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JP2009114044A - ガラス成形装置 - Google Patents

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JP2009114044A
JP2009114044A JP2007291613A JP2007291613A JP2009114044A JP 2009114044 A JP2009114044 A JP 2009114044A JP 2007291613 A JP2007291613 A JP 2007291613A JP 2007291613 A JP2007291613 A JP 2007291613A JP 2009114044 A JP2009114044 A JP 2009114044A
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Isao Shogetsu
功 松月
Hiroshi Murakoshi
洋 村越
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Abstract

【課題】 成形および/または冷却作業エリアでの作業終了に伴い上側の押プレートが上昇する際、同押プレート下面が金型組の上金型上面から容易に離れるようにしたガラス成形装置を提供する。
【解決手段】 成形室8A内において、取り入れゾーンを形成するINポートテーブル9Aと取り出しゾーンを形成するOUTポートテーブル10Aとの間には、左方に向けて、加熱ゾーンHZ、成形ゾーンMZ、冷却ゾーンCZがそれぞれ配置されている。窒素ガス供給ユニットNGUは、それぞれ成形ゾーン、冷却ゾーンの上側の押プレート5A、6Aに開閉弁と管路を介して接続されている。成形ゾーンでの成形完了時、上側の押プレート5Aに形成された貫通孔から金型組15Aと押プレート5Aの密着面内に開閉弁を介して窒素ガスが供給される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上下一対の金型の間に予熱されたガラスゴブなどのガラス素材を挟み、当該ガラス素材および金型を加熱しプレス成形することによりガラス非球面レンズ等の光学素子(以下単にガラス素子という)を成形するガラス成形装置に関する。
上記のガラス成形装置において、少なくとも上下一対の金型を含む金型組を複数個用意し、これらを、加熱、成形、冷却の各処理・作業エリアを備えた成形室内を搬送させることにより連続的にガラス素子を製造するタイプの成形装置が提案されている。
このようなガラス成形装置の代表的な構成例として、成形室内での金型組の搬送方向が直線方向に設けられているもの、すなわち、加熱、成形、冷却の各ゾーンが直線状に配置されている成形装置がある。(特許文献1)
また、成形室内での金型組の搬送方向が円周方向に設けられているもの、すなわち、加熱、成形、冷却の各作業エリアが円環状に配置され、占有面積の比較的少ないコンパクトな成形装置も提案されている。(特許文献2)
本願の図4(特許文献1の図1に対応する)は、加熱、成形、冷却の各ゾーンが直線状に配置されている成形装置の概略構成を示すものである。図5(特許文献1の図2に対応する)は、図4における金型組の搬送を説明する図、本願の図6(特許文献1の図3に対応する)は、成形前の金型組の上下金型の間に挟みこまれたガラス素材を示す。
図4において、ガラス成形装置は、成形室8、INポートロードロック室(置換室)12、OUTポートロードロック室(置換室)13、真空ポンプ30、及び窒素ガス供給ユニット40とから構成されている。なお、この実施例では、窒素ガスを不活性ガスとして用いている。
成形室8の内部には、加熱ゾーンを形成するプレート1、4、プレスゾーンを形成するプレート2、5、冷却ゾーンを形成するプレート3、6、取り入れゾーンを形成するINポートテーブル9、及び取り出しゾーンを形成するOUTポートテーブル10が設けられている。
加熱ゾーンに設けられたプレート1、4には、加熱用のヒータ1a、4aがそれぞれ組み込まれている。さらにプレート4は、上部にエアシリンダ7aが設けられ、上下に昇降可能な構成となっている。このプレート4を下降させ、プレート1上に置かれた金型組15に接触(加圧)することにより加熱工程が処理される。この際、図示しない制御装置により、所望する温度に温調される。
プレスゾーンに設けられたプレート5は、上部にエアシリンダ7bが設けられ、上下に昇降可能な構成となっている。このプレート5を下降させ、プレート2上に置かれた金型組15を加圧することによりプレス工程が処理される。なお、プレート2、5は、図示しないヒータと図示しない制御装置により、所望する温度に温調するようにしても良い。
冷却ゾーンに設けられたプレート3、6には、冷却触媒を流す配管3a、6aがそれぞれ組み込まれている。さらにプレート6は、上部にエアシリンダ7cが設けられ、上下に昇降可能な構成となっている。このプレート6を下降させ、プレート3上に置かれた金型組15に接触(加圧)させることにより冷却工程が処理される。この冷却は、図示しない制御装置において所望する温度に温調される。なお、この冷却ゾーンでは、水冷または油冷ジャケットを設けて温調するようにしても良い。
INポートテーブル9は、下部にテーブル昇降シリンダ11aが設けられ、上下に昇降可能な構成となっている。INポートテーブル9は、上下に昇降することにより、当該テーブル上に置かれる金型組15を、INポートロードロック室12から成形室8内に搬送する。なお、アクチュエータとしてテーブル昇降シリンダ11aを設けたが、電動アクチュエータ等の別のアクチュエータでも良い。
OUTポートテーブル10は、下部にテーブル昇降シリンダ11bが設けられ、上下に昇降可能な構成となっている。OUTポートテーブル10は、上下に昇降することにより、当該テーブル上に置かれる金型組15を、成形室8内からOUTポートロードロック室13に搬送する。なお、アクチュエータとしてテーブル昇降シリンダ11bを設けたが、電動アクチュエータ等の別のアクチュエータでも良い。
INポートロードロック室12は、後述するが蓋状の構成になっている。INポートテーブル9が上昇してINポートロードロック室12の底辺を形成した際、金型組15が載置される。その際、INポートロードロック室12内が窒素ガスに置換され、INポートテーブル9が下降されて窒素ガスに置換されている成形室8内に搬送される。
OUTポートロードロック室13は、蓋状の構成になっている。OUTポートテーブル10に金型組15が載置された際、OUTポートテーブル10が上昇されて窒素ガスに置換されているOUTポートロードロック室13の底辺を形成する。その後、蓋状のOUTポートロードロック室13が開けられ、金型組15が取り出される。
図5は、成形室8内の金型組15を、各テーブル、各プレート間を搬送する搬送装置の例を示すものである。図5に示す例は、成形室8内を上から見た様子を示すもので、ロボットアームを用いた構成である。同図において、取り入れゾーンから加熱ゾーンへ搬送する金型搬送ユニット51、加熱ゾーンからプレスゾーンへ搬送する金型搬送ユニット52、プレスゾーンから冷却ゾーンへ搬送する金型搬送ユニット53、冷却ゾーンから取り出しゾーンへ搬送する金型搬送ユニット54とから構成されている。
ここでは各ゾーン間に搬送ユニットを配置してあるが、1つで複数の搬送ユニットを兼用してもよい。また、下がった状態でのINポートテーブル9、OUTポートテーブル10、各ゾーンの下側プレート1、2、3の上面が同一水平面上になるように配置すれば金型組15は水平に移動させるだけでよく、搬送ユニットは自由度が少なく、簡単な機構のものでよい。
図6は、金型組15の縦断面を示すものである。金型組15は、ガイド穴を有する上金型16とガイドピン17を有する下金型18とから構成されている。上金型16と下金型18との間にガラス素材19が置かれる。このガラス素材19は、金型組15として成形室8で加熱、プレス成形される。
一方、前記特許文献2においては、同文献2の図4に示されるように、成形装置10は、隔離チャンバ28と、IOポート部44と、搬送機構30とを備えている。隔離チャンバ28は、加熱、プレス成形および冷却の各工程の作業エリア46、48、50を1つずつ円環上に配置するとともにこれらを大気から隔離して収納する。IOポート部44は、加熱工程作業エリア46と冷却工程作業エリア50との間に配置され、被成形素材12を入れた金型組14を隔離チャンバ28に対して出し入れするために設けられている。搬送機構30は、隔離チャンバ28内に配置され、隔離チャンバの外側からIOポート部44へ搬入された金型組14を加熱、プレス成形および冷却の各工程の作業エリア46、48、50を順次経てIOポート部44まで搬送するために設けられている。
本願の図7(特許文献2の図7に対応する)は、加熱、成形、冷却の各作業エリアのうち、プレス成形部の縦断面を示す。同図7において、プレス成形部48は、加熱部46の構成にプレス機構102と上熱電対104を付加した構成である。なお、図7に示すプレス成形部48の金型受台82の中央の軸は、搬送機構30の回転軸32を中心として、IOポート部44の昇降軸54に対して180度離れた位置に形成されている。すなわち、プレス成形部48の金型受台82の中央の軸は、搬送機構30の回転軸32を中心として、加熱部46の金型受台82の中央の軸に対して90度離れた位置に形成されている。
プレス機構102は、サーボモータ106により駆動される減速機(スクリュージャッキ)108により昇降される上軸110が隔離チャンバ28の天上壁を気密に貫通して隔離チャンバ28内に延出されている。支持プレート88には開口部88bが形成されている。この開口部88bには、上軸110と支持プレート88との間をシールするOリング112が配設されている。サーボモータ106は制御装置18aに電気的に接続されている。この上軸110の先端(下端)には断熱軸62aを介してダイプレート64aが取り付けられている。断熱軸62aは、断熱軸62と同じ構成である。ダイプレート64aは、上述したダイプレート64と同じ構成である。上軸110には、ダイプレート64aと同軸上に形成された連通孔110aが形成されている。この連通孔110aには、窒素ガスボンベ16aが接続されている。
このプレス成形部48では、上下の熱電対104,96により金型組14の温度を検出する。上熱電対104は一端がダイプレート64aに当接され、他端が制御装置18aに電気的に接続されている。そして、金型組14の温度が所定の成形温度に安定した状態で、上軸110を下降させ、ダイプレート64aを金型組14の上型14aに押し付ける。上軸110の途中に設けられたロードセル114の出力によりサーボモータ106の出力を制御しつつ所定の力で上型を押圧してプレス成形を行う。このロードセル114は制御装置18aに電気的に接続されている。
なお、前記金型組14は、図示のように、上金型および下金型と、これら各金型の外周に嵌合すると共に上金型を下金型に向けて案内するスリーブとからなる。
図8は、図4中の成形ゾーンにおける押プレート2、5と金型組15Aとの配置関係を示す。同図8に示すように、左方側のプレス成形中から、右方側のプレス成形後に上押プレート5を上昇させるとき上金型15aが上押プレート5の下面と接着した状態となることがある。
また、図9は、図7中の金型組14とその上下近傍部分を示す。同図9に示すように、左方側のプレス成形中から、右方側のプレス成形後に、下端に断熱軸62aを介してダイプレート64aが取り付けられた上軸110を上昇させるとき、図示の如く、金型組14の上金型が上側押プレートに相当するダイプレート64aの下面と接着した状態となることがある。
こうした接着現象が生じると、成形完了後の成形品が離型に伴い金型内で位置ずれを起こし、動いてしまうことによる不良品発生や、また、上金型とスリーブとが不正常な嵌合のためカジリなどによる金型破損の原因となる。そして、こうした現象を修復するべく成形装置の稼動を停止しなければならなくなり、結果として、コストダウンや大量生産遂行に悪影響を及ぼしていた。
特許文献1、2にはこうした問題点の示唆はなく、また、その解決手段についての開示もない。
特開2006−199537号公報 特開2007−169078号公報
ところで、プレス成形を行なう際に、金型組を構成する一対の金型の上下面を、平らな面を有する上下の押プレートで挟み込むことによりプレス力を金型に加えている。一般的には、金型およびガラス素材の熱の受け渡しは、前記の押プレートとの接触により熱伝導させるため、出来るだけ接触面積を多く確保するように上下金型および押プレートの接触面は、平面度を良くし、且つ表面粗さを可能な限り少なくするように要求される。また、ガラスレンズ等の両曲率面の平行度が重要となるため、上下の押プレートの平行度も可能な限り良くすることが求められている。
しかしながら、平行平面度や表面粗さを良くすればするほど、前記の図8、図9に示したように、成形終了時に上金型と上側押プレートが離れる際に、上金型と上側押プレートが頻繁に接着してしまい、上金型がガイドピンやスリーブより抜け出してしまうケースがあった。これは、上金型と上側の押プレートの接触面が真空による吸着で接着した状態となると考えられる。
本発明者等は、上述した問題を解決すべく鋭意検討、努力した結果、上側の押プレートの上金型との接触面に一端側の開口する貫通孔を設けることで前記問題が基本的に解決できることを見出した。
したがって、本発明の目的は、少なくとも上下一対の金型を含む金型組を複数個用意し、これらを加熱、成形、冷却の各作業エリアを備えた成形室内で搬送させることにより連続的にガラス素子を製造するタイプのガラス成形装置において、成形および/または冷却作業エリアでの作業終了に伴い上側の押プレートが上昇する際、同押プレート下面が金型組の上金型上面から容易に離れるようにしたガラス成形装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明によるガラス成形装置は、
少なくとも上下一対の金型を含む金型組の上下金型間にガラス素材を挟みつつ前記金型およびガラス素材を上下一対の押プレートを用いてプレス成形することによりガラスレンズ等の所望のガラス素子を成形するガラス成形装置において、前記上側の押プレートは、前記上金型上面と接触する下面に一端側の開口する貫通孔が設けられ、同貫通孔を介し上側の押プレート外部から気体が導入されるよう構成されており、プレス成形完了時の前記上金型上面と前記押プレート下面との接着状態が導入された気体により解除されることを特徴とする。
その場合、前記貫通孔を介し外部から気体を導入する手段として、前記気体の供給源と、同供給源に一端側を接続した開閉弁と、同開閉弁の他端側に接続され前記貫通孔の他端側に接続された気体管路を備えて構成することができる。
またその場合、前記気体は窒素ガスを用いることができる。
本発明によれば、少なくとも上下一対の金型を含む金型組の上下金型間にガラス素材を挟みつつ前記金型およびガラス素材を上下一対の押プレートを用いてプレス成形することによりガラスレンズ等の所望のガラス素子を成形するガラス成形装置において、前記上側の押プレートは、前記上金型上面と接触する下面に一端側の開口する貫通孔が設けられ、同貫通孔を介し上側の押プレート外部から気体が導入されるよう構成し、プレス成形完了時の前記上金型上面と前記押プレート下面との接着状態が導入された気体により解除されるので、前記押プレートは成形完了による上昇時にスムースに上金型上面から離れることができ、成形不良の発生や金型破損などを回避することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に基づく好適な実施例について、添付の図1乃至3を参照して説明する。
図1は、本発明が適用されるガラス成形装置の概略構成図である。同図において、参照符号1A、2A、3A、4A、5A、6A、8A、9A、10A、12A、13A、30Aおよび40Aは、前述した図4中の参照符号1、2、3、4、5、6、8、9、10、12、13、30および40に、それぞれ機能上対応した構成要素である。なお、図1の参照符号15Aは、スリーブを備えた金型組(図7中の金型組14に相当する)である。同様に、参照符号7A、7B,7C、11A、11Bは、図4中の参照符号7a、7b、7c、11a、11bに、それぞれ機能上対応した構成要素である。したがって、それらの詳細説明は冗長となるので省略し、主な相違する構成部分について以下に説明する。
図1において、取り入れゾーンを形成するINポートテーブル9Aと取り出しゾーンを形成するOUTポートテーブル10Aとの間には、左方に向けて、加熱ゾーンHZ、成形ゾーンMZ、冷却ゾーンCZがそれぞれ配置されている。参照符号Zは成形ゾーンMZ中の上下一対の押プレート2A、5Aならびに金型組15Aの部分を指し示す。参照符号NGUは窒素ガス供給ユニットであり、それぞれ成形ゾーンMZ、冷却ゾーンCZの上側の押プレート5A、6Aに開閉弁と管路を介して接続されている。
図2は、前記図1におけるZ部分を拡大して示しており、同図の左側はプレス成形中の押プレート2A、5Aと金型組15Aの位置関係を示し、同図の右側はプレス成形完了後、押プレート5Aが金型組15Aの上金型から離れ上昇した位置にあることを示す。図示のように、上側の押プレート5Aには貫通孔50が設けられている。プレス成形中、押プレート5Aの下面はプレス力により金型組15Aの上金型上面と密着している。成形が完了すなわち、プレス力の付勢がなくなると貫通孔50の上端には窒素ガス供給ユニットNGUからの窒素ガスが開閉弁を介して供給される。したがって、前記押プレート5Aの下面と金型組15Aの上金型上面との密着面内には窒素ガス(の供給圧)が与えられているので上側の押プレート5Aがシリンダ7Cにより上昇されるとき密着性が解除され押プレート5Aの下面は金型組15Aの上金型上面から離れることとなる。なお、図2の参照符号2a、5aは、図4の加熱コイル1a、5aにそれぞれ対応している埋め込みヒータである。
図3は本発明の他の実施例を示す図であって、前述した金型組とその上下近傍部分を示す従来の図9において、上側の押プレート下面に開口する気体導入口をさらに設けたものである。同図で図9と同一の参照符号は図9中の構成部分に対応している。したがって、冗長を避けるためそれら構成部分の詳細説明は省略する。図9との相違は、金型組14の上面と接触するダイプレート64aに貫通孔Hを形成した点である。図3の場合も図2で説明したように、成形完了後上軸110を上昇するとダイプレート64aの下面はスムースに金型組14の上金型上面から離れる。なお、図3の場合、プレス成形中も貫通孔Hを介して密着面に窒素ガスが供給されているが、その供給圧力はプレス力に比べ低く、当該供給圧力で実際のプレス力が影響されることはない。
図2では、成形ゾーンMZの上側押プレート5Aに貫通孔50が設けられた例を説明したが、図1に示されるように、冷却ゾーンCZの上側押プレート6Aも同様な貫通孔が設けられている。
なお、図1の金型組15Aはスリーブを備えたものとして例示したが、図6に示されるガイドピンを備えたもの、あるいは、上下の金型自体にガイド機能を形成するようにしてもよい。
以上、本発明の好適実施例について説明したが、本発明はこれら例示したものに限定されるものではなく当業者であれば種々の変形が可能である。例えば、図2の加熱用ヒータ5aと貫通孔50との干渉がある場合、貫通孔50の他端を押プレート5Aの側面に設ける構成とすることも可能である。
本発明が適用されるガラス成形装置の概略構成図である。 図1におけるプレス成形中およびプレス成形完了後の上下の押プレートと金型組の位置関係を説明する図である。 金型組とその上下近傍部分を示す従来の図9において、上側の押プレート下面に開口する気体導入口をさらに設けた本発明の他の実施例を示す図である。 従来の加熱、成形、冷却の各ゾーンが直線状に配置されている成形装置の概略構成を示す図である。 図4における成形室内の金型組の搬送装置の例を示す図である。 図4に示す金型組の縦断面を示す図である。 特許文献2における加熱、成形、冷却の各作業エリアのうち、プレス成形部の縦断面を示す図である。 図4中の成形ゾーンにおける上下の押プレートと金型組との配置関係を示す図である。 図7中の金型組とその上下近傍部分を示す縦断面図である。
符号の説明
1a、5a 埋め込みヒータ
1A、2A、3A 下側の押プレート
5A、6A 上側の押プレート
8A 成形室
9A INポートテーブル
10A OUTポートテーブル
15A 金型組
30A 真空ポンプ
40A 窒素ガス供給ユニット
50 貫通孔
64a ダイプレート
110 上軸
CZ 冷却ゾーン
H 貫通孔
HZ 加熱ゾーン
MZ 成形ゾーン
NGU 窒素ガス供給ユニット

Claims (3)

  1. 少なくとも上下一対の金型を含む金型組の上下金型間にガラス素材を挟みつつ前記金型およびガラス素材を上下一対の押プレートを用いてプレス成形することによりガラスレンズ等の所望のガラス素子を成形するガラス成形装置において、
    前記上側の押プレートは、前記上金型上面と接触する下面に一端側の開口する貫通孔が設けられ、同貫通孔を介し上側の押プレート外部から気体が導入されるよう構成されており、プレス成形完了時の前記上金型上面と前記押プレート下面との接着状態が導入された気体により解除されることを特徴とするガラス成形装置。
  2. 前記貫通孔を介し外部から気体を導入する手段として、前記気体の供給源と、同供給源に一端側を接続した開閉弁と、同開閉弁の他端側に接続され前記貫通孔の他端側に接続された気体管路を備えた請求項1に記載されたガラス成形装置。
  3. 前記気体は窒素ガスである請求項1または2に記載されたガラス成形装置。
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