JP2009119897A - Waist restraining device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両衝突など衝撃発生時に乗員の腰部を拘束する乗員拘束装置に関する。 The present invention relates to an occupant restraint device that restrains an occupant's waist when an impact such as a vehicle collision occurs.
車両が前方衝突した場合、乗員は、慣性により前方へ移動しようとする。乗員がシートベルトを着用しているときは、シートベルト装置の肩ベルトや腰ベルトの拘束作用によって、乗員の前方への移動がある程度抑えられる。これを更に確実なものとするために、車両が前方衝突によって急減速した場合に、瞬時にシートクッションの前端部を上昇させて、乗員の前方移動を制限する技術を適用した腰部拘束装置が提案されている。例えば、下記特許文献1に開示された腰部拘束装置においては、インフレータにおいて発生されるガスによって金属製のバッグを膨張展開させている。そして、膨張展開した金属製のバッグがシートクッションの前端部を押し上げることにより、乗員の腰部(骨盤)の前方移動を拘束している。
しかしながら、上記特許文献1に開示された装置においては、金属製のバッグ自体で乗員を拘束させるために、容量(火薬量)の大きなエアバッグが必要となり、コストが高くなっていた。また、大容量のエアバッグにより、装置自体も大型化してしまい、シート下部の限られた空間における収容性に問題があった。 However, the apparatus disclosed in Patent Document 1 requires an air bag with a large capacity (explosive amount) in order to restrain an occupant with a metal bag itself, which increases the cost. In addition, the large-capacity air bag increases the size of the device itself, and there is a problem in the capacity of accommodation in a limited space below the seat.
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、マイクロガスジェネレータ(MGG)等の小型のインフレータの使用を可能とし、装置全体のコスト低減に寄与する構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above situation, and an object thereof is to provide a structure that enables the use of a small inflator such as a micro gas generator (MGG) and contributes to the cost reduction of the entire apparatus. And
また、本発明の他の目的は、腰部拘束装置の小型化に寄与する構造を提供することにある。 Another object of the present invention is to provide a structure that contributes to downsizing of the waist restraint device.
上記目的を達成するために、本発明は、車両内のシートに着座した乗員の腰部を拘束する腰部拘束装置において、衝撃発生時に膨張ガスを供給するガス供給手段と;前記シートの着座部(以下、「シートクッション」と称する)下部に圧縮状態で収容され、前記膨張ガスにより上方に向かって膨張展開する膨張手段と;前記シートクッションの下部に配置され、前記膨張手段の展開によって前記シートクッションを押し上げるフレーム部材とを備える。ここで、前記フレーム部材は、アルミニウム製または鉄製の板状材を素材として、その断面が概略コの字状に成形される。そして、前記フレーム部材の上昇によって、乗員の前方移動を拘束することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention provides a waist restraint device for restraining a waist part of an occupant seated on a seat in a vehicle, a gas supply means for supplying an expansion gas when an impact occurs; An inflating means accommodated in a compressed state in the lower part and inflated and expanded upward by the inflating gas; disposed at the lower part of the seat cushion; And a frame member to be pushed up. Here, the frame member is made of an aluminum or iron plate-like material, and the cross section thereof is formed into a substantially U-shape. And it is characterized by restraining a passenger | crew's forward movement by the raise of the said frame member.
前記膨張手段として金属製ベローズを採用することができる。また、ガス供給手段としては、周知の小型インフレータであるMGG(マイクロガスジェネレータ)等を使用することができる。 A metal bellows can be adopted as the expansion means. Moreover, as a gas supply means, MGG (micro gas generator) etc. which are known small inflators can be used.
フレーム部材は、開放部分が車両前方側を向いた「コの字状」に成形されるが、「U字状」とすることもできる。フレームの前方(車両進行方向)が開放し、その反対側の辺が閉じており、閉じた辺に対応する部分が乗員の骨盤からの圧力を受け、吸収可能な構造とする。 The frame member is formed in a “U-shape” with the open portion facing the front side of the vehicle, but may be “U-shaped”. The front (vehicle traveling direction) of the frame is open, the opposite side is closed, and the portion corresponding to the closed side receives pressure from the pelvis of the occupant to absorb it.
上述のように、「コの字」状とは、U字状、円弧状を含み、基本的には1本の棒状フレームを屈曲させて2つの端部を形成した形状を意味する。ただし、「コの字」の開放部分の辺を閉じた矩形とし、閉じた辺を回転軸とする構造を採用することも可能である。この場合、回転軸となる辺は、直接的には乗員からの負荷、圧力を吸収しない。 As described above, the “U” shape includes a U shape and an arc shape, and basically means a shape in which one end frame is bent to form two end portions. However, it is also possible to adopt a structure in which the side of the open portion of the “U” is a closed rectangle and the closed side is the rotation axis. In this case, the side serving as the rotation axis does not directly absorb the load and pressure from the occupant.
上述したように、本発明においては、コの字状に成形されたフレーム部材を膨張手段の膨張によって上昇させて、乗員の骨盤付近を拘束する構成であるため、膨張手段を小型にすることができ、当該膨張手段に膨張ガスを供給するガス供給手段として小型のもの(例えば、火薬量が少ないもの)を使用することが可能となる。また、フレーム部材の開放部分と反対側の辺が乗員の骨盤付近に位置するように構成されているため、当該閉じた辺に対応する部分が乗員の骨盤からの圧力を受けたときに、フレーム部材自体が変形し、衝撃を吸収することができる。
As described above, in the present invention, the frame member formed in a U-shape is raised by the expansion of the expansion means to restrain the vicinity of the pelvis of the occupant. It is possible to use a small one (for example, one having a small amount of explosives) as the gas supply means for supplying the expansion gas to the expansion means. Further, since the side opposite to the open part of the frame member is configured to be located in the vicinity of the occupant's pelvis, when the part corresponding to the closed side receives pressure from the occupant's pelvis, the frame The member itself is deformed and can absorb an impact.
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施例に係る腰部拘束装置21の構造及び、車両シート(シートクッション省略)の下部における配置を示す平面図である。図2は、実施例に係る腰部拘束装置21の構造及び、車両シート内部における配置を示す側面図であり、正常状態(装置非作動時)を示す。図3は、実施例に係る腰部拘束装置21の構造及び、車両シート内部における配置を示す側面図であり、衝撃発生時の状態(装置作動時)を示す。
Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described in detail using embodiments. FIG. 1 is a plan view showing a structure of a
本実施例に係る腰部拘束装置21は、車両内のシートに着座した乗員Mの腰部を拘束するものであり、衝撃発生時に膨張ガスを供給するガス供給手段としてのインフレータ(MGG)27と、シートの着座部17(以下、「シートクッション」と称する)下部に圧縮状態で収容され、インフレータ27から放出される膨張ガスによって上方に膨張展開する金属製バッグ(メタルベローズ)24と、シートクッション17の下部に配置され、金属製バッグ24の膨張展開によって上方に移動し、シートクッション17を押し上げて乗員Mの骨盤付近を拘束するフレーム部材22と、更には、ガス膨張手段としてのインフレータ(MGG)27と上方に膨張展開する金属製バッグ(メタルベローズ)24と乗員Mの骨盤付近を拘束するフレーム部材22を、保持するための分割された保持部材(回転軸29と下部ブラケット25)を備えている。本図では、保持部材(回転軸29と下部ブラケット25)を分割しているが、一体的に構成しても問題はない。ここで、フレーム部材22は、開放部分が車両前方側を向いたコの字状に成形され、前記開放部分と反対側の辺が前記乗員Mの骨盤付近に位置するように構成されている。
A
金属製バッグ(メタルベローズ)24は、長円や楕円又は円筒状に成形され、収容時には蛇腹状に圧縮される構造である。この金属製の長円や楕円又は円筒状バッグは、一般にメタルベローズと呼ばれるもので、このメタルベローズ24は、通常のメタルベローズに使用される金属材料や金属板等で、成形されている。本発明の場合の金属製バッグ(メタルベローズ)24は、外形寸法φ40〜100mm、膨張展開時の長さ寸法100〜150mmのステンレス製とし、その板厚は0.2〜0.4mmの範囲内が最適であることが解っている。その膨張展開時のメタルベローズ24の内圧は、2.0MPa以上であることも解っている。
The metal bag (metal bellows) 24 is formed into an ellipse, an ellipse, or a cylindrical shape, and is compressed into a bellows shape when housed. This metal ellipse, ellipse, or cylindrical bag is generally called a metal bellows, and the
フレーム部材22は、車両前方への外力によって変形することにより、乗員Mへの衝撃を吸収する構造であり、例えば、塑性変形が容易なアルミニウム製または鉄製の板状部材を素材として、その断面が概略コの字状にプレス加工により、成形されているものとすることができる。
The
図1〜図3に示すように、シートパン15は右側シートフレーム12と左側シートフレーム13とに取り付けられている。また、シートクッション17の底部はシートパン15により全面的に指示されている。本実施例に係る腰部拘束装置21は、シートフレーム12,13の前側(車両前方側)に配置される。左右のシートフレーム12,13は、前方においてシートパン15を上下に高さ調整するその機構を図示しないハイトアジャスター機構用回転軸29、または、図示しない前部フレーム部材(フロントクロスメンバ)で、後方において後部フレーム部材(リアクロスメンバ)14に連結されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
本実施例の保持部材(回転軸29と下部ブラケット25)を分割した場合の腰部拘束装置21は、シートパン15の前端部に形成された切欠き部分または凹まし部分(金属製バッグ(メタルベローズ)24の部位は、切欠きが必要)に配置され、当該シートパン15に干渉することなく作動するようになっている。すなわち、シートパン15における切欠き部分(くりぬき部分) または凹まし部分(金属製バッグ(メタルベローズ)24の部位は、切欠きが必要)は、腰部拘束装置21の動作に影響が出ない大きさ及び形状に加工される。腰部拘束装置21は、シートパン15の前方においてフレーム部材22は、前述のハイトアジャスター機構用回転軸29に、ガス供給手段としてのインフレータ(MGG)27と金属製バッグ(メタルベローズ)24を保持する下部ブラケット25に組み込んだ状態で、シートフレーム12,13を跨ぐように配置され、当該シートフレーム12,13の上部又は後部に直接固定される。また、図示しない保持部材(回転軸29と下部ブラケット25)を一体的にした場合の腰部拘束装置21は、シートパン15の前方においてシートフレーム12,13を跨ぐように配置され、当該シートフレーム12,13の上部又は後部に直接固定される。
When the holding member (rotating
シートパン15は、図1に示すように、金属製の所定の厚さを持った板状部材が、例えば、一体的に凹形状に加工されている。更に、強度を向上させるために、部分的に凹凸形状をした複数の出っ張りを設けて、座面用シートクッション17を下から覆うように配置される。シートパン15は、シートフレーム12,13に対してボルトなどにより固定され、座面用シートクッション17は、シートパン15に対して、屈曲させた折込形状にして引っ掛けて、また、一部に引っ掛け部品を縫製して該引っ掛け部品をシートパン15に、該穴あけした部分に合わせて、引っ掛けて固定している。シートパン15上面側に固定された座面用シートクッション17は、乗員Mの体重によって変形し、全体が下に凸となるように撓み、これによって乗員の快適性(座り心地の向上)を図っている。
As shown in FIG. 1, the
本実施例に係る腰部拘束装置21においては、インフレータ27から放出される高温の膨張ガスにより金属製バッグ24が斜め上方に向かって膨張展開し、フレーム部材22が回転軸29を支点として回転(スイング)させる構造である。図2に示すように、膨張展開する前の状態では、金属製バッグ24はコンパクトにシートクッション17の下部に収容される。一方、図3に示すように、インフレータ27の作動により金属製バッグ24が膨張展開すると、フレーム部材22が上昇し、シートクッション17が盛り上がり乗員Mの腰部(骨盤)を拘束する。
In the
図4は、実施例に係る腰部拘束装置21の構造を示す分解斜視図である。図5は、実施例に係る腰部拘束装置21の要部の構造を示す部分断面図であり、正常状態(装置非作動時)を示す。図6は、実施例に係る腰部拘束装置21の要部の構造を示す部分断面図であり、衝撃発生時の状態(装置作動時)を示す。図7は、実施例に係る腰部拘束装置21の要部の構造を示す部分断面図であり、正常状態(装置非作動時)から衝撃発生時の状態(装置作動時)までの動作を連続的に示す。
FIG. 4 is an exploded perspective view showing the structure of the
図4において、下部ブラケット25は、左右方向の側部を固定ボルト33によってシートフレーム12,13に固定される。なお、図4において、下部ブラケット25の左側部分は分解状態、右側部分は組立て状態で示している。下部ブラケット25の上面のほぼ中央部には、金属製バッグ24が収納されるため、全体的に凹部25bが設けられている。また、凹部25bの中央部には、インフレータ27を保持する円筒状のインフレータケース26を組み込むための貫通穴25cが形成されている。図5に示すように、インフレータ27を収容したインフレータケース26は、金属製バッグ24の底面にねじ込まれ、キャップ28によって固定される。
In FIG. 4, the
金属製バッグ24の上部には、図4、図5に示すように、天板23bが設けてあり、2本の固定ボルト35によってフレーム部材22を介して後方より、また、左右各々の固定ボルト34によってフレーム部材22、足30を介して各側方より、スライド軸31に締付けて固定される。金属製バッグ24の上部に相当する天板23bには、ベローズ受皿23cが一体的に設けてある。
As shown in FIGS. 4 and 5, a
足30は、フレーム部材22の回転軸29に沿ったR形状部を持った先端をL字に曲げてあり、下部ブラケット25に設けた足用穴25aを通し、前述のスライド軸31に勘合して固定している。すなわち、フレーム部材22が上方に回転軸29を中心とする回転移動量を、規制して金属製バッグ24がベローズ受皿23cからの飛出し防止することができる。
The
前記固定部の天板23bには、図4の23dに示す前後方向の長穴が設けてある。これはフレーム部材22が、車両前方への外力によって変形する場合、天板23bにより抑えることなく変形させて、乗員Mへの衝撃を吸収するための長穴23dである。
The
図5に示すように、金属製バッグ24の上部は、凸半円球形状24aとし、ベローズ受皿23cは、下側に凹半円球形状23bと一定の隙間を確保した状態で、正常状態(装置非作動時)を維持している。
As shown in FIG. 5, the upper part of the
図6は、金属製バッグ24がインフレータ27の膨張ガスの流れ27aにより、膨張展開した衝撃発生時の状態(装置作動時)を示す。
FIG. 6 shows a state (at the time of operation of the apparatus) at the time of occurrence of an impact in which the
図7は、前述の図5から図6までの過渡的な凸半円球形状24aと、ベローズ受皿23cの金属製バッグ接触点の軌跡24fを、回転軸29に対して、外側が接触して正常状態(装置非作動時)から衝撃発生時の状態(装置作動時)まで移動する。つまり、インフレータ27の膨張ガスによる膨張展開しようとする回転軸29に対してのモーメントが、外側が接触して移動するため効率良くフレーム部材22に伝達することができる。また、ベローズ受皿23cの下側の凹半円球形状23bの端部には、金属製バッグ接触点の軌跡24fを考慮して、金属製バッグ24の上部の凸半円球形状24aが飛出し防止するための、内側に屈折したフランジ部が全周に設けてある。このようにすることにより、金属製バッグ24は、直線的に膨張展開させることができ、
FIG. 7 shows that the transitional convex
金属製バッグ24の上部の凸半円球形状24aは、ベローズ受皿23cの凹半円球形状23bから飛出し防止することもできる。
The convex
図8、図9は、実施例に係る腰部拘束装置21の要部の組立を示す斜視図である。図10は、実施例に係る腰部拘束装置21の要部の構造を示す部分断面図である。
FIG. 8 and FIG. 9 are perspective views showing the assembly of the main part of the
図8において、フレーム部材22は、開放部分が車両前方側を向いたコの字状に成形された端部が、回転軸29に設けられた左右2ケ所のフレーム部材固定部29aに固定される。図10に、前述の端部の形状を示すように、回転軸29の外形寸法に合わせたフレーム部材切欠き寸法22eが、また、フレーム部材固定部29aの外形寸法に合わせた断面が概略コの字状にプレス加工された両側には、スプリングピン32の外形寸法に合わせ、更に、フレーム部材22の回転角度に合わせた長穴を設けている。
In FIG. 8, the
図8に示すように、いずれか一方の(図8では、左側を示す)フレーム部材22の端部をフレーム部材固定部29aに合わせ、組込動作22aから組込動作22bと組込作業し、次に、他方の(図8では、右側を示す)フレーム部材22の端部をフレーム部材固定部29aに合わせ、組込動作22c(この作業は、フレーム部材22の弾性変形を利用して、外側に変形させて作業する)から組込動作22dと組込作業する。
As shown in FIG. 8, the end of one of the frame members 22 (shown on the left side in FIG. 8) is aligned with the frame
その後、図9に示すように、スプリングピン32により前述の長穴とフレーム部材固定部29aに穴あけされている貫通穴に合わせて、挿入して固定する。この時、スプリングピン32とフレーム部材固定部29aに穴あけされている貫通穴は、圧入する寸法となっているため、挿入後は、スプリングピン32が外力により外れることはない。
Thereafter, as shown in FIG. 9, the
また、図10に示すように、スプリングピン32が固定されていて、前述の長穴の範囲内をフレーム部材22が、回転する。つまり、フレーム部材切欠き位置(正常状態)22fからフレーム部材切欠き位置(膨張展開状態)22gの範囲内をフレーム部材22が、回転するためスプリングピン32と前述の長穴の端面を強制的に干渉させることによる回転の範囲を、前記、足30を設置する目的と同一的に、制御することもできる。
Further, as shown in FIG. 10, the
車両の正面衝突などが発生した場合には、図示しない周知のセンサーによって異常事態を検出し、インフレータ27を作動させる。インフレータ27の作動により発生した高圧ガスが金属製バッグ24内部に放出されると、図2及び図5の状態から、図3及び図6に示す状態に遷移する。すなわち、金属製バッグ24が展開膨張ガスにより斜め上方に膨張展開する。すると、図3に示すように、天板23によって金属製バッグ24に連結されたフレーム部材22が、左右2ケ所の回転軸29を支点として回転(回転、スイング)して立ち上がる。これにより、シートクッション17の前方部分が盛り上がり、乗員Mの前方移動を拘束する。この時、乗員Mの骨盤Maからの負荷がフレーム部材22の後側に加わり、変形することにより乗員Mへの衝撃を吸収又は緩和する。
When a frontal collision of the vehicle occurs, an abnormal situation is detected by a well-known sensor (not shown), and the inflator 27 is activated. When the high-pressure gas generated by the operation of the inflator 27 is released into the
上述した実施例においては、フレーム部材22は角部や前方端部が屈曲した形状となっているが、図11に示すフレーム部材122のようにコの字状とすることができる。また、図12及び図13に示すフレーム部材222及び322のように角部や前方端部が屈曲した形状とすることもできる。つまり、フレーム部材22の開放部分と反対側の辺が、乗員Mの骨盤付近に設置できれば問題はない。なお、表現の仕方及び角部の屈曲具合によっては、Uの字状ということもできる。
In the above-described embodiment, the
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。
As mentioned above, although the Example of this invention was described, this invention is not limited to these Examples at all, It can change in the category of the technical idea shown by the claim.
21 腰部拘束装置
22,122,222、322 フレーム部材
22c、222c 切欠き
23 天板
24 メタルベローズ
27 インフレータ(MGG)
29 回転軸
21
29 Rotating shaft
Claims (3)
衝撃発生時に膨張ガスを供給するガス供給手段と;
前記シートの着座部(以下、「シートクッション」と称する)下部に圧縮状態で収容され、前記膨張ガスにより上方に向かって膨張展開する膨張手段と;
前記シートクッションの下部に配置され、前記膨張手段の展開によって前記シートクッションを押し上げるフレーム部材とを備え、
前記フレーム部材は、アルミニウム製または鉄製の板状材を素材として、その断面が概略コの字状に成形され、
前記フレーム部材の上昇によって、乗員の前方移動を拘束することを特徴とする腰部拘束装置。 In a waist restraint device that restrains the waist of an occupant seated on a seat in a vehicle,
Gas supply means for supplying an expanding gas when an impact occurs;
Expansion means accommodated in a compressed state in a lower portion of a seating portion (hereinafter referred to as “seat cushion”) of the seat and inflated and expanded upward by the inflation gas;
A frame member disposed at a lower portion of the seat cushion and pushing up the seat cushion by the expansion of the inflating means;
The frame member is made of a plate-like material made of aluminum or iron, and its cross-section is formed into a substantially U-shape,
A waist restraint device that restrains the forward movement of an occupant by raising the frame member.
前記フレーム部材の開放部分側の端部2ケ所に連結された回転軸が設けられ、
前記フレーム部材は、前記回転軸との連結部を支点として前記開放部分と反対側の辺が上昇する構造であることを特徴とする請求項1に記載の腰部拘束装置。 The frame member is formed into a “U” shape with an open portion facing the vehicle front side,
A rotating shaft connected to two end portions on the open part side of the frame member is provided;
The waist restraint device according to claim 1, wherein the frame member has a structure in which a side opposite to the open portion rises with a connecting portion with the rotating shaft as a fulcrum.
前記フレーム部材の前記連結部は前記回転軸の段付形状部と係合するC字状端部を有し、
スプリングピンを用いて前記段付形状部とC字状端部とを連結することを特徴とする請求項2に記載の腰部拘束装置。 The rotating shaft has a stepped shape portion in which an outer dimension of a connecting portion with the frame member is increased,
The connecting portion of the frame member has a C-shaped end portion that engages with a stepped shape portion of the rotating shaft,
The waist restraint device according to claim 2, wherein the stepped shape portion and the C-shaped end portion are coupled using a spring pin.
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Legal Events
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