JP2009194416A - 再生システム、制御装置および制御方法、再生装置および再生方法、並びにプログラム - Google Patents
再生システム、制御装置および制御方法、再生装置および再生方法、並びにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009194416A JP2009194416A JP2008029994A JP2008029994A JP2009194416A JP 2009194416 A JP2009194416 A JP 2009194416A JP 2008029994 A JP2008029994 A JP 2008029994A JP 2008029994 A JP2008029994 A JP 2008029994A JP 2009194416 A JP2009194416 A JP 2009194416A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- content
- playback
- resume information
- reproduction
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
【課題】複数の再生装置間でユーザに好適なリジューム再生を容易に行う。
【解決手段】コンテンツ配信サーバ12は、コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報をリモコン16に送信する。リモコン16は、そのリジューム情報を保持する。リモコン16は、コンテンツの再生をコンテンツ配信クライアント15に要求するととともに、コンテンツ配信クライアント15にリジューム情報を送信する。コンテンツ配信クライアント15は、リモコン16からリジューム情報が送信されてきた場合、リモコン16からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置からコンテンツを再生する。本発明は、例えば、コンテンツ配信システムに適用することができる。
【選択図】図1
【解決手段】コンテンツ配信サーバ12は、コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報をリモコン16に送信する。リモコン16は、そのリジューム情報を保持する。リモコン16は、コンテンツの再生をコンテンツ配信クライアント15に要求するととともに、コンテンツ配信クライアント15にリジューム情報を送信する。コンテンツ配信クライアント15は、リモコン16からリジューム情報が送信されてきた場合、リモコン16からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置からコンテンツを再生する。本発明は、例えば、コンテンツ配信システムに適用することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、再生システム、制御装置および制御方法、再生装置および再生方法、並びにプログラムに関し、特に、複数の再生装置間でユーザに好適なリジューム再生を容易に行うことができるようにした再生システム、制御装置および制御方法、再生装置および再生方法、並びにプログラムに関する。
近年、ホームネットワーク環境の普及に伴い、サーバに蓄積された動画や音楽などのコンテンツを、ネットワークを介して再生装置から視聴する視聴システムが一般的になってきている。このような視聴システムでは、ユーザは、例えば、リビングで視聴していた映画の続きを、寝室に移動して視聴することができる。
しかしながら、いままで視聴していたコンテンツの続きを移動先で視聴する場合、移動先の再生装置で、そのコンテンツを蓄積しているサーバとコンテンツを選択し、そのコンテンツを視聴し終えた箇所まで早送りするといった、ユーザの煩雑な作業が必要となる。
ところで、現在、DVD(Digital Versatile Disc)プレイヤなどの再生装置では、一般的に、コンテンツの再生中に停止ボタンが押下されると、次回の再生時に続きから再生することができるように、次回の再生開始位置を表す情報がリジューム情報として保持され、次回の再生時には、そのリジューム情報に基づいて再生が行われる。これにより、ユーザは再生ボタンを押下するだけで、前回の続きからコンテンツを視聴することができる。従って、上述したネットワークを介した視聴システムにおいても、同様の作業で前回の続きから視聴を再開可能にすることが望ましい。
そこで、視聴済みの位置をサーバなどに保存させ、その視聴済みの位置に基づいて、移動先の再生装置で前回の続きからコンテンツを再生させることが考えられる。この場合、ホームネットワーク環境にある機器は、家族といった複数のユーザによって使用されることが多いため、ユーザごとの視聴済みの位置の保存と、ユーザの識別が必要となる。
例えば、特許文献1に記載されている視聴システムは、ユーザを識別するためのユーザIDと、そのユーザにおける視聴済みの位置を保存し、視聴を再開する際にユーザにより入力されたユーザIDによってユーザを識別する。
このような視聴システムでは、視聴を再開する際に、ユーザIDを入力するという煩雑な作業をユーザが行わなければならない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、複数の再生装置間でユーザに好適なリジューム再生を容易に行うことができるようにするものである。
本発明の第1の側面の再生システムは、コンテンツを再生する第1および第2の再生装置と、前記コンテンツの再生を制御する制御装置とを備える再生システムにおいて、前記第1および第2の再生装置は、前記制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツを再生する再生手段と、前記コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を前記制御装置に送信するリジューム情報送信手段とを備え、前記再生手段は、前記制御装置から前記リジューム情報が送信されてきた場合、前記制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置から前記コンテンツを再生し、前記制御装置は、前記コンテンツの再生を前記第1または第2の再生装置に要求する要求手段と、前記リジューム情報送信手段により送信されてくるリジューム情報を保持する保持手段とを備え、前記要求手段は、前記保持手段に前記リジューム情報が保持されている場合、前記コンテンツの再生を前記第1または第2の再生装置に要求するとともに、その第1または第2の再生装置に前記保持手段により保持されているリジューム情報を送信する。
本発明の第1の側面の再生システムにおいて、前記第1の再生装置と前記第2の再生装置はネットワークを介して接続され、前記第1の再生装置は、前記コンテンツを記録する記録手段と、前記第2の再生装置からの要求に応じて、前記コンテンツを前記第2の再生装置に送信するコンテンツ送信手段とをさらに備え、前記第2の再生装置の前記再生手段は、前記制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツの送信を前記第1の再生装置に要求し、その要求により前記コンテンツ送信手段から送信されてくるコンテンツを再生することができる。
本発明の第2の側面の制御装置は、コンテンツの再生を制御する制御装置において、前記コンテンツを再生する再生装置に前記コンテンツの再生を要求する要求手段と、前記再生装置から送信されてくる、前記コンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を保持する保持手段とを備え、前記要求手段は、前記保持手段に前記リジューム情報が保持されている場合、前記コンテンツの再生を前記再生装置に要求するとともに、前記保持手段により保持されているリジューム情報を前記再生装置に送信する。
本発明の第2の側面の制御方法は、コンテンツの再生を制御する制御装置の制御方法において、前記コンテンツを再生する再生装置に前記コンテンツの再生を要求し、前記再生装置から送信されてくる、前記コンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を保持させるステップを含み、前記リジューム情報が保持されている場合には、前記コンテンツの再生を前記再生装置に要求するとともに、そのリジューム情報を前記再生装置に送信する。
本発明の第2の側面のプログラムは、コンテンツの再生を制御する制御処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、前記コンテンツを再生する再生装置に前記コンテンツの再生を要求し、前記再生装置から送信されてくる、前記コンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を保持させるステップを含み、前記リジューム情報が保持されている場合には、前記コンテンツの再生を前記再生装置に要求するとともに、そのリジューム情報を前記再生装置に送信する制御処理をコンピュータに行わせる。
本発明の第3の側面の再生装置は、コンテンツを再生する再生装置において、前記コンテンツの再生を制御する制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツを再生する再生手段と、前記コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を前記制御装置に送信するリジューム情報送信手段とを備え、前記再生手段は、前記制御装置から前記リジューム情報が送信されてきた場合、前記制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置から前記コンテンツを再生する。
本発明の第3の側面の再生装置は、前記コンテンツを記録する記録手段と、他の再生装置からの要求に応じて、前記コンテンツを前記他の再生装置に送信するコンテンツ送信手段とをさらに備えることができる。
本発明の第3の側面の再生装置において、前記再生手段は、前記制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツの送信を他の再生装置に要求し、その要求により前記他の再生装置から送信されてくるコンテンツを再生することができる。
本発明の第3の側面の再生方法は、コンテンツを再生する再生装置の再生方法において、前記コンテンツの再生を制御する制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツを再生し、前記コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を前記制御装置に送信するステップを含み、前記制御装置から前記リジューム情報が送信されてきた場合には、前記制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置から前記コンテンツを再生する。
本発明の第3の側面のプログラムは、コンテンツを再生する再生処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、前記コンテンツの再生を制御する制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツを再生し、前記コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を前記制御装置に送信するステップを含み、前記制御装置から前記リジューム情報が送信されてきた場合には、前記制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置から前記コンテンツを再生する再生処理をコンピュータに行わせる。
本発明の第1の側面においては、コンテンツを再生する第1および第2の再生装置で、コンテンツの再生を制御する制御装置からの要求に応じて、コンテンツが再生され、コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報が制御装置に送信される。なお、制御装置からリジューム情報が送信されてきた場合には、制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置からコンテンツが再生される。
また、制御装置で、コンテンツの再生が第1または第2の再生装置に要求され、再生装置により送信されてくるリジューム情報が保持される。なお、リジューム情報が保持されている場合には、コンテンツの再生が第1または第2の再生装置に要求されるとともに、その第1または第2の再生装置に保持されているリジューム情報が送信される。
本発明の第2の側面においては、コンテンツを再生する再生装置にコンテンツの再生が要求され、再生装置から送信されてくる、コンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報が保持される。なお、リジューム情報が保持されている場合には、コンテンツの再生が再生装置に要求されるとともに、そのリジューム情報が再生装置に送信される。
本発明の第3の側面においては、コンテンツの再生を制御する制御装置からの要求に応じて、コンテンツが再生され、コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報が制御装置に送信される。なお、制御装置からリジューム情報が送信されてきた場合には、制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置からコンテンツが再生される。
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであっても良い。
以上のように、本発明によれば、複数の再生装置間でユーザに好適なリジューム再生を容易に行うことができる。
図1は、本発明を適用したコンテンツ配信システムの一実施の形態の構成例を示している。
図1のコンテンツ配信システム10は、テレビジョン受像機(以下、TVという)11と接続されるコンテンツ配信サーバ12、ネットワーク13、TV14と接続されるコンテンツ配信クライアント15、およびリモートコントローラ(以下、リモコンという)16により構成される。
このコンテンツ配信システム10は、リモコン16にリジューム情報(詳細は図6で後述する)を保持させておき、そのリジューム情報に基づいて、コンテンツ配信サーバ12に蓄積されているコンテンツのストリームデータ(以下、コンテンツストリームデータという)に対応するコンテンツを、TV11または14に出力させる。
詳細には、コンテンツ配信システム10において、コンテンツ配信サーバ12はコンテンツストリームデータを蓄積している。また、コンテンツ配信サーバ12は、無線通信が可能な範囲にリモコン16が存在する場合、リモコン16と無線で双方向通信を行う。
コンテンツ配信サーバ12は、リモコン16から送信されてくるコンテンツストリームデータの再生の開始を要求する再生開始要求信号に応じて、蓄積しているコンテンツストリームデータを先頭から再生するか、リモコン16から送信されてくるリジューム情報が表す次回の再生開始位置から再生する。これにより、再生されたコンテンツストリームデータに対応するコンテンツがTV11に出力される。
また、コンテンツ配信サーバ12は、リモコン16から送信されてくる再生の停止を要求する再生停止要求信号に応じて、コンテンツストリームデータの再生を停止し、そのコンテンツストリームデータのリジューム情報をリモコン16に送信する。
さらに、コンテンツ配信サーバ12は、コンテンツ配信クライアント15からネットワーク13を介して送信されてくる、コンテンツストリームデータを所定の位置から配信することを要求する配信要求信号に応じて、蓄積しているコンテンツストリームデータを所定の位置から再生し、そのコンテンツストリームデータを、ネットワーク13を介してコンテンツ配信クライアント15に配信する。
コンテンツ配信クライアント15は、コンテンツ配信サーバ12と同様に、無線通信が可能な範囲にリモコン16が存在する場合、リモコン16と無線で双方向通信を行う。コンテンツ配信クライアント15は、リモコン16から送信されてくる再生開始要求信号に応じて、コンテンツストリームデータを先頭から配信することを要求する配信要求信号か、コンテンツストリームデータをリモコン16から送信されてくるリジューム情報が表す次回の再生開始位置から配信することを要求する配信要求信号を、コンテンツ配信サーバ12にネットワーク13を介して送信する。
そして、コンテンツ配信クライアント15は、その配信要求信号に応じて配信されてくるコンテンツストリームデータを受信して再生し、そのコンテンツストリームデータに対応するコンテンツをTV14に出力する。また、コンテンツ配信クライアント15は、リモコン16から送信されてくる再生停止要求信号に応じて、コンテンツストリームデータの再生を停止し、そのコンテンツストリームデータのリジューム情報をリモコン16に送信する。
リモコン16は、ユーザにより操作され、無線通信が可能な範囲に存在するコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15と無線で双方向通信を行う。リモコン16は、コンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15から送信されてくるリジューム情報を保持する。また、リモコン16は、ユーザの操作に応じて、コンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15におけるコンテンツストリームデータの再生を制御する。
例えば、リモコン16は、再生開始要求信号をコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に送信して、コンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に、コンテンツストリームデータの先頭からの再生である通常再生を行わせる。
また、リモコン16は、再生開始要求信号と保持されているリジューム情報をコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に送信して、コンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に、コンテンツストリームデータのリジューム情報が表す次回の再生開始位置からの再生であるリジューム再生を行わせる。
さらに、リモコン16は、再生停止要求信号をコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に送信し、コンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15におけるコンテンツストリームデータの再生を停止させる。
以上のように、コンテンツ配信システム10では、コンテンツ配信サーバ12に蓄積されているコンテンツストリームデータをコンテンツ配信クライアント15で再生することができるので、ユーザは、例えばコンテンツ配信サーバ12をリビングに配置し、コンテンツ配信クライアント15を寝室に配置させることにより、リビングで視聴していたコンテンツを、寝室に移動して視聴することができる。
また、コンテンツ配信システム10では、リジューム情報がリモコン16に保持され、ユーザの操作に応じて、そのリジューム情報が、無線通信が可能な範囲に存在するコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に送信されるので、ユーザは、例えば、TV11でコンテンツを途中まで視聴した後、リモコン16を所持してTV14が配置されている部屋に移動し、リモコン16を操作するだけで、TV14において、TV11で視聴し終えた箇所の続きからコンテンツを視聴することができる。
さらに、コンテンツ配信システム10では、リジューム情報がリモコン16に保持されるので、各ユーザが異なるリモコン16を使用することにより、ユーザごとにリジューム情報を保持させることができる。
その結果、コンテンツ配信システム10では、複数のユーザが利用する場合であっても、各ユーザは、ユーザIDやユーザの特徴を表す情報の入力などといった煩雑な操作を行うことなく、コンテンツストリームデータの再生を停止するための操作を行ったリモコンに対して、リジューム再生を開始するための操作を行うだけで、自分自身に好適なリジューム再生を行うことができる。
従って、コンテンツ配信システム10によれば、コンテンツ配信サーバ12とコンテンツ配信クライアント15の間で、ユーザに好適なリジューム再生を容易に行うことができる。
図2は、図1のコンテンツ配信サーバ12の詳細構成例を示している。
図2のコンテンツ配信サーバ12において、CPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)33、ハードディスク34、ネットワークインターフェース35、出力インターフェース36、リモコン送受信インターフェース37、およびドライブ38は、バス39により相互に接続されている。
CPU31は、ROM33またはハードディスク34に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行する。例えば、CPU31は、リモコン送受信インターフェース37によりリモコン16から受信された再生開始要求信号に応じて、ハードディスク34に記憶されているコンテンツストリームデータを先頭から読み出し、バス39を介して出力インターフェース36に供給することにより、コンテンツストリームデータを通常再生する。
また、CPU31は、リモコン送受信インターフェース37によりリモコン16から受信された再生開始要求信号とリジューム情報に基づいて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置からハードディスク34に記憶されているコンテンツストリームデータを読み出し、バス39を介して出力インターフェース36に供給することにより、コンテンツストリームデータをリジューム再生する。
さらに、CPU31は、リモコン送受信インターフェース37によりリモコン16から受信された再生停止要求信号に応じて、コンテンツストリームデータの再生を停止し、そのコンテンツストリームデータのリジューム情報を、リモコン送受信インターフェース37に供給して、リモコン16に送信させる。
また、CPU31は、ネットワークインターフェース35によりコンテンツ配信クライアント15から受信された配信要求信号に基づいて、ハードディスク34に記憶されているコンテンツストリームデータを所定の位置から再生し、ネットワークインターフェース35に供給して、コンテンツ配信クライアント15に配信させる。
RAM32には、CPU31が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。ネットワークインターフェース35は、ネットワーク13を介してコンテンツ配信クライアント15と通信を行う。例えば、ネットワークインターフェース35は、ネットワーク13を介してコンテンツ配信クライアント15から送信されてくる配信要求信号を受信し、CPU31に供給する。また、ネットワークインターフェース35は、配信要求信号に応じてCPU31から供給されるコンテンツストリームデータを、ネットワーク13を介してコンテンツ配信クライアント15に配信する。
出力インターフェース36は、CPU31から供給されるコンテンツストリームデータに応じて、そのコンテンツストリームデータに対応するコンテンツをTV11に出力する。
リモコン送受信インターフェース37は、無線でリモコン16と双方向通信を行う。例えば、リモコン送受信インターフェース37は、リモコン16から送信されてくる再生開始要求信号、または、再生開始要求信号とリジューム情報を受信し、CPU31に供給する。また、リモコン送受信インターフェース37は、CPU31から供給されるリジューム情報をリモコン16に送信する。
ドライブ38は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア40が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じてハードディスク34に転送され、記憶される。なお、ハードディスク34に記憶されるプログラムは、ネットワーク13を介して取得されるようにしてもよい。
次に、図3を参照して、ハードディスク34に記憶される情報について説明する。
図3に示すように、ハードディスク34には、コンテンツ配信サーバ12を識別するための、コンテンツ配信サーバごとに一意に割り振られた識別子であるサーバ識別子が記憶される。図3の例では、サーバ識別子として「SERVER001」が記憶されている。
また、ハードディスク34には、コンテンツを識別するための、コンテンツごとに一意に割り振られた識別子であるコンテンツ識別子が、そのコンテンツのコンテンツストリームデータに対応付けて記憶される。図3の例では、ハードディスク34に3つのコンテンツのコンテンツストリームデータが記憶されており、各コンテンツのコンテンツストリームデータに対応付けて、「MOVIE001」、「MOVIE002」、「MOVIE003」というコンテンツ識別子が記憶されている。
図4は、図1のコンテンツ配信クライアント15の詳細構成例を示している。
図4のコンテンツ配信クライアント15において、CPU51、RAM52、ROM53、記憶部54、ネットワークインターフェース55、出力インターフェース56、リモコン送受信インターフェース57、およびドライブ58は、バス59により相互に接続されている。
CPU51は、ROM53または記憶部54に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行する。例えば、CPU51は、リモコン送受信インターフェース57によりリモコン16から受信された再生開始要求信号に応じて、コンテンツストリームデータを先頭から配信することを要求する配信要求信号を、コンテンツ配信サーバ12に送信することをネットワークインターフェース55に指示する。
また、CPU51は、リモコン送受信インターフェース57によりリモコン16から受信された再生開始要求信号とリジューム情報に基づいて、コンテンツストリームデータをリジューム情報が表す次回の再生開始位置から配信することを要求する配信要求信号を、コンテンツ配信サーバ12に送信することを、ネットワークインターフェース55に指示する。
そして、CPU51は、配信要求信号に応じてコンテンツ配信サーバ12から送信され、ネットワークインターフェース55により受信されたコンテンツストリームデータを出力インターフェース56に供給することにより、そのコンテンツストリームデータを再生する。
また、CPU51は、リモコン送受信インターフェース57によりリモコン16から受信された再生停止要求信号に応じて、コンテンツストリームデータの再生を停止し、そのコンテンツストリームデータのリジューム情報を、リモコン送受信インターフェース57に供給して、リモコン16に送信させる。
RAM52には、CPU51が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。ネットワークインターフェース55は、ネットワーク13を介してコンテンツ配信サーバ12と通信を行う。例えば、ネットワークインターフェース55は、CPU51からの指示により、配信要求信号を、ネットワーク13を介してコンテンツ配信サーバ12に送信する。また、ネットワークインターフェース55は、その配信要求信号に応じてネットワーク13を介してコンテンツ配信サーバ12から配信されてくるコンテンツストリームデータを受信し、CPU51に供給する。
出力インターフェース56は、CPU51から供給されるコンテンツストリームデータに応じて、そのコンテンツストリームデータに対応するコンテンツをTV14に出力する。
リモコン送受信インターフェース57は、無線でリモコン16と双方向通信を行う。例えば、リモコン送受信インターフェース57は、リモコン16から送信されてくる再生開始要求信号、または、再生開始要求信号とリジューム情報を受信し、CPU51に供給する。また、リモコン送受信インターフェース57は、CPU51から供給されるリジューム情報をリモコン16に送信する。
ドライブ58は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア60が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部54に転送され、記憶される。なお、記憶部54に記憶されるプログラムは、ネットワーク13を介して取得されるようにしてもよい。
図5は、図1のリモコン16の詳細構成例を示している。
図5のリモコン16において、CPU71、RAM72、ROM73、リモコン送受信インターフェース74、およびリモコンボタンインターフェース75は、バス76により相互に接続されている。
CPU71は、ROM73に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行する。例えば、CPU71は、リモコンボタンインターフェース75から供給される通常再生の開始の指令に応じて、再生開始要求信号をリモコン送受信インターフェース74に供給し、無線通信が可能な範囲に存在するコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に送信させる。
また、CPU71は、リモコンボタンインターフェース75から供給されるリジューム再生の開始の指令に応じて、RAM72からリジューム情報を読み出す。そして、CPU71は、そのリジューム情報と再生開始要求信号を、バス76を介してリモコン送受信インターフェース74に供給し、無線通信が可能な範囲に存在するコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に送信させる。
さらに、CPU71は、リモコンボタンインターフェース75から供給される再生の停止の指令に応じて、再生停止要求信号をリモコン送受信インターフェース74に供給し、無線通信が可能な範囲に存在するコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に送信させる。
また、CPU71は、リモコン送受信インターフェース74により、無線通信が可能な範囲に存在するコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15から受信されたリジューム情報を、RAM72に供給して保持させる。
リモコン送受信インターフェース74は、無線通信が可能な範囲に存在するコンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15と双方向通信する。例えば、リモコン送受信インターフェース74は、CPU71から供給される再生開始要求信号、または、再生開始要求信号およびリジューム情報を、コンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15に送信する。また、リモコン送受信インターフェース74は、コンテンツ配信サーバ12またはコンテンツ配信クライアント15から送信されてくるリジューム情報を受信し、バス76を介してCPU71に供給する。
リモコンボタンインターフェース75は、選択ボタン77、再生ボタン78、停止ボタン79などのボタンに接続され、これらのボタンに対するユーザの操作を検知する。この選択ボタン77は、再生対象とするコンテンツストリームデータを選択するときに操作される。
例えば、ユーザは、まず最初に、図示せぬメニューボタンを押下することにより、再生可能なコンテンツストリームデータに対応するタイトルなどの一覧からなるメニュー画面をTV11またはTV14に表示させる。その後、ユーザは、図示せぬ上下ボタンを押下することにより、メニュー画面内のカーソルを上下に移動させ、所望のタイトルに対応する位置に配置させる。そして、ユーザは、選択ボタン77を押下し、カーソルの位置に対応するタイトルのコンテンツストリームデータを再生対象として選択する。
また、再生ボタン78は、コンテンツストリームデータの再生の開始を指示するときに操作され、停止ボタン79は、コンテンツストリームデータの再生の停止を指示するときに操作される。
リモコンボタンインターフェース75は、選択ボタン77が押下された後に再生ボタン78が押下されたことを検知したとき、その選択ボタン77により選択されたコンテンツストリームデータの通常再生の開始の指令を、バス76を介してCPU71に供給する。また、リモコンボタンインターフェース75は、選択ボタン77が押下されずに再生ボタン78が押下されたことを検知したとき、リジューム再生の開始の指令を、バス76を介してCPU71に供給する。さらに、リモコンボタンインターフェース75は、停止ボタン79が押下されたことを検知したとき、再生の停止の指令を、バス76を介してCPU71に供給する。
次に、図6を参照して、図5のRAM72に記憶されるリジューム情報について説明する。
図6に示すように、リジューム情報は、そのリジューム情報に基づくリジューム再生の再生対象であるコンテンツストリームデータが記憶されているコンテンツ配信サーバ12のサーバ識別子、再生対象であるコンテンツストリームデータのコンテンツ識別子、および、再生対象であるコンテンツストリームデータ内の次回の再生開始位置として今回の再生停止位置を表す情報により構成される。このリジューム情報は、次回のリジューム再生時に、直前に再生し終えたコンテンツストリームデータの続きから再生することを可能にするために必要な情報である。
図6の例では、リジューム情報が、サーバ識別子「SERVER001」、コンテンツ識別子「MOVIE002」、および、次回の再生開始位置を表す情報としての次回の再生開始位置の再生時刻「1:32:02」により構成される。
従って、例えば、コンテンツ配信サーバ12のハードディスク34に上述した図3の情報が記憶されている場合、図5のリジューム情報に基づいて、サーバ識別子「SERVER001」が記憶されているハードディスク34から、コンテンツ識別子「MOVIE002」が対応付けられたコンテンツストリームデータのうちの、再生時刻が1時間32分2秒である位置以降のコンテンツストリームデータが読み出され、再生される。
なお、図6の例では、次回の再生開始位置を表す情報として、次回の再生開始位置の再生時刻がリジューム情報に含まれたが、次回の再生開始位置の先頭からのバイト数などが含まれるようにしてもよい。
次に、図7のフローチャートを参照して、図5のリモコン16による停止要求処理について説明する。この停止要求処理は、リモコン送受信インターフェース74が再生開始要求信号を送信したとき、開始される。なお、図7では、リモコン16と無線通信が可能な範囲にコンテンツ配信サーバ12が存在するものとする。
ステップS11において、リモコン16のリモコンボタンインターフェース75は、ユーザにより停止ボタン79が押下されたかを判定し、停止ボタン79が押下されていないと判定した場合、停止ボタン79が押下されたと判定するまで待機する。
ステップS11で停止ボタン79が押下されたと判定された場合、リモコンボタンインターフェース75は、再生の停止の指令を、バス76を介してCPU71に供給する。そして、CPU71は、その指令に応じて、再生停止要求信号をリモコン送受信インターフェース74に供給し、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、リモコン送受信インターフェース74は、CPU71から供給されるコンテンツ配信サーバ12に再生停止要求信号を送信する。ステップS13において、リモコン送受信インターフェース74は、コンテンツ配信サーバ12のリモコン送受信インターフェース37から送信されてくるリジューム情報を受信し、バス76を介してCPU71に供給する。
ステップS14において、CPU71は、リモコン送受信インターフェース74から供給されるリジューム情報を、RAM72に供給して保持させる。そして、CPU71は、リジューム情報を正常に受信したことを表す肯定応答信号をリモコン送受信インターフェース74に供給する。ステップS15において、リモコン送受信インターフェース74は、コンテンツ配信サーバ12に肯定応答信号を送信し、処理は終了する。
なお、図7では、コンテンツ配信サーバ12がリモコン16と無線通信が可能な範囲に存在する場合について説明したが、コンテンツ配信クライアント15がリモコン16と無線通信が可能な範囲に存在する場合も同様に、コンテンツ配信クライアント15との間で停止要求処理が行われる。
次に、図8のフローチャートを参照して、図2のコンテンツ配信サーバ12による停止処理について説明する。この停止処理は、例えば、リモコン16から送信されてくる再生開始要求信号に応じてコンテンツストリームデータの通常再生またはリジューム再生が行われているとき、開始される。
ステップS31において、コンテンツ配信サーバ12のリモコン送受信インターフェース37は、図7のステップS12でリモコン16から送信されてくる再生停止要求信号を受信したかを判定する。ステップS31で再生停止要求信号を受信していないと判定された場合、再生停止要求信号を受信したと判定されるまで待機する。
一方、ステップS31で再生停止要求信号を受信したと判定された場合、リモコン送受信インターフェース37は、再生停止要求信号をCPU31に供給し、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、CPU31は、リモコン送受信インターフェース37から供給される再生停止要求信号に応じて、コンテンツ配信サーバ12のサーバ識別子、現在の再生対象のコンテンツストリームデータに対応付けられているコンテンツ識別子、および、現在の再生位置を次回の再生開始位置として表す情報により構成されるリジューム情報を生成する。そして、CPU31は、そのリジューム情報をリモコン送受信インターフェース37に供給する。
ステップS33において、リモコン送受信インターフェース37は、リモコン16にCPU31から供給されるリジューム情報を送信する。このリジューム情報は、図7のステップS13で受信される。
ステップS34において、リモコン送受信インターフェース37は、図7のステップS15でリモコン16から送信されてくる肯定応答信号を受信したかを判定する。ステップS34でまだ肯定応答信号を受信していないと判定された場合、処理はステップS33に戻り、肯定応答信号を受信したと判定されるまで、ステップS33の処理が繰り返される。
一方、ステップS34で肯定応答信号を受信したと判定された場合、ステップS35において、CPU31は、コンテンツストリームデータの再生を停止し、処理は終了する。
図7の停止要求処理と図8の停止処理により、ユーザは、リモコン16の停止ボタン79を押下することで、リジューム情報をリモコン16に保持させ、コンテンツストリームデータの再生を停止させることができる。
なお、図8では、コンテンツ配信サーバ12による停止処理について説明したが、コンテンツ配信クライアント15による停止処理も同様に行われる。但し、コンテンツ配信クライアント15による停止処理では、ステップS35でコンテンツストリームデータの再生が停止された後、ネットワークインターフェース55によりコンテンツストリームデータの配信の停止を要求する配信停止要求信号が、コンテンツ配信クライアント15に送信される。これにより、コンテンツ配信クライアント15からのコンテンツストリームデータの配信が停止される。
次に、図9のフローチャートを参照して、図5のリモコン16によるリジューム再生要求処理について説明する。このリジューム再生要求処理は、例えば、停止ボタン79が押下されたとき、開始される。なお、図9では、リモコン16と無線通信が可能な範囲にコンテンツ配信クライアント15が存在するものとする。
ステップS50において、リモコン16のリモコンボタンインターフェース75は、選択ボタン77が押下されたかを判定する。ステップS50で選択ボタン77が押下されたと判定された場合、即ちユーザによりリジューム再生の開始が指示される可能性がない場合、処理は終了する。
一方、ステップS50で選択ボタン77が押下されていないと判定された場合、ステップS51において、リモコンボタンインターフェース75は、再生ボタン78が押下されたかを判定する。ステップS51で再生ボタン78が押下されていないと判定された場合、処理はステップS50に戻り、選択ボタン77または再生ボタン78が押下されたと判定されるまで待機する。
そして、ステップS51で、再生ボタン78が押下されたと判定された場合、即ち、ユーザによりリジューム再生の開始が指示された場合、リモコンボタンインターフェース75は、リジューム再生の開始の指令をCPU71に供給する。そして、ステップS52において、CPU71は、リジューム情報がRAM72に保持されているかを判定する。ステップS52でリジューム情報がRAM72に保持されていないと判定された場合、処理はステップS50に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS52でリジューム情報がRAM72に保持されていると判定された場合、CPU71は、そのリジューム情報と再生開始要求信号をリモコン送受信インターフェース74に供給する。そして、ステップS53において、リモコン送受信インターフェース74は、コンテンツ配信クライアント15に、CPU71から供給されるリジューム情報と再生開始要求信号を送信する。
ステップS54において、リモコン送受信インターフェース74は、コンテンツ配信クライアント15からリジューム再生の開始を表すリジューム再生開始応答信号を受信したかを判定する。ステップS54で、リジューム再生開始応答信号を受信していないと判定された場合、処理はステップS53に戻り、リジューム再生開始応答信号を受信したと判定されるまで、ステップS53の処理が繰り返される。
また、ステップS54でリジューム再生開始応答信号を受信したと判定された場合、ステップS55において、CPU71は、RAM72からリジューム情報を消去する。そして、処理は終了する。
なお、図9では、コンテンツ配信クライアント15がリモコン16と無線通信が可能な範囲に存在する場合について説明したが、コンテンツ配信サーバ12がリモコン16と無線通信が可能な範囲に存在する場合も同様に、コンテンツ配信サーバ12との間でリジューム再生要求処理が行われる。
次に、図10を参照して、図4のコンテンツ配信クライアント15によるリジューム再生処理について説明する。このリジューム再生処理は、例えば、コンテンツ配信クライアント15の電源がオンにされたときや、リモコン16から送信されてくる再生停止要求信号に応じてコンテンツストリームデータの再生が停止されたときに開始される。
ステップS71において、コンテンツ配信クライアント15のリモコン送受信インターフェース57は、図9のステップS53でリモコン16から送信されてくるリジューム情報と再生開始要求信号を受信したかを判定する。ステップS71でリジューム情報と再生開始要求信号を受信していないと判定された場合、リジューム情報と再生開始要求信号を受信したと判定されるまで待機する。
一方、ステップS71でリジューム情報と再生開始要求信号を受信したと判定された場合、リモコン送受信インターフェース57は、リジューム情報と再生開始要求信号をCPU51に供給する。CPU51は、リモコン送受信インターフェース57から供給されるリジューム情報と再生開始要求信号に基づいて、リジューム情報に含まれるサーバ識別子で特定されるコンテンツ配信サーバ12に、リジューム情報に含まれるコンテンツ識別子に対応するコンテンツストリームデータを、リジューム情報が表す次回の再生開始位置から配信することを要求する配信要求信号を送信することを、ネットワークインターフェース55に指示する。
そして、ステップS72において、ネットワークインターフェース55は、CPU51からの指示により、コンテンツ配信サーバ12に配信要求信号を送信する。ステップS73において、ネットワークインターフェース55は、この配信要求信号に応じてコンテンツ配信サーバ12から配信されてくる、リジューム情報が表す次回の再生開始位置からのコンテンツストリームデータの受信を開始する。ネットワークインターフェース55は、受信されたコンテンツストリームデータをCPU51に供給する。
ステップS74において、CPU51は、ネットワークインターフェース55から供給されるコンテンツストリームデータの出力インターフェース56への供給を開始することにより、コンテンツストリームデータのリジューム再生を開始する。このコンテンツストリームデータに対応するコンテンツは、出力インターフェース56によりTV14から出力される。これにより、ユーザは、直前に視聴し終えたコンテンツの続きからコンテンツを視聴することができる。
なお、ステップS74で開始されたリジューム再生は、図8の停止処理と同様にコンテンツ配信クライアント15により行われる停止処理のステップS35の処理に対応する処理によって停止される。
ステップS75において、リモコン送受信インターフェース57は、リモコン16へリジューム再生開始応答信号を送信し、処理は終了する。
なお、図10では、コンテンツ配信クライアント15によるリジューム再生処理について説明したが、コンテンツ配信サーバ12によるリジューム再生処理も同様に行われる。但し、コンテンツ配信サーバ12によるリジューム再生処理では、ステップS72およびS73の処理が行われず、ステップS74において、ハードディスク34に記憶されている、リジューム情報に含まれるコンテンツ識別子に対応するコンテンツストリームデータの、リジューム情報が表す次回の再生開始位置からの再生が開始される。
以上のように、図7の停止要求処理、図8の停止処理、図9のリジューム再生要求処理、および、図10のリジューム再生処理が行われることにより、ユーザは、リジューム情報が保持されたリモコン16を、コンテンツ配信クライアント15が配置されている場所に持って行き、そのリモコン16の再生ボタン78を押下するだけで、コンテンツ配信サーバ12において再生が停止されたコンテンツストリームデータの続きから、コンテンツ配信クライアント15において再生することができる。
また、図7の停止要求処理、図8の停止処理、図9のリジューム再生要求処理、および、図10のリジューム再生処理において、コンテンツ配信サーバ12とコンテンツ配信クライアント15を交換した同様の処理が行われことにより、ユーザは、コンテンツ配信クライアント15において再生が停止されたコンテンツストリームデータの続きから、コンテンツ配信サーバ12において再生することができる。
なお、図1のコンテンツ配信システム10では、1つのコンテンツ配信クライアント15が設けられたが、複数のコンテンツ配信クライアントが設けられるようにしてもよい。この場合、例えば、図7の停止要求処理、図8の停止処理、図9のリジューム再生要求処理、および、図10のリジューム再生処理において、コンテンツ配信サーバ12と、コンテンツ配信クライアント15とは異なる他のコンテンツ配信クライアントとを交換した同様の処理が行われることにより、ユーザは、例えば、あるコンテンツ配信クライアントにおいて再生を停止したコンテンツストリームデータの続きから、他のコンテンツ配信クライアントにおいて再生することができる。
また、図1のコンテンツ配信システム10において、コンテンツ配信サーバ12やリモコン16も複数設けられるようにしてもよい。
さらに、図1のコンテンツ配信システム10では、コンテンツ配信クライアント15がリジューム再生を行う場合、リジューム情報が表す次回の再生開始位置以降のコンテンツストリームデータがコンテンツ配信サーバ12から配信されたが、コンテンツストリームデータが先頭から配信されるようにしてもよい。この場合、コンテンツ配信クライアント15は、コンテンツ配信サーバ12から配信されてきたコンテンツストリームデータのうち、リジューム情報が表す次回の再生開始位置以降のコンテンツストリームデータを再生することにより、リジューム再生を行う。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 コンテンツ配信システム, 12 コンテンツ配信サーバ, 13 ネットワーク, 15 コンテンツ配信クライアント, 31 CPU, 34 ハードディスク, 35 ネットワークインターフェース, 37 リモコン送受信インターフェース, 51 CPU, 57 リモコン送受信インターフェース, 72 RAM, 74 リモコン送受信インターフェース
Claims (10)
- コンテンツを再生する第1および第2の再生装置と、前記コンテンツの再生を制御する制御装置とを備える再生システムにおいて、
前記第1および第2の再生装置は、
前記制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツを再生する再生手段と、
前記コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を前記制御装置に送信するリジューム情報送信手段と
を備え、
前記再生手段は、前記制御装置から前記リジューム情報が送信されてきた場合、前記制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置から前記コンテンツを再生し、
前記制御装置は、
前記コンテンツの再生を前記第1または第2の再生装置に要求する要求手段と、
前記リジューム情報送信手段により送信されてくるリジューム情報を保持する保持手段と
を備え、
前記要求手段は、前記保持手段に前記リジューム情報が保持されている場合、前記コンテンツの再生を前記第1または第2の再生装置に要求するとともに、その第1または第2の再生装置に前記保持手段により保持されているリジューム情報を送信する
再生システム。 - 前記第1の再生装置と前記第2の再生装置はネットワークを介して接続され、
前記第1の再生装置は、
前記コンテンツを記録する記録手段と、
前記第2の再生装置からの要求に応じて、前記コンテンツを前記第2の再生装置に送信するコンテンツ送信手段と
をさらに備え、
前記第2の再生装置の前記再生手段は、前記制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツの送信を前記第1の再生装置に要求し、その要求により前記コンテンツ送信手段から送信されてくるコンテンツを再生する
請求項1に記載の再生システム。 - コンテンツの再生を制御する制御装置において、
前記コンテンツを再生する再生装置に前記コンテンツの再生を要求する要求手段と、
前記再生装置から送信されてくる、前記コンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を保持する保持手段と
を備え、
前記要求手段は、前記保持手段に前記リジューム情報が保持されている場合、前記コンテンツの再生を前記再生装置に要求するとともに、前記保持手段により保持されているリジューム情報を前記再生装置に送信する
制御装置。 - コンテンツの再生を制御する制御装置の制御方法において、
前記コンテンツを再生する再生装置に前記コンテンツの再生を要求し、
前記再生装置から送信されてくる、前記コンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を保持させる
ステップを含み、
前記リジューム情報が保持されている場合には、前記コンテンツの再生を前記再生装置に要求するとともに、そのリジューム情報を前記再生装置に送信する
制御方法。 - コンテンツの再生を制御する制御処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記コンテンツを再生する再生装置に前記コンテンツの再生を要求し、
前記再生装置から送信されてくる、前記コンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を保持させる
ステップを含み、
前記リジューム情報が保持されている場合には、前記コンテンツの再生を前記再生装置に要求するとともに、そのリジューム情報を前記再生装置に送信する
制御処理をコンピュータに行わせるプログラム。 - コンテンツを再生する再生装置において、
前記コンテンツの再生を制御する制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツを再生する再生手段と、
前記コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を前記制御装置に送信するリジューム情報送信手段と
を備え、
前記再生手段は、前記制御装置から前記リジューム情報が送信されてきた場合、前記制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置から前記コンテンツを再生する
再生装置。 - 前記コンテンツを記録する記録手段と、
他の再生装置からの要求に応じて、前記コンテンツを前記他の再生装置に送信するコンテンツ送信手段と
をさらに備える
請求項6に記載の再生装置。 - 前記再生手段は、前記制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツの送信を他の再生装置に要求し、その要求により前記他の再生装置から送信されてくるコンテンツを再生する
請求項6に記載の再生装置。 - コンテンツを再生する再生装置の再生方法において、
前記コンテンツの再生を制御する制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツを再生し、
前記コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を前記制御装置に送信する
ステップを含み、
前記制御装置から前記リジューム情報が送信されてきた場合には、前記制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置から前記コンテンツを再生する
再生方法。 - コンテンツを再生する再生処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記コンテンツの再生を制御する制御装置からの要求に応じて、前記コンテンツを再生し、
前記コンテンツの再生が停止された場合、そのコンテンツの次回の再生開始位置を表すリジューム情報を前記制御装置に送信する
ステップを含み、
前記制御装置から前記リジューム情報が送信されてきた場合には、前記制御装置からの要求に応じて、そのリジューム情報が表す次回の再生開始位置から前記コンテンツを再生する
再生処理をコンピュータに行わせるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008029994A JP2009194416A (ja) | 2008-02-12 | 2008-02-12 | 再生システム、制御装置および制御方法、再生装置および再生方法、並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008029994A JP2009194416A (ja) | 2008-02-12 | 2008-02-12 | 再生システム、制御装置および制御方法、再生装置および再生方法、並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009194416A true JP2009194416A (ja) | 2009-08-27 |
Family
ID=41076091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008029994A Pending JP2009194416A (ja) | 2008-02-12 | 2008-02-12 | 再生システム、制御装置および制御方法、再生装置および再生方法、並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009194416A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011024781A1 (ja) | 2009-08-25 | 2011-03-03 | シチズンファインテックミヨタ株式会社 | 波長変換素子及びその製造方法 |
JP2012114605A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 制御装置及び制御方法 |
JP2012142660A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Sony Corp | 情報処理装置、再生制御方法、プログラム、及びコンテンツ再生システム |
WO2018051478A1 (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | ヤマハ株式会社 | 情報処理装置、スマートフォン、再生装置、プログラムおよび情報処理方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005026923A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Sony Corp | コンテンツ再生装置 |
JP2006146996A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Yamaha Corp | コンテンツ再生システム |
JP2007259343A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Toshiba Corp | 再生制御装置および再生制御方法 |
JP2007323732A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Toshiba Corp | 再生制御装置、再生制御方法、及び再生装置 |
-
2008
- 2008-02-12 JP JP2008029994A patent/JP2009194416A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005026923A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Sony Corp | コンテンツ再生装置 |
JP2006146996A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Yamaha Corp | コンテンツ再生システム |
JP2007259343A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Toshiba Corp | 再生制御装置および再生制御方法 |
JP2007323732A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Toshiba Corp | 再生制御装置、再生制御方法、及び再生装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011024781A1 (ja) | 2009-08-25 | 2011-03-03 | シチズンファインテックミヨタ株式会社 | 波長変換素子及びその製造方法 |
JP2012114605A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 制御装置及び制御方法 |
JP2012142660A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Sony Corp | 情報処理装置、再生制御方法、プログラム、及びコンテンツ再生システム |
US9432220B2 (en) | 2010-12-28 | 2016-08-30 | Sony Corporation | Apparatus, method and system to select content from history information representing previously reproduced content |
US9805132B2 (en) | 2010-12-28 | 2017-10-31 | Saturn Licensing Llc | Apparatus, method and system to select content from history information representing previously reproduced content |
WO2018051478A1 (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | ヤマハ株式会社 | 情報処理装置、スマートフォン、再生装置、プログラムおよび情報処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10382510B2 (en) | Home automation system and method including remote media access | |
KR101143691B1 (ko) | 정보 제어 방법, 정보 재생 시스템, 정보 제공 장치, 정보 재생 장치, 및 기록 매체 | |
JP4281798B2 (ja) | コンテンツ再生システム、電子機器、再生制御方法、およびプログラム | |
WO2004066622A1 (ja) | 通信システムおよび方法、情報処理装置および方法、情報管理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム | |
JP2009171232A (ja) | コンテンツ再生装置および制御方法 | |
JP2007323732A (ja) | 再生制御装置、再生制御方法、及び再生装置 | |
JP2013531824A (ja) | ホームエンターテイメントネットワークについてのネットワーク装置 | |
JP4385996B2 (ja) | コンテンツ表示再生システム、コンテンツ表示再生方法、コンテンツ表示再生プログラムを記録した記録媒体及び操作制御装置 | |
JP2010028791A (ja) | 操作制御装置、コンテンツリストの表示方法、およびコンテンツ表示再生システム | |
WO2016129216A1 (ja) | 再生装置および出力装置 | |
JP2008251082A (ja) | 録画システムおよび録画再生方法 | |
JP2009194416A (ja) | 再生システム、制御装置および制御方法、再生装置および再生方法、並びにプログラム | |
JP5316537B2 (ja) | コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、コンテンツ再生装置、および、サーバ | |
JP4735441B2 (ja) | Avサーバ装置 | |
JP2008079206A (ja) | コンテンツ再生システム、リモコン装置及び再生装置 | |
JP2008097625A (ja) | 表示制御装置、表示方法、およびプログラム | |
JP2007189418A (ja) | 情報処理装置および方法、並びにプログラム | |
JP2008135985A (ja) | コンテンツ再生機器、コンテンツ再生制御装置、コンテンツ再生方法 | |
JP5398991B2 (ja) | コンテンツ再生装置および制御方法 | |
WO2012124315A1 (ja) | コンテンツ再生装置、コンテンツ再生システムおよびコンテンツ再生方法 | |
JP2014011618A (ja) | コンテンツ編集装置、コンテンツ処理装置、コンテンツ編集プログラム、及びコンテンツ編集方法 | |
US8380813B2 (en) | Network terminal apparatus and method of requesting distribution | |
JP5277486B2 (ja) | コンテンツ再生システムおよび再生方法 | |
JP5338438B2 (ja) | コンテンツ再生システム | |
JP2009087288A (ja) | サーバクライアントシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120724 |