JP2009193092A - チャリティーメールシステム、メールサーバ、チャリティーメール処理方法、そのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信端末である携帯端末10Aから、募金を行うことを示す情報としてあらかじめ定めたチャリティー識別情報2として例えば「This is Charity Mail」の文字列がメール本文のフッター部に挿入されたHTMLメールがチャリティーメールとして送られてきた場合、メールサーバ20のHTML認識処理部21にて、チャリティー識別情報2を認識し、募金処理部22においてあらかじめ定めた募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行う。チャリティー識別情報2は、テキスト文のみに限らず、所定の文字列または図形または記号であっても良いし、挿入位置もフッター部ではなくヘッダー部であっても良い。チャリティーメールはHTMLメールのみならずテキストメールであっても良い。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴について、その概要をまず説明する。本発明は、メールの送受信という通信端末例えば携帯端末における通常の動作の中に、今まで、能動的な特別のアクションを必要としていた募金の要素を組み込むことを特徴としている。
1)一般のメールにチャリティー識別情報としてあらかじめ定めた特別のHTML文(例えば特別のフッターを使用したもの)を組み込むことによって、チャリティーメールとしてメールサーバに認識させる。
2)チャリティーメールの送信を受け取ったメールサーバにおいては、送信者のメールに対して通常課金にさらにプラスアルファした課金(募金金額としてあらかじめ定めた料金分を上乗せした課金)を行い、そのプラスアルファ分が「募金」として扱われ、メールサービスの運営事業体がメールユーザから代行受領していた募金額が、募金団体などの提携先に寄付される。
3)チャリティーメールの受信者は、チャリティー識別情報つまり特別のHTML文が組み込まれたチャリティーメールを受信した際に、例えばフッターなどにチャリティーメールであることを認識させるような特別の文字列や図形が添付されているが、受信者側には、特別の文字列や図形に対する追加分の課金は一切発生しない。
4)つまり、メールの送受信者であるユーザ側では、チャリティーメール用として特別のサービスプログラムのインストールや入会を行う必要はなく、募金用のチャリティー識別情報として特別のHTML文をメール本文に挿入するだけで、募金行為を行うことが可能になる。
図1は、本発明によるチャリティーメールシステムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。図1に示すように、本発明によるチャリティーメールシステムは、携帯端末10、メールサーバ20、募金センタ30、ネットワーク40によって構成されており、相互にメール転送が可能な構成になっている。
次に、図1、図2に示すチャリティーメールシステムにおけるチャリティーメールの送受信動作について、図4のフローチャートを用いてさらに説明する。図4は、図1、図2に示すチャリティーメールシステムにおけるチャリティーメールの送受信動作の一例を示すフローチャートであり、チャリティーメールを扱うメールサーバ20内の動作を中心にして、その概要を示している。
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、通常のメールに募金用のチャリティー識別情報2を示す特別の文字列や図形例えば特別のHTML文を組み込んだものを送信し、該メールを受け取ったメールサーバ20にて、特別のタイプのメール(つまりチャリティーメール)として認識させることにより、通常のメールの課金処理とは異なり、募金用料金を上乗せした課金処理を行うことを可能とし、もって、募金のための専用のアクションを必要とせず、メール送受信という通常の操作を行うだけで、募金を行うことが可能になり、募金をし易くなるという効果を奏することができる。
本発明の主要な狙いは、一般のユーザによる募金という慈善活動に着目したものである。しかしながら、従来のインターネットを利用した募金システムにおいては、クリックやメール受信等により、サービス提供先企業から募金がなされるという名目の下、該サービス提供先企業の一種の広告としての要素も含まれているという実情がある。
(2)前記チャリティー識別情報は、募金用の識別情報としてあらかじめ定めた特別の文字列または特別の図形または特別の記号からなっている上記(1)のチャリティーメールシステム。
(3)募金用の前記チャリティーメールは、HTML(Hyper-Text Markup Language)言語によるHTMLメールである上記(1)または(2)のチャリティーメールシステム。
(4)前記チャリティー識別情報は、HTMLメールのフッター部またはヘッダー部のいずれかの位置に挿入されている上記(3)のチャリティーメールシステム。
(5)前記メールサーバは、前記チャリティーメールを受け取って、募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行う際に、メール本文のパケット数に相当する通信料金のうち、前記チャリティー識別情報を含むパケット数に相当する通信料金を前記募金用料金として課金処理を行う上記(1)ないし(4)のいずれかのチャリティーメールシステム。
(6)前記メールサーバは、前記チャリティーメールの受信側通信端末への配信料金のうち、前記チャリティー識別情報を含むパケット数に相当する配信料金を、当該受信側通信端末ではなく、該チャリティーメールの送信側通信端末側の通信料金として課金する上記(5)のチャリティーメールシステム。
(7)前記メールサーバは、募金集計周期としてあらかじめ定めた周期ごとに、前記チャリティーメールによりメールの通常料金に上乗せして加算した募金用料金を集計し、集計した募金金額に関する情報を、募金情報を収集する募金センターに、前記ネットワークを介して送信する上記(1)ないし(6)のいずれかのチャリティーメールシステム。
(8)各通信端末からのメールの配信処理を行うメールサーバであって、前記通信端末から、募金を行うことを示す情報としてあらかじめ定めたチャリティー識別情報がメール本文に挿入されたチャリティーメールを受け取った際に、あらかじめ定めた募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行うメールサーバ。
(9)前記チャリティー識別情報は、募金用の識別情報としてあらかじめ定めた特別の文字列または特別の図形または特別の記号からなっている上記(8)のメールサーバ。
(10)募金用の前記チャリティーメールは、HTML(Hyper-Text Markup Language)言語によるHTMLメールである上記(8)または(9)のメールサーバ。
(11)前記チャリティー識別情報は、HTMLメールのフッター部またはヘッダー部のいずれかの位置に挿入されている上記(10)のメールサーバ。
(12)前記チャリティーメールを受け取って、募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行う際に、メール本文のパケット数に相当する通信料金のうち、前記チャリティー識別情報を含むパケット数に相当する通信料金を前記募金用料金として課金処理を行う上記(8)ないし(11)のいずれかのチャリティーメールシステム。
(13)前記チャリティーメールの受信側通信端末への配信料金のうち、前記チャリティー識別情報を含むパケット数に相当する配信料金を、当該受信側通信端末ではなく、該チャリティーメールの送信側通信端末側の通信料金として課金する上記(12)のチャリティーメールシステム。
(14)募金集計周期としてあらかじめ定めた周期ごとに、前記チャリティーメールによりメールの通常料金に上乗せして加算した募金用料金を集計し、集計した募金金額に関する情報を、募金情報を収集する募金センターに送信する上記(8)ないし(13)のいずれかのメールサーバ。
(15)各通信端末からのメールの配信処理を行うメールサーバにおいて、前記通信端末から、募金を行うことを示す情報としてあらかじめ定めたチャリティー識別情報がメール本文に挿入されたチャリティーメールを受け取った際に、あらかじめ定めた募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行うチャリティーメール処理方法。
(16)上記(15)のチャリティーメール処理方法を、メールサーバに搭載されたコンピュータにより実行可能なプログラムとして実施するチャリティーメール処理プログラム。
(17)上記(16)のチャリティーメール処理プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
2 チャリティー識別情報
10 携帯端末
10A 携帯端末
10B 携帯端末
20 メールサーバ
21 HTML認識処理部
22 募金処理部
23 通常メール処理部
30 募金センタ
40 ネットワーク
A 課金対象パケット
B 通常パケット
C 特別パケット
Claims (17)
- メールの送受信機能を有する通信端末と該メールの配信処理を行うメールサーバと該メールの転送を行うネットワークとから構成され、募金用のチャリティーメールを送受信することができるチャリティーメールシステムであって、前記メールサーバは、前記通信端末から、募金を行うことを示す情報としてあらかじめ定めたチャリティー識別情報がメール本文に挿入された前記チャリティーメールを受け取った際に、あらかじめ定めた募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行うことを特徴とするチャリティーメールシステム。
- 前記チャリティー識別情報は、募金用の識別情報としてあらかじめ定めた特別の文字列または特別の図形または特別の記号からなっていることを特徴とする請求項1に記載のチャリティーメールシステム。
- 募金用の前記チャリティーメールは、HTML(Hyper-Text Markup Language)言語によるHTMLメールであることを特徴とする請求項1または2に記載のチャリティーメールシステム。
- 前記チャリティー識別情報は、HTMLメールのフッター部またはヘッダー部のいずれかの位置に挿入されていることを特徴とする請求項3に記載のチャリティーメールシステム。
- 前記メールサーバは、前記チャリティーメールを受け取って、募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行う際に、メール本文のパケット数に相当する通信料金のうち、前記チャリティー識別情報を含むパケット数に相当する通信料金を前記募金用料金として課金処理を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のチャリティーメールシステム。
- 前記メールサーバは、前記チャリティーメールの受信側通信端末への配信料金のうち、前記チャリティー識別情報を含むパケット数に相当する配信料金を、当該受信側通信端末ではなく、該チャリティーメールの送信側通信端末側の通信料金として課金することを特徴とする請求項5に記載のチャリティーメールシステム。
- 前記メールサーバは、募金集計周期としてあらかじめ定めた周期ごとに、前記チャリティーメールによりメールの通常料金に上乗せして加算した募金用料金を集計し、集計した募金金額に関する情報を、募金情報を収集する募金センターに、前記ネットワークを介して送信することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のチャリティーメールシステム。
- 各通信端末からのメールの配信処理を行うメールサーバであって、前記通信端末から、募金を行うことを示す情報としてあらかじめ定めたチャリティー識別情報がメール本文に挿入されたチャリティーメールを受け取った際に、あらかじめ定めた募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行うことを特徴とするメールサーバ。
- 前記チャリティー識別情報は、募金用の識別情報としてあらかじめ定めた特別の文字列または特別の図形または特別の記号からなっていることを特徴とする請求項8に記載のメールサーバ。
- 募金用の前記チャリティーメールは、HTML(Hyper-Text Markup Language)言語によるHTMLメールであることを特徴とする請求項8または9に記載のメールサーバ。
- 前記チャリティー識別情報は、HTMLメールのフッター部またはヘッダー部のいずれかの位置に挿入されていることを特徴とする請求項10に記載のメールサーバ。
- 前記チャリティーメールを受け取って、募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行う際に、メール本文のパケット数に相当する通信料金のうち、前記チャリティー識別情報を含むパケット数に相当する通信料金を前記募金用料金として課金処理を行うことを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載のチャリティーメールシステム。
- 前記チャリティーメールの受信側通信端末への配信料金のうち、前記チャリティー識別情報を含むパケット数に相当する配信料金を、当該受信側通信端末ではなく、該チャリティーメールの送信側通信端末側の通信料金として課金することを特徴とする請求項12に記載のチャリティーメールシステム。
- 募金集計周期としてあらかじめ定めた周期ごとに、前記チャリティーメールによりメールの通常料金に上乗せして加算した募金用料金を集計し、集計した募金金額に関する情報を、募金情報を収集する募金センターに送信することを特徴とする請求項8ないし13のいずれかに記載のメールサーバ。
- 各通信端末からのメールの配信処理を行うメールサーバにおいて、前記通信端末から、募金を行うことを示す情報としてあらかじめ定めたチャリティー識別情報がメール本文に挿入されたチャリティーメールを受け取った際に、あらかじめ定めた募金用料金をメールの通常料金に加算した課金処理を行うことを特徴とするチャリティーメール処理方法。
- 請求項15に記載のチャリティーメール処理方法を、メールサーバに搭載されたコンピュータにより実行可能なプログラムとして実施することを特徴とするチャリティーメール処理プログラム。
- 請求項16に記載のチャリティーメール処理プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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