JP2009111498A - 無線制御装置、無線基地局、無線通信システム、呼受付制御方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】共有チャネルを用いた通信において音声通話やストリーミングといったベストエフォートサービス以外のサービスが提供される場合であっても、共有チャネルを用いた通信にてベストエフォートサービスを受ける通信中のユーザに対して一定のスループットを保証しながら新規呼の受け付けを行うことが可能な無線制御装置、無線通信システム、呼受付制御方法等を提供する。
【解決手段】無線制御装置は、無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御を行う装置であって、コアネットワークから共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する送受信部と、新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に新規呼を許可し、スループットが閾値未満である場合に新規呼を拒否する無線資源管理部と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】無線制御装置は、無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御を行う装置であって、コアネットワークから共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する送受信部と、新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に新規呼を許可し、スループットが閾値未満である場合に新規呼を拒否する無線資源管理部と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線制御装置、無線基地局、無線通信システム、呼受付制御方法、プログラム、及び記録媒体に関し、特に、共有チャネルを用いた通信における呼受付制御に好適に用いられる技術に関するものである。
近年、第3世代移動体通信システムでは、下りリンクにおいてHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)を用いた高速通信が行われるようになっている。現在ではHSDPAにて提供するサービスはベストエフォートサービスに限られているが、今後は音声通話やストリーミング等のベストエフォートサービス以外のサービスが提供されるようになることも考えられる。このように、HSDPAにより様々なサービスが提供されるようになると、HSDPAを利用するユーザが増加することも十分予想される。したがって、HSDPAユーザに対する呼受付制御の必要性が増すことになる。
ところで、移動体通信システムの下りリンクにおいて最も不足しがちなリソースは送信電力であることから、一般に呼受付制御において送信電力が指標として用いられている。無線基地局における送信電力は、共通チャネル、R99(Release99)個別チャネル、HSDPA用途に分けられる。図12に下りリンクにおける送信電力の配分を示す。図中のReal timeは音声通話やストリーミングサービスを表し、Non−real timeはベストエフォートサービスを表す。ここで、HSDPAの送信電力の割り当て方法には2通りある。1つは、HSDPAに使用する送信電力を固定値として与える方法で、もう1つは、最大送信電力からHSDPA以外のチャネルに使用する送信電力を減算した送信電力をすべてHSDPAに割り当てる方法である。また、HSDPAの呼受付制御についての検討は既に行われており(非特許文献1から3、特許文献1参照)、これらの文献に記載された方式では、上述した送信電力を用いた呼受付制御が行われている。
例えば非特許文献2では以下のような制御方式が提案されている。送信電力は、DCH(Dedicated Channel)により使用される送信電力、共有チャネルHS−DSCH(High Speed-Downlink Share Channel)を使用するストリーミングユーザがGBR(Guaranteed Bit Rate)を実現するために必要な送信電力、予約された送信電力、及び新規呼で使用される個別チャネルA−DPCH(Associated-Dedicated Physical Channel)の送信電力を加算した値で与えられる。そして、その送信電力が閾値以下の場合に、新規呼を受け付ける。
また、例えば特許文献1では、共有チャネルに必要な無線リソースを確保しつつ、新規の無線端末による呼の受付を制御する方法が提案されている。当該制御方法は、非特許文献2記載の方式に近く、具体的には以下のようにして制御を行う。共有チャネルを用いて通信を行う無線端末の無線状態と目標伝送速度とに基づいて、該無線端末が目標伝送速度を満たすために必要な送信電力を算出する。そして、算出した必要送信電力、個別チャネルにて新規に通信を開始するための初期送信電力、個別チャネルで通信を行うための送信電力に基づき、個別チャネルにて新規に通信を行う無線端末による呼の受付を制御する。
また、例えば非特許文献3では、呼の優先度(最小値:0、最大値:15)を示すSPI(Scheduling Priority Indicator)を導入し、該SPIを用いた呼受付制御方式が提案されている。具体的には以下のとおりである。無線制御装置は、無線基地局よりNBAP(Node B Application Part)にてCarrier transmit power、Non−HSDPA power、及びHS−DSCH required powerを受信する(非特許文献4参照)。また、送信電力は、新規呼に必要な送信電力の推定値、共有チャネルHS−DSCHを使用する新規呼のSPI値以上のSPI値を持つ既存呼の送信電力の和、制御チャネルHS−SCCH(High Speed-Share Control Channel)の送信に必要な送信電力、及びオフセット値を加算した値で与えられる。そして、その送信電力がHSDPAで使用可能な送信電力以下の場合にその呼を受け付ける。
特開2007−159054号公報
H. Holma, A. Toskala, "HSDPA/HSUPA for UMTS−High Speed Radio Access for Mobile Communications", John Wiley and Sons, 2006 Page(s):99−100.
E. B. Rodrigues and J. Olsson, "Admission Control for Streaming Services over HSDPA", Telecommunications, 2005. Advanced Industrial Conference on Telecommunications/Service Assurance with Partial and Intermittent Resources Conference/E−Learning on Telecommunications Workshop. AICT/SAPIR/ELETE 2005. Proceedings 17−20 July 2005 Page(s):255−260.
K. I. Pedersen, "Quality Based HSDPA Access Algorithms", Vehicular Technology Conference, 2005. VTC−2005−Fall. 2005 IEEE 62nd Volume 4, 25−28 Sept., 2005 Page(s):2498−2502.
3GPP TS 25.433 V7.4.0, "UTRAN Iub Interface Node B Application Part (NBAP)", March 2007.
一般に、ベストエフォートサービスが要求するGBRは0である。つまり、ビットレートは保証されない。一方で、音声通話やストリーミングサービスが要求するGBRは0ではない。このため、非特許文献2や特許文献1に記載された方式のように、送信電力のみに基づいて呼受付制御を行うと、音声通話やストリーミングサービスを受けるユーザが増加する可能性がある。つまり、該制御方式では、例えば0より大きいGBRを要求するストリーミングユーザを多く受け付けると、そのGBRを達成するために優先的にパケット送信が行われ、ベストエフォートサービスのパケット送信が後回しになる。その結果、ベストエフォートサービスを受けるユーザのスループットが低下することになる。ベストエフォートサービスのGBRは0とはいえ、実際に0になるとサービスは提供できない。
また、HSDPAでは、非特許文献3に記載されているように、優先順位の指標としてSPIが用いられている。一般に、音声通話やストリーミングサービスの優先順位は高く、ベストエフォートサービスの優先順位は低く設定される。このため、音声通話やストリーミングサービスのパケットが優先的に処理され、ベストエフォートサービスのパケットの処理が滞る傾向がある。このことは、ベストエフォートサービスにおけるスループットの低下につながる。また、非特許文献3記載の方式は、SPIを考慮していることから、QoS(Quality of Service)を考慮した呼受付制御となっており、この点において非特許文献2記載の方式と異なる。非特許文献3記載の方式の特徴としては、新規呼のSPI値以上のSPI値を持つ既存呼を考慮していることが挙げられるが、これは一方で新規呼のSPI値未満の既存呼は無視していることを意味する。したがって、新規呼のSPI値未満のSPI値を持つ既存呼の送信電力が不足してしまう可能性があり、ベストエフォートサービスを受けるユーザのスループットが低下することとなる。
このように上述した非特許文献や特許文献に記載された方式では、ベストエフォートサービスを受けるユーザのスループットの低下が懸念される。GBRが0であるベストエフォートサービスにおいて、多少のスループットの低下は許容される。しかしながら、ベストエフォートサービスを受けるユーザにとって、大幅なスループットの低下は、サービス品質の劣化となる。このため、いったん呼受付され、ベストエフォートサービスを受けるユーザにとって、スループットが大幅に低下する状況は受け入れられるものではない。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑み、共有チャネルを用いた通信において音声通話やストリーミングといったベストエフォートサービス以外のサービスが提供される場合であっても、共有チャネルを用いた通信にてベストエフォートサービスを受ける通信中のユーザに対して一定のスループットを保証しながら新規呼の受け付けを行うことが可能な無線制御装置、無線通信システム、呼受付制御方法等を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の第1の無線制御装置は、無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御を行う無線制御装置であって、コアネットワークから共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する送受信部と、新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に新規呼を許可し、スループットが閾値未満である場合に新規呼を拒否する無線資源管理部と、を備える。
また、本発明の第1の無線基地局は、無線端末との間で共有チャネルを用いるデータ通信を行う無線基地局であって、コアネットワークから共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する送受信部と、新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に新規呼を許可し、スループットが閾値未満である場合に新規呼を拒否する無線資源管理部と、を備える無線制御装置に対して、無線端末とのデータ通信をもとに各優先順位クラスにおけるユーザ数を母数として算出した優先順位クラスごとの平均スループットを共有チャネルの既存呼のスループットとして定期的に送信する。
また、本発明の第1の無線通信システムは、無線端末と、無線端末とデータ通信を行う無線基地局と、無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御を行う無線制御装置と、から構成される無線通信システムであって、無線制御装置は、コアネットワークから共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する送受信部と、新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に新規呼を許可し、スループットが閾値未満である場合に新規呼を拒否する無線資源管理部と、を備える。
また、本発明の第1の呼受付制御方法は、無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御方法であって、コアネットワークから共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する呼受付要求受信ステップと、新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に新規呼を許可し、スループットが閾値未満である場合に新規呼を拒否する呼受付判定ステップと、を有する。
また、本発明の第1のプログラムは、無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御を無線制御装置に行わせるためのプログラムであって、コンピュータに、コアネットワークから共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する呼受付要求受信機能と、新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に新規呼を許可し、スループットが閾値未満である場合に新規呼を拒否する呼受付判定機能と、を実現させる。
また、本発明の第1の記録媒体は、上記プログラムを記録し、コンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、共有チャネルを用いた通信において音声通話やストリーミングといったベストエフォートサービス以外のサービスが提供される場合であっても、共有チャネルを用いた通信にてベストエフォートサービスを受ける通信中のユーザに対して一定のスループットを保証しながら新規呼の受け付けを行うことが可能な無線制御装置、無線通信システム、呼受付制御方法等が提供される。
[実施形態1]
本発明の第1の実施形態として述べる無線通信システムは、図1に示すように、コアネットワーク100と、送受信部210及び無線資源管理部220を備える無線制御装置200と、無線基地局300と、移動端末400とから構成される。そして、本実施形態の無線通信システムでは、共有チャネルを用いた通信における既存呼のスループットを判定材料に用いて新規呼の受付制御を行う。具体的には以下のようにして行う。なお、本実施形態では、共有チャネルを用いた通信の一例としてHSDPAを採用した場合を説明する。
本発明の第1の実施形態として述べる無線通信システムは、図1に示すように、コアネットワーク100と、送受信部210及び無線資源管理部220を備える無線制御装置200と、無線基地局300と、移動端末400とから構成される。そして、本実施形態の無線通信システムでは、共有チャネルを用いた通信における既存呼のスループットを判定材料に用いて新規呼の受付制御を行う。具体的には以下のようにして行う。なお、本実施形態では、共有チャネルを用いた通信の一例としてHSDPAを採用した場合を説明する。
まず、本実施形態の無線通信システムを構成する無線制御装置200は、コアネットワーク100からHSDPAでの新規呼の呼受付要求を受信する(ステップS101)。続いて、コアネットワーク100からの呼受付要求をトリガとして、無線制御装置200は新規呼の呼受付制御を開始する。無線制御装置200は、受付要求がなされた新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定されたHSDPAの既存呼のスループットと閾値とを比較する(ステップS102)。ここで優先順位はいわば優先度指標であり、本実施形態では、呼の優先度指標として、例えば、最小が0、最大が15を示すSPIを採用する。既存呼のスループットが閾値以上である場合(ステップS102/YES)は、HSDPAユーザの新規呼の受付を許可する(ステップS103)。逆に、既存呼のスループットが閾値未満である場合(ステップS102/NO)は、HSDPAユーザの新規呼を拒否する(ステップS104)。
本実施形態では、新規呼を受け付ける際に、無線制御装置は、新規呼が要求するSPI値を確認する。そして、無線制御装置は、新規呼のSPI値以下のサービスを受けている既存ユーザの平均スループットを閾値と比較する。その結果、そのすべてのSPI値において、平均スループットが閾値以上であれば、新規呼を受け付ける。これにより、HSDPAにより音声通話やストリーミングサービス等を提供する場合でも、SPI値の小さいベストエフォートサービスを受信するユーザ群について、閾値以上のスループットが保証される。つまり、無線基地局における送信電力に余裕があっても、ベストエフォートサービスのスループットが一定以下ならば、新規の音声通話やストリーミングサービスを要求するユーザは受け付けない。
続いて、本実施形態の無線通信システムについてさらに詳細に説明する。はじめに本実施形態の無線通信システムの構成について述べ、次いで本実施形態における呼受付制御を中心とした動作について述べる。
図1は、本実施形態の無線通信システムのシステム構成を示した図である。本実施形態の無線通信システムは、コアネットワーク100、無線制御装置200、無線基地局300(図では無線基地局300a〜c)、及び移動端末400(図では移動端末400a〜c)から構成される。無線基地局300及び移動端末400は、図1において、それぞれ3つの局及び3つの端末からなるとしているが、これらは一例であって任意の局数や端末数としてもよい。
コアネットワーク100は、無線制御装置200との間でデータを送受信する機能と、ユーザの要求するサービスのQoS情報を提供する機能を有する。コアネットワーク100は、移動端末400が発信あるいは受信する場合における新規呼の受付要求(RANAP RAB Assignment Request)を無線制御装置200に送出し、無線制御装置200との間に通信路(ベアラ)を確立する。そして、確立したベアラにてユーザデータ(上記QoS情報等)を無線制御装置200へ送出する。
無線制御装置200は、送受信部210と、無線資源管理部220とを備える。送受信部210は、コアネットワーク100との間でデータを送受信する機能と、無線基地局300との間でデータの送受信を行う機能を有する。コアネットワーク100との間のデータ送受信では、コアネットワーク100からの新規呼受付要求(RANAP RAB Assignment Request)により、コアネットワーク100との間でベアラを確立し、ユーザの要求するサービスのQoS情報を取得する。そして、無線制御装置200は、ベアラ確立時に取得したQoS情報から、受付要求された新規呼についてサービスの優先度を示すSPI値を算出する。
また、送受信部210は、無線基地局300とのデータ送受信では、移動端末400が発信あるいは受信する場合における新規呼の受付要求(RRC Connection Request)を無線基地局300から受け取って無線基地局300との間に通信路(ベアラ)を確立し、新規呼のSPI値を無線基地局300へ送信したり、無線基地局300から無線環境情報を受信したりする。無線環境情報は、移動端末400と無線基地局300との間の通信における無線状態、平均スループット、誤り率等の情報を意味する。そして、無線制御装置200は、無線資源管理部220により、無線基地局300からの無線環境情報を用いて呼受付制御を行う。
無線基地局300は、移動端末400との間でデータを送受信する機能を有する。無線基地局300は、移動端末400が発信あるいは受信する場合における新規呼の受付要求(RRC Connection Request)を無線制御装置200へ送出し、無線制御装置200との間にベアラを確立する。また、無線基地局300は、各移動端末400に対して提供されるスループットを計測して、各SPIの既存呼におけるユーザ数を母数とした平均スループットをSPI単位で計算し、無線制御装置200に報告する機能を有する。
移動端末400は、無線基地局300との間で無線によりデータ送受信を行う機能と、無線基地局300に対して無線環境について報告する機能とを有する。
なお、図中の各装置はここで述べた以外にも当業者によく知られた多数の機能を持つが、本発明の実施に直接関係するものに関する説明にとどめ、その詳細な機能についての説明は省略することとする。
続いて、本実施形態の無線通信システムを構成する各装置等のうち、本発明の中核をなす無線制御装置及び無線基地局についてさらに詳しく説明する。図3は本実施形態における無線制御装置の内部構成を示したブロック図であり、図4は本実施形態における無線基地局の内部構成を示したブロック図である。
まず、本実施形態における無線制御装置200の構成について図3を参照して説明する。無線制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、送受信部210、SPI算出部203、無線資源管理部220、及びバッファ204を有している。そして、無線資源管理部220は、閾値格納部221、実測値格納部222、ユーザ数比較部223、スループット比較部224、及び新規呼受付部225を有している。
CPU201は、無線制御装置200全体の動作を制御し、SPI算出部203に対するSPI算出命令や、無線資源管理部220に対する呼受付制御命令を送出する。メモリ202は、CPU201が行う装置全体の制御プログラムや呼受付制御プログラムを格納する。
送受信部210は、コアネットワーク100や無線基地局300とデータのやり取りを行う通信部で、例えば、コアネットワーク100からQoS情報を受信し、無線基地局300へ新規呼のSPI値を送信するとともに、無線基地局300から無線環境情報を受信する。SPI算出部203は、コアネットワークから取得したQoS情報に基づいて、受付要求のあった新規呼のSPI値を算出する。
閾値格納部221は、ユーザ数比較において用いられるHSDPA通信中のユーザ数に関する閾値や、スループット比較で使用されるSPIクラスごとの平均スループットに関する閾値を格納する。実測値格納部222は、無線基地局300から取得した無線環境情報を、ユーザ数比較やスループット比較で閾値と比較する実測値として格納する。
ユーザ数比較部223は、閾値格納部221に格納された上記ユーザ数に関する閾値と、実測値格納部222に格納されたHSDPAで実際に通信中のユーザ数とを比較して、比較結果を新規呼受付部225に返す。スループット比較部224は、閾値格納部221に格納された上記平均スループットに関する閾値と、実測値格納部222に格納された各SPIにおける平均スループットとを比較して、比較結果を新規呼受付部225に返す。
新規呼受付部225は、本発明が提供される受付制御アルゴリズムに従い、ユーザ数比較部223やスループット比較部224の比較結果を用いて、受付要求のあった新規呼に対する受付可否を判定し、受付可の場合に呼受付処理を行う。
バッファ204は、本実施形態における上記のSPI算出や呼受付制御のほか、無線制御装置200の動作制御を行う際に用いられるワークエリアである。
次に、本実施形態における無線基地局300の構成について図4を参照して説明する。無線基地局300は、CPU301、メモリ302、無線送受信部303、有線送受信部304、スケジューリング部305、データ計測部306、及びバッファ307を有している。
CPU301は、無線基地局300全体の動作を制御し、スケジューリング部305に対する平均スループット算出命令や、優先送受信部304に対する平均スループット送信命令を送出する。メモリ302は、CPU301が行う装置全体の制御プログラムや平均スループット送信制御プログラムを格納する。
無線送受信部303は、移動端末400との間で無線にてデータのやり取りを行う通信部で、例えば移動端末400から無線環境情報を受信する。有線送受信部304は、無線制御装置200との間で有線にてデータのやり取りを行う通信部で、例えば無線制御装置200から新規呼のSPI値を受信するとともに無線制御装置200へ無線環境情報を送信する。
データ計測部306は、無線基地局300が各移動端末400との通信において提供するスループットを計測する。スケジューリング部305は、データ計測部306にて計測されたスループットをSPIクラスごとに合計し、各SPIの全ユーザ数を母数とした平均スループットをSPIごとに算出する。
バッファ307は、本実施形態における上記の平均スループットの算出及び送信についての制御のほか、無線基地局300の動作制御を行う際に用いられるワークエリアである。
次に、本実施形態における新規呼受付制御やスループット算出に関する各装置の動作の全体的な流れについて具体的に説明する。図5は、本実施形態において新規呼の受付要求発生から通信開始までの各装置の動作及び装置間のデータの流れを示したシーケンス図、図6は、本実施形態において既存呼のスループットの算出及び送信に関する各装置の動作の流れを示したシーケンス図である。はじめに、新規呼の受付要求発生から通信開始までの流れについて図5を用いて説明する。
例えば移動端末400により送信がなされた場合には新規呼の受付要求が発生し、移動端末400は、新規呼受付要求(RRC Connection Request)を無線基地局300へ送信する(図5(1))。次いで、無線基地局300は、移動端末400からの新規呼受付要求(RRC Connection Request)を無線制御装置200へ転送する(図5(2))。そして、新規呼受付要求(RRC Connection Request)を受信した無線制御装置200は、無線基地局300との間で伝送路(ベアラ)を確立するため(正確には無線基地局300を介して移動端末400とベアラを確立するため)に、無線基地局300へ伝送路確立要求(RRC Connection Setup Request)を送信する(図5(3))。
次いで、無線基地局300は、無線制御装置200からの伝送路確立要求(RRC Connection Setup Request)を移動端末400へ転送する(図5(4))。次に、伝送路確立要求(RRC Connection Setup Request)を受信した移動端末400は、無線基地局300へ伝送路確立完了(RRC Connection Setup Complete)を送信する(図5(5))。そして、無線基地局300は、移動端末400からの伝送路確立完了(RRC Connection Setup Complete)を無線制御装置200へ転送する(図5(6))。無線制御装置200が伝送路確立完了(RRC Connection Setup Complete)を受信した時点で、無線制御装置200と無線基地局300との間でベアラが確立され、制御データ等のやり取りが可能となる。
無線制御装置200との間でベアラが確立された後、移動端末400は、コアネットワーク100へメッセージ(NAS Message)を送信する(図5(7))。当該メッセージの目的は、移動端末400からコアネットワーク100へのサービス情報(QoS情報)の提供である。次いで、メッセージ(NAS Message)を受信したコアネットワーク100は、無線制御装置200へ新規呼受付要求(RANAP RAB Assignment Request)を送信する(図5(8))。当該新規呼受付要求(RANAP RAB Assignment Request)には、コアネットワーク100が移動端末400から取得したQoS情報が含まれる。
新規呼のQoS情報が含まれた新規呼受付要求(RANAP RAB Assignment Request)を受信した無線制御装置200は、QoS情報から新規呼のSPIを算出し、既存呼のスループットと閾値との比較による新規呼受付判定を行う。当該新規呼受付判定は詳細について後述する。
上記の新規呼受付判定が行われて判定結果が得られた後、無線制御装置200は、コアネットワーク100へ新規呼受付応答(RANAP RAB Assignment Response)を送信する(図5(9))。なお、新規呼受付の判定結果(受付許可あるいは受付拒否)は新規呼受付応答(RANAP RAB Assignment Response)に含めて送信される。コアネットワーク100が無線制御装置200から新規呼受付応答(RANAP RAB Assignment Response)を受信した時点で、無線制御装置200とコアネットワーク100との間でベアラが確立され、データ通信が可能となる。
また、新規呼受付の判定結果が受付許可である場合は、新規呼受付判定で算出した新規呼のSPIを無線基地局300へ送信する(図5(10))。受付許可された新規呼においてデータ通信が行われた際のスループット算出を無線基地局300に行わせるためである。新規呼受付の判定結果が受付拒否である場合は、無線制御装置200は、新規呼のSPIを無線基地局300へ送信せず、コアネットワーク100への新規呼受付応答(RANAP RAB Assignment Response)の送信のみとなる。
なお、上述した流れは移動端末400により発信された場合であったが、例えば移動端末400により着信される場合は以下のようになる。移動端末400が受信する場合には、無線制御装置200からのページングで始まる。当該ページングにより、特定のエリアに存在する全移動端末に対して一斉呼び出しが行われる。その後は、上述した図5(1)〜(10)の同一の流れにより新規呼受付制御が行われる。
次に、既存呼のスループットの算出及び送信の流れについて図6を用いて説明する。無線基地局300による既存呼のスループット算出は、無線制御装置200における新規呼受付制御とは別個に行われる動作であり、所定のタイミングでスループットが算出され、算出されたスループットのデータは無線制御装置200へ送信される。まず、移動端末400と無線基地局300との間ではデータ通信が行われ、無線基地局300には各通信に関する情報がSPIクラスごとに蓄積される(図6(1))。そして、無線基地局300は、所定のタイミングで蓄積した情報をもとに、SPIクラスごとに既存呼のスループット(平均スループット)を算出し、スループットの実測値として無線制御装置200へ送信する(図6(2))。無線制御装置200は、無線基地局300からのスループットデータを受信するたびに最新の実測値として更新し保持する。以降、無線基地局300は、所定のタイミングでスループットの算出及び送信を繰り返す。
図5で述べた呼受付制御(新規呼の受付判定)について具体的に説明する。図7は、本実施形態における呼受付制御の流れを示したフローチャートで、図2で述べたステップS102以降の動作をさらに詳細に表したものである。
まず、新規呼の呼受付要求の発生を受けて、無線制御装置200は、ユーザ数比較部223により、HSDPAにて通信中のユーザ数の判定を行う(ステップS201)。閾値格納部221における人数データ(HSDPA利用中のユーザ数の閾値)と、実測値格納部222におけるユーザ数データ(HSDPAにて通信中のユーザ数の実測値)とを比較し、実測値のユーザ数が閾値以上の場合(ステップS202/YES)はスループット比較に移行する(ステップS203)。他方、実測値のユーザ数が閾値未満の場合は新規呼の受付を許可する判定を行う(ステップS207)。
ここで、図2のフローと比較して、ユーザ数の判定が加えられているが、該ユーザ数判定を行うことにより、スループットを用いた呼受付判定の処理を実施しなくて済む場合があるため、無線制御装置200に対する負荷軽減につながるというメリットがある。
続いて、無線制御装置200は、ユーザ数比較で実測値が閾値以上のとき、スループット比較部224により、新規呼のSPI値以下におけるスループットの比較を行う。スループット比較では、はじめに比較対象を確定させる。まず、スループット比較部224は、実測値格納部222における平均スループットのデータから、新規呼のSPI値以下に対応するSPIクラスにおけるスループットデータを抽出する(ステップS203)。なお、新規呼のSPI値は、コアネットワーク100から取得したQoS情報に基づいて算出される。次いで、スループット比較部224は、抽出したSPIクラスにおけるスループットデータから、ユーザ数が0であるSPIクラスを除外し、ユーザ数が存在するSPIクラスのスループットデータを判定対象とする(ステップS204)。そして、スループット比較部224は、判定対象として確定した実測値の平均スループットと、閾値格納部221における平均スループットの閾値との比較を行う。
またここでも、図2のフローと比較して、ユーザ数が存在しないスループットを判定対象から除外する処理が加えられているが、該判定対象除外処理を行うことにより、無駄なデータ比較を実施する必要がなくなり、無線制御装置200に対する負荷軽減及び判定処理の高速化につながるというメリットがある。
続いて、新規呼受付部225は、スループット比較部224による比較の結果が判定対象の全SPIクラスにおいて閾値以上であったとき(ステップS206/YES)、新規呼について呼受付許可と判定する(ステップS207)。そして、無線制御装置200は、送受信部210により、受付許可応答を新規呼受付応答(RANAP RAB Assignment Response)に含めてコアネットワーク100へ送信する(ステップS208)。なお、判定結果が受付許可の場合、無線制御装置200は、送受信部210により、新規呼のSPIを無線基地局300へ送信する。他方、スループット比較部224による比較の結果が判定対象の全SPIクラスにおいて閾値以上でないとき(ステップS206/NO)、すなわち判定対象のSPIクラスのうち1つでも閾値未満のクラスがあったときは、新規呼受付部225は、新規呼について呼受付拒否と判定する(ステップS209)。そして、無線制御装置200は、送受信部210により、受付拒否応答を新規呼受付応答(RANAP RAB Assignment Response)に含めてコアネットワーク100へ送信する(ステップS210)。
図6で述べた平均スループットの算出及び送信についてさらに詳しく説明する。図8は、本実施形態における平均スループットの算出動作及び送信動作の流れを示したフローチャートである。
まず、データ計測部306は、無線基地局300が移動端末400との間で単位時間当たりに通信(送信あるいは受信)を行ったデータ量、すなわち各既存呼におけるスループットを計測する(ステップS301)。次に、スケジューリング部305は、データ計測部306により計測されたスループットをSPI値のクラスごとに合計する(ステップS302)。そして、SPIクラスごとの合計値をSPIクラスごとの全ユーザ数で除算し、各SPIクラスにおける平均スループットを算出する(ステップS303)。そして、スケジューリング部305は、算出した各SPIクラスにおける平均スループットを不図示の格納部に保持する(ステップS304)。スループットデータの送信タイミングでない間(ステップS305/NO)、無線基地局300は、データ計測部306及びスケジューリング部305により上記動作を繰り返す(ステップS301)。
他方、スループットデータ、すなわち各SPIクラスにおける平均スループットやユーザ数のデータ等を無線制御装置200へ送信するタイミングとなったとき(ステップS305/YES)、無線基地局300は、スループットデータを無線制御装置200へ送信する(ステップS306)。なお、スループットデータの送信タイミングは、例えば時間により設定してもよいし、またデータ計測部306で計測されたスループット数をもとに設定してもよい。
図9は、本実施形態における呼受付制御で用いられる閾値データの例を示したものである。閾値データは、無線制御装置200が有する無線資源管理部220における閾値格納部221に格納されるデータで、呼受付制御におけるユーザ数比較やスループット比較で実測値と比較されるデータである。そして、閾値データは、ユーザ数比較に用いられるHSDPA通信中ユーザ数の閾値を表す人数データと、スループット比較に用いられる各SPIにおける平均スループットの閾値を表すスループットデータとから構成される。人数データ、スループットデータとも任意に設定することが可能で、特にスループットデータはSPIごとに個別具体的に閾値として設定することができる。
図10は、本実施形態における呼受付制御でのデータ比較例を示したものである。図では、SPI、平均スループット(閾値)、平均スループット(実測値)、ユーザ数の4項目からなる表で表されているが、閾値格納部221に格納された閾値データと、実測値格納部222に格納された実測値データとがユーザ数比較やスループット比較のためにバッファ204に呼び出された一時的なデータである。
まず、図10(a)について説明する。ここでは新規呼のSPI値が“4”である。そして、SPIが0から12までをHSDPAによる通信とすると、HSDPAで通信中のユーザ数の実測値は56で、ユーザ数の閾値100未満であることから、スループット比較を続けて行う。スループット比較においては、新規呼のSPI値以下のSPIに対応するクラスで、かつ、ユーザが存在する(ユーザ数が0でない)SPIクラスが、平均スループットの閾値との比較対象となる。つまり、SPIが0と3(太枠内で塗りつぶされた箇所)の平均スループットの実測値と閾値とを比較する。比較の結果、全てのSPIクラスで実測値が閾値以上となった場合に新規呼の受付を許可する判定を行う。つまり、比較対象となった両SPIクラスの実測値とも閾値以上であるため、HSDPAユーザの新規呼を受け付ける判定を行う。
続いて、図10(b)について説明する。ここでは新規呼のSPI値が“8”である。そして、図10(a)と同様にSPIが0から12までをHSDPAによる通信とすると、HSDPAで通信中のユーザ数の実測値は59で、ユーザ数の閾値100未満であることから、スループット比較を続けて行う。そして、図10(a)の場合と同様に、新規呼のSPI値以下のSPIに対応するクラスで、かつ、ユーザが存在するSPIクラスをスループット比較の対象とすると、SPIが0、2、4、7(太枠内で塗りつぶされた箇所)のクラスが比較対象となる。ここで、比較対象となったSPIクラスについて閾値と比較した結果、SPIが4の実測値(太枠内の数値:4.9)が閾値未満であり、比較対象全てのSPIクラスで実測値が閾値以上とならなかったため、HSDPAユーザの新規呼を受け付けない判定を行う。
本実施形態による第1の効果は、共有チャネルを使用して音声通話やストリーミング等のベストエフォートサービス以外のサービスとベストエフォートサービスとを提供する場合に、呼受付時に各優先順位におけるスループットを確認することにより、ベストエフォートサービスにおけるスループットが下がり過ぎるのを防止できることである。
また、本実施形態による第2の効果は、上述してきたスループットに基づく呼受付制御を実施することにより、各優先順位におけるスループットを、任意に与える閾値以上に保つことが可能となることである。
[実施形態2]
本発明の第2の実施形態として述べる無線通信システムでは、前述した実施形態1と同様の呼受付制御を行う。実施形態1との相違点は、本実施形態では、無線制御装置と無線基地局の両方の機能を有する統合型無線基地局500が、コアネットワーク100と接続され、移動端末400と無線でデータ通信を行う点である。
本発明の第2の実施形態として述べる無線通信システムでは、前述した実施形態1と同様の呼受付制御を行う。実施形態1との相違点は、本実施形態では、無線制御装置と無線基地局の両方の機能を有する統合型無線基地局500が、コアネットワーク100と接続され、移動端末400と無線でデータ通信を行う点である。
図11は、本実施形態の無線通信システムのシステム構成を示した図である。本実施形態の無線通信システムは、コアネットワーク100、統合型無線基地局500(図では統合型無線基地局500a〜c)、及び移動端末400(図では移動端末400a〜c)から構成される。統合型無線基地局500及び移動端末400は、図2において、それぞれ3つの局及び3つの端末からなるとしているが、これらは一例であって任意の局数や端末数としてもよい。
統合型無線基地局500は、先に述べたとおり、実施形態1における無線制御装置200及び無線基地局300の双方の機能を備えている。統合型無線基地局500においては、各ユーザについてスループットの測定を行って各SPIにおける平均スループットを求めるとともに、求めた平均スループットの実測値と閾値とを使用して、前述したスループットに基づく呼受付制御(新規呼の呼受付判定)を行う。
本実施形態による第1の効果は、無線制御装置と無線基地局を統合したことにより、無線通信システムの構成としてより簡素なものとなり、また、装置の設置コストを抑制することが可能となることである。
また、本実施形態による第2の効果は、無線制御装置と無線基地局を統合したことにより、算出した各SPIにおける平均スループットを所定のタイミングで送信する等の動作が不要とできることである。また、呼受付制御を行う装置が、所定の送信タイミングごとに、平均スループットや通信中のユーザ数のデータ、無線状態等を含む無線環境情報を受信することがないため、常に最新の無線環境情報を使用して呼受付制御を行うことが可能となることである。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
すなわち、本実施形態における無線制御装置200で実行される呼受付制御プログラムは、先に述べた無線資源管理部220の各部(閾値格納部221、実測値格納部222、ユーザ数比較部223、スループット比較部224、新規呼受付部225)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアを用いて具体的手段を実現する。すなわち、CPU201が所定の記録媒体から文書画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、閾値格納部221、実測値格納部222、ユーザ数比較部223、スループット比較部224、新規呼受付部225が主記憶装置上に生成される。
また、本実施形態における無線基地局300で実行される平均スループット算出プログラムは、上述した各部(スケジューリング部305、データ計測部306)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアを用いて具体的手段を実現する。すなわち、CPU301が所定の記録媒体から文書画像表示プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、スケジューリング部305、データ計測部306が主記憶装置上に生成される。
無線制御装置200で実行される呼受付制御プログラムや無線基地局300で実行される平均スループット算出プログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供されるように構成してもよい。また、これらの上記呼受付制御プログラム又は上記平均スループット算出プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上記呼受付制御プログラム又は上記平均スループット算出プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるように構成してもよい。また、上記呼受付制御プログラム又は上記平均スループット算出プログラムは、ROM等にあらかじめ組み込んで提供するように構成してもよい。
この場合、上記記録媒体から読み出された又は通信回線を通じてロードし実行されたプログラムコード自体が前述の実施形態の機能を実現することになる。そして、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
100 コアネットワーク
200 無線制御装置
201,301 CPU
202,302 メモリ
203 SPI算出部
204,307 バッファ
210 送受信部
220 無線資源管理部
221 閾値格納部
222 実測値格納部
223 ユーザ数比較部
224 スループット比較部
225 新規呼受付部
300,300a〜300c 無線基地局
303 無線送受信部
304 有線送受信部
305 スケジューリング部
306 データ計測部
400,400a〜400c 移動端末
500,500a〜500c 統合型無線基地局
200 無線制御装置
201,301 CPU
202,302 メモリ
203 SPI算出部
204,307 バッファ
210 送受信部
220 無線資源管理部
221 閾値格納部
222 実測値格納部
223 ユーザ数比較部
224 スループット比較部
225 新規呼受付部
300,300a〜300c 無線基地局
303 無線送受信部
304 有線送受信部
305 スケジューリング部
306 データ計測部
400,400a〜400c 移動端末
500,500a〜500c 統合型無線基地局
Claims (22)
- 無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御を行う無線制御装置であって、
コアネットワークから前記共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する送受信部と、
前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された前記共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に前記新規呼を許可し、前記スループットが前記閾値未満である場合に前記新規呼を拒否する無線資源管理部と、
を備えることを特徴とする無線制御装置。 - 前記無線資源管理部は、前記共有チャネルの既存呼にて通信中のユーザ数が閾値未満である場合に前記新規呼を許可し、前記ユーザ数が閾値以上である場合に前記スループットに基づく前記新規呼の受付判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線制御装置。
- 前記共有チャネルの既存呼のスループットは、優先順位クラスごとのデータであり、各優先順位クラスにおけるユーザ数を母数とした平均スループットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線制御装置。
- 前記スループットに関する閾値は、それぞれの優先順位クラスごとに設定された閾値であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線制御装置。
- 前記無線資源管理部は、前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された既存呼のスループットと前記スループットに関する閾値とを同一の優先順位間で比較することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線制御装置。
- 前記無線資源管理部は、前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された既存呼のスループットのうち、ユーザが存在する優先順位クラスについてのみ、前記スループットに関する閾値との比較を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の無線制御装置。
- 前記無線資源管理部は、前記無線基地局から前記共有チャネルの既存呼のスループットを取得することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の無線制御装置。
- 前記無線資源管理部は、前記共有チャネルの既存呼のスループットを前記無線基地局から定期的に取得して更新することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の無線制御装置。
- 無線端末との間で共有チャネルを用いるデータ通信を行う無線基地局であって、
コアネットワークから前記共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する送受信部と、前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された前記共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に前記新規呼を許可し、前記スループットが前記閾値未満である場合に前記新規呼を拒否する無線資源管理部と、を備える無線制御装置に対して、
前記無線端末とのデータ通信をもとに各優先順位クラスにおけるユーザ数を母数として算出した優先順位クラスごとの平均スループットを前記共有チャネルの既存呼のスループットとして定期的に送信することを特徴とする無線基地局。 - 無線端末と、前記無線端末とデータ通信を行う無線基地局と、無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御を行う無線制御装置と、から構成される無線通信システムであって、
前記無線制御装置は、
コアネットワークから前記共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する送受信部と、
前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された前記共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に前記新規呼を許可し、前記スループットが前記閾値未満である場合に前記新規呼を拒否する無線資源管理部と、
を備えることを特徴とする無線通信システム。 - 前記無線資源管理部は、前記共有チャネルの既存呼にて通信中のユーザ数が閾値未満である場合に前記新規呼を許可し、前記ユーザ数が閾値以上である場合に前記スループットに基づく前記新規呼の受付判定を行うことを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
- 前記共有チャネルの既存呼のスループットは、優先順位クラスごとのデータであり、各優先順位クラスにおけるユーザ数を母数とした平均スループットであることを特徴とする請求項10又は11に記載の無線通信システム。
- 前記スループットに関する閾値は、それぞれの優先順位クラスごとに設定された閾値であることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
- 前記無線資源管理部は、前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された既存呼のスループットと前記スループットに関する閾値とを同一の優先順位間で比較することを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の無線通信システム。
- 前記無線資源管理部は、前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された既存呼のスループットのうち、ユーザが存在する優先順位クラスについてのみ、前記スループットに関する閾値との比較を行うことを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載の無線通信システム。
- 前記無線資源管理部は、前記無線基地局から前記共有チャネルの既存呼のスループットを取得することを特徴とする請求項10から15のいずれか1項に記載の無線通信システム。
- 前記無線資源管理部は、前記共有チャネルの既存呼のスループットを前記無線基地局から定期的に取得して更新することを特徴とする請求項10から16のいずれか1項に記載の無線通信システム。
- 無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御方法であって、
コアネットワークから前記共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する呼受付要求受信ステップと、
前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された前記共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に前記新規呼を許可し、前記スループットが前記閾値未満である場合に前記新規呼を拒否する呼受付判定ステップと、
を有することを特徴とする呼受付制御方法。 - 前記呼受付判定ステップは、前記共有チャネルの既存呼にて通信中のユーザ数が閾値未満である場合に前記新規呼を許可し、前記ユーザ数が閾値以上である場合に前記スループットに基づく前記新規呼の受付判定を行うことを特徴とする請求項18に記載の呼受付制御方法。
- 無線端末と無線基地局との間で共有チャネルを用いるデータ通信の呼受付制御を無線制御装置に行わせるためのプログラムであって、
コンピュータに、
コアネットワークから前記共有チャネルを用いるデータ通信の新規呼の呼受付要求を受信する呼受付要求受信機能と、
前記新規呼に設定された優先順位以下の優先順位が設定された前記共有チャネルの既存呼のスループットが閾値以上である場合に前記新規呼を許可し、前記スループットが前記閾値未満である場合に前記新規呼を拒否する呼受付判定機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記呼受付判定機能は、前記共有チャネルの既存呼にて通信中のユーザ数が閾値未満である場合に前記新規呼を許可し、前記ユーザ数が閾値以上である場合に前記スループットに基づく前記新規呼の受付判定を行うことを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
- 請求項20又は21に記載のプログラムを記録し、コンピュータに読み取り可能なことを特徴とする記録媒体。
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