は機器D119のID情報を受信し、以後携帯端末(ロ)128から機器D119へのLAN経由によるリモコン操作コマンド発行が可能となる。
以上のように、携帯端末(イ)125と携帯端末(ロ)128からの機器選択IRコマンドの発行が連続して行われても、あるいは各々の機器選択IRコマンドの到達範囲が重なって選択候補の機器が重複してしまっても、機器選択動作を待ち合わせることにより各携帯端末による機器選択の競合を防ぐことができる。
また、リビング145で携帯端末(イ)125による機器選択が行われている間、同時に寝室146で別の携帯端末(ハ)(図示せず)によって機器E131と機器F137の機器選択を行うことも可能である。
この場合別室であるため機器選択IRコマンドの到達範囲は重ならず、携帯端末(ハ)用の機器リストエントリが携帯端末(イ)125の機器リストエントリと重複することがなく、機器選択動作を待ち合わせる必要がないためである。
もちろん、同じ室内であっても2台の携帯端末の機器選択IRコマンドの到達範囲が重ならず、機器リストエントリに重複がなければ、それぞれの携帯端末で同時に機器選択やリモコン操作が可能である。
ここまでは、携帯端末(イ)125と携帯端末(ロ)128による機器選択動作の競合について述べてきた。一方機器A101には機器A専用リモコンが付属している。同様に他の機器にも専用リモコンが付属している。
ホームネットワークや携帯端末が存在しない環境においても従来のリモコン操作を可能とするため専用リモコンは必要である。ここで、専用リモコンからのリモコン操作と携帯端末からの操作が競合した場合はどうなるかを携帯端末(イ)125と機器A専用リモコン105を例に説明する。
携帯端末(イ)125が機器A101を選択し、優先権を得てリモコン操作を行っている最中に機器A専用リモコン105から機器A101に対し専用IRコマンドが発行された場合を想定する。
機器A101は機器A専用リモコン105からの専用IRコマンドを受光すると処理を開始し、コマンド抽出機能209、コマンド分別機能210が動作する。処理はステップ601(図6)、ステップ602を経てステップ606に至る。ステップ606では、リモコン優先権管理機能211(図7)に対し、専用IRコマンド受信イベントを発行する。
するとステップ707を経てステップ709の処理が行われる。ステップ709ではリモコン優先権記憶領域をクリアする。ついでステップ710でリモコンマスタに対し優先権喪失通知を発行する。
リモコンマスタ機能タスクのインスタンス901(図9)は、ステップ913で優先権リスト217から携帯端末(イ)125の優先権エントリを消去する。コマンド分別機能210では、ステップ606の後、専用リモコンからのコマンド入力があるため、図6の614のように動作する。
すなわち、専用IRコマンドを専用リモコンコマンドキュー608に入れる。専用リモコンコマンドキュー608に専用IRコマンドが存在する場合、第1の切り替え手段610、第2の切り替え手段611、第3の切り替え手段612がそれぞれ反転しLANからのリモコンコマンドを全て廃棄するとともに専用リモコンコマンドキュー608からの専用IRコマンドをコマンド処理タスク613へ送る。
コマンド処理タスク613(図8)では、コマンド到来のイベントが発生し、ステップ802、ステップ804、ステップ806、ステップ808、ステップ810を経てステップ812に至る。ステップ812では、送られてきた専用IRコマンドを制御信号受信部202(図2)に送り、機器A101のリモコン操作が行われる。
以上のように、機器A専用リモコン105からの操作を最優先し、携帯端末(イ)125の優先権は抹消され、キューに入っている携帯端末(イ)125からのLANコマンドも廃棄される。このように専用リモコンからの操作を最優先することにより、次のような効果が期待できる。
例えば、リビングのテレビのリモコン操作を例にする。家族の中で親が専用リモコンを持っているとする。子供が自分の携帯端末を使ってテレビを操作していても、親が専用リモコンから行う操作が優先される。親が専用リモコンを使って携帯端末からのリモコン操作を禁止する操作を行えば、子供による操作をブロックすることも可能になる。例えば夜遅く、子供としてまだテレビを見たいが、親としてはもうテレビを消したいときなど、専用リモコンの最優先権が活用できる。
本実施の形態においては、携帯端末のユーザインターフェースとして一般的なLCD表示器308とキーパッド305の押しボタンの組み合わせを想定したが、タッチパッド機能を有する表示器を用い、表示器にボタンやアイコンを表示、利用者はその画面に指やペンなどで触れることにより入力指示を行う手段に変更することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、携帯端末を用いてリモコン操作可能とするリモコン制御装置およびリモコン制御方法に関し、複数の携帯端末を用いてホームネットワークに接続された機器をリモコン制御する家電機器、AV機器などに広く適用可能である。
101…機器A、102…機器Aの無線LANアンテナ、103…機器Aの赤外線受光部、104…機器Aのパイロットランプ、105…機器Aの専用リモコン、106…機器Aの専用リモコンの赤外線発光部、107…機器B、108…機器Bの無線LANアンテナ、109…機器Bの赤外線受光部、110…機器Bのパイロットランプ、111…機器Bの専用リモコン、112…機器Bの専用リモコンの赤外線発光部、113…機器C、114…機器Cの無線LANアンテナ、115…機器Cの赤外線受光部、116…機器Cのパイロットランプ、117…機器Cの専用リモコン、118…機器Cの専用リモコンの赤外線発光部、119…機器D、120…機器Dの無線LANアンテナ、121…機器Dの赤外線受光部、122…機器Dのパイロットランプ、123…機器Dの専用リモコン、124…機器Dの専用リモコンの赤外線発光部、125…携帯端末(イ)、126…携帯端末(イ)の無線LANアンテナ、127…携帯端末(イ)の赤外線発光部、128…携帯端末(ロ)、129…携帯端末(ロ)の無線LANアンテナ、130…携帯端末(ロ)の赤外線発光部、131…機器E、132…機器Eの無線LANアンテナ、133…機器Eの赤外線受光部、134…機器Eのパイロットランプ、135…機器Eの専用リモコン、136…機器Eの専用リモコンの赤外線発光部、137…機器F、138…機器Fの無線LANアンテナ、139…機器Fの赤外線受光部、140…機器Fのパイロットランプ、141…機器Fの専用リモコン、142…機器Fの専用リモコンの赤外線発光部、143…ルータ、144…ルータの無線LANアンテナ、145…リビング、146…寝室、147…赤外線照射範囲、201…テレビ受像手段、202…テレビ受像手段の制御信号受信部、203…プロセッサ、204…システムバス、205…RAM、206…ROM、207…タイマ、208…無線LANアダプタ、209…コマンド抽出機能、210…コマンド分別機能、211…リモコン優先権管理機能、212…リモコン優先権記憶領域、213…リモコンマスタ機能、214…リモコンマスタ記憶領域、215…リモコンマスタ状態記憶領域、216…機器リストの集合、217…優先権リスト、301…プロセッサ、302…システムバス、303…RAM、304…ROM、305…キーパッド、306…機器選択ボタン、307…リモコン操作終了ボタン、308…LCD表示器、309…無線LANアダプタ、501…赤外線リモコンコマンド復号手段、502…無線LANリモコンコマンド復号手段、503…切り替え手段(スイッチ)、504…リモコンコマンドキュー、608…専用リモコンコマンドキュー、609…LANコマンドキュー、610…第1の切り替え手段(スイッチ)、611…第2の切り替え手段(スイッチ)、612…第3の切り替え手段(スイッチ)、613…コマンド処理タスク。
Claims (5)
- 携帯端末を用いてネットワークに接続された複数の機器の中から特定の機器に対するリモコン操作をする際に、前記携帯端末から送信された赤外線コマンドによる機器選択要求を受信し、操作対象となる機器を特定するリモコン制御装置であって、
複数の携帯端末から前記機器選択要求を連続して受信した場合、後から前記機器選択要求を発行した前記携帯端末による機器選択動作を、先に機器選択要求を発行した前記携帯端末による機器選択動作が終了するまで待ち合わせる機器選択の待ち合わせ処理を行うリモコンマスタ部を備えたことを特徴とするリモコン制御装置。 - 請求項1記載のリモコン制御装置において、
前記リモコン制御装置は、前記複数の機器のそれぞれに設けられ、前記複数のリモコンマスタ部は、前記複数のリモコンマスタ部間での調停処理を行い、特定の機器に設けられた前記リモコンマスタ部をリモコンマスタとして登録し、前記リモコンマスタとして登録されたリモコンマスタ部により、前記機器選択の待ち合わせ処理を行うことを特徴とするリモコン制御装置。 - 請求項1または2記載のリモコン制御装置において、
前記リモコンマスタ部は、前記機器の専用リモコン装置からのリモコン操作と前記携帯端末からのリモコン操作が競合した場合、前記専用リモコン装置からのリモコン操作を優先し、前記携帯端末からのリモコン操作を破棄することを特徴とするリモコン制御装置。 - 携帯端末を用いてネットワークに接続された複数の機器の中から特定の機器に対するリモコン操作をする際に、前記携帯端末から送信された赤外線コマンドによる機器選択要求を受信し、操作対象となる機器を特定するリモコン制御方法であって、
複数の携帯端末から前記機器選択要求を連続して受信した場合、後から前記機器選択要求を発行した前記携帯端末による機器選択動作を、先に機器選択要求を発行した前記携帯端末による機器選択動作が終了するまで待ち合わせる機器選択処理を行うことを特徴とするリモコン制御方法。 - 請求項4記載のリモコン制御方法において、
前記機器の専用リモコン装置からのリモコン操作と前記携帯端末からのリモコン操作が競合した場合、前記専用リモコン装置からのリモコン操作を優先し、前記携帯端末からのリモコン操作を破棄することを特徴とするリモコン制御方法。
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2007
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