[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2009117778A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009117778A
JP2009117778A JP2007292422A JP2007292422A JP2009117778A JP 2009117778 A JP2009117778 A JP 2009117778A JP 2007292422 A JP2007292422 A JP 2007292422A JP 2007292422 A JP2007292422 A JP 2007292422A JP 2009117778 A JP2009117778 A JP 2009117778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
control gate
insulating film
layers
memory cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007292422A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Isobe
和亜樹 磯辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007292422A priority Critical patent/JP2009117778A/ja
Publication of JP2009117778A publication Critical patent/JP2009117778A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

【課題】メモリセルトランジスタの制御ゲート層相互間及び選択トランジスタの制御ゲート層相互間の距離を十分に小さくして、メモリセルの高集積化を図る半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板の表面に平行な第1の方向でそれぞれ2個の電荷蓄積層15とゲート層19とが交互にかつ一列に配列されるように複数のメモリセルが配置され、選択トランジスタの拡散層24が半導体基板の表面に平行で第1の方向と交差する第2の方向に延長されてソース線が構成され、メモリセルトランジスタの拡散層22が半導体基板の表面に平行な第2の方向に延長されてビット線が構成され、メモリセルトランジスタの制御ゲート層17は第1の方向で隣り合う2個の電荷蓄積層15上にゲート間絶縁膜を介して形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、メモリセルが不揮発性トランジスタからなるメモリセルトランジスタと選択トランジスタとで構成されたフラッシュEEPROMを代表とする不揮発性メモリ及び不揮発性メモリ混載ロジック集積回路などの半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
電荷蓄積層と制御ゲート層からなる積層構造の不揮発性トランジスタからなるメモリセルトランジスタと、メモリセルトランジスタの書き込み、読み出し、消去動作を行う際に特定のメモリセルトランジスタを選択する選択トランジスタとからメモリセルが構成された不揮発性メモリが知られている。この不揮発性メモリにおいて、メモリセルトランジスタのドレイン拡散層はビット線に接続され、選択トランジスタのソース拡散層はソース線に接続され、メモリセルトランジスタのソース拡散層と選択トランジスタのドレイン拡散層は共有されている。すなわち、各メモリセルは、ビット線とソース線との間にメモリセルトランジスタと選択トランジスタが直列に接続された構成を有する。
半導体基板上に複数のメモリセルを集積してメモリセルアレイを形成する場合、通常は、選択トランジスタ同士が互いに隣り合い、かつメモリセルトランジスタ同士が互いに隣り合うように複数のメモリセルが一列に配列して形成される。そして、互いに隣り合う2個のメモリセルで選択トランジスタのソース拡散層が共有され、互いに隣り合う2個のメモリセルでメモリセルトランジスタのドレイン拡散層が共有される。
ソース線は、互いに隣り合う2個のメモリセルで共有されている選択トランジスタのソース拡散層にコンタクトするコンタクト金属プラグに接続される金属配線により形成され、ビット線は、互いに隣り合う2個のメモリセルで共有されているメモリセルトランジスタのドレイン拡散層にコンタクトする金属プラグに接続される金属配線により形成されている。
ソース拡散層あるいはドレイン拡散層にコンタクトする金属プラグは、メモリセルトランジスタ及び選択トランジスタの制御ゲート層を形成した後に全面に層間絶縁膜を堆積し、層間絶縁膜に対してコンタクトホールを開口し、コンタクトホール内に金属を埋めることにより形成される。
しかし、最近の素子の微細化に伴って、メモリセルトランジスタの制御ゲート層相互間及び選択トランジスタの制御ゲート層相互間の距離が縮小されると、層間絶縁膜を堆積する際に、メモリセルトランジスタの制御ゲート層相互間及び選択トランジスタの制御ゲート層相互間を層間絶縁膜により十分に埋めることができず、埋め込み不良によるボイド(void)が発生する。
このため、従来では、メモリセルトランジスタの制御ゲート層相互間及び選択トランジスタの制御ゲート層相互間の距離を十分に小さくできず、メモリセルの高集積化が妨げられるという問題がある。
なお、特許文献1には、スタックゲートを有する不揮発性メモリにおいてビット線を拡散層により形成することが開示されている。特許文献2には、SONOS構造の半導体記憶装置においてビット線を拡散層により形成することが開示されている。さらに、特許文献3には、MONOS構造の半導体記憶装置においてビット線を拡散層により形成することが開示されている。
特開2007−12739号公報 特開2004−193178号公報 特開2006−41215号公報
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、メモリセルトランジスタと選択トランジスとから構成されるメモリセルの高集積化を図ることができる半導体記憶装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の半導体記憶装置は、電荷蓄積層と第1制御ゲート層からなる積層構造を有するメモリセルトランジスタと、第2制御ゲート層を有し前記メモリセルトランジスタに直列に接続されて前記メモリセルトランジスタを選択する選択トランジスとでメモリセルが構成され、半導体基板の表面に平行な第1の方向でそれぞれ2個の電荷蓄積層と第2制御ゲート層とが交互にかつ一列に配列されるように複数のメモリセルが配置されているメモリセルアレイと、前記選択トランジスタのソース/ドレイン拡散層の一方が前記半導体基板の表面に平行で前記第1の方向と交差する第2の方向に延長されて構成されたソース線と、前記メモリセルトランジスタのソース/ドレイン拡散層の一方が前記半導体基板の表面に平行な前記第2の方向に延長されて構成されたビット線とを具備し、前記第1制御ゲート層は前記第1の方向で隣り合う2個の前記電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介して形成されていることを特徴する。
本発明の半導体記憶装置の製造方法は、電荷蓄積層と第1制御ゲート層からなる積層構造を有するメモリセルトランジスタと、第2制御ゲート層を有し前記メモリセルトランジスタに直列に接続されて前記メモリセルトランジスタを選択する選択トランジスとでメモリセルが構成され、複数のメモリセルからなるメモリセルアレイが半導体基板上に形成される半導体記憶装置の製造方法であって、前記半導体基板上にトンネル酸化膜を介して第1導電体層を形成し、前記第1導電体層をパターニングして、前記半導体基板の表面に平行な第1の方向に周期的に配列されるように前記第1導電体層を残し、前記第1導電体層をマスクに前記半導体基板内に不純物を導入して、前記半導体基板の表面に平行な前記第1の方向に周期的に配列されかつ前記半導体基板の表面に平行で前記第1の方向と交差する第2の方向に延長された複数列の拡散層を形成し、前記複数列の拡散層上に絶縁膜を形成した後、全面にゲート間絶縁膜を堆積し、前記ゲート間絶縁膜上に第2導電体層を形成し、前記第2導電体層、ゲート間絶縁膜、及び第1導電体層からなる積層構造をパターニングして、前記半導体基板の表面に平行で前記第1の方向と交差する第2の方向に周期的に前記積層構造を残し、前記第2の方向に周期的に残された前記積層構造のうちの前記第2導電体層及びゲート間絶縁膜をパターニングして、前記第1の方向で互いに隣り合う2箇所の第1導電体層上に第2導電体層及びゲート間絶縁膜を残し、この残された第2導電体層により前記メモリセルトランジスタの第1制御ゲート層を形成すると共にこの第1制御ゲート層の下部に位置する2箇所の第1導電体層により2個の電荷蓄積層を形成し、かつ前記第2導電体層及びゲート間絶縁膜が除去された位置に残されたそれぞれ2箇所の前記第1導電体層により前記選択トランジスタの2個の第2制御ゲート層を形成し、前記複数列の拡散層のうち前記2個の第2制御ゲート層の相互間に位置する拡散層によりソース線を構成し、かつ前記複数列の拡散層のうち前記2個の電荷蓄積層の相互間に位置する拡散層によりビット線を構成することを特徴する。
本発明によれば、メモリセルトランジスタと選択トランジスとから構成されるメモリセルの高集積化を図ることができる半導体記憶装置及びその製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。この説明に際して、全図にわたり共通する部分には共通する参照符号を付す。
図1は、本実施形態のフラッシュEEPROMのメモリセルアレイの等価回路図である。メモリセルアレイ内には多数のメモリセルが行列状に配列されている。本例では便宜上、4個のメモリセルMC1〜MC4のみを示している。各メモリセルMCは、ビット線BLとソース線SLとの間に接続されており、それぞれ直列接続されたメモリセルトランジスタCT及びメモリセルトランジスタCTを選択する選択トランジスタSTから構成されている。
メモリセルアレイの各行では、メモリセルトランジスタCTの制御ゲート電極がワード線WLに共通に接続されており、選択トランジスタSTのゲート電極が選択線SGLに共通に接続されている。また、メモリセルアレイの各列では、それぞれ2個のメモリセルトランジスタCTと選択トランジスタSTとが交互に繰り返されるように複数のメモリセルが配置されており、隣り合う各2つのメモリセル毎に、メモリセルトランジスタCTのドレインがビット線BLに共通に接続され、選択トランジスタSTのソースがソース線SLに共通に接続されている。
図2は、図1に示すメモリセルアレイを半導体基板上に集積化する際の平面図であり、図3は図2中のA−A´線に沿った素子構造を示す断面図、図4は図2中のB−B´線に沿った素子構造を示す断面図である。なお、図2中、破線で囲んだ領域は1個のメモリセルMCの形成領域を示している。
図2乃至図4において、シリコン(Si)半導体基板上にはp型ウエル11が形成されており、p型ウエル11上にはメモリセルトランジスタCTのゲート電極12、選択トランジスタSTのゲート電極13がそれぞれ複数形成されている。
メモリセルトランジスタCTのゲート電極12は、p型ウエル11上にトンネル酸化膜となるシリコン酸化膜14を介して形成された例えばポリシリコンからなる電荷蓄積層15と、電荷蓄積層15上に例えばONO膜(シリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化膜)等のゲート間絶縁膜16を介して形成された例えばポリシリコンからなる制御ゲート層(第1制御ゲート層)17と、制御ゲート層17上に形成された例えばCoSi2からなる金属シリサイド層18を有する。
選択トランジスタSTのゲート電極13は、p型ウエル11上にシリコン酸化膜14を介して形成された例えばポリシリコンからなるゲート層(第2制御ゲート層)19と、ゲート層19上に形成された例えばCoSi2からなる金属シリサイド層20を有する。
メモリセルトランジスタCTの電荷蓄積層15と選択トランジスタSTのゲート層19はそれぞれ第1層目のポリシリコンを用いて形成され、メモリセルトランジスタCTの制御ゲート層17は第2層目のポリシリコンを用いて形成されている。図2において、メモリセルトランジスタCTの電荷蓄積層15及び選択トランジスタSTのゲート層19については左下がりの斜線を施し、メモリセルトランジスタCTの制御ゲート層17については右下がりの斜線を施している。
図2及び図4に示すように、半導体基板の表面に平行な第1の方向でそれぞれ2個の電荷蓄積層15とゲート層19とが交互にかつ一列に配列されている。メモリセルトランジスタCTの制御ゲート層17は、ゲート間絶縁膜16を介して、第1の方向で隣り合う2個の電荷蓄積層15上に渡って連続するように形成されている。
図3に示すように、メモリセルトランジスタCTのゲート電極12及び選択トランジスタSTのゲート電極13の側壁のうち、半導体基板の表面に平行な第1の方向と直交する第2の方向の側壁にはそれぞれ、シリコン酸化膜からなるサイドウォールスペーサ21が形成されている。
また、図2及び図4に示すように、半導体基板の表面に平行な第1の方向で隣り合う2個のメモリセルトランジスタCTのゲート電極12相互間のp型ウエル11の表面領域には、隣り合う2個のメモリセルトランジスタCTで共有されているn型のドレイン拡散層22が形成されている。同様に、半導体基板の表面に平行な第1の方向で隣り合うメモリセルトランジスタCTのゲート電極12と選択トランジスタSTのゲート電極13との間のp型ウエル11の表面領域には、メモリセルトランジスタCTと選択トランジスタSTとで共有されているn型のソース/ドレイン拡散層23が形成されている。さらに、半導体基板の表面に平行な第1の方向で隣り合う異なるメモリセルの選択トランジスタSTのゲート電極13相互間のp型ウエル11の表面領域には、2個の選択トランジスタSTで共有されているn型のソース/ドレイン拡散層24が形成されている。上記ドレイン拡散層22、ソース/ドレイン拡散層23、及びソース/ドレイン拡散層24上にはそれぞれ絶縁膜としてシリコン酸化膜25が形成されている。
図4に示すように、メモリセルトランジスタCTの制御ゲート層17は下部のゲート間絶縁膜16と共に、上記ソース/ドレイン拡散層23上の一部まで延長して形成されており、第1の方向における制御ゲート層17の側壁上にもシリコン酸化膜からなるサイドウォールスペーサ21が形成されている。そして、このサイドウォールスペーサ21により、メモリセルトランジスタCTの制御ゲート層17と選択トランジスタSTのゲート層19とが第1の方向で分離されている。
上記ドレイン拡散層22、ソース/ドレイン拡散層23、及びソース/ドレイン拡散層24はそれぞれ、図2に示すように、半導体基板の表面に平行な第2の方向に延長されている。ドレイン拡散層22は図1中のビット線BLを構成し、ソース/ドレイン拡散層24は図1中のソース線SLを構成している。
ゲート電極12及び13上には、BPSG(Boron doped Phospho-Silicate Glass)またはPSG(Phospho-Silicate Glass)からなる第1の層間絶縁膜26が堆積されている。この第1の層間絶縁膜26には、メモリセルトランジスタCTの制御ゲート層17の表面に通じるコンタクトホール27及び隣り合う各2個の選択トランジスタSTのゲート層19それぞれの表面に通じるコンタクトホール28が開口されている。上記各コンタクトホール27、28内にはそれぞれ金属、例えばWが埋め込まれてコンタクトプラグ29、30が形成されている。そして、第1の層間絶縁膜26上には、コンタクトプラグ29、30に対してそれぞれ電気的に接続された金属、例えばAlからなる配線31(31a,31b)、32(32a,32b)が形成されている。
上記配線31は、図2に示すように、半導体基板の表面に平行な第1の方向に延長されている第1の部分31aと、この第1の部分31aから制御ゲート層17の形成位置上に突出するように形成されており第1の層間絶縁膜26中に形成されたコンタクトプラグ29を介して制御ゲート層17と電気的に接続された第2の部分31bとを有し、図2中のワード線WLを構成している。同様に、上記配線32は、図2に示すように、半導体基板の表面に平行な第1の方向に延長されている第1の部分32aと、この第1の部分32aから各2個のゲート層19の形成位置上に突出するように形成されており第1の層間絶縁膜26中に形成されたコンタクトプラグ30を介して2個のゲート層19と電気的に接続された第2の部分32bとを有し、図2中のソース線SLを構成している。
また、図2に示すように、ワード線WLを構成する配線31の第1の部分31aとソース線SLを構成する配線32の第1の部分32aとは、電荷蓄積層15とゲート層19との配列を間にして互いに異なる側に配置されている。
第1の層間絶縁膜26上には、BPSGまたはPSGからなる第2の層間絶縁膜33が堆積されている。図2に示すように、第2の層間絶縁膜33上には、ビット線BLを構成するドレイン拡散層22、及びソース線SLを構成するソース/ドレイン拡散層24と平行するように、半導体基板の表面に平行な第2の方向に延長されている金属、例えばAlからなる配線34及び35が形成されている。配線34は、メモリセルアレイ周辺で第2の層間絶縁膜33に形成された複数のビア36を介してドレイン拡散層22(ビット線BL)と電気的に接続されており、配線35は、メモリセルアレイ周辺で第2の層間絶縁膜33に形成された複数のビア37を介してソース/ドレイン拡散層24(ソース線SL)と電気的に接続されている。上記両配線34、35は、ビット線BL及びソース線SLの配線抵抗を低下させる機能を有する。
すなわち、図2乃至図4に示すようなメモリセルアレイを有するフラッシュEEPROMは、電荷蓄積層15と制御ゲート層(第1制御ゲート層)17からなる積層構造を有するメモリセルトランジスタCTと、ゲート層(第2制御ゲート層)19を有しメモリセルトランジスタCTに直列に接続されてメモリセルトランジスタCTを選択する選択トランジスSTとでメモリセルMCが構成され、半導体基板の表面に平行な第1の方向でそれぞれ2個の電荷蓄積層15とゲート層19とが交互にかつ一列に配列されるように複数のメモリセルが配置されているメモリセルアレイと、選択トランジスタSTのソース/ドレイン拡散層24が半導体基板の表面に平行で第1の方向と交差する第2の方向に延長されて構成されたソース線SLと、メモリセルトランジスタのソース/ドレイン拡散層22が半導体基板の表面に平行な第2の方向に延長されて構成されたビット線BLとを具備し、制御ゲート層17は第1の方向で隣り合う2個の電荷蓄積層15上にゲート間絶縁膜16を介して形成されている。
本実施形態のフラッシュEEPROMでは、ソース線SL及びビット線BLは、半導体基板上のp型ウエル11の表面領域に形成された拡散層を延長して形成されている。このため、従来のように、メモリセルアレイ内で、選択トランジスタあるいはメモリセルトランジスタの拡散層に通じるコンタクトホールを層間絶縁膜に形成する必要がない。従って、最近の素子の微細化に伴って、メモリセルトランジスタの制御ゲート層17相互間及び選択トランジスタのゲート層19相互間の距離が縮小されているとしても、層間絶縁膜を堆積する際に、メモリセルトランジスタの制御ゲート層17相互間及び選択トランジスタのゲート層19相互間を層間絶縁膜により十分に埋めることができ、埋め込み不良によるボイドの発生を抑制することができる。
この結果、本実施形態では、メモリセルトランジスタの制御ゲート層17相互間及び選択トランジスタのゲート層19相互間の距離を十分に小さくでき、メモリセルの高集積化を実現することができる。
しかも、メモリセルアレイ周辺において、ビット線BLを構成するドレイン拡散層22が金属からなる配線34に接続されており、ソース線SLを構成するソース/ドレイン拡散層24が金属からなる配線35に接続されているので、ビット線BL及びソース線SLの配線抵抗の低減化を図ることができる。
次に、本実施形態のフラッシュEEPROMの主にメモリセルアレイの製造方法について、図5乃至図15を参照して説明する。なお、図5乃至図15の各図において、(a)は図2中のA−A´線に沿った素子構造を示す断面図であり、(b)は図2中のB−B´線に沿った素子構造を示す断面図である。
まず、図5に示すように、シリコン半導体基板のp型ウエル11の表面上にシリコン酸化膜14及びポリシリコン(第1導電体層)40を順次堆積する。ポリシリコン40を堆積する際に、例えばP等の不純物をドープすることで、ポリシリコンのシート抵抗を100〜200Ω/□程度に低下させ、寄生抵抗を下げる。
次に、図6に示すように、ポリシリコン40上に所定形状のパターンを有するフォトレジスト膜を形成した後、このフォトレジスト膜をマスクに、ポリシリコン40及びシリコン酸化膜14を異方性エッチング技術、例えばRIE(Reactive Ion Etching)によるエッチングによりパターニングして、半導体基板の表面に平行な第1の方向に周期的に配列されるようにポリシリコン40及びシリコン酸化膜14を残す。
続いて、図7に示すように、ポリシリコン40をマスクにp型ウエル11内にn型の不純物として例えばAsをイオン注入して、半導体基板の表面に平行な第1の方向に周期的に配列されかつ半導体基板の表面に平行で第1の方向と交差する第2の方向に延長された複数列の拡散層22、23、24を形成する。
次に、図8に示すように、複数列の拡散層22、23、24上を含む全面にシリコン酸化膜(絶縁膜)25を形成した後、ポリシリコンとの選択比を有するエッチング法により、ポリシリコン40の上面が露出するまでシリコン酸化膜25をエッチング除去し、図9に示すように複数列の拡散層22、23、24上のみにシリコン酸化膜25を残す。
次に、図10に示すように全面にゲート間絶縁膜16を堆積した後、続いて図11に示すようにゲート間絶縁膜16上にポリシリコン(第2導電体層)41を堆積する。このポリシリコン41を堆積する際にも、例えばP等の不純物をドープすることで、ポリシリコンのシート抵抗を100〜200Ω/□程度に低下させ、寄生抵抗を下げる。
その後、ポリシリコン41、ゲート間絶縁膜16、及びポリシリコン40からなる積層構造をパターニングして、図12に示すように、半導体基板の表面に平行で第1の方向と交差する第2の方向に周期的に積層構造を残す。
次に、第2の方向に周期的に残された積層構造のうちのポリシリコン41及びゲート間絶縁膜16をパターニングして、図13に示すように、第1の方向で互いに隣り合う2箇所のポリシリコン40上にポリシリコン41及びゲート間絶縁膜16を残し、この残されたポリシリコン41によりメモリセルトランジスタの制御ゲート層17を形成すると共にこの制御ゲート層17の下部に位置する2箇所のポリシリコン40により2個の電荷蓄積層15を形成し、かつポリシリコン41及びゲート間絶縁膜16が除去された位置に残されたそれぞれ2箇所のポリシリコン40により選択トランジスタの2個のゲート層19を形成する。
次に、全面にシリコン酸化膜を堆積した後、RIEによりこのシリコン酸化膜をエッチングして、図14に示すように、サイドウォールスペーサ21を形成する。続いて、全面に金属シリサイドを形成するための金属、例えばCoをスパッタリング法に全面に形成した後、熱処理を行って、図15に示すように、制御ゲート層17及びゲート層19の上部にCoSi2からなる金属シリサイド層18、20を形成する。この後、未反応のCoを除去する。
この後は、先の図4に示すように、第1の層間絶縁膜26の堆積、コンタクトホール27、28の開口、コンタクトプラグ29、30の形成、配線31、32の形成、第2の層間絶縁膜33の堆積、及び配線34、35の形成が行われることにより、メモリセルアレイが製造される。
本実施形態のフラッシュEEPROMのメモリセルアレイの等価回路図。 図1に示すメモリセルアレイを半導体基板上に集積化する際の平面図。 図2中のA−A´線に沿った素子構造を示す断面図。 図2中のB−B´線に沿った素子構造を示す断面図。 図2乃至図4に示すメモリセルアレイを有するフラッシュEEPROMの製造する際の最初の工程を示す平面図及び断面図。 図5に続く工程を示す断面図。 図6に続く工程を示す断面図。 図7に続く工程を示す断面図。 図8に続く工程を示す断面図。 図9に続く工程を示す断面図。 図10に続く工程を示す断面図。 図11に続く工程を示す断面図。 図12に続く工程を示す断面図。 図13に続く工程を示す断面図。 図14に続く工程を示す断面図。
符号の説明
11…p型ウエル、12…メモリセルトランジスタのゲート電極、13…選択トランジスタのゲート電極、14…シリコン酸化膜、15…電荷蓄積層、16…ゲート間絶縁膜、17…制御ゲート層、18…金属シリサイド層、19…ゲート層、20…金属シリサイド層、21…サイドウォールスペーサ、22…ドレイン拡散層、23…ソース/ドレイン拡散層、24…ソース/ドレイン拡散層、25…シリコン酸化膜、26…第1の層間絶縁膜、27、28…コンタクトホール、29、30…コンタクトプラグ、31、32…配線、33…第1の層間絶縁膜、34、35…配線。

Claims (5)

  1. 電荷蓄積層と第1制御ゲート層からなる積層構造を有するメモリセルトランジスタと、第2制御ゲート層を有し前記メモリセルトランジスタに直列に接続されて前記メモリセルトランジスタを選択する選択トランジスとでメモリセルが構成され、半導体基板の表面に平行な第1の方向でそれぞれ2個の電荷蓄積層と第2制御ゲート層とが交互にかつ一列に配列されるように複数のメモリセルが配置されているメモリセルアレイと、
    前記選択トランジスタのソース/ドレイン拡散層の一方が前記半導体基板の表面に平行で前記第1の方向と交差する第2の方向に延長されて構成されたソース線と、
    前記メモリセルトランジスタのソース/ドレイン拡散層の一方が前記半導体基板の表面に平行な前記第2の方向に延長されて構成されたビット線とを具備し、
    前記第1制御ゲート層は前記第1の方向で隣り合う2個の前記電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介して形成されていることを特徴する半導体記憶装置。
  2. 前記第1、第2制御ゲート層上に形成された層間絶縁膜と、
    前記半導体基板の表面に平行な前記第1の方向に延長されるように前記層間絶縁膜上に形成された第1の部分と、この第1の部分から前記第1制御ゲート層の形成位置上に突出するように前記層間絶縁膜上に形成され前記層間絶縁膜中に形成された第1導電プラグを介して前記第1制御ゲート層と電気的に接続された第2の部分とを有する導電層からなるワード線と、
    前記半導体基板の表面に平行な前記第1の方向に延長されるように前記層間絶縁膜上に形成された第1の部分と、この第1の部分から前記2個の第2制御ゲート層の形成位置上に突出するように前記層間絶縁膜上に形成され前記層間絶縁膜中に形成された第2導電プラグを介して前記2個の第2制御ゲート層と電気的に接続された第2の部分とを有する導電層からなる選択線と
    をさらに具備することを特徴する請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ワード線の前記第1の部分と前記選択線の前記第1の部分とは、前記電荷蓄積層と前記第2制御ゲート層との配列を間にして互いに異なる側に配置されていることを特徴する請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 電荷蓄積層と第1制御ゲート層からなる積層構造を有するメモリセルトランジスタと、第2制御ゲート層を有し前記メモリセルトランジスタに直列に接続されて前記メモリセルトランジスタを選択する選択トランジスとでメモリセルが構成され、複数のメモリセルからなるメモリセルアレイが半導体基板上に形成される半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上にトンネル酸化膜を介して第1導電体層を形成し、
    前記第1導電体層をパターニングして、前記半導体基板の表面に平行な第1の方向に周期的に配列されるように前記第1導電体層を残し、
    前記第1導電体層をマスクに前記半導体基板内に不純物を導入して、前記半導体基板の表面に平行な前記第1の方向に周期的に配列されかつ前記半導体基板の表面に平行で前記第1の方向と交差する第2の方向に延長された複数列の拡散層を形成し、
    前記複数列の拡散層上に絶縁膜を形成した後、全面にゲート間絶縁膜を堆積し、
    前記ゲート間絶縁膜上に第2導電体層を形成し、
    前記第2導電体層、ゲート間絶縁膜、及び第1導電体層からなる積層構造をパターニングして、前記半導体基板の表面に平行で前記第1の方向と交差する第2の方向に周期的に前記積層構造を残し、
    前記第2の方向に周期的に残された前記積層構造のうちの前記第2導電体層及びゲート間絶縁膜をパターニングして、前記第1の方向で互いに隣り合う2箇所の第1導電体層上に第2導電体層及びゲート間絶縁膜を残し、この残された第2導電体層により前記メモリセルトランジスタの第1制御ゲート層を形成すると共にこの第1制御ゲート層の下部に位置する2箇所の第1導電体層により2個の電荷蓄積層を形成し、かつ前記第2導電体層及びゲート間絶縁膜が除去された位置に残されたそれぞれ2箇所の前記第1導電体層により前記選択トランジスタの2個の第2制御ゲート層を形成し、
    前記複数列の拡散層のうち前記2個の第2制御ゲート層の相互間に位置する拡散層によりソース線を構成し、かつ前記複数列の拡散層のうち前記2個の電荷蓄積層の相互間に位置する拡散層によりビット線を構成することを特徴する半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記第1制御ゲート層、電荷蓄積層、及び第2制御ゲート層を形成した後に全面に層間絶縁膜を形成し、
    前記第1制御ゲート層と電気的に接続された第1導電プラグ、及び前記2個の電荷蓄積層と電気的に接続された第2導電プラグを前記層間絶縁膜内に形成し、
    前記層間絶縁膜上に導電層を形成した後、この導電層をパターニングして、前記半導体基板の表面に平行な前記第1の方向に延長された第1の部分と、この第1の部分から前記第1制御ゲート層の形成位置上に突出するように形成され、前記第1導電プラグを介して前記第1制御ゲート層と電気的に接続された第2の部分を有するワード線、及び、前記半導体基板の表面に平行な前記第1の方向に延長された第1の部分と、この第1の部分から前記2個の第2制御ゲート層の形成位置上に突出するように形成され、前記第2導電プラグを介して前記2個の第2制御ゲート層と電気的に接続された第2の部分を有する選択線とを形成する
    ことを特徴する請求項4記載の半導体記憶装置の製造方法。
JP2007292422A 2007-11-09 2007-11-09 半導体記憶装置及びその製造方法 Withdrawn JP2009117778A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007292422A JP2009117778A (ja) 2007-11-09 2007-11-09 半導体記憶装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007292422A JP2009117778A (ja) 2007-11-09 2007-11-09 半導体記憶装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009117778A true JP2009117778A (ja) 2009-05-28

Family

ID=40784532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007292422A Withdrawn JP2009117778A (ja) 2007-11-09 2007-11-09 半導体記憶装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009117778A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111129018A (zh) * 2018-10-31 2020-05-08 东芝存储器株式会社 半导体存储装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111129018A (zh) * 2018-10-31 2020-05-08 东芝存储器株式会社 半导体存储装置
CN111129018B (zh) * 2018-10-31 2023-12-22 铠侠股份有限公司 半导体存储装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8203187B2 (en) 3D memory array arranged for FN tunneling program and erase
CN101164169B (zh) Nand闪存中阵列源极线的形成方法
US10903228B2 (en) Semiconductor storage device
US9236346B2 (en) 3-D IC device with enhanced contact area
US20110286283A1 (en) 3d two-bit-per-cell nand flash memory
US20090173981A1 (en) Nonvolatile semiconductor storage device and method of manufacturing the same
JP2009272513A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
CN102237368A (zh) 非易失性存储器件及其制造方法
JP2006186378A (ja) ツインビットセル構造のnor型フラッシュメモリ素子及びその製造方法
JP2000228509A (ja) 半導体装置
US20120205805A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
KR20140117062A (ko) 3차원 플래시 메모리
JP2010080853A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
US7986001B2 (en) Semiconductor memory device and method of manufacturing the same
JP5275283B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2013191807A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
US10868023B2 (en) Non-volatile memory array
US7408220B2 (en) Non-volatile memory and fabricating method thereof
JP4459955B2 (ja) ビット線構造およびその製造方法
JP2009117778A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2011199084A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
US20150263139A1 (en) Semiconductor device
JP2009164349A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2011003614A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2008177223A (ja) 半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110201