JP2009132292A - Carpet module carry-in method and carry-in device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、カーペットモジュールを自動車の室内に搬入するカーペットモジュール搬入方法及び搬入装置に関する。 The present invention relates to a carpet module loading method and a loading apparatus for loading a carpet module into a vehicle interior.
従来自動車の車室フロアに敷設するカーペットを車室内に搬入する作業としては、折り畳み保持装置によってカーペットを折り畳んだ状態で吊り下げ保持しつつロボットを用いて搬入するものが知られている(例えば下記特許文献1参照)。 Conventionally, as a work for carrying a carpet laid on a passenger compartment floor of an automobile into a passenger compartment, a carpet is used to carry in using a robot while hanging and holding the carpet in a folded state (for example, the following) Patent Document 1).
上記したようにカーペットを折り畳んだ状態で車体の例えばドア開口部から車室内に搬入し、搬入後は折り畳み状態を開放することで、カーペットの車室フロアへの敷設が容易となる。
ところで、上記したカーペットを車室内に搬入する際に使用するドア開口部は、フロントピラーもしくはリアピラーに対応する部位が、乗員の乗降動作を考慮することなどによって傾斜しているために、単に鉛直方向に吊り下げた状態のままのカーペットは、ドア開口周辺に干渉して搬入作業が煩雑となる。 By the way, the door opening used when carrying the above-mentioned carpet into the vehicle interior is simply in the vertical direction because the part corresponding to the front pillar or the rear pillar is inclined in consideration of the passenger's getting on and off operation. Carpets that are hung on the door interfere with the door opening and make the loading operation complicated.
特に近年では、カーペットの高品質化で厚さが厚くなったり、ワイヤハーネスやフットレストなどの他の部品をあらかじめ組み付けてモジュール化することによって、重量が増加する傾向にあることから、ドア開口部からの搬入作業が極めて困難となっている。 Especially in recent years, the carpet has become thicker due to the high quality of carpets, and the weight has been increased by modularizing other parts such as wire harnesses and footrests in advance. Carrying in is extremely difficult.
そこで、本発明は、カーペットのドア開口部からの搬入作業を容易なものとすることを目的としている。 Therefore, an object of the present invention is to facilitate carrying-in work from a carpet door opening.
本発明は、カーペットモジュールを、2つ折りにした状態で吊下支持機構により吊り下げ、かつ車体側部のドア開口部の形状に沿うべく斜めに傾けた状態を保持部により保持しつつ自動車の室内に搬入することを最も主要な特徴とする。 The present invention suspends a carpet module in a folded state by a suspension support mechanism and holds the carpet module in an interior of an automobile while being held obliquely so as to follow the shape of the door opening on the side of the vehicle body. It is the most important feature that it is carried in.
本発明によれば、カーペットモジュールを自動車の室内にドア開口部から搬入する際には、ドア開口部の傾斜している形状に合わせて傾けた状態とするので、搬入作業が容易となる。 According to the present invention, when the carpet module is carried into the interior of the automobile from the door opening, the carpet module is inclined according to the inclined shape of the door opening, so that the carrying-in work is facilitated.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係わるカーペットモジュール搬入装置の正面図、図1(b)は、図1(a)のA矢視図である。 Fig.1 (a) is a front view of the carpet module carrying-in apparatus concerning the 1st Embodiment of this invention, FIG.1 (b) is A arrow directional view of Fig.1 (a).
このカーペットモジュール搬入装置は、助力装置1の先端部の操作アームとしての水平旋回アーム3の先端に、カーペットモジュール5を2つ折りにした状態で吊り下げ支持する吊下支持機構としての吊下フック7を備えている。
This carpet module carry-in device has a
助力装置1は、天井に敷設した走行レール9上を移動する天吊同期台車11を備え、天吊同期台車11には下方に延びる回転支持軸13を設けている。回転支持軸13の下端には、支持部15に支持されて先端側が上下方向に移動する上下移動アーム17を設け、上下移動アーム17の先端には上下連結軸19の上端を連結する。
The assisting device 1 includes a ceiling suspended
上下連結軸19の下端には、該上下連結軸19に対して回転支持部21によって水平面内で回転可能となる前記した水平旋回アーム3を連結し、水平旋回アーム3の先端には、回転支持部23を介して支持ハンド25を水平面内で回転可能に取り付けている。
The lower end of the upper and lower connecting
支持ハンド25は、2つ折りにしたカーペットモジュール5の図1(a)中で左右方向(車体前後方向に相当)の長さよりやや短めとした棒状部材であり、その長手方向中央に上記した回転支持部23を連結する。
The
支持ハンド25の下部には、その長手方向両端付近に設けたブラケット27,29によって回転ロッド31を回転可能に取り付けるとともに、一方のブラケット29のブラケット27と反対側の面(図1(a)中で右側の面)には、回転ロッド31を回転駆動するモータ33を取り付けている。これらモータ33と回転ロッド31とで傾斜移動機構を構成している。
A rotating
そして、回転ロッド31の図1(a)中で紙面裏側の側部には、図1(b)中で右側に突出する回転支持アーム35の基端部を取り付け、回転支持アーム35の先端には、下方に突出する保持部としてのワーク受けロッド37の一端を、回転支持ピン39を介して回転可能に連結する。
Then, a base end portion of the
ワーク受けロッド37は、カーペットモジュール5の側面に接触して保持する保持位置(図1(b)に示す位置)と、回転ロッド31に対して平行な状態で重なるようにして格納される格納位置との間を移動変位可能である。この保持位置と格納位置との間の移動については、図示しないモータの駆動により、該モータの駆動スイッチは、支持ハンド25に設けてあるものとする。
The
また、図1(b)の状態でのモータ33の駆動により、回転ロッド31を図1(b)中で時計回り方向に回転させることで、後述する図2(a)のようにカーペットモジュール5を傾けることができる。なお、このモータ33を駆動するための操作スイッチついても、支持ハンド25に設けてあるものとする。
Further, by driving the
図3は、カーペットモジュール5の斜視図で、該カーペットモジュール5は、カーペット本体41に、ワイヤハーネス43,リアウォッシャーチューブ45,フットレスト47,空調用のフロアダクト49,ヒーターノズル51,カーペットスペーサ53などの他部品を一体化させたモジュール構造となっている。
FIG. 3 is a perspective view of the
ここで、ワイヤハーネス43とリアウォッシャーチューブ45は、カーペットモジュール5の車幅方向両側部にて車体前後方向に延設してあり、これらを収容するハーネスプロテクタ55をカーペット本体41の車幅方向両側部の下面に一体化して設けている。このハーネスプロテクタ55は、断面矩形状の中空に形成してあり、その中空内にワイヤハーネス43やリアウォッシャーチューブ45を収容する。
Here, the
また、カーペット本体41の車幅方向中央には、車体フロアにて車体前後方向に向けて形成してあるフロアトンネルに対応して上方に突出する突出部57を設けている。
Further, at the center of the
上記したハーネスプロテクタ55の内側のカーペット本体41にはキッキングプレート取付孔41aを設けてあり、このキッキングプレート取付孔41aに、前記した吊下フック7を挿入して吊り下げる。すなわち、図3に示すカーペットモジュール5を、突出部57を中心として2つに折り畳み、この際ハーネスプロテクタ55を備える両側縁相互を接近させた状態とし、吊下フック7を内側からキッキングプレート取付孔41aに挿入して引っ掛ける。
The
なお、吊下フック7をキッキングプレート取付孔41aに引っ掛ける際には、回転ロッド25をカーペットモジュール5の直上部に位置させた状態で、作業者が吊下フック7を直接掴んで行う。このため吊下フック7は、回転ロッド25に対して揺動可能に取り付けてあるものとする。
Note that when the
図4は、カーペットモジュール5の組立工程59から、自動車の車体61の搬送ライン63にわたるカーペットモジュール搬入工程図である。組立工程59では、前記図3に示したカーペット本体41にワイヤハーネス43やカーペットスペーサ53などを組み付けてカーペットモジュール5とし、このカーペットモジュール5を複数平積みする。
FIG. 4 is a carpet module carry-in process diagram from the
カーペットモジュール3を複数平積みして載せた台車65は、組立工程59に複数用意しておき、このうち適宜の数の台車65を、運搬車67が搬送路69を通って車体61の搬送ライン63近傍に運搬して切り離す。その後運搬車67は、すでに車体61にすべて搬入して空になっている台車65を、組立工程59に戻し、ここで組み立てたカーペットモジュール5を再度複数平積みして繰り返し使用する。
A plurality of
運搬車67によって搬送ライン63の近傍に運搬された台車65と搬送ライン63との間には、前記した助力装置1を設置しており、作業者71が助力装置1を操作してカーペットモジュール5を、搬送ライン63上を搬送されている車体61の室内に搬入する。このとき、助力装置1は、図1に示した天吊同期台車11が搬送ライン63と同期して移動することで、車体61の移動に合わせた作業が可能となる。
The assisting device 1 described above is installed between the
天吊同期台車11の同期移動としては、例えば車体61が所定の位置まで接近移動してきたことをセンサで検知した時点で、天吊同期台車11の移動を待機位置から開始すればよく、搬入後については天吊同期台車11が所定の位置に達したことをセンサが検知した時点で元の待機位置に戻すようにすればよい。
As the synchronous movement of the suspended
上記した運搬車67によって搬送ライン63の近傍に運搬された台車65上のカーペットモジュール5を、作業者71は中央の突出部57を中心として2つ折りにし、車幅方向両端のハーネスプロテクタ55を互いに接近させた状態とする。この際カーペットモジュール5は2つ折りにしたまま寝かせた状態で構わない。
The
そしてこの状態で作業者71は、助力装置1を操作して支持ハンド25をカーペットモジュール5のハーネスプロテクタ55に接近させ、図5に示すように、複数の吊下フック7を、互いに接近しているハーネスプロテクタ55相互間から、対応するキッキングプレート取付孔41aに挿入し引っ掛けて吊り下げる。このときワーク受けロッド37は、回転ロッド31に対して平行な状態で重なるようにして格納される格納位置としている。
Then, in this state, the
その後この格納位置から、ワーク受けロッド37をほぼ90度回転させてカーペットモジュール5の側面に接触して保持する保持位置とし、該保持位置とした状態でモータ33を駆動して図2(a)に示すようにカーペットモジュール5を傾ける。この傾け角度については、車体61のフロントドアのドア開口部73におけるフロントピラー75に対応する部位の傾斜や、センタピラー77に対応する部位の傾斜によって決まるドア開口部73の形状に応じて適宜設定する。
Thereafter, from this retracted position, the
そして図2(a)のように傾けた状態のカーペットモジュール5を、その車体後方側に対応する部分を搬入方向前方とした状態で、図6(a)に示すように上記したドア開口73から車室内に搬入し、搬入後に、操作スイッチを操作してモータ33を逆回転駆動し、傾いた状態のカーペットモジュール5を元の図5に示すような鉛直方向に吊り下げた状態に戻す。続いて、駆動スイッチの操作によってワーク受けロッド37を格納位置に戻す。
Then, the
その後は、カーペットモジュール5の向きを徐々に変え、図6(b)に示すようにカーペットモジュール5の長手方向を車体前後方向に合わせつつ車幅方向中央のフロアトンネル部分上に位置させた後、車体61のフロアに着地させる。
Thereafter, the direction of the
着地後は、助力装置1のパワアシスト機構を解除した状態で、吊下フック7をカーペットモジュール3から取り外し、その全体を車体61のフロア上に敷設し、その後は、助力装置1のパワアシスト機構を回復させて、支持ハンド25を車外に移動させる。車体61のフロアに敷設したカーペットモジュール5は、作業者が適宜位置決めして車体61に固定具などを利用して固定する。
After landing, in a state where the power assist mechanism of the assisting device 1 is released, the hanging
図2(b)は、カーペットモジュール5をドア開口部73に対して傾けていない状態を示している。カーペットモジュール5を図2(a)のように傾けた場合には、支持ハンド25の上面とカーペットモジュール5の最下端との間の上下(鉛直)方向の寸法が、図2(b)の傾けていない状態よりも短くなるので、ドア開口部73における上縁73aとのクリアランスCuと下縁73bとのクリアランスCdの少なくとも一方を、図2(b)に対して広くとれる。
FIG. 2B shows a state where the
また、カーペットモジュール5及びワーク受けロッド37のフロントピラー75及びセンタピラー77に対して最も接近する部位についても、本実施形態を示す図2(a)ではこれらフロントピラー75及びセンタピラー77の傾斜に合わせてカーペットモジュール5を傾斜させているので、フロントピラー75側のクリアランスCfとリアピラー77側のクリアランスCrの少なくとも一方を、図2(b)に対して広くとれる。
Further, the portions of the
以上より、本実施形態によれば、カーペットモジュール5を自動車の室内にドア開口部73から搬入する際に、ドア開口部73の傾斜している形状に合わせて傾けた状態とすることで、搬入作業が容易となる。
As described above, according to the present embodiment, when the
その際、支持部であるワーク受けロッド37によって、カーペットモジュール5の側面を支持することで、カーペットモジュール5の傾いた状態を確実に保持することができる。
At that time, by supporting the side surface of the
また、ワーク受けロッド37を、保持位置と格納位置との間を移動させることができるので、カーペットモジュール5を、吊下フック7により吊り下げ支持させる作業もしくは取り外す作業を、ワーク受けロッド37が邪魔になることなく実施することができる。
Further, since the
さらに、吊下支持機構を、助力装置の操作アームである水平旋回アーム3に連結しているので、作業者71は、助力装置1のパワアシスト機構によってカーペットモジュール5を車室内に容易に搬入することができる。
Furthermore, since the suspension support mechanism is connected to the
図7は、本発明の第2の実施形態に係わるカーペットモジュール搬入装置の正面図、図8(a)は図7のB矢視図、図8(b)は図7のC矢視図である。このカーペットモジュール搬入装置は、カーペットモジュール5の両側縁に位置するハーネスプロテクタ55を支持する一対の支持アーム79,81を互いに接近移動させることによって2つ折りにする折り畳み機能を備えている。
7 is a front view of the carpet module carrying-in apparatus according to the second embodiment of the present invention, FIG. 8A is a view as seen from the arrow B in FIG. 7, and FIG. 8B is a view as seen from the arrow C in FIG. is there. This carpet module carry-in apparatus has a folding function of folding the pair of
助力装置1としては図1のものとほぼ同様であるが、水平旋回アーム3の先端の回転支持部23に、2つ折りした状態のカーペットモジュール5を前記した図2(a)のように傾けるための傾斜移動機構83を備えている。傾斜移動機構83は、回転支持部23の下部に取り付けたブラケット85に、傾斜用モータ87を取り付けるとともに、傾斜用モータ87によって回転駆動する回転ブロック88を、回転支持軸89を介して回転可能に支持させる。回転ブロック88の下部には、モータを内蔵する駆動部91を装着している。
The assisting device 1 is substantially the same as that shown in FIG. 1 except that the
駆動部91には、モータによって回転する駆動軸93,95を設け、駆動軸93,95の先端には回動アーム97,99の基端部を連結し、回動アーム97,99の先端には、カーペットモジュール5を直接支持して吊下支持機構を構成する前記した支持アーム79,81を連結する。
The
また、前記した駆動部91における図8(b)中で左右両側部には、作業者が把持して助力装置1を操作するための一対の操作グリップ101,103を設け、このうち一方の操作グリップ103に、前記した傾斜用モータ87及び駆動部91のモータをオン・オフ操作するためのスイッチを備えた操作部105を設けている。
In addition, a pair of operation grips 101 and 103 for an operator to grip and operate the assisting device 1 are provided on both the left and right sides in FIG. The
図7,図8の状態で、操作部105を操作して駆動部91のモータを駆動させると駆動軸93,95が回転し、この回転に伴い回動アーム97,99を介して一対の支持アーム79,81が、互いに接近する方向に回動変位して図8(b)中の二点鎖線で示す位置となる。一対の支持アーム79,81が二点鎖線で示す位置となった状態で、駆動部91のモータを逆回転駆動させるように操作部105を操作すると、各部位が上記とは逆方向に移動して元の実線で示す状態に戻る。
7 and 8, when the
なお、上記したモータは、操作部105を操作している間に駆動を続け、操作をやめると(押し終わると)停止するものとする。すなわち、操作部105の操作によって一対の支持アーム79,81の回動停止位置を適宜選択することができる。
The motor described above continues to be driven while operating the
前記した一対の支持アーム79,81は、カーペットモジュール5におけるハーネスプロテクタ55の内側に形成してある空隙に挿入して支持する支持部79a,79b,79c,支持部81a,81b,81cを備え、支持部79a,81aの駆動部91側の端部には前記した回動アーム97,99の先端部を連結する。
The pair of
また、図8(a)において、支持部79aと79bとの間の内側へ屈曲する屈曲逃げ部79d,支持部79bと79cとの間の内側へ屈曲する屈曲逃げ部79e及び、支持部81aと81bとの間の内側へ屈曲する屈曲逃げ部81d,支持部81bと81cとの間の内側へ屈曲する屈曲逃げ部81eは、前記した吊下フック7と干渉しないようにするために設けている。
Further, in FIG. 8A, a bending
図9は、カーペットモジュール5の下側に上記した支持アーム79,81を挿入した状態を示しており、上記した屈曲逃げ部79d,79e及び屈曲逃げ部81d,81eは、ハーネスプロテクタ55の内側のカーペット本体41に設けてある前記したキッキングプレート取付孔41aに対応して設けてある。
FIG. 9 shows a state where the
また、屈曲逃げ部79d,79e及び屈曲逃げ部81d,81eは、後述する図10に示すようにカーペットモジュール5のハーネスプロテクタ55の内側近傍が、傾斜部41bを有して屈曲しているので、この屈曲形状に合わせて図8(b)のように回動アーム97,99とともに屈曲形成し、これにより支持アーム79,81をカーペットモジュール5の下部に挿入できるようにしている。
In addition, the
この際、屈曲逃げ部79d,79e及び屈曲逃げ部81d,81eは、剛体であるカーペットスペーサ61を主として保持する位置にあり、保持部を構成している。したがって保持部は、一対の支持アーム79,81に一体化していることになる。
At this time, the bending
第2の実施形態におけるカーペットモジュール搬入装置は、図10(a)に示すように、前記図4に示した台車65上に、複数のカーペットモジュール5を、水平状態に相当する車体フロアへの敷設姿勢で複数積層して、いわゆる平積み状態とし、その最上部のカーペットモジュール5に対し、図10(b)に示すように2つ折りにして折り畳んだ状態で保持搬送し、自動車の車室内に搬入する。
As shown in FIG. 10A, the carpet module carrying-in apparatus according to the second embodiment lays a plurality of
なお、図10では、支持アーム79及び81における支持部79a,79b,79c及び81a,81b,81cに相当する部位のみを示しており、図11は、支持アーム79,81によりカーペットモジュール5を吊り下げた状態を示している。
10 shows only portions of the
上記した台車65は、底板107の下面に車輪109を備えるとともに、図11中で左右両側に側壁111を備え、側壁111の図11中で紙面表裏両側の端部には端壁113を設けている。端壁113は、側壁111に対して内側に向けて突出しており、これにより台車65上に平積みしたカーペットモジュール5の水平方向へのずれを防止している。
The above-described
ここで、上記した支持アーム79,81は、図11に示すように、カーペットモジュール5に対し、ハーネスプロテクタ55とその内側に形成してある傾斜部41bとの間の空隙に差し込んで保持し、その後上昇させることになるが、このような動作が可能となるように、特に図11中で紙面手前側にある端壁113は、支持アーム79,81が干渉しないような位置に設定する。
Here, as shown in FIG. 11, the
そして、支持アーム79,81を、図10のように複数平積みしたカーペットモジュール5の最上部のものに対し、図12のように接近させてハーネスプロテクタ55の内側に形成してあるカーペット本体41の傾斜部41bとの間の空隙に差し込み、この状態で、操作部105を操作する。この操作により、モータが駆動して支持アーム79,81が、図8(b)における二点鎖線で示す位置まで移動する。
Then, the carpet
この結果カーペットモジュール5は、図10(a)の状態から図10(b)に示すように、フロアトンネルに対応する突出部57が位置する車幅方向中央でかつ車体前後方向を中心軸として2つ折りにした形状で、支持アーム79,81によって吊り下げられた状態となる。なお、図10(b)の2つ折り形状のカーペットモジュール3は、折り畳み状態から広がとろうとする力が働くので、支持アーム79,81を内側から外側に向けて押し付けることになり、支持アーム79,81によるカーペットモジュール5の支持は確実になされる。
As a result, as shown in FIG. 10B from the state of FIG. 10A, the
その後は、操作部105を操作して傾斜用モータ87を駆動することで、前記図2(a)と同様にしてカーペットモジュール5を傾ける。そしてこの傾けた状態のカーペットモジュール5を、その車体後方側に対応する部分を搬入方向前方とした状態で、図6(a)と同様にして上記したドア開口部73から車室内に搬入し、搬入後に、操作部105を操作してモータ87を逆回転駆動し、傾いた状態のカーペットモジュール5を元の鉛直方向に吊り下げた状態に戻す。
Thereafter, the
そして、カーペットモジュール5を徐々に向きを変えながら、その長手方向を車体前後方向に合わせつつ車幅方向中央のフロアトンネル部分に位置合わせし、前記図6(b)と同様にして車体61のフロアに着地させる。
Then, while gradually changing the direction of the
着地後は、助力装置1のパワアシスト機構を解除した状態で、操作部105を操作して一対の支持アーム79,81相互の間隔を10度程度開いた状態とし、カーペットモジュール5の折り畳み状態を少し緩めて支持アーム79,81から外しやすい状態とする。
After landing, with the power assist mechanism of the assisting device 1 released, the
次に、作業者71は、カーペットモジュール5を、一対の支持アーム79,81から外してその全体を車体61のフロア上に敷設し、その後は、助力装置1のパワアシスト機構を回復させて、支持アーム79,89を車外に移動させる。車体61のフロアに敷設したカーペットモジュール5は、前記と同様にして作業者が適宜位置決めして車体61に固定具などを利用して固定する。
Next, the
カーペットモジュール5の搬入作業が完了した助力装置1は、前記と同様にして天吊同期台車13が所定位置に達した時点で搬送ライン63の搬送方向とは逆方向に移動して元の待機位置まで戻り、次に搬送されてくる車体61に対しカーペットモジュール5の搬入作業を繰り返し実施する。
When the carry-in operation of the
このように、第2の実施形態においても、カーペットモジュール5を自動車の室内にドア開口部73から搬入する際に、ドア開口部73の傾斜している形状に合わせて傾けた状態とすることで、搬入作業が容易になるなど、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
Thus, also in 2nd Embodiment, when carrying in the
また、第2の実施形態では、カーペットモジュール5を吊り下げ支持する支持アーム79,81に、折り畳み機能を持たせることで、カーペットモジュール5を2つに折り畳む動作から吊り下げつつ車内へ搬入する動作を、連続して行え、作業性が極めて向上するものとなる。
Further, in the second embodiment, the
さらに、第2の実施形態では、保持部である屈曲逃げ部79d,79e及び屈曲逃げ部81d,81eを、吊下支持機構である支持アーム79,81に一体化しているので、別途専用の保持部を設ける必要がなく、構造を簡素化することができる。
Furthermore, in the second embodiment, the bending
図13は、本発明の第3の実施形態に係わるカーペットモジュール搬入装置の正面図、図14(a)は、図13の一部を示す平面図、図14(b)は図13のB矢視図である。第3の実施形態は、カーペットモジュール5を、図1に示した第1の実施形態の吊下フック7により吊り下げる際に、折り畳み装置115を用いて折り畳んだ状態とするものである。
13 is a front view of the carpet module carrying-in apparatus according to the third embodiment of the present invention, FIG. 14A is a plan view showing a part of FIG. 13, and FIG. 14B is an arrow B in FIG. FIG. In the third embodiment, the
折り畳み装置115は、パンタグラフ形式の昇降機構117上に折り畳み機構本体119を設置している。昇降機構117は、底板120と天板121との間にX字形状に互いに連結したリンク123,125を備え、リンク123,125相互は、これらの各中心部にて回転支持ピン127によって回転可能としている。
The
そして、各リンク123,125の一方の端部123a,125aを端部支持ピン128,129によって天板121,底板120にそれぞれ回転可能に支持する一方、他方の端部123b,125bに設けた可動ピン131,135を、底板120,天板121に設けたスライド溝120a,121aに対して移動可能に挿入する。
One
上記したX字形状に連結したリンク123,125は、図13中で紙面に直交する方向の両側部に2組設け、図示しない昇降モータを含む駆動機構によってリンク123の他方の端部123bもしくはリンク125の他方の端部125bを、図13中で左右方向に移動させることで、上下方向に伸縮変位させる。
Two sets of the
天板121上には、図13中で左右方向に延びるスライドガイド板137を設置し、このスライドガイド板137上に折り畳み機構本体119をスライド移動可能に設置する。具体的には、折り畳み機構本体119の前記図8に示したものと同様な駆動部91をスライドガイド板137上にスライド移動可能に取り付け、この移動は、操作盤139の操作によって駆動するモータなどの図示しない駆動機構及びボールねじ機構などを利用して行うものとする。
A
上記した折り畳み機構本体119は、前記図8に示したものと同様な一対の支持アーム79,81を備えており、この一対の支持アーム79,81を、図9のようにカーペットモジュール5の下側に挿入し、その後駆動部91のモータを駆動することで、図10(b)のようにカーペットモジュール5を2つ折りに折り畳む。
The folding mechanism
このような折り畳み機構本体119は、前述したようにスライドガイド板135上をスライド移動するが、このスライド移動方向前方に、台車65を配置する。
Such a folding mechanism
このような構成の第3の実施形態においては、昇降機構117によって折り畳み機構本体119の上下高さ位置を調整し、一対の支持アーム79,81の支持部79a,79b,79c及び支持部81a,81b,81cが、最上部に位置するカーペットモジュール5のハーネスプロテクタ55の内側の空隙に対応する位置とする。
In the third embodiment having such a configuration, the vertical height position of the folding mechanism
そしてこの状態で、折り畳み機構本体119を、作業者が操作盤139を操作してスライドガイド板135上をスライドさせて台車65に接近させ、最上部のカーペットモジュール5の下部に入り込ませ、図9のような状態とする。このとき、支持部79a,79b,79c及び支持部81a,81b,81cが、カーペットモジュール5のハーネスプロテクタ55の内側の空隙に挿入された状態になるとともに、駆動部91はスライドガイド板135上の台車65近傍の端部付近に位置している。
Then, in this state, the folding mechanism
次に、作業者は操作盤139を操作して駆動部91のモータを駆動させ、前記図10(b)と同様にして一対の支持アーム79,81をほぼ90度回転させて最上部のカーペットモジュール5を2つに折り畳む。その後、昇降機構117を上昇駆動し、カーペットモジュール5を折り畳み機構本体119とともに規定の取り出し高さ位置まで上昇させる。
Next, the operator operates the
その後作業者は助力装置1を操作し、図15に示すように吊下フック7をキッキングプレート取付孔41aに内側から引っ掛けてカーペットモジュール5を吊り下げる。なお、吊下フック7によりカーペットモジュール5を引っ掛ける際には、カーペットモジュール5の折り畳み状態を図15に対して多少開いた状態とし、引っ掛け後に、図5の状態となるよう駆動部91のモータを駆動させる。もちろんこのとき、ワーク受けロッド37は、図1のようにカーペットモジュール5を保持する保持位置から格納位置に移動させておく必要がある。
Thereafter, the operator operates the assisting device 1 and hangs the
吊下フック7によってカーペットモジュール5を吊り下げたら、操作盤139の操作により、駆動部91のモータを逆回転させて一対の支持アーム79,81を10度程度開くか、もしくはそのままの状態で、折り畳み機構本体119を図13,図14に示す原位置まで後退させた後、駆動部91のモータをさらに逆回転させて支持アーム79,81を元の図14に示す状態まで開く。
When the
その後は第1の実施形態と同様にして作業者が助力装置1を操作して、吊り下げているカーペットモジュール5を、ワーク受けロッド37で保持した状態で図2(a)のように傾けつつ、その車体後方側に対応する部分を搬入方向前方とした状態で、前記図6と同様にして車体61のフロントドア開口部73から車室内に搬入することになる。
Thereafter, as in the first embodiment, the operator operates the assisting device 1 and tilts the suspended
このように第3の実施形態においては、第1の実施形態に対し、カーペットモジュール5を折り畳み装置115によって折り畳みつつ吊り下げた状態で、助力装置1側の吊下フック7をカーペットモジュール5のキッキングプレート取付孔41aに引っ掛ける作業を行えるので、作業性が向上する。
As described above, in the third embodiment, the hanging
1 助力装置
3 助力装置の水平旋回アーム(操作アーム)
5 カーペットモジュール
7 吊下フック(吊下支持機構)
31 回転ロッド(傾斜移動機構)
33 モータ(傾斜移動機構)
37 ワーク受けロッド(保持部)
43 ワイヤハーネス(他部品)
45 リアウォッシャーチューブ(他部品)
47 フットレスト(他部品)
49 空調用のフロアダクト(他部品)
51 ヒーターノズル(他部品)
53 カーペットスペーサ(他部品)
55 ハーネスプロテクタ(他部品)
73 ドア開口部
79,81 支持アーム(吊下支持機構)
79d,79e,81d,81e 支持アームの屈曲逃げ部(保持部)
1
5
31 Rotating rod (tilt movement mechanism)
33 Motor (tilt movement mechanism)
37 Workpiece receiving rod (holding part)
43 Wire harness (other parts)
45 Rear washer tube (other parts)
47 Footrest (other parts)
49 Floor duct for air conditioning (other parts)
51 Heater nozzle (other parts)
53 Carpet spacer (other parts)
55 Harness protector (other parts)
73
79d, 79e, 81d, 81e Support arm bending relief (holding part)
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007310379A JP2009132292A (en) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | Carpet module carry-in method and carry-in device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007310379A JP2009132292A (en) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | Carpet module carry-in method and carry-in device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009132292A true JP2009132292A (en) | 2009-06-18 |
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ID=40864625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009132292A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102975200A (en) * | 2011-09-07 | 2013-03-20 | 株式会社安川电机 | Working robot and processing plant |
-
2007
- 2007-11-30 JP JP2007310379A patent/JP2009132292A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102975200A (en) * | 2011-09-07 | 2013-03-20 | 株式会社安川电机 | Working robot and processing plant |
JP2013056387A (en) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Yaskawa Electric Corp | Working robot and processing plant |
US9073221B2 (en) | 2011-09-07 | 2015-07-07 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Working robot and processing plant |
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