JP2009110787A - 照明装置及びその製造方法 - Google Patents
照明装置及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009110787A JP2009110787A JP2007281303A JP2007281303A JP2009110787A JP 2009110787 A JP2009110787 A JP 2009110787A JP 2007281303 A JP2007281303 A JP 2007281303A JP 2007281303 A JP2007281303 A JP 2007281303A JP 2009110787 A JP2009110787 A JP 2009110787A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- led
- housing
- lens
- light
- condenser lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
【課題】所定の照明位置の光量を効果的に向上することのできる照明装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】各LED10の発光素子11の発光面11aからそれぞれ放射状に発光する光を第1凸レンズ面20a及び第2凸レンズ面20bによって所定の照明位置ARに向かって集光することができ、前記距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射された光を各集光レンズ20によって効率良く集光することができるので、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上で極めて有利である。
【選択図】図1
【解決手段】各LED10の発光素子11の発光面11aからそれぞれ放射状に発光する光を第1凸レンズ面20a及び第2凸レンズ面20bによって所定の照明位置ARに向かって集光することができ、前記距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射された光を各集光レンズ20によって効率良く集光することができるので、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上で極めて有利である。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば製品の外観検査に用いる照明装置及びその製造方法に関するものである。
一般に、この種の照明装置としては、複数のLED(発光ダイオード)と、各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、各LEDから照射された光を所定の照明位置の近傍まで導く複数の光ファイバーとを備え、各光ファイバーの先端を照明位置に向けて配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−3919号公報
ところで、例えば製品の外観検査に用いられる照明装置では、連続的に製造される製品を所定の照明位置で照明しながら、前記所定の照明位置を通過する製品をカメラで連続的に撮像し、カメラの画像データに基づいて製品の良否を判定している。また、近年では、外観検査の精度向上や速度向上が求められているので、前記所定の照明位置の光量を向上することが求められている。
しかしながら、前記照明装置では、光ファイバー内において光が複数回に亘って反射を繰り返した後、光ファイバーの先端から所定の照明位置に向かって光が照射されるので、光ファイバーの先端から出る光が拡散光となり、所定の照明位置の光量を効果的に向上することができないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所定の照明位置の光量を効果的に向上することのできる照明装置及びその製造方法を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、所定の照明位置を照明する照明装置において、前記所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、各LEDから照射される光を前記所定の照明位置にそれぞれ集光させる複数の集光レンズとを備え、各集光レンズに、LED側を臨むように配置されるとともにLED側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面と、所定の照明位置側を臨むように配置されるとともに所定の照明位置側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面とを設け、各LEDにおける発光素子の発光面と各集光レンズの中心部との距離が各集光レンズの焦点距離に対して0.5倍以上3倍以下になるように構成している。
これにより、所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、各LEDから照射される光を所定の照明位置にそれぞれ集光させる複数の集光レンズとを備え、各集光レンズにLED素子側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面と所定の照明位置側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面とを設けていることから、各LEDの発光素子の発光面から放射状に発光する光が第1凸レンズ面及び第2凸レンズ面によって所定の照明位置側に向かって集光する。また、各LEDにおける発光素子の発光面と各集光レンズの中心部との距離が各集光レンズの焦点距離に対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LEDから照射された光を各集光レンズによって効率良く集光できることを、出願人は経験から得ることができた。
また、本発明は、所定の照明位置を照明する照明装置において、前記所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、各LEDから照射される光を略平行光にして前記所定の照明位置にそれぞれ集光させる複数のコリメータレンズとを備えている。
これにより、所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、各LEDから照射される光を略平行光にして所定の照明位置にそれぞれ集光させるコリメータレンズとを備えていることから、各LEDの発光素子の発光面から放射状に発光する光が各コリメータレンズによってそれぞれ所定の照明位置側に向かって集光する。
また、本発明は、所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、LED側を臨むように配置されてLED側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面を有するとともに、所定の照明位置側を臨むように配置されて所定の照明位置側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面を有する複数の集光レンズと、各LEDが取付けられたハウジングと、各LEDにそれぞれ対応するようにハウジングに設けられるとともに、それぞれ各LEDの光の照射方向に延びるように設けられ、それぞれ集光レンズを各LEDの光の照射方向に移動可能に収容する複数のガイド部と、各ガイド部内に突出可能に設けられ、ガイド部内に突出することにより集光レンズをガイド部内で固定する固定部材とを備えた照明装置の製造方法であって、各固定部材が各ガイド部内に突出していない状態で、各ガイド部内に各集光レンズを収容するとともに各集光レンズを各LEDにおける透光性の保護部材に当接させた後、各固定部材を各ガイド部内に突出させて各集光レンズを各ガイド部内で固定するようにしている。
これにより、この製造方法によって製造される照明装置は、所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、LED側を臨むように配置されてLED側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面を有するとともに、所定の照明位置側を臨むように配置されて所定の照明位置側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面を有する複数の集光レンズとを備えていることから、各LEDの発光素子の発光面から放射状に発光する光が第1凸レンズ面及び第2凸レンズ面によって所定の照明位置側に向かって集光する。また、各集光レンズが各LEDにおける透光性の保護部材に当接している状態で固定されることから、各LEDにおける発光素子の発光面と各集光レンズの中心部との距離が各LEDの保護部材の形状に応じて定まり、各LEDを保護部材の形状を考慮して選定することにより、各LEDにおける発光素子の発光面と各集光レンズの中心部との距離を各集光レンズの焦点距離に対して0.5倍以上3倍以下にすることができる。
本発明によれば、各LEDの発光素子の発光面から放射状に発光する光を所定の照明位置側に向かってそれぞれ集光することができるので、所定の照明位置の光量を効果的に向上する上で極めて有利である。
図1乃至図9は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は照明装置の側面断面図、図2は照明装置を下方から見た場合の各LED及び各集光レンズの配置を示す図、図3は照明装置の要部側面断面図、図4は集光レンズの焦点距離を示す図、図5は各集光レンズが取付けられる前の照明装置の側面断面図、図6は各集光レンズが取付けられた照明装置の側面断面図、図7は集光レンズによる光の集光状態を示す図、図8は照明装置の動作説明図、図9はLEDの指向特性の一例を示す図である。尚、本実施形態の文章中における方向の説明は図1に示した上下方向に準ずる。
この照明装置は、複数のLED(発光ダイオード)10と、各LED10にそれぞれ対応するように設けられた複数の集光レンズ20と、各LED10及び各集光レンズ20を支持するハウジング30とを備えている。
各LED10は、発光面11aを有する発光素子11と、発光素子11を覆うように設けられた透光性の保護部材12とを有する。各LED10は例えばパワーLEDと称される周知の高輝度タイプのLEDである。保護部材12は半球状に形成され、例えば透明な樹脂材料から成る。各LED10はそれぞれ基板13上にハンダ付け等により実装されている。
各集光レンズ20はアクリルから成り、所定の半径Rを有する球状に形成されている。即ち、各集光レンズ20は周知のボールレンズである。アクリルの屈折率は1.49であることから、各集光レンズ20の焦点距離FLは集光レンズ20の半径Rの1.52倍である1.52Rとなる。ここで、焦点距離FLとは、集光レンズ20に平行光を入射した場合の集光レンズ20の中心部Gから光の結像点FPまでの距離である(図4参照)。尚、集光レンズ20は屈折率が1.46程度のレンズ用材料から構成することも可能であり、屈折率が2以上のレンズ用材料から構成することも可能である。
ハウジング30は、各LED10が取付けられた第1ハウジング31と、各集光レンズ20が取付けられた第2ハウジング32とを有する。
第1ハウジング31はアルミニウムから成り、中央部に孔31aが設けられた円板状に形成されている。第1ハウジング31の下面には互いに周方向に間隔をおいて複数のアルミニウム製の台座31bが設けられ、各台座31bの下面は第1ハウジング31の中心軸を臨むように傾斜しており、台座31bの下面にはそれぞれ基板13が取付けられている。各基板13にはそれぞれLED10が実装され、各基板13がボルト等の取付部材31cによって各台座31bの下面に押付けられることにより、各基板13が各台座31bの下面に取付けられている。これにより、各LED10がハウジング30の周方向に1列に並ぶように配置される。また、各基板13が各台座31bに取付けられると、各LED10は光軸LAが斜め下方向且つ第1ハウジング31の中心軸方向に向かうように配置される。また、各LED10の光軸が交わる位置の近傍にこの照明装置が光を照射する所定の照明位置ARが形成される(図1参照)。第1ハウジング31の下面の外周面側には下方に向かって延びる延設部31dが設けられ、延設部31dの内周面にはネジ部31eが設けられている。
第2ハウジング32はアルミニウムから成り、中央部に孔32aが設けられた円板状に形成されている。第2ハウジング32は中央側が上方に向かって斜めに傾斜しており、その傾斜している部分に互いに周方向に間隔をおいて複数のガイド部としての貫通孔32bが設けられている。各貫通孔32bの内径は集光レンズ20の直径よりもわずかに大きく形成され、各貫通孔32b内にそれぞれ集光レンズ20が収容されるようになっている。第2ハウジング32の内周面には複数のネジ孔32cが開口しており、各ネジ孔32cはそれぞれ各貫通孔32b内にも開口しており、各ネジ孔32c内にはそれぞれ固定部材としてのネジ33が設けられている。即ち、各ネジ33は各貫通孔32b内に突出可能に設けられている。第2ハウジング32の上面の外周面側には上方に向かって延びる延設部32dが設けられ、延設部32dの外周面にはネジ部32eが設けられている。第2ハウジング32のネジ部32eが第1ハウジング31のネジ部31eに螺合することにより、第2ハウジング32が第1ハウジング31にその軸方向に位置を変更可能に取付けられている。
ここで、第2ハウジング32に各集光レンズ20を取付ける方法について説明する。先ず、各LED10が取付けられた第1ハウジング31を下面が上方を向くように配置するとともに、第1ハウジング31に第2ハウジング32を取付ける。ここで、第2ハウジング32の各貫通孔32bは第1ハウジング31の各LED10にそれぞれ対応するように設けられ、各貫通孔32bは各LED10の光軸LAの方向に延びるように形成されている。続いて、図5に示すように、各貫通孔32b内に各ネジ33が突出していない状態で、各貫通孔32b内にそれぞれ集光レンズ20を収容する。これにより、各集光レンズ20が自重によって各貫通孔32b内を各LED10に向かって移動するとともに、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12に当接する。この状態で各ネジ33を各貫通孔32b内に突出させ、各集光レンズ20を各貫通孔32b内で固定する。これにより、各集光レンズ20が各LED10にそれぞれ対応するように配置され、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12と確実に接触するように固定される。各集光レンズ20と各LED10とが接触した状態で、各集光レンズ20の中心部Gと各LED10の発光素子11の発光面11aとの距離Lは例えば集光レンズ20の半径Rの1.5倍である1.5Rとなる(図3参照)。また、集光レンズ20の一部により、LED10側を臨むように配置されるとともにLED10側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面20aが構成され、集光レンズ20の他の一部により、所定の照明位置AR側を臨むように配置されるとともに所定の照明位置AR側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面20bが構成されている。
第1ハウジング31の上面の内周面側には上方に向かって延びる延設部31fが設けられ、延設部31fの上端には円板状のプレート34が固定されている。プレート34の中央部には第1ハウジング31と同様に孔34aが設けられている。プレート34の外周面には円板状に形成された第3ハウジング35が取付けられ、第3ハウジング35にも第1ハウジング31と同様に孔35aが設けられている。また、第3ハウジング35の下面とプレート34の上面との間には所定の隙間が設けられている。プレート34の下面には複数の冷却手段としての送風機36が取付けられ、プレート34における各送風機36に対応する位置には貫通孔34bが設けられている。即ち、各送風機36は第1ハウジング31の上方に配置され、各送風機36は第1ハウジング31に向かって送風可能である。
以上のように構成された照明装置において、各LED10の発光素子11の発光面11aが発光すると、その光は各集光レンズ20を介して所定の照明位置AR側に照射される。
ここで、各LED10は所定の照明位置AR側に向かって光を照射するように設けられている。また、各集光レンズ20は各LED10にそれぞれ対応するように設けられ、各集光レンズ20にはLED10側に球状凸面を成す第1凸レンズ面20aと所定の照明位置AR側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面20bとが設けられ、各LED10の発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLとほぼ等しくなるように構成されている。このため、各LED10の発光素子11の発光面11aからそれぞれ放射状に発光する光が第1凸レンズ面20a及び第2凸レンズ面20bによって所定の照明位置AR側に向かって集光する。ここで、各発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLとほぼ等しいことから、各LED10から各集光レンズ20に照射された光は略平行光となって所定の照明位置ARに集光する。尚、前記距離Lが大きくなると、図7(a)に示すように、LED10から集光レンズ20に照射される光の量が少なくなるとともに、集光レンズ20を通過した光が収束する。また、例えばLED10の保護部材12が小さくなることにより前記距離Lが小さくなると、図7(b)に示すように、LED10から集光レンズ20に照射される光の量が多くなるとともに、集光レンズ20を通過した光が平行光よりも少し拡がる光となって集光する。ここで、前記距離Lが集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射される光を前記所定の照明位置ARに効率良く集光できることを、出願人は経験より得ることができた。尚、前記距離Lが集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上2倍以下であれば、各LED10から照射される光を前記所定の照明位置ARにより効率良く集光することができる。
このように、本実施形態によれば、各LED10の発光素子11の発光面11aからそれぞれ放射状に発光する光を第1凸レンズ面20a及び第2凸レンズ面20bによって所定の照明位置ARに向かって集光することができ、前記距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射された光を各集光レンズ20によって効率良く集光することができるので、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上で極めて有利である。
また、各集光レンズ20が安価なボールレンズから成り、さらに、ボールレンズはレンズの光軸が決められておらず、組立作業を容易に行うことができるので、製造コストの低減を図る上で極めて有利である。
また、各ネジ33が各貫通孔32b内に突出していない状態で、各貫通孔32b内に各集光レンズ20を収容するとともに、各集光レンズ20を各LED10の保護部材12に当接させた後、各ネジ33を貫通孔32b内に突出させて各集光レンズ20を各貫通孔32b内で固定するようにした。これにより、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12と確実に接触するように固定される。ここで、各LED10の保護部材12は一定の形状を有しているので、各集光レンズ20と各発光素子11の発光面11aとの距離が確実に一定となり、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上でより有利である。尚、本実施形態では、各集光レンズ20の自重によって各集光レンズ20と各LED10とを当接させるものを示したが、各集光レンズ20の自重を利用せずに、各集光レンズ20を各LED10側に付勢して当接させる場合であっても、本実施形態と同様の結果を得ることが可能である。
また、各LED10にそれぞれ対応するように第2ハウジング32に設けられるとともに、それぞれ各LED10の光軸LAの方向に延びるように設けられることにより、各集光レンズ20を各LED10の光軸LAの方向に移動可能に収容する複数の貫通孔32bと、各貫通孔32b内に突出可能に設けられ、貫通孔32b内に突出することにより集光レンズ20を貫通孔32b内で固定するネジ33とを備えているので、各発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離を容易に調整することができる。例えば、各ネジ33が各貫通孔32b内に突出していない状態で、各LED10と各集光レンズ20との間にそれぞれ所定の厚さ寸法を有するスペーサを介在させるとともに、各集光レンズ20を各LED10側に付勢しながら、各ネジ33を各貫通孔32b内に突出させた後、スペーサを除去することにより、各LED10と各集光レンズ20との距離をスペーサの厚さ寸法に応じた距離にすることができる。尚、各貫通孔32bが各LED10の光軸LAと例えば20°程度ずれた方向に延びている場合でも、各貫通孔32bが各LED10の光の照射方向に延びるように設けられ、各貫通孔32bが各集光レンズ20を各LED10の光の照射方向に移動可能に収容しているなら、各貫通孔32bが各LED10の光軸LAの方向に延びるように形成されている場合と同様の作用効果を達成することができる。
また、ハウジング30は円板状に形成されている。さらに、各LED10がハウジング30の軸方向一方に向かって光を照射するとともに、各LED10がハウジング30の周方向に1列に並ぶように、各LED10がハウジング30に取付けられている。このため、ハウジング30の中心軸上に所定の照明位置ARがある場合、各集光レンズ20の直径を互いに等しくするとともに、各集光レンズ20と各発光素子11の発光面11aとの距離を一定にすることにより、各集光レンズ20による光の集光状態が互いに等しくなるとともに、各集光レンズ20と所定の照明位置ARとの距離が互いに等しくなる。即ち、各LED10から照射された光を同じように所定の照明位置ARに集光させることができ、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上でより有利である。また、所定の照明位置ARに検査対象物が配置される場合、検査対象物を全周に亘って照明することができるので、外観検査の精度向上や速度向上を図る上で極めて有利である。また、ハウジング30の中央部に孔31a,32a,34a,35aから成る観察用の孔が設けられているので、観察用の孔を介して所定の照明位置ARをカメラ等によって観察することが可能であり、外観検査を効率的に行う上で極めて有利である。
また、第1ハウジング31及び第2ハウジング32は円板状に形成され、第2ハウジング32は第1ハウジング31の軸方向に位置を変更可能に第1ハウジング31に取付けられている。また、各LED10が第1ハウジング31の軸方向一方に向かって光を照射するとともに、各LED10が第1ハウジング31の周方向に1列に並ぶように、各LED10が第1ハウジング31に取付けられ、第1ハウジング31に取付けられた各LED10にそれぞれ対応するように各集光レンズ20が第2ハウジング32に取付けられている。このため、図8に示すように、第2ハウジング32の位置を第1ハウジング31に対して軸方向に変更すると、各発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが変化し、各集光レンズ20が各LED10の光軸LAに対して第1ハウジング31の軸方向にずれるとともに、各集光レンズ20からの光が集光する集光位置が第1ハウジング31の軸方向に移動する。即ち、所定の照明位置ARの位置に応じて集光位置を調整することができ、外観検査時に集光位置の微調整を容易に行うことができる。
ここで、第2ハウジング32の位置を第1ハウジング31に対して軸方向に変更すると、各集光レンズ20が各LED10の光軸LAに対して第1ハウジング31の軸方向に移動するが、例えば各LED10が図9に示すような指向特性を有している場合は、各集光レンズ20が光軸LAから20°程度ずれた位置に配置されても、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する前記効果を達成することが可能である。
また、各LED10はそれぞれ基板13に実装され、第1ハウジング31は各基板13がそれぞれ取付けられる台座31bを有し、取付部材31cは各基板13を各台座31bに押付けて取付けるようになっており、第1ハウジング31は台座31bも含めてアルミニウムから形成されている。ここで、アルミニウムは熱伝導率が170kcal/m・h・℃以上の材料であることから、各LED10の熱が基板13及び各台座31bを介して効率良く第1ハウジング31の全体に広がるとともに、第1ハウジング31の表面から放熱されるので、各LED10の温度上昇を防止する上で極めて有利である。尚、第1ハウジング31及び各台座31bが150kcal/m・h・℃以上の熱伝導率を有する金属材料から形成されていれば、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
また、第1ハウジング31に向かって送風することにより第1ハウジング31を冷却する送風機36を設けたので、各LED10の温度上昇を防止する上でより有利である。
尚、本実施形態では、基板13の材質を特に限定していないが、基板13を周知のアルミ基板から構成することにより、各LED10の温度上昇をより効果的に防止することが可能となる。
また、本実施形態では、各LED10をハウジング30の周方向に1列に並ぶように設けたものを示した。これに対し、図10及び図11に示すように、各LED10をハウジング30の周方向に2列に並ぶように設けることも可能である。この場合、全てのLED10から照射される光が各集光レンズ20によって所定の照明位置ARに集光するように、各LED10の方向及び各集光レンズ20の位置を設定することも可能である(図10参照)。また、一方の列の各LED10から照射される光が各集光レンズ20によって第1の照明位置AR1に集光するとともに、他方の列の各LED10から照射される光が各集光レンズ20によって第2の照明位置AR2に集光するように、各LED10の方向及び各集光レンズ20の位置を設定することも可能である(図11参照)。また、各LED10をハウジング30の周方向に3列以上に並ぶように設けることも可能である。
尚、本実施形態では、第2ハウジング32に複数のガイド部としての貫通孔32bを設け、各貫通孔32bが各LED10の光軸LAの方向に延びるように設けられ、各貫通孔32bに各集光レンズ20が各LED10の光軸LAの方向に移動可能に収容されたものを示した。これに対し、第2ハウジング32に各貫通孔32bの代わりに複数のガイド部としての溝を設け、各溝を各LED10の光の照射方向に延びるように設けるとともに、各溝に各集光レンズ20を各LED10の光の照射方向に移動可能に収容することも可能であり、各貫通孔32bを設ける場合と同様の作用効果を達成することが可能である。
また、本実施形態では、第1ハウジング31と第2ハウジング32とが螺合しており、その螺合部によって第2ハウジング32が第1ハウジング31にその軸方向に位置を変更可能に取付けられたものを示した。これに対し、第2ハウジング32をエアーシリンダや機械式シリンダを介して第1ハウジング31に取付け、エアーシリンダや機械式シリンダによって第2ハウジング32の軸方向位置を変更することも可能である。また、他の機構を用いて第2ハウジング32の軸方向位置を変更することも可能である。
尚、本実施形態において、図12に示すように、各LED10と各集光レンズ20との間にそれぞれ反射部材14を設けることも可能である。この場合、各反射部材14は白色樹脂製のフィルム材や光沢のある金属フィルム等の周知の反射フィルムから成り、円筒形状に形成されている。また、各反射部材14は各LED10から照射される光のうち集光レンズ20の第1凸レンズ面20aよりも外側に向かって照射される光を第1凸レンズ面20a側に反射するようになっている。これにより、各LED10から照射される光をより効率的に所定の照明位置ARに集光することができ、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上でより有利である。また、各反射部材14を集光レンズ20側に向かって徐々に内径が大きくなる円筒形状に形成することも可能である。
また、本実施形態では、各貫通孔32bにそれぞれ1つのネジ33を設けたものを示した。これに対し、図13に示すように、各貫通孔32bにそれぞれ2つのネジ33を設け、2つのネジ33を互いに各LED10の光の照射方向に間隔をおいて配置することも可能である。これにより、集光レンズ20の各LED10に対する位置をより正確に調整することが可能となる。
尚、本実施形態では、各集光レンズ20が通常の滑らかな凸レンズ面20a,20bを有するものを示した。これに対し、各集光レンズ20の各凸レンズ面20a,20bの何れか一方または両方を粗面状に加工することも可能である。粗面状に加工する方法としては、フロスト加工等のように化学エッチングによるものが考えられる。これにより、各凸レンズ面20a,20bが滑らかな場合と比較し、各集光レンズ20を通過した光の強度が局部的に強くなることが防止される。また、各凸レンズ面20a,20bを粗面状に加工する代わりに、各LED10と各集光レンズ20との間に周知の拡散レンズを配置することも可能であり、各集光レンズ20と所定の照明位置ARとの間に周知の拡散レンズを配置することも可能であり、各凸レンズ面20a,20bを粗面状に加工する場合と同様の作用効果を達成することが可能である。
また、本実施形態では、各LED10の下方且つ第1ハウジング31の中心軸の近傍に各LED10の光が集光するようにしたものを示した。これに対し、図14(a)に示すように、各LED10の下方に各LED10の光をリング状に集光させることも可能であり、図14(b)に示すように、各LED10と同等の高さ位置且つ第1ハウジング31の中心軸の近傍に各LED10の光を集光させることも可能である。
尚、本実施形態では、ボールレンズから成る集光レンズ20を用いたものを示した。これに対し、図15に示すように、各集光レンズ20の代わりそれぞれ集光レンズ21を設け、各集光レンズ21を周知の両凸レンズから構成することも可能である。この場合、各集光レンズ21は、LED10側を臨むように配置されるとともにLED10側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面21aと、所定の照明位置AR側を臨むように配置されるとともに所定の照明位置AR側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面21bとを有する。また、各LED10の発光素子11の発光面11aと各集光レンズ21の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ21の焦点距離に対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射される光を所定の照明位置ARに効率良く集光することができ、ボールレンズから成る各集光レンズ20を用いる場合と同様の作用効果を達成することが可能である。尚、前記距離Lが集光レンズ21の焦点距離に対して0.5倍以上2倍以下であれば、各LED10から照射される光を前記所定の照明位置ARにより効率良く集光することができる。
また、本実施形態では、各集光レンズ20がボールレンズから成るものを示したが、各集光レンズ20に二面幅加工を施し、ネジ33による固定を容易にすることも可能である。さらに、各集光レンズ20の各凸レンズ面20a,20b以外の部分を円柱形状に形成し、ネジ33による固定を容易にすることも可能である。
尚、本実施形態では、各LED10がパワーLEDから成るものを示した。これに対し、各LED10をチップ型LEDや砲弾型LEDから構成することも可能である。この場合でも、各LED10の発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射される光を所定の照明位置ARに効率良く集光することができ、各LED10がパワーLEDから成る場合と同様の作用効果を達成することが可能である。尚、この場合でも、前記距離Lが集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上2倍以下であれば、各LED10から照射される光を前記所定の照明位置ARにより効率良く集光することができる。
また、本実施形態では、各LED10から各集光レンズ20の第1凸レンズ面20aに光が直接照射されるようにしたものを示した。これに対し、図16に示すように、各集光レンズ20との間にそれぞれ凸レンズ22を設けることも可能である。この場合、各凸レンズ22は各LED10の光を各集光レンズ20側に集光させるために設けられている。この場合でも、各LED10発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射される光を所定の照明位置ARに効率良く集光することができる。
また、本実施形態では、ボールレンズから成る集光レンズ20を用いたものを示した。これに対し、図17に示すように、各集光レンズ20の代わりにそれぞれ集光レンズ23を設け、各集光レンズ23を片凸レンズから構成することも可能である。この場合、ボールレンズから成る各集光レンズ20を用いる場合と比較し、各集光レンズ23を通過した光が平行光よりも拡がる光となるので、照明する範囲が広い場合に有効である。
尚、本実施形態では、ボールレンズから成る集光レンズ20を用いたものを示した。これに対し、図18に示すように、各集光レンズ20の代わりにそれぞれ周知のコリメータレンズ24を設けることも可能である。この場合、各コリメータレンズ24のLED10側には入光レンズ面を構成する凹状部24aが設けられ、凹状部24a内にLED10の保護部材12の少なくとも一部が配置されるようになっている。各コリメータレンズ24は各LED10から照射された光を略平行光にして所定の照明位置ARにそれぞれ集光させるようになっている。従って、各LED10の発光素子11の発光面11aから放射状に発光する光を各コリメータレンズ24によって所定の照明位置AR側に向かってそれぞれ集光することができ、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上で極めて有利である。
図19乃至図21は本発明の第2実施形態を示すもので、図19は照明装置の側面断面図、図20は照明装置の側面図、図21は図19におけるA−A線断面図である。尚、第1実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。また、本実施形態の文章中における方向の説明は図19及び図21に示したX軸方向及びY軸方向に準ずる。
この照明装置は、複数のLED10と、各LED10にそれぞれ対応するように設けられた複数の集光レンズ20と、各LED10及び各集光レンズ20を支持するハウジング40とを備えている。各LED10及び各集光レンズ20の構成は第1実施形態と同等である。
ハウジング40は、各LED10が取付けられた第1アーチ状部材41と、各集光レンズ20が取付けられた第2アーチ状部材42と、各アーチ状部材41,42を覆うように形成されたハウジング本体43とを備えている。
第1アーチ状部材41及び第2アーチ状部材42はアルミニウムから成り、X軸方向に延びる中心軸まわりに半円弧状に延びる板状部材から成る。また、第2アーチ状部材42は第1アーチ状部材41の内側面に沿って延びるように形成され、第2アーチ状部材42の外側面と第1アーチ状部材41の内側面との間には所定の隙間が設けられている。このように、ハウジング40は第2アーチ状部材42の内側面によって形成されるアーチ状の内側面40aを有している。第1アーチ状部材41の内側面には互いに間隔をおいて平面状の取付面41aが設けられ、各LED10が取付けられた基板13はそれぞれ各取付面41aに取付けられている。各基板13がボルト等の取付部材41bによって各取付面41aに押付けられることにより、各基板13が各取付面41aに取付けられている。また、各LED10が前記アーチ状の内側面40aの臨む方向に向かって光を照射するとともに、各LED10が前記アーチ状の内側面40aの延びる方向に1列に並ぶように、各LED10がハウジング40の第1アーチ状部材41に取付けられている。また、ハウジング40のアーチ状の内側面40aによって囲まれた空間内には外観検査の対象である例えば板状部材Wの端部が配置されるようになっている。即ち、板状部材Wの端部が所定の照明位置ARに該当する。
第2アーチ状部材42には第1アーチ状部材41の各LED10に対応する位置にそれぞれ貫通孔42aが設けられている。各貫通孔42aの内径は集光レンズ20の直径よりもわずかに大きく形成され、各貫通孔42a内にそれぞれ集光レンズ20が収容されるようになっている。ハウジング40のX軸方向の一端面には複数のネジ孔40bが開口しており、各ネジ孔40bはそれぞれ各貫通孔42a内にも開口しており、各ネジ孔40b内にはそれぞれ固定部材としてのネジ44が設けられている。即ち、各ネジ44は各貫通孔42a内に突出可能に設けられている。
ハウジング本体43はアルミニウムから成り、第1アーチ状部材41及び第2アーチ状部材42の外側面を覆うように形成されるとともに、第2アーチ状部材42の内側面よりも内側には突出しないように形成されている。ハウジング本体43には複数の通気孔43aが設けられ、一部の通気孔43に対応する位置に冷却手段としての複数の送風機45が設けられている。各送風機45は第1アーチ状部材45に向かって送風可能である。
ここで、第2アーチ状部材42に各集光レンズ20を取付ける方法について説明する。先ず、各LED10が第1アーチ状部材41に取付けられている状態で、各アーチ状部材41,42の内側面が上方を臨むようにハウジング40を配置する。ここで、第2アーチ状部材42の各貫通孔42aは各LED10の光軸LAの方向に延びるように形成されている。続いて、各貫通孔42a内に各ネジ44が突出していない状態で、各貫通孔42a内にそれぞれ集光レンズ20を収容する。これにより、各集光レンズ20が自重によって各貫通孔42a内を各LED10に向かって移動するとともに、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12に当接する。この状態で各ネジ44を各貫通孔42a内に突出させ、各集光レンズ20を各貫通孔42a内で固定する。これにより、各集光レンズ20が各LED10にそれぞれ対応するように配置され、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12と確実に接触するように固定される。各集光レンズ20と各LED10とが接触した状態で、各集光レンズ20の中心部Gと各LED10の発光素子11の発光面11aとの距離Lは例えば集光レンズ20の半径Rの1.5倍である1.5Rとなる(図19参照)。また、集光レンズ20の一部により、LED10側を臨むように配置されるとともにLED10側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面20aが構成され、集光レンズ20の他の一部により、所定の照明位置ARを臨むように配置されるとともに所定の照明位置AR側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面20bが構成されている。
以上のように構成された照明装置において、各LED10の発光素子11の発光面11aが発光すると、その光は各集光レンズ20を介して所定の照明位置AR側に照射される。
ここで、各LED10は所定の照明位置AR側に向かって光を照射するように設けられている。また、各集光レンズ20は各LED10にそれぞれ対応するように設けられ、各集光レンズ20にはLED10側に球状凸面を成す第1凸レンズ面20aと所定の照明位置AR側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面20bとが設けられ、各LED10の発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLとほぼ等しくなるように構成されている。このため、各LED10の発光素子11の発光面11aからそれぞれ放射状に発光する光が第1凸レンズ面20a及び第2凸レンズ面20bによって所定の照明位置AR側に向かって集光する。ここで、各発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLとほぼ等しいことから、各LED10から各集光レンズ20に照射された光は略平行光となって所定の照明位置ARに集光する。尚、前記距離Lが集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射される光を前記所定の照明位置ARに効率良く集光できることを、出願人は経験より得ることができた。尚、前記距離Lが集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上2倍以下であれば、各LED10から照射される光を前記所定の照明位置ARにより効率良く集光することができる。
このように、本実施形態によれば、各LED10の発光素子11の発光面11aからそれぞれ放射状に発光する光を第1凸レンズ面20a及び第2凸レンズ面20bによって所定の照明位置ARに向かって集光することができ、前記距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射された光を各集光レンズ20によって効率良く集光することができるので、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上で極めて有利である。
また、各集光レンズ20が安価なボールレンズから成り、さらに、ボールレンズはレンズの光軸が決められておらず、組立作業を容易に行うことができるので、製造コストの低減を図る上で極めて有利である。
また、各ネジ44が各貫通孔42a内に突出していない状態で、各貫通孔42a内に各集光レンズ20を収容するとともに、各集光レンズ20を各LED10の保護部材12に当接させた後、各ネジ44を貫通孔42a内に突出させて各集光レンズ20を各貫通孔42a内で固定するようにした。これにより、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12と確実に接触するように固定される。ここで、各LED10の保護部材12は一定の形状を有しているので、各集光レンズ20と各発光素子11の発光面11aとの距離が確実に一定となり、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上でより有利である。尚、本実施形態では、各集光レンズ20の自重によって各集光レンズ20と各LED10とを当接させるものを示したが、各集光レンズ20の自重を利用せずに、各集光レンズ20を各LED10側に付勢して当接させる場合であっても、本実施形態と同様の結果を得ることが可能である。
また、各LED10にそれぞれ対応するように設けられるとともに、それぞれ各LED10の光軸LAの方向に延びるように設けられることにより、各集光レンズ20を各LED10の光軸LAの方向に移動可能に収容する複数の貫通孔42aと、各貫通孔42a内に突出可能に設けられ、貫通孔42a内に突出することにより集光レンズ20を貫通孔42a内で固定するネジ44とを備えているので、各発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lを容易に調整することができる。尚、各貫通孔42aが各LED10の光軸LAと例えば20°程度ずれた方向に延びている場合でも、各貫通孔42aが各LED10の光の照射方向に延びるように設けられることにより、各貫通孔42aが各集光レンズ20を各LED10の光の照射方向に移動可能に収容しているなら、各貫通孔42aが各LED10の光軸LAの方向に延びるように形成されている場合と同様の作用効果を達成することができる。
また、ハウジング40はアーチ状に形成された内側面40aを有する。さらに、各LED10が前記アーチ状の内側面40aの臨む方向に向かって光を照射するとともに、各LED10が前記アーチ状の内側面40aの延びる方向に1列に並ぶように、各LED10がハウジング40に取付けられているので、前記アーチ状の内側面40a内に外観検査の対象である長尺状の板状部材Wの端部が配置され、板状部材WをX軸方向に移動しながら、板状部材Wの端部を例えばカメラで連続的に撮像する際に、板状部材Wの端部の全体に光を照射することができ、且つ、各LED10及び各集光レンズ20が板状部材Wの移動を妨げることがないので、外観検査の精度向上や速度向上を図る上で極めて有利である。尚、図22に示すように、ハウジング40の各アーチ状部材41,42及びハウジング本体43にそれぞれY軸方向に貫通する孔41c,42b,43bを設け、各孔41c,42b,43bを介して板状部材Wの端部をカメラ等によって観察することも可能である。
また、各LED10はそれぞれ基板13に実装され、取付部材41bは各基板13をハウジング40の第1アーチ状部材41の内側面に押付けて取付けるようになっており、ハウジング40はアルミニウムから形成されているので、各LED10の熱が基板13を介してハウジング40の全体に広がるとともに、ハウジング40の表面から放熱されるので、各LED10の温度上昇を防止する上で極めて有利である。尚、ハウジング40が150kcal/m・h・℃以上の熱伝導率を有する金属材料から形成されていれば、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
また、ハウジング40の第1アーチ状部材41に向かって送風することにより第1アーチ状部材41を冷却する送風機45を設けたので、各LED10の温度上昇を防止する上でより有利である。
尚、本実施形態では、各LED10がハウジング40のアーチ状の内側面40aの延びる方向に1列に並ぶように、各LED10をハウジング40に取付けたものを示した。これに対し、各LED10がハウジング40のアーチ状の内側面40aの延びる方向に複数列に並ぶように、各LED10をハウジング40に取付けることも可能である。
また、本実施形態では、第2アーチ状部材42に複数のガイド部としての貫通孔42aを設け、各貫通孔42aが各LED10の光軸LAの方向に延びるように設けられ、各貫通孔42aに各集光レンズ20が各LED10の光軸LAの方向に移動可能に収容されたものを示した。これに対し、第2アーチ状部材42に各貫通孔42aの代わりに複数のガイド部としての溝を設け、各溝を各LED10の光の照射方向に延びるように設けるとともに、各溝に各集光レンズ20を各LED10の光の照射方向に移動可能に収容することも可能であり、各貫通孔42aを設ける場合と同様の作用効果を達成することが可能である。
尚、本実施形態では、第1アーチ状部材41及び第2アーチ状部材42が半円弧状に延びる板状部材から成り、ハウジング40が円弧アーチ状の内側面40aを有するものを示した。これに対し、図23に示すように、ハウジング40の代わりに矩形アーチ状の内側面50aを有するハウジング50を設け、各LED10がハウジング50のアーチ状の内側面50aの臨む方向に向かって光を照射するとともに、各LED10がハウジング50のアーチ状の内側面50aの延びる方向に1列に並ぶように、各LED10をハウジング50に取付けることも可能であり、円弧アーチ状の内側面40aを有するハウジング40を設ける場合と同様の作用効果を達成することができる。
また、第1実施形態と同様に、基板13をアルミ基板から構成することも可能であり、各LED10と各集光レンズ20との間にそれぞれ反射部材14(図12参照)を設けることも可能であり、各貫通孔42aにそれぞれ2つのネジ44を設けることも可能であり、各集光レンズ20の各凸レンズ面20a,20bの何れか一方または両方を粗面状に加工することも可能であり、各LED10と各集光レンズ20との間に周知の拡散レンズを配置することも可能であり、各集光レンズ20と所定の照明位置ARとの間に周知の拡散レンズを配置することも可能であり、各集光レンズ20の代わりに周知の両凸レンズから成る集光レンズ21(図15参照)を設けることも可能であり、各集光レンズ20に二面幅加工を施すことも可能であり、各LED10をチップ型LEDや砲弾型LEDから構成することも可能であり、各LED10と各集光レンズ20との間にそれぞれ凸レンズ22(図16参照)を設けることも可能であり、各集光レンズ20の代わりにそれぞれ周知のコリメータレンズ24(図18参照)を設けることも可能である。また、これらの場合の作用効果は第1実施形態と同様である。
図24乃至図25は本発明の第3実施形態を示すもので、図24は照明装置の側面断面図、図25は照明装置の底面図である。尚、第1実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。また、本実施形態の文章中における方向の説明は図24に示した上下方向に準ずる。
この照明装置は、複数のLED10と、各LED10にそれぞれ対応するように設けられた複数の集光レンズ20と、各LED10及び各集光レンズ20を支持するハウジング60とを備えている。各LED10及び各集光レンズ20の構成は第1実施形態と同等である。
ハウジング60は、各LED10が取付けられた第1凹状部材61と、各集光レンズ20が取付けられた第2凹状部材62と、各凹状部材61,62を覆うように形成されたハウジング本体63とを備えている。
第1凹状部材61及び第2凹状部材62はアルミニウムから成り、半球状に形成された板状部材から成るとともに、中央部に上下方向に貫通する孔61a,62aが設けられている。また、第2凹状部材62は第1凹状部材61の内側面に沿って延びるように形成され、第2凹状部材62の外側面と第1凹状部材61の内側面との間には所定の隙間が設けられている。このように、ハウジング60には第2凹状部材62の内側面によって形成される凹状面60aを有している。第1凹状部材61の内側面には互いに間隔をおいて平面状の取付面61bが設けられ、各LED10が取付けられた基板13はそれぞれ各取付面61bに取付けられている。各基板13がボルト等の取付部材61cによって各取付面61bに押付けられることにより、各基板13が各取付面61bに取付けられている。また、各LED10が凹状面60aの臨む方向に向かって光を照射するように、各LED10がハウジング60の第1凹状部材61に取付けられている。各LED10は光軸LAが例えば半球形状の凹状面60aの中心に向かうように配置され、各LED10の光軸LAが交わる位置の近傍にこの照明装置が光を照射する所定の照明位置ARが形成されている(図24参照)。
第2凹状部材62には第1凹状部材61の各LED10に対応する位置にそれぞれ貫通孔62bが設けられている。各貫通孔62bの内径は集光レンズ20の直径よりもわずかに大きく形成され、各貫通孔62b内にそれぞれ集光レンズ20が収容されるようになっている。第2凹状部材62の内側面には複数のネジ孔62cが開口しており、各ネジ孔62cはそれぞれ各貫通孔62b内にも開口しており、各ネジ孔62c内にはそれぞれ固定部材としてのネジ64が設けられている。即ち、各ネジ64は各貫通孔62b内に突出可能に設けられている。
ハウジング本体63はアルミニウムから成り、第1凹状部材61及び第2凹状部材62の外側面を覆うように形成されている。ハウジング本体63には複数の通気孔63aが設けられ、一部の通気孔63aに対応する位置に冷却手段としての複数の送風機65が設けられている。各送風機65は第1凹状部材61に向かって送風可能である。また、ハウジング本体63には上下方向に貫通する孔63bが設けられ、孔63bは各凹状部材61,62の孔61a,62aに対応する位置に設けられている。
ここで、第2凹状部材62に各集光レンズ20を取付ける方法について説明する。先ず、各LED10が第1凹状部材61に取付けられている状態で、各凹状部材61,62の内側面が上方を臨むようにハウジング60を配置する。ここで、第2凹状部材62の各貫通孔62bは各LED10の光軸LAの方向に延びるように形成されている。続いて、各貫通孔62b内に各ネジ64が突出していない状態で、各貫通孔62b内にそれぞれ集光レンズ20を収容する。これにより、各集光レンズ20が自重によって各貫通孔62b内を各LED10に向かって移動するとともに、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12に当接する。この状態で各ネジ64を各貫通孔62b内に突出させ、各集光レンズ20を各貫通孔62b内で固定する。これにより、各集光レンズ20が各LED10にそれぞれ対応するように配置され、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12と確実に接触するように固定される。各集光レンズ20と各LED10とが接触した状態で、各集光レンズ20の中心部Gと各LED10の発光素子11の発光面11aとの距離Lは例えば集光レンズ20の半径Rの1.5倍である1.5Rとなる(図24参照)。また、集光レンズ20の一部により、LED10側を臨むように配置されるとともにLED10側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面20aが構成され、集光レンズ20の他の一部により、所定の照明位置ARを臨むように配置されるとともに所定の照明位置AR側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面20bが構成されている。
以上のように構成された照明装置において、各LED10の発光素子11の発光面11aが発光すると、その光は各集光レンズ20を介して所定の照明位置AR側に照射される。
ここで、各LED10は所定の照明位置AR側に向かって光を照射するように設けられている。また、各集光レンズ20は各LED10にそれぞれ対応するように設けられ、各集光レンズ20にはLED10側に球状凸面を成す第1凸レンズ面20aと所定の照明位置AR側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面20bとが設けられ、各LED10の発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLとほぼ等しくなるように構成されている。このため、各LED10の発光素子11の発光面11aからそれぞれ放射状に発光する光が第1凸レンズ面20a及び第2凸レンズ面20bによって所定の照明位置AR側に向かって集光する。ここで、各発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLとほぼ等しいことから、各LED10から各集光レンズ20に照射された光は略平行光となって所定の照明位置ARに集光する。尚、前記距離Lが集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射される光を前記所定の照明位置ARに効率良く集光できることを、出願人は経験より得ることができた。尚、前記距離Lが集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上2倍以下であれば、各LED10から照射される光を前記所定の照明位置ARにより効率良く集光することができる。
このように、本実施形態によれば、各LED10の発光素子11の発光面11aからそれぞれ放射状に発光する光を第1凸レンズ面20a及び第2凸レンズ面20bによって所定の照明位置ARに向かって集光することができ、前記距離Lが各集光レンズ20の焦点距離FLに対して0.5倍以上3倍以下であれば、各LED10から照射された光を各集光レンズ20によって効率良く集光することができるので、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上で極めて有利である。
また、各集光レンズ20が安価なボールレンズから成り、さらに、ボールレンズはレンズの光軸が決められておらず、組立作業を容易に行うことができるので、製造コストの低減を図る上で極めて有利である。
また、各ネジ64が各貫通孔62b内に突出していない状態で、各貫通孔62b内に各集光レンズ20を収容するとともに、各集光レンズ20を各LED10の保護部材12に当接させた後、各ネジ64を貫通孔62b内に突出させて各集光レンズ20を各貫通孔62b内で固定するようにした。これにより、各集光レンズ20が各LED10の保護部材12と確実に接触するように固定される。ここで、各LED10の保護部材12は一定の形状を有しているので、各集光レンズ20と各発光素子11の発光面11aとの距離が確実に一定となり、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上でより有利である。尚、本実施形態では、各集光レンズ20の自重によって各集光レンズ20と各LED10とを当接させるものを示したが、各集光レンズ20の自重を利用せずに、各集光レンズ20を各LED10側に付勢して当接させる場合であっても、本実施形態と同様の結果を得ることが可能である。
また、各LED10にそれぞれ対応するように設けられるとともに、それぞれ各LED10の光軸LAの方向に延びるように設けられることにより、各集光レンズ20を各LED10の光軸LAの方向に移動可能に収容する複数の貫通孔62bと、各貫通孔62b内に突出可能に設けられ、貫通孔62b内に突出することにより集光レンズ20を貫通孔62b内で固定するネジ64とを備えているので、各発光素子11の発光面11aと各集光レンズ20の中心部Gとの距離Lを容易に調整することができる。尚、各貫通孔62bが各LED10の光軸LAと例えば20°程度ずれた方向に延びている場合でも、各貫通孔62bが各LED10の光の照射方向に延びるように設けられることにより、各貫通孔62bが各集光レンズ20を各LED10の光の照射方向に移動可能に収容しているなら、各貫通孔62bが各LED10の光軸LAの方向に延びるように形成されている場合と同様の作用効果を達成することができる。
また、ハウジング60は凹状面60aを有する。また、各LED10が凹状面60aに沿う方向に並ぶとともに、各LED10が凹状面60aの臨む方向に向かって光を照射するように、各LED10がハウジング60に取付けられている。このため、半球形状の凹状面60aの中心近傍に所定の照明位置ARがある場合、各集光レンズ20の直径を互いに等しくするとともに、各集光レンズ20と各発光素子11の発光面11aとの距離を一定にすることにより、各集光レンズ20による光の集光状態が互いに等しくなるとともに、各集光レンズ20と所定の照明位置ARとの距離が互いに等しくなる。即ち、各LED10から照射された光を同じように所定の照明位置ARに集光させることができ、所定の照明位置ARの光量を効果的に向上する上でより有利である。また、所定の照明位置ARに検査対象物が配置される場合、検査対象物を全周に亘って照明することができ、外観検査の精度向上や速度向上を図る上で極めて有利である。また、ハウジング60の中央部に孔61a,62a,63bから成る観察用の孔が設けられているので、観察用の孔を介して所定の照明位置ARをカメラ等によって観察することが可能であり、外観検査を効率的に行う上で極めて有利である。
また、各LED10はそれぞれ基板13に実装され、取付部材61cは各基板13をハウジング60の第1凹状部材61の内側面に押付けて取付けるようになっており、ハウジング60はアルミニウムから形成されているので、各LED10の熱が基板13を介してハウジング60の全体に広がるとともに、ハウジング60の表面から放熱されるので、各LED10の温度上昇を防止する上で極めて有利である。尚、ハウジング60が150kcal/m・h・℃以上の熱伝導率を有する金属材料から形成されていれば、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
また、ハウジング60の第1凹状部材61に向かって送風することにより第1凹状部材61を冷却する送風機65を設けたので、各LED10の温度上昇を防止する上でより有利である。
また、第1実施形態と同様に、基板13をアルミ基板から構成することも可能であり、各LED10と各集光レンズ20との間にそれぞれ反射部材14(図12参照)を設けることも可能であり、各貫通孔62bにそれぞれ2つのネジ64を設けることも可能であり、各集光レンズ20の各凸レンズ面20a,20bの何れか一方または両方を粗面状に加工することも可能であり、各LED10と各集光レンズ20との間に周知の拡散レンズを配置することも可能であり、各集光レンズ20と所定の照明位置ARとの間に周知の拡散レンズを配置することも可能であり、各集光レンズ20の代わりに周知の両凸レンズから成る集光レンズ21(図15参照)を設けることも可能であり、各集光レンズ20に二面幅加工を施すことも可能であり、各LED10をチップ型LEDや砲弾型LEDから構成することも可能であり、各LED10と各集光レンズ20との間にそれぞれ凸レンズ22(図16参照)を設けることも可能であり、各集光レンズ20の代わりにそれぞれ周知のコリメータレンズ24(図18参照)を設けることも可能である。また、これらの場合の作用効果は第1実施形態と同様である。
尚、各LED10及び各集光レンズ20を矩形板状のハウジングの下面に設けることも可能であり、その他の形状のハウジングに設けることも可能である。
10…LED、11…発光素子、11a…発光面、12…保護部材、13…基板、14…反射部材、20…集光レンズ、20a…第1凸レンズ面、20b…第2凸レンズ面、21…集光レンズ、21a…第1凸レンズ面、21b…第2凸レンズ面、22…凸レンズ、23…集光レンズ、24…コリメータレンズ、30…ハウジング、31…第1ハウジング、31c…取付部材、31e…ネジ部、32…第2ハウジング、32b…貫通孔、32c…ネジ孔、32e…ネジ部、33…ネジ、36…送風機、40…ハウジング、40a…内側面、40b…ネジ孔、41…第1アーチ状部材、41b…取付部材、42…第2アーチ状部材、42a…貫通孔、44…ネジ、45…送風機、50…ハウジング、50a…内側面、60…ハウジング、60a…凹状面、61…第1凹状部材、61c…取付部材、62…第2凹状部材、62b…貫通孔、64…ネジ、65…送風機、FL…焦点距離、R…半径、G…中央部、FP…結像点、LA…光軸、L…距離、AR…所定の照明位置、W…板状部材。
Claims (9)
- 所定の照明位置を照明する照明装置において、
前記所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、
各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、各LEDから照射される光を前記所定の照明位置にそれぞれ集光させる複数の集光レンズとを備え、
各集光レンズに、LED側を臨むように配置されるとともにLED側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面と、所定の照明位置側を臨むように配置されるとともに所定の照明位置側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面とを設け、
各LEDにおける発光素子の発光面と各集光レンズの中心部との距離が各集光レンズの焦点距離に対して0.5倍以上3倍以下になるように構成した
ことを特徴とする照明装置。 - 所定の照明位置を照明する照明装置において、
前記所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、
各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、各LEDから照射される光を略平行光にして前記所定の照明位置にそれぞれ集光させる複数のコリメータレンズとを備えた
ことを特徴とする照明装置。 - 円板状に形成されたハウジングを備え、
前記各LEDがハウジングの軸方向一方に向かって光を照射するとともに、各LEDがハウジングの周方向に少なくとも1列に並ぶように、各LEDをハウジングに取付けた
ことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - アーチ状に形成された内側面を有するハウジングを備え、
前記各LEDが前記アーチ状の内側面の延びる方向に少なくとも1列に並ぶとともに、各LEDが前記アーチ状の内側面の臨む方向に向かって光を照射するように、各LEDをハウジングに取付けた
ことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - 凹状面を有するハウジングを備え、
前記各LEDがハウジングの凹状面に沿う方向に並ぶとともに、各LEDがハウジングの凹状面の臨む方向に向かって光を照射するように、各LEDをハウジングに取付けた
ことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - 前記各LEDが取付けられたハウジングと、
各LEDにそれぞれ対応するようにハウジングに設けられるとともに、それぞれ各LEDの光の照射方向に延びるように設けられ、それぞれ集光レンズを各LEDの光の照射方向に移動可能に収容する複数のガイド部と、
各ガイド部内に突出可能に設けられ、ガイド部内に突出することにより集光レンズをガイド部内で固定する固定部材とを備えた
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の照明装置。 - 円板状に形成された第1ハウジングと、
円板状に形成され、第1ハウジングにその軸方向に位置を変更可能に取付けられた第2ハウジングとを備え、
前記各LEDが第1ハウジングの軸方向一方に向かって光を照射するとともに、各LEDが第1ハウジングの周方向に少なくとも1列に並ぶように、各LEDを第1ハウジングに取付け、
第1ハウジングに取付けられた各LEDにそれぞれ対応するように各集光レンズを第2ハウジングに取付けた
ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。 - 前記ハウジングを冷却する冷却手段を備えた
ことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - 所定の照明位置側に向かって光を照射する複数のLEDと、各LEDにそれぞれ対応するように設けられ、LED側を臨むように配置されてLED側に向かって球状凸面を成す第1凸レンズ面を有するとともに、所定の照明位置側を臨むように配置されて所定の照明位置側に向かって球状凸面を成す第2凸レンズ面を有する複数の集光レンズと、各LEDが取付けられたハウジングと、各LEDにそれぞれ対応するようにハウジングに設けられるとともに、それぞれ各LEDの光の照射方向に延びるように設けられ、それぞれ集光レンズを各LEDの光の照射方向に移動可能に収容する複数のガイド部と、各ガイド部内に突出可能に設けられ、ガイド部内に突出することにより集光レンズをガイド部内で固定する固定部材とを備えた照明装置の製造方法であって、
各固定部材が各ガイド部内に突出していない状態で、各ガイド部内に各集光レンズを収容するとともに各集光レンズを各LEDにおける透光性の保護部材に当接させた後、各固定部材を各ガイド部内に突出させて各集光レンズを各ガイド部内で固定する
ことを特徴とする照明装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007281303A JP2009110787A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | 照明装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007281303A JP2009110787A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | 照明装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009110787A true JP2009110787A (ja) | 2009-05-21 |
Family
ID=40779057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007281303A Pending JP2009110787A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | 照明装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009110787A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT509016B1 (de) * | 2009-11-02 | 2012-12-15 | Mannheim Volker Dr | Beleuchtung mit wenigstens einer led |
WO2013135225A1 (de) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Boeck Bernhard | Leuchte, insbesondere zur verwendung als scheinwerfer im bühnen-, show-, event- oder objektbereich |
WO2016113234A1 (en) * | 2015-01-16 | 2016-07-21 | Philips Lighting Holding B.V. | A lighting device for use for example in outdoor lighting applications |
KR101744565B1 (ko) * | 2015-05-14 | 2017-06-09 | (주) 엔지온 | 기판 조명 검사 유니트 |
CN109469838A (zh) * | 2017-09-07 | 2019-03-15 | 株式会社艾泰克系统 | 光照射装置 |
WO2020244979A1 (en) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | Signify Holding B.V. | A light emitting device |
JP2021173934A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | スタンレー電気株式会社 | 照明装置、光学顕微鏡及び撮像装置 |
CN114017709A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-02-08 | 中导光电设备股份有限公司 | 一种高亮度暗场照明装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004119045A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Osram-Melco Ltd | 照明器具 |
JP2005214688A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Yokogawa Electric Corp | 検査用光源装置 |
JP2006119154A (ja) * | 2006-01-16 | 2006-05-11 | Ccs Inc | 検査用照明装置 |
-
2007
- 2007-10-30 JP JP2007281303A patent/JP2009110787A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004119045A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Osram-Melco Ltd | 照明器具 |
JP2005214688A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Yokogawa Electric Corp | 検査用光源装置 |
JP2006119154A (ja) * | 2006-01-16 | 2006-05-11 | Ccs Inc | 検査用照明装置 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT509016B1 (de) * | 2009-11-02 | 2012-12-15 | Mannheim Volker Dr | Beleuchtung mit wenigstens einer led |
WO2013135225A1 (de) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Boeck Bernhard | Leuchte, insbesondere zur verwendung als scheinwerfer im bühnen-, show-, event- oder objektbereich |
WO2016113234A1 (en) * | 2015-01-16 | 2016-07-21 | Philips Lighting Holding B.V. | A lighting device for use for example in outdoor lighting applications |
KR101744565B1 (ko) * | 2015-05-14 | 2017-06-09 | (주) 엔지온 | 기판 조명 검사 유니트 |
CN109469838A (zh) * | 2017-09-07 | 2019-03-15 | 株式会社艾泰克系统 | 光照射装置 |
CN109469838B (zh) * | 2017-09-07 | 2023-11-14 | 株式会社艾泰克系统 | 光照射装置 |
WO2020244979A1 (en) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | Signify Holding B.V. | A light emitting device |
CN113874657A (zh) * | 2019-06-03 | 2021-12-31 | 昕诺飞控股有限公司 | 发光设备 |
US11965625B2 (en) | 2019-06-03 | 2024-04-23 | Signify Holding, B.V. | Light emitting device |
JP2021173934A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | スタンレー電気株式会社 | 照明装置、光学顕微鏡及び撮像装置 |
CN114017709A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-02-08 | 中导光电设备股份有限公司 | 一种高亮度暗场照明装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009110787A (ja) | 照明装置及びその製造方法 | |
US6871993B2 (en) | Integrating LED illumination system for machine vision systems | |
US8662702B2 (en) | LED beacon | |
US20100103661A1 (en) | Machine Vision Inspection System and Light Source Module thereof | |
JP2012174601A (ja) | 照明装置 | |
JP2008139708A (ja) | リング型照明装置 | |
JP5796198B2 (ja) | 照明装置 | |
JP4046229B2 (ja) | 光照射装置及び光照射システム | |
JP6407407B2 (ja) | 光源装置及び照明装置 | |
JP5418634B2 (ja) | 密着型イメージセンサ及び照明光学系 | |
JP2003315678A (ja) | リング照明装置 | |
JP2011199576A (ja) | 線状照明装置および画像読取装置 | |
JP2004045192A (ja) | 照明装置 | |
JP2002365488A (ja) | 光源装置 | |
WO2018079742A1 (ja) | 検査装置 | |
JP4223044B2 (ja) | 検査用照明装置 | |
JP2003157710A (ja) | ライトガイド光源装置 | |
JP2016031846A (ja) | 発光ダイオード照明装置 | |
KR101232947B1 (ko) | 자동광학검사에 사용되는 조명시스템 및 상기 조명시스템과 영상생성시스템과의 조립구조 | |
JP2013161611A (ja) | 環状照明装置 | |
JPH11249020A (ja) | 光路調整部材及びそれを備えた照明装置 | |
JP2008518230A (ja) | 発光ダイ素子を容器に直接合焦させることによる容器検査 | |
JP4038157B2 (ja) | 光照射装置 | |
JP2014056660A (ja) | 照明装置 | |
KR100627053B1 (ko) | 실장기용 부품인식 조명장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120112 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120607 |