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JP2009111482A - パケット交換装置 - Google Patents

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JP2009111482A JP2007279101A JP2007279101A JP2009111482A JP 2009111482 A JP2009111482 A JP 2009111482A JP 2007279101 A JP2007279101 A JP 2007279101A JP 2007279101 A JP2007279101 A JP 2007279101A JP 2009111482 A JP2009111482 A JP 2009111482A
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Abstract

【課題】ネットワークの伝送路がメタルケーブルの場合でも停電時にネットワークの機能を維持できるパケット交換装置を得る。
【解決手段】支線ポート2a〜2nに接続された支線回線終端部5a〜5nと、リングポート3a、3bにそれぞれ接続されるリング回線終端部6a、6bと、支線ポート2a〜2nまたはリングポート3a、3bを介して入力されるパケットを中継するパケット交換部7と、各部に電力を供給する電源部8と、電源部8に接続され、停電時には電源部8に電力を供給する電池部9を備えたパケット交換装置であり、非停電時には、パケット交換部7を介してパケットを中継するとともに、停電時には、電池部9からの電力をリング回線終端部6a、6bのみに供給して、リング回線終端部6a、6bの間で直接パケットを中継するようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、リング状のネットワークに接続されたパケット交換装置に関するものである。
ネットワークの信頼性を高める技術として、パケット交換装置をリング状に接続する方法が一般的に知られている。この方法では、ネットワーク上の1台のパケット交換装置が停電等で停止した場合、その他のパケット交換装置は、停止した装置を逆周りに迂回してパケットを中継し、残りのパケット交換装置でネットワークの機能を維持できる。
しかし、ネットワーク上の離れた2台のパケット交換装置が停電等で同時に停止した場合、ネットワークが完全に2つに分割され、残りのパケット交換装置でネットワークの機能を維持できない。
ネットワークの伝送路が光ファイバケーブルである場合に限り、これを解決する技術として、電力供給不要な光バイパスモジュールを使用する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術によれば、パケット交換装置とリング回線の間に光バイパスモジュールを付加し、パケット交換装置が停電等で停止した場合、光バイパスモジュールが2つのリング回線間をバイパスし、残りのパケット交換装置でネットワークの機能を維持する利点が得られる。
特開2005−12677号公報(第5〜9頁、図1)
従来のパケット交換装置は、以上のように構成されるので、ネットワークの伝送路が光ファイバケーブルの場合に適用できるが、この技術は、ネットワークの伝送路がメタルケーブルの場合に適用できない問題点があった。
さらに、ネットワークの伝送路が光ファイバケーブルの場合でも、光信号は光バイパスモジュールを通過して減衰するため、光送信レベルと光受信レベルの差に余裕がない場合、光バイパスモジュールを通過して減衰した光信号を受信できない問題点があった。
この問題は、停電が広域に渡り、複数のパケット交換装置が連続して停止し、複数の光バイパスモジュールを連続して通過する場合に顕著となる。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、ネットワークの伝送路がメタルケーブルの場合でも停電時にネットワークの機能を維持できるパケット交換装置を得ることを目的にしている。
この発明に係わるパケット交換装置においては、支線回線に接続される支線ポート及びリング回線に接続される2つのリングポートを有し、リングポートを介してリング回線に接続されることによりリング状のネットワークを構成するパケット交換装置において、
支線ポートに接続される支線回線終端部、2つのリングポートに各別に接続され、互いに直接に接続可能な2つのリング回線終端部、支線回線終端部とリング回線終端部と接続され、支線ポートまたはリングポートを介して入力されるパケットを中継するパケット交換部、支線回線終端部とリング回線終端部とパケット交換部に電力を供給する電源部、及びこの電源部に接続され、停電時には電源部に電力を供給する電池部を備え、
リング回線終端部には停電かどうかが通知され、非停電時には、電源部からの電力を支線回線終端部とリング回線終端部とパケット交換部に供給して、パケット交換部を介してパケットを中継するとともに、停電時には、電池部から電源部に供給される電力を2つのリング回線終端部に供給して、2つのリング回線終端部の間で直接パケットを中継するものである。
この発明は、以上説明したように、支線回線に接続される支線ポート及びリング回線に接続される2つのリングポートを有し、リングポートを介してリング回線に接続されることによりリング状のネットワークを構成するパケット交換装置において、
支線ポートに接続される支線回線終端部、2つのリングポートに各別に接続され、互いに直接に接続可能な2つのリング回線終端部、支線回線終端部とリング回線終端部と接続され、支線ポートまたはリングポートを介して入力されるパケットを中継するパケット交換部、支線回線終端部とリング回線終端部とパケット交換部に電力を供給する電源部、及びこの電源部に接続され、停電時には電源部に電力を供給する電池部を備え、
リング回線終端部には停電かどうかが通知され、非停電時には、電源部からの電力を支線回線終端部とリング回線終端部とパケット交換部に供給して、パケット交換部を介してパケットを中継するとともに、停電時には、電池部から電源部に供給される電力を2つのリング回線終端部に供給して、2つのリング回線終端部の間で直接パケットを中継するので、ネットワークの伝送路がメタルケーブルの場合でも光ファイバケーブルの場合でも停電時にネットワークの機能を維持できる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるパケット交換装置の内部を示すブロック図である。
図1において、第1のパケット交換装置1は、外部に、少なくとも1つの支線ポート2a〜2nと、2つのリングポート3a、3bと、装置外部から交流電圧または直流電圧を受ける外部電源端子4を有している。
第1のパケット交換装置1は、内部に、支線ポート2a〜2nを終端する支線回線終端部5a〜5nと、リングポート3a、3bを終端するリング回線終端部6a、6bと、支線回線終端部5a〜5nとリング回線終端部6a、6bが接続され、いずれかのポートに入力されたパケットの宛先を識別して、他のいずれかのポートに中継するパケット交換部7と、外部電源端子4から供給される電圧を基に各部に適合した電圧に変換して供給する電源部8と、外部電源端子4から供給される電圧が低下した場合、代わりに電源部8に電圧を供給する電池部9と、電源部8から支線回線終端部5a〜5nとパケット交換部7に電圧を供給する第1の電源供給ライン10と、電源部8からリング回線終端部6a、6bに電圧を供給する第2の電源供給ライン11と、電源部8からリング回線終端部6a、6bに外部電源端子4から供給される電圧が低下したことを通知する停電通知信号線12を有している。
リング回線終端部6a、6bの間には、通信線が接続されており、停電通知信号線12により停電を検出した場合には、リング回線終端部6a、6bの間で直接にパケットを交換することができる。図1におけるリング回線終端部6a、6bの間の矢印は、このことを意味している。
図2は、この発明の実施の形態1によるパケット交換装置を含むネットワーク構成を示す構成図である。
図2において、第1のパケット交換装置1a〜1nは、リングポートを用いてお互いがリング状に接続されてネットワークを構成する。端末装置13a〜13nは、第1のパケット交換装置1a〜1nの各支線ポートに接続され、第1のパケット交換装置1a〜1nを通じてお互いにパケットを送受信する。
図3は、この発明の実施の形態1によるパケット交換装置の非停電時のパケット中継経路を示す図である。
図3において、1、2a〜2n、3a、3b、4、5a〜5n、6a、6b、7〜12は図1におけるものと同一のものである。図3では、非停電時のパケット中継経路を太線で示している。
図4は、この発明の実施の形態1によるパケット交換装置の停電時のパケット中継経路を示す図である。
図4において、1、2a〜2n、3a、3b、4、5a〜5n、6a、6b、7〜12は図1におけるものと同一のものである。図4では、停電時のパケット中継経路を太線で示している。
次に、動作について説明する。
図1において、外部電源端子4から第1のパケット交換装置1に電力が供給されている場合、すなわち非停電時、電源部8は、第1の電源供給ライン10を用いて支線回線終端部5a〜5nとパケット交換部7に電力を供給し、第2の電源供給ライン11を用いてリング回線終端部6a、6bに電力を供給し、停電通知信号線12を用いてリング回線終端部6a、6bに非停電であることを通知する。
リング回線終端部6a、6bは、パケット交換部7を介してパケットを中継する状態になる。その経路を図3に太線で示す。
この結果、第1のパケット交換装置1は、支線ポート2a〜2nとリングポート3a、3bのいずれかのポートに入力されたパケットの宛先に応じて、他のいずれかのポートに中継する。
図2で言えば、いずれの箇所も非停電時、例えば端末装置13a→第1のパケット交換装置1a→第1のパケット交換装置1b→第1のパケット交換装置1c→端末装置13cの経路で、パケットを中継する場合、第1のパケット交換装置1bは、図3に示す経路でパケットを中継する。
次に、図1において、外部電源端子4から第1のパケット交換装置1に電力が供給されていない場合、すなわち停電時、電源部8は、電池部9から供給される電圧を基に第2の電源供給ライン11を用いてリング回線終端部6a、6bのみに電力を供給し、停電通知信号線12を用いてリング回線終端部6a、6bに停電であることを通知する。
リング回線終端部6a、6bは、リング回線終端部6aとリング回線終端部6bとの間で直接パケットを中継する状態になる。その経路を図4に太線で示す。
この結果、第1のパケット交換装置1は、リングポート3aに入力されたパケットをリングポート3bに中継し、リングポート3bに入力されたパケットをリングポート3aに中継する。
図2で言えば、第1のパケット交換装置1bが停電時、例えば端末装置13a→第1のパケット交換装置1a→第1のパケット交換装置1b→第1のパケット交換装置1c→端末装置13cの経路でパケットを中継する場合、第1のパケット交換装置1bは、図4に示す経路でパケットを中継する。
なお、自装置の支線ポートに接続された装置へのパケットは破棄する。以下の実施の形態でも、この点は同様である。
実施の形態1によれば、以上のように、第1のパケット交換装置1は、停電時に電力を2つのリング回線終端部6のみに供給して、2つのリング回線終端部6間で直接パケットを中継するため、電池駆動が可能な電力消費を抑えた状態で、ネットワークの機能を維持できる。
また、リング回線終端部6は、電気回路であるため、ネットワークの伝送路がメタルケーブルでも光ファイバケーブルでもよく、柔軟にネットワークを構築できる。
さらに、リング回線終端部6で信号が減衰しないため、複数の第1のパケット交換装置1が広域に渡って連続して停電しても、ネットワークの機能を維持できる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるパケット交換装置の内部を示すブロック図である。
図5において、2a〜2n、3a、3b、4、5a〜5n、6a、6b、7〜11は図1におけるものと同一のものである。図5では、第2のパケット交換装置14は、S/W(ソフトウェア)処理を実行し、支線回線終端部5a〜5n、リング回線終端部6a、6b、パケット交換部7を適切に設定するプロセッサ部15と、プロセッサ部15から各部へ接続されたプロセッサバス16を有している。
なお、図1の停電通知信号線12は設けていない。
第2のパケット交換装置14の動作は、基本的に第1のパケット交換装置1の動作と同じであるため、ここではその差のみについて説明する。
図5において、非停電から停電へ切り替わったとき、電源部8が第2の電源供給ライン11を用いてリング回線終端部6a、6bに電力を供給する。その際、一旦電力供給を停止して再開し、リング回線終端部6a、6bの初期化を促す。
リング回線終端部6a、6bは、初期状態とされ、リング回線終端部6aとリング回線終端部6bとの間で直接パケットを中継する状態になる。
この結果、第2のパケット交換装置14は、リングポート3aに入力されたパケットをリングポート3bに中継し、リングポート3bに入力されたパケットをリングポート3aに中継する。
停電から非停電へ切り替わったとき、電源部8が第1の電源供給ライン10を用いて支線回線終端部5a〜5n、パケット交換部7、プロセッサ部15に電力を供給し、第2の電源供給ライン11を用いてリング回線終端部6a、6bに電力を供給する。
その際、一旦電力供給を停止して再開し、リング回線終端部6a、6bの初期化を促す。リング回線終端部6a、6bは、初期状態として、リング回線終端部6aとリング回線終端部6bとの間で直接パケットを中継する状態になる。
次に、プロセッサ部15は、プロセッサバス16を用いて、支線回線終端部5a〜5n、リング回線終端部6a、6b及びパケット交換部7を、パケット交換部7を介して支線回線終端部5a〜5n、リング回線終端部6a、6b間でパケットを中継する状態に設定する。
この結果、第2のパケット交換装置14は、支線ポート2a〜2n、リングポート3a、3bのいずれかのポートに入力されたパケットの宛先に応じて、他のいずれかのポートに中継する。
実施の形態2によれば、以上のように、第2のパケット交換装置14では、リング回線終端部6の初期状態を、リング回線終端部6aとリング回線終端部6bとの間で直接パケットを中継する状態としたため、停電時に複雑な処理による状態遷移が不要となり、より電力消費を抑えることがき、停電時により長時間ネットワークの機能を維持できる。
実施の形態3.
実施の形態3における第3のパケット交換装置の内部構成は、図1の第1のパケット交換装置1の内部ブロック図、または図5の第2のパケット交換装置14の内部ブロック図と同一である。
図6は、この発明の実施の形態3によるパケット交換装置を含むネットワーク構成を示す構成図である。
図6(a)は、パケットの中継を停止するブロッキング状態のパケット交換装置がある場合、図6(b)は、停電しているパケット交換装置と、パケットの中継を一時的に停止する状態(リスニング/ラーニング状態と呼ぶ)のパケット交換装置がある場合、図6(c)は、停電しているパケット交換装置と、ブロッキング状態のパケット交換装置がある場合の図である。
図6において、ネットワークは、6台の第3のパケット交換装置17a〜17fと6台の端末装置13a〜13fで構成されている。
第3のパケット交換装置17の動作は、基本的に第1のパケット交換装置1あるいは第2のパケット交換装置14の動作と同じであるため、ここではその差のみについて説明する。
例えば、図1において、非停電から停電に切り替わったとき、電源部8は、電池部9から供給される電圧を基に第2の電源供給ライン11を用いてリング回線終端部6a、6bのみに電力を供給し、停電通知信号線12を用いてリング回線終端部6a、6bに停電であることを通知する。その際、リング回線終端部6a、6bは、リングポート3a、3bの出力を例えば1秒間の一定期間停止し、その後リング回線終端部6aとリング回線終端部6bとの間で直接パケットを中継する状態になり出力を再開する。
この結果、ネットワーク上にリング状に接続された他の第3のパケット交換装置17の迂回動作に関わる状態遷移が促される。
以上の動作を図6のネットワークの構成図を用いて説明する。
図6(a)〜図6(c)は、6台の第3のパケット交換装置17a〜fと6台の端末装置13a〜fで構成されたネットワーク構成図である。
ここでは、第3のパケット交換装置17が、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.1Dワーキンググループで規定された冗長経路の迂回方式規格であるSTP(Spanning Tree Protocol)に従って迂回する例を示す。STPでは、パケット交換装置が、お互いに制御パケットを送受信することにより、冗長経路を検出し、遮断する箇所を選出する。
図6(a)において、第3のパケット交換装置17a〜17fは、STPに従ってパケットの中継を停止する状態(ブロッキング状態)のポートを1箇所選出する。図6(a)では、第3のパケット交換装置17dの一方のリングポートがブロッキング状態に選出された例を示す。第3のパケット交換装置17a〜17fのその他のリングポートは、パケットを中継する状態(フォワーディング状態)である。
端末装置13aが送信した同報パケットは、図6(a)に示す太矢印の経路で端末装置13b〜13fに中継され、ネットワーク上を無限周回することはない。
図6(b)において、第3のパケット交換装置17dが停電した場合、第3のパケット交換装置17dは、2つのリングポートの出力を、例えば1秒間の一定期間停止する。第3のパケット交換装置17dの両端の第3のパケット交換装置17c、17eは、リングポートの入力停止を検出し、STPに従ってフォワーディング状態からパケットの中継を一時的に停止する状態(リスニングおよびラーニング状態)に遷移する。
例えば1秒間の一定期間経過後、第3のパケット交換装置17dは、リングポートの出力を再開する。第3のパケット交換装置17a〜17c、17e、17fは、STPに従って、新たなブロッキング状態となるポートを選出する。第3のパケット交換装置17c、17eは、それまでリスニングおよびラーニング状態を保持する。
端末装置13aが送信した同報パケットは、図6(b)に示す太矢印の経路で端末装置13b、13c、13e、13fに中継され、ネットワーク上を無限周回することはない。
図6(c)において、第3のパケット交換装置17eの一方のリングポートが新たなブロッキング状態に選出され、第3のパケット交換装置17cは、フォワーディング状態に遷移する。
端末装置13aが送信した同報パケットは、図6(c)に示す太矢印の経路で端末装置13b、13c、13e、13fに中継され、ネットワーク上を無限周回することはない。
実施の形態3によれば、以上のように、第3のパケット交換装置17dは、非停電から停電に切り替わったとき、リングポート3a、3bの出力を一定期間停止するため、他の第3のパケット交換装置17の迂回動作に関わる状態遷移を促し、ネットワーク上のパケットの無限周回を防ぐことができ、より信頼性の高いネットワークを構築できる。
実施の形態4.
実施の形態4における第4のパケット交換装置の内部構成は、図1の第1のパケット交換装置1の内部ブロック図、または図5の第2のパケット交換装置14の内部ブロック図と同一である。
図7は、この発明の実施の形態4によるパケット交換装置を含むネットワーク構成を示す構成図である。
図7において、このネットワークは、第3のパケット交換装置18a〜18nとそれぞれに接続された端末装置13a〜13nとによって構成されている。図7では、パケット交換装置18nに接続された試験ツール19は、任意の第4のパケット交換装置18a〜18nに対し、停電時の動作を模擬させる指示を行う。
図8は、この発明の実施の形態4による試験ツールの動作を示すフローチャートである。
図9は、この発明の実施の形態4によるパケット交換装置の動作を示すフローチャートである。
第4のパケット交換装置18の動作は、基本的に第1のパケット交換装置1あるいは第2のパケット交換装置14の動作と同じであるため、ここではその差のみについて説明する。
図7では、第4のパケット交換装置18が、IEEE802.17ワーキンググループで規定された冗長経路の迂回方式規格であるRPR(Resilient Packet Ring)の手順に従って迂回する例を示す。RPRでは、パケット交換装置がお互いに制御パケットを送受信することにより、全てのパケット交換装置の接続順序を常に把握する。
障害を検出したパケット交換装置は他のパケット交換装置に障害位置を通知する。パケット交換装置が支線ポートからリングポートにパケットを中継する際、把握しているパケット交換装置の接続順序と通知された障害位置を基に、右回りの経路と左回りの経路のうち宛先パケット交換装置まで到達可能なリングポートを選択し中継する。
図7において、試験ツール19は、任意の第4のパケット交換装置18a〜18nに対し、停電時の動作を模擬させる。ここでは、試験ツール19は、第4のパケット交換装置18nに接続され、遠方の第4のパケット交換装置18bに対し、停電時の動作を模擬させる例を示す。
この停電時の動作を模擬について、図8及び図9により説明を行う。
先ず、試験ツール19は、第4のパケット交換装置18a〜18nのいずれかに対し、パケット交換装置の接続順序を問い合わせる(図8のステップS1)。次いで、試験ツール19は、第4のパケット交換装置18bに対し、停電時動作の模擬を指示する(図8のステップS2)。
次いで、第4のパケット交換装置18bは、停電時動作の模擬を受け付ける(図9のステップS11)。第4のパケット交換装置18bは、2つのリング回線終端部間で直接パケットを中継する状態に移行し(図9のステップS12)、例えば1分間の一定期間その状態を保持する(図9のステップS13)。
次いで、試験ツール19は、第4のパケット交換装置18a、18c〜18nのいずれかに対し、パケット交換装置の接続順序を問い合わせ(図8のステップS3)、図8のステップS1で確認した接続順序から第4のパケット交換装置18bが離脱していることを確認し、1分間待機する(図8のステップS4)。離脱していなければ試験結果はNGである。
第4のパケット交換装置18bは、1分後、自律的に2つのリング回線終端部をパケット交換部を経由してパケットを中継する状態に移行する(図9のステップS14)。
試験ツール19は、第4のパケット交換装置18a〜18nのいずれかに対し、パケット交換装置の接続順序を問い合わせ(図8のステップS5)、図8のステップS1で確認した接続順序と同一であることを確認する。同一であれば、試験結果はOK、異なれば試験結果はNGである。
実施の形態4によれば、以上のように、試験ツール19から遠方の第4のパケット交換装置18に停電時動作の模擬を指示でき、ネットワーク設置時や定期点検時に停電時動作の確認試験を容易化でき、試験費用を削減できる。
実施の形態5.
図10は、この発明の実施の形態5によるパケット交換装置の内部を示すブロック図である。
図10において、2a〜2n、3a、3b、4、5a〜5n、6a、6b、7、8、10〜12は図1におけるものと同一のものである。図10では、第5のパケット交換装置20は、図1の電池部9に代えて蓄電池部21を有している。
図10の構成の第5のパケット交換装置20は、非停電時、電源部8が蓄電池部21を充電し、停電時、逆に蓄電池部21が電源部8に放電する。
実施の形態5によれば、以上のように、第5のパケット交換装置20では、電池部を充電可能な蓄電池としたため、停電と非停電を繰り返しても実施の形態1〜実施の形態4に示す効果を継続して得られる。
なお、本発明は、実施の形態1〜実施の形態5の構成のみに限定されるものではなく、例えば、実施の形態1〜実施の形態5の各構成を適時組み合わせることもでき、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各種の変形を加えることが可能である。
この発明の実施の形態1によるパケット交換装置の内部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるパケット交換装置を含むネットワーク構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるパケット交換装置の非停電時のパケット中継経路を示す図である。 この発明の実施の形態1によるパケット交換装置の停電時のパケット中継経路を示す図である。 この発明の実施の形態2によるパケット交換装置の内部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3によるパケット交換装置を含むネットワーク構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるパケット交換装置を含むネットワーク構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による試験ツールの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4によるパケット交換装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5によるパケット交換装置の内部を示すブロック図である。
符号の説明
1 第1のパケット交換装置
2 支線ポート
3 リングポート
4 外部電源端子
5 支線回線終端部
6 リング回線終端部
7 パケット交換部
8 電源部
9 電池部
10 第1の電源供給ライン
11 第2の電源供給ライン
12 停電通知信号線
13 端末装置
14 第2のパケット交換装置
15 プロセッサ部
16 プロセッサバス
17 第3のパケット交換装置
18 第4のパケット交換装置
19 試験ツール
20 第5のパケット交換装置
21 蓄電池部

Claims (5)

  1. 支線回線に接続される支線ポート及びリング回線に接続される2つのリングポートを有し、上記リングポートを介して上記リング回線に接続されることによりリング状のネットワークを構成するパケット交換装置において、
    上記支線ポートに接続される支線回線終端部、2つの上記リングポートに各別に接続され、互いに直接に接続可能な2つのリング回線終端部、上記支線回線終端部と上記リング回線終端部と接続され、上記支線ポートまたは上記リングポートを介して入力されるパケットを中継するパケット交換部、上記支線回線終端部と上記リング回線終端部と上記パケット交換部に電力を供給する電源部、及びこの電源部に接続され、停電時には上記電源部に電力を供給する電池部を備え、
    上記リング回線終端部には停電かどうかが通知され、非停電時には、上記電源部からの電力を上記支線回線終端部と上記リング回線終端部と上記パケット交換部に供給して、上記パケット交換部を介して上記パケットを中継するとともに、停電時には、上記電池部から上記電源部に供給される電力を2つの上記リング回線終端部に供給して、2つの上記リング回線終端部の間で直接パケットを中継することを特徴とするパケット交換装置。
  2. 上記支線回線終端部と上記リング回線終端部と上記パケット交換部を制御するプロセッサ部を備え、
    2つの上記リング回線終端部は、上記非停電時から上記停電時への切替えまたは上記停電時から上記非停電時への切替えに際しては、2つの上記リング回線終端部の間で直接パケットを中継する状態である初期状態にされるとともに、
    上記プロセッサ部は、上記停電時から上記非停電時への切替えに際しては、上記パケット交換部を介して上記パケットを中継する状態になるように上記支線回線終端部と上記リング回線終端部と上記パケット交換部を制御することを特徴とする請求項1記載のパケット交換装置。
  3. 2つの上記リング回線終端部は、上記非停電時から上記停電時への切替えに際して、上記リングポートへの出力を所定期間停止することを特徴とする請求項1または請求項2記載のパケット交換装置。
  4. 他のパケット交換装置の支線ポートに接続された試験ツールから、停電時の動作を模擬する指示を受けた場合は、所定期間の間は停電時の動作をし、その後非停電時の動作に戻ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のパケット交換装置。
  5. 上記電源部は、非停電時に上記電池部を充電することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパケット交換装置。
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