JP2009117551A - 半導体レーザ素子及びその作製方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】酸化によるレーザ特性への影響が大きい半導体を活性層とする半導体レーザ素子において、活性層を加工することなく利得結合型DFB構造を得ることができる半導体レーザ素子及びその作製方法を提供する。
【解決手段】半導体レーザ素子10は、III−V族化合物半導体を含むn型半導体基板21と、半導体基板21上に設けられたn型クラッド層11と、活性層15を有しn型クラッド層11上に設けられた半導体積層部12と、半導体積層部12上に設けられたp型クラッド層13とを備える。半導体積層部12は、所定波長に応じた周期で活性層15に沿って配列されており活性層15が発する波長の光を吸収する複数の光吸収領域18を有する。活性層15は、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体からなる。複数の光吸収領域18は、実質的にAlを含まないIII−V族化合物半導体からなる。
【選択図】図1
【解決手段】半導体レーザ素子10は、III−V族化合物半導体を含むn型半導体基板21と、半導体基板21上に設けられたn型クラッド層11と、活性層15を有しn型クラッド層11上に設けられた半導体積層部12と、半導体積層部12上に設けられたp型クラッド層13とを備える。半導体積層部12は、所定波長に応じた周期で活性層15に沿って配列されており活性層15が発する波長の光を吸収する複数の光吸収領域18を有する。活性層15は、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体からなる。複数の光吸収領域18は、実質的にAlを含まないIII−V族化合物半導体からなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体レーザ素子及びその作製方法に関するものである。
特許文献1には、分布帰還型(DFB)レーザ素子において、活性層に形成された回折格子の凹部をクラッド層より屈折率が大きい埋込層によって埋め込み、活性層の回折格子の凸部および埋込層をクラッド層で覆う技術が記載されている。これにより、屈折率結合成分と利得結合成分とを光の導波方向に同相で生じさせている。
特開2004−55797号公報
特許文献1に記載されたDFBレーザ素子では、活性層をエッチングすることにより回折格子を形成している。この場合、回折格子を形成する工程において活性層が露出し、活性層表面が酸化し易くなる。酸化によるレーザ特性への影響が少ない半導体(例えばGaInAsP)を活性層とする場合には問題ないが、酸化によるレーザ特性への影響が大きい半導体(例えばAlGaInAs)を活性層とする場合には、特許文献1に記載された構成を採用できない。更に、回折格子を形成する際にエッチングによる微細加工を活性層に施す必要があるので、この微細加工により活性層がダメージを受け、非発光再結合が増加してレーザ特性が劣化するおそれがある。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、酸化によるレーザ特性への影響が大きい半導体を活性層とする半導体レーザ素子において、活性層を加工することなく利得結合型DFB構造を得ることができる半導体レーザ素子及びその作製方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による半導体レーザ素子は、所定波長のレーザ光を出力する半導体レーザ素子であって、III−V族化合物半導体を含む第1導電型の半導体基板と、半導体基板上に設けられた第1導電型クラッド層と、活性層を有し第1導電型クラッド層上に設けられた半導体積層部と、半導体積層部上に設けられた第2導電型クラッド層とを備え、半導体積層部が、所定波長に応じた周期で活性層に沿って配列されており活性層が発する波長の光を吸収する複数の光吸収領域を更に有し、活性層が、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体からなり、複数の光吸収領域が、実質的にAlを含まないIII−V族化合物半導体からなることを特徴とする。
上記した半導体レーザ素子の活性層は組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体からなり、酸化によるレーザ特性への影響が大きい。上記した半導体レーザ素子では、活性層が発する波長の光を吸収する複数の光吸収領域が、出力しようとする所定波長に応じた周期で活性層に沿って配列されている。これにより、光導波方向における光吸収特性が周期的に変化する。その結果、利得も周期的に変化し、利得結合型DFBレーザ素子を好適に実現できる。また、このような光吸収領域を形成する際には、活性層の加工を必要としない。すなわち、この半導体レーザ素子によれば、活性層を加工することなく利得結合型DFB構造を容易に得ることができる。
また、半導体レーザ素子は、複数の光吸収領域の間に、該複数の光吸収領域より低屈折率の中間半導体領域を更に備えることを特徴としてもよい。複数の光吸収領域の間が該光吸収領域より低屈折率の半導体によって埋め込まれることにより、活性層に沿う方向に周期的な屈折率分布を形成できる。これにより、屈折率結合成分と利得結合成分とを光の導波方向に生じさせ、これらの相乗効果(複素結合)によってより安定した単一モード動作、低しきい値電流動作を実現できる。
また、本発明による半導体レーザ素子の作製方法は、所定波長のレーザ光を出力する半導体レーザ素子を作製する方法であって、III−V族化合物半導体を含む第1導電型の半導体基板上に第1導電型クラッド層を形成する第1のクラッド層形成工程と、活性層を有する半導体積層部を第1導電型クラッド層上に形成する積層部形成工程と、第2導電型クラッド層を半導体積層部上に形成する第2のクラッド層形成工程とを備え、積層部形成工程が、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を成長させて活性層を形成する活性層形成工程と、活性層が発する波長の光を吸収し且つ実質的にAlを含まないIII−V族化合物半導体を成長させたのち、該III−V族化合物半導体上に周期的に配列された複数のマスクパターンを有するマスクを用いて該III−V族化合物半導体をエッチングすることにより、所定波長に応じた周期で活性層に沿って配列された複数の光吸収領域を形成する光吸収領域形成工程とを含むことを特徴とする。
上記した半導体レーザ素子の作製方法では、活性層形成工程において組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を成長させて活性層を形成する。したがって、この活性層は酸化によるレーザ特性への影響が大きい。上記した作製方法では、光吸収領域形成工程において、出力しようとする所定波長に応じた周期で活性層に沿って配列された複数の光吸収領域を形成する。これにより、作製された半導体レーザ素子において光導波方向における光吸収特性が周期的に変化する。その結果、利得も周期的に変化し、利得結合型DFBレーザ素子を好適に作製できる。また、光吸収領域形成工程では活性層の加工を必要としない。すなわち、この半導体レーザ素子の作製方法によれば、活性層を加工することなく利得結合型DFB構造を容易に得ることができる。
また、半導体レーザ素子の作製方法は、積層部形成工程が、複数の光吸収領域同士の隙間を該複数の光吸収領域より低屈折率の半導体により埋め込む埋込工程を更に含むことを特徴としてもよい。複数の光吸収領域同士の隙間が該光吸収領域より低屈折率の半導体によって埋め込まれることにより、活性層に沿う方向に周期的な屈折率分布を形成できる。これにより、屈折率結合成分と利得結合成分とを光の導波方向に生じさせ、これらの相乗効果(複素結合)によってより安定した単一モード動作、低しきい値電流動作を容易に実現できる。
また、半導体レーザ素子の作製方法は、積層部形成工程が、複数の光吸収領域同士の隙間を半導体により埋め込む埋込工程と、複数の光吸収領域上および埋込工程において埋め込まれた半導体上に、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を成長させる工程とを更に含むことを特徴としてもよい。例えばリッジ導波路型のレーザ素子等を作製する際には、第2導電型クラッド層を半導体積層部が露出するまでエッチングすることによりストライプ状のリッジ構造を形成することがある。このような場合、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を、複数の光吸収領域上および埋込工程において埋め込まれた半導体上に成長させ、その上に第2導電型クラッド層を形成することによって、Alを含むIII−V族化合物半導体からなる層が、第2導電型クラッド層をエッチングする際のエッチストップ層として機能する。したがって、第2導電型クラッド層にストライプ状のリッジ構造を容易に形成することができる。
また、半導体レーザ素子の作製方法は、積層部形成工程が、活性層形成工程と光吸収領域形成工程との間に、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を活性層上に成長させる工程を更に含むことを特徴としてもよい。これにより、光吸収領域形成工程においてIII−V族化合物半導体をエッチングする際に、活性層上に形成されたAlを含むIII−V族化合物半導体からなる層がエッチストップ層として機能する。したがって、光吸収領域形成工程の際に活性層までエッチングが達してしまうことを防止できる。
本発明に係る半導体レーザ素子及びその作製方法によれば、酸化によるレーザ特性への影響が大きい半導体を活性層とする半導体レーザ素子において、活性層を加工することなく利得結合型DFB構造を得ることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による半導体レーザ素子およびその作製方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体レーザ素子の構造を示す斜視断面図である。また、図2は、図1のII−II断面を示す側面断面図である。本実施形態の半導体レーザ素子10は、所定波長のレーザ光を出力する。図1及び図2を参照すると、半導体レーザ素子10は、主面21aを有するn型(第1導電型)半導体基板21を備えている。n型半導体基板21はIII−V族化合物半導体を主に含み、一実施例としてはn型InPからなる。
また、半導体レーザ素子10は、n型クラッド層11、半導体積層部12、p型クラッド層13、およびp型コンタクト層27を備えている。n型クラッド層11はn型半導体基板21の主面21a上に設けられており、III−V族化合物半導体を主に含む。一実施例としては、n型クラッド層11はn型InPからなる。n型クラッド層11の層厚は例えば2.0[μm]である。
半導体積層部12は、第1光閉じ込め層14、活性層15、第2光閉じ込め層16、および回折格子層17を有しており、n型クラッド層11上に設けられている。第1光閉じ込め層14は、n型クラッド層11上に設けられており、n型クラッド層11よりバンドギャップが狭いn型のIII−V族化合物半導体を主に含む。一実施例では、第1光閉じ込め層14はn型AlGaInAsからなる。第1光閉じ込め層14の層厚は例えば70[nm]である。
活性層15は、第1光閉じ込め層14上に設けられており、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体からなる。一実施例としては、活性層15は多重量子井戸構造を有しており、アンドープ(すなわち、不純物がドープされていない)AlGaInAsからなる障壁層(バリア層)15aおよび井戸層15bが交互に積層されて成る。障壁層15aの層厚は例えば9[nm]、井戸層15bの層厚は例えば6[nm]である。第2光閉じ込め層16は、活性層15上に設けられており、p型クラッド層13よりバンドギャップが狭いp型のIII−V族化合物半導体を主に含む。一実施例では、第2光閉じ込め層16はp型AlGaInAsからなる。第2光閉じ込め層16の層厚は例えば30[nm]である。
回折格子層17は、第2光閉じ込め層16上に設けられている。回折格子層17は、活性層15に沿って配列された複数の光吸収領域18と、複数の光吸収領域18の上面、下面、および側面を埋め込むように形成されたキャリアストップ領域19とを含んで構成されている。
複数の光吸収領域18は、半導体レーザ素子10が出力しようとする所定波長に応じた周期で活性層15に沿って配列されている。各光吸収領域18は、活性層15のフォトルミネッセンス(PL)波長と略同じPL波長となる組成のIII−V族化合物半導体からなり、活性層15が発する波長の光を吸収する。但し、光吸収領域18の組成は実質的にAlを含んでおらず、その点で活性層15の組成とは異なっている。一実施例では、光吸収領域18はGaInAsPからなる。また、活性層15へ流れるキャリアを光吸収領域18が吸収して発光しないように、光吸収領域18にはFe及びRuのうち少なくとも一方がドープされて半絶縁性となっている。Ruをドープする場合、その好適な濃度は例えば2×1018[cm-3]である。また、Feをドープする場合、p型ドーパントであるZnとの相互拡散を抑えるため、その好適な濃度はRuをドープする場合より小さく、例えば6×1016[cm-3]である。
本実施形態の複数の光吸収領域18は、第2光閉じ込め層16上において光導波方向と直交する方向を長手方向としてそれぞれ形成され、光導波方向に周期的に配列されている。光吸収領域18の周期Λ(図2参照)は、出力しようとするレーザ光の波長に応じて設定され、例えばレーザ光の波長が1550[nm]である場合には240[nm]に設定され、レーザ光の波長が1300[nm]である場合には200[nm]に設定される。各光吸収領域18の層厚は例えば30[nm]である。
キャリアストップ領域19は、第2光閉じ込め層16と複数の光吸収領域18との間に設けられた下層半導体領域19a、複数の光吸収領域18同士の隙間に設けられた中間半導体領域19b、および複数の光吸収領域18とp型クラッド層13との間に設けられた上層半導体領域19cを含む。下層半導体領域19aおよび上層半導体領域19cは、組成中にAlを含むp型のIII−V族化合物半導体からなる。また、中間半導体領域19bは、光吸収領域18より低屈折率のp型III−V族化合物半導体からなる。下層半導体領域19a、中間半導体領域19bおよび上層半導体領域19cは同一組成のIII−V族化合物半導体によって構成されても良く、一実施例では、これらの半導体領域19a〜19cはp型AlInAsからなる。下層半導体領域19aの層厚は例えば20[nm]であり、中間半導体領域19bの層厚は光吸収領域18と同じ(例えば30[nm])であり、上層半導体領域19cの層厚は例えば20[nm]である。
p型クラッド層13は、半導体積層部12上(具体的にはキャリアストップ領域19の上層半導体領域19c上)に設けられており、ストライプ状のリッジ構造を有している。すなわち、p型クラッド層13はリッジ部13aを有しており、このリッジ部13aは光導波方向に沿って延びている。半導体レーザ素子10においては、このリッジ部13aへの電流注入により生じる活性層15内部での実効的な屈折率分布によって、屈折率型導波路が形成される。p型クラッド層13は、p型のIII−V族化合物半導体を主に含む。一実施例としては、p型クラッド層13はp型InPからなる。p型クラッド層13の層厚は例えば2.0[μm]である。
リッジ部13aの両側面は、ベンゾシクロブテン(BCB)樹脂等の非導電性材料からなる埋込領域24によって埋め込まれている。また、埋込領域24とリッジ部13aの両側面との間には、SiO2からなる絶縁膜25が設けられている。本実施形態の絶縁膜25は、リッジ部13aの両側面のほか、p型クラッド層13のリッジ部13aと他の部分との間から露出する上層半導体領域19cの表面にも接している。更に、埋込領域24および絶縁膜25は、p型クラッド層13の他の部分も覆っている。
p型コンタクト層27は、p型クラッド層13のリッジ部13a上に設けられており、高濃度のp型III−V族化合物半導体を主に含む。一実施例としては、p型コンタクト層27はp型GaInAsからなる。p型クラッド層13の層厚は例えば500[nm]である。
なお、リッジ部13a上に設けられたp型コンタクト層27の上には、図示しないアノード電極膜が設けられている。そして、このアノード電極膜とp型コンタクト層27とがオーミック接触を成している。また、n型半導体基板21の主面21aとは反対側の裏面には、図示しないカソード電極膜が設けられている。そして、このカソード電極膜とn型半導体基板21とがオーミック接触を成している。
続いて、図3〜図13を参照しながら、本実施形態に係る半導体レーザ素子を作製する方法における主要な工程について説明する。なお、図3〜図10は光導波方向に沿った側面断面を示しており、図11〜図13は光導波方向と直交する断面を示している。
[第1のクラッド層形成工程]
まず、図3に示すように、III−V族化合物半導体を主に含むn型半導体基板51上にn型クラッド層52を形成する。n型クラッド層52の成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。一実施例としては、n型半導体基板51およびn型クラッド層52はn型InPからなる。
まず、図3に示すように、III−V族化合物半導体を主に含むn型半導体基板51上にn型クラッド層52を形成する。n型クラッド層52の成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。一実施例としては、n型半導体基板51およびn型クラッド層52はn型InPからなる。
[積層部形成工程]
次いで、n型クラッド層52上に、活性層を有する半導体積層部を形成する。まず、図4に示すように、n型クラッド層52上に、n型のIII−V族化合物半導体を主に含む第1光閉じ込め層53を成長させる。この成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。一実施例としては、第1光閉じ込め層53はn型AlGaInAsからなる。このn型AlGaInAsの組成比は、そのPL波長が活性層54(後述)のPL波長より小さくなるように決定される。一例としては、活性層54のPL波長が1.3[μm]である場合に、このn型AlGaInAsのPL波長が1.1[μm]となるような組成比に決定される。
次いで、n型クラッド層52上に、活性層を有する半導体積層部を形成する。まず、図4に示すように、n型クラッド層52上に、n型のIII−V族化合物半導体を主に含む第1光閉じ込め層53を成長させる。この成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。一実施例としては、第1光閉じ込め層53はn型AlGaInAsからなる。このn型AlGaInAsの組成比は、そのPL波長が活性層54(後述)のPL波長より小さくなるように決定される。一例としては、活性層54のPL波長が1.3[μm]である場合に、このn型AlGaInAsのPL波長が1.1[μm]となるような組成比に決定される。
次に、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を第1光閉じ込め層53上に成長させることにより、活性層54を形成する(活性層形成工程)。活性層54は、多重量子井戸構造を含み、交互に積層された複数の井戸層及び障壁層を有する。井戸層及び障壁層は、例えば有機金属気相成長炉を用いて成長される。一実施例としては、井戸層及び障壁層はアンドープAlGaInAsからなる。井戸層のアンドープAlGaInAsの組成比は、当該半導体レーザ素子が出力しようとする所定波長付近にそのPL波長が存在するように決定される。一例としては、そのPL波長が1.3[μm]となるように決定される。
その後、活性層54上に、p型のIII−V族化合物半導体を主に含む第2光閉じ込め層55を成長させる。この成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。一実施例としては、第2光閉じ込め層55はp型AlGaInAsからなる。このp型AlGaInAsの組成比は、前述した第1光閉じ込め層53と同様に決定される。
続いて、回折格子層を形成する。まず、図5に示すように、III−V族化合物半導体を活性層54上(本実施形態では第2光閉じ込め層55上)に成長させることにより、下層半導体領域56を形成する。このIII−V族化合物半導体は、組成中にAlを含むことが好ましい。一実施例としては、下層半導体領域56はp型AlInAsからなる。
次に、複数の光吸収領域を形成する(光吸収領域形成工程)。下層半導体領域56上に、実質的にAlを含まないIII−V族化合物半導体を成長させることにより、半導体層57を形成する。一実施例としては、半導体層57はRu及びFeの少なくとも一方がドープされた半絶縁性のGaInAsPからなる。このGaInAsPの組成比は、活性層54が発する波長の光を吸収するように、すなわちそのPL波長が活性層54のPL波長とほぼ一致するように決定される。一例としては、活性層54のPL波長が1.3[μm]である場合に、このGaInAsPのPL波長が1.3[μm]となるような組成比に決定される。なお、下層半導体領域56及び半導体層57の成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。
続いて、複数の光吸収領域を形成するためのマスクを次のようにして半導体層57上に形成する。まず、シリコン系無機化合物膜(例えばSiO2)からなる絶縁膜58を半導体層57上に堆積する。この堆積は、例えば化学的気相成長法によって行われる。そして、このシリコン系無機化合物膜上にレジスト59を塗布する。その後、周期的に配列された複数のパターンをレジスト59に転写することにより、図6に示すレジストマスク60を形成する。この工程において、レジストマスク60は、図1および図2に示した複数の光吸収領域18に対応するパターンを有するように形成される。レジストマスク60の形成は、例えば、電子ビーム露光法、またはナノインプリント等のリソグラフィー技術を用いて行われる。
続いて、レジストマスク60を用いて絶縁膜58をエッチングする。このエッチングは、例えば、CF4ガスを用いた反応性イオンエッチング等を用いることができる。なお、この工程においてレジストマスク60と絶縁膜58との選択比を確保するために、先の工程において絶縁膜58の膜厚を20[nm]程度とすることが好ましい。エッチングの後に、例えばO2アッシングによってレジストマスク60を除去すると、図7に示すように光吸収領域を形成するための複数のマスクパターン61が形成される。マスクパターン61の配列周期は、図2に示した光吸収領域18の周期Λと等しく設定される。すなわち、マスクパターン61の配列周期は出力しようとするレーザ光の波長に応じて設定され、例えばレーザ光の波長が1550[nm]である場合には240[nm]に設定され、レーザ光の波長が1300[nm]である場合には200[nm]に設定される。
続いて、マスクパターン61を用いて半導体層57をエッチングする。このエッチングの一例では、CH4/H2混合ガスを用いたRIEが用いられる。この工程では、GaInAsPからなる半導体層57を貫通するまでエッチングを行うが、GaInAsPとAlInAsではエッチングレートに大きな差異があるため、AlInAsからなる下層半導体領域56は殆どエッチングされない。すなわち、下層半導体領域56は半導体層57に対するエッチストップ層として機能する。この工程により、図8に示すように複数の光吸収領域62が形成される。その後、RIEによる損傷層を除去ために、ウェットエッチングを行う。このウェットエッチングには、例えば硫酸系のエッチャントが用いられる。そして、マスクパターン61を除去する。例えば、シリコン酸化物からなるマスクパターン61はバッファードフッ酸を用いて除去される。
続いて、図9に示すように、複数の光吸収領域62同士の隙間を光吸収領域62より低屈折率の半導体により埋め込むことによって、中間半導体領域63を形成する(埋込工程)。この埋込工程においては、複数の光吸収領域62同士の隙間を、例えば下層半導体領域56と同じ組成のIII−V族化合物半導体(一例ではp型AlInAs)で埋め込むことにより、中間半導体領域63を形成するとよい。この埋め込み再成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。その後、複数の光吸収領域62上および中間半導体領域63上に、III−V族化合物半導体を更に成長させることにより、上層半導体領域64を形成する。このIII−V族化合物半導体は、組成中にAlを含むことが好ましい。一実施例としては、上層半導体領域64は中間半導体領域63と同じ組成のIII−V族化合物半導体(一例ではp型AlInAs)からなり、その場合、上層半導体領域64の成長を中間半導体領域63の埋め込み再成長に引き続き連続して行うことができる。
以上の工程により、下層半導体領域56、中間半導体領域63、および上層半導体領域64を含むキャリアストップ領域65が形成される。これにより、キャリアストップ領域65および複数の光吸収領域62を有する回折格子層66が形成され、第1光閉じ込め層53、活性層54、第2光閉じ込め層55、および回折格子層66を含む半導体積層部67が完成する。
[第2のクラッド層形成工程]
続いて、図10に示すように、半導体積層部67上にp型のIII−V族化合物半導体を成長させることにより、p型クラッド層68およびp型コンタクト層69を形成する。p型クラッド層68およびp型コンタクト層69の成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。一実施例としては、p型クラッド層68はp型InPからなり、p型コンタクト層69は高濃度p型GaInAsからなる。
続いて、図10に示すように、半導体積層部67上にp型のIII−V族化合物半導体を成長させることにより、p型クラッド層68およびp型コンタクト層69を形成する。p型クラッド層68およびp型コンタクト層69の成長は、例えば有機金属気相成長炉を用いて行われる。一実施例としては、p型クラッド層68はp型InPからなり、p型コンタクト層69は高濃度p型GaInAsからなる。
続いて、図11に示すように、p型クラッド層68およびp型コンタクト層69にエッチングを施してストライプ状のリッジ構造を形成する。その方法の一例としては、まずSiO2やSiNといった絶縁膜を化学気相成長法によりp型コンタクト層69上に堆積したのち、フォトリソグラフィー技術等によって絶縁膜上にストライプ状のマスクパターンを形成し、そのマスクパターンを用いて絶縁膜をエッチングする。その後、絶縁膜をエッチングマスクとしてCH4/H2混合ガスを用いたドライエッチングをp型クラッド層68およびp型コンタクト層69に施すことにより、図11に示すリッジ構造を形成できる。
そして、ドライエッチングにより生じた損傷層を除去するため、塩酸および酢酸の溶液を用いてウェットエッチングを施す。その際、InPからなるp型クラッド層68が好適にエッチングされるが、p型クラッド層68をエッチングにより貫通した後に上層半導体領域64が露出しても、AlInAsからなる上層半導体領域64は殆どエッチングされない。すなわち、上層半導体領域64はp型クラッド層68をエッチングする際のエッチストップ層として機能する。この工程により、図12に示すように上層半導体領域64が露出し、図1に示したリッジ部13aに相当する部分(リッジ部68a)が形成される。
その後、図13に示すように、p型コンタクト層69の表面やリッジ部68aの側面、上層半導体領域64の露出面等を覆うようにSiO2からなる絶縁膜70を堆積し、その上にBCB樹脂71を塗布して平坦化したのち、リッジ部68aの上方に位置するBCB樹脂71、及び絶縁膜70に開口を形成する。そして、該開口を介してp型コンタクト層69と接するアノード電極膜72を蒸着し、更にカソード電極膜73を半導体基板51の裏面に蒸着することにより、本実施形態による半導体レーザ素子が完成する。
本実施形態による半導体レーザ素子10およびその作製方法によって得られる作用効果について説明する。本実施形態の半導体レーザ素子10のように活性層が組成中にAlを含む場合、活性層をエッチングすることは好ましくない。活性層をエッチングする際に活性層が酸化し、レーザ特性に影響してしまうからである。また、回折格子を形成する際の微細加工により活性層がダメージを受け、非発光再結合が増加してレーザ特性が劣化するおそれもある。
本実施形態の半導体レーザ素子10およびその作製方法では、活性層15が発する波長の光を吸収する複数の光吸収領域18(62)が、出力しようとする所定波長に応じた周期で活性層15(54)に沿って配列される。これにより、光導波方向における光吸収特性が周期的に変化する。その結果、利得も周期的に変化し、利得結合型DFBレーザ素子を好適に実現できる。そして、このような光吸収領域18(62)を形成する際には、活性層15(54)の加工を必要としない。したがって、本実施形態の半導体レーザ素子10およびその作製方法によれば、活性層15(54)を加工することなく利得結合型DFB構造を容易に得ることができる。また、屈折率結合型のDFBレーザでは安定した単一モード特性を得るために位相シフトを設ける必要があるが、本実施形態の半導体レーザ素子10ではこのような位相シフトも不要である。
また、半導体レーザ素子10およびその作製方法では、複数の光吸収領域18(62)の間に、複数の光吸収領域18(62)より低屈折率の中間半導体領域19b(63)を設けている。これにより、活性層15(54)に沿う方向に周期的な屈折率分布を形成できる。したがって、屈折率結合成分と利得結合成分とを光の導波方向に生じさせ、これらの相乗効果(複素結合)によってより安定した単一モード動作、低しきい値電流動作を実現できる。特に、本実施形態のように光吸収領域18(62)をGaInAsPにより形成し、中間半導体領域19b(63)をAlInAsにより形成すれば、両者間の大きな屈折率差によってより効果的な屈折率結合作用を得ることができる。
また、本実施形態のように、リッジ導波路型の半導体レーザ素子を作製する際には、p型クラッド層68を半導体積層部67が露出するまでエッチングすることによりストライプ状のリッジ構造(リッジ部68a)を形成することがある。このような場合、組成中にAlを含む上層半導体領域64を複数の光吸収領域62上および中間半導体領域63上に成長させ、その上にp型クラッド層68を形成することによって、Alを含む上層半導体領域64が、p型クラッド層68をエッチング(特に、損傷層除去の為の塩酸および酢酸の溶液によるウェットエッチング)する際のエッチストップ層として機能する。したがって、p型クラッド層68にストライプ状のリッジ構造を容易に形成することができる。
また、本実施形態のように、積層部形成工程は、活性層形成工程と光吸収領域形成工程との間に、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体(下層半導体領域56)を活性層54上に成長させる工程を含むとよい。これにより、複数の光吸収領域62を形成する際に下層半導体領域56がエッチストップ層として機能する。したがって、光吸収領域62を形成する際に活性層54までエッチングが達してしまうことを防止できる。
本発明による半導体レーザ素子およびその作製方法は、上記した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では組成中にAlを含む活性層の組成としてAlGaInAsを、実質的にAlを含まない光吸収領域の組成としてGaInAsPを、組成中にAlを含む下層半導体領域および上層半導体領域の組成としてAlInAsをそれぞれ例示したが、各層の組成はこれらに限られるものではなく、Alを含む(或いは含まない)III−V族化合物半導体であれば様々な組成を適用できる。
10…半導体レーザ素子、11,52…n型クラッド層、12,67…半導体積層部、13,68…p型クラッド層、13a,68a…リッジ部、14,53…第1光閉じ込め層、15,54…活性層、16,55…第2光閉じ込め層、17,66…回折格子層、18,62…光吸収領域、19,65…キャリアストップ領域、19a,56…下層半導体領域、19b,63…中間半導体領域、19c,64…上層半導体領域、21,51…n型半導体基板、24…埋込領域、25,58,70…絶縁膜、27,69…p型コンタクト層、57…半導体層、59…レジスト、60…レジストマスク、61…マスクパターン、71…BCB樹脂、72…アノード電極膜、73…カソード電極膜。
Claims (6)
- 所定波長のレーザ光を出力する半導体レーザ素子であって、
III−V族化合物半導体を含む第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板上に設けられた第1導電型クラッド層と、
活性層を有し前記第1導電型クラッド層上に設けられた半導体積層部と、
前記半導体積層部上に設けられた第2導電型クラッド層と
を備え、
前記半導体積層部が、前記所定波長に応じた周期で前記活性層に沿って配列されており前記活性層が発する波長の光を吸収する複数の光吸収領域を更に有し、
前記活性層が、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体からなり、
前記複数の光吸収領域が、実質的にAlを含まないIII−V族化合物半導体からなることを特徴とする、半導体レーザ素子。 - 前記複数の光吸収領域の間に、該複数の光吸収領域より低屈折率の中間半導体領域を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の半導体レーザ素子。
- 所定波長のレーザ光を出力する半導体レーザ素子を作製する方法であって、
III−V族化合物半導体を含む第1導電型の半導体基板上に第1導電型クラッド層を形成する第1のクラッド層形成工程と、
活性層を有する半導体積層部を第1導電型クラッド層上に形成する積層部形成工程と、
第2導電型クラッド層を前記半導体積層部上に形成する第2のクラッド層形成工程と
を備え、
前記積層部形成工程が、
組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を成長させて前記活性層を形成する活性層形成工程と、
前記活性層が発する波長の光を吸収し且つ実質的にAlを含まないIII−V族化合物半導体を成長させたのち、該III−V族化合物半導体上に周期的に配列された複数のマスクパターンを有するマスクを用いて該III−V族化合物半導体をエッチングすることにより、前記所定波長に応じた周期で前記活性層に沿って配列された複数の光吸収領域を形成する光吸収領域形成工程と
を含むことを特徴とする、半導体レーザ素子の作製方法。 - 前記積層部形成工程が、前記複数の光吸収領域同士の隙間を該複数の光吸収領域より低屈折率の半導体により埋め込む埋込工程を更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の半導体レーザ素子の作製方法。
- 前記積層部形成工程が、
前記複数の光吸収領域同士の隙間を半導体により埋め込む埋込工程と、
前記複数の光吸収領域上および前記埋込工程において埋め込まれた前記半導体上に、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を成長させる工程と
を更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の半導体レーザ素子の作製方法。 - 前記積層部形成工程が、前記活性層形成工程と前記光吸収領域形成工程との間に、組成中にAlを含むIII−V族化合物半導体を前記活性層上に成長させる工程を更に含むことを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子の作製方法。
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JP2007287752A JP2009117551A (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 半導体レーザ素子及びその作製方法 |
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JP2013502715A (ja) * | 2009-08-18 | 2013-01-24 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 発光ダイオードをベースとした発光デバイスの製造方法 |
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2007
- 2007-11-05 JP JP2007287752A patent/JP2009117551A/ja active Pending
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