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JP2009199778A - 車両用灯具 - Google Patents

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JP2009199778A JP2008037981A JP2008037981A JP2009199778A JP 2009199778 A JP2009199778 A JP 2009199778A JP 2008037981 A JP2008037981 A JP 2008037981A JP 2008037981 A JP2008037981 A JP 2008037981A JP 2009199778 A JP2009199778 A JP 2009199778A
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Abstract

【課題】従来の車両用灯具では、付加レンズを通して灯室内および灯室内のプロジェクタ型の灯具ユニットなどが見える場合がある。
【解決手段】この発明は、灯室2を区画するランプハウジング3およびランプレンズ4と、その灯室2内に配置されているランプユニット6、および、インナーレンズ7と、を備える。そのインナーレンズ7が透明樹脂24に光拡散剤25を分散させた樹脂組成物からなる。この結果、この発明は、インナーレンズ7が乳白色レンズとして見えるので、インナーレンズ7を通して灯室2内および灯室2内のランプユニット6を隠すことができ、見栄えが向上される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、インナーレンズを備える車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1参照)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、灯室を区画するランプボディおよび透光カバーと、前記灯室内に配置されているプロジェクタ型の灯具ユニットおよび付加レンズと、を備えるものである。従来の車両用灯具は、付加レンズにより、斬新な意匠が得られる。
ところが、従来の車両用灯具は、光透過性の付加レンズにより、付加レンズを通して灯室内および灯室内のプロジェクタ型の灯具ユニットなどが見える場合がある。
特開2007−26958号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用灯具では、付加レンズを通して灯室内および灯室内のプロジェクタ型の灯具ユニットなどが見える場合があるという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、その灯室内に配置されている光源もしくはランプユニット、および、インナーレンズと、を備え、そのインナーレンズが透明樹脂に光拡散剤を分散させた樹脂組成物からなる、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、インナーレンズのうち灯室内に配置されている光源に対応する部分に、光源からの光が通過する開口部を、設けたことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、ランプユニットが、光源と、その光源からの光を反射させる反射面を有するリフレクタと、その反射面からの反射光を前方に投影する投影レンズと、その投影レンズとリフレクタとの間に配置されていてその投影レンズおよびリフレクタを固定保持し、かつ、光源からの光が漏れる窓部が設けられているフレームと、から構成されているプロジェクタタイプのランプユニットであり、投影レンズからの光が通過する開口部をインナーレンズに設け、そのインナーレンズがフレームよりもランプレンズ側に位置しかつフレームの窓部を覆う範囲に配置されている、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)は、インナーレンズに遮光処理や偏光処理を施したことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)は、インナーレンズよりもランプレンズ側に、透明樹脂からなる透明インナーレンズを、設け、この透明インナーレンズに遮光処理や偏光処理を施したことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、透明樹脂に光拡散剤を分散させた樹脂組成物からなるインナーレンズを使用することにより、このインナーレンズに入った光が透明樹脂中に分散された光拡散剤で拡散される。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、非点灯時においてはインナーレンズがたとえば乳白色レンズとして見えるので、このインナーレンズから灯室の内部を覆い隠すことができ、奥見えがない見栄えが向上される。一方、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、点灯時においては光源もしくはランプユニットからの光がインナーレンズに入ると、インナーレンズの透明樹脂中に分散された光拡散剤で拡散されるので、インナーレンズ全体がほぼ均一に発光する。これにより、光源もしくはランプユニットから光が照射される他に、インナーレンズ全体がほぼ均一に発光するので、被視認性が向上される。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、インナーレンズのうち灯室内に配置されている光源に対応する部分に、光源からの光が通過する開口部を、設けたので、光源からの光をインナーレンズの開口部から外部に照射させることができる。これにより、インナーレンズを使用しても光源から必要な光量を確保することができる。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、プロジェクタタイプのランプユニットの投影レンズからの光が通過する開口部をインナーレンズに設けたので、投影レンズからの光をインナーレンズの開口部から外部に照射させることができる。これにより、インナーレンズを使用しても、プロジェクタタイプのランプユニットの所定の配光パターンを確保することができる。
しかも、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、フレームに設けられた窓部から漏れてくるランプユニットの光源からの光(光源からの直射光やリフレクタの反射面からの反射光)でインナーレンズが発光するので、フレームに設けられた窓部の大きさや向きなどを調整することにより、インナーレンズの発光の強弱や広狭や範囲や位置などを調整することができる。
その上、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、フレームに設けられた窓部から漏れてくるランプユニットの光源からの光でインナーレンズが発光するので、フレームに設けられた放熱用の窓部をそのままランプユニットの光源からの光が漏れる窓部として利用することができるので、構造が簡単となる。しかも、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、放熱用の窓部以外に、ランプユニットの光源からの光を通過させる窓部もしくは開口部をフレームに設けることにより、ランプユニットの光源からの光を積極的に利用してインナーレンズを積極的に発光させることができる。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具は、インナーレンズに施された遮光処理や偏光処理により、インナーレンズの非点灯時の見え方と点灯時の見え方とが異なる見栄えを提供することができる。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)の車両用灯具は、インナーレンズよりもランプレンズ側に設けた透明樹脂からなる透明インナーレンズであって、この透明インナーレンズに施された遮光処理や偏光処理により、透明インナーレンズの非点灯時の見え方と点灯時の見え方とが異なる見栄えを提供することができる。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施例のうちの4例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図13は、この発明にかかる車両用灯具の実施例1を示す。以下、この実施例1にかかる車両用灯具の構成について説明する。図1において、符号1は、この実施例1にかかる車両用灯具である。前記車両用灯具1は、自動車(車両)の前部の左右にそれぞれ装備される、たとえば、フロントコンビネーションランプである。前記車両用灯具1は、左側通行用の車両用灯具であって、自動車の前部の右側に装備される車両用灯具である。
前記車両用灯具1は、図1〜図3に示すように、灯室2を区画するランプハウジング3およびランプレンズ4およびキャップ5と、前記灯室2内に配置されているランプユニット6およびインナーレンズ7および透明インナーレンズ8およびインナーパネル9と、を備えるものである。
前記ランプハウジング3は、光不透過性の部材からなり、前部および後部に開口部10および11が設けられている中空形状をなす。前記ランプレンズ4は、光透過性の部材からなり、前部が閉塞しかつ後部が開口した凹形状をなし、たとえば、素通しのアウターレンズなどである。前記ランプハウジング3の前部開口部10には、前記ランプレンズ4の後部開口脚部12がシール部材13を介して固定されている。
前記キャップ5は、光不透過性の部材からなり、前部が開口しかつ後部が閉塞した凹形状(キャップ形状)をなす。前記ランプハウジング3の後部開口部11には、前記キャップ5の前部開口部14が着脱可能に取り付けられている。前記ランプハウジング3の後部開口部11は、前記ランプユニット6の光源としての放電灯15の交換を行うための開口部である。
前記ランプユニット6は、たとえば、プロジェクタタイプのランプユニットである。前記ランプユニット6は、光源としての前記放電灯15と、リフレクタ16と、投影レンズ(集光レンズ、凸レンズ)17と、フレーム18と、を備えるものである。前記ランプユニット6は、前記灯室2内に、たとえば光軸調整機構(図示せず)を介して配置されている。
前記放電灯15は、メタルハライドランプなどの高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(HID)などの放電灯である。前記放電灯15は、前記リフレクタ16にソケット19を介して着脱可能に取り付けられている。前記放電灯15は、発光部20を有する。なお、前記放電灯15としては、前記放電灯以外に、ハロゲン電球、白熱電球でも良い。
前記リフレクタ16は、光不透過性の部材からなり、前側(前記車両用灯具1の光の照射方向側、投影レンズ17側)が開口し、かつ、後側が閉塞した中空の凹形状をなす。前記リフレクタ16の内凹面には、アルミ蒸着もしくは銀塗装などが施されていて、反射面21が形成されている。前記反射面21は、前記放電灯15の前記発光部20から放射される光を前側すなわち前記シェード5および前記投影レンズ17側に反射させるものである。
前記反射面21は、楕円反射面である。すなわち、前記反射面21は、楕円を基本(基準、基調)とする自由曲面(NURBS曲面)の反射面である。前記の楕円を基本とする自由曲面(NURBS曲面)の反射面とは、図2の水平断面が放物線ないし変形放物線をなし、かつ、図3の垂直断面が楕円をなす反射面からなるものである。前記反射面21は、第1焦点F1と、第2焦点(図示せず)と、光軸Z−Zと、を有する。前記第2焦点は、水平断面上の焦線、すなわち、上(平面)から見て両端が前側に位置し中央が後側に位置するような湾曲した焦線となる。前記反射面21の自由曲面(NURBS曲面)は、「Mathematical Elemennts for Computer Graphics」(Devid F. Rogers、J Alan Adams)に記載されているNURBSの自由曲面(Non-Uniform Rational B-Spline Surface)である。なお、前記反射面21は、第1焦点と第2焦点と光軸とを有する単なる回転楕円面からなる反射面であっても良い。この場合、第2焦点は、焦線ではなく焦点となる。
前記リフレクタ16の内凹面の前記反射面21は、楕円反射面であるから、光の放射範囲が半導体型光源と比較して広い前記放電灯15の前記発光部20からの光を広い範囲に亘って反射させることができる。これにより、前記放電灯15の前記発光部20から光を広い範囲に亘って有効に利用することができる。
前記リフレクタ16の後側の閉塞部のうち、前記反射面21の光軸Z−Zが交差する箇所には、透孔22が設けられている。前記放電灯15が前記透孔22中から前記リフレクタ16内に挿入された状態で、前記ソケット19が前記透孔22の縁に着脱可能に取り付けられている。この結果、前記放電灯15は、前記リフレクタ16に前記ソケット19を介して着脱可能に取り付けられている。また、前記放電灯15の前記発光部20は、前記反射面21の前記第1焦点F1にもしくはその近傍に位置する。すなわち、前記反射面21の前記第1焦点F1は、光源(前記放電灯15)に位置する。
前記投影レンズ17は、非球面レンズの凸レンズである。前記投影レンズ17の前方側は、凸非球面をなし、一方、前記投影レンズ17の後方側は、平非球面(平面)をなす。前記投影レンズ17は、図示しないレンズ焦点(物空間側の焦点面であるメリジオナル像面)と、図示しないレンズ光軸と、を有する。前記投影レンズ17のレンズ焦点と前記反射面21の第2焦点Fとは、一致(ほぼ一致も含む)する。したがって、前記投影レンズ17のレンズ焦点は、前記反射面21の第2焦点と同様に焦線である。また、前記投影レンズ17の光軸と、前記反射面21の光軸Z−Zとは、一致(ほぼ一致も含む)する。なお、前記投影レンズ17の光軸と、前記反射面21の光軸Z−Zとは、左右にずれていても良い。また、前記投影レンズ17のレンズ焦点は、前記反射面21が単なる回転楕円面からなる反射面である場合、前記反射面21の第2焦点と同様に焦線ではなく焦点となる。
前記フレーム18は、光不透過性の部材からなり、図2〜図5に示すように、小径円筒部と段部と大径円筒部とからなる中空状の2段の円筒形状をなす。前記フレーム18の小径円筒部の前端の内周面には、前記投影レンズ17の全周縁が取り付けられている。この結果、前記投影レンズ17は、前記フレーム18に固定保持されている。また、前記リフレクタ16も、前記フレーム18の大径円筒部の後端に固定保持されている。前記フレーム18は、前記投影レンズ17と前記リフレクタ16との間に配置されている。前記フレーム18および前記投影レンズ17および前記リフレクタ16により囲まれた空間内に前記放電灯15が配置されている。
前記フレーム18の小径円筒部と段部と大径円筒部とには、前記放電灯15において発生した熱を、前記フレーム18および前記投影レンズ17および前記リフレクタ16により囲まれた空間内から空間外に逃がす窓部(開口部)23が複数個(この例では、8個)等間隔に設けられている。前記窓部23は、前記放電灯15からの光(前記放電灯15からの直射光や前記リフレクタ16の反射面21からの反射光)L1が漏れる窓部(開口部)としても兼用される。
前記インナーレンズ7は、前記ランプユニット6に組みつけられている。前記インナーレンズ7は、図6に示すように、透明樹脂24に光拡散剤25を分散させた樹脂組成物(たとえば、特開2001−214049号公報に記載の光拡散性の樹脂組成物)からなるものである。前記インナーレンズ7(光拡散性の樹脂組成物)は、図6に示すように、光(図6中の実線矢印)Lが透明樹脂24に入ると、その光が光拡散剤25で拡散されるものである。
前記インナーレンズ7は、図1〜図5に示すように、前記ランプユニット6の前記投影レンズ17および前記フレーム18を覆う中空状の円錐台形の筒形状をなす。しかも、前記インナーレンズ7の側面は、図4および図5に示すように、山部26と谷部27とが複数個(この例では、8個)ずつ交互に等間隔に設けられていて、断面花びら形状をなす。しかも、前記インナーレンズ7の複数個(8個)の山部26が前記フレーム18の複数個(8個)の窓部23にそれぞれ対応している。なお、前記インナーレンズ7の複数個(8個)の谷部27が前記フレーム18の複数個(8個)の窓部23にそれぞれ対応していても良い。
前記インナーレンズ7の中央には、前記投影レンズ17からの光(図示せず)が通過する図1の正面から見てほぼ円形の開口部28が設けられている。前記インナーレンズ7は、前記フレーム18よりも前記ランプレンズ4側に位置し、かつ、前記フレーム18の前記窓部23を覆う範囲に配置されている。なお、前記インナーレンズ7に遮光処理や偏光処理などの処理部を施しても良い。前記処理部としては、たとえば、前記インナーレンズ7の板厚を変えたり、前記インナーレンズ7の内面(前記ランプユニット6側の面)にリブやプリズムなどを設けたりしてなるものである。
前記透明インナーレンズ8は、前記インナーレンズ7よりも前記ランプレンズ4側に設けられている。前記透明インナーレンズ8は、前記インナーレンズ7に固定されている。前記透明インナーレンズ8は、光透過性の部材からなる。前記透明インナーレンズ8は、図1〜図3、図5に示すように、前記ランプユニット6の前記投影レンズ17および前記フレーム18および前記インナーレンズ7を覆う中空状の円錐台形の筒形状をなす。
前記インナーレンズ7の円形の開口部28と同様に、前記透明インナーレンズ8の中央には、前記投影レンズ17からの光(図示せず)が通過する図1の正面から見て円形の開口部29が設けられている。図2および図3に示すように、前記透明インナーレンズ8の円形の開口部29の全周縁部には、断面U字形上の凸部30が一体に設けられている。
前記透明インナーレンズ8の凸部30の表面には、遮光処理や偏光処理などの処理部31が施されている。前記処理部31は、たとえば、蒸着、塗装、印刷、シボ加工、不透明材のインサート成形、フィルムの貼付けなどからなる。前記処理部31は、図1〜図3に示すように(図1中の格子を施した部分、図2および図3中の太線部分)、円環状形状をなす。
前記インナーパネル9は、光不透過性の部材からなる。前記インナーパネル9は、前記ランプハウジング3の前部開口部10と前記インナーレンズ7および前記透明インナーレンズ8との間に配置されているものである。前記インナーパネル9は、前記ランプハウジング3の前部開口部10と前記インナーレンズ7および前記透明インナーレンズ8との間から前記灯室2内を覆い隠すものである。この結果、前記ランプレンズ4から前記灯室2内を見ても、前記インナーパネル9により前記灯室2内が覆い隠されているので、前記灯室内2のたとえば光軸調整機構やその他の装置など見えずに見栄えを向上させることができる。
前記ランプユニット6および前記インナーレンズ7および前記透明インナーレンズ8は、スイブル装置32により、垂直線(ほぼ垂直線も含む)V−V回りに回転可能に支持されている。すなわち、前記ランプユニット6の前記フレーム18には、回転軸33が一体に設けられている。前記回転軸33がベアリング34により垂直線V−V回りに回転可能に支持されている。なお、前記ベアリング34は、前記ランプハウジング3や前記スイブル装置32に固定されている。
この実施例1にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、放電灯15が非点灯時において、外部からランプレンズ4を透過して灯室2内を見る。すると、灯室2内において、図1に示すように、インナーレンズ7が透明インナーレンズ8の処理部31以外の部分を透過して見え、また、インナーパネル9が見える。さらに、透明インナーレンズ8の円環状形状の処理部31がインナーレンズ7およびインナーパネル9に対して浮き出たように見える。
このとき、インナーレンズ7は、図6(B)に示すように、光Lが透明樹脂24に入るとその光が光拡散剤25で拡散されるので、アイポイントEPからインナーレンズ7を見るとインナーレンズ7がたとえば乳白色レンズとして見える。このために、インナーレンズ7とインナーパネル9とにより、灯室2内を覆い隠すことができる。
また、放電灯15が非点灯時においては、インナーレンズ7が乳白色レンズとして見えるので、乳白色レンズのインナーレンズ7の側面が図4および図5に示すように山部26と谷部27とを8個ずつ交互に等間隔に設けた断面花びら形状に、立体的な形状として明確に見える。
つぎに、放電灯15を点灯する。すると、この放電灯15の発光部20から光が放射される。この光は、リフレクタ16の反射面21で投影レンズ17側に反射される。この反射光が所定の配光パターンとして投影レンズ17を透過して自動車の前方に投影(放射、照射)される。このとき、放電灯15において発生した熱は、フレーム18および投影レンズ17およびリフレクタ16により囲まれた空間内から窓部23を経て空間外に逃げる。
また、放電灯15からの光(放電灯15の発光部20からの直射光やリフレクタ16の反射面21からの反射光)L1の一部は、ランプユニット6のフレーム18の窓部23からランプユニット6の外側に漏れる。この漏れ光L1は、図6(A)に示すように、インナーレンズ7の透明樹脂24に入り、インナーレンズ7の光拡散剤25で拡散されて、インナーレンズ7から出る。インナーレンズ7から出た拡散光は、透明インナーレンズ8およびランプレンズ4を透過して外部に出る。このとき、透明インナーレンズ8の円環状形状の処理部31がシルエット(影)としてインナーレンズ7に対して浮かび上がって見える。
さらに、放電灯15が点灯時においては、図5に示すように、フレーム18の窓部23に対応する乳白色レンズのインナーレンズ7の山部26が光って見え、一方、フレーム18の窓部23以外の部分に対応する乳白色レンズのインナーレンズ7の谷部27が影として見える。この乳白色レンズのインナーレンズ7の谷部27の影を利用することによって立体感がでて、乳白色レンズのインナーレンズ7の側面が図4および図5に示すように山部26と谷部27とを8個ずつ交互に等間隔に設けた断面花びら形状に、立体的な形状としてさらに明確に見える。
この実施例1にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例1にかかる車両用灯具1は、透明樹脂24に光拡散剤25を分散させた樹脂組成物からなるインナーレンズ7を使用することにより、図6(A)および(B)に示すように、このインナーレンズ7に入った光Lが透明樹脂24中に分散された光拡散剤25で拡散される。このために、この実施例1にかかる車両用灯具1は、ランプユニット6の放電灯15の非点灯時においてはインナーレンズ7がたとえば乳白色レンズとして見えるので、このインナーレンズ7およびインナーパネル9から灯室2の内部を覆い隠すことができ、奥見えがない見栄えが向上される。
一方、この実施例1にかかる車両用灯具1は、ランプユニット6の放電灯15の点灯時においては放電灯15からの光(放電灯15の発光部20からの直射光やリフレクタ16の反射面21からの反射光)L1の一部がランプユニット6のフレーム18の窓部23から漏れてインナーレンズ7に入ると、インナーレンズ7の透明樹脂24中に分散された光拡散剤25で拡散されるので、インナーレンズ7全体がほぼ均一に発光する。これにより、ランプユニット6の投影レンズ17から光が照射される他に、インナーレンズ7全体がほぼ均一に発光するので、被視認性が向上される。
また、この実施例1にかかる車両用灯具1は、プロジェクタタイプのランプユニット6の投影レンズ17からの光が通過する円形の開口部28および29をインナーレンズ7および透明インナーレンズ8に設けたので、投影レンズ17からの光をインナーレンズ7および透明インナーレンズ8の円形の開口部28および29から外部に照射させることができる。これにより、インナーレンズ7および透明インナーレンズ8を使用しても、プロジェクタタイプのランプユニット6の所定の配光パターンを確保することができる。
さらに、この実施例1にかかる車両用灯具1は、ランプユニット6のフレーム18に設けられた窓部23から漏れてくるランプユニット6の放電灯15からの光(放電灯15からの直射光やリフレクタ16の反射面21からの反射光)L1でインナーレンズ7が発光するので、フレーム18に設けられた窓部23の大きさや向きなどを調整することにより、インナーレンズ7の発光の強弱や広狭や範囲や位置などを調整することができる。
さらにまた、この実施例1にかかる車両用灯具1は、ランプユニット6のフレーム18に設けられた窓部23から漏れてくるランプユニット6の放電灯15からの光放電灯15からの直射光やリフレクタ16の反射面21からの反射光)L1でインナーレンズ7が発光するので、フレーム18に設けられた放熱用の窓部23をそのままランプユニット6の放電灯15からの光L1が漏れる窓部として利用することができるので、構造が簡単となる。
しかも、この実施例1にかかる車両用灯具1は、放熱用の窓部23以外に、ランプユニット6の放電灯15からの光を通過させる窓部もしくは開口部をフレーム18に設けることにより、ランプユニット6の放電灯15からの光を積極的に利用してインナーレンズ7を積極的に発光させることができる。
さらにまた、この実施例1にかかる車両用灯具1は、インナーレンズ7よりもランプレンズ4側に設けた透明樹脂からなる透明インナーレンズ8であって、この透明インナーレンズ8に施された遮光処理や偏光処理などの処理部31により、透明インナーレンズ8の非点灯時の見え方と点灯時の見え方とが異なる見栄えを提供することができる。すなわち、放電灯15の非点灯時においては、透明インナーレンズ8の円環状形状の処理部31がインナーレンズ7およびインナーパネル9に対して浮き出たように見える。一方、放電灯15の点灯時においては、透明インナーレンズ8の円環状形状の処理部31がシルエット(影)としてインナーレンズ7に対して浮かび上がって見える。このように、透明インナーレンズ8の円環状形状の処理部31の非点灯時の見え方と点灯時の見え方とが異なる。
図7および図8は、インナーレンズ7Aの変形例を示す斜視図および断面図である。前記インナーレンズ7Aは、側面の内面に拡散プリズム(魚眼プリズム、半球凸部のプリズム、球凸部のプリズム)35を前記ランプユニット6のフレーム18の窓部23に合わせて設けたものである。この変形例のインナーレンズ7Aは、拡散プリズム35により、放電灯15からの光L1を拡散することができるので、フレーム18の窓部23以外の部分による影の部分を無くすことができ、この結果、この変形例のインナーレンズ7Aは、放電灯15の点灯時においてはほぼ全体が発光して見え、ダーク感をなくすことができる。
図9は、インナーレンズ7Bおよびランプユニット6のフレーム18Bの変形例を示す斜視図である。前記フレーム18Bの窓部23Bの両端部を円弧形状とする。一方、前記インナーレンズ7Bの側面のうち前記フレーム18Bの窓部23Bに対応する部分に湾曲凸部36を設ける。このように、インナーレンズ7、7A、7Bの形状、および、フレーム18、18Bの窓部23、23Bの形状などを変えて、インナーレンズとフレームとの組み合わせの多種多様のバリエーション、すなわち、多種多様のインナーレンズの放電灯15の非点灯時における見え方および放電灯15の点灯時における見え方が得られる。
図10(A)および(B)は、透明インナーレンズ8Aの変形例を示す正面図および側面図である。前記透明インナーレンズ8Aは、円環状形状の処理部31に対して、花びら形状の処理部37を複数個(この例では、8個)等間隔に透明インナーレンズ8Aの側面に設けたものである。
図11(A)および(B)は、透明インナーレンズ8Bの変形例を示す正面図および側面図である。前記透明インナーレンズ8Bは、円環状形状の処理部31に対して、長方形形状の処理部38を複数個(この例では、8個)等間隔に透明インナーレンズ8Bの側面に設けたものである。なお、前記透明インナーレンズ8Bの側面のうち前記処理部38が設けられている部分以外の部分は、削除されている。
図12(A)および(B)は、透明インナーレンズ8Cおよび8Dの変形例を示す正面図である。前記透明インナーレンズ8Cは、円環状形状の処理部39を径方向に3等分に分割したものである。また、前記透明インナーレンズ8Dは、円環状形状の処理部40を周方向に2等分に分割したものである。
図13(A)および(B)は、透明インナーレンズ8Eおよび8Fの変形例を示す正面図である。前記透明インナーレンズ8Eは、花びら形状の処理部41を複数個(この例では、8個)等間隔に透明インナーレンズ8Eの側面に設けたものである。なお、前記透明インナーレンズ8Eの側面のうち前記処理部41が設けられている部分以外の部分は、削除されている。また、前記透明インナーレンズ8Fは、円環状形状の処理部31に対して、半円もしくは半長円形状の処理部42を複数個(この例では、12個)等間隔に透明インナーレンズ8Fの側面に設けたものである。
このように、透明インナーレンズ8、8A、8B、8C、8D、8E、8Fの形状、および、処理部31、37、38、39、40、41、42の形状などを変えて、多種多様の透明インナーレンズ8、8A、8B、8C、8D、8E、8Fの処理部31、37、38、39、40、41、42の放電灯15の非点灯時における見え方および放電灯15の点灯時における見え方が得られる。なお、透明インナーレンズの処理部の形状は、前記の処理部31、37、38、39、40、41、42以外の形状でも良い。
図14〜図16は、この発明にかかる車両用灯具の実施例2を示す。図中、図1〜図13と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施例2にかかる車両用灯具について説明する。図において、符号100は、この実施例2にかかる車両用灯具である。
この実施例2にかかる車両用灯具100は、前記の実施例1にかかる車両用灯具1に対して、透明インナーレンズ8およびインナーパネル9を省略したものである。すなわち、この実施例2にかかる車両用灯具100のインナーレンズ7Cが前記の実施例1にかかる車両用灯具1の透明インナーレンズ8およびインナーパネル9を兼ねるものである。
前記インナーレンズ7Cのうちランプユニット6の投影レンズ17に対応する部分には、前記円形の開口部28が設けられている。図14および図15に示すように、前記開口部28の全周縁には、台形の凸部43が一体に設けられている。前記凸部43には、円環状形状の処理部44が設けられている。前記処理部44は、前記の実施例1の処理部31と同様に、たとえば、蒸着、塗装、印刷、シボ加工、不透明材のインサート成形、フィルムの貼付けなどからなる。また、前記処理部44は、前記凸部43の板厚を変えたり、前記凸部43の裏面(前記ランプユニット6と対向する側の面)にリブやプリズムなどを設けたりするものからなる。なお、前記処理部44は、円環状形状の他に、図10〜図13に示す形状のもの、その他の形状のものであっても良い。
この実施例2にかかる車両用灯具100は、以上のごとき構成からなるの、前記の実施例1にかかる車両用灯具1とほぼ同様の作用効果と達成することができる。特に、この実施例2にかかる車両用灯具100は、インナーレンズ7Cの開口部28の全周縁の台形の凸部43に処理部44(特に、凸部43の板厚を変えたり、凸部43の裏面にリブやプリズムなどを設けたりする処理部)を設けたので、放電灯15の非点灯時においてはインナーレンズ7C全体が変化の無い乳白色レンズに見えるが、放電灯15の点灯時においてはインナーレンズ7Cの処理部44が変化して見える。
また、この実施例2にかかる車両用灯具100は、透明樹脂24に光拡散剤25を分散させた樹脂組成物からなるインナーレンズ7Cがインナーパネルを兼ねるので、インナーパネルを省略することができ、その分、部品点数を軽減することができ、かつ、製造コストを安価にすることができる。
さらに、この実施例2にかかる車両用灯具100は、透明樹脂24に光拡散剤25を分散させた樹脂組成物からなるインナーレンズ7Cがインナーパネルを兼ねるので、図15に示すように、ランプユニット6の投影レンズ17から照射された光がランプレンズ4の内面(もしくは外面、両面)で反射した光L2がインナーパネルを兼ねたインナーレンズ7Cを透過する。このために、この実施例2にかかる車両用灯具100は、投影レンズ17から照射光であってランプレンズ4からの反射光L2がインナーパネルで反射してランプレンズ4から外部に出射してグレアとなるのを防止することができる。
図16は、前記の実施例2にかかる車両用灯具100のインナーレンズ7Dの変形例を示す断面図である。この変形例のインナーレンズ7Dは、前記のインナーレンズ7Cに対して凸部43を設けなかったものであって、処理部を任意に設けるものである。
この実施例2にかかる車両用灯具100の変形例のインナーレンズ7Dは、上記のごとき構成からなるので、前記のインナーレンズ7Cと同様の作用効果を達成することができる。特に、透明樹脂24に光拡散剤25を分散させた樹脂組成物からなるインナーレンズ7Dがインナーパネルを兼ねるので、図16に示すように、ランプレンズ4を透過して灯室2内に入射した太陽光L3がインナーパネルを兼ねたインナーレンズ7Dを透過する。このために、この実施例2にかかる車両用灯具100は、ランプレンズ4を透過して灯室2内に入射した太陽光L3がインナーパネルで反射してランプレンズ4から外部に出射してグレアとなるのを防止することができる。
図17および図18は、この発明にかかる車両用灯具の実施例3を示す。図中、図1〜図16と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施例3にかかる車両用灯具について説明する。図において、符号101は、この実施例3にかかる車両用灯具である。
この実施例3にかかる車両用灯具101は、前記の実施例1、2にかかる車両用灯具1、100に対してランプユニット6の代わりにLEDや白熱バルブやハロゲンバルブなどの光源45を使用するものである。前記光源45をソケット46に着脱可能に取り付け、前記ソケット46をランプハウジング3に着脱可能に取り付ける。この結果、前記光源45が灯室2内に配置される。前記灯室2内には、前記光源45からの光をランプレンズ4側に反射させるリフレクタ47が配置されている。
透明樹脂24に光拡散剤25を分散させた樹脂組成物からなるインナーレンズ7Eのうち、前記灯室2内に配置されている前記光源45に対応する部分には、(円筒形状の)筒部48が一体に設けられていて、かつ、前記筒部48には(円形の)開口部49が形成されている。
一方、前記インナーレンズ7Eよりもランプレンズ4側に設けられている透明インナーレンズ8Gのうち、前記インナーレンズ7Eの前記筒部48の前記開口部49の全周縁には、台形の凸部50が一体に設けられている。前記凸部50には、円環状形状の処理部51が設けられている。前記処理部51は、前記の実施例1、2の処理部31、44と同様に、たとえば、蒸着、塗装、印刷、シボ加工、不透明材のインサート成形、フィルムの貼付けなどからなる。なお、前記処理部51は、円環状形状の他に、図10〜図13に示す形状のもの、その他の形状のものであっても良い。
この実施例3にかかる車両用灯具101は、以上のごとき構成からなるの、前記の実施例1、2にかかる車両用灯具1、100とほぼ同様の作用効果と達成することができる。特に、この実施例3にかかる車両用灯具101は、インナーレンズ7Eのうち灯室2内に配置されている光源45に対応する部分に、光源45からの光が通過する開口部49を、設けたので、光源45からの光をインナーレンズ7Eの開口部49から外部に照射させることができる。これにより、インナーレンズ7Eを使用しても光源45から必要な光量を確保することができる。
図19および図20は、この発明にかかる車両用灯具の実施例4を示す。図中、図1〜図18と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施例4にかかる車両用灯具について説明する。図において、符号102は、この実施例4にかかる車両用灯具である。
この実施例4にかかる車両用灯具102は、前記の実施例3にかかる車両用灯具101に対して透明インナーレンズ8Gを省略したものである。インナーレンズ7Fの筒部48の底(筒部48のうちランプレンズ4と反対側の箇所)に閉塞部を一体に設ける。前記閉塞部には、処理部52を設ける。前記処理部52は、前記処理部44は、前記凸部43の板厚を変えたり、前記凸部43の裏面(前記ランプユニット6と対向する側の面)にリブやプリズムなどを設けたりするものからなる。
前記インナーレンズ7Fの前記筒部48のランプレンズ4側の開口部の全周縁には、台形の凸部53が一体に設けられている。前記凸部53には、円環状形状の処理部54が設けられている。前記処理部54は、前記の実施例1、2、3の処理部31、44、51と同様に、たとえば、蒸着、塗装、印刷、シボ加工、不透明材のインサート成形、フィルムの貼付けなどからなる。なお、前記処理部54は、円環状形状の他に、図10〜図13に示す形状のもの、その他の形状のものであっても良い。
この実施例4にかかる車両用灯具102は、以上のごとき構成からなるの、前記の実施例1、2、3にかかる車両用灯具1、100、101とほぼ同様の作用効果と達成することができる。特に、この実施例4にかかる車両用灯具102は、透明インナーレンズを省略することができるので、その分、部品点数を軽減することができ、かつ、製造コストを安価にすることができる。
以下、上記の実施例1、2、3、4以外の例について説明する。前記の実施例1、2、3、4においては、車両用灯具としてフロントコンビネーションランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両用灯具としてフロントコンビネーションランプ以外のランプ、たとえば、ヘッドランプ、フォグランプ、リヤコンビネーションランプなどであっても良い。
また、前記の実施例1、2においては、プロジェクタタイプのランプユニット6により所定の配光パターンが得られるものである。ところが、この発明においては、この所定の配光パターンとして、走行用配光パターン、霧用配光パターンや雨用配光パターンやオーバーヘッドサイン用配光パターン、または、シェードを利用してカットオフラインを有するすれ違い用配光パターンおよび高速道路用配光パターンなどであっても良い。
この発明にかかる車両用灯具の実施例1を示すフロントコンビネーションランプの正面図である。 同じく、図1におけるII−II線断面図(水平断面図)である。 同じく、図1におけるIII−III線断面図(垂直断面図)である。 同じく、インナーレンズとランプユニットのフレームとを示す斜視図である。 図2におけるV−V線断面図である。 同じく、透明樹脂に光拡散剤を分散させた樹脂組成物からなるインナーレンズの光拡散作用を示す説明図である。 同じく、インナーレンズの変形例を示す斜視図である。 同じく、インナーレンズの変形例を示す断面図である。 同じく、インナーレンズとランプユニットのフレームとの変形例を示す斜視図である。 同じく、透明インナーレンズの変形例を示す説明図である。 同じく、透明インナーレンズの変形例を示す説明図である。 同じく、透明インナーレンズの変形例を示す説明図である。 同じく、透明インナーレンズの変形例を示す説明図である。 この発明にかかる車両用灯具の実施例2を示す水平断面図(図1におけるII−II線断面図)である。 同じく、垂直断面図(図1におけるIII−III線断面図)である。 同じく、変形例を示す垂直断面図(図1におけるIII−III線断面図)である。 この発明にかかる車両用灯具の実施例3を示す図1におけるXVII−XVII線断面図(水平断面図)である。 同じく、図1におけるXVIII−XVIII線断面図(垂直断面図である。 この発明にかかる車両用灯具の実施例4を示す水平断面図(図1におけるXVII−XVII線断面図)である。 同じく、垂直断面図(図1におけるXVIII−XVIII線断面図)である。
符号の説明
1、100、101、102 車両用灯具
2 灯室
3 ランプハウジング
4 ランプレンズ
5 キャップ
6 ランプユニット
7、7A、7B、7C、7D、7E、7F インナーレンズ
8、8A、8B、8C、8D、8E、8F、8G 透明インナーレンズ
9 インナーパネル
10 前部開口部
11 後部開口部
12 後部開口脚部
13 シール部材
14 前部開口部
15 放電灯
16 リフレクタ
17 投影レンズ
18 フレーム
19 ソケット
20 発光部
21 反射面
22 透孔
23、23B 窓部
24 透明樹脂
25 光拡散剤
26 山部
27 谷部
28 円形の開口部
29 円形の開口部
30 凸部
31 処理部
32 スイブル装置
33 回転軸
34 ベアリング
35 プリズム
36 プリズム
37 処理部
38 処理部
39 処理部
40 処理部
41 処理部
42 処理部
43 凸部
44 処理部
45 光源
46 ソケット
47 リフレクタ
48 筒部
49 開口部
50 凸部
51 処理部
52 処理部
53 凸部
54 処理部
Z−Z 反射面の光軸
F1 反射面の第1焦点
L 光
L1 放電灯からの光
L2 投影レンズからの光
L3 太陽光
EP アイポイント

Claims (5)

  1. インナーレンズを備える車両用灯具において、
    灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている光源もしくはランプユニット、および、インナーレンズと、
    を備え、
    前記インナーレンズは、透明樹脂に光拡散剤を分散させた樹脂組成物からなる、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記インナーレンズのうち、前記灯室内に配置されている前記光源に対応する部分には、前記光源からの光が通過する開口部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ランプユニットは、光源と、前記光源からの光を反射させる反射面を有するリフレクタと、前記反射面からの反射光を前方に投影する投影レンズと、前記投影レンズと前記リフレクタとの間に配置されていて前記投影レンズおよび前記リフレクタを固定保持し、かつ、前記光源からの光が漏れる窓部が設けられているフレームと、から構成されているプロジェクタタイプのランプユニットであり、
    前記インナーレンズには、前記投影レンズからの光が通過する開口部が設けられていて、前記インナーレンズは、前記フレームよりも前記ランプレンズ側に位置し、かつ、前記フレームの前記窓部を覆う範囲に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  4. 前記インナーレンズには、遮光処理や偏光処理が施されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 前記インナーレンズよりも前記ランプレンズ側には、透明樹脂からなる透明インナーレンズが設けられていて、
    前記透明インナーレンズには、遮光処理や偏光処理が施されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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