JP2009193192A - モデル予測制御方法およびモデル予測制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外乱に相当する操作量を予測する必要がなく、印加を予知できる外乱の補償が可能なモデル予測制御方法およびモデル予測制御装置を提供する。
【解決手段】外乱が印加されたときの制御量PVの実測値と内部モデルを用いた制御量Yの予測値とのモデル予測誤差を予め学習してメモリ5に記憶し、以後は、学習した前記モデル予測誤差をメモリ5から読み出して、現時刻から未来の予測ホライズン後までのモデル予測誤差の変化量の推定値Cを推定部6で算出し、MPCコントローラ3では、推定値Cを用いて外乱を補償する外乱対応のモデル予測制御を行うようにしている。
【選択図】図1
【解決手段】外乱が印加されたときの制御量PVの実測値と内部モデルを用いた制御量Yの予測値とのモデル予測誤差を予め学習してメモリ5に記憶し、以後は、学習した前記モデル予測誤差をメモリ5から読み出して、現時刻から未来の予測ホライズン後までのモデル予測誤差の変化量の推定値Cを推定部6で算出し、MPCコントローラ3では、推定値Cを用いて外乱を補償する外乱対応のモデル予測制御を行うようにしている。
【選択図】図1
Description
本発明は、制御対象のモデルを用いて制御量を予測するとともに、外乱補償を行うモデル予測制御方法およびモデル予測制御装置に関する。
外乱には、運転シーケンスの一部として発生する外乱(以下「定型の外乱」ともいう)があり、かかる外乱は、運転シーケンスの一部として生じるものであって、印加を予知できる外乱である。
かかる定型の外乱による例として、例えば、射出成形機における運転開始時の新しい材料の投入によるシリンダ温度の低下、あるいは、プラスチックシートの開放端をヒータブロックによって熱圧着して封止するような包装機において、運転開始時にプラスチックシートに熱が奪われることによるヒータブロックの温度の低下、更に、加熱装置のチャンバ内へのワークの投入によるチャンバ温度の低下などがある。また、定型の外乱の中には、外乱の要因である熱の移動の仕方が一定に落ち着くまでに、複数回の外乱を要するものがある。
フィードバック制御では、外乱による影響が制御量に現れてから操作量の修正を始めるので、むだ時間が大きい制御対象ほど、対応の遅れが大きくなり、結果として外乱による制御量の乱れが大きくなってしまう。
かかる定型の外乱による制御量の乱れを低減するために、外乱に相当する操作量を予測し、予測した外乱操作量を、外乱を打ち消すように操作量に加えて、フィードフォワード的に制御する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−227801号公報
外乱による制御量の変化は、容易に計測できるものの、特許文献1では、外乱を操作量として予測しているために、外乱による制御量の変化に基づいて、外乱に相当する操作量を予測するための演算処理、すなわち、外乱による制御量の変化を、操作量に変換するための演算処理が必要になり、精度よく外乱を補償するには、多くの演算が必要になるという課題がある。
本発明は、上述のような点に鑑みて為されたものであって、外乱に相当する操作量を予測する必要がなく、印加を予知できる外乱の補償が可能なモデル予測制御方法およびモデル予測制御装置を提供することを目的とする。
(1)本発明のモデル予測制御方法は、制御対象のモデルを用いて制御量を予測するとともに、印加を予知できる外乱の補償を行うモデル予測制御方法であって、外乱が印加されたときの制御量の実測値と前記モデルを用いた制御量の予測値とのモデル予測誤差を予め学習する学習ステップと、学習した前記モデル予測誤差を用いて、印加される外乱を補償するように制御する外乱対応制御ステップとを含むものである。
印加を予知できる外乱とは、運転シーケンスの一部として発生するような定型の外乱をいう。外乱は、少しずつ変化するような外乱、例えば、外乱の要因である熱の移動の仕方が一定に落ち着くまでに、複数回の外乱を要するものであってもよい。かかる外乱では、1回の学習ステップだけでは、その変化に対応できないので、その変化が収束するまで複数回の学習ステップを実行し、この複数回の学習ステップによって、順次更新されるモデル予測誤差を用いて、外乱対応制御ステップを実行すればよい。また、変化する外乱に対応するために学習ステップを実行しつつ、学習した直前のモデル予測誤差を用いて外乱対応制御ステップを実行する、すなわち、学習ステップと外乱対応制御ステップとを同時に実行してもよい。
学習ステップでは、少なくとも外乱が印加されている期間に亘ってモデル予測誤差を学習するのが好ましい。
運転シーケンスの中に、複数種類の外乱が印加されるような場合には、各種類の外乱に対応するモデル予測誤差をそれぞれ予め学習し、各種類の外乱を、モデル予測誤差を用いてそれぞれ補償するようにすればよい。
本発明のモデル予測制御方法によると、外乱に応じて変化するモデル予測誤差を予め求めておくことにより、以後は、モデル予測誤差を用いて、定型の外乱の補償を行うことが可能となる。しかも、モデル予測誤差は、外乱が印加されたときの制御量の実測値とモデルを用いた予測値との差として算出できるので、従来例のように、外乱が印加されたときの制御量の変化を、外乱に相当する操作量に変換するための演算処理が不要となる。
(2)本発明のモデル予測制御方法の一つの実施形態では、前記学習ステップでは、前記モデル予測誤差を記憶し、前記外乱対応制御ステップでは、記憶した前記モデル予測誤差を用いて、現時刻のモデル予測誤差と未来のモデル予測誤差とのモデル予測誤差の変化量を推定し、推定したモデル予測誤差の変化量を用いて外乱を補償するように制御してもよい。
モデル予測誤差は、そのまま記憶してもよいし、記憶容量を減らすために、折れ線関数や多項式などの近似した形態で記憶するようにしてもよい。
この実施形態によると、予め記憶したモデル予測誤差を用いて、現時刻から未来の予測ホライズン後までのモデル予測誤差の変化量を推定し、このモデル予測誤差の変化量を用いて外乱補償を行うことができる。
(3)上記(2)の実施形態の前記外乱対応制御ステップでは、前記推定したモデル予測誤差の変化量、前記モデルを用いて予測した制御量の予測値、および、未来の目標値と現時刻の制御量との偏差に基づいて、操作量を求めるようにしてもよい。
未来の目標値は、参照軌道上の目標値としてもよい。
この実施形態によると、未来の制御量の予測値を求め、予測区間において予測値が、未来の目標値に出来るだけ近づくように操作量を決定するモデル予測制御において、モデル予測誤差を用いて外乱補償を行うことが可能となる。
(4)本発明の好ましい実施形態では、前記学習ステップおよび前記外乱対応制御ステップを、外乱の印加に先立つタイミング信号に応答して開始するようにしてもよい。
外乱の印加に先立つタイミング信号を用いて、学習ステップおよび外乱対応制御ステップの開始のみならず、終了を制御するようにしてもよく、例えば、前記タイミング信号がONしたときに各ステップを開始し、OFFしたときに各ステップを終了するようにしてもよい。
運転シーケンスの一部として発生するような外乱は、印加されるタイミングを予知できるものであり、この実施形態によると、外乱の印加に先立つタイミング信号を用いて、学習ステップにおけるモデル予測誤差の学習を開始し、あるいは、外乱対応制御ステップにおける外乱補償を開始することができる。
(5)本発明のモデル予測制御装置は、制御対象のモデルを用いて制御量を予測するとともに、印加を予知できる外乱の補償を行うモデル予測制御装置であって、外乱が印加されたときの制御量の実測値と前記モデルを用いた制御量の予測値とのモデル予測誤差を用いて、印加される外乱を補償するように制御する外乱対応制御手段を備えている。
外乱が印加されたときの制御量の実測値とモデルを用いた制御量の予測値とのモデル予測誤差を予め求め、当該モデル予測制御装置あるいは他の上位装置などに記憶し、記憶したモデル予測誤差を用いて外乱補償を行うのが好ましい。
本発明のモデル予測制御装置によると、外乱に応じて変化するモデル予測誤差を予め求めておくことにより、以後は、モデル予測誤差を用いて、定型の外乱の補償を行うことが可能となる。しかも、モデル予測誤差は、外乱が印加されたときの制御量の実測値とモデルを用いた予測値との差として算出できるので、従来例のように、外乱が印加されたときの制御量の変化を、外乱に相当する操作量に変換するための演算処理が不要となる。
(6)本発明の一つの実施形態では、外乱が印加されたときの制御量の実測値と前記モデルを用いた制御量の予測値との前記モデル予測誤差を算出する算出手段と、算出した前記モデル予測誤差を記憶する記憶手段とを備え、前記外乱対応制御手段は、前記記憶手段の前記モデル予測誤差を用いて、印加される外乱を補償するように制御してもよい。
この実施形態によると、外乱に応じて変化するモデル予測誤差を予め記憶手段に記憶し、以後は、記憶したモデル予測誤差を用いて、外乱の補償を行うことが可能となる。
(7)上記(6)の実施形態では、前記外乱対応制御手段は、前記モデル予測誤差を用いて、現時刻のモデル予測誤差と未来のモデル予測誤差とのモデル予測誤差の変化量を推定する推定部を備えるようにしてもよい。
この実施形態によると、予め記憶したモデル予測誤差を用いて、現時刻から未来である予測ホライズン後までのモデル予測誤差の変化量を推定し、このモデル予測誤差の変化量を用いて外乱補償を行うことができる。
(8)上記(7)の実施形態では、前記外乱対応制御手段は、前記モデルを用いて制御量の予測値を求めるとともに、目標値と現時刻の制御量との偏差を求め、前記制御量の予測値、前記偏差、および、前記推定部で推定されたモデル予測誤差の変化量の推定値に基づいて、操作量を求める予測制御部を備えるようにしてもよい。
この実施形態によると、未来の制御量の予測値を求め、予測区間において予測値が、未来の目標値に出来るだけ近づくように操作量を決定するモデル予測制御において、モデル予測誤差を用いて外乱補償を行うことが可能となる。
(9)上記(6)〜(8)のいずれかの実施形態では、前記算出手段によるモデル予測誤差の算出および前記外乱対応制御手段による外乱を補償するための制御を、外乱の印加に先立つタイミング信号に応答して開始するようにしてもよい。
この実施形態によると、外乱の印加に先立つタイミング信号を用いて、モデル予測誤差の算出を開始してモデル予測誤差を記憶することができる一方、以後は、前記タイミング信号を用いて、外乱対応制御手段によるモデル予測誤差を用いた外乱補償を開始することができる。
(10)本発明の一つの実施形態では、前記制御量が温度であって、前記制御対象の温度を制御するものである。
この実施形態によると、温度制御装置として好適に実施できる。
本発明によれば、外乱に応じて変化するモデル予測誤差を予め求めておくことにより、以後は、モデル予測誤差を用いて、定型の外乱の補償を行うことが可能となる。しかも、モデル予測誤差は、外乱が印加されたときの制御量の実測値とモデルを用いた予測値との差として算出できるので、従来例のように、外乱が印加されたときの制御量の変化を、外乱に相当する操作量に変換するための演算処理が不要となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一つの実施の形態に係るモデル予測制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の一つの実施の形態に係るモデル予測制御装置の概略構成を示すブロック図である。
この実施の形態のモデル予測制御装置1は、制御対象2のモデルを、内部モデルとして有し、この内部モデルを用いて、設定値SPと制御対象2からの制御量PVとに基づいて、制御対象2に対して操作量MVを出力する予測制御部としてのMPCコントローラ3を備えており、外乱補償を行わないときには、このMPCコントローラ3によって、通常のモデル予測制御が行なわれる。
このモデル予測制御装置1は、運転シーケンスの一部として生じるような定型の外乱を補償する外乱対応のモデル予測制御を行なえるように、次のように構成されている。
すなわち、予め定型の外乱を印加したときに実測される制御量PVの実測値と内部モデルを用いて予測される制御量Yの予測値とのモデル予測誤差Empを算出する算出部4と、算出されたモデル予測誤差を記憶するメモリ5とを備えており、予め学習モードにおいて、定型外乱が印加されたときのモデル予測誤差を学習して記憶する。この学習モードは、例えば、ユーザの操作によって設定することができる。
外乱は、定型の外乱であって、印加されるタイミングが予知できるので、外乱が印加されるタイミングに先立つ外乱通知信号がONしたタイミングで学習モードを開始し、外乱が印加される期間を含む一定期間Lに亘ってモデル予測誤差を算出してメモリ5に記憶する。
外乱が、例えば、射出成形機における運転開始時の新しい材料の投入によるシリンダ温度の低下である場合には、外乱通知信号として、例えば、運転開始のタイミング信号を用いることができる。
次に、通常の運転モードでは、上記外乱通知信号がONしたタイミングで、外乱が印加される期間を含む後述の一定期間K(K+d+H≦L)に亘って外乱を補償する外乱対応のモデル予測制御を行なう。この外乱対応のモデル予測制御では、メモリ5から読み出したモデル予測誤差を用いて、推定部6で後述のようにモデル予測誤差の変化量Cを推定し、MPCコントローラ3では、このモデル予測誤差の変化量Cを用いて、後述のように外乱を補償するように操作量MVを算出して外乱対応のモデル予測制御を行なう。このMPCコントローラ3および推定部6によって、外乱対応のモデル予測制御を行なう外乱対応制御手段7が構成される。
MPCコントローラ3、算出部4、メモリ5および推定部6などは、例えば、コンピュータによって構成される。
MPCコントローラ3によるモデル予測制御は、図2に示すように、現時刻nにおいて制御量PV(n)を測定し、現時刻の制御量PV(n)を始点として設定値SPに徐々に近づく破線で示す参照軌道を計算する。ここでは、簡単のために、制御ホライズンHuは1とする。
次に内部モデルを用いて、予測ホライズンH後の制御量PVの予測値PV(n+H)が参照軌道に一致するように、現在の時刻nの操作量MV(n)を決定する。
得られた操作量MV(n)を実際に制御対象2に加え、次のサンプリング時刻n+1まではその値を保持する。
時刻n+1において制御量PV(n+1)が測定されれば、改めて時刻n+1を現時刻とみなし、未来の予測値と参照軌道とが、予測ホライズンH後に一致するように操作量を決定し、次のサンプリング時刻までその操作量を制御対象2に加える。以下、この手順を繰り返す。
以下、この実施形態のMPCコントローラ3における予測制御について、詳細に説明する。
このMPCコントローラ3は、上述のように内部モデルを用いて予測制御を行なうものであり、この実施形態では、内部モデルは、サンプリング時間で離散化した次式で表されるN次のARXモデルとしている。
Y(n) = a1*Y(n−1)+a2*Y(n−2)+ ・・・ +aN*Y(n−N)
+b1*U(n−1)+b2*U(n−2)+ ・・・+bM*U(n−M)
ここで、
Y(n):時刻nの内部モデル出力値
U(n):時刻nの操作量
a1〜aN,b1〜bM:内部モデルの係数
N,M:内部モデル次数
である。
Y(n) = a1*Y(n−1)+a2*Y(n−2)+ ・・・ +aN*Y(n−N)
+b1*U(n−1)+b2*U(n−2)+ ・・・+bM*U(n−M)
ここで、
Y(n):時刻nの内部モデル出力値
U(n):時刻nの操作量
a1〜aN,b1〜bM:内部モデルの係数
N,M:内部モデル次数
である。
なお、むだ時間を上記モデルに含ませることもできるけれども、この実施形態では、むだ時間は、内部モデルから切り離して、後述のように別に扱うようにしている。
このARXモデルの決定は、例えば、制御対象2に対する入出力の時系列データ、すなわち、操作量MVおよび制御量PVの時系列データを予め計測し、最小二乗法等を用いて行われる。
この実施形態では、図2の破線で示される参照軌道として、現時刻nでの偏差を、時定数Trで指数関数的に0に近づける軌道を用いている。
すなわち、予測ホライズンH後の参照軌道上の目標値R(n+H)は、次式で求めることができる。
R(n+H)=SP(n+H)−λH *{SP(n)−PV(n)}
λ=exp(−Tc/Tr)
ここで、
PV(n):時刻nの制御量
SP(n),SP(n+H):時刻n,n+Hの目標値
R(n+H):予測ホライズンH先の参照軌道上の目標値
Tc:サンプリング時間
である。
R(n+H)=SP(n+H)−λH *{SP(n)−PV(n)}
λ=exp(−Tc/Tr)
ここで、
PV(n):時刻nの制御量
SP(n),SP(n+H):時刻n,n+Hの目標値
R(n+H):予測ホライズンH先の参照軌道上の目標値
Tc:サンプリング時間
である。
したがって、現時刻nにおける制御量PV(n)からの増分、すなわち、予測ホライズンH後に、制御量PVを、参照軌道上の目標値R(n+H)に一致させるために必要な制御量PVの増分(偏差)ΔP(n+H)は、
ΔP(n+H)=SP(n+H)−λH*{SP(n)−PV(n)}−PV(n)
=(1−λH){SP(n)−PV(n)}+SP(n+H)−SP(n)
となる。
ΔP(n+H)=SP(n+H)−λH*{SP(n)−PV(n)}−PV(n)
=(1−λH){SP(n)−PV(n)}+SP(n+H)−SP(n)
となる。
次に、操作量MVの計算について説明する。
線形の制御対象の場合、モデル出力の挙動は、次の2つの加算により求めることができる。
(1)自由応答
現在の状態を初期値として、未来の操作量MVとして0が継続する場合の、予測ホライズンH後のモデル出力Yf(n+H)を、上述のARXモデルの式から繰り返し計算により求める。
Yf(n+1)=a1*Y(n)+a2*Y(n−1)+ ・・・ +aN*Y(n−N+1)
Yf(n+2)=a1*Yf(n+1)+a2*Y(n)+・・・ +aN*Y(n−N+2)
・・・・・
Yf(n+H)=a1*Yf(n+H−1)+a2*Yf(n+H−2)+ ・・・ +aN*Y(n−N+H )
(2)ステップ応答
初期状態を0として、MV=1(100%)のステップ応答における、時刻Hのモデル出力S(H)を求める。
S(1)=b1
S(2)=a1*S(1)+(b1+b2)
・・・・・
S(H)=a1*S(H−1)+a2*S(H−2)+ ・・・ +aN*S(H−N)+(b1+b2+ ・・・ +bM)
MV=1(100%)ではなく、一般にMV(n)とすると、時刻Hのステップ応答出力はMV(n)*S(H)となる。
現在の状態を初期値として、未来の操作量MVとして0が継続する場合の、予測ホライズンH後のモデル出力Yf(n+H)を、上述のARXモデルの式から繰り返し計算により求める。
Yf(n+1)=a1*Y(n)+a2*Y(n−1)+ ・・・ +aN*Y(n−N+1)
Yf(n+2)=a1*Yf(n+1)+a2*Y(n)+・・・ +aN*Y(n−N+2)
・・・・・
Yf(n+H)=a1*Yf(n+H−1)+a2*Yf(n+H−2)+ ・・・ +aN*Y(n−N+H )
(2)ステップ応答
初期状態を0として、MV=1(100%)のステップ応答における、時刻Hのモデル出力S(H)を求める。
S(1)=b1
S(2)=a1*S(1)+(b1+b2)
・・・・・
S(H)=a1*S(H−1)+a2*S(H−2)+ ・・・ +aN*S(H−N)+(b1+b2+ ・・・ +bM)
MV=1(100%)ではなく、一般にMV(n)とすると、時刻Hのステップ応答出力はMV(n)*S(H)となる。
ここで、
MV(n):時刻nの操作量
Yf(n+H):予測ホライズンH後のモデルの自由応答出力
S(H):時刻Hのモデルのステップ応答出力
である。
MV(n):時刻nの操作量
Yf(n+H):予測ホライズンH後のモデルの自由応答出力
S(H):時刻Hのモデルのステップ応答出力
である。
前項より、時刻n以降、操作量MV(n)を継続した場合、時刻n+H時点のモデル出力(制御量の予測値)は次式となる。
Y(n+H)=Yf(n+H)+MV(n)*S(H)
Y(n)からの増分、すなわち、予測ホライズンH後に期待されるモデル出力の増分ΔM(n+H)は、
ΔM(n+H)=Yf(n+H)+MV(n)*S(H)−Y(n)
となる。
Y(n+H)=Yf(n+H)+MV(n)*S(H)
Y(n)からの増分、すなわち、予測ホライズンH後に期待されるモデル出力の増分ΔM(n+H)は、
ΔM(n+H)=Yf(n+H)+MV(n)*S(H)−Y(n)
となる。
外乱補償を行わない場合には、予測ホライズンH後に期待されるモデル出力の増分ΔM(n+H)が、制御量PVを予測ホライズンH後に参照軌道上の目標値に一致させるための上述の制御量PVの増分ΔP(n+H)と等しくなるように操作量MVを求めればよい。
すなわち、ΔM(n+H)=ΔP(n+H)となる操作量MVを求めればよい。
すなわち、ΔM(n+H)=ΔP(n+H)となる操作量MVを求めればよい。
この実施形態では、定型の外乱の補償を行うので、外乱補償を行う場合について説明する。
時点n〜n+H間のモデル予測誤差の変化量の推定値CH(n)を、上述の学習モードで学習したモデル予測誤差を用いて後述のようにして求め、このモデル予測誤差の変化量の推定値CH(n)を用いて外乱補償を実施する。すなわち、
ΔM(n+H)+CH(n)=ΔP(n+H)より、
Yf(n+H)+MV(n)*S(H)−Y(n)+CH(n)=(1−λH){SP(n)−PV(n)}+SP(n+H)−SP(n)
MV(n)について解くと、
MV(n)=[(1−λH){SP(n)−PV(n)}+SP(n+H)−SP(n)−Yf(n+H)+Y(n)−CH(n)]/S(H)
この実施形態では、上述のように、むだ時間を内部モデルに含めていないので、前項のMVの算出式を、むだ時間dを考慮したものに修正する必要がある。
ΔM(n+H)+CH(n)=ΔP(n+H)より、
Yf(n+H)+MV(n)*S(H)−Y(n)+CH(n)=(1−λH){SP(n)−PV(n)}+SP(n+H)−SP(n)
MV(n)について解くと、
MV(n)=[(1−λH){SP(n)−PV(n)}+SP(n+H)−SP(n)−Yf(n+H)+Y(n)−CH(n)]/S(H)
この実施形態では、上述のように、むだ時間を内部モデルに含めていないので、前項のMVの算出式を、むだ時間dを考慮したものに修正する必要がある。
そこで、この実施形態では、実際のプロセスデータについて、時刻nの代わりに時刻n+dのデータを使用するようにしている。
MV(n)=[(1−λH){SP(n+d)−PV(n+d)}+SP(n+H+d)−SP(n+d)−Yf(n+H)+Y(n)−CH(n)]/S(H)
ここで、PV(n+d)の予測値が必要となり、合理的な近似として通常は次の計算式で求める。
PV(n+d)=PV(n)+Y(n)−Y(n−d)
ここでも、時点n〜n+d間のモデル予測誤差の変化量の推定値Cd(n)を、学習モードで学習したモデル予測誤差を用いて後述のようにして求めることにより、外乱補償を行えるようにしている。
PV(n+d)=PV(n)+Y(n)−Y(n−d)+Cd(n)より
MV(n)=[(1−λH){SP(n+d)−(PV(n)+Y(n)−Y(n−d)+Cd(n))}+SP(n+H+d)−SP(n+d)−Yf(n+H)+Y(n)−CH(n)]/S(H)
ここで、
Cd(n):時点nからn+d間のモデル予測誤差変化量の推定値
CH(n):時点n+dからH間のモデル予測誤差変化量の推定値
である。
MV(n)=[(1−λH){SP(n+d)−PV(n+d)}+SP(n+H+d)−SP(n+d)−Yf(n+H)+Y(n)−CH(n)]/S(H)
ここで、PV(n+d)の予測値が必要となり、合理的な近似として通常は次の計算式で求める。
PV(n+d)=PV(n)+Y(n)−Y(n−d)
ここでも、時点n〜n+d間のモデル予測誤差の変化量の推定値Cd(n)を、学習モードで学習したモデル予測誤差を用いて後述のようにして求めることにより、外乱補償を行えるようにしている。
PV(n+d)=PV(n)+Y(n)−Y(n−d)+Cd(n)より
MV(n)=[(1−λH){SP(n+d)−(PV(n)+Y(n)−Y(n−d)+Cd(n))}+SP(n+H+d)−SP(n+d)−Yf(n+H)+Y(n)−CH(n)]/S(H)
ここで、
Cd(n):時点nからn+d間のモデル予測誤差変化量の推定値
CH(n):時点n+dからH間のモデル予測誤差変化量の推定値
である。
この実施形態では、この2つのモデル予測誤差変化量の推定値を、次ようにして算出している。
すなわち、上述の学習モード時は、次式で求めるモデル予測誤差を、外乱通知信号ONのタイミングから期間Lだけ、Emp(i) (0≦i<L)として記憶する。
Emp(i)=Y(n−d)−PV(n)
定型外乱対応制御時は、外乱通知信号ONのタイミングから期間Kだけ、モデル予測誤差の変化量の推定値CH(n),Cd(n)を、Emp(i) (0≦i<K)から求めて予測計算に利用する。但し、K+d+H≦L
CH(n)=Emp(i+d+H)−Emp(i+d)、
Cd(n)=Emp(i+d)−Emp(i)
図3は、現時刻iにおけるモデル予測誤差の変化量の推定値CH(n),Cd(n)を示す図である。この図3における現時刻iは、上述の外乱通知信号がONしてからの経過時間に対応する。
定型外乱対応制御時は、外乱通知信号ONのタイミングから期間Kだけ、モデル予測誤差の変化量の推定値CH(n),Cd(n)を、Emp(i) (0≦i<K)から求めて予測計算に利用する。但し、K+d+H≦L
CH(n)=Emp(i+d+H)−Emp(i+d)、
Cd(n)=Emp(i+d)−Emp(i)
図3は、現時刻iにおけるモデル予測誤差の変化量の推定値CH(n),Cd(n)を示す図である。この図3における現時刻iは、上述の外乱通知信号がONしてからの経過時間に対応する。
モデル予測誤差の変化量の推定値CH(n)は、上記式で示されるように、i+d+H時点のモデル予測誤差Emp(i+d+H)からi+d時点のモデル予測誤差Emp(i+d)を減算することにより算出され、モデル予測誤差変化量の推定値Cd(n)は、上記式で示されるように、i+d時点のモデル予測誤差Emp(i+d)から現在のi時点のモデル予測誤差Emp(i)を減算することにより算出される。
なお、時刻nの操作量MV(n)を計算後、次回計算のために、次のモデル出力Y(n+1)を求めておく。
Y(n+1)=a1*Y(n)+a2*Y(n−1)+ ・・・ +aN*Y(n−N+1)
+b1*MV(n)+b2*MV(n−1) + ・・・ +bM*MV(n−M+1)
但し、MV(n)は操作量リミット処理後の値を使用する。
Y(n+1)=a1*Y(n)+a2*Y(n−1)+ ・・・ +aN*Y(n−N+1)
+b1*MV(n)+b2*MV(n−1) + ・・・ +bM*MV(n−M+1)
但し、MV(n)は操作量リミット処理後の値を使用する。
以上のようにして外乱対応のモデル予測制御では、モデル予測誤差の変化量の推定値CH(n)、Cd(n)を用いて外乱補償が行われ、外乱補償を行わない通常のモデル予測制御の期間では、モデル予測誤差変化量の推定値CH(n)、Cd(n)をいずれもゼロとして操作量を算出する。
なお、他の実施形態として、外乱補償を行わない通常のモデル予測制御の期間では、モデル予測誤差変化量の推定値CH(n)、Cd(n)を公知の方法で推定してもよい。
図4は、この実施形態のモデル予測制御方法の処理手順の概略を示すフローチャートである。
先ず、制御対象2を同定して内部モデルを決定しておく(ステップn1)。次に、外乱通知信号がONしているか否かを判断し(ステップn2)、ONしていないときには、外乱補償を行わない通常のモデル予測制御であるとして操作量MVを計算し(ステップn3)、内部モデルの値を更新してステップn2に戻る(ステップn4)。
ステップn2において、外乱通知信号がONしているときには、学習モードであるか否かを判断し(ステップn5)、学習モードであるときには、モデル予測誤差Empを記憶してステップn3に移る(ステップn6)。
この実施形態では、外乱通知信号がONしている期間に亘って、ステップn2,n5,n6,n3,n4が繰り返されることになり、外乱通知信号がONしている期間に亘ってモデル予測誤差Empが記憶される。
ステップn5において、学習モードでないと判断したときには、外乱対応制御であるとして、学習モードで記憶したモデル予測誤差の時系列データから将来のモデル予測誤差の変化量の推定値を算出する(ステップn7)。
次に、モデル予測誤差の変化量の推定値を用いて、上述のように外乱補償付の操作量MVの算出式に従って操作量MVを算出し(ステップn8)、内部モデルの値を更新してステップn2に戻る(ステップn9)。
この実施形態では、外乱通知信号がONしている期間に亘って、ステップn2,n5,n7,n8,n9が繰り返されることになり、外乱通知信号がONしている期間に亘って外乱対応のモデル予測制御が行われる。
この実施形態では、外乱通知信号がOFFしたときに、学習モードあるいは外乱対応のモデル予測制御を終了するけれども、他の実施形態として、例えば、指定された時間の経過、終了信号、あるいは、モデル予測誤差またはモデル予測誤差の変化量が一定値以下に収束したことを自動判定するなどして学習モードあるいは外乱対応のモデル予測制御を終了してもよい。
図5は、性能改善の効果を示すシミュレーション結果を示す図である。
同図(a)は制御量PVの変化を、同図(b)は操作量MVの変化を示している。同図において、最初の期間T1は、定型の外乱に対して外乱補償を行わない従来のモデル予測制御を、期間T2は、定型の外乱に対して外乱補償を行う本実施形態のモデル予測制御をそれぞれ示している。図の横軸の時刻190〜200にかけて外乱対応制御を行っている。
このシミュレーションでは、制御対象を1.54e−s/(1+19.6s)(1+s)とし、内部モデルを1.54e−0.98s/(1+19.5s)(1+0.98s)とし、図の横軸の時刻130および190から制御対象入力に一定時間だけ外乱(方形パルス状の外乱)を印加した場合を示している。
同図(a)に示すように、外乱対応制御のない従来例では、外乱が印加されたときの修正動作の開始が遅れ、制御量PVの乱れが大きくなるのに対して、外乱対応制御を行う本実施形態では、外乱通知信号に応答して、素早く修正動作を開始するために、制御量PVの乱れを大幅に低減できることが分る。
上述の実施形態では、1回の学習モードによって、モデル予測誤差を予め学習し、2回以降は、学習したモデル予測誤差を用いて、外乱対応制御を行ったけれども、本発明の他の実施形態として、少しずつ変化するような外乱、例えば、外乱の要因である熱の移動の仕方が一定に落ち着くまでに、複数回を要するような外乱の場合には、学習の精度を上げるために、学習モードを複数回実行し、各学習モードで学習したモデル予測誤差をそれぞれ用いて、外乱対応制御をそれぞれ行うようにしてもよい。更に、学習モードでモデル予測誤差を学習しつつ、学習した最新のモデル予測誤差を用いて外乱対応制御を行うようにしてもよい。
本発明は、制御対象のモデルを用いて制御量を予測するとともに、外乱補償を行うモデル予測制御に適用できるものであり、例えば、スミスのむだ時間補償制御のように、内部モデルを利用して、むだ時間後のPVを予測して、予測したPVに対してPID動作を実行するPID制御にも適用できるものである。
本発明は、モデルを用いた予測制御に有用である。
1 モデル予測制御装置
2 制御対象
3 MPCコントローラ
4 算出部
5 メモリ
6 推定部
7 外乱対応制御手段
2 制御対象
3 MPCコントローラ
4 算出部
5 メモリ
6 推定部
7 外乱対応制御手段
Claims (10)
- 制御対象のモデルを用いて制御量を予測するとともに、印加を予知できる外乱の補償を行うモデル予測制御方法であって、
外乱が印加されたときの制御量の実測値と前記モデルを用いた制御量の予測値とのモデル予測誤差を予め学習する学習ステップと、
学習した前記モデル予測誤差を用いて、印加される外乱を補償するように制御する外乱対応制御ステップとを含むことを特徴とするモデル予測制御方法。 - 前記学習ステップでは、前記モデル予測誤差を記憶し、
前記外乱対応制御ステップでは、記憶した前記モデル予測誤差を用いて、現時刻のモデル予測誤差と未来のモデル予測誤差とのモデル予測誤差の変化量を推定し、推定したモデル予測誤差の変化量を用いて外乱を補償するように制御する請求項1に記載のモデル予測制御方法。 - 前記外乱対応制御ステップでは、前記推定したモデル予測誤差の変化量、前記モデルを用いて予測した制御量の予測値、および、未来の目標値と現時刻の制御量との偏差に基づいて、操作量を求める請求項2に記載のモデル予測制御方法。
- 前記学習ステップおよび前記外乱対応制御ステップを、外乱の印加に先立つタイミング信号に応答して開始する請求項1〜3のいずれか一項に記載のモデル予測制御方法。
- 制御対象のモデルを用いて制御量を予測するとともに、印加を予知できる外乱の補償を行うモデル予測制御装置であって、
外乱が印加されたときの制御量の実測値と前記モデルを用いた制御量の予測値とのモデル予測誤差を用いて、印加される外乱を補償するように制御する外乱対応制御手段を備えることを特徴とするモデル予測制御装置。 - 外乱が印加されたときの制御量の実測値と前記モデルを用いた制御量の予測値との前記モデル予測誤差を算出する算出手段と、
算出した前記モデル予測誤差を記憶する記憶手段とを備え、
前記外乱対応制御手段は、前記記憶手段の前記モデル予測誤差を用いて、印加される外乱を補償するように制御する請求項5に記載のモデル予測制御装置。 - 前記外乱対応制御手段は、前記モデル予測誤差を用いて、現時刻のモデル予測誤差と未来のモデル予測誤差とのモデル予測誤差の変化量を推定する推定部を備える請求項6に記載のモデル予測制御装置。
- 前記外乱対応制御手段は、前記モデルを用いて制御量の予測値を求めるとともに、目標値と現時刻の制御量との偏差を求め、前記制御量の予測値、前記偏差、および、前記推定部で推定されたモデル予測誤差の変化量の推定値に基づいて、操作量を求める予測制御部を備える請求項7に記載のモデル予測制御装置。
- 前記算出手段によるモデル予測誤差の算出および前記外乱対応制御手段による外乱を補償するための制御を、外乱の印加に先立つタイミング信号に応答して開始する請求項6〜8のいずれか一項に記載のモデル予測制御装置。
- 前記制御量が温度であって、前記制御対象の温度を制御する請求項5〜9のいずれか一項に記載のモデル予測制御装置。
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